JP6620585B2 - パルス検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パルス検出装置に関する。
従来、センサによるパルス状の検出信号と所定の閾値とを比較することにより、当該検出信号におけるロー状態とハイ状態とを検出し、ロー状態に応じたロー信号とハイ状態に応じたハイ信号とを出力するパルス検出装置が、知られている。
特開2002−228673号公報
このようなパルス検出装置では、例えば、センサとパルス検出装置との間の配線等の信号伝達経路において電流の漏れが生じたような場合にあっては、検出信号の電圧が、不本意な電流の漏れの無い正常状態に対してオフセットし、パルス検出装置における検出信号と所定の閾値との比較の精度、すなわちパルス検出精度が、低下する虞があった。
そこで、本発明の課題の一つは、例えば、検出信号の電圧がオフセットしたような場合にあっても、より精度良く動作することが可能な、すなわち、より検出精度の高いパルス検出装置を得ることである。
本発明のパルス検出装置は、例えば、第一の電圧と当該第一の電圧よりも高い第二の電圧との間で交互に変化するパルス状の検出信号であって、第一の状態においては上記第二の電圧が上記第一の電圧に正の実数である係数を乗算した値に略等しい上記検出信号と、第一の閾値と、の比較により、ロー状態を検出する第一の検出部と、上記検出信号と、上記第一の閾値よりも高い第二の閾値と、の比較により、ハイ状態を検出する第二の検出部と、第二の状態における上記第一の電圧および上記第二の電圧と、上記係数とから、上記第二の状態における上記検出信号の電圧の上記第一の状態に対するオフセット量を算出するオフセット量算出部と、上記オフセット量の上昇量が大きいほど上記第一の閾値および上記第二の閾値が大きくなるよう、上記オフセット量に応じて上記第一の閾値および上記第二の閾値を変更する閾値可変制御部と、を備える。
パルス検出装置では、検出信号がオフセットした場合における、第一の電圧のオフセット量と、第二の電圧のオフセット量とは、略同じである。また、第一の状態では、第二の電圧は、第一の電圧に係数を乗算した値に略等しい。発明者は、鋭意研究により、これらの関係から、第一の状態に対する第二の状態の電圧のオフセット量は、第二の状態における第一の電圧と、第二の状態における第二の電圧と、係数と、から算出できる、という知見を得た。この知見に基づき、上記パルス検出装置では、オフセット量算出部がオフセット量を算出し、閾値可変制御部が、オフセット量の上昇量が大きいほど第一の閾値および第二の閾値が大きくなるよう、第一の閾値および第二の閾値を変更する。よって、例えば、第一の検出部および第二の検出部は、検出信号の電圧がオフセットした場合にあっても、オフセット量に応じて変更された閾値に基づいて、より精度良くロー状態またはハイ状態を検出することができる。なお、閾値可変制御部は、電圧値が上昇するオフセットの場合にあっては、正の上昇量として演算し、他方、電圧値が低下するオフセットの場合にあっては、負の上昇量として演算することで、オフセットが上昇であるか低下であるかによらず、同様の制御を行える。
また、上記パルス検出装置では、例えば、上記オフセット量算出部は、上記第二の状態における上記第一の電圧をV12、上記第二の状態における上記第二の電圧をV22、上記係数をC、としたとき、上記オフセット量Voを、
Vo=(C×V12−V22)/(C−1) … (1)
として算出する。
よって、オフセット量算出部は、式(1)により、電圧のオフセット量Voを、例えば、より容易にあるいはより迅速に、推定することができる。
また、上記パルス検出装置は、例えば、上記オフセット量とオフセット閾値との比較に基づいてオフセット異常の有無を判断する第一の異常判断部を備える。
よって、例えば、検出信号におけるオフセット異常に基づく不都合な事態が生じるのが、回避されうる。
