JP6614346B2 - 機器制御方法、プログラム、制御装置、及び機器制御システム - Google Patents

機器制御方法、プログラム、制御装置、及び機器制御システム Download PDF

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Description

本発明は機器制御方法、プログラム、制御装置、及び機器制御システムに関する。
ネットワークスタンバイ機能を備えたネットワークスタンバイ対応機器や、Wake−On−LAN機能を備えたWOL対応機器が知られている。ネットワークスタンバイ対応機器では、TCP/IPプロトコルに則った通信機能を保持しつつ、機器の消費電力が軽減されたスタンバイ状態となる。このようなネットワークスタンバイ対応機器では、スタンバイ状態においても上記通信機能が保持されるため、機器をスタンバイ状態から通常の電源オン状態へと移行させるのが容易である反面、スタンバイ状態でも上記通信機能が保持されることによって機器の消費電力を軽減するという点で十分でない場合がある。一方、WOL対応機器のスタンバイ状態では、TCP/IPプロトコルに則った通信機能も制限されるため、ネットワークスタンバイ対応機器のスタンバイ状態よりも機器の消費電力が軽減される。
特開2011−151592号公報
しかしながら、WOL対応機器をスタンバイ状態から通常の電源オン状態に移行させるためには、マジックパケットと呼ばれる、WOL対応機器の通信インタフェース部のMACアドレスが指定された所定のパケットを送信する必要がある。このため、WOL対応機器をスタンバイ状態から電源オン状態に移行させるために、ユーザはWOL対応機器の通信インタフェース部のMACアドレスを事前に調べたり、当該MACアドレスを入力したりする必要がある。この点、ネットワーク技術に十分に精通していないユーザにとって、WOL対応機器の通信インタフェース部のMACアドレスを調べることは困難である場合があった。また、ネットワーク技術に精通しているユーザにとっても、WOL対応機器の通信インタフェース部のMACアドレスを事前に調べたり、当該MACアドレスを入力したりする手順を行うことは煩雑である場合があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、例えば、WOL対応機器をスタンバイ状態から通常の電源オン状態に容易に移行させることが可能な機器制御方法、プログラム、制御装置、及び機器制御システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る機器制御方法は、ネットワークを介して機器を制御する機器制御方法において、前記機器は、前記ネットワークを介した第1種の通信により当該機器を制御することが可能な制御可能状態と、当該機器によって可能な通信が第2種の通信に制限され、前記第1種の通信により当該機器を制御することが制限される制限状態と、になり得るものであり、前記機器制御方法は、記憶手段に記憶された過去に前記制御可能状態であった機器に関する機器情報に基づき、前記機器情報に含まれる機器を特定する特定ステップと、前記特定ステップによって特定された機器に対し、前記第2種の通信によって前記機器情報に基づく所定データを送信することによって、当該機器を前記制限状態から前記制御可能状態に移行させる状態制御ステップと、を含む。
また、本発明に係るプログラムは、ネットワークを介して機器を制御する制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記機器は、前記ネットワークを介した第1種の通信により当該機器を制御することが可能な制御可能状態と、当該機器によって可能な通信が第2種の通信に制限され、前記第1種の通信により当該機器を制御することが制限される制限状態と、になり得るものであり、前記プログラムは、記憶手段に記憶された過去に前記制御可能状態であった機器に関する機器情報に基づき、前記機器情報に含まれる機器を特定する特定手段、及び、前記特定手段によって特定された機器に対し、前記第2種の通信によって前記機器情報に基づく所定データを送信することによって、当該機器を前記制限状態から前記制御可能状態に移行させる状態制御手段、として前記コンピュータを機能させるプログラムである。
また、本発明に係る情報記憶媒体は、上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。
また、本発明に係る制御装置は、ネットワークを介して機器を制御する制御装置において、前記機器は、前記ネットワークを介した第1種の通信により当該機器を制御することが可能な制御可能状態と、当該機器によって可能な通信が第2種の通信に制限され、前記第1種の通信により当該機器を制御することが制限される制限状態と、になり得るものであり、前記制御装置は、記憶手段に記憶された過去に前記制御可能状態であった機器に関する機器情報に基づき、前記機器情報に含まれる機器を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された機器に対し、前記第2種の通信によって前記機器情報に基づく所定データを送信することによって、当該機器を前記制限状態から前記制御可能状態に移行させる状態制御手段と、を含む。
