JP6625038B2 - 設備機器用固定ベース - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動販売機、給湯器、室外機、高圧ガス貯槽タンク、発電機等の設備機器を支持し固定する際に使用される設備機器用固定ベースに関するものである。
これまで上記設備機器用固定ベースは、様々なものが提案され、また実施されている。例えば、特許第5498413号(特許文献1)に開示された設備機器用固定ベースは、本出願人が提案したものであり、上面には設備機器が固定されるレールが形成された一方及び他方のベース部材と、上記一方のベース部材と他方のベース部材との間に打設されるコンクリートを堰き止める一方及び他方の連結プレートと、を備えてなるものである。また、実用新案登録第3172435号(特許文献2)に開示されたものも、基本的には上記特許文献1に開示された構成を備えてなるものであり、被支持物が支持されるとともに互いに所定間隔を隔てて二つの固定ベース部材の一端と他端とをそれぞれ連結プレートにより固定し、これら二つの固定ベース部材と二枚の連結プレートとの間にコンクリートを充填し硬化されたものである。
したがって、上記各特許文献に開示された設備機器用固定ベースやコンクリート基礎は、上記固定ベース部材やブロック(以下、固定ベース部材と言う。)を自動販売機等の設備機器が設置される路上や空き地等に運び、所定の間隔を隔てて設置し、次いで上記二枚の連結プレートを上記固定ベース部材に固定し、さらに上記コンクリートを充填し硬化させることにより完成する。
特許第5498413号公報 実用新案登録第3172435号公報
しかしながら、上記各特許文献に開示された固定ベース部材は、何れもコンクリートにより予め成形されたものであることから、例えば、給湯器の荷重を支持するものでは、固定ベース部材単体の重量が60kg以上となる場合もあり、このことは、固定ベース部材の素材となるコンクリート等の量が嵩むばかりではなく、作業者による持ち運び作業や移動作業は、極めて過酷なものとなり、場合によっては特別な機械器具を使用せざるを得ない。
そこで、本発明は、上述した従来の設備機器用固定ベース等が有する課題を解決するために提案されたものであって、該設備機器用固定ベースを構成する固定ベース部材に関し、充填材の使用量も少なく且つ低重量とすることができ、ひいては作業者による持ち運び作業を大きく低減することができる新規な固定ベース部材を構成要素とする設備機器用固定ベースを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、互いに所定間隔を隔てて配置される一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材と、これら一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材とを互いに連結手段を介して連結するとともに、該連結手段を介して連結されることにより上記一方及び他方の固定ベース部材と共同して充填材が充填される充填空間を形成する一方及び他方の連結プレートと、を備えてなる設備機器用固定ベースであって、上記一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材とは、それぞれ設備機器が載置され該設備機器の荷重を支持する荷重支持面と、外側面と、この外側面の反対側に形成された内側面と、を備えてなるとともに、上記内側面から上記外側面方向に奥行を有してなり内部にコンクリート又はモルタル等の充填材が充填される部材側充填空間と、上記荷重支持面に形成され上記部材側充填空間に連通してなり上記充填材が上方から充填される1又は複数の充填用開口と、を備え、上記一方の固定ベース部材に形成された内側面又は充填空間と上記他方のベース部材に形成された内側面又は充填空間とは、互いに対向するように配置されることを特徴とするものである。
この第1の発明に係る設備機器用固定ベースは、互いに所定間隔を隔てて配置される一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材と、これら一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材とを互いに連結手段を介して連結するとともに、該連結手段を介して連結されることにより上記一方及び他方の固定ベース部材と共同して充填材が充填される充填空間を形成する一方及び他方の連結プレートと、を備えてなるものである。そして、上記一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材には、内側面から上記外側面方向に奥行を有してなり内部にコンクリート又はモルタル等の充填材が充填される部材側充填空間が形成されているとともに、上記荷重支持面に形成され上記部材側充填空間に連通してなり上記充填材が上方から充填される1又は複数の充填用開口が形成されていることから、個々の固定ベース部材全体に使用されるコンクリートなどの素材の量を低減できるとともに、全体の重量を低減することができる。
