JP6615421B1 - 太陽光発電駆動システムおよび太陽光発電駆動システムの制御方法 - Google Patents

太陽光発電駆動システムおよび太陽光発電駆動システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

太陽光発電駆動システム(1)は、ソーラーパネル(2)が出力する直流電圧をパルス信号に従い交流電圧へ変換して交流電圧を出力するインバータ回路部(4)と、予め設定された交流電圧の周波数—電圧特性およびソーラーパネル(2)が出力する直流電圧の値を基に交流電圧の周波数である出力周波数の制限値を算出する周波数制限値算出部(13)と、出力周波数の指令値を算出し、指令値または制限値に基づいたパルス信号をインバータ回路部(4)へ出力する出力周波数算出部(15)と、を備える。

Description

本発明は、ソーラーパネルでの発電によって得られた電気エネルギーを利用して負荷を駆動する太陽光発電駆動システムおよび太陽光発電駆動システムの制御方法に関する。
負荷であるモータを駆動する太陽光発電駆動システムは、モータを安定して継続駆動するために、ソーラーパネルの出力電力がソーラーパネルの最大電力点以上となるようにモータの回転数を調整して、ソーラーパネルの出力電力を制御する。ソーラーパネルの設置場所における日照量の変化あるいは気温の変化といった環境変化によって、最大電力点は変化する。ソーラー出力電力が最大電力点よりも低くなると、モータは動作不良を生じる。ソーラー出力電力とは、ソーラーパネルの出力電力とする。
特許文献1には、モータの回転数を反復して変化させたときのソーラーパネルの出力電圧の変動に基づいてソーラー出力電力の最大電力点までのマージンを推定して、ソーラーパネルの出力電圧を最大電力点の電圧よりも高くさせる調整を行うことが開示されている。特許文献1の技術によると、ソーラーパネルの出力電圧が最大電力点の電圧よりも高く、かつ出力電圧と最大電力点の電圧との乖離が許容範囲内である状態を維持することで、太陽光発電駆動システムは、環境変化によってソーラー出力電力が連続して変化する場合でもモータの動作不良を低減できる。
特許第6105733号公報
特許文献1の技術によると、太陽光発電駆動システムは、ソーラーパネルの出力電圧が最大電力点の電圧よりも高く、かつ最大電力点の電圧と出力電圧との乖離が許容範囲内となるまで、モータの回転数を反復して変化させてソーラーパネルの出力電圧を検出するという調整を行う。このため、太陽光発電駆動システムは、ソーラーパネルの出力電圧が適正な値に保たれるまでに時間を要するという問題があった。
また、特許文献1の技術によると、太陽光発電駆動システムは、最大電力点の変化を検出するために、あらかじめ設定されたタイミングにおいてモータの回転数を反復して変化させる必要がある。このため、ソーラー出力電力に変化がなくソーラー出力電力の制御のための調整が不要な場合であっても、太陽光発電駆動システムは、当該タイミングにおいて回転数を反復して変化させる調整が必要となることから、モータの安定した駆動ができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ソーラーパネルの出力電力を制御するための調整に要する時間を短縮可能とし、かつ負荷の安定した駆動を可能とする太陽光発電駆動システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる太陽光発電駆動システムは、ソーラーパネルが出力する電力を利用して負荷を駆動する太陽光発電駆動システムである。本発明にかかる太陽光発電駆動システムは、ソーラーパネルが出力する直流電圧をパルス信号に従い交流電圧へ変換して交流電圧を出力するインバータ回路部と、予め設定された交流電圧の周波数―電圧特性およびソーラーパネルが出力する直流電圧の値を基に交流電圧の周波数である出力周波数の制限値を算出する周波数制限値算出部と、出力周波数の指令値を算出し、指令値または制限値に基づいたパルス信号をインバータ回路部へ出力する出力周波数算出部と、を備える。
