JP6618781B2 - グラスラン - Google Patents

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Description

本発明は、車両のドアに設けられたドアサッシュ(枠体)に沿って嵌装され、昇降するドアガラスを案内するグラスランに関するものである。
従来、図10に示すように、車両のフロントドア200及びリヤドア300のドアサッシュ(枠体)400には、グラスラン20が嵌装されて、昇降するドアガラス9を案内するようになっている。
図11は、フロントドア200側に取付けられるグラスラン20を示している。グラスラン20は、フロントドア200のドアパネル200aの内部から上方に延びるフロント側縦辺部11及びリヤ側縦辺部12、そして2本の縦辺部11,12の上端を接続する横辺部13から構成されている。2本の縦辺部11,12及び横辺部13は、通常、押出成形により形成され、縦辺部11,12と横辺部13は、2箇所の型成形部14,15を介して接続されている。
このうち、リヤ側縦辺部12側に対して、例えば、図12で示すようなグラスラン20を設けられたものが知られている。
このようなグラスラン20は、車両のドア200に設けられた、車外側よりも車内側の方が長い断面略「つ」字状のドアサッシュ400に沿って嵌装されている。ドアサッシュ400は、車外側枠部401とそれより長い断面形状の車内側枠部402とそれらを連結する連結枠部403からなり、車内側枠部402には車外側に向けて突出した突出部402aが形成されている。
グラスラン20は、内側に溝部27を形成し、車外側側壁部23とその車外側側壁部23よりも長い断面形状の車内側側壁部22とそれらを連結する連結壁部24からなる断面略「つ」字状の本体部21と、車外側側壁部23の車内側面から車内側に向けて延びドアガラス9に摺接するアウタリップ部26と、車内側側壁部22の端部から連結壁部24側に所定距離L分、離れた位置の車外側面から車外側に向けて延びドアガラス9に摺接するインナリップ部25と、車内側側壁部22の端部22aからドアサッシュ400の車内側枠部402を車内側側壁部22との間で挟むように延びドアサッシュ400の車内側枠部402の車内側面に弾接する大型の保持リップ部28を備えている。
また、車内側側壁部22には車内側及び車外側に向けてそれぞれリップ部29a,29bが延設されている。車内側側壁部22から車内側に延びるリップ部29aは、ドアサッシュ400の車内側枠部402に設けられた突出部402aによって係止され、車内側側壁部22から車外側に延びるリップ部29bは、ドアガラス9に摺接することで車内側側壁部22側に撓むインナリップ部25の車内側に当接してインナリップ部25を支持するようになっている。なお、車内側側壁部22の車内側及び車外側,車外側側壁部23の車内側及び車外側,リップ29bの車外側にはそれぞれ滑り止め用の凹凸部29d,29e,29f,29g,29hが形成されている。
インナリップ部25は、車内側側壁部22の車外側面から連結壁部24側に向かって延びている。また、アウタリップ部26は、車外側側壁部23の車内側面から車内側に向かって延びる二股状に、すなわち、車外側側壁部23の端部内面から連結壁部24側に向かって延び、インナリップ部25と相対向してそのインナリップ部25とドアガラス9を挟持するように設けられた内当てリップ26Xと、内当てリップ26Xに対して略垂直に延びる外当てリップ26Yから構成されている。
このように、車内側側壁部が車外側側壁部よりも長い断面形状をしたグラスランについては、例えば特許文献1及び2に記載されている。
特表2008−518135号公報 特開2014−159193号公報
しかしながら、図12に示したように、車内側側壁部22が車外側側壁部23よりも長くインナリップ部25の付け根部が車内側側壁部22の端部22aから離れた部位に位置する場合には、ドアガラス9が閉じられると、そのドアガラス9と、車内側側壁部22の端部22aとインナリップ部25の付け根部との間に大きな空間M1が生じるので、特に静粛性について問題になる。
これは、ドアガラス9を透過した音(図12では透過音を実線で示した)は空間M1に進入すると、車内側側壁部22とドアガラス9の間で反響することで(図12では反響音を点線で示した)音圧レベルが増幅される。反響音が車内側に放出(図12では放出音を一点鎖線で示した)される際には、空間M1に進入する前よりも音圧レベルが大きくなっていることによるものである。