本発明のパルス検出装置は、例えば、第一の電圧と当該第一の電圧よりも高い第二の電圧との間で交互に変化するパルス状の検出信号であって、第一の状態においては上記第二の電圧が上記第一の電圧に正の実数である係数を乗算した値に略等しい上記検出信号と、第一の閾値と、の比較により、ロー状態を検出する第一の検出部と、上記検出信号と、上記第一の閾値よりも高い第二の閾値と、の比較により、ハイ状態を検出する第二の検出部と、第二の状態における上記第一の電圧および上記第二の電圧と、上記係数とから、上記第一の状態における上記第一の電圧または上記第二の電圧の推定値を算出する、電圧推定部と、上記第一の電圧の推定値もしくは上記第二の電圧の推定値、または上記第一の電圧の推定値もしくは上記第二の電圧の推定値に基づく算出値と、基準値との比較に基づいて、センサの異常の有無を判断する第二の異常判断部と、を備える。
パルス検出装置では、検出信号がオフセットした場合における、第一の電圧のオフセット量と、第二の電圧のオフセット量とは、略同じである。また、第一の状態では、第二の電圧は、第一の電圧に係数を乗算した値に略等しい。発明者は、鋭意研究により、これらの関係から、第一の状態における第一の電圧および第二の電圧の推定値を、第二の状態における第一の電圧と、第二の状態における第二の電圧と、係数と、から算出できる、という知見を得た。この知見に基づき、上記パルス検出装置では、第二の異常判断部が、第一の電圧の推定値もしくは第二の電圧の推定値、または第一の電圧の推定値もしくは第二の電圧の推定値に基づく算出値と、基準値との比較に基づいて、センサの異常の有無を判断する。よって、例えば、センサの異常に基づく不都合な事態が生じるのが、回避されうる。
また、上記パルス検出装置では、例えば、上記電圧推定部は、上記第二の状態での第一の電圧をV12、上記第二の状態での第二の電圧をV22、上記係数をC、としたとき、上記第一の状態における上記第一の電圧の推定値V11eまたは上記第二の電圧の推定値V21eを、
V11e=(V22−V12)/(C−1) … (2)
V21e=C×(V22−V12)/(C−1) … (3)
として算出する。
よって、電圧推定部は、式(2),(3)により、推定値を、例えば、より容易にあるいはより迅速に、算出することができる。
図1は、実施形態のパルス検出装置の例示的かつ模式的なブロック図である。 図2は、実施形態のパルス検出装置に含まれる演算部の例示的かつ模式的なブロック図である。 図3は、実施形態のパルス検出装置における検出信号と出力パルスの経時変化の一例を示す模式的なグラフである。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
<パルス検出システムの概要>
図1は、パルス検出システム1のブロック図である。図1に示されるように、パルス検出システム1は、センサ10およびセンサ制御部20を備える。センサ10は、パルス状のアナログの検出信号を出力する。センサ10による検出信号は、配線等の信号伝達経路を経由して、センサ制御部20に入力される。センサ制御部20は、検出信号と所定の閾値との比較により、検出信号のロー状態に対応したロー信号と、検出信号のハイ状態に対応したハイ信号とを出力する。センサ制御部20から出力されるロー信号およびハイ信号は、例えば、デジタル信号であり、ロー信号に対して「0」、ハイ信号に対して「1」が、それぞれ割り当てられる。ロー信号は、所定の時間間隔で出力される複数の「0」であり、ハイ信号は、当該時間間隔で出力される複数の「1」である。センサ制御部20から出力されたパルスの検出結果としてのロー信号およびハイ信号は、ECU30(electronic control unit)に入力され、ECU30による駆動装置(不図示)や出力部40の制御に用いられる。なお、本実施形態では、パルス検出システム1が自動車等の車両に装備された車輪速センサを含むシステムとして実施された場合が例示されるが、パルス検出システム1は、車輪速センサを含むシステムには限定されない。センサ制御部20は、パルス検出装置の一例である。
<パルス検出システムの構成>
センサ10は、例えば、歯車状の磁性体であるロータ(不図示)に間隔をあけて面したホール素子や、トランジスタ等(いずれも不図示)を有する。センサ10には、センサ制御部20の電源部201から電力が供給される。ホール素子の出力は、ロータの歯先に対向した状態と歯元に面した状態とで切り替わる。また、トランジスタのオン状態とオフ状態とは、ホール素子の出力に応じて切り替わる。よって、ロータの回転に伴って、ホール素子がロータの歯先に面した状態と、ホール素子がロータの歯元に面した状態とが切り替わり、これにより、センサ10による検出信号の電流値が変化する。センサ10と、センサ制御部20との間には、プルダウン抵抗11が設けられている。したがって、検出信号の電流値の変化に応じて、検出信号の電圧値が変化する。すなわち、検出信号の電圧は、第一の電圧と第二の電圧(>V11)との間でパルス状に変化する。なお、プルダウン抵抗11は、センサ制御部20内に設けられてもよい。
