JP6616677B2 - 医療用光複合ケーブル製造用中間体及び医療用光複合ケーブルの製造方法並びにカテーテルの製造方法 - Google Patents

医療用光複合ケーブル製造用中間体及び医療用光複合ケーブルの製造方法並びにカテーテルの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、血管内超音波検査等のカテーテル検査で使用される医療用光複合ケーブルを製造するための医療用光複合ケーブル製造用中間体及び医療用光複合ケーブルの製造方法並びにカテーテルの製造方法に関する。
従来、血管内超音波検査(IntraVascular UltraSound;IVUS)等のカテーテル検査を行う際は、カテーテルチューブと、カテーテルチューブに収容されていると共に電線が螺旋状に巻回されて形成されている医療用ケーブルと、を備えており、電線を全方向に撓ませることができる程度に可撓性が高いカテーテルが使用されている(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、近年は、カテーテル検査の更なる発展を目指し、医療用ケーブルの代替として、光照射や撮像等に使用される光ファイバが電線と複合されてなる医療用光複合ケーブルを採用することが検討されている。医療用光複合ケーブルとしては、例えば、光ファイバの周囲に電線が螺旋状に巻き付けられて形成されているものや光ファイバが収容されている保護チューブの周囲に電線が螺旋状に巻き付けられて形成されているものを採用することが考えられている。
特開2008−84546号公報
しかしながら、光ファイバの周囲に電線を巻き付ける場合は、光ファイバが電線で締め付けられるため、光ファイバにおけるマイクロベンド損失の発生を回避することができない。
これに対して、保護チューブの周囲に電線を巻き付ける場合は、光ファイバが電線で締め付けられることが無く、光ファイバにおけるマイクロベンド損失の発生を回避することができる。
ところが、光ファイバにおけるマイクロベンド損失の発生を確実に回避するためには、保護チューブに光ファイバを余裕を持って収容したり、保護チューブとして層厚が厚いものを採用したりする必要があり、医療用光複合ケーブルの外径が大幅に増加するため、医療用光複合ケーブルを既存サイズのカテーテルチューブに収容することができなくなる虞がある。
そこで、本発明の目的は、光ファイバにおけるマイクロベンド損失の発生を回避することができ、しかも既存サイズのカテーテルチューブに収容することが可能な医療用光複合ケーブルを製造するための医療用光複合ケーブル製造用中間体及び医療用光複合ケーブルの製造方法並びにカテーテルの製造方法を提供することにある。
この目的を達成するために創案された本発明は、光ファイバと可溶性糸とが集合されて形成されている集合線と、前記集合線の周囲に螺旋状に巻き付けられている電線と、を備えている医療用光複合ケーブル製造用中間体である。
前記可溶性糸は、ポリビニルアルコール樹脂で形成されている水溶性マルチフィラメントで構成されていることが好ましい。
また、本発明は、光ファイバと可溶性糸とを集合させて集合線を形成する工程と、前記集合線の周囲に螺旋状に電線を巻き付ける工程と、前記可溶性糸を溶解除去する工程と、を含む医療用光複合ケーブルの製造方法である。
前記可溶性糸は、ポリビニルアルコール樹脂で形成されている水溶性マルチフィラメントで構成されていることが好ましい。
また、本発明は、光ファイバと可溶性糸とが集合されて形成されている集合線と、前記集合線の周囲に螺旋状に巻き付けられている電線と、を有している医療用光複合ケーブル製造用中間体を、前記可溶性糸の溶解除去後にカテーテルチューブに収容してカテーテルを製造するカテーテルの製造方法である。
本発明によれば、光ファイバにおけるマイクロベンド損失の発生を回避することができ、しかも既存サイズのカテーテルチューブに収容することが可能な医療用光複合ケーブルを製造するための医療用光複合ケーブル製造用中間体及び医療用光複合ケーブルの製造方法並びにカテーテルの製造方法を提供することができる。
