JP6619263B2 - 吊りビーム装置 - Google Patents

吊りビーム装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6619263B2
JP6619263B2 JP2016042014A JP2016042014A JP6619263B2 JP 6619263 B2 JP6619263 B2 JP 6619263B2 JP 2016042014 A JP2016042014 A JP 2016042014A JP 2016042014 A JP2016042014 A JP 2016042014A JP 6619263 B2 JP6619263 B2 JP 6619263B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide roller
base frame
vertical position
extension
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016042014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017154882A (ja
Inventor
隆二 岡部
隆二 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2016042014A priority Critical patent/JP6619263B2/ja
Publication of JP2017154882A publication Critical patent/JP2017154882A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6619263B2 publication Critical patent/JP6619263B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

本発明は、吊りビーム装置に関する。さらに詳しくは、電磁石を用いて被運搬物を吊り下げる吊りビーム装置に関する。
吊りビーム装置は、特許文献1にあるように、クレーンなどにより鋼板や形鋼などの被運搬物を、電磁石であるリフティングマグネットで吊り上げて運ぶために利用される装置である。十数mから二十数mと言った長尺の被運搬物を運搬する場合、特許文献1に記載の吊りビーム装置は、ベースフレームの両端から、延長ビームを伸長させた状態で、電磁石に被運搬物を吸着させ、クレーンなどにより運搬する。
吊りビーム装置で、厚板鋼板や形鋼などのような比較的剛性の高い被運搬物を吸着する場合、電磁石の吸着面の上下位置は数mm単位で調整されている必要がある。調整が不十分な場合、電磁石による吸着が不十分となり、吸着不良で運搬を行うことができなくなることもあるからである。
しかるに、吊りビーム装置は、鋼板同士が溶接された部品を用いて組み立てられるため、これらの部品がそのまま用いられて組み立てられた場合、複数ある電磁石の吸着面を、あらかじめ定められた範囲内に収めることが困難であるという問題がある。また、組立て最終工程で、数mmの上下高さを調整するためには、ねじ止めされている部分のねじの通し孔を広げたりすることで、対応せざるを得ず、調整に時間がかかるという問題がある。
特開2012−46337号公報
本発明は上記事情に鑑み、電磁石を用いて被運搬物を吊り下げる吊りビーム装置であって、組立て後に電磁石の上下を調整することが可能なものを提供することを目的とする。
第1発明の吊りビーム装置は、被運搬物を、複数の電磁石により吊り下げる吊りビーム装置であって、ベースフレームと、該ベースフレームの長手方向に動作することで前記吊りビーム装置を伸縮させる延長ビームと、を含んで構成されており、前記ベースフレームと、前記延長ビームと、にそれぞれ電磁石が吊り下げられており、前記ベースフレームに対して、前記延長ビームの上下位置が変更可能に構成されていることを特徴とする。
第2発明の吊りビーム装置は、第1発明において、前記延長ビームは、ガイドローラ機構により、前記延長ビームの動作の軌道が決定されており、前記ガイドローラ機構を構成するガイドローラの上下位置が変更可能に構成されていることを特徴とする。
第3発明の吊りビーム装置は、第2発明において、前記ガイドローラ機構は、前記ベースフレームにガイドローラが設けられている固定側ガイドローラ機構と、前記延長ビーム側にガイドローラが設けられている移動側ガイドローラ機構と、からなり、前記固定側ガイドローラ機構のガイドローラの上下位置が変更可能に構成されていることを特徴とする。