これに対して、特許文献1に記載の発明は、ストリップと、これに接続されるフラップとの境界線が目立つのを防ぐために、境界線付近にストリップのリップを配置し、境界線を目隠しするものであり、ドアガラスを透過した音がガラスとフラップで形成される空間内で反響し増幅される現象について、ましてその現象を対策すると言った記載はない。
また、特許文献2に記載の発明は、パネルドアのサッシュ幅を狭くして見栄えよくするために、車外側側壁部より長くした車内側側壁部の中央からパネルへ弾接する弾接片を設けるとともにサッシュの構造を変えたものであり、特許文献1と同様にドアガラスを透過した音がガラスとフラップで形成される空間内で反響し増幅される現象について、ましてその現象を対策すると言った記載はない。
そこで、本発明の目的とするところは、車外からドアガラスを透過してきた音を低減させるグラスランを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のグラスランは、車両のドア(200)に設けられた枠体(400)に沿って嵌装され、昇降するドアガラス(9)を溝部(27)に案内する、車外側側壁部(23)とその車外側側壁部(23)よりも長い断面形状の車内側側壁部(22)とそれらを連結する連結壁部(24)からなる断面略「つ」字状の本体部(21)と、前記車外側側壁部(23)の端部(23a)から車内側に向けて延び前記ドアガラス(9)の車外側面に摺接するアウタリップ部(26)と、前記アウタリップ部(26)の摺接位置に相対向する、前記ドアガラス(9)の車内側面の位置に摺接するインナシール部(50)と、前記車内側側壁部(22)の端部(22a)から、前記枠体(400)の車内側枠部(402)を前記車内側側壁部(22)との間で挟むように延び、前記枠体(400)の車内側枠部(402)の車内側面に弾接する保持リップ部(28)を備えるグラスラン(20)であって、
前記車内側側壁部(22)の端部(22a)から前記車外側に向けて立設された立設片(101)と、前記立設片(101)から前記連結壁部(24)側に向けて延び、前記本体部(21)の壁部(22,23,24)内面,前記アウタリップ部(26),及び前記インナシール部(50)のうちいずれか一つの部位に接続される覆い片(102)を有し、前記車内側側壁部(22)と前記ドアガラス(9)の車内側面との間に生じる空間(M1)を閉じる遮音壁(100)を一体的あるいは別体的に突設してなり、
前記遮音壁(100)の覆い片(102)は前記車内側側壁部(22)に接続され、
さらに、前記インナシール部(50)は、前記車内側側壁部(22)の端部(22a)から前記連結壁部(24)側に所定距離(L1)分、離れた位置の車外側面から車外側に向けて延びるインナリップ部(25)であり、
前記遮音壁(100)の覆い片(102)は前記インナリップ部(25)の付け根部(25b)に接続されてなることを特徴とする。
また、本発明は、車両のドア(200)に設けられた枠体(400)に沿って嵌装され、昇降するドアガラス(9)を溝部(27)に案内する、車外側側壁部(23)とその車外側側壁部(23)よりも長い断面形状の車内側側壁部(22)とそれらを連結する連結壁部(24)からなる断面略「つ」字状の本体部(21)と、前記車外側側壁部(23)の端部(23a)から車内側に向けて延び前記ドアガラス(9)の車外側面に摺接するアウタリップ部(26)と、前記アウタリップ部(26)の摺接位置に相対向する、前記ドアガラス(9)の車内側面の位置に摺接するインナシール部(50)と、前記車内側側壁部(22)の端部(22a)から、前記枠体(400)の車内側枠部(402)を前記車内側側壁部(22)との間で挟むように延び、前記枠体(400)の車内側枠部(402)の車内側面に弾接する保持リップ部(28)を備えるグラスラン(20)であって、
前記車内側側壁部(22)の端部(22a)から前記車外側に向けて立設された立設片(101)と、前記立設片(101)から前記連結壁部(24)側に向けて延び、前記本体部(21)の壁部(22,23,24)内面,前記アウタリップ部(26),及び前記インナシール部(50)のうちいずれか一つの部位に接続される覆い片(102)を有し、前記車内側側壁部(22)と前記ドアガラス(9)の車内側面との間に生じる空間(M1)を閉じる遮音壁(100)を一体的あるいは別体的に突設してなり、