また、上記設備機器用固定ベースとして、設備機器が支持される作業現場に接地され、上記充填空間に、コンクリート又はセメント若しくはモルタル等の充填材が充填されると、この充填材は、上記一方及び他方の固定ベース部材に形成された部材側充填空間内にも充填される。この部材側充填空間は、上記荷重支持面の下方に形成されていることから、該部材側充填空間の形状によっては、上記部材側充填空間内全体に隙間なく充填されず、その内部に空洞が形成されてしまう弊害を有することがあるところ、この第1の発明を構成する一方及び他方の固定ベース部材には、上記荷重支持面に上記部材側充填空間に連通した充填用開口が形成されていることから、この充填用開口から(荷重支持面の上方から)充填材を充填することにより、上記空洞が形成されることを防止することができる。
すなわち、この第1の発明では、上述した構成に係る一方及び他方の固定ベース部材が構成要素とされていることから、上記部材側充填空間を形成することにより、コンクリート等の使用量も少なく且つ低重量とすることができ、ひいては作業者による上記一方及び他方の固定ベース部材の持ち運び作業を大きく低減することができるとともに、上記充填用開口を形成することにより、上記部材側充填空間を形成したことによる上記弊害を有効に解消することができる。
なお、この第1の発明では、上記部材側充填空間の数は、単数でも複数でも良く、また、その(或いはそれらの)部材側充填空間の形状は、特に限定されるものではない。また、上記充填用開口の数や形状に関しても、特に限定されるものではない。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記部材側充填空間は、仕切り板部により複数の充填空間に仕切られてなるとともに、前記充填用開口は前記荷重支持面に複数形成され、これらの充填用開口は、上記それぞれの部材側充填空間に連通してなることを特徴とするものである。
この第2の発明に係る設備機器用固定ベースは、前記部材側充填空間は、仕切り板部により複数の充填空間に仕切られてなるとともに、前記充填用開口は前記荷重支持面に複数形成され、これらの充填用開口は、上記それぞれの部材側充填空間に連通してなることから、機械的強度に優れ、高重量の設備機器が上記荷重支持面に載置された場合であっても、ひび割れや欠け等が発生する危険性を有効に防止することができる。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、互いに所定間隔を隔てて配置される一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材と、これら一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材とを互いに連結手段を介して連結するとともに、該連結手段を介して連結されることにより上記一方及び他方の固定ベース部材と共同して充填材が充填される充填空間を形成する一方及び他方の連結プレートと、を備えてなる設備機器用固定ベースであって、上記一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材とは、それぞれ設備機器が載置され該設備機器の荷重を支持する荷重支持面と、外側面と、この外側面の反対側に形成された内側面と、を備えてなるとともに、上記内側面から上記外側面方向に奥行を有してなり内部にコンクリート又はモルタル等の充填材が充填される部材側充填空間と、上記荷重支持面に形成され上記部材側充填空間に連通してなり上記充填材が上方から充填される1又は複数の充填用開口と、を備え、上記一方の固定ベース部材に形成された内側面又は充填空間と上記他方のベース部材に形成された内側面又は充填空間とは、互いに対向するように配置されることを特徴とするものである。
この第3の発明に係る設備機器用固定ベースは、(上記第1の発明と比較して説明すれば、)具体的に、天板部、外側板部、底面、正面板部、背面板部という部材を用いたものであり、実質的には、第1の発明と略同様の構成からなるものであり、その作用効果も第1の発明と大きく変わるものではない。換言すれば、内部にコンクリート又はモルタル等の充填材が充填される上記部材側充填空間は、上記天板部と外側板部と正面板部と背面板部とにより囲まれた空間であり、上記充填材が上方から充填される1又は複数の充填用開口は、上記天板部に形成されてなるとともに、上記部材側充填空間に連通している。