第4発明の吊りビーム装置は、第2発明または第3発明において、前記ガイドローラは、軸受を介して偏心軸に回転可能に軸支されているとともに、該偏心軸は、軸サポータに嵌装させられており、前記軸サポータと、前記偏心軸とが、複数の異なる位置で固定されることで前記ガイドローラの上下位置が変更されることを特徴とする。
第1発明によれば、ベースフレームに対して延長ビームの上下位置が変更可能に構成されていることにより、溶接などにより製作された部品を組み立て、この組み立てられた状態で延長ビームの上下位置を変更するだけで、吊りビーム装置に複数配置されている電磁石の上下高さを合わせることができる。よって、組立てられた状態での調整作業を容易に行うことができ、作業時間を短縮することができるとともに、調整後の電磁石の上下高さの精度を上げることができる。
第2発明によれば、ガイドローラ機構を構成するガイドローラの上下位置が変更可能に構成されていることにより、ガイドローラとともにガイドローラ機構を構成するガイドレール等の上下位置を変更する機構よりも、簡易に延長ビームの上下位置を変更する機構を構成することができる。
第3発明によれば、ベースフレームにガイドローラが設けられている固定側ガイドローラ機構の上下位置が変更可能に構成されていることにより、作業者が、ベースフレームの外側から容易に固定側ガイドローラ機構のガイドローラにアクセスして作業をすることができるので、調整作業が容易になる。
第4発明によれば、ガイドローラは、軸受を介して偏心軸に回転可能に軸支され、この偏心軸と、軸サポータとが、複数の異なる位置で固定されることで、ガイドローラの上下位置が変更されることにより、軸サポータに対して偏心軸を回転させて固定する簡易な作業を行うことのみで延長ビームの上下位置を変更することができる。これにより、作業時間をより短縮することができるとともに、調整後の電磁石の上下高さの精度をより上げることができる。
本発明の実施形態に係る吊りビーム装置の要部の正面拡大図である。 本発明の実施形態に係る吊りビーム装置の正面図である。 図2の吊りビーム装置の平面図である。 図2の吊りビーム装置のIV−IV切断線における断面図である。 図2の吊りビーム装置のV−V切断線における断面図である。 図2の吊りビーム装置のVI−VI切断線における断面図である。 図2の吊りビーム装置を構成する偏心軸の説明図である。 図2の吊りビーム装置を構成する軸サポータの説明図である。
つぎに、本発明の実施形態に係る吊りビーム装置1を図面に基づき説明する。図2は本発明の実施形態に係る吊りビーム装置1の正面図であり、図2(A)は延長ビーム4がベースフレーム2内にもっとも入り込んだ状態を示し、図2(B)は延長ビーム4がベースフレーム2からもっとも張り出した状態を示している。図3は、図2(B)と同様、延長ビーム4がベースフレーム2からもっとも張り出した状態の平面図である。本明細書では、Z軸が鉛直軸、XY平面が水平面である。吊りビーム装置1は、全体として水平に延在する長尺状をなしており、吊りビーム装置1の延在方向をX方向としている。また、吊りビーム装置1は、長尺の鋼板や形鋼(被運搬物)を水平な姿勢で吊り下げることができ、このときの被運搬物の延在方向もほぼX方向に一致する。
図2、図3に示すように、本実施形態に係る吊りビーム装置1は、図示しないクレーンに支持された長尺状のベースフレーム2と、このベースフレーム2の一端A、および他端BにおいてX軸方向(ベースフレーム2の長手方向)に進退可能な2本の延長ビーム4と、ベースフレーム2においてX軸方向に移動可能に支持された2つのトロリ8と、延長ビーム4、トロリ8、およびベースフレーム2からそれぞれ吊り下げられた6つの電磁石12と、を有している。この吊りビーム装置1では、被運搬物である長尺の鋼板に対して、複数の電磁石12を磁気吸着させることで、ベースフレーム2を吊り上げるクレーンにより被運搬物の運搬が行われる。
ベースフレーム2は、X軸方向で両端(一端Aおよび他端B)が開口するとともに、底部の一部が開口した筒状の部材である。ベースフレーム2の一端A側の上面には、図示しないクレーンフックが連結されるフック連結部27が設けられている。また、ベースフレーム2の他端B側の上面にもフック連結部27が設けられている。