前記遮音壁(100)の覆い片(102)は前記車内側側壁部(22)に接続され、
さらに、前記インナシール部(50)は、前記車内側側壁部(22)の端部(22a)から前記連結壁部(24)側に所定距離(L1)分、離れた位置の車外側面から車外側に向けて延びるインナリップ部(25)であり、
前記遮音壁(100)の覆い片(102)は前記インナリップ部(25)の先端部(25a)に接続されてなることを特徴とする。
また、本発明は、車両のドア(200)に設けられた枠体(400)に沿って嵌装され、昇降するドアガラス(9)を溝部(27)に案内する、車外側側壁部(23)とその車外側側壁部(23)よりも長い断面形状の車内側側壁部(22)とそれらを連結する連結壁部(24)からなる断面略「つ」字状の本体部(21)と、前記車外側側壁部(23)の端部(23a)から車内側に向けて延び前記ドアガラス(9)の車外側面に摺接するアウタリップ部(26)と、前記アウタリップ部(26)の摺接位置に相対向する、前記ドアガラス(9)の車内側面の位置に摺接するインナシール部(50)と、前記車内側側壁部(22)の端部(22a)から、前記枠体(400)の車内側枠部(402)を前記車内側側壁部(22)との間で挟むように延び、前記枠体(400)の車内側枠部(402)の車内側面に弾接する保持リップ部(28)を備えるグラスラン(20)であって、
前記車内側側壁部(22)の端部(22a)から前記車外側に向けて立設された立設片(101)と、前記立設片(101)から前記連結壁部(24)側に向けて延び、前記本体部(21)の壁部(22,23,24)内面,前記アウタリップ部(26),及び前記インナシール部(50)のうちいずれか一つの部位に接続される覆い片(102)を有し、前記車内側側壁部(22)と前記ドアガラス(9)の車内側面との間に生じる空間(M1)を閉じる遮音壁(100)を一体的あるいは別体的に突設してなり、
前記遮音壁(100)の一部を前記インナシール部(50)とすることを特徴とする。
また、本発明は、車両のドア(200)に設けられた枠体(400)に沿って嵌装され、昇降するドアガラス(9)を溝部(27)に案内する、車外側側壁部(23)とその車外側側壁部(23)よりも長い断面形状の車内側側壁部(22)とそれらを連結する連結壁部(24)からなる断面略「つ」字状の本体部(21)と、前記車外側側壁部(23)の端部(23a)から車内側に向けて延び前記ドアガラス(9)の車外側面に摺接するアウタリップ部(26)と、前記アウタリップ部(26)の摺接位置に相対向する、前記ドアガラス(9)の車内側面の位置に摺接するインナシール部(50)と、前記車内側側壁部(22)の端部(22a)から、前記枠体(400)の車内側枠部(402)を前記車内側側壁部(22)との間で挟むように延び、前記枠体(400)の車内側枠部(402)の車内側面に弾接する保持リップ部(28)を備えるグラスラン(20)であって、
前記車内側側壁部(22)の端部(22a)から前記車外側に向けて立設された立設片(101)と、前記立設片(101)から前記連結壁部(24)側に向けて延び、前記本体部(21)の壁部(22,23,24)内面,前記アウタリップ部(26),及び前記インナシール部(50)のうちいずれか一つの部位に接続される覆い片(102)を有し、前記車内側側壁部(22)と前記ドアガラス(9)の車内側面との間に生じる空間(M1)を閉じる遮音壁(100)を一体的あるいは別体的に突設してなり、
前記遮音壁(100)の立設片(101)は、前記ドアガラス(9)との間隙(S)が、0mm以上1mm以下の範囲内になるように設けられてなることを特徴とする。
また、本発明は、前記遮音壁(100)の一部を前記インナシール部(50)とすることを特徴とする。
また、本発明は、前記遮音壁(100)の立設片(101)は、前記ドアガラス(9)との間隙(S)が、0mm以上1mm以下の範囲内になるように設けられてなることを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明によれば、本体部の断面形状が車外側側壁部よりも車内側側壁部側が長く、グラスランにおいて、車内側側壁部の端部から車外側に立設された立設片と覆い片を有し、車内側側壁部とドアガラスの車内側面との間に生じる空間を閉じる遮音壁を突設してなるので、ドアガラスの閉時に車外側からドアガラスを透過した音が空間内で反響し増幅され、車内側に放出される音を遮蔽することができる。