但し、この第3の発明に係る設備機器用固定ベースを構成する上記天板部、外側板部、正面板部、背面板部は、それぞれ肉厚が一様である必要性はなく、成形する際に使用される金型などの抜き勾配に配慮する等して、部分的に厚みが異なるものであっても良い。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、上記第3の発明において、前記天板部の下面からは、前記部材側充填空間を仕切る仕切り板部が形成されてなるとともに、前記充填用開口は前記荷重支持面に複数形成され、これらの充填用開口は、上記それぞれの部材側充填空間に連通してなることを特徴とするものである。
また、第5の発明(請求項5記載の発明)は、上記第3又は第4の発明の何れかにおいて、前記仕切り板部の下面は、前記外側板部と正面板部と背面板部のそれぞれの下面と面一とされてなることを特徴とするものである。
この第5の発明に係る設備機器用固定ベースでは、前記仕切り板部の下面は、前記外側板部と正面板部と背面板部のそれぞれの下面と面一とされてなることから、機械的強度に優れたものとすることができるばかりではなく、設備機器用固定ベースとして連結プレート等を組み付ける際のように、作業現場で仮置きする場合であっても安定した接地状態を確保することができる。
上記第1の発明(請求項1記載の発明)に係る設備機器用固定ベースによれば、コンクリート等の使用量も少なく且つ低重量とすることができ、ひいては作業者による持ち運び作業を大きく低減することができる。換言すれば、この第1の発明を構成する固定ベース部材によれば、部材側充填空間を形成することにより、コンクリート等の使用量も少なく且つ低重量とすることができ、ひいては作業者による持ち運び作業を大きく低減することができるとともに、上記充填用開口を形成することにより、上記部材側充填空間を形成したことによる上記弊害を有効に解消することができる。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)及び第4の発明(請求項4記載の発明)に係る設備機器用固定ベースによれば、機械的強度に優れ、高重量の設備機器が上記荷重支持面に載置された場合であっても、ひび割れや欠け等が発生する危険性を有効に防止することができる。
また、第5の発明(請求項5記載の発明)に係る設備機器用固定ベースによれば、該発明を構成する一方及び他方の固定ベース部材の機械的強度に優れたものとすることができるばかりではなく、上記連結プレート等を組み付ける際のように、作業現場で仮置きする場合であっても安定した接地状態を確保することができる。
本発明を構成する固定ベース部材を示す平面図である。 図1に示す固定ベース部材を示す正面図である。 図1に示す固定ベース部材を示す右側面図である。 図1に示す固定ベース部材を示す側断面図である。 連結プレートを示す正面図である。 設備機器用固定ベースを示す平面図である。 図6に示す設備機器用固定ベースに充填材が充填された後の状態を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態に係る設備機器用固定ベースについて図面を参照しながら詳細に説明する。先ず、上記設備機器用固定ベースを構成する固定ベース部材について詳細に説明する。
この実施の形態に係る固定ベース部材1は、セメントを素材としてなるものであって、図示しない所定の成形型や中子又は入れ子等を使用して一体成形されてなるものであり、図1に示すように、平面形状が略長方形状に成形されてなるものであって、この平面は図示しない給湯器等の設備機器が載置・固定される荷重支持面1aである。また、この図1において、上記荷重支持面1aの左側面は外側面1bであり、右側面は内側面1cであり、該荷重支持面1aの左側中途部には、ガイドレール2が固定されている。このガイドレール2は、アルミニウム等の金属材料により凹状に成形されてなる(図2参照)ものであるとともに、該ガイドレール2内には、固定ボルト3が上下反転された状態で配置されている。この固定ボルト3は、図示しない頭部とこの頭部と、図示しないネジが周面に螺刻された軸部とからなるものである。そして、この固定ボルト3は、上記頭部が上記ガイドレール2内に位置し上記軸部が上方に突出した状態で配置され、ガイドレール2に沿って移動自在とされている。なお、この固定ボルト3は、図示しない固定金具に形成された一方の挿通穴内に挿通され、図示しないナットが上記軸部に螺着されることにより該固定金具に固定されるものであり、この固定金具に形成された他方の挿通穴に設備機器に設けられた固定ボルトの軸部が挿通され、該固定ボルト3にナットを螺着することにより該設備機器とこの固定ベース部材1とが上記固定金具を介して連結される。