延長ビーム4は、X軸方向に延在する断面略口字形状の筒状部材であり、ベースフレーム2のX軸方向の両端にそれぞれ設けられている。延長ビーム4の外端4aは、ベースフレーム2の外側に突出するとともに延長ビーム4の内端4bはベースフレーム2内で移動可能に支持されている。延長ビーム4の外端4aの下面には、下方に突出する電磁石支持部4cが設けられ、電磁石支持部4cには、電磁石用チェーン11を介して電磁石12が略水平に吊り下げられている。
延長ビーム4の案内機構について説明する。延長ビーム4の案内は、それぞれ2つのガイドローラ機構により行われている。ここでガイドローラ機構とは、ローラと、このローラに接触する「レール状のもの」と、からなる機構であり、この「レール状のもの」に対してローラが転がりながら接触する機構を言う。1つの延長ビーム4に対する2つのガイドローラ機構とは、延長ビーム4の内端4b近傍に設けられている移動側ガイドローラ機構34、およびベースフレーム2の一端Aまたは他端B近傍に設けられている固定側ガイドローラ機構20である。
まず、移動側ガイドローラ機構34について図2、図4、図5により説明する。図4は、図2のIV−IV切断線における側面断面図、図5は、図2のV−V切断線における側面断面図である。図2、図4、図5に示すように、延長ビーム4の内端4b近傍の両側には、延長ビーム4の側面から側方(Y軸方向)に突出する軸部37aを有する第1ガイドローラ37が、2つ設けられている。第1ガイドローラ37は、軸部37aを中心に回転する。この第1ガイドローラ37を含んで、移動側ガイドローラ機構34が構成されている。
この移動側ガイドローラ機構34を構成する「レール状のもの」として、ベースフレーム2の側壁の内面には、第1ガイドローラ37の上端で接触する上ガイドレール35と、第1ガイドローラ37の下端で接触する下ガイドレール36とが、X軸方向に延在して設けられている。第1ガイドローラ37が上ガイドレール35、および下ガイドレール36に挟まれていることにより、延長ビーム4に設けられている第1ガイドローラ37の上下位置が決定されている。
第1ガイドローラ37の基端には、第1ガイドローラ37の外縁が半径方向に突出して形成された環状の鍔部が設けられている。また上ガイドレール35の下端には、Y軸方向で内側に突出した接触部が形成されている。第1ガイドローラ37は、基端の鍔部が上ガイドレール35の接触部に接触することにより、延長ビーム4に設けられている第1ガイドローラ37のY軸方向の位置が決定されている。
次に、固定側ガイドローラ機構20について説明する。ベースフレーム2の一端A、他端Bの近傍には、それぞれ一対の第2ガイドローラ21が、Y軸方向で向かい合うように配置されている。一対の第2ガイドローラ21の軸部である偏心軸23は、一対の第2ガイドローラ21からY軸方向に延在して、ベースフレーム2の側壁等に溶接された軸サポータ24により支持されている。また、一対の第2ガイドローラ21の上端は、延長ビーム4の下面4dに接触している。ここで固定側ガイドローラ機構20においては、「レール状のもの」は延長ビーム4の下面4dが該当する。
第2ガイドローラ21の基端には、第2ガイドローラ21の外縁が半径方向に突出して形成された環状の鍔部が設けられている。また延長ビーム4の下端には、Y軸方向で両側に突出した、延長ビーム4の接触部が形成されている。延長ビーム4は、一対の第2ガイドローラ21の鍔部によって、延長ビーム4の接触部がY軸方向で挟まれることにより、延長ビーム4のY軸方向の位置が決定される。
上で説明した構成、すなわち、一対の第1ガイドローラ37が上ガイドレール35、および下ガイドレール36に挟まれているとともに、一対の第2ガイドローラ21の上端が、延長ビーム4の下面4dに接触している構成により、延長ビーム4のZ方向の位置が決定されている。また、第1ガイドローラ37の基端に設けられた鍔部が、上ガイドレール35の接触部に接触する構成、および第2ガイドローラ21の基端に設けられた鍔部によって延長ビーム4の接触部が挟み込まれる構成により、延長ビーム4のY軸方向の位置が決定されている。これらの構成により延長ビーム4の動作の軌道が決定されている。
ここで、図5により、移動側ガイドローラ機構34の第1ガイドローラ37の構成について、詳細に説明する。軸部37aは、延長ビーム4の側壁に亘るように、Y軸方向に沿って設けられており、延長ビーム4の側壁に固定されている。すでに述べたように、軸部37aの両端は、延長ビーム4の側壁から外側に向けて突出しており、その突出した部分に、一対の軸受39が、それぞれの端部に設けられている。そしてこの軸受39を介して、第1ガイドローラ37が回転自在に設けられている。なお、図面では第1ガイドローラ37は、上ガイドレール35および下ガイドレール36の両方に接するように表示しているが、主に上ガイドレール35のみに接触して回転する。