また、本発明に係る機器制御システムは、機器と、ネットワークを介して前記機器を制御する制御装置とを含む機器制御システムにおいて、前記機器は、前記ネットワークを介した第1種の通信により当該機器を制御することが可能な制御可能状態と、当該機器によって可能な通信が第2種の通信に制限され、前記第1種の通信により当該機器を制御することが制限される制限状態と、になり得るものであり、前記制御装置は、記憶手段に記憶された過去に前記制御可能状態であった機器に関する機器情報に基づき、前記機器情報に含まれる機器を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された機器に対し、前記第2種の通信によって前記機器情報に基づく所定データを送信することによって、当該機器を前記制限状態から前記制御可能状態に移行させる状態制御手段と、を含む。
また、本発明の一態様では、前記特定ステップは、前記機器情報に含まれる各機器に対し、前記第1種の通信によって所定要求を送信し、当該所定要求に応じて当該各機器から前記第1種の通信によって返信される応答を受信することによって、前記制御可能状態にある機器を特定するステップと、前記制御可能状態にある機器の特定結果と、前記記憶手段に記憶された機器情報と、に基づき、前記機器情報に含まれる機器のうちの、前記制限状態にある機器を特定するステップと、を含むようにしてもよい。
また、本発明の一態様では、前記特定ステップは、前記ネットワークに接続される各機器に対し、前記第1種の通信によって所定要求を送信し、当該所定要求に応じて当該各機器から前記第1種の通信によって返信される応答を受信することによって、前記制御可能状態にある機器を特定するステップと、前記制御可能状態にある機器の特定結果と、前記記憶手段に記憶された機器情報と、に基づき、前記機器情報に含まれる機器のうちの、前記制限状態にある機器を特定するステップと、を含むようにしてもよい。
また、本発明の一態様では、前記記憶手段に記憶された機器情報に基づき、前記特定ステップによって特定された機器に関する情報を表示手段に表示させる表示制御ステップと、前記表示手段に表示される機器を制御対象として選択する選択操作を受け付ける選択操作受付ステップと、を含み、前記状態制御ステップでは、前記特定ステップによって特定された機器が前記制御対象として選択された場合に、当該機器に対し、前記第2種の通信によって前記所定データを送信するようにしてもよい。
また、本発明の一態様では、前記機器制御方法は、前記ネットワークを介して第1機器と第2機器とを制御する方法であり、前記第1機器は、前記制御可能状態と、当該機器への電力供給が制限されることにより、当該機器によって可能な通信が前記第2種の通信に制限され、前記第1種の通信により当該機器を制御することが制限される第1制限状態と、になり得るものであり、前記第2機器は、前記制御可能状態と、当該機器への電力供給が制限されるが、前記第1種の通信により当該機器を制御することが可能な第2制限状態と、になり得るものであり、前記特定ステップは、前記機器情報に含まれる各機器と、前記ネットワークに接続される各機器と、の少なくとも一方に対し、前記第1種の通信によって所定要求を送信し、当該所定要求に応じて当該各機器から前記第1種の通信によって返信される応答を受信することによって、前記制御可能状態にある前記第1機器と、前記制御可能状態又は前記第2制限状態にある前記第2機器と、のリストを取得するステップと、過去に前記制御可能状態であった機器であって、かつ、前記リストに含まれていない機器を特定することによって、前記第1制限状態にある前記第1機器を特定するステップと、を含み、前記表示制御ステップでは、前記制御可能状態にある前記第1機器に関する情報と、前記制御可能状態又は前記第2制限状態にある前記第2機器に関する情報と、前記第1制限状態にある前記第1機器に関する情報と、を前記表示手段に表示させ、前記状態制御ステップは、前記第2制限状態にある前記第2機器が前記制御対象として選択された場合に、当該第2機器に対し、前記第1種の通信によって第2所定データを送信することによって、当該第2機器を前記第2制限状態から前記制御可能状態に移行させるステップと、前記第1制限状態にある前記第1機器が前記制御対象として選択された場合に、当該第1機器に対し、前記第2種の通信によって前記機器情報に基づく第1所定データを送信することによって、当該第1機器を前記第1制限状態から前記制御可能状態に移行させるステップと、を含むようにしてもよい。
また、本発明の一態様では、前記機器は、有線ネットワークを介して前記第1種の通信及び前記第2種の通信を行うことが可能な有線通信機能と、無線ネットワークを介して前記第1種の通信及び前記第2種の通信を行うことが可能な無線通信機能と、の少なくとも一方を備え、前記記憶手段に記憶される機器情報は、過去に前記制御可能状態であった機器が前記有線通信機能を備えている否かの情報と、過去に前記制御可能状態であった機器が前記無線通信機能を備えている否かの情報と、を含み、前記状態制御ステップでは、前記特定ステップによって特定された機器が前記有線通信機能と前記無線通信機能との両方を備えている場合、当該機器に対し、前記有線通信機能を用いた前記第2種の通信と、前記無線通信機能を用いた前記第2種の通信と、の各々によって前記所定データを送信するようにしてもよい。