よって乗務員に不快感を与えることが軽減される。
また、遮音壁の立設片から延びる覆い片は、本体部を構成する3つの壁部(車内側側壁部,車外側側壁部,連結壁部)の内面,アウタリップ部,及びインナシール部のうちいずれか一つの部位に接続される。
すなわち、インナシール部が、車内側側壁部の端部から連結壁部側に所定距離分、離れた位置の車外側面から車外側に向けて延びるインナリップ部である場合、覆い片はインナリップ部の付け根部となる車内側側壁部や、あるいはインナリップ部の先端部に接続されてなる。覆い片がインナリップ部の付け根部に接続される場合には、インナリップ部の先端側がドアガラスの車内側面の位置に摺接し、覆い片がインナリップ部の先端部に接続される場合には、覆い片の一部がインナシール部としてドアガラスの車内側面の位置に摺接する。また、覆い片が車外側側壁部や連結壁部の内面に接続される場合や、同じく覆い片がアウタリップ部に接続される場合にも、覆い片の一部がインナシール部としてドアガラスの車内側面の位置に摺接する。
また、遮音壁の立設片は、ドアガラスとの間隙が、0mm以上で1mm以下の範囲内になるように設けられてなることが望ましく、さらには0mmとする0タッチの状態にすることが理想的である。これに対して、0mmよりも小さい場合、すなわち、遮音壁の立設片がドアガラスに弾接する場合には、弾接した部位によってドアガラスの振動状態が変わり、このことが透過音の音圧レベルに影響を与える。ある周波数帯では透過音の音圧レベルが大きくなってしまい好ましくない。
なお、前述の特許文献1、特許文献2には、車内側側壁部の端部にリップが設定されているが、いずれもドアガラスに弾接しており、この好ましくない状態となっている。
本発明の実施形態に係るグラスランを示す、図11のA−A線拡大断面図である。 図1のグラスランにおいてドアガラスが閉じた状態を示す、図11のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る別のグラスランをドアガラス閉時に示す、図11のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る別のグラスランをドアガラス閉時に示す、図11のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る別のグラスランをドアガラス閉時に示す、図11のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る別のグラスランをドアガラス閉時に示す、図11のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るグラスランと比較するために示した追加リップ採用のグラスランを示す、図11のA−A線拡大断面図である。 図7に示した追加リップが撓んだ状態を示す、図11のA−A線拡大断面図である。 ドライバーのガラス側の耳位置相当で測定した周波数と音圧レベルとの関係を示すグラフである。 車両を示す側面図である。 図10のフロントドアに取付けられるグラスランを示す側面図である。 従来例に係るグラスランを示す、図11のA−A線拡大断面図である。
図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係るグラスランについて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るグラスラン20がドアサッシュ(枠体)400に組付けられ、ドアガラス9が開いた状態を示すもので、図11のA−A線拡大断面に相当し、図2は、ドアガラス9が閉じた状態を示すものである。なお、従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。
本発明の実施形態に係るグラスラン20は、プレスドアタイプのフロントドア200(リヤドア300の場合も同様)のドアパネル200aにスポット溶接で取付けられたドアサッシュ(枠体)400に嵌装され、昇降するドアガラス9を溝部27内に案内するものである。