センサ制御部20は、コンパレータ221L,221H、パルス生成部222、アンプ223、および閾値設定部224L,224Hを有する。センサ制御部20は、例えばIC(integrated circuit)である。
コンパレータ221Lは、センサ10による検出信号と、閾値設定部224Lによって設定される第一の閾値とを比較し、検出信号の電圧が第一の閾値と同じかあるいはより小さくなった状態、すなわちロー状態を検出する。コンパレータ221Lは、第一の検出部の一例である。
コンパレータ221Hは、センサ10による検出信号と、閾値設定部224Hによって設定される第二の閾値とを比較し、検出信号の電圧が第二の閾値と同じかあるいはより大きくなった状態、すなわちハイ状態を検出する。第二の閾値は第一の閾値よりも大きい。コンパレータ221Hは、第二の検出部の一例である。
パルス生成部222は、コンパレータ221L,221Hによる検出信号の検出結果に基づいて、出力パルスを生成する。検出信号の電圧は、経時的にパルス状に変化する。パルス生成部222は、コンパレータ221Lにおいて、検出信号の電圧が第一の閾値と同じかあるいはより小さい状態であることが検出されている状態では、ロー信号として「0」を出力する。パルス生成部222は、コンパレータ221Hにおいて、次に検出信号の電圧が第二の閾値と同じかあるいはより大きい状態となるまでは、ロー信号として「0」を出力し続ける。パルス生成部222は、コンパレータ221Hにおいて、検出信号の電圧が第二の閾値と同じかあるいはより大きい状態であることが検出されている状態では、ハイ信号として「1」を出力する。パルス生成部222は、コンパレータ221Lにおいて、次に検出信号の電圧が第一の閾値と同じかあるいはより小さい状態となるまでは、ハイ信号として「1」を出力し続ける。このような検出信号の電圧の変化に伴う検出結果の変化に伴い、パルス生成部222は、所定の時間間隔で複数のロー信号としての「0」と複数のハイ信号としての「1」とを含む、出力パルスを生成する。出力パルスは、例えば、デジタル信号である。
パルス生成部222で生成された出力パルスは、アンプ223によって増幅され、コネクタ等のインタフェース部や、配線等を介して、ECU30等に送信される。
閾値設定部224L,224Hは、例えば、デジタルポテンショメータを含み、コンパレータ221L,221Hに与えられる閾値電圧を、電気的に、すなわち制御信号に基づいて、変更することができる。例えば、閾値設定部224L,224Hは、閾値可変制御部216からの制御信号によって定電圧源に対する分圧抵抗を変化させることにより、コンパレータ221L,221Hとの接続点(入力点、参照点)における電位を切り替え、これにより、コンパレータ221Lの第一の閾値およびコンパレータ221Hの第二の閾値を変更することができる。
また、センサ制御部20は、電源部201、A/D変換部211(アナログデジタル変換部)、電圧検出部212、電圧記憶部213、演算部214、係数・基準値記憶部215、閾値可変制御部216、およびデータ変換部217を有する。
電源部201は、例えば定電圧源であり、センサ制御部20およびセンサ10へ、電源電力を供給する。A/D変換部211は、アナログの検出信号を、デジタル信号に変換する。電圧検出部212は、デジタルの検出信号の電圧を、検出する。電圧記憶部213は、電圧検出部212で記憶された検出信号の電圧を、一時的に記憶する。電圧記憶部213は、例えば、RAM(random access memory)やレジスタ等である。係数・基準値記憶部215は、演算部214の演算で用いられる係数および基準値を記憶する。係数・基準値記憶部215は、例えばROM(read only memory)やRAM等である。演算部214は、電圧検出部212で検出された電圧や、電圧記憶部213に記憶された電圧、係数・基準値記憶部215に記憶された係数、係数・基準値記憶部215に記憶された基準値等を用いて、オフセット量の算出などの所定の演算処理を実行する。閾値可変制御部216は、演算部214の演算結果に基づいて、閾値設定部224L,224Hの閾値を変更する。データ変換部217は、演算部214による演算結果のデータ形式を変換する。データ変換部217で形式が変換されたデータは、コネクタ等のインタフェース部や、配線等を介して、ECU30に送信される。
