JP6614368B2 - 入口弁の動作検知システム及び入口弁の動作検知方法 - Google Patents

入口弁の動作検知システム及び入口弁の動作検知方法 Download PDF

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Description

本発明は、入口弁の動作検知システム及び入口弁の動作検知方法に関する。
水力発電を行う施設には、発電に関する各種動作の試験を実施するための設備が設けられている(例えば、特許文献1)。
特開平9−138183号公報
水力発電で用いられる水車に供給される水の流入経路である管路には、入口弁が設けられている。この入口弁の動作に関する試験では、入口弁の動作開始から動作完了までの時間を試験者がストップウォッチで計測するといった人的作業が行われていた。このような作業は煩雑であり、また測定誤差を生じる可能性があった。
本発明では、入口弁の動作時間を示すより正確な情報をより簡便に得ることができる入口弁の動作検知システム及び入口弁の動作検知方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の入口弁の動作検知システムは、水力発電で用いられる水車に供給される水の流入経路である管路に設けられる入口弁の開閉動作を検知する入口弁の動作検知システムであって、前記入口弁の開度を検知する検知部と、前記入口弁の開閉動作を制御する制御部とを備える入口弁制御装置と、前記入口弁の動作に要する実施時間を算出する演算装置とを備え、前記演算装置は、前記検知部の出力が示す前記入口弁の開度を示すデータを、前記入口弁の開度が第1開度である第1時間帯のデータと、前記入口弁の開度が前記第1開度よりも大きい第2開度である第2時間帯のデータと、前記入口弁の開度が前記第1開度と前記第2開度の間の開度である第3時間帯のデータとにグループ分けし、前記演算装置は、前記入口弁の開度が第1開度から前記第2開度に移行する第1動作の実施時間を算出する場合、移行開始のタイミングと前記第2時間帯と前記第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差から第1動作の実施時間を算出し、前記入口弁の開度が前記第2開度から前記第1開度に移行する第2動作の実施時間を算出する場合、移行開始のタイミングと前記第1時間帯と前記第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差から第2動作の実施時間を算出する。
本発明の望ましい態様として、前記演算装置は、前記少なくとも一方の動作の実施時間が正常である場合の時間を示す基準データを記憶する記憶部と、算出された前記少なくとも一方の動作の実施時間が正常であるか前記基準データに基づいて判定する判定部と、算出された前記少なくとも一方の動作の実施時間が異常であると判定された場合に所定の通知方法で通知を行う通知部とを備える。
本発明の望ましい態様として、前記入口弁制御装置は、前記検知部の出力が示す前記入口弁の開度を示すデータを所定時間間隔でサンプリングして抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出したデータを前記演算装置に送信する送信部とを備え、前記演算装置は、前記送信部から送信されたデータを受信する受信部を備える。
本発明の望ましい態様として、前記送信部と前記受信部との間の通信回線は、無線通信回線を含む。
本発明の望ましい態様として、前記第1開度の入口弁は、完全に閉じており、前記第2開度の入口弁は、最大限開いている。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の入口弁の動作検知方法は、水力発電で用いられる水車に供給される水の流入経路である管路に設けられる入口弁の開度を検知する検知部と前記入口弁の開閉動作を制御する制御部とを備える入口弁制御装置と、前記入口弁の動作に要する実施時間を算出する演算装置と、を備えた入口弁の動作検知システムを用いて前記入口弁の開閉動作を自動的に検知する入口弁の動作検知方法であって、前記演算装置が、前記検知部の出力が示す前記入口弁の開度を示すデータを、前記入口弁の開度が第1開度である第1時間帯のデータと、前記入口弁の開度が前記第1開度よりも大きい第2開度である第2時間帯のデータと、前記入口弁の開度が前記第1開度と前記第2開度の間の開度である第3時間帯のデータとにグループ分けし、前記演算装置は、前記入口弁の開度が第1開度から前記第2開度に移行する第1動作の実施時間を算出する場合、移行開始のタイミングと前記第2時間帯と前記第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差から第1動作の実施時間を算出し、前記入口弁の開度が前記第2開度から前記第1開度に移行する第2動作の実施時間を算出する場合、移行開始のタイミングと前記第1時間帯と前記第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差から第2動作の実施時間を算出する。