図1で示したグラスラン20は、図11において、フロントドア200のドアパネル200aの内部から上方に延び、ベルトラインBLの位置を跨いで上下に連続するように配置されたリヤ側縦辺部12に適用されるものであり、通常、押出成形により形成される。
ドアサッシュ400は、図1に示すように、車外側よりも車内側の方が長い断面略「つ」字状で、車外側枠部401と車内側枠部402とそれらを連結する連結枠部403からなる。ここでは、断面形状において車内側枠部402の長さは車外側枠部401の長さのおよそ2倍で車外側枠部401と車内側枠部402は略平行である。なお、車内側枠部402には車外側に向けて突出した突出部402aが形成されている。
ドアサッシュ400の形状に対応してグラスラン20の形状も車外側よりも車内側の方が長い断面略「つ」字状で、昇降するドアガラス9を案内する溝部27を形成する本体部21を備えている。本体部21は、2つの側壁部である車内側側壁部22と車外側側壁部23と、そして車内側側壁部22と車外側側壁部23とを連結する連結壁部24によって形成されている。ここでは、断面形状において車内側側壁部22の長さは車外側側壁部23の長さのおよそ2倍としている。また、グラスラン20がドアサッシュ400に組付けられた状態で車内側側壁部22と車外側側壁部23は断面略直線状で、車外側側壁部23の方は車外側枠部401と略平行であるが、車内側側壁部22側については、車内側枠部402に対してその端部22a側が車内側に向けて傾斜している。
車内側側壁部22の端部22aから連結壁部24側に所定距離L1分、離れた位置の車外側面には、車内側側壁部22から車外側に向けて、より具体的には、連結壁部24側に向かって先端25a側が延び、インナシール部50として機能するインナリップ部25が形成されている。
また、車外側側壁部23の端部23a位置の内面、すなわち、車外側側壁部23の端部23aの位置における車内側面には車内側に向かって延びる二股状のアウタリップ部26が形成されている。
インナリップ部25とアウタリップ部26は、ドアガラス9を車内側及び車外側から挟持するように設けられ、ドアガラス9の表面に摺接する。アウタリップ部26は、ドアガラス9の車外側面に摺接し、インナリップ部25は、ドアガラス9を挟んでアウタリップ部26が摺接する位置に相対向する、ドアガラス9の車内側面の位置に摺接するようにしている。
アウタリップ部26は、車外側側壁部23の端部23a位置から車内側に向けて、より具体的には、連結壁部24側に向かって延び、インナリップ部25に相対向する内当てリップ26Xと、内当てリップ26Xの付け根部から内当てリップ26Xの延びる方向に対して略垂直で連結壁部24側とは逆側に延びる外当てリップ26Yからなるもので、二股状に構成されている。
また、車内側側壁部22には車内側及び車外側に向けてそれぞれリップ部29a,29bが延設されている。車内側側壁部22から車内側に延びるリップ部29aは、ドアサッシュ400の車内側402に設けられた突出部402aによって係止され、車内側側壁部22から車外側に延びるリップ部29bは、ドアガラス9に摺接することで車内側側壁部22側に撓むインナリップ部25の車内側に当接してインナリップ部25を支持するようになっている。
また、車内側側壁部22の端部22aにおける車内側面には、保持リップ部28が設けられている。保持リップ部28は、グラスラン20がドアサッシュ400に組付けられた状態では、ドアサッシュ400の車内側枠部402を車内側側壁部22との間で挟むように車両の後方に向かって延び、車内側枠部402の車内側面に保持リップ部28の車外側が弾接していて、これによりドアサッシュ400に嵌装されたグラスラン20はドアサッシュ400内において保持される。なお、車内側側壁部22の車内側及び車外側,車外側側壁部23の車内側及び車外側,リップ29bの車外側にはそれぞれ滑り止め用の凹凸部29d,29e,29f,29g,29hが形成されている。
そして、車内側側壁部22の車外側、すなわちドアガラス9の閉時にそのドアガラス9と車内側側端部22との間でかつベルトラインBLより上部には遮音壁100を突設してなる。
遮音壁100は、車内側側壁部22の端部22aから前記車外側に向けて立設された立設片101と、立設片101から連結壁部24側に向けてドアガラス9の車内側面に略平行に延び、そこから降下して車内側側壁部22の車外側でインナリップ部25の付け根部に接続される覆い片102を有している。