また、この固定ベース部材1に形成された荷重支持面1aには、中央から正面側及び背面側に均等に形成された長方形状の二つの充填用開口(以下、第1及び第2の充填用開口と言う。)1e,1fがそれぞれ形成されている。これら第1及び第2の充填用開口1e,1fは、それぞれ長方形状に成形されてなるものであり、図3又は図4に示すように、上記荷重支持面1aが形成された天板部1gに形成されている。なお、上記第1及び第2の充填用開口1e,1fは、該天板部1gと面一とされた部位の面積よりも下方に行くに従って徐々に面積が広がっている。換言すれば、上記天板部1gには、図4に示すように、上記第1及び第2の充填用開口1e,1fを形成する面(特に、長方形状に成形された該第1及び第2の充填用開口1e,1fの短辺に対応した部位)は傾斜面1h,1i,1j,1kとされている。また、上記外側面1bは、長方形状に成形された左側板部1mに形成され、上記荷重支持面1aの反対側には底面1nが形成されている。なお、上記左側板部1mは、本発明を構成する外側板部である。また、この固定ベース部材1には、図4に示すように、正面板部1p及び背面板部1qがそれぞれ形成され、この正面板部1pの外側には正面(符号は省略する。)が形成され、上記背面板部1qの外側には背面(符号は省略する。)が形成されている。そして、上記正面板部1pの中央近傍には、図1又は図2に示すように、この固定ベース部材1を持ち運ぶ際に作業者の手指が挿入される一方の挿入凹部1rが形成され、上記背面板部1qの中央近傍には、他方の挿入凹部1sが形成されている。また、上記一方の挿入凹部1rの右側には、図示しない第1のインサートネジが埋設され、この第1のインサートネジには、図1に示すように、第1のプレート固定ボルト4が螺着されている。また、上記他方の挿入凹部1sの左側には、図示しない第2のインサートネジが埋設され、この第2のインサートネジには、第2のプレート固定ボルト5が螺着されている。
そして、この固定ベース部材1には、図3又は図4に示すように、上記天板部1gの下面から本発明を構成する仕切り板部1tが垂下してなり、この仕切り板部1tから正面板部1p側には、内部にコンクリート又はモルタル等の充填材が充填される一方の部材側充填空間1uが形成され、また、該仕切り板部1tから背面板部1q側には、内部にコンクリート又はモルタル等の充填材が充填される他方の部材側充填空間1vが形成されている。なお、上記仕切り板部1tの下面と、上記左側板部1mの下面と、上記正面板部1pの下面と、上記背面板部1qの下面は、それぞれこの固定用ベース部材1の下面であるとともに、面一とされている。また、上記一方の部材側充填空間1uは、上記天板部1gと左側板部1mと正面板部1pとにより囲まれた空間であり、また上記他方の部材側充填空間1vは、上記天板部1gと左側板部1mと背面板部1qとにより囲まれた空間である。また、上記一方の部材側充填空間1uは、上記第1の充填用開口1eに連通し、上記他方の部材側充填空間1vは、上記第2の充填用開口1fに連通している。なお、この実施の形態に係る固定用ベース部材1では、上記一方及び他方の部材側充填空間1u,1vは、それぞれ同じ形状・容積とされている。また、上記仕切り板部1tの先端面(この固定用ベース部材1の右側面であり内側面)の上端側中途部には、図1に示すように、第3のインサートネジ6が埋設され、この第3のインサートネジ6には、係合ボルト7の軸部7aの基端側が螺着され、該係合ボルト7の先端に形成された頭部7bは、上記仕切り板部1tの先端面から突出している。なお、この係合ボルト7は、第3のインサートネジ6に螺進させ又は螺退させることにより、上記仕切り板部1tの先端面からの突出長さを変更することができる。
以上は、本発明に係る固定ベース部材1の説明であり、以下、この固定ベース部材1を構成要素とした設備機器用固定ベース(符号は省略する。)に関して、図面を参照しながら詳細に説明する。この設備機器用固定ベースは、図6に示すように、互いに上記内側面1c,1cが対向するように配置された二つの(一方及び他方の)固定ベース部材1,1と、一方及び他方の連結プレート8,9とを備えている。
上記一方及び他方の連結プレート8,9は、ステンレススチール等の金属材料により成形されたものであって、それぞれ同一の形状とされたものであり、図5に示すように、水平方向に長さを有する長方形状の主板部8a(9a)と、この主板部8a(9a)の上端の形成された折曲部(符号は省略する。)を介して折曲された折曲板部8b(9b)と、を備えている。上記折曲板部8b(9b)は、上記主板部8a(9a)に対して鈍角を形成するように折曲されてなるものであり、互いに対向するように配置された上記一方及び他方の固定ベース部材1,1を連結するように固定された際において、基端側から上端側にかけて互いの距離が接近するように折曲されてなるものである。また、上記主板部8a(9a)の一端側中途部には、一方の切欠き部8c(9c)が形成され、他端側中途部には、他方の切欠き部8d(9d)が形成されている。これら一方及び他方の切欠き部8c(9c),8d(9d)は、それぞれ上記主板部8a(9a)の下端から上端側にかけて直線状に切り欠かれてなるものであるとともに、上記第1又は第2のプレート固定ボルト4,5の軸部(符号は省略する。)の径よりも若干広い幅とされている。