本発明によれば、入口弁の動作時間を示すより正確な情報をより簡便に得ることができる。
図1は、本発明に係る入口弁の検知システムの主要構成を示すブロック図である。 図2は、演算装置の主要機能を示す機能ブロック図である。 図3は、入口弁の構造の一例を示す図である。 図4は、入口弁の構造の一例を示す図である。 図5は、主弁の開度のサンプリングデータ及びサンプリングデータの近似直線の一例を示すグラフである。 図6は、主弁の開度のサンプリングデータ及びサンプリングデータの近似直線の別の一例を示すグラフである。 図7は、自動始動停止試験の流れの一例を示すフローチャートである。 図8は、入口弁の動作に伴う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係る入口弁の検知システム1の主要構成を示すブロック図である。入口弁の検知システム1は、水力発電で用いられる水車91に供給される水の流入経路である管路92に設けられる入口弁40の開閉動作を自動的に検知するシステムである。水車91は、発電機93と連結されており、水車91の回転に応じて発電機93が発電を行う。管路92は、例えば河川94から取得された水を水車91に導く。
入口弁の検知システム1は、入口弁制御装置10と、演算装置20とを備える。入口弁制御装置10は、例えば、検知部11と、抽出部12と、第1通信部13と、制御部14とを備える。演算装置20は、例えば、記憶部21と、演算部22と、第2通信部23と、表示部24と、入力部25とを備える。
検知部11は、入口弁40の開度を検知する。具体的には、検知部11は、例えば入口弁40の回動角度を検知して出力する角位置センサであるが、これはあくまで検知部11の具体的形態の一例であってこれに限られるものでない。検知部11は、例えば入口弁40より下流側であって水車91より上流側に位置する管路92を流れる水の流量を検出する流量検出センサであってもよい。
入口弁40の開度とは、入口弁40がどの程度開いているかをさす値(単位:[%])である。具体的には、入口弁40(例えば、主弁41)が完全に閉じている場合を開度0[%]とし、当該入口弁40が最大限開いている場合を開度100[%]とする。入口弁としての構成が複数の弁(例えば、主弁41とバイパス弁45)を有する場合、開度は複数の弁の各々について個別に管理される。
抽出部12は、検知部11の出力が示す入口弁40の開度を示すデータを所定時間間隔でサンプリングして抽出する。具体的には、抽出部12は、例えば検知部11から出力されるアナログの電気信号を所定時間(例えば、0.1秒)間隔でサンプリングしてデジタル化し、デジタル化されたデータ(例えば、後述する図5及び図6に例示するサンプリングデータSD)を示す電気信号を出力するアナログ/デジタル変換回路を有する。
第1通信部13は、抽出部12が抽出したデータ(例えば、サンプリングデータSD)を演算装置20に送信する。具体的には、第1通信部13は、例えば所定規格での通信を行うネットワークインタフェースコントローラ(NIC:Network Interface Controller)を有している。所定規格として、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコル・スイートを含む所謂インターネット・プロトコル・スイートが挙げられるが、これはあくまで入口弁制御装置10と演算装置20との間の通信に際して採用される規格の一例であってこれに限られるものでない。所定規格の具体的内容は、適宜変更可能である。
通信回線Nは、無線通信回線を含む。具体的には、通信回線Nは、例えばアイトリプルイー(登録商標:IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.))802.11で定められている無線ローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)を用いた通信回線網を含む。より具体的には、第1通信部13は、例えばこの無線LANを利用して通信を行うためのアンテナを有している。第1通信部13は、通信回線Nに設けられた無線通信装置13aとの間で無線通信を行う。言い換えれば、図1に示す例の場合、入口弁制御装置10の第1通信部13と演算装置20の第2通信部23との間の通信には無線通信装置13aが介在している。第1通信部13は、無線通信装置13a等による無線通信回線を介さず、有線で通信回線Nと接続されていてもよい。また、第2通信部が無線通信装置13aと同様の構成を介して無線通信接続されていてもよい。