遮音壁100の立設片101は、リップ状でその先端とドアガラス9との間隙Sが小さくなるように設定されていて、空間M1(車内側側壁部22の端部22aとインナリップ部25の付け根部25bの間と、ドアガラス9の車内側面との間に生じる空間)の出口部の隙間を閉じている。本実施形態では、ドアガラス9との間隙Sが0mm以上1mm以下の範囲内でドアガラス9に弾接しないように設けられている。
また、立設片101の端部からインナリップ部25の付け根部25bにかけて車外側に膨出湾曲する覆い片102を設けるようにしたことで空間M1の大部分を、車内側側壁部22に接続されることで閉領域とされた遮音壁100で覆い隠すようにしている。
グラスラン20の本体部21,インナリップ部25,アウタリップ部26,保持リップ部28及びリップ部29a,29bの材質としては、EPDMゴム,オレフィン系熱可塑性エラストマー,スチレン系熱可塑性エラストマーなどがあげられるが、特に限定されるものではない。また製品としては、これら材質の内の一つによる単一構成であってもよいし、2種類以上を複合させた構成でもよい。また発泡させたものであってもよい。
また、遮音壁100は弾性を有するゴム様材料や多孔質材料など様々な公知の材料によって形成することができるが、本実施形態では、ソリッドゴムを使用することでグラスラン20の本体部21と一体的に成形されている。これにかえて、遮音壁100をスポンジゴムで構成したり、ソリッドゴムとスポンジゴムを併用して構成したりすることもできる。
このように、遮音壁100を車内側側壁部22から突設することによって、ドアガラス9の閉時に、そのドアガラス9と車内側側壁部22との間に生じる空間M1の出口部の隙間が少なくされるので、ドアガラス9の閉時に車外側からドアガラス9を透過した音が空間M1内で反響し増幅され、車内側に放出される音を遮蔽することができる。
また遮音壁100を設けることで空間M1自体の領域が少なくなるので、ドアガラス9を透過した音が空間M1内で反響し増幅される音の量を軽減させることもできる。
なお、本実施形態では、遮音壁100の覆い片102をインナリップ部25の付け根部25bに接続して、遮音壁100とインナリップ部25をそれぞれ独立させるようにしたが、図3に示すように、遮音壁100の覆い片102をインナリップ部25の先端部25aに接続して、遮音壁100とインナリップ部25を一体化して、遮音壁100の一部をインナシール部50としてドアガラス9の車内側面に摺接させるようにすることもできる。
ここでは、遮音壁100の立設片101とそこから連結壁部24側に延びる覆い片102の一部をスポンジゴムで構成し、ドアガラス9の車内側面に摺接するインナシール部50の部分を含め残りの部分をソリッドゴムで構成した。このようにスポンジゴムで構成するのは、仮にその部分がドアガラス9に圧接した際、遮音性への悪影響を緩和することができるからである。また、遮音壁100の覆い片102は、立設片101側からドアガラス9から離間するように車内側に向かって傾斜していて容易にドアガラス9に弾接しないようにしている。また、遮音壁100の一部をスポンジゴムで構成した場合はその分低反力になるので、仮に遮音壁100がドアガラス9に圧接した際保持リップ部28が浮き上がる様な力が働くことを緩和することもできる。
また、遮音壁100とインナリップ部25を一体化したものは、別体のものと比較して空間M1自体の領域をより少なくすることができるので遮音効果が高い。
さらには、図4に示すように、遮音壁100の覆い片102を本体部21の連結壁部24の内面に接続したり、図5に示すように、本体部21の車外側側壁部23の内面に接続したり、図6に示すように、アウタリップ部26の内当てリップ26Xの先端部に接続したりすることもできる。
このように、遮音壁100を中空にしたものは、別体のものと比較して遮音壁100とインナリップ部25の間にゴミが溜まることを防止することができるし、ドアガラス9側から車内側を見たときに遮音壁100の稜線が見えて見栄えが悪いといった問題を解決することができる。