また、本発明の一態様では、前記状態制御ステップによって、前記特定ステップによって特定された機器に対して前記第2種の通信によって前記所定データが送信された後において、前記ネットワークに接続される各機器に対し、前記第1種の通信によって所定要求を送信し、当該所定要求に応じて当該各機器から前記第1種の通信によって返信される応答を受信するステップと、前記特定ステップによって特定された機器から前記応答が受信されたか否かを判定することによって、当該機器が前記制御可能状態に移行したか否かを判定する状態判定ステップと、を含むようにしてもよい。
また、本発明の一態様では、前記制御可能状態は、前記第1種の通信により、当該機器に関する情報を当該機器から取得することと、当該機器を制御することとが可能な状態であり、前記制限状態は、前記機器への電力供給が制限されることにより、当該機器によって可能な通信が前記第2種の通信に制限され、前記第1種の通信によって、当該機器に関する情報を当該機器から取得することと、当該機器を制御することとが制限される状態であってもよい。
本発明によれば、例えば、WOL対応機器をスタンバイ状態から通常の電源オン状態に容易に移行させることが可能になる。
本発明の実施形態に係る制御装置を含む機器制御システムの構成の一例を示す図である。 機器固有情報の一例を示す図である。 制御装置の機能ブロック図である。 キャッシュデータの一例を示す図である。 画面の遷移の一例を示す図である。 制御装置で実行される処理の一例を示すフロー図である。 制御装置で実行される他の処理の一例を示すフロー図である。 制御装置で実行される他の処理の一例を示すフロー図である。 制御装置で実行される他の処理の一例を示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図面では同一又は同等の要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る制御装置10を含む機器制御システム1の構成の一例を示す。図1に示すように、機器制御システム1は制御装置10と機器20A,20B,20C,20Dとを含む。図1に示す例では、4台の機器20A〜20Dが含まれているが、3台以下の機器が含まれていてもよいし、5台以上の機器が含まれていてもよい。
制御装置10はネットワークを介して機器20A〜20Dを制御するためのものであり、ユーザが機器20A〜20Dを操作するために用いられる。制御装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ、又はデスクトップ型コンピュータ等によって実現される。ただし、制御装置10は、このような汎用装置を用いて実現されなくてもよく、専用装置として実現されてもよい。
図1に示すように、制御装置10は制御部11、記憶部12、通信部13、操作部14、及び表示部15を含む。制御部11は1又は複数のマイクロプロセッサを含み、記憶部12に記憶されたプログラムに従って処理を実行する。記憶部12は、例えば主記憶(RAM等)及び補助記憶(ハードディスクドライブ又はソリッドステートドライブ等)の情報記憶媒体を含み、制御部11によって実行されるプログラムを記憶する。記憶部12は制御部11のワークメモリとしても動作する。
例えば、プログラム又はデータはネットワークを介して制御装置10に提供される。なお、制御装置10は、例えばメモリカード又は光ディスク等のコンピュータで読み取り可能な情報記憶媒体に記憶されたプログラム又はデータを読み出すための構成要素を含むようにしてもよい。そして、プログラム又はデータが情報記憶媒体を介して制御装置10に提供されるようにしてもよい。すなわち、後述の図6,7,8A,8Bに示す処理を実行するためのプログラムはネットワークを介して提供されるようにしてもよいし、情報記憶媒体に記憶されて提供されるようにしてもよい。
通信部13は他の装置とネットワークを介してデータ通信するためのものである。例えば、通信部13は、無線LANを介して通信を行うための無線通信インタフェース部を含んでおり、図1に示すように、制御装置10は、有線LAN30と接続された無線LANアクセスポイント32と無線通信を行うことが可能であり、無線LANアクセスポイント32及び有線LAN30を介して機器20A〜20Dと通信を行うことが可能である。なお、通信部13は、有線LANを介して通信を行うための有線通信インタフェース部を含むようにしてもよい。
操作部14はユーザが各種操作を行うためのものである。表示部15は、例えば液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部11からの指示に従い画面を表示する。なお、図1では操作部14と表示部15とが別個に示されているが、操作部14と表示部15とはいわゆるタッチパネルとして一体的に構成されてもよい。この場合、ユーザは指又はタッチペン等でタッチパネルに接触することによって各種操作を行うことが可能である。タッチパネルとしては、例えば、タッチされた部分の容量変化を検出する静電容量結合方式、抵抗値変化を検出する抵抗膜方式、又はタッチにより遮蔽された部分の光量変化を検出する光センサ方式等の各種方式のタッチパネルを用いることが可能である。