制御部14は、入口弁40の開閉動作を含む入口弁40の各種動作及び入口弁制御装置10が備える他の構成の動作を制御する。具体的には、制御部14は、例えば入口弁40の主弁41(図3参照)を開閉動作させる油圧機構42(図3参照)を動作させる第1駆動回路15、バイパス弁45(図4参照)を動作させる第2駆動回路16、検知部11、抽出部12及び第1通信部13を統括制御する機能が実装された集積回路(例えば、FPGA:Field Programmable Gate Array)等を有する。制御部14は、例えば第1駆動回路15、第2駆動回路16を介して入口弁40を動作させ、検知部11を動作させて入口弁40の開度を検知させる。また、制御部14は、抽出部12を動作させることで、検知部11の出力をサンプリング及びデジタル化させ、このデジタル化されたサンプリングデータSDを取得する。また、制御部14は、第1通信部13を動作させて、サンプリングデータSDを演算装置20に送信させる。
記憶部21は、基準データ21a及び入口弁検知プログラム21bを含む各種のデータを記憶する記憶装置を有する。この記憶装置は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、フラッシュメモリー、その他、情報処理装置で用いられ得る記憶装置のいずれか又は複数を含む。
基準データ21aは、第1動作と第2動作のうち少なくとも一方の動作の実施時間が正常である場合の時間を示すデータである。第1動作は、入口弁40の開度が第1開度から第1開度よりも大きい第2開度に移行する動作である。第2動作は、入口弁40の開度が第2開度から第1開度に移行する動作である。本実施形態では、第1開度の入口弁40は完全に閉じており、第2開度の入口弁40は最大限開いているものとする。本実施形態では、基準データ21aは、第1動作と第2動作の各々の正常な実施時間を示すデータを含む。
入口弁検知プログラム21bは、演算部22により読み出されて実行処理されるソフトウェア・プログラムである。入口弁検知プログラム21bは、入口弁40の開閉動作を自動的に検知するための各種の機能(例えば、後述する算出部31、判定部32、通知部33としての機能。図2参照)を実現するためのプログラムである。以下、基準データ21a及び入口弁検知プログラム21bならびに図示しない各種のソフトウェア・プログラム(例えば、オペレーティングシステム等)を総括して「プログラム等」と記載することがある。
図2は、演算装置20の主要機能を示す機能ブロック図である。演算部22は、例えば1つ以上のCPU(Central Processing Unit)を有し、記憶部21から処理内容に応じたプログラム等を読み出して実行し、演算装置20の動作に関する各種の処理を行う。具体的には、演算部22は、例えば入口弁40の開閉動作の検知に係り、算出部31、判定部32、通知部33として機能する。算出部31は、入口弁40の動作に要する実施時間を算出する。判定部32は、算出された少なくとも一方の動作の実施時間が正常であるか基準データ21aに基づいて判定する。通知部33は、算出された少なくとも一方の動作の実施時間が異常であると判定された場合に所定の通知方法で通知を行う。これらの機能によりもたらされる具体的な動作内容については後述する。
第2通信部23は、送信部から送信されたデータを受信する。具体的には、第2通信部23は、例えば第1通信部13と同様、所定規格での通信を行うNIC等を有している。
表示部24は、演算装置20の処理内容に応じた表示出力を行う。具体的には、表示部24は、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置を有し、演算部22の処理内容に応じた表示出力を行う。
入力部25は、演算装置20に対する入力操作を受け付ける。具体的には、入力部25は、例えばキーボード、マウス等の入力装置を有し、演算装置20の管理者が行う各種の入力操作に応じた信号を生成して演算装置20に入力する。演算部22は、入力部25を介して行われた入力操作内容に応じた処理を行う。
図3及び図4は、入口弁40の構造の一例を示す図である。入口弁40は、水車91より上流側に位置する管路92を開閉する。具体的には、入口弁40は、例えば管路92を横断する回動軸43を回動中心として回動角度を変ずることで開閉する主弁41と、主弁41が設けられた管路92から主弁41をバイパスするよう分岐した分岐管路95に設けられたバイパス弁45とを有する。主弁41は、回動軸43に連結された油圧機構42の動作により回動して管路92を開閉する。バイパス弁45の動作に関する具体的形態は、主弁41と同様であってもよいし、電動機等を用いた駆動系であってもよい。