そこで、以下では、上述した設備機器用固定ベースを組み立てる作業手順を説明する。先ず、図示しない給湯器等の設備機器が設置される作業現場に、二つの固定ベース部材1,1を搬入し、上記一方の固定ベース部材1に形成された一方の部材側充填空間1uと他方の固定ベース部材1に形成された他方の部材側充填空間1vとが互いに対向するとともに、該一方の固定ベース部材1に形成された他方の部材側充填空間1vと他方の固定ベース部材1に形成された一方の部材側充填空間1fとが互いに対向するように仮置きする。したがって、図6に示すように、右側に設置された他方の固定用ベース部材1は、右側に上記左側板部1m(外側面1b)が位置している。なお、このように仮置きされた一方の固定ベース部材1と他方の固定ベース部材1との間隔は、該一方の固定ベース部材1に配置された第1のプレート固定ボルト4と、他方の固定ベース部材1に配置された第2のプレート固定ボルト5との間隔よりもやや短い間隔とする。そして、これら一方及び他方の固定用ベース部材1,1の仮置き作業が終了すると、次いで、該一方及び他方の固定用ベース部材1,1を、上記一方及び他方の連結プレート8,9を用いて互いに連結する。例えば、上記一方の連結プレート8により該固定用ベース部材1,1を連結する場合には、該一方の連結プレート8を上方から下方に移動させ、一方の切欠き8c内に上記左側に設置された一方の固定ベース部材1に配置された第1のプレート固定ボルト4の軸部を挿通させ、また、他方の切欠き8d内に、右側に設置された上記他方の固定ベース部材1に配置された第2のプレート固定ボルト5の軸部を挿通させる。同様に、他方の連結プレート9も、上記左側に設置された一方の固定ベース部材1に配置された第2のプレート固定ボルト5の軸部を上記他方の切欠き8d内に挿通させるとともに、右側に設置された他方の固定ベース部材1に配置された第1のプレート固定ボルト4の軸部を上記一方の切欠き9d内に挿通させる。こうした作業により、上記一方の連結プレート8と他方の連結プレート9とは対向した状態となるとともに、上述したそれぞれの折曲板部8c,9cは、上記一方又は他方の固定ベース部材1,1の角部に係合する。
そして、次に、上記第1及び第2のプレート固定ボルト(全部で4つのプレート固定用ボルト)4,5を、それぞれ上記インサートネジに螺進させ、一方及び他方の固定ベース部材1,1と一方及び他方の連結プレート8,9により全体形状が枠状となるようにこれらを組み付ける。こうした組み付け作業の結果、上記一方及び他方の固定ベース1,1、と上記一方及び他方の連結プレート8,9により囲まれた部位に、コンクリート又はモルタル等の充填材が充填される充填空間Eが形成される。そして、こうした組み付け作業が終了すると、次いで、上記充填空間E内に上記充填材を充填する。この充填空間E内の充填された充填材は、該充填空間Eから徐々に、互いに対向した上記一方及び他方の部材側充填空間1u,1v内に充填される。なお、上記充填材が上記一方及び他方の部材側充填空間1u,1v内に可能な限り充填されるように、図示しないヘラ又はコテ等を使用することが好ましいが、充填材が該一方及び他方の部材側充填空間1u,1v内に隙間なく充填されることはない。そこで、上記充填材を、上記充填用開口1e,1fから充填する。このように、上記充填用開口1e,1fから充填材を充填することにより、該充填材は、上記一方及び他方の部材側充填空間1u,1v内に隙間なく充填される。なお、このように、上記充填用開口1e,1fから充填材を充填する場合には、予め上記ガイドレール2を図示しないフィルム又はシート等で覆い、ガイドレール2内に充填材が侵入しないようにすることが好ましい。以上の作業により充填材が硬化することにより、上記設備機器用固定ベースが完成する。
したがって、上記固定ベース部材1又は小分け用容器の固定ベース部材1を構成要素とする設備機器用固定ベースでは、充填材が充填される該一方及び他方の部材側充填空間1u,1vが形成されていることから、コンクリート等の使用量も少なく且つ低重量とすることができ、ひいては個々の固定ベース部材1の持ち運び作業を大きく低減することができる。特に、この発明の実施の形態に係る固定ベース部材1は、前記部材側充填空間は、上記仕切り板部1tにより二つの充填空間に仕切られてなるとともに、前記一方及び他方の充填用開口1e,1fは、前記荷重支持面1aに複数形成され、これらの充填用開口1e,1fは、上記一方及び他方の部材側充填空間1u,1vに連通してなることから、機械的強度に優れ、高重量の設備機器が上記荷重支持面に載置された場合であっても、ひび割れや欠け等が発生する危険性を有効に防止することができる。またさらに、この実施の形態に係る固定ベース部材1によれば、設備機器用固定ベースとして上記一方及び他方の連結プレート8,9等を組み付ける際のように、作業現場で仮置きする場合であっても安定した設置状態を確保することができる。また、上記固定ベース部材1には、上記係合ボルト7が仕切り板部1tの先端面からの突出していることから、上記充填空間E内に充填され硬化した充填材が、上記一方及び他方の固定ベース部材1,1から剥離又は脱落することがない。