以下では、タッチパネルを備えたスマートフォン又はタブレット型コンピュータによって制御装置10が実現される場合を主に想定する。ただし、操作部14と表示部15とをタッチパネルとして一体的に構成することは必須ではなく、操作部14は、例えばボタン、キー、レバー(スティック)、マウス、又はトラックパッド等のような表示部15と別個に設けられる操作子であってもよい。
機器20A〜20Dは、制御装置10による制御の対象となる機器である。言い換えれば、機器20A〜20Dは、ユーザが制御装置10を用いて操作する対象となる機器である。例えば、機器20A〜20Dはオーディオ機器又はオーディオビジュアル機器である。具体的には、機器20A〜20Dはブルーレイディスクプレーヤやアンプ等であり、制御装置10はコンテンツの再生指示や音量調整等の操作を行うために用いられる。以下では、機器20A〜20Dがオーディオ機器又はオーディオビジュアル機器である場合を想定して説明するが、機器20A〜20Dはオーディオ機器又はオーディオビジュアル機器に限られず、他の用途の機器であってもよい。
機器20A〜20Dの各々は有線通信インタフェース部と無線通信インタフェース部との少なくとも一方を備える。図1に示す例では、機器20A〜20Cは有線通信インタフェース部を備えており、機器20A〜20Cは有線LAN30に接続されている。また、機器20C,20Dは無線通信インタフェース部を備えており、機器20C,20Dは無線LANアクセスポイント32と無線通信を行うことが可能になっている。機器20A〜20Dの各々は、IPプロトコル(TCP/IPプロトコル)に則った通信を行うことが可能である。
また、機器20A〜20Dは、UPnP(Universal Plug and Play)機能を備えたUPnP対応機器である。UPnP機能を備えることによって、機器20A〜20Dは、ネットワークに接続されると、複雑な設定を要することなく、他の装置と通信することが可能になる。また、機器20A〜20DがUPnP機能を備えていることにより、制御装置10から機器20A〜20Dの存在を確認したり、機器20A〜20Dの情報(例えば機器20Aの状態や機能等)を取得したり、機器20A〜20Dを操作したり、機器20A〜20Dの機能を利用したりすることが可能になる。
例えば、制御装置10が、UPnP規格で規定された、ネットワーク上のUPnP対応機器の存在を問い合わせるためのIPブロードキャストパケット(M−SEARCH)をネットワーク(有線LAN30及び無線LAN)に対して送信すると、UPnP対応機器である機器20A〜20Dの各々から応答が制御装置10に返信される。この場合、例えば、機器固有の情報を示す機器固有情報が上記応答として制御装置10に返信される。
図2は機器固有情報の一例を示す。図2は、機器20Cから制御装置10に返信される機器固有情報の一例を示す。図2に示すように、機器固有情報は、機器20Cのモデル名や製造元等の情報をXML形式で示す。機器固有情報は第1部分40と第2部分41とを含む。第1部分40は、UPnP規格で予め定められた項目を示し、第2部分41は、UPnP規格に則って機器20Cの製造元によって追加された項目を示す。なお、第1部分40内の項目「modelName」はモデル名を示し、項目「UDN」は、個々の機器を一意に識別する識別情報であるUUIDを示す。同じモデル名(C−XXX)の機器であっても、UUIDは個々の機器ごとに異なる。また、第2部分41内の項目「yamaha:X_macAddressWired」は有線通信インタフェース部のMACアドレスを示す。また、項目「yamaha:X_macAddressWireless」は無線通信インタフェース部のMACアドレスを示す。さらに、項目「yamaha:X_fwVersion」はファームウェアのバージョンを示し、項目「yamaha:X_destination」は仕向地域を示し、項目「yamaha:X_featureExistence」は機器の有する機能を示す。なお、項目「yamaha:X_magicPacketWakeSupported」に関しては後述する。
機器20A〜20Dには、Wake−On−LAN機能を備えたWOL対応機器(「第1機器」の一例)と、ネットワークスタンバイ機能を備えたネットワークスタンバイ対応機器(「第2機器」の一例)とが含まれる。以下では、機器20A,20Bがネットワークスタンバイ対応機器であり、機器20C,20DがWOL対応機器であることとして説明する。
ネットワークスタンバイ対応機器は通常の電源オン状態(「制御可能状態」の一例)とスタンバイ状態(「第2制限状態」の一例)とになり得る。例えば、ネットワークスタンバイ対応機器は、一定時間にわたって使用されなかった場合に、消費電力を軽減すべく、電源オン状態からスタンバイ状態へと変化する。スタンバイ状態では、ネットワークスタンバイ対応機器への電力供給が制限され、電源オン状態と比べて機器全体の消費電力が軽減される。すなわち、スタンバイ状態では、通信機能以外の機能に関する電力供給が制限され、通信機能以外の機能の利用が制限されることによって、機器全体の消費電力が軽減される。