本発明の好適な実施の形態に係る医療用光複合ケーブル製造用中間体(可溶性糸の溶解除去前)を示す斜視図である。 本発明の好適な実施の形態に係る医療用光複合ケーブル(可溶性糸の溶解除去後)を示す斜視図である。 本発明の好適な実施の形態に係るカテーテルを示す斜視透視図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に順って説明する。
先ず、本発明の好適な実施の形態に係る医療用光複合ケーブル製造用中間体を説明する。
図1に示す通り、本発明の好適な実施の形態に係る医療用光複合ケーブル製造用中間体100は、医療用光複合ケーブルを製造するためのものであり、光ファイバ101と可溶性糸102とが集合されて形成されている集合線103と、集合線103の周囲に螺旋状に巻き付けられている電線104と、を備えている。
可溶性糸102は、例えば、ポリビニルアルコール樹脂(例えば、日本酢ビ・ポバール株式会社製のポバール)で形成されている水溶性マルチフィラメントで構成されており、温水に浸漬することで容易に溶解するが、医療用光複合ケーブル製造用中間体100の保管時や出荷時等の一般環境で不意に溶解する虞は無い。
可溶性糸102の溶解温度が余りにも高い場合は溶け残りが発生する虞があり、また可溶性糸102の溶解温度が余りにも低い場合は一般環境で不意に溶解する虞があるため、可溶性糸102としては溶解温度が50℃程度のものを使用することが好ましい。
なお、可溶性糸102は、低毒性有機溶剤等に浸漬することで容易に溶解する材料で形成されている可溶性マルチフィラメントで構成されていても良いが、低毒性有機溶剤等の処理が必要になるため、特段の事情が無い限りは、水溶性マルチフィラメントで構成されていることが望ましい。
ここで、可溶性糸102としてマルチフィラメントを採用する理由は、マルチフィラメントは伸張率が高いため、集合線103を形成する際に光ファイバ101に付与される応力を軽減することができ、光ファイバ101に座屈等が発生することを防止することができるからである。
光ファイバ101としては、例えば、コアとクラッドとを有していると共に外径が80μm程度である光ファイバ裸線と、光ファイバ裸線の周囲に形成されていると共に層厚が5μm程度である被覆体と、を備えている被覆付光ファイバを採用することができる。
電線104としては、例えば、内部導体と、内部導体の周囲に形成されている絶縁体と、絶縁体の周囲に形成されている外部導体と、外部導体の周囲に形成されている被覆体と、を備えており、外径が90μm程度である同軸線を採用することができる。
可溶性糸102の溶解除去前においては、光ファイバ101が可溶性糸102と共に電線104で締め付けられるため、集合線103が電線104の締付力で蛇行状の外形を呈し、光ファイバ101におけるマイクロベンドが発生するが、可溶性糸102の溶解除去後においては、可溶性糸102が無い分だけ光ファイバ101に対する電線104の締付力が緩和されるため、光ファイバ101が本来の形状に復帰し、光ファイバ101におけるマイクロベンドが解消する。
即ち、図2に示す通り、可溶性糸102の溶解除去後の医療用光複合ケーブル200においては、可溶性糸102が溶解除去されて光ファイバ101と電線104との間に隙間105が形成されることになり、電線104が光ファイバ101の周囲に隙間105を介して巻き付けられることになる。
従って、医療用光複合ケーブル製造用中間体100によれば、可溶性糸102の溶解除去後の医療用光複合ケーブル200においては、光ファイバ101におけるマイクロベンド損失の発生を回避することができ、しかも光ファイバ101の周囲に存在する隙間105により電線104を全方向に撓ませて変形させることができるため、医療用光複合ケーブル200を既存サイズのカテーテルチューブに容易に収容することが可能となる。
なお、本発明は、先の実施の形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で先の実施の形態に対して種々の変更を加えることができる。