本発明にかかる太陽光発電駆動システムは、ソーラーパネルの出力電力を制御するための調整に要する時間を短縮でき、かつ負荷の安定した駆動が可能となるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる太陽光発電駆動システムの概略構成を示す図 図1に示す太陽光発電駆動システムを構成するソーラーパネル、駆動装置およびモータを示す図 図2に示すソーラーパネルにより出力される直流電圧とインバータ回路部の出力周波数との関係について説明する図 図2に示す駆動装置が有する周波数制限値算出部によって算出される周波数制限値と交流電圧との関係の一例を示す図 図2に示す駆動装置が有する周波数制限値算出部によって算出される周波数制限値と交流電圧との関係の他の例を示す図 図2に示す駆動装置が有する制御部による動作の手順を示すフローチャート 図2に示す駆動装置が有する制御部の機能が専用のハードウェアを用いて実現される場合のハードウェア構成を示す図 図2に示す駆動装置が有する制御部の機能がプロセッサを用いて実現される場合のハードウェア構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる太陽光発電駆動システムおよび太陽光発電駆動システムの制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる太陽光発電駆動システム1の概略構成を示す図である。図2は、図1に示す太陽光発電駆動システム1を構成するソーラーパネル2、駆動装置5およびモータ6を示す図である。太陽光発電駆動システム1は、ソーラーパネル2が出力する電力を利用して、負荷であるモータ6を駆動する。モータ6は、例えば誘導電動機である。太陽光発電駆動システム1は、ソーラーパネル2により供給される直流電圧を交流電圧へ変換してモータ6へ交流電圧を出力する駆動装置5を有する。
駆動装置5は、ソーラーパネル2により供給される直流電圧を蓄えるコンデンサ3と、コンデンサ3に蓄えられた直流電圧を交流電圧へ変換して交流電圧を出力するインバータ回路部4とを有する。また、駆動装置5は、コンデンサ3に蓄えられた直流電圧を検出する電圧検出部10と、インバータ回路部4の出力側の電流を検出する電流検出部11と、駆動装置5を制御する制御部20とを有する。なお、図2には、制御部20が有する機能構成を示している。
インバータ回路部4は、ソーラーパネル2により供給される直流電圧を、制御部20が出力したパルス信号に従い、モータ6に対応した周波数の交流電圧へ変換する。インバータ回路部4は、変換後の交流電圧をモータ6へ印加する。具体的には、インバータ回路部4は、VVVF(Variable Voltage Variable Frequency:可変電圧可変周波数)制御によって交流電圧の周波数と電圧レベルとを制御する。
電流検出部11は、インバータ回路部4が出力するU相、V相およびW相の相電流を検出する。なお、当該相電流の総称を、出力電流と称する。制御部20は、電圧検出部10によって検出された直流電圧の値と電流検出部11によって検出された出力電流の値とに基づいて、出力周波数の指令値を算出する。出力周波数は、インバータ回路部4が出力する交流電圧の周波数である。制御部20は、算出された指令値または後述する周波数制限値に基づいたパルス信号をインバータ回路部4へ出力する。パルス信号は、パルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)がなされた信号である。
制御部20は、インバータ回路部4をフィードバック制御する。制御部20は、電圧検出部10による直流電圧の検出結果を監視して、直流電圧の降下があった場合に当該降下が異常な電圧降下であるか否かを判断する異常電圧降下判断部12を有する。また、制御部20は、出力周波数の制限値である周波数制限値を算出する周波数制限値算出部13と、モータ6の回転の加速または減速について中断と再開とを判断する加減速中断判断部14と、出力周波数の指令値を算出する出力周波数算出部15とを有する。制御部20が有する各機能部は、実施の形態1の太陽光発電駆動システム1の制御方法を実行するためのプログラムである制御プログラムがハードウェアを用いて実行されることによって実現される。
異常電圧降下判断部12は、電圧検出部10によって検出された直流電圧の値の変化に基づいて、電圧降下の異常を検出する。具体的には、異常電圧降下判断部12は、電圧降下の開始時からあらかじめ設定された設定時間内における直流電圧の値の減少が閾値以上の減少であった場合に、異常な電圧降下があったと判断する。また、異常電圧降下判断部12は、設定時間内において閾値以上の直流電圧の値の減少がなかった場合、直流電圧は正常であると判断する。
異常電圧降下判断部12は、異常な電圧降下があったか否かを示す1ビットの情報を出力する。異常な電圧降下があったと判断された場合の信号は「1」であって、正常と判断された場合の信号は「0」とする。なお、異常電圧降下判断部12によって出力される信号は、異常な電圧降下があったか否かの識別が可能な信号であれば良く、「0」および「1」に限られない。