図2は、演算部214のブロック図である。図2に示されるように、演算部214は、オフセット量算出部214a、電圧推定部214b、第一の異常判断部214c、および第二の異常判断部214dを有する。オフセット量算出部214aは、検出信号の電圧のオフセット量を算出する。電圧推定部214bは、オフセットが生じた状態における検出信号の電圧から、オフセットが生じていない状態における検出信号の電圧を推定する。第一の異常判断部214cは、オフセット量算出部214aで算出されたオフセット量とオフセット閾値との比較に基づいてオフセット異常の有無を判断する。第一の異常判断部214cは、例えば、オフセット量の絶対値がオフセット閾値と同じかあるいはより大きい場合に、異常な状態であると判断することができる。第二の異常判断部214dは、電圧推定部214bによる電圧の推定値と基準値との比較に基づいて、センサ10の異常の有無を判断する。演算部214の演算処理については、後に詳しく述べる。
センサ制御部20や演算部214は、CPU(central processing unit)を含み、インストールされ読み出されたプログラム(ソフトウエア)にしたがって動作してもよい。また、センサ制御部20や演算部214の少なくとも一部は、例えば、FPGA(field programmable gate array)や、PLD(programmable logic device)、DSP(digital signal processor)、ASIC(application specific integrated circuit)等のハードウエアであってもよい。
図1に示されるように、ECU30は、駆動制御部31や、出力制御部32等を含む。駆動制御部31は、データ変換部217から受け取ったデータに基づいて、例えば、エンジンやモータ等の車両の駆動装置を制御する。出力制御部32は、データ変換部217から受け取ったデータに基づいて、出力部40の出力を制御する。出力部40は、LED(light emitting diode)やディスプレイ等の表示出力部か、あるいはスピーカ等の音声出力部である。ECU30は、車両の制動装置を制御する制動制御部を有してもよい。また、図2に示されるように、演算部214は、出力制御信号生成部214eを含んでもよい。この場合、出力部40は、出力制御信号生成部214eで生成された出力制御信号に基づいて、ECU30によって制御される。
<パルス検出システムの基本動作>
図3は、検出信号と出力パルスの経時変化の一例を示している。図3の上段に示されるように、検出信号の電圧は、第一の電圧V11と第二の電圧V21との間で交互に変化している。図3の例では、時刻tsにおいて、何らかの原因で、検出信号の電圧が上昇している、すなわち、電圧のオフセットが生じている。オフセットが生じたことにより、第一の電圧は、V11からV12へ上昇し、第二の電圧は、V21からV22へ上昇している。また、オフセットが生じた後においても、検出信号の電圧は、第一の電圧V21と第二の電圧V22との間で交互に変化している。すなわち、オフセットの有無によらず、検出信号(の電圧)は、パルス状である。第一の電圧のV11からV12へのオフセット量Voは、第二の電圧のV21からV22へのオフセット量Voと略同じである。このような検出信号の電圧のオフセットは、例えば、センサ10とセンサ制御部20との間の配線と電位が高い部位や低い部位との短絡等に起因して、起こりうる。
コンパレータ221Lにおける第一の閾値Vtl1およびコンパレータ221Hにおける第二の閾値Vth1は、いずれも、第一の電圧V11および第二の電圧V21の間となり、第二の閾値Vth1が第一の閾値Vtl1よりも高くなるよう、設定されている。