図5は、主弁41の開度のサンプリングデータSD及びサンプリングデータSDの近似直線の一例を示すグラフである。図5及び後述する図6のグラフにおける縦軸(Y軸)は開度を示し、横軸(X軸)は制御部14による動作開始指令のタイミングからの経過時間を示す。図5に示す例は、第1動作の実施時間に対応するサンプリングデータSDを含む。図5において白丸で表されているこのサンプリングデータSDは、第1動作及びその前後の所定時間における主弁41の開度が検知部11により検出され、抽出部12によりサンプリング及びデジタル化されたデータである。
演算部22は、検知部11の出力が示す入口弁40(例えば、主弁41)の開度を示すデータを、当該入口弁40の開度が第1開度である第1時間帯のデータと、当該入口弁40の開度が第2開度である第2時間帯のデータと、当該入口弁40の開度が第1開度と第2開度の間の開度である第3時間帯のデータとにグループ分けする。このグループ分けは、例えば算出部31として機能するプログラム等(例えば、入口弁検知プログラム21b)を実行中の演算部22が行うが、これに限られるものでなく、算出部31として機能するためのプログラム等と別個に設けられた専用のプログラム等を実行中の演算部22によって行われてもよい。図5等では、第1時間帯のデータとして扱われる複数のサンプリングデータSDを纏めたものをデータ群Aとして図示している。また、図5等では、第2時間帯のデータとして扱われる複数のサンプリングデータSDを纏めたものをデータ群Bとして図示している。また、図5等では、第3時間帯のデータとして扱われる複数のサンプリングデータSDを纏めたものをデータ群Cとして図示している。図5では、タイミングt1が、第1時間帯と第3時間帯との切り替わりタイミングである。また、図5では、動作開始タイミングから後述する経過時間T1が経過したタイミングが、第2時間帯と第3時間帯との切り替わりタイミングである。
算出部31は、第1動作の実施時間を算出する場合、第1動作の動作開始指令のタイミングと第2時間帯と第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差から算出する。具体的には、算出部31は、例えばデータ群Cに含まれるサンプリングデータSDが示す開度から、最小二乗法による一次直線近似式を導出する。図5では、導出された一次直線近似式に対応する直線Lを図示している。この一次直線近似式は、例えば以下の式(1)のように表すことができる。また、直線L上で任意の開度N(0[%]<N≦100[%])となる経過時間Tは、以下の式(2)のように表すことができる。算出部31は、式(2)におけるNが100[%]である場合の経過時間T1を求める(T1=(100−b)/a)。経過時間T1は、第2時間帯と第3時間帯の切り替わりタイミングである。すなわち、図5における動作開始指令のタイミング(経過時間:0)からの経過時間T1が、算出された第1動作の実施時間を示している。
Y=aX+b…(1)
T=(N−b)/a…(2)
図6は、主弁41の開度のサンプリングデータSD及びサンプリングデータSDの近似直線の別の一例を示すグラフである。図6に示す例は、第2動作の実施時間に対応するサンプリングデータSDを含む。演算部22は、第2動作の実施時間を算出する場合、第2動作の動作開始指令のタイミングと第1時間帯と第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差から算出する。すなわち、演算部22は、算出部31として機能し、式(2)におけるNが0[%]である場合の経過時間T2を求める。図6における動作開始指令のタイミング(経過時間:0)からの経過時間T2が、算出された第2動作の実施時間を示している。第2動作の実施時間の算出に関する他の事項は、第1動作の実施時間の算出に関する事項と同様である。図6では、タイミングt2が、第3時間帯と第2時間帯との切り替わりタイミングである。また、図6では、動作開始タイミングから経過時間T2が経過したタイミングが、第3時間帯と第1時間帯との切り替わりタイミングである。
判定部32は、算出された少なくとも一方の動作の実施時間が正常であるか基準データ21aに基づいて判定する。具体的には、判定部32は、基準データ21aを読み出して、算出部31により算出された第1動作(又は第2動作)の実施時間と、基準データ21aが示す第1動作(又は第2動作)の正常な時間とを比較し、算出部31により算出された第1動作(又は第2動作)の実施時間と、基準データ21aが示す第1動作(又は第2動作)の正常な時間との誤差が予め定められた正常な誤差範囲内であるか判定する。この誤差が正常な誤差範囲内である場合、判定部32は、第1動作(又は第2動作)の実施時間が正常であると判定する。一方、この誤差が正常な誤差範囲内でない場合、判定部32は、第1動作(又は第2動作)の実施時間が異常であると判定する。