ネットワークスタンバイ対応機器におけるスタンバイ状態では、電源オン状態と同様に、IPプロトコルに則った通信(レイヤ3以上での通信)を行うことが可能である。すなわち、有線通信インタフェース部又は無線通信インタフェース部にIPアドレスが割り当てられた状態が維持され、IPネットワーク上に機器が存在していることになる。
ネットワークスタンバイ対応機器におけるスタンバイ状態ではUPnP機能も有効になっている。UPnP機能では通信プロトコルとしてTCP/IPプロトコルを利用するが、ネットワークスタンバイ対応機器では、電源オン状態とスタンバイ状態とのいずれにおいても、TCP/IPプロトコルに則った通信(「第1種の通信」の一例)を行うことが可能である。このため、電源オン状態とスタンバイ状態とのいずれにおいても、TCP/IPプロトコルに則った通信により、制御装置10からネットワークスタンバイ対応機器の存在を確認したり、ネットワークスタンバイ対応機器に関する情報を取得したり、ネットワークスタンバイ対応機器を制御したりすることが可能である。例えば、TCP/IPプロトコルに則った通信により、制御装置10からネットワークスタンバイ対応機器をスタンバイ状態から電源オン状態に移行させることができる。
一方、WOL対応機器も通常の電源オン状態(「制御可能状態」の一例)とスタンバイ状態(「制限状態」又は「第1制限状態」の一例)とをとる。スタンバイ状態では、通常の電源オン状態と比べて機器全体の消費電力が軽減される。しかしながら、ネットワークスタンバイ対応機器におけるスタンバイ状態とは異なり、WOL対応機器におけるスタンバイ状態では、通信機能も制限することによって、ネットワークスタンバイ対応機器におけるスタンバイ状態よりも消費電力が軽減される。
すなわち、ネットワークスタンバイ対応機器におけるスタンバイ状態と異なり、WOL対応機器におけるスタンバイ状態では、WOL対応機器への電力供給が制限され、IPプロトコルに則った通信(レイヤ3以上での通信)が制限される。すなわち、WOL対応機器におけるスタンバイ状態では、有線通信インタフェース部又は無線通信インタフェース部にIPアドレスが割り当てられておらず、IPネットワーク上に機器が存在していないことになる。このため、WOL対応機器におけるスタンバイ状態ではUPnP機能が無効になる。
WOL対応機器における電源オン状態では、TCP/IPプロトコルに則った通信を行うことが可能であるため、制御装置10からWOL対応機器の存在を確認したり、WOL対応機器に関する情報を取得したり、WOL対応機器を制御したりすることが可能である。これに対し、先述の通り、WOL対応機器におけるスタンバイ状態では、TCP/IPプロトコルに則った通信を行うことが可能でないため、TCP/IPプロトコルに則った通信によって、制御装置10からWOL対応機器の存在を確認したり、WOL対応機器に関する情報を取得したり、WOL対応機器を制御したりすることができない。
WOL対応機器におけるスタンバイ状態では、通信インタフェース部(有線通信インタフェース部又は無線通信インタフェース部)に最低限の電力が供給されており、レイヤ2での通信(「第2種の通信」の一例)は可能になっている。すなわち、通信インタフェースは自分のMACアドレス宛てのパケットを受信可能な状態になっており、自分のMACアドレスが指定されたマジックパケットと呼ばれる特定のパケットが通信インタフェースによって受信されると、WOL対応機器はスタンバイ状態から電源オン状態に移行する。なお、「マジックパケット」とは、宛先アドレスが「FF:FF:FF:FF:FF:FF」(レイヤ2のブロードキャストアドレス)に設定され、かつ、通信インタフェースのMACアドレスが16回繰り返されてなるパケットである。
図2に示した機器固有情報の第2部分41内の項目「yamaha:X_magicPacketWakeSupported」は、WOL対応機器であるか否かを示す。すなわち、上記項目は、マジックパケットによってスタンバイ状態から通常の電源オン状態に移行させることが可能であるか否かを示す。例えば、値「0」又は「1」が上記項目に設定される。値「0」はWOL対応機器でないことを示し、値「1」はWOL対応機器であることを示す。
上記の機器制御システム1では、ユーザは制御装置10を用いて機器20A〜20Dを操作することができる。例えば、WOL対応機器である機器20Cがスタンバイ状態であったとしても、マジックパケットによって機器20Cをスタンバイ状態から電源オン状態に移行させ、ユーザは機器20Cの操作を開始することができる。しかしながら、従来、マジックパケットによってWOL対応機器をスタンバイ状態から電源オン状態に移行させるために、ユーザはWOL対応機器の通信インタフェースのMACアドレスを事前に調べておく必要があり、かつ、当該MACアドレスを入力する必要があった。この点、ネットワーク技術に十分に精通していないユーザにとって、通信インタフェースのMACアドレスを調べることは困難である場合があった。また、ネットワーク技術に精通しているユーザにとっても、通信インタフェースのMACアドレスを調べておいて、当該MACアドレスを入力する手順を行うことは煩雑である場合があった。