なお、上記実施の形態に係る固定ベース部材1では、二つの充填用開口(第1及び第2の)充填用開口1e,1fと、これらに連通した二つの(一方及び他方の)部材側充填空間1u,1vと、が形成されてなるものを図示して説明したが、図示しない一つの充填用開口に連通した一つの部材側充填空間を設けたものであっても良い。
1 固定ベース部材
1a 荷重支持面(上面)
1b 外側面
1c 内側面
1e 第1の充填用開口
1f 第2の充填用開口
1g 天板部
1m 左側板部
1n 底面
1p 正面板部
1q 背面板部
1t 仕切り板部
1u 一方の部材側充填空間
1v 他方の部材側充填空間
8 一方の連結プレート
9 他方の連結プレート
E 充填空間










Claims (5)

  1. 互いに所定間隔を隔てて配置される一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材と、これら一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材とを互いに連結手段を介して連結するとともに、該連結手段を介して連結されることにより上記一方及び他方の固定ベース部材と共同して充填材が充填される充填空間を形成する一方及び他方の連結プレートと、を備えてなる設備機器用固定ベースであって、
    上記一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材とは、それぞれ設備機器が載置され該設備機器の荷重を支持する荷重支持面と、外側面と、この外側面の反対側に形成された内側面と、を備えてなるとともに、
    上記内側面から上記外側面方向に奥行を有してなり内部にコンクリート又はモルタル等の充填材が充填される部材側充填空間と、上記荷重支持面に形成され上記部材側充填空間に連通してなり上記充填材が上方から充填される1又は複数の充填用開口と、を備え
    上記一方の固定ベース部材に形成された内側面又は充填空間と上記他方のベース部材に形成された内側面又は充填空間とは、互いに対向するように配置されることを特徴とする設備機器用固定ベース。
  2. 前記部材側充填空間は、仕切り板部により複数の充填空間に仕切られてなるとともに、前記充填用開口は前記荷重支持面に複数形成され、これらの充填用開口は、上記それぞれの部材側充填空間に連通してなることを特徴とする請求項1記載の設備機器用固定ベース。
  3. 互いに所定間隔を隔てて配置される一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材と、これら一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材とを互いに連結手段を介して連結するとともに、該連結手段を介して連結されることにより上記一方及び他方の固定ベース部材と共同して充填材が充填される充填空間を形成する一方及び他方の連結プレートと、を備えてなる設備機器用固定ベースであって、
    上記一方の固定ベース部材と他方の固定ベース部材とは、それぞれ長方形状に成形され設備機器が載置されるとともに該設備機器の荷重を支持する荷重支持面とされた上面を有する天板部と、長方形状に成形された外側面を有する外側板部と、上記外側面の反対側に形成された内側面と、上記上面の反対側に形成された底面と、それぞれ方形状に成形された正面を有する正面板部及び背面板部と、上記荷重支持面である上面に形成されてなるとともに頭部を有する固定用ボルトの軸部の上端が上記荷重支持面よりも上方に突出した状態で該軸部が挿通されスライドガイドされるガイドレールと、を備え、
    上記天板部と外側板部と正面板部と背面板部とにより囲まれた空間は、内部にコンクリート又はモルタル等の充填材が充填される部材側充填空間とされてなるとともに、上記天板部には、上記部材側充填空間に連通してなり上記充填材が上方から充填される1又は複数の充填用開口が形成されてなることを特徴とする設備機器用固定ベース。
  4. 前記天板部の下面からは、前記部材側充填空間を仕切る仕切り板部が形成されてなるとともに、前記充填用開口は前記荷重支持面に複数形成され、これらの充填用開口は、上記それぞれの部材側充填空間に連通してなることを特徴とする請求項3記載の設備機器用固定ベース。
  5. 前記仕切り板部の下面は、前記外側板部と正面板部と背面板部のそれぞれの下面と面一とされてなることを特徴とする請求項3又は4記載の何れかの設備機器用固定ベース。
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