パルス生成部222は、コンパレータ221L,221Hにおいて、検出信号の電圧が第一の閾値Vtl1と同じかあるいはより小さい状態であることが検出された場合には、ロー状態に対応した出力パルスSl(例えば「0」(ゼロ))を出力し、検出信号の電圧が第二の閾値Vth1と同じかあるいはより大きい状態であることが検出された場合には、ハイ状態に対応した出力パルスSh(例えば「1」)を出力する。また、本実施形態では、パルス生成部222は、コンパレータ221L,221Hにおいて、検出信号の電圧が第一の閾値Vtl1と同じかあるいはより大きく、かつ第二の閾値Vth1と同じかあるいはより小さいことが検出された場合には、直前の出力パルスを維持し、検出信号の電圧が第一の閾値Vtl1と同じかあるいはより小さくなった時点、および検出信号の電圧が第二の閾値Vth1と同じかあるいはより小さくなった時点において、出力パルスを切り替える。すなわち、検出信号の電圧が第一の電圧V11から第二の電圧V21へ上昇する場合にあっては、検出信号の電圧が第二の閾値Vth1と同じかあるいはより小さい状態では出力パルスSlが維持され、検出信号の電圧が第二の閾値Vth1と同じかあるいはより大きくなった時点で、出力パルスがSlからShに切り替わる。また、検出信号の電圧が第二の電圧V21から第一の電圧V11へ低下する場合にあっては、検出信号の電圧が第一の閾値Vtl1と同じかあるいはより大きい状態では出力パルスShが維持され、検出信号の電圧が第一の閾値Vtl1と同じかあるいはより小さくなった時点で、出力パルスがShからSlに切り替わる。
<電圧のオフセットが生じた場合の制御(1)、閾値の変更および異常出力>
オフセットが生じた場合にあっては、閾値設定部224Lにおける第一の閾値Vtl1および閾値設定部224Hにおける第二の閾値Vth1がオフセットが生じていない状態のままの値では、コンパレータ221L,221Hにおいてロー状態およびハイ状態を正しく検出できない。発明者は、鋭意研究により、オフセットが生じた状態(第二の状態)における第一の電圧V12や第二の電圧V22等に基づいて、オフセット量を算出できることを見いだした。
オフセットが生じていない状態(第一の状態)において、第一の電圧V11と第二の電圧V21とは、以下の式(11)のように設定されている。
V21=V11×C ・・・ (11)
ここに、Cは、係数であり、正の実数である。なお、第一の状態は、初期状態や、基準状態、正常状態、設定状態、非オフセット状態等と称されうる。
オフセット量をVoとすると、以下の式(12),(13)が成り立つ。
V12=V11+Vo ・・・ (12)
V22=V21+Vo ・・・ (13)
これらの式(11)〜(13)から、オフセット量Voは、第二の状態における第一の電圧V12および第二の電圧V22と、係数Cとを用いて、次の式(14)のように表すことができる。
Vo=(C×V12−V22)/(C−1) ・・・ (14)
なお、第二の状態は、異常状態、オフセット状態等と称されうる。
式(14)は、オフセットが生じた後の第一の電圧V12および第二の電圧V22、すなわち、オフセットが生じた場合における現状の第一の電圧V12と第二の電圧V22とを検出することにより、オフセット量Voが算出できることを、意味している。式(14)に基づくオフセット量Voの検出のため、電圧検出部212は、現状における第一の電圧V21と第二の電圧V22とを検出する。具体的には、電圧検出部212は、例えば、検出信号の電圧の最小値を検出し、当該最小値と検出電圧との差分が所定範囲内である状態が所定時間以上継続した場合に、当該最小値や電圧が変化した範囲の中央値等を、第一の電圧V12と検出することができる。また、電圧検出部212は、例えば、検出信号の電圧の最大値を検出し、当該最大値と検出電圧との差分が所定範囲内である状態が所定時間以上継続した場合に、当該最大値や電圧が変化した範囲の中央値等を第二の電圧V22と検出することができる。第一の電圧V21と第二の電圧V22とは、検出されるタイミングが異なるため、電圧記憶部213は、第一の電圧V21および第二の電圧V22のうち少なくとも先に検出された方を、一時的に記憶しておく。係数・基準値記憶部215には、係数Cが記憶されている。なお、係数Cは、プログラム中に記述(設定)されてもよい。この場合、係数・基準値記憶部215は、例えばRAMである。