周波数制限値算出部13は、電圧検出部10によって検出された直流電圧の値、ならびに予め設定された交流電圧の周波数―電圧特性であるV/F特性に基づいて周波数制限値を算出する。V/F特性は、出力周波数の変化に対して出力電圧が変化する特性ともいえる。また、異常電圧降下判断部12から周波数制限値算出部13へ「1」が出力された場合、周波数制限値算出部13は、算出された周波数制限値の減算補正を行う。異常電圧降下判断部12から周波数制限値算出部13への出力が「0」であった場合、周波数制限値算出部13は、算出された周波数制限値の減算補正を行わない。
図3は、図2に示すソーラーパネル2により出力される直流電圧とインバータ回路部4の出力周波数との関係について説明する図である。図3の上段に示すグラフの縦軸は直流電圧「V」を表す。図3の下段に示すグラフの縦軸は周波数制限値「f」を表す。かかる2つのグラフの横軸は時間を表す。
上記のように、周波数制限値算出部13は、直流電圧の値に基づいた周波数制限値を算出する。時刻t1において直流電圧の降下が開始され、時刻t1から設定時間Δtが経過する前の時刻t2において、直流電圧の値の減少が閾値ΔVTH以上の減少となった場合、異常電圧降下判断部12は、時刻t1に開始された電圧降下が異常な電圧降下であると判断し、かかる判断結果を示す「1」を周波数制限値算出部13へ出力する。異常電圧降下判断部12から周波数制限値算出部13へ「1」が出力されたことによって、周波数制限値算出部13は、直流電圧の値に基づいて算出された周波数制限値をΔfだけ差し引く減算補正を行う。時刻t2から設定時間Δtが経過するまで、周波数制限値算出部13は、周波数制限値を減算補正後の値とする。
時刻t2以降において、設定時間Δtが経過するまでの間に閾値ΔVTH以上の直流電圧の値の減少がない場合、異常電圧降下判断部12は、時刻t3における直流電圧は正常であると判断し、周波数制限値算出部13への出力を「0」とする。異常電圧降下判断部12から周波数制限値算出部13への出力が「0」とされたことによって、周波数制限値算出部13は、直流電圧の値に基づいて算出された周波数制限値の減算補正を行わない。太陽光発電駆動システム1は、異常な電圧降下があった場合に周波数制限値の減算補正を行うことで、異常な電圧降下によるモータ6の動作不良を抑制することができる。
ここで、周波数制限値算出部13による周波数制限値の具体的な算出方法について説明する。周波数制限値算出部13は、モータ6の用途または負荷特性に適合したV/F特性に基づいて周波数制限値を算出する。太陽光発電駆動システム1は、インバータ回路部4の出力電圧がコンデンサ3に蓄えられた直流電圧以上の電圧とならないように、V/F特性に基づいた周波数制限値によって出力周波数を制限する。これにより、太陽光発電駆動システム1は、インバータ回路部4の出力電力であるインバータ出力電力が、ソーラーパネル2の出力電力であるソーラー出力電力以上となることを抑制することができる。
以下に、周波数制限値の算出方法の2つの例を説明する。第1の例にかかる算出方法は、モータ6の用途が定トルク負荷用途である場合の周波数制限値の算出方法である。周波数制限値算出部13は、以下の式(1)によって表されるV/F特性に基づいて、定トルク負荷用途の周波数制限値であるfL1を算出する。式(1)および以下に述べる各式において、Vは電圧検出部10による検出結果である直流電圧、f0はインバータ回路部4の基底周波数、Vf0はインバータ回路部4の基底周波数電圧、Vはインバータ回路部4の出力開始電圧、fはインバータ回路部4の出力開始周波数とする。出力開始電圧は、モータ6の駆動開始時におけるインバータ回路部4の出力電圧であって、モータ6の駆動においてインバータ回路部4が正常に動作可能な下限電圧である。出力開始周波数は、モータ6の駆動開始時におけるインバータ回路部4の出力電圧の周波数であって、下限電圧のときの出力周波数である。周波数制限値算出部13は、直流電圧、基底周波数、基底周波数電圧、出力開始電圧および出力開始周波数の各値を式(1)へ代入することによって、周波数制限値を算出する。
Figure 0006615421