また、遮音壁100の立設片101について、ドアガラス9との間隙Sが0mm以上1mm以下の範囲内でドアガラス9に弾接しないように設けた(間隙Sを0mmとする0タッチの状態にすることが理想的である)が、遮音壁100とドアガラス9との間隙Sをもう少し広くしても、立設片101とそれから延びる覆い片102を設けた分、空間M1の出口を塞ぐとともに空間M1の領域を少なくするので車内側に音が伝わることを抑制することができる。
なお、図7に示すように、遮音壁100として断面略舌状の追加リップ30だけを設けることが考えられるが、図8に示すように、ドアガラス9の組付け時やドアガラス9の閉時に追加リップ30が撓んで反転する恐れがある。このように追加リップ30が反転すると追加リップ30の先端部とドアガラス9との間に新たな空間M2が発生して反響音により音圧レベルが大きくなってしまう可能性がある。
次に、図9に、ドライバーのガラス側の耳位置相当において、車外に設けられたスピーカー(図示しない)から音を出したときの車内側に伝わる音量を測定した結果を示す。
これは、図3に示したように、(2)遮音壁100の覆い片102をインナリップ部25の先端部25aに接続して遮音壁100とインナリップ部25を一体化した中空タイプのグラスラン20を、図12に示したように、(1)遮音壁100をまったく設けないグラスラン20と比較したものである。
これによれば、ドアガラス9のコインシデンス周波数である3150Hz辺りを中心に1000〜8000Hzといった広範囲で、(2)遮音壁100を設けたものが、音圧レベルが低下し、車内において静粛性が向上して効果大であることが確認できた。
また、本実施形態では、遮音壁100をリヤ側縦辺部12においてベルトラインBLより上方でフロントドア200のコーナー部の型成形部まで設けるようにしたが、リヤ側縦辺部12において乗務員の耳の高さ位置周りだけに設けるようにしてもよい。
また、遮音壁100をグラスラン20に対して一体的に成形したが、別体の遮音壁100をグラスラン20に対して接着剤や両面テープなどを使用して取付けるようにしてもよい。
9 ドアガラス
11 フロント側縦辺部
12 リヤ側縦辺部
13 横辺部
14,15 型成形部
20 グラスラン
21 本体部
22 車内側側壁部
22a 車内側側壁部の端部
23 車外側側壁部
23a 車外側側壁部の端部
24 連結壁部
25 インナリップ部
25a インナリップ部の端部
25b インナリップ部の付け根部
26 アウタリップ部
26X 内当てリップ
26Y 外当てリップ
27 溝部
28 保持リップ部
28a 保持リップ部の先端部
28b 保持リップ部の付け根部
29a,29b リップ部
29d,29e,29f,29g,29h 凹凸部
30 追加リップ
50 インナシール部
100 遮音壁
101 立設片
102 覆い片
200 フロントドア
200a ドアパネル
300 リヤドア
400 ドアサッシュ(枠体)
401 車外側枠部
402 車内側枠部
402a 突出部
402b 車内側枠部の端部
403 連結部
L1 所定距離
M1 空間
M2 空間
BL ベルトライン

Claims (6)

  1. 車両のドアに設けられた枠体に沿って嵌装され、昇降するドアガラスを溝部に案内する、車外側側壁部とその車外側側壁部よりも長い断面形状の車内側側壁部とそれらを連結する連結壁部からなる断面略「つ」字状の本体部と、前記車外側側壁部の端部から車内側に向けて延び前記ドアガラスの車外側面に摺接するアウタリップ部と、前記アウタリップ部の摺接位置に相対向する、前記ドアガラスの車内側面の位置に摺接するインナシール部と、前記車内側側壁部の端部から、前記枠体の車内側枠部を前記車内側側壁部との間で挟むように延び、前記枠体の車内側枠部の車内側面に弾接する保持リップ部を備えるグラスランであって、
    前記車内側側壁部の端部から前記車外側に向けて立設された立設片と、前記立設片から前記連結壁部側に向けて延び、前記本体部の壁部内面,前記アウタリップ部,及び前記インナシール部のうちいずれか一つの部位に接続される覆い片を有し、前記車内側側壁部と前記ドアガラスの車内側面との間に生じる空間を閉じる遮音壁を一体的あるいは別体的に突設してなり、
    前記遮音壁の覆い片は前記車内側側壁部に接続され、
    さらに、前記インナシール部は、前記車内側側壁部の端部から前記連結壁部側に所定距離分、離れた位置の車外側面から車外側に向けて延びるインナリップ部であり、
    前記遮音壁の覆い片は前記インナリップ部の付け根部に接続されてなることを特徴とするグラスラン。