演算部214のオフセット量算出部214aは、式(14)により、オフセット量Voを算出する。閾値可変制御部216は、オフセット量算出部214aによって算出されたオフセット量Voに応じて、閾値設定部224Lに設定されている第一の閾値Vtl1、および閾値設定部224Hに設定されている第二の閾値Vth1を、オフセット量Voに応じた異なる値に変更する。具体的に、閾値可変制御部216は、例えば、次の式(15),(16)により、変更する第一の閾値Vtl2および第二の閾値Vth2(目標値、設定値)を算出する。
Vtl2=Vtl1+Vo ・・・ (15)
Vth2=Vth1+Vo ・・・ (16)
すなわち、閾値可変制御部216は、オフセット量Voの上昇量が大きいほど、第一の閾値Vtl2および第二の閾値Vth2が大きくなるよう、換言すれば、オフセット量Voの低下量が大きいほど、第一の閾値Vtl2および第二の閾値Vth2が小さくなるよう、第一の閾値Vtl2および第二の閾値Vth2を設定する。なお、第一の閾値Vtl1,Vtl2、および第二の閾値Vth1,Vth2は、連続可変に設定される必要は無く、複数段階に設定されてもよい。この場合、第一の閾値Vtl2および第二の閾値Vth2として、式(15),(16)により算出された値に最も近い値が選択されてもよい。
閾値可変制御部216は、算出された第一の閾値Vtl2および第二の閾値Vth2が設定されるよう、閾値設定部224L,224Hを制御する。これにより、図3に示されるように、オフセットが生じた時刻tsの後において、コンパレータ221Lは変更された第一の閾値Vtl2に対する大小比較結果を出力し、コンパレータ221Hは変更された第二の閾値Vth2に対する大小比較結果を出力するため、パルス生成部222は、検出信号の電圧における第一の電圧V12および第二の電圧V22に応じた、ロー状態に対応する出力パルスSlおよびハイ状態に対応する出力パルスShを出力することができる。なお、オフセットが生じた時刻tsの後、所定の演算処理が完了し、閾値の変更が完了した時刻tmから、オフセット状態に対応した出力パルスSl,Shが出力される。
また、演算部214の第一の異常判断部214cは、オフセット量Voとオフセット量Voに対応して設定されたオフセット閾値Vothとを比較することにより、オフセット量Voがオフセット閾値Vothと同じかあるいはより大きい場合に、オフセット異常が生じたと判断することができる。この場合、第一の異常判断部214cは、オフセット異常を示す信号を出力する。オフセット異常を示す信号は、例えばフラグであり、異常が無い場合(正常)には「0」、異常がある場合には「1」に設定される。オフセット異常を示す信号は、データ変換部217を経て、ECU30へ伝達されうる。これにより、ECU30の駆動制御部31や制動制御部(不図示)は、オフセット異常が生じた場合にあっては、例えば、車両の上限速度が設定されたり、車両が減速したり、車両が停止したりするよう、駆動装置や制動装置を制御することができる。また、ECU30の出力制御部32は、オフセット異常が生じたことを示す表示出力や音声出力が、車両の乗員、ユーザ、オペレータ等に提示されるよう、出力部40を制御することができる。出力制御部32は、異常出力制御部の一例である。
<電圧のオフセットが生じた場合の制御(2)、推定値の算出および異常出力>
発明者は、鋭意研究により、オフセットが生じた状態(第二の状態)における第一の電圧V12や第二の電圧V22等に基づいて、オフセットが生じていない状態(第一の状態)における第一の電圧の推定値V11eおよび第二の電圧の推定値V21eを算出できることを見いだした。式(11)〜(13)から、第一の状態における第一の電圧V11および第二の電圧V12を、第二の状態における第一の電圧V12および第二の電圧V22と、係数Cとを用いて、次の式(17),(18)のように表すことができる。
V11=(V22−V12)/(C−1) ・・・ (17)
V21=C×(V22−V12)/(C−1) ・・・ (18)
そこで、演算部214の電圧推定部214bは、式(17)および(18)から、第一の状態における第一の電圧の推定値V11eおよび第二の電圧の推定値V21eを、次の式(19),(20)を用いて算出する。
V11e=(V22−V12)/(C−1) ・・・ (19)
V21e=C×(V22−V12)/(C−1) ・・・ (20)