図4は、図2に示す駆動装置5が有する周波数制限値算出部13によって算出される周波数制限値と交流電圧との関係の一例を示す図である。図4に示すグラフの縦軸は定トルク負荷用途の周波数制限値「fL1」を表す。グラフの横軸は交流電圧「V」を表す。図4において、周波数制限値と交流電圧との関係は、直線グラフにより表される。図4に示すグラフは、モータ6の用途が定トルク負荷用途である場合のV/F特性を表す。
第2の例にかかる算出方法は、モータ6の用途が低減トルク負荷用途である場合の周波数制限値の算出方法である。周波数制限値算出部13は、以下の式(2)によって表されるV/F特性に基づいて、低減トルク負荷用途の周波数制限値であるfL2を算出する。周波数制限値算出部13は、直流電圧、基底周波数、基底周波数電圧、出力開始電圧および出力開始周波数の各値を式(2)へ代入することによって、周波数制限値を算出する。
Figure 0006615421
図5は、図2に示す駆動装置5が有する周波数制限値算出部13によって算出される周波数制限値と交流電圧との関係の他の例を示す図である。図5に示すグラフの縦軸は低減トルク負荷用途の周波数制限値「fL2」を表す。グラフの横軸は交流電圧である「V」を表す。図5において、周波数制限値と交流電圧との関係は、曲線グラフにより表される。図5に示すグラフは、モータ6の用途が低減トルク負荷用途である場合のV/F特性を表す。以上のように、周波数制限値算出部13は、モータ6の用途または負荷特性に応じて、周波数制限値の算出方法を変更することができる。
加減速中断判断部14は、ソーラー出力電力とインバータ出力電力とに基づいて、モータ6の回転の加速または減速について中断と再開とを判断する。駆動装置5は、加減速中断判断部14による判断に従って加減速を中断および再開することで、モータ6の加減速時に発生する一時的な負荷増加の影響によってインバータ出力電力が増加することを抑制する。駆動装置5は、インバータ出力電力の増加を抑制することで、インバータ出力電力がソーラー出力電力以上となることによる直流電圧の電圧降下の発生を抑制する。これにより、駆動装置5は、モータ6の加減速中におけるモータ6の動作不良を抑制することができる。
具体的には、加減速中断判断部14は、以下の式(3)によってソーラー出力電力を求めることができる。加減速中断判断部14は、以下の式(4)によってインバータ出力電力を求めることができる。式(3)において、Pはソーラー出力電力、PS0はソーラー基準出力電力とする。ソーラー基準出力電力は、インバータ回路部4の出力電圧が基底周波数電圧であるときのソーラー出力電圧とする。式(4)において、Pはインバータ出力電力、Iは電流検出部11による検出結果である出力電流とする。
Figure 0006615421
Figure 0006615421
加減速中断判断部14は、算出されたインバータ出力電力が、算出されたソーラー出力電力以上であった場合、加速を中断する旨の判断をなす。また、加減速中断判断部14は、算出されたインバータ出力電力が、算出されたソーラー出力電力未満であった場合、加速を再開する旨の判断をなす。加減速中断判断部14は、加速について中断と再開との判断結果を示す1ビットの情報を出力する。加速の中断と判断された場合の信号は「0」であって、加速の再開と判断された場合の信号は「1」とする。なお、加減速中断判断部14によって出力される信号は、加速について中断と再開との判断結果の識別が可能な信号であれば良く、「0」および「1」に限られない。
出力周波数算出部15は、加減速中断判断部14による判断結果と、周波数制限値算出部13による周波数制限値の算出結果とを基に、出力周波数の指令値を算出する。出力周波数算出部15は、出力周波数算出部15により算出された指令値または周波数制限値算出部13により算出された周波数制限値に基づいたパルス信号をインバータ回路部4へ出力する。
次に、制御部20の具体的な動作について説明する。図6は、図2に示す駆動装置5が有する制御部20による動作の手順を示すフローチャートである。ステップS1において、異常電圧降下判断部12は、直流電圧の異常な降下を監視する。異常電圧降下判断部12は、設定時間内における直流電圧の値の減少が閾値以上の減少であった場合に、異常な電圧降下があったと判断する。異常電圧降下判断部12は、設定時間内において閾値以上の直流電圧の値の減少がなかった場合、直流電圧は正常であると判断する。
ステップS2において、加減速中断判断部14は、インバータ出力電力とソーラー出力電力とを算出する。ステップS3において、周波数制限値算出部13は、電圧検出部10による検出結果である直流電圧の値を基に周波数制限値を算出する。