次に、図4、図7、図8により、固定側ガイドローラ機構20の第2ガイドローラ21周辺の構成について詳細に説明する。図7は、固定側ガイドローラ機構20に用いられている偏心軸23の説明図であり、図7(A)は偏心軸23の正面図、図7(B)は偏心軸23の側面図である。図8は、固定側ガイドローラ機構20に用いられている軸サポータ24の説明図であり、図8(A)は軸サポータ24の正面断面図、図8(B)は軸サポータ24の側面図である。
ベースフレーム2の両側の側壁には、2つの軸サポータ24が、同じ上下高さで溶接により固定されている。図8に示すように軸サポータ24は、筒形状をしており、一方の端面には、偏心軸23を固定するためのねじ穴24aが、16箇所、等間隔で設けられている。等間隔で設けられているので、隣接するねじ穴24a間の中心角度は、22.5度となる。軸サポータ24は、ねじ穴24aが設けられている端面が、外方向を向くように溶接されている。
軸サポータ24には、偏心軸23が嵌装された状態で、ボルトにより固定されている。偏心軸23は、軸サポータ24と結合されるフランジ部23cと、このフランジ部23cと溶接により固定され、軸サポータ24の孔部に嵌装される保持部23aと、円柱形状である保持部23aの軸心と、異なる位置に軸心を持つ、円柱形状の偏心部23aと、を含んで構成されている。本実施形態では、保持部23aの軸心と偏心部23bの軸心との距離は5mmとなっている。フランジ部23cには、軸サポータ24との結合するためのボルトの通し孔が4か所、等分になるように設けられている。
偏心軸23の偏心部23bには、一対の軸受22が設けられており、この軸受22を介して第2ガイドローラ21が回転自在に設けられている。
図2に示すように、トロリ8は、ベースフレーム2の下端で、X軸方向に移動可能に吊り下げられている。トロリ8の下方には、電磁石用チェーン11を介して電磁石12が略水平に吊り下げられている。
次に、吊りビーム装置1における延長ビーム4およびトロリ8を移動させる駆動機構について図2から図6に基づいて説明する。なお、本実施形態に係る吊りビーム装置1の駆動機構は公知の機構であり、その動作のみを説明する。
図2、図6に示すように、ベースフレーム2の上面にはモータ25が設けられている。このモータ25からの回転動力が、モータ25の出力軸の先端に設けられているスプロケット26から、図示しないローラチェーンにより、各動作部分に設けられているスプロケット26に伝達される。本実施形態に係る吊りビーム装置1では、1つのモータ25により、2つの延長ビーム4が、同時に同じ動作量だけ動作させられるとともに、トロリ8が、6つの電磁石12が等間隔になるように動作させられる。
本実施形態の吊りビーム装置1の組立時の調整方法について、図1、図4、図7、図8により説明する。図1は本発明の実施形態に係る吊りビーム装置1の固定側ガイドローラ機構20周辺の正面拡大図である。
作業者は、吊りビーム装置1の組み立てにおいて、ベースフレーム2に溶接されている軸サポータ24に、偏心軸23を嵌装させる工程で、軸サポータ24の軸心を含む水平面内に、偏心軸23の偏心部23bの軸心が含まれるように、偏心軸23を軸サポータ24に嵌装させ、4本のボルトで、偏心軸23を軸サポータ24に固定する。
吊りビーム装置1の組立が完成した後、作業者は、6つの電磁石12の下面の上下位置が、あらかじめ定められた範囲内に入っているかどうかを検査する。検査した結果、延長ビーム4の外側先端に設けられている電磁石12の上下位置が所定の範囲内に入っている場合は、他の検査項目が基準内に入っていることを確認して出荷する。ここで電磁石12の上下位置が所定の範囲内に入っていない場合、ベースフレーム2に対して延長ビーム4の上下位置を変更することで、電磁石12の上下位置を調整する。なお作業者は検査の際に、電磁石12の下面の上下位置を測定しておく。
調整作業を、図1により具体的に説明する。まず作業者は、軸サポータ24と偏心軸23を固定している4本のボルトを取り外す。次に作業者は、偏心軸23を軸サポータ24に嵌装させたまま、フランジ部23cにより偏心軸23をあらかじめ定められた角度だけ時計回りまたは反時計回りに回転させ、フランジ部23cのねじの通し孔を、軸サポータ24の異なる位置のねじ穴24aに合わせる。本実施形態では、ねじ穴24aは22.5度ずつ、つまり、一周を16等分して設けられている。このようにフランジ部23cを回転させることで、偏心軸23の偏心部23bの軸心が、軸サポータ24の軸心を含む水平面から上方向、または下方向に動作する。
