JP6625009B2 - パッケージデバイスチップの製造方法 - Google Patents

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本発明は、パッケージデバイスチップ(チップサイズパッケージ)の製造方法に関する。
近年、ウェーハの状態でパッケージングまで行うWL−CSP(Wafer Level Chip Size Package)が注目されている。WL−CSPでは、ウェーハに形成されたデバイスの表面側に、再配線層及び電極を設けて樹脂封止し、封止後のウェーハ(WL−CSPウェーハ)を切削等の方法でチップに分割する。このWL−CSPは、分割されたチップの大きさがそのままパッケージの大きさになるので、パッケージの小型化に有用である。
ところで、ウェーハ等の被加工物を切削する際には、通常、デバイス内の特徴的なキーパターンを基準に、被加工物の向き等を調整するアライメントが実施される。一方、上述したWL−CSPウェーハでは、デバイスの多くが樹脂で封止されており、露出しているキーパターンは少ない。そのため、従来の方法では、WL−CSPウェーハのような被加工物を適切にアライメントできなかった。
この問題に対し、封止樹脂の上面に露出し電極として機能する半田ボール等をターゲットパターンに用いる方法(例えば、特開2013−171990号公報参照)や、被加工物の外周部で露出した分割予定ラインと外周縁との交点を基準とする方法(例えば、特開2013−74021号公報参照)が提案されている。これらの方法によれば、露出しているキーパターンが少ないWL−CSPウェーハのような被加工物でもアライメントを実施できる。
特開2013−171990号公報 特開2013−74021号公報
しかし、特許文献1開示の方法では、電極として機能する半田ボールの形成精度が分割要求精度に比べて劣っているため、精度の高いアライメントを容易に実施することはできない。
また、特許文献2記載の方法では、外周余剰領域の分割予定ラインは、製造時に精度よく形成されていなかったり、成膜が不均一等の理由により輪郭がはっきりしないため、キーパターンとして用いることが難しいという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、露出しているキーパターンが少ないWL−CSPウェーハ等のパッケージウェーハでも高い精度でアライメントを実施できるパッケージデバイスチップの製造方法を提供することである。
請求項1記載の発明によると、パッケージデバイスチップの製造方法であって、表面に形成された交差する複数の分割予定ラインによって区画された各領域にそれぞれデバイスが形成されたデバイス領域と、該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域を表面に備えるウェーハをチャックテーブルの保持面で保持する保持ステップと、該保持ステップを実施した後、所定の分割予定ラインの位置を示す凹部を、ウェーハの該デバイス領域を挟んだ両側の該外周余剰領域に形成する凹部形成ステップと、該凹部形成ステップを実施した後、ウェーハの表面の該デバイス領域及び該凹部を含む該外周余剰領域をモールド樹脂で封止し、パッケージウェーハを形成するパッケージウェーハ形成ステップと、該パッケージウェーハ形成ステップを実施した後、該モールド樹脂の表面から切削ブレードを所定の深さウェーハまで切り込ませて外周縁に沿ってパッケージウェーハを切削し、該外周余剰領域の該モールド樹脂の一部を除去して、該モールド樹脂が充填された該凹部を露出させる凹部露出ステップと、該凹部露出ステップを実施した後、パッケージウェーハの該デバイス領域を挟んで両側で露出した一対の凹部を加工送り方向と平行な直線上に整列するように調整する向き調整ステップと、該向き調整ステップを実施した後、該一対の凹部に基づいて該分割予定ラインの位置を割り出し、該分割予定ラインに沿ってパッケージウェーハをパッケージデバイスチップに分割する分割ステップと、を備えたことを特徴とするパッケージデバイスチップの製造方法が提供される。