通知部33は、算出された少なくとも一方の動作の実施時間が異常であると判定された場合に所定の通知方法で通知を行う。具体的には、判定部32によって第1動作(又は第2動作)の実施時間が異常であると判定された場合、通知部33は、入口弁40(例えば、主弁41)の動作に異常が生じていることを示す通知を表示部24に表示させる。通知部33による所定の通知方法はこれに限られるものでなく、例えば予め登録された管理者の電子メールアドレスに対して、入口弁40(例えば、主弁41)の動作に異常が生じていることを示す電子メールを送信することで通知を行ってもよいし、異常を通知可能な他のあらゆる方法によってもよい。
なお、検知部11には、センサ感度を考慮した不感帯(例えば、3[%])が設定されていてもよい。不感帯が設定されている場合、実際に行われている入口弁40の動作に応じた入口弁の開度を検知部11が検知するタイミングに不感帯に応じた遅れが生じる。このため、不感帯が設定されている場合、例えば当該不感帯に応じた時間の誤差(ta)が設定されている。誤差(ta)は、基準データ21a又は入口弁検知プログラム21bに含まれる情報である。この場合、算出部31は、上記の説明に基づいて算出した経過時間T1,T2に対して誤差(ta)に応じた補正(例えば、経過時間T1,T2からtaを差し引く処理)を行うことで、不感帯を考慮した経過時間を算出する。また、算出部31は、全てのサンプリングデータSDの取得タイミングに誤差(ta)に応じた補正(例えば、サンプリングデータSDの各々の取得タイミングからtaを差し引く処理)を行ったうえでデータのグループ分け及び経過時間T1,T2の算出を行うようにしてもよい。また、上記の説明では、基準データ21aが示す第1動作(又は第2動作)の正常な時間が一意の時間であり、判定部32による判定において予め定められた正常な誤差範囲内が考慮される場合を説明しているが、これは正常な誤差範囲を判定内容に含むための具体的な処理方法の一例であってこれに限られるものでない。例えば、基準データ21aが、誤差として許容可能な時間のずれを含む時間長の許容範囲を示すデータであってもよい。
以上、主弁41の第1動作及び第2動作に関する各部の動作及び処理について例示したが、バイパス弁45の開閉についても、主弁41と同様の動作及び処理が主弁41とは別個に行われる。また、主弁41及びバイパス弁45を有する入口弁40の開閉に関する動作及び処理は、例えば、水力発電における自動始動停止試験において実施される。
図7は、自動始動停止試験の流れの一例を示すフローチャートである。自動始動停止試験では、まず、制御部14が入口弁40を動作させて、管路92を開放する(ステップS1)。次に、水車91が始動される(ステップS2)。次に、水車91と連結された発電機93の初期励磁投入が行われる(ステップS3)。次に、自動同期装置が動作する(ステップS4)。次に、同期並列が完了する(ステップS5)。次に、所定の出力(発電量)が得られるまで運転が継続される(ステップS6)。自動始動停止試験では、これらの各ステップの実施時間が計測される。
図8は、入口弁40の動作に伴う処理の流れの一例を示すフローチャートである。上記のステップS1の処理に伴い、検知部11が入口弁40の開度を検知し(ステップS11)、抽出部12がサンプリング及びデジタル化を行ってサンプリングデータSDを出力する(ステップS12)。算出部31は、ステップS12で得たサンプリングデータSDを、当該入口弁40の開度が第1開度である第1時間帯のデータと、当該入口弁40の開度が第2開度である第2時間帯のデータと、当該入口弁40の開度が第1開度と第2開度の間の開度である第3時間帯のデータとにグループ分けする(ステップS13)。また、算出部31は、第1動作の実施時間を算出する場合(ステップS14;Yes)、第1動作による第1開度から第2開度への移行開始のタイミング(動作開始指令のタイミング)と第2時間帯と第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差から第1動作の実施時間を算出する(ステップS15)。算出部31は、第2動作の実施時間を算出する場合(ステップS14;No)、第2動作による第2開度から第1開度への移行開始のタイミング(動作開始指令のタイミング)と第1時間帯と第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差から第2動作の実施時間を算出する(ステップS16)。判定部32は、算出された実施時間が正常であるか基準データ21aに基づいて判定する(ステップS17)。算出された実施時間が異常である場合(ステップS17;No)、通知部33は、所定の通知方法で、実施時間が異常であることを示す通知を行う(ステップS18)。算出された実施時間が正常である場合(ステップS17;Yes)、ステップS18の処理は省略される。