ステップS4において、周波数制限値算出部13は、異常電圧降下判断部12から周波数制限値算出部13への出力を基に、異常な電圧降下があったか否かを判断する。異常な電圧降下があった場合(ステップS4,Yes)、制御部20は、ステップS5へ手順を進める。一方、異常な電圧降下がなかった場合(ステップS4,No)、制御部20は、ステップS6へ手順を進める。
ステップS5において、周波数制限値算出部13は、ステップS3において算出された周波数制限値を減算補正する。ステップS6において、出力周波数算出部15は、加減速中断判断部14から出力周波数算出部15への出力を基に、インバータ出力電力がソーラー出力電力未満であるか否かを判断する。インバータ出力電力がソーラー出力電力未満である場合(ステップS6,Yes)、制御部20は、ステップS8へ手順を進める。一方、インバータ出力電力がソーラー出力電力以上である場合(ステップS6,No)、制御部20は、ステップS7へ手順を進める。
ステップS7において、出力周波数算出部15は、前回の周波数指令にかかる指令値に基づいたパルス信号をインバータ回路部4へ出力する。ステップS8において、出力周波数算出部15は、ステップS3またはステップS5にて算出された周波数制限値が、今回算出された出力周波数の指令値未満か否かを判断する。周波数制限値が指令値未満である場合(ステップS8,Yes)、制御部20は、ステップS10へ手順を進める。一方、周波数制限値が指令値以上である場合(ステップS8,No)、制御部20は、ステップS9へ手順を進める。
ステップS9において、出力周波数算出部15は、今回算出された出力周波数の指令値に基づいたパルス信号をインバータ回路部4へ出力する。ステップS10において、出力周波数算出部15は、ステップS3またはステップS5にて算出された周波数制限値に基づいたパルス信号をインバータ回路部4へ出力する。これにより、制御部20は、図6に示す手順に従った動作を終了する。
駆動装置5が有する制御部20の機能は、処理回路を用いて実現される。処理回路は、駆動装置5に搭載される専用のハードウェアである。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであっても良い。
図7は、図2に示す駆動装置5が有する制御部20の機能が専用のハードウェアを用いて実現される場合のハードウェア構成を示す図である。専用のハードウェアである処理回路41は、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらの組み合わせである。
図8は、図2に示す駆動装置5が有する制御部20の機能がプロセッサ42を用いて実現される場合のハードウェア構成を示す図である。プロセッサ42およびメモリ43は、相互に通信可能に接続されている。プロセッサ42は、メモリ43に格納されるプログラムを実行する。
プロセッサ42は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はDSP(Digital Signal Processor)である。制御部20の機能は、プロセッサ42と、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ43に格納される。メモリ43は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリ等の内蔵メモリである。
制御部20の機能の一部が専用のハードウェアにより実現され、制御部20の機能のその他の部分がソフトウェアあるいはファームウェアにより実現されても良い。このように、制御部20の機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって実現することができる。
実施の形態1によると、太陽光発電駆動システム1は、V/F特性およびソーラーパネル2が出力する直流電圧の値を基に出力周波数の制限値を算出し、インバータ出力電力がソーラー出力電力以上かつ制限値が指令値未満である場合に、制限値に基づいた周波数のパルス信号をインバータ回路部4へ出力する。太陽光発電駆動システム1は、V/F特性に基づいた制限値による出力周波数の制限によって、インバータ出力電力をソーラー出力電力未満にさせる調整を可能とし、モータ6の動作不良を低減可能とする。太陽光発電駆動システム1は、モータ6の回転数を反復して変化させてソーラーパネル2の出力電圧を検出するという調整が不要となることで、ソーラー出力電力の制御のための調整に要する時間を短縮することができる。