請求項2記載の発明によると、パッケージデバイスチップの製造方法であって、表面に形成された交差する複数の分割予定ラインによって区画された各領域にそれぞれデバイスが形成されたデバイス領域と、該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域を表面に備えたウェーハをチャックテーブルの保持面で保持する保持ステップと、該保持ステップを実施した後、第1の厚さを有する第1切削ブレードで各分割予定ラインを切削して、該分割予定ラインに沿って第1の深さの切削溝を形成する切削溝形成ステップと、該切削溝形成ステップを実施した後又は前に、ウェーハの該デバイス領域を挟んだ両側の該外周余剰領域を該第1の厚さより厚い第2の厚さを有する第2切削ブレードで切削して、所定の分割予定ラインの位置を示す凹部を形成する凹部形成ステップと、該凹部形成ステップを実施した後、ウェーハの表面の該デバイス領域及び該凹部を含む該外周余剰領域をモールド樹脂で封止し、パッケージウェーハを形成するパッケージウェーハ形成ステップと、該パッケージウェーハ形成ステップを実施した後、該モールド樹脂の表面から第3切削ブレードを所定の深さウェーハまで切り込ませて外周縁に沿ってパッケージウェーハを切削し、該外周余剰領域の該モールド樹脂の一部を除去して、該モールド樹脂が充填された該凹部を露出させる凹部露出ステップと、該凹部露出ステップを実施した後、該デバイス領域を挟んでパッケージウェーハの両側で露出した一対の凹部を加工送り方向と平行な直線上に整列するように調整する向き調整ステップと、該向き調整ステップを実施した後、該一対の凹部に基づいて該分割予定ラインの位置を割り出し、該分割予定ラインに沿ってパッケージウェーハをパッケージデバイスチップに分割する分割ステップと、を備えたことを特徴とするパッケージデバイスチップの製造方法が提供される。
好ましくは、凹部形成ステップで凹部を形成する所定の分割予定ラインは、ウェーハの中心付近を通る分割予定ラインである。好ましくは、凹部形成ステップで凹部を形成する所定の分割予定ラインは複数本である。
本発明のパッケージデバイスチップの製造方法によると、ウェーハ表面をモールド樹脂で封止する前に、ウェーハのデバイス領域を挟んだ両側の外周余剰領域に少なくとも一対の凹部を形成し、これらの凹部にもモールド樹脂を充填してウェーハを封止する。
その後、外周余剰領域の外周縁に沿って切削してモールド樹脂の一部を除去して凹部の樹脂を露出させ、輪郭が明確で精度のあるターゲットである一対の凹部を手掛かりに分割予定ラインの位置を割り出すため、パッケージウェーハを精度良く個々のパッケージデバイスチップに分割することができる。
ダイシングテープを介して環状フレームでウェーハを支持するフレームユニットの平面図である。 保持ステップを示す断面図である。 凹部形成ステップを示す断面図である。 デバイス領域を挟んで両側の外周余剰領域に二対の凹部を形成したフレームユニットの平面図である。 凹部形成ステップの他の実施形態を示すフレームユニットの平面図である。 パッケージウェーハ形成ステップを示す断面図である。 凹部露出ステップ(エッジトリミングステップ)を示す断面図である。 凹部露出ステップ実施後のフレームユニットの平面図である。 向き調整ステップを示すフレームユニットの平面図である。 切削ブレードによる分割ステップを示す断面図である。 切削ブレードによる分割ステップ実施後のフレームユニットの平面図である。 レーザービーム照射による分割ステップを示す断面図である。 ハーフカットによる切削溝形成ステップ実施後のフレームユニットの平面図である。 切削溝形成ステップ及び凹部形成ステップ実施後のフレームユニットの平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、ダイシングテープを介して環状フレームで半導体ウェーハ(以下、単にウェーハと称することがある)を支持したフレームユニット(ウェーハユニット)21の平面図が示されている。
半導体ウェーハ11の表面11aには格子状に形成された複数の分割予定ライン13によって区画された各領域にIC、LSI等のデバイス15が形成されている。ウェーハ11はその表面11aに複数のデバイス15が形成されたデバイス領域17と、デバイス領域17を囲繞する外周余剰領域19を備えている。
ウェーハ11の裏面は外周部が環状フレームFに貼着されたダイシングテープTに貼着されてフレームユニット(ウェーハユニット)21の状態で切削装置、レーザー加工装置等の加工装置に投入される。
本実施形態のパッケージデバイスチップの製造方法では、まず、図2に示すように、ウェーハ11を切削装置のチャックテーブル10で保持する保持ステップを実施する。ウェーハ11はチャックテーブル10の保持面で吸引保持され、環状フレームFはクランプ12でクランプされて固定される。
保持ステップを実施した後、図3及び図4に示すように、所定の分割予定ラインの位置を示す凹部23を、ウェーハ11のデバイス領域17を挟んだ両側の外周余剰領域19に形成する凹部形成ステップを実施する。