以上、本実施形態によれば、検知部11が、入口弁40の開閉の度合いを検知する。また、演算装置20が、検知部11の出力が示す入口弁40の開度を示すデータを、入口弁40の開度が第1開度である第1時間帯のデータと、入口弁40の開度が第2開度である第2時間帯のデータと、入口弁40の開度が第1開度と第2開度の間の開度である第3時間帯のデータとにグループ分けする。また、演算装置20が、第1動作の実施時間を算出する場合、動作開始指令のタイミングと第2時間帯と第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差から算出し、第2動作の実施時間を算出する場合、動作開始指令のタイミングと第1時間帯と第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差から算出する。これらによって、入口弁40の動作時間を示すより正確な情報をより簡便に得ることができる。
また、算出された少なくとも一方の動作の実施時間が正常であるか基準データ21aに基づいて判定し、算出された少なくとも一方の動作の実施時間が異常であると判定された場合に所定の通知方法で通知を行うことで、入口弁40に異常が生じた可能性がある場合にそのことを知ることができる。
また、入口弁制御装置10が送信部(例えば、第1通信部13)を備え、演算装置20が受信部(例えば、第2通信部23)を備えることで、入口弁制御装置10が設けられた水力発電施設からの遠隔地等に演算装置20を設けることができる。
また、送信部(例えば、第1通信部13)と受信部(例えば、第2通信部23)との間の通信回線が無線通信回線を含むことで、入口弁制御装置10のうち送信部による送信経路を無線化することができ、敷設される有線の構成を削減することができることに加えて、有線による送信を行う場合に比して、当該有線を設けるための設計制限事項がなくなることから、送信部を入口弁制御装置10に設けやすくなる。
また、第1開度の入口弁40が完全に閉じており、第2開度の入口弁40が最大限開いていることを前提にすることで、入口弁40の最大開放と閉塞とを切り替えるための第1動作、第2動作の少なくとも一方について、入口弁40の動作時間を示すより正確な情報をより簡便に得ることができる。
なお、上記の実施形態はあくまで一例であり、本発明の技術的特徴を逸脱しない範囲内において適宜変更可能である。例えば、入口弁40の開閉に関する動作及び処理の実施は、自動始動停止試験に限られない。非常停止試験、急停止試験、水車油圧低下急停止試験、電源電圧低下急停止試験、水車非常用閉鎖装置試験、緩停止試験等、水力発電に関する他の試験においても、入口弁40の開閉に関する動作及び処理の実施が行われる。また、自動始動停止試験を含むこれらの試験の実施結果として、第1動作(又は第2動作)の実施時間を記憶部21等の記憶装置に記憶するようにしてもよい。また、基準データ21aを、複数回の第1動作(又は第2動作)の正常な実施時間に基づいて定めるようにしてもよい。例えば、複数回の第1動作(又は第2動作)の実施時間を平均化して、複数回の第1動作(又は第2動作)の正常な実施時間を定めるようにしてもよい。
1 入口弁の検知システム1
10 入口弁制御装置
11 検知部
12 抽出部
13 第1通信部
13a 無線通信装置
14 制御部
15 第1駆動回路
16 第2駆動回路
20 演算装置
21 記憶部
21a 基準データ
21b 入口弁検知プログラム
22 演算部
23 第2通信部
24 表示部
25 入力部
31 算出部
32 判定部
33 通知部
40 入口弁
41 主弁
42 油圧機構
43 回動軸
45 バイパス弁
91 水車
92 管路
93 発電機
94 河川
95 分岐管路
N 通信回線
SD サンプリングデータ

Claims (4)

  1. 水力発電で用いられる水車に供給される水の流入経路である管路に設けられる入口弁の開閉動作を検知する入口弁の動作検知システムであって、
    前記入口弁の開度を検知する検知部と、前記入口弁の開閉動作を制御する制御部とを備える入口弁制御装置と、
    前記入口弁の動作に要する実施時間を算出する演算装置とを備え、
    前記入口弁制御装置は、
    前記検知部の出力が示す前記入口弁の開度を示すデータを所定時間間隔でサンプリングして抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出したデータを前記演算装置に送信する送信部とを備え、