この点、上記の機器制御システム1(制御装置10)では、ユーザがスタンバイ状態にあるWOL対応機器の操作を容易に開始できるようになっている。以下、この点について詳細に説明する。なお以下では、ネットワークスタンバイ対応機器におけるスタンバイ状態と、WOL対応機器におけるスタンバイ状態とを区別すべく、便宜上、前者を「ネットワークスタンバイ状態」と記載し、後者を「WOLスタンバイ状態」と記載する。また以下では、機器20A〜20Dを総称して「機器20」と記載する場合がある。
図3は、制御装置10で実現される機能のうち、本発明に関連するものを主に示す機能ブロック図である。図3に示すように、制御装置10は、キャッシュデータ記憶部50、機器特定部51、表示制御部52、選択操作受付部53、状態制御部54、及び状態判定部55を含む。
キャッシュデータ記憶部50は例えば記憶部12によって実現される。キャッシュデータ記憶部50は、過去に電源オン状態であった機器20に関する機器情報を記憶する。すなわち、キャッシュデータ記憶部50は、過去に電源オン状態であった機器20のリストのキャッシュデータ(「機器情報」の一例)を記憶する。
図4は、キャッシュデータ記憶部50に記憶されるキャッシュデータの一例を示す。図4の「A−XXX」、「B−XXX」、「C−XXX」、及び「D−XXX」はそれぞれ機器20A、機器20B、機器20C、及び機器20Dのモデル名を示しており、図4に示すキャッシュデータは機器20A〜20Dの各々の情報を含んでいる。なお、機器20A〜20Dの各々の情報は、例えば、過去に当該機器20が電源オン状態であった際に当該機器20から取得した当該機器20の機器固有情報(図2参照)や、過去に当該機器20が電源オン状態であった際に当該機器20に割り当てられていたIPアドレスに関するIPアドレス情報を含む。
なお、キャッシュデータ記憶部50は、制御装置10からアクセス可能な他の記憶装置によって実現されるようにしてよい。例えば、上述のキャッシュデータは、インターネット上の記憶装置(いわゆるクラウド)に記憶されるようにしてもよい。
機器特定部51、表示制御部52、選択操作受付部53、状態制御部54、及び状態判定部55は主に制御部11によって実現される。すなわち、制御部11がプログラムに従って処理を実行することによって、制御部11がこれらの機能ブロックとして機能する。なお、図5は表示部15に表示される画面の遷移の一例を示す。以下では図5を参照しながら、これらの機能ブロックについて説明する。
機器特定部51は、キャッシュデータ記憶部50に記憶されたキャッシュデータに基づき、機器特定部51はキャッシュデータに含まれる機器20を特定する。
例えば下記のようにして、機器特定部51は、キャッシュデータに含まれる機器20(過去に電源オン状態であった機器20)であって、かつ、現在はWOLスタンバイ状態にある機器20(WOL対応機器)を特定する。
まず、機器特定部51は、現在電源オン状態にある機器20(ネットワークスタンバイ対応機器及びWOL対応機器)と、現在ネットワークスタンバイ状態である機器20(ネットワークスタンバイ対応機器)とを特定する。
例えば、機器特定部51は、キャッシュデータに登録された個々の機器20のIPアドレスに対してPingコマンドを実行することによってエコー要求(「所定要求」の一例)を当該機器20に送信し、当該エコー要求に応じて当該機器20から返信される応答を受信することによって、現在電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にある機器20を特定する。
また例えば、機器特定部51は、UPnP規格で規定されたM−SEARCHと呼ばれる、ネットワーク上のUPnP対応機器の存在を問い合わせるためのIPブロードキャストパケット(「所定要求」の一例)をネットワークに送信し、当該IPブロードキャストパケットに応じて各機器20から返信される応答を受信することによって、現在電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にある機器20を特定する。
現在電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にある機器20は、IPプロトコルに則った通信が可能であるため、上記のエコー要求又はIPブロードキャストパケットに対する応答を制御装置10に返信する。このため、応答を返信してきた機器20は、現在電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にある機器20ということになる。したがって、上記方法によって、機器特定部51は現在電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にある機器20を特定し、当該機器20のリストを取得する。なお、上記方法のいずれか一方を使用してもよいし、両方を使用してもよい。ただし、両方を使用すれば、電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にある機器20の特定漏れが生じる可能性を低減できる。