この凹部形成ステップでは、高速回転する切削ブレード14を矢印Z1で示すようにウェーハ11の外周縁に所定深さ切り込んでデバイス領域17を挟んだ両側の外周余剰領域19に対向する一対の凹部23を形成する。この凹部形成ステップは、チャックテーブル10を加工送りせずに切削ブレード14をウェーハ11の外周縁に切り込ませる所謂チョッパーカットで実施する。
好ましくは、ウェーハ11の中心付近を通過する1本の分割予定ライン13の延長線上の外周余剰領域19に一対の凹部23を形成する。次いで、チャックテーブル10を90°回転した後、第1の方向に伸長する分割予定ライン13に直交する第2の方向に伸長し、ウェーハ11の中心付近を通過する1本の分割予定ライン13の延長線上の外周余剰領域19に一対の凹部23を形成する。
しかし、この凹部23の形成は分割予定ライン13の延長線上の外周余剰領域19に限定されるものではなく、分割予定ライン13から所定距離離れた位置に一対の凹部23を形成するようにしてもよい。
または、2本の離れた分割予定ライン13の延長線上の外周余剰領域19に凹部を形成し、特開2016−15438号公報に記載されたスペシャルθ合わせを用いて、θ合わせ及びアライメントを行ってもよい。
図5を参照すると、他の実施形態の凹部形成ステップを説明するフレームユニットの平面図が示されている。この実施形態の凹部形成ステップでは、第1の方向に伸長する複数の分割予定ライン13及び第2の方向に伸長する複数の分割予定ライン13の延長線上の外周余剰領域19に凹部23を形成する。本実施形態では、第1の方向及び第2の方向とも、3本の分割予定ライン13の延長線上の外周余剰領域19に凹部23を形成している。
凹部形成ステップ実施後、図6に示すように、ウェーハ11の表面11aのデバイス領域17及び凹部23を含む外周余剰領域19に樹脂塗付装置22により液状樹脂25を塗付し、液状樹脂25を硬化させてウェーハ11の表面11aをモールド樹脂27で封止してパッケージウェーハ29を形成するパッケージウェーハ形成ステップを実施する。
このパッケージウェーハ形成ステップでは、樹脂塗付装置22のテーブル18上に土手として作用する環状部材20を載置し、樹脂塗付装置22からウェーハ11上に液状樹脂25を塗付した後、テーブル18を回転させることにより液状樹脂25をウェーハ11の表面11a上に一様に押し広げた後、液状樹脂25を硬化させてウェーハ11の表面をモールド樹脂27により封止する。このパッケージウェーハ形成ステップを実施すると、凹部23中にもモールド樹脂27が充填される。
パッケージウェーハ形成ステップ実施後、図7に示すように、モールド樹脂27の表面から厚さ1〜1.5mmの切削ブレード28を所定の深さウェーハ11まで切り込ませ、パッケージウェーハ29の外周縁に沿ってパッケージウェーハ27を円形に切削し(エッジトリミング)、外周余剰領域19のモールド樹脂27の一部を除去して、モールド樹脂27が充填された凹部23を露出させる凹部露出ステップを実施する。凹部露出ステップ実施後の状態が、図8に示されている。パッケージウェーハ29の外周縁に沿って円形のモールド樹脂除去領域31が形成されている。
図7において、切削装置の切削ユニット24は、図示しないモータにより回転駆動されるスピンドル26と、スピンドル26の先端部に装着された切削ブレード28とを含んでいる。凹部露出ステップでは、切削ブレード28を矢印A方向に高速回転させながらパッケージウェーハ29の外周縁にウェーハ11に達するまで所定深さ切り込み、チャックテーブル10を矢印B方向に少なくとも1回転させることにより、外周余剰領域19のモールド樹脂27の一部を除去し、モールド樹脂27が充填された凹部23を露出させる。
凹部露出ステップを実施した後、図9に示すように、パッケージウェーハ29のデバイス領域17の両側の外周余剰領域19で露出した一対の凹部23を加工送り方向(X軸方向)と平行な直線33上に整列するように調整する向き調整ステップを実施する。この向き調整ステップでは、チャックテーブル10を矢印R方向に回転して一対の凹部23を結ぶ直線33を加工送り方向と平行となるように調整する。
向き調整ステップを実施した後、一対の凹部23に基づいて分割予定ライン13の位置を割り出す。本実施形態では、一対の凹部23はウェーハ11の中心付近を通過する分割予定ライン13の延長線上の外周余剰領域19に形成されているため、一対の凹部23を結んだ直線33がウェーハ11の中心付近を通過する分割予定ライン33に一致する。