この調整作業の際、移動側ガイドローラ機構34の上下位置は変わらないので、この移動側ガイドローラ機構34を中心にして、固定側ガイドローラ機構20の第2ガイドローラ21の上下位置が変更されると、延長ビーム4の先端に設けられている電磁石12の下面の上下位置が変更される。作業者は、フランジ部23cを回転させたうえで再度4本のボルトで、軸サポータ24と偏心軸23とを固定する。
ベースフレーム2に対して延長ビーム4の上下位置が変更可能に構成されていることにより、溶接などにより製作された部品を組み立て、この組み立てられた状態で延長ビーム4の上下位置を変更するだけで、吊りビーム装置1に複数配置されている電磁石12の上下高さを合わせることができる。よって、組立てられた状態での調整作業を容易に行うことができ、作業時間を短縮することができるとともに、調整後の電磁石12の上下高さの精度を上げることができる。
ガイドローラ機構を構成するガイドローラの上下位置が変更可能に構成されていることにより、ガイドローラとともにガイドローラ機構を構成するガイドレール等の上下位置を変更する機構よりも、簡易に延長ビーム4の上下位置を変更する機構を構成することができる。
ベースフレーム2にガイドローラが設けられている固定側ガイドローラ機構20の上下位置が変更可能に構成されていることにより、作業者が、ベースフレーム2の外側から容易に固定側ガイドローラ機構20の第2ガイドローラ21にアクセスして作業をすることができるので、調整作業が容易になる。
第2ガイドローラ21は、軸受22を介して偏心軸23に回転可能に軸支され、この偏心軸23が、軸サポータ24に対してあらかじめ定められた角度で固定されていることで、第2ガイドローラ21の上下位置が変更されることにより、軸サポータ24に対して偏心軸23を回転させて固定する簡易な作業を行うことのみで延長ビーム4の上下位置を変更することができる。これにより、作業時間をより短縮することができるとともに、調整後の電磁石12の上下高さの精度をより上げることができる。
本実施形態では、固定側ガイドローラ機構20の第2ガイドローラ21の上下位置を変更可能な構成としたが、これに限定されない。移動側ガイドローラ機構34の第1ガイドローラ37の上下位置を変更可能な構成とすることもでき、また第1ガイドローラ37と第2ガイドローラ21の両方の上下位置を変更可能な構成とすることもできる。第1ガイドローラ37の上下位置を変更可能な構成とする場合、延長ビーム4の内面側に軸部37aの上下位置を変更できる機構を設ける。
また、本実施形態では、ベースフレーム2に対し、延長ビーム4を1段設ける構成としたが、特にこれに限定されない。例えば1段目の延長ビーム4の内部に、さらに2段目の延長ビーム4を設けることも可能である。この場合、固定側ガイドローラ機構20は、1段目の延長ビーム4に設けられる。
加えて、本実施形態では、第2ガイドローラ21の上下位置を変更可能な構成として、偏心軸23を用いた構成について説明したが、これに限定されない。例えば、第2ガイドローラ21を軸支するサポータを、くさびを用いて上下させたり、ボルトにより上下させたりする構成も本発明に含まれる。
1 吊りビーム装置
2 ベースフレーム
4 延長ビーム
12 電磁石
20 固定側ガイドローラ機構
21 第2ガイドローラ
22 軸受
23 偏心軸
24 軸サポータ
34 移動側ガイドローラ機構
37 第1ガイドローラ

Claims (4)

  1. 被運搬物を、複数の電磁石により吊り下げる吊りビーム装置であって、
    ベースフレームと、
    該ベースフレームの長手方向に動作することで前記吊りビーム装置を伸縮させる延長ビームと、を含んで構成されており、
    前記ベースフレームと、前記延長ビームと、にそれぞれ電磁石が吊り下げられており、
    前記ベースフレームに対して、前記延長ビームの上下位置が変更可能に構成されている、
    ことを特徴とする吊りビーム装置。
  2. 前記延長ビームは、ガイドローラ機構により、前記延長ビームの動作の軌道が決定されており、
    前記ガイドローラ機構を構成するガイドローラの上下位置が変更可能に構成されている、
    ことを特徴とする請求項1 に記載の吊りビーム装置。
  3. 前記ガイドローラ機構は、
    前記ベースフレームにガイドローラが設けられている固定側ガイドローラ機構と、
    前記延長ビーム側にガイドローラが設けられている移動側ガイドローラ機構と、からなり、