一方、WOLスタンバイ状態にある機器20は、IPプロトコルに則った通信が可能でないため、上記のエコー要求又はIPブロードキャストパケットに対する応答を制御装置10に返信できない。このため、上記方法では、現在WOLスタンバイ状態にある機器20を特定することはできない。そこで、機器特定部51は、キャッシュデータ記憶部50に記憶されるキャッシュデータに基づき、現在WOLスタンバイ状態にある機器20を特定する。すなわち、機器特定部51は、キャッシュデータに登録されたWOL対応機器(過去に電源オン状態であったWOL対応機器)であって、かつ、上記リストに含まれていない機器20(上記応答を返信してこなかった機器20)を特定する。このようにして、機器特定部51は現在WOLスタンバイ状態にある機器20を特定する。
表示制御部52は、キャッシュデータ記憶部50に記憶されるキャッシュデータに基づき、機器特定部51によって特定された機器20に関する情報を表示部15に表示させる。すなわち、表示制御部52は、機器特定部51によって特定された、現在WOLスタンバイ状態にある機器20に関する情報を表示部15に表示させる。なお、表示制御部52は、現在電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にある機器20に関する情報も表示部15に表示させるようにしてもよい。
例えば、表示制御部52は、図5に示すような機器リスト画面60を表示部15に表示させる。図5に示す機器リスト画面60には、機器20A(A−XXX)、機器20B(B−XXX)、機器20C(C−XXX)、及び機器20D(D−XXX)が表示されている。
現在電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にある機器20に関しては、TCP/IPに則った通信が可能であり、IPアドレスが通信インタフェースに割り当てられた状態になっている。このため、これらの機器20に関してはIPアドレスが機器リスト画面60に表示される。図5に示す機器リスト画面60では、機器20A,20BのIPアドレスが表示されており、機器20A,20Bが現在電源ON状態又はネットワークスタンバイ状態にあることが示されている。
一方、現在WOLスタンバイ状態にある機器20に関しては、TCP/IPに則った通信が可能でなく、IPアドレスが通信インタフェースに割り当てられた状態になっていない。このため、これらの機器20に関してはIPアドレスが機器リスト画面60に表示されない。図5に示す機器リスト画面60では、機器20C,20DのIPアドレスが表示されておらず、機器20C,20Dが現在WOLスタンバイ状態にあることが示されている。
選択操作受付部53は、表示部15に表示される機器20を制御対象として選択する選択操作を受け付ける。例えば、選択操作受付部53は、機器リスト画面60に表示されるいずれかの機器20を制御対象として選択する選択操作を受け付ける。
例えば、ユーザはタッチパネルに指又はタッチペン等を接触させることによって、機器リスト画面60に表示されるいずれかの機器20を制御対象(操作したい機器)として選択する。選択操作受付部53は当該選択操作を受け付けて、ユーザによって制御対象として選択された機器20を特定する。
状態制御部54は、機器特定部51によって特定された機器20をWOLスタンバイ状態から電源オン状態に移行させる。例えば、状態制御部54は、特定部53によって特定された現在WOLスタンバイ状態にある機器20が制御対象として選択された場合に、当該機器20をWOLスタンバイ状態から電源オン状態に移行させる。
ユーザによって制御対象として選択された機器20がWOLスタンバイ状態にある場合、図5に示すような起動指示画面70が表示される。起動指示画面70は、WOLスタンバイ状態にある機器20を電源オン状態に移行させるための画面である。図5に示す起動指示画面は、WOLスタンバイ状態にある機器20Cが制御対象として選択された場合を想定している。以下でも、機器20Cが制御対象として選択された場合を想定して説明する。
図5に示すように、起動指示画面70は電源ボタン71及び開くボタン72を含む。電源ボタン71は、機器20を電源オン状態に移行させることを指示するためのボタンである。開くボタン72は、例えばブルーレイディスクプレーヤのような、ディスクトレイを備えた機器20が制御対象として選択された場合に表示される。開くボタン72は、機器20を電源オン状態に移行させるとともに、ディスクトレイを開かせることを指示するためのボタンである。なお、起動指示画面70は戻るボタン73も含む。戻るボタン73は一つ前の画面(機器リスト画面60)に戻るためのボタンである。
電源ボタン71がユーザによって選択された場合、図5に示すような起動画面80が表示部15に表示される。図5に示すように、起動画面80には、機器20Cを起動中であること、すなわち、機器20Cを電源オン状態に移行中であることを示すメッセージ81(又は画像)が表示される。なお、起動画面80は、一つ前の画面(起動指示画面70)に戻るための戻るボタン82も含んでいる。