従って、分割すべき分割予定ライン13は、ウェーハ11の設計データに基づいてチャックテーブル10を割り出し送り方向(Y軸方向)に割り出し送りして第1の方向に伸長する最外周の分割予定ライン13を割り出し、割り出した分割予定ライン13に沿ってパッケージウェーハ29を切削してパッケージウェーハ29をパッケージデバイスチップ(チップサイズパッケージ)に分割する分割ステップを実施する。
この分割ステップの第1実施形態は、図10に示すように、切削ブレード14Aを用いて実施する。切削ブレード14Aは図3に示した凹部形成ステップで用いた切削ブレード14の幅よりも幅の狭い切削ブレードを使用する。切削ブレード14Aの幅(厚み)は例えば20〜30μmである。
分割ステップでは、図10に示すように、高速回転する切削ブレード14AをダイシングテープTに達するまでパッケージウェーハ29に切り込ませ、チャックテーブル10を加工送り方向(X軸方向)に加工送りすることにより、パッケージウェーハ29に分割予定ライン13に沿った分割溝35を形成する。
チャックテーブル10を割り出し送り方向(Y軸方向)に割り出し送りしながら、第1の方向に伸長する分割予定ライン13に沿って同様な分割溝35を次々と形成する。次いで、チャックテーブル10を90°回転してから、第1の方向に直交する第2の方向に伸長する全ての分割予定ライン13に沿って同様な分割溝35を形成する。
切削ブレード14Aによる分割ステップ実施後の状態が図11に示されている。この分割ステップを実施することにより、パッケージウェーハ29は個々のパッケージデバイスチップ(チップサイズパッケージ)に分割される。
分割ステップの第2実施形態として、モールド樹脂27及びウェーハ11に対して吸収性を有する波長(例えば355nmの波長)のレーザービームをパッケージウェーハ29に照射することにより、パッケージウェーハ29を個々のパッケージデバイスチップに分割するようにしてもよい。
即ち、図12に示すように、図示しないレーザービーム照射ユニットの集光器(加工ヘッド)34からレーザービームを照射しながらチャックテーブル30を加工送り方向(X軸方向)に加工送りすることにより、パッケージウェーハ29の分割予定ライン13に沿ってアブレーション加工を施し、パッケージウェーハ29を完全切断するレーザー加工溝39を形成する。
チャックテーブル30を割り出し送り方向(Y軸方向)に割り出し送りして、第1の方向に伸長する分割予定ライン13に沿って次々と同様なレーザー加工溝39を形成する。次いで、チャックテーブル30を90°回転してから、第1の方向に直交する第2の方向に伸長する全ての分割予定ライン13に沿って同様なレーザー加工溝39を形成して、パッケージウェーハ29を個々のパッケージデバイスチップ(チップサイズパッケージ)に分割する。
レーザービームの照射による第2実施形態の変形例として、ウェーハ11及び封止樹脂27に対して透過性を有する波長(例えば、1064nmの波長)のレーザービームをパッケージウェーハ29に照射し、ウェーハ11の内部に多光子吸収による改質層を形成し、その後パッケージウェーハ29に外力を付与して、改質層の形成により強度の低下した分割予定ライン13に沿ってパッケージウェーハ29を個々のパッケージデバイスチップに分割するようにしてもよい。
次に、図13及び図14を参照して、本発明第2実施形態のパッケージデバイスチップの製造方法について説明する。この第2実施形態では、図13に示すように、ウェーハ11の全ての分割予定ライン13に沿ってウェーハ11をハーフカットして切削溝37を形成する切削溝形成ステップを実施する。
好ましくは、この切削溝形成ステップを実施した後、図14に示すように、ウェーハ11の中心付近を通過する分割予定ライン13の延長線上の外周余剰領域19の最外周部に一対の凹部23を形成する凹部形成ステップを実施する。なお、凹部形成ステップは切削溝形成ステップの前に実施するようにしてもよい。
凹部形成ステップを実施した後、上述した第1実施形態と同様に、図6に示すパッケージウェーハ形成ステップ、図7及び図8に示す凹部露出ステップ、図9に示す向き調整ステップ、及び図10に示す分割ステップを次々と実施する。
ここで注意すべきは、図13の切削溝形成ステップで使用する切削ブレードの厚みは、図10に示した分割ステップで使用する切削ブレード14Aの厚みよりも厚いのが好ましい。このような関係の厚みを有する切削ブレードで切削溝形成ステップ及び分割ステップを実施することにより、パッケージデバイスチップにモールド樹脂27の一部が残留し、パッケージデバイスチップの封止性(密封性)を向上することができる。
11 半導体ウェーハ
13 分割予定ライン