  2. 車両のドアに設けられた枠体に沿って嵌装され、昇降するドアガラスを溝部に案内する、車外側側壁部とその車外側側壁部よりも長い断面形状の車内側側壁部とそれらを連結する連結壁部からなる断面略「つ」字状の本体部と、前記車外側側壁部の端部から車内側に向けて延び前記ドアガラスの車外側面に摺接するアウタリップ部と、前記アウタリップ部の摺接位置に相対向する、前記ドアガラスの車内側面の位置に摺接するインナシール部と、前記車内側側壁部の端部から、前記枠体の車内側枠部を前記車内側側壁部との間で挟むように延び、前記枠体の車内側枠部の車内側面に弾接する保持リップ部を備えるグラスランであって、
    前記車内側側壁部の端部から前記車外側に向けて立設された立設片と、前記立設片から前記連結壁部側に向けて延び、前記本体部の壁部内面,前記アウタリップ部,及び前記インナシール部のうちいずれか一つの部位に接続される覆い片を有し、前記車内側側壁部と前記ドアガラスの車内側面との間に生じる空間を閉じる遮音壁を一体的あるいは別体的に突設してなり、
    前記遮音壁の覆い片は前記車内側側壁部に接続され、
    前記インナシール部は、前記車内側側壁部の端部から前記連結壁部側に所定距離分、離れた位置の車外側面から車外側に向けて延びるインナリップ部であり、
    前記遮音壁の覆い片は前記インナリップ部の先端部に接続されてなることを特徴とするグラスラン
  3. 車両のドアに設けられた枠体に沿って嵌装され、昇降するドアガラスを溝部に案内する、車外側側壁部とその車外側側壁部よりも長い断面形状の車内側側壁部とそれらを連結する連結壁部からなる断面略「つ」字状の本体部と、前記車外側側壁部の端部から車内側に向けて延び前記ドアガラスの車外側面に摺接するアウタリップ部と、前記アウタリップ部の摺接位置に相対向する、前記ドアガラスの車内側面の位置に摺接するインナシール部と、前記車内側側壁部の端部から、前記枠体の車内側枠部を前記車内側側壁部との間で挟むように延び、前記枠体の車内側枠部の車内側面に弾接する保持リップ部を備えるグラスランであって、
    前記車内側側壁部の端部から前記車外側に向けて立設された立設片と、前記立設片から前記連結壁部側に向けて延び、前記本体部の壁部内面,前記アウタリップ部,及び前記インナシール部のうちいずれか一つの部位に接続される覆い片を有し、前記車内側側壁部と前記ドアガラスの車内側面との間に生じる空間を閉じる遮音壁を一体的あるいは別体的に突設してなり、
    前記遮音壁の一部を前記インナシール部とすることを特徴とするグラスラン。
  4. 車両のドアに設けられた枠体に沿って嵌装され、昇降するドアガラスを溝部に案内する、車外側側壁部とその車外側側壁部よりも長い断面形状の車内側側壁部とそれらを連結する連結壁部からなる断面略「つ」字状の本体部と、前記車外側側壁部の端部から車内側に向けて延び前記ドアガラスの車外側面に摺接するアウタリップ部と、前記アウタリップ部の摺接位置に相対向する、前記ドアガラスの車内側面の位置に摺接するインナシール部と、前記車内側側壁部の端部から、前記枠体の車内側枠部を前記車内側側壁部との間で挟むように延び、前記枠体の車内側枠部の車内側面に弾接する保持リップ部を備えるグラスランであって、
    前記車内側側壁部の端部から前記車外側に向けて立設された立設片と、前記立設片から前記連結壁部側に向けて延び、前記本体部の壁部内面,前記アウタリップ部,及び前記インナシール部のうちいずれか一つの部位に接続される覆い片を有し、前記車内側側壁部と前記ドアガラスの車内側面との間に生じる空間を閉じる遮音壁を一体的あるいは別体的に突設してなり、
    前記遮音壁の立設片は、前記ドアガラスとの間隙が、0mm以上1mm以下の範囲内になるように設けられてなることを特徴とするグラスラン。
  5. 前記遮音壁の一部を前記インナシール部とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のグラスラン。
  6. 前記遮音壁の立設片は、前記ドアガラスとの間隙が、0mm以上1mm以下の範囲内になるように設けられてなることを特徴とする請求項1乃至3及び5のうちいずれか一つに記載のグラスラン。
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