例えば、医療用光複合ケーブル製造用中間体100においては、可溶性糸102と電線104とを1本ずつ使用して集合線103を構成しているが、可溶性糸102と電線104とを2本以上使用して集合線103を構成しても構わない。
外径が小さい可溶性糸102を2本以上使用して集合線103を構成する場合は、外径が大きい可溶性糸102を1本使用して集合線103を構成する場合と比較して、電線104の締付力を可溶性糸102でより多く分散させることができるため、集合線103の周囲に電線104を巻き付ける際に光ファイバ101にマイクロベンドが発生し難くなり、可溶性糸102の溶解除去後の医療用光複合ケーブル200において、光ファイバ101が本来の形状に復帰し易くなる利点がある。
なお、可溶性糸102の本数や外径は、可溶性糸102の溶解除去後の医療用光複合ケーブル200の断面に占める隙間105の割合を決定する要素となるため、医療用光複合ケーブル200の断面に占める隙間105の割合が所望の値となるように、可溶性糸102の本数や外径を決定することが望ましい。
次に、本発明の好適な実施の形態に係るカテーテルを説明する。
図3に示す通り、本発明の好適な実施の形態に係るカテーテル300は、カテーテルチューブ301と、カテーテルチューブ301に収容されている医療用光複合ケーブル200と、を備えている。
医療用光複合ケーブル200の元となる医療用光複合ケーブル製造用中間体100は、本来、光ファイバ101と可溶性糸102とが集合されて形成されている集合線103と、集合線103の周囲に螺旋状に巻き付けられている電線104と、を有しているが、カテーテルチューブ301に収容する前において、可溶性糸102が溶解除去されていると共に電線104が光ファイバ101の周囲に隙間105を介して巻き付けられている。
即ち、カテーテル300を製造する際は、光ファイバ101と可溶性糸102とが集合されて形成されている集合線103と、集合線103の周囲に螺旋状に巻き付けられている電線104と、を有している医療用光複合ケーブル製造用中間体100を、可溶性糸102の溶解除去後にカテーテルチューブ301に収容する。
従って、カテーテル300によれば、既存サイズのカテーテルチューブ301を使用しながら光ファイバ101が電線104と複合されてなる医療用光複合ケーブル200を採用することが可能となる。
以上の通り、本発明によれば、光ファイバにおけるマイクロベンド損失の発生を回避することができ、しかも既存サイズのカテーテルチューブに収容することが可能な医療用光複合ケーブルを製造するための医療用光複合ケーブル製造用中間体及び医療用光複合ケーブルの製造方法並びにカテーテルの製造方法を提供することができる。
100 医療用光複合ケーブル製造用中間体
101 光ファイバ
102 可溶性糸
103 集合線
104 電線
105 隙間
200 医療用光複合ケーブル
300 カテーテル
301 カテーテルチューブ

Claims (5)

  1. 光ファイバと可溶性糸とが集合されて形成されている集合線と、
    前記集合線の周囲に螺旋状に巻き付けられている電線と、
    を備えていることを特徴とする医療用光複合ケーブル製造用中間体。
  2. 前記可溶性糸は、ポリビニルアルコール樹脂で形成されている水溶性マルチフィラメントで構成されている請求項1に記載の医療用光複合ケーブル製造用中間体。
  3. 光ファイバと可溶性糸とを集合させて集合線を形成する工程と、
    前記集合線の周囲に螺旋状に電線を巻き付ける工程と、
    前記可溶性糸を溶解除去する工程と、
    を含むことを特徴とする医療用光複合ケーブルの製造方法。
  4. 前記可溶性糸は、ポリビニルアルコール樹脂で形成されている水溶性マルチフィラメントで構成されている請求項3に記載の医療用光複合ケーブルの製造方法。
  5. 光ファイバと可溶性糸とが集合されて形成されている集合線と、前記集合線の周囲に螺旋状に巻き付けられている電線と、を有している医療用光複合ケーブル製造用中間体を、前記可溶性糸の溶解除去後にカテーテルチューブに収容してカテーテルを製造することを特徴とするカテーテルの製造方法。
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