14,14A,28 切削ブレード
15 デバイス
17 デバイス領域
19 外周余剰領域
21 フレームユニット(ウェーハユニット)
23 凹部
27 モールド樹脂
29 パッケージウェーハ
34 集光器(加工ヘッド)
35 分割溝
37 切削溝
39 レーザー加工溝

Claims (5)

  1. パッケージデバイスチップの製造方法であって、
    表面に形成された交差する複数の分割予定ラインによって区画された各領域にそれぞれデバイスが形成されたデバイス領域と、該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域を表面に備えるウェーハをチャックテーブルの保持面で保持する保持ステップと、
    該保持ステップを実施した後、所定の分割予定ラインの位置を示す凹部を、ウェーハの該デバイス領域を挟んだ両側の該外周余剰領域に形成する凹部形成ステップと、
    該凹部形成ステップを実施した後、ウェーハの表面の該デバイス領域及び該凹部を含む該外周余剰領域をモールド樹脂で封止し、パッケージウェーハを形成するパッケージウェーハ形成ステップと、
    該パッケージウェーハ形成ステップを実施した後、該モールド樹脂の表面から切削ブレードを所定の深さウェーハまで切り込ませて外周縁に沿ってパッケージウェーハを切削し、該外周余剰領域の該モールド樹脂の一部を除去して、該モールド樹脂が充填された該凹部を露出させる凹部露出ステップと、
    該凹部露出ステップを実施した後、パッケージウェーハの該デバイス領域を挟んで両側で露出した一対の凹部を加工送り方向と平行な直線上に整列するように調整する向き調整ステップと、
    該向き調整ステップを実施した後、該一対の凹部に基づいて該分割予定ラインの位置を割り出し、該分割予定ラインに沿ってパッケージウェーハをパッケージデバイスチップに分割する分割ステップと、
    を備えたことを特徴とするパッケージデバイスチップの製造方法。
  2. パッケージデバイスチップの製造方法であって、
    表面に形成された交差する複数の分割予定ラインによって区画された各領域にそれぞれデバイスが形成されたデバイス領域と、該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域を表面に備えたウェーハをチャックテーブルの保持面で保持する保持ステップと、
    該保持ステップを実施した後、第1の厚さを有する第1切削ブレードで各分割予定ラインを切削して、該分割予定ラインに沿って第1の深さの切削溝を形成する切削溝形成ステップと、
    該切削溝形成ステップを実施した後又は前に、ウェーハの該デバイス領域を挟んだ両側の該外周余剰領域を該第1の厚さより厚い第2の厚さを有する第2切削ブレードで切削して、所定の分割予定ラインの位置を示す凹部を形成する凹部形成ステップと、
    該凹部形成ステップを実施した後、ウェーハの表面の該デバイス領域及び該凹部を含む該外周余剰領域をモールド樹脂で封止し、パッケージウェーハを形成するパッケージウェーハ形成ステップと、
    該パッケージウェーハ形成ステップを実施した後、該モールド樹脂の表面から第3切削ブレードを所定の深さウェーハまで切り込ませて外周縁に沿ってパッケージウェーハを切削し、該外周余剰領域の該モールド樹脂の一部を除去して、該モールド樹脂が充填された該凹部を露出させる凹部露出ステップと、
    該凹部露出ステップを実施した後、該デバイス領域を挟んでパッケージウェーハの両側で露出した一対の凹部を加工送り方向と平行な直線上に整列するように調整する向き調整ステップと、
    該向き調整ステップを実施した後、該一対の凹部に基づいて該分割予定ラインの位置を割り出し、該分割予定ラインに沿ってパッケージウェーハをパッケージデバイスチップに分割する分割ステップと、
    を備えたことを特徴とするパッケージデバイスチップの製造方法。
  3. 該凹部形成ステップで該凹部を形成する前記所定の分割予定ラインは、ウェーハの中心付近を通過する分割予定ラインである請求項1又は2記載のパッケージデバイスチップの製造方法。
  4. 該凹部形成ステップで該凹部を形成する前記所定の分割予定ラインは複数本である請求項1〜3の何れかに記載のパッケージデバイスチップの製造方法。
  5. 該凹部形成ステップは、切削ブレードで切り込むことで該凹部を形成する請求項1又は2記載のパッケージデバイスチップの製造方法。
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