    前記演算装置は、前記送信部から送信されたデータを受信する受信部を備え、
    前記送信部と前記受信部との間の通信回線は、無線通信回線を含み、
    前記演算装置は、
    前記検知部の出力が示す前記入口弁の開度を示すデータを、前記入口弁の開度が第1開度である第1時間帯のデータと、前記入口弁の開度が前記第1開度よりも大きい第2開度である第2時間帯のデータと、前記入口弁の開度が前記第1開度と前記第2開度の間の開度である第3時間帯のデータとにグループ分けし、
    前記演算装置は、前記入口弁の開度が第1開度から前記第2開度に移行する第1動作の実施時間を算出する場合、前記第3時間帯のデータに含まれるサンプリングデータが示す前記入口弁の開度から最小二乗法による一次近似曲線を導出して当該一次近似曲線上で前記第1開度から前記第2開度になる経過時間を求め、当該経過時間を移行開始のタイミングと前記第2時間帯と前記第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差として当該時間差から第1動作の実施時間を算出し、前記入口弁の開度が前記第2開度から前記第1開度に移行する第2動作の実施時間を算出する場合、前記第3時間帯のデータに含まれるサンプリングデータが示す前記入口弁の開度から最小二乗法による一次近似曲線を導出して当該一次近似曲線上で前記第2開度から前記第1開度になる経過時間を求め、当該経過時間を移行開始のタイミングと前記第1時間帯と前記第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差として当該時間差から第2動作の実施時間を算出する
    入口弁の動作検知システム。
  2. 前記演算装置は、
    前記少なくとも一方の動作の実施時間が正常である場合の時間を示す基準データを記憶する記憶部と、
    算出された前記少なくとも一方の動作の実施時間が正常であるか前記基準データに基づいて判定する判定部と、
    算出された前記少なくとも一方の動作の実施時間が異常であると判定された場合に所定の通知方法で通知を行う通知部とを備える
    請求項1に記載の入口弁の動作検知システム。
  3. 前記第1開度の入口弁は、完全に閉じており、
    前記第2開度の入口弁は、最大限開いている
    請求項1又は2に記載の入口弁の動作検知システム。
  4. 水力発電で用いられる水車に供給される水の流入経路である管路に設けられる入口弁の開度を検知する検知部と前記入口弁の開閉動作を制御する制御部とを備える入口弁制御装置と、前記入口弁の動作に要する実施時間を算出する演算装置と、を備え、前記入口弁制御装置が、前記検知部の出力が示す前記入口弁の開度を示すデータを所定時間間隔でサンプリングして抽出する抽出部と前記抽出部が抽出したデータを前記演算装置に送信する送信部とを備え、前記演算装置が、前記送信部から送信されたデータを受信する受信部を備え、前記送信部と前記受信部との間の通信回線が無線通信回線を含む入口弁の動作検知システムを用いて前記入口弁の開閉動作を自動的に検知する入口弁の動作検知方法であって、
    前記演算装置が、前記検知部の出力が示す前記入口弁の開度を示すデータを、前記入口弁の開度が第1開度である第1時間帯のデータと、前記入口弁の開度が前記第1開度よりも大きい第2開度である第2時間帯のデータと、前記入口弁の開度が前記第1開度と前記第2開度の間の開度である第3時間帯のデータとにグループ分けし、前記演算装置は、前記入口弁の開度が第1開度から前記第2開度に移行する第1動作の実施時間を算出する場合、前記第3時間帯のデータに含まれるサンプリングデータが示す前記入口弁の開度から最小二乗法による一次近似曲線を導出して当該一次近似曲線上で前記第1開度から前記第2開度になる経過時間を求め、当該経過時間を移行開始のタイミングと前記第2時間帯と前記第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差として当該時間差から第1動作の実施時間を算出し、前記入口弁の開度が前記第2開度から前記第1開度に移行する第2動作の実施時間を算出する場合、前記第3時間帯のデータに含まれるサンプリングデータが示す前記入口弁の開度から最小二乗法による一次近似曲線を導出して当該一次近似曲線上で前記第2開度から前記第1開度になる経過時間を求め、当該経過時間を移行開始のタイミングと前記第1時間帯と前記第3時間帯の切り替わりタイミングとの時間差として当該時間差から第2動作の実施時間を算出する
    入口弁の動作検知方法。
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