演算部214の第二の異常判断部214dは、オフセットが生じた状態(第二の状態)における第一の電圧V12や第二の電圧V22等に基づいて算出された、第一の状態における第一の電圧の推定値V11eおよび第二の電圧の推定値V21eに基づいて、センサ10に異常が生じているか否かを判断することができる。例えば、上述したように、第一の状態では、式(11)が成り立つ。すなわち、第二の電圧V21は、第一の電圧V11と係数Cとの乗算値と略等しい。
V21=V11×C ・・・ (11)
そこで、第二の異常判断部214dは、第一の電圧の推定値V11eと第二の電圧の推定値V21eとの推定係数Ce(推定比)を、次の式(21)を用いて算出する。
V21e/V11e=Ce ・・・ (21)
演算部214の第二の異常判断部214dは、推定係数Ceと係数Cとの差分の絶対値δと係数Cに対応して設定された係数差分閾値Cthとを比較することにより、差分の絶対値δが係数差分閾値Cthと同じかあるいはより大きい場合に、センサ異常が生じたと判断することができる。この場合、第二の異常判断部214dは、センサ異常を示す信号を出力する。センサ異常を示す信号は、例えばフラグであり、異常が無い場合、すなわち正常な場合には「0」、異常がある場合には「1」に設定される。センサ異常を示す信号は、データ変換部217を経て、ECU30へ伝達されうる。したがって、ECU30の駆動制御部31や制動制御部(不図示)は、センサ異常が生じた場合にあっては、例えば、車両の上限速度が設定されたり、車両が減速したり、車両が停止したりするよう、駆動装置や制動装置を制御することができる。また、ECU30の出力制御部32は、センサ異常が生じたことを示す表示出力や音声出力が、車両の乗員、ユーザ、オペレータ等に提示されるよう、出力部40を制御することができる。出力制御部32は、異常出力制御部の一例である。推定係数Ceは、算出値の一例であり、係数差分閾値Cthは、基準値の一例である。なお、係数・基準値記憶部215が、第一の状態の第一の電圧V11または第二の電圧V21に対応した基準値V11s,V21sを記憶し、第二の異常判断部214dが、第一の電圧および第二の電圧の推定値V11e,V21eと基準値V11s,V21sとを比較することにより、センサ異常の有無を判断してもよい。
なお、第一の異常判断部214cにおいてオフセット異常が生じていると判断された場合、または第二の異常判断部214dにおいてセンサ異常が生じていると判断された場合にあっては、演算部214の出力制御信号生成部214eが、出力部40を制御するための出力制御信号を生成してもよい。この場合、出力制御部32は、出力部40の出力状態を指示する出力制御信号をセンサ制御部20から受け取り、当該出力制御信号に応じた出力状態となるよう、出力部40を制御する。
以上の本実施形態では、オフセット量算出部214aは、第二の状態における第一の電圧V12、第二の状態における第二の電圧V22、および係数Cから、オフセット量Voを、
Vo=(C×V12−V22)/(C−1) … (1)
として算出する。また、閾値可変制御部216は、オフセット量Voの上昇量が大きいほど第一の閾値Vtl2および第二の閾値Vth2が大きくなるよう、第一の閾値Vtl2および第二の閾値Vth2を変更する。よって、例えば、コンパレータ221L(第一の検出部)およびコンパレータ221H(第二の検出部)は、検出信号の電圧がオフセットした場合にあっても、オフセット量Voに応じて変更された閾値Vtl2,Vth2に基づいて、より精度良くロー状態またはハイ状態を検出することができる。また、オフセット量算出部214aは、式(1)により、電圧のオフセット量Voを、例えば、より容易にあるいはより迅速に、推定することができる。
また、第一の異常判断部214cは、オフセット量Voとオフセット閾値Vothとの比較に基づいてオフセット異常の有無を判断する。よって、例えば、オフセット異常に基づく不都合な事態が生じるのが、回避されうる。
また、電圧推定部214bは、第二の状態での第一の電圧V12、第二の状態での第二の電圧V22、および係数Cから、第一の状態における第一の電圧の推定値V11eまたは第二の電圧の推定値V21eを、
V11e=(V22−V12)/(C−1) … (2)
V21e=C×(V22−V12)/(C−1) … (3)