    前記固定側ガイドローラ機構のガイドローラの上下位置が変更可能に構成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の吊りビーム装置。
  4. 前記ガイドローラは、軸受を介して偏心軸に回転可能に軸支されているとともに、
    該偏心軸は、軸サポータに嵌装させられており、
    前記軸サポータと、前記偏心軸とが、複数の異なる位置で固定されることで前記ガイドローラの上下位置が変更される、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の吊りビーム装置。
JP2016042014A 2016-03-04 2016-03-04 吊りビーム装置 Active JP6619263B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016042014A JP6619263B2 (ja) 2016-03-04 2016-03-04 吊りビーム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016042014A JP6619263B2 (ja) 2016-03-04 2016-03-04 吊りビーム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017154882A JP2017154882A (ja) 2017-09-07
JP6619263B2 true JP6619263B2 (ja) 2019-12-11

Family

ID=59809165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016042014A Active JP6619263B2 (ja) 2016-03-04 2016-03-04 吊りビーム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6619263B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017154882A (ja) 2017-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10494188B2 (en) Pallet transport device
TWI383467B (zh) Stage device
KR20140028186A (ko) 레이저 용접 장치
KR102017097B1 (ko) 팔레트 반송 장치
US20150258648A1 (en) Workpiece machining method and workpiece machining jig therefor
JP4138858B2 (ja) ステージ装置
CN101590593B (zh) 一种工件翻转装配台
JP2020179444A (ja) ロボットのメンテナンス装置およびロボットのメンテナンス方法
TW201718371A (zh) 托板搬送裝置
JP2007137254A (ja) 走行台車搭載ロボットの搬送台車
JP6619263B2 (ja) 吊りビーム装置
JP2017217730A (ja) パレット搬送装置
JP6174272B1 (ja) ワーク位置決め装置
KR101105270B1 (ko) 이송롤러 유닛 및 이를 이용한 이송장치
JP6375347B2 (ja) 搬送装置
JP2011148010A (ja) ポジショナを備えたロボットシステム
JP2008023628A (ja) 組立装置
JP4585018B2 (ja) ステージ装置
CN104708377B (zh) 一种粗精铣机器人大臂专用夹具
JP7305147B2 (ja) 運搬装置及び運搬方法
KR101841883B1 (ko) 고중량물 수동식 턴테이블 장치
JP2009147298A (ja) ステージ装置
JP2016069144A (ja) 搬送設備
CN218023680U (zh) 一种用于变速器壳体加工的定位装置
CN102672405B (zh) 工件变位机和工件的变位加工方法、变位加工系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6619263

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150