太陽光発電駆動システム1は、あらかじめ設定されたタイミングにおいてモータ6の回転数を反復して変化させる必要がないため、ソーラー出力電力に変化がない場合におけるモータ6の安定した駆動が可能となる。これにより、太陽光発電駆動システム1は、ソーラーパネル2の出力電力を制御するための調整に要する時間を短縮でき、かつ負荷の安定した駆動が可能となるという効果を奏する。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 太陽光発電駆動システム、2 ソーラーパネル、3 コンデンサ、4 インバータ回路部、5 駆動装置、6 モータ、10 電圧検出部、11 電流検出部、12 異常電圧降下判断部、13 周波数制限値算出部、14 加減速中断判断部、15 出力周波数算出部、20 制御部、41 処理回路、42 プロセッサ、43 メモリ。

Claims (7)

  1. ソーラーパネルが出力する電力を利用して負荷を駆動する太陽光発電駆動システムであって、
    前記ソーラーパネルが出力する直流電圧をパルス信号に従い交流電圧へ変換して前記交流電圧を出力するインバータ回路部と、
    予め設定された前記交流電圧の周波数―電圧特性および前記ソーラーパネルが出力する直流電圧の値を基に前記交流電圧の周波数である出力周波数の制限値を算出する周波数制限値算出部と、
    出力周波数の指令値を算出し、前記指令値または前記制限値に基づいたパルス信号を前記インバータ回路部へ出力する出力周波数算出部と、
    を備えることを特徴とする太陽光発電駆動システム。
  2. 前記インバータ回路部の出力電力が前記ソーラーパネルの出力電力以上であって、かつ前記制限値が前記指令値未満である場合に、前記出力周波数算出部は、前記制限値に基づいたパルス信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電駆動システム。
  3. 前記インバータ回路部の出力電力が前記ソーラーパネルの出力電力以上であって、かつ前記制限値が前記指令値以上である場合に、前記出力周波数算出部は、前記指令値に基づいたパルス信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の太陽光発電駆動システム。
  4. 前記ソーラーパネルが出力する直流電圧の値の変化に基づいて直流電圧の降下が異常な電圧降下か否かを判断する異常電圧降下判断部を備え、
    前記周波数制限値算出部は、異常な電圧降下との判断があった場合、算出された前記制限値の減算補正を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の太陽光発電駆動システム。
  5. 前記直流電圧をV、前記インバータ回路部の基底周波数をf0、前記インバータ回路部の基底周波数電圧をVf0、前記インバータ回路部の出力開始電圧をV、ならびに前記インバータ回路部の出力開始周波数をfとして、前記周波数制限値算出部は、次の式(1)に基づいて前記制限値であるfL1を算出することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の太陽光発電駆動システム。
    Figure 0006615421
  6. 前記直流電圧をV、前記インバータ回路部の基底周波数をf0、前記インバータ回路部の基底周波数電圧をVf0、前記インバータ回路部の出力開始電圧をV、ならびに前記インバータ回路部の出力開始周波数をfとして、前記周波数制限値算出部は、次の式(2)に基づいて前記制限値であるfL2を算出することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の太陽光発電駆動システム。
    Figure 0006615421
  7. ソーラーパネルが出力する直流電圧をパルス信号に従い交流電圧へ変換して前記交流電圧を出力するインバータ回路部を有し、前記ソーラーパネルが出力する電力を利用して負荷を駆動する太陽光発電駆動システムの制御方法であって、
    予め設定された交流電圧の周波数―電圧特性および前記ソーラーパネルが出力する直流電圧の値を基に前記交流電圧の周波数である出力周波数の制限値を算出する工程と、
    出力周波数の指令値を算出し、前記指令値または前記制限値に基づいたパルス信号を前記インバータ回路部へ出力する工程と、
    を含むことを特徴とする太陽光発電駆動システムの制御方法。
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