として算出する。また、第二の異常判断部214dは、第一の電圧の推定値V11eと基準値V11sとの比較結果や、第二の電圧の推定値V21eと基準値V21sとの比較結果、推定係数Ceと係数Cとの差分の絶対値δ(算出値)と係数差分閾値Cth(基準値)との比較結果等に基づいて、センサ10の異常の有無を判断する。よって、例えば、センサ異常に基づく不都合な事態が生じるのが、回避されうる。
また、出力制御部32は、第一の異常判断部214cによって異常と判断された状態、および第二の異常判断部214dによって異常と判断された状態、のうち少なくとも一方の状態が成立している場合、異常があることを示す出力を行うよう、出力部40を制御する。よって、例えば、ユーザやオペレータは、出力部40の出力により、異常な状態であることを、認識することができる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成等のスペック(形式や、方式、構造、種類、数、配置、位置等)は、適宜に変更して実施することができる。例えば、センサ制御部20内の構成の少なくとも一部は、ECU30内に設けられてもよい。
20…センサ制御部(パルス検出装置)、32…出力制御部(異常出力制御部)、214a…オフセット量算出部、214b…電圧推定部、214c…第一の異常判断部、214d…第二の異常判断部、216…閾値可変制御部、221L…コンパレータ(第一の検出部)、221H…コンパレータ(第二の検出部)。

Claims (5)

  1. 第一の電圧と当該第一の電圧よりも高い第二の電圧との間で交互に変化するパルス状の検出信号であって、第一の状態においては前記第二の電圧が前記第一の電圧に正の実数である係数を乗算した値に略等しい前記検出信号と、第一の閾値と、の比較により、ロー状態を検出する第一の検出部と、
    前記検出信号と、前記第一の閾値よりも高い第二の閾値と、の比較により、ハイ状態を検出する第二の検出部と、
    第二の状態における前記第一の電圧および前記第二の電圧と、前記係数とから、前記第二の状態における前記検出信号の電圧の前記第一の状態に対するオフセット量を算出するオフセット量算出部と、
    前記オフセット量の上昇量が大きいほど前記第一の閾値および前記第二の閾値が大きくなるよう、前記オフセット量に応じて前記第一の閾値および前記第二の閾値を変更する閾値可変制御部と、
    を備えた、パルス検出装置。
  2. 前記オフセット量算出部は、前記第二の状態における前記第一の電圧をV12、前記第二の状態における前記第二の電圧をV22、前記係数をC、としたとき、前記オフセット量Voを、
    Vo=(C×V12−V22)/(C−1) ・・・ (1)
    として算出する、請求項1に記載のパルス検出装置。
  3. 前記オフセット量とオフセット閾値との比較に基づいてオフセット異常の有無を判断する第一の異常判断部を備えた、請求項1または2に記載のパルス検出装置。
  4. 第一の電圧と当該第一の電圧よりも高い第二の電圧との間で交互に変化するパルス状の検出信号であって、第一の状態においては前記第二の電圧が前記第一の電圧に正の実数である係数を乗算した値に略等しい前記検出信号と、第一の閾値と、の比較により、ロー状態を検出する第一の検出部と、
    前記検出信号と、前記第一の閾値よりも高い第二の閾値と、の比較により、ハイ状態を検出する第二の検出部と、
    第二の状態における前記第一の電圧および前記第二の電圧と、前記係数とから、前記第一の状態における前記第一の電圧または前記第二の電圧の推定値を算出する、電圧推定部と、
    前記第一の電圧の推定値もしくは前記第二の電圧の推定値、または前記第一の電圧の推定値もしくは前記第二の電圧の推定値に基づく算出値と、基準値との比較に基づいて、センサの異常の有無を判断する第二の異常判断部と、
    を備えた、パルス検出装置。
  5. 前記電圧推定部は、前記第二の状態での第一の電圧をV12、前記第二の状態での第二の電圧をV22、前記係数をC、としたとき、前記第一の状態における前記第一の電圧の推定値V11eまたは前記第二の電圧の推定値V21eを、
    V11e=(V22−V12)/(C−1) ・・・ (2)
    V21e=C×(V22−V12)/(C−1) ・・・ (3)
    として算出する、請求項4に記載のパルス検出装置。
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