また、電源ボタン71がユーザによって選択された場合、状態制御部54は、機器20Cに対するマジックパケット(「所定データ」及び「第1所定データ」の一例)を送信することによって、機器20CをWOLスタンバイ状態から電源オン状態に移行させる。先述の通り、マジックパケットはレイヤ2での通信によって送信される。また、このマジックパケットは、キャッシュデータ記憶部50に記憶されたキャッシュデータに基づいて送信(生成)される。すなわち、マジックパケットを機器20Cに送信するために必要な情報はキャッシュデータに記憶されており、キャッシュデータから取得される。例えば、マジックパケットを機器20Cに送信するためには機器20CのMACアドレスが必要となる。この点、機器20CのMACアドレスはキャッシュデータに記憶されており、キャッシュデータから取得される。
具体的には、まず、状態制御部54は、キャッシュデータ記憶部50に記憶されたキャッシュデータに基づき、機器20Cが有線通信インタフェース部(有線通信機能)を備えているか否かを判定する。機器20Cが有線通信インタフェース部を備えている場合、状態制御部54は機器20Cの有線通信インタフェース部のMACアドレスをキャッシュデータから取得する。そして、状態制御部54は、取得されたMACアドレスに基づいてマジックパケットを生成して送信する。すなわち、状態制御部54は、宛先アドレスが「FF:FF:FF:FF:FF:FF」(レイヤ2のブロードキャストアドレス)に設定され、かつ、取得されたMACアドレスが16回繰り返されてなるマジックパケットを生成して送信する。
また、状態制御部54は、キャッシュデータ記憶部50に記憶されたキャッシュデータに基づき、機器20Cが無線通信インタフェース部(無線通信機能)を備えているか否かを判定する。機器20Cが無線通信インタフェース部を備えている場合、状態制御部54は機器20Cの無線インタフェース部のMACアドレスをキャッシュデータから取得する。そして、状態制御部54は、取得されたMACアドレスに基づいてマジックパケットを生成して送信する。
なお、機器20Cが有線通信インタフェース部と無線通信インタフェース部との両方を備えている場合、状態制御部54は機器20Cの有線通信インタフェース部及び無線通信インタフェース部の各々に対してマジックパケットを送信する。
マジックパケットが機器20Cの有線通信インタフェース部で受信された場合、有線通信インタフェース部は、マジックパケットに含まれるMACアドレスが自分のMACアドレスであるか否かを判定する。そして、マジックパケットに含まれるMACアドレスが自分のMACアドレスである場合には、機器20Cを電源オン状態に移行させるための信号が有線通信インタフェースによって機器20Cに供給され、その結果、機器20CがWOLスタンバイ状態から電源オン状態に移行する。一方、マジックパケットに含まれるMACアドレスが自分のMACアドレスでない場合には当該マジックパケットは無視され、機器20CはWOLスタンバイ状態を維持する。
マジックパケットが機器20Cの無線通信インタフェース部で受信された場合にも、無線通信インタフェース部によって同様の処理が実行される。
なお、先述の通り、機器20Cが有線通信インタフェース部と無線通信インタフェース部との両方を備えている場合には、それらの通信インタフェース部の各々に対してマジックパケットが送信される。この場合、それらの通信インタフェース部のうちで、先にマジックパケットを受信した通信インタフェース部によって機器20Cが電源オン状態に移行される。
状態判定部105は、マジックパケットが機器20Cに送信された後において、機器20Cが正常に電源オン状態に移行したか否かを判定する。
例えば、状態判定部55は、応答の返信を要求する所定要求をネットワークに接続される各機器に送信し、各機器20から返信される応答を受信する。具体的には、状態判定部55は、UPnP規格で規定されたM−SEARCHと呼ばれる、ネットワーク上のUPnP対応機器の存在を問い合わせるためのIPブロードキャストパケット(「所定要求」の一例)をネットワークに送信し、当該IPブロードキャストパケットに応じて各機器20から返信される応答を受信する。なお、IPブロードキャストパケットや各機器20からの応答は、レイヤ3以上での通信によって送受信される。
そして、状態判定部55は、機器20Cからの応答が受信されたか否かを判定する。上記IPブロードキャストパケットがネットワークに送信された場合、ネットワークに接続されたすべてのUPnP対応機器から応答が返信される。この場合の応答には図2に示したような機器固有情報が含まれるため、状態判定部55は、受信された応答に含まれる機器固有情報が示すUUIDと、キャッシュデータに登録された機器20CのUUIDとを比較することによって、当該応答が機器20Cからの応答であるか否かを判定する。
先述の通り、UPnP機能では通信プロトコルとしてTCP/IPプロトコルを利用する。WOLスタンバイ状態にある機器20CはTCP/IPプロトコルに則った通信を行うことができないが、通常の電源オン状態に移行すると、機器20CはTCP/IPプロトコルに則った通信を行うことが可能になる。このため、機器20Cからの応答が受信されたということは、機器20Cが電源オン状態に移行し終えたことを示す。したがって、機器20Cからの応答が受信された場合、状態判定部55は機器20Cが電源オン状態に移行したと判定する。一方、機器20Cからの応答が受信されなかった場合、状態判定部55は機器20Cが電源オン状態に移行しなかったと判定する。
機器20Cが電源オン状態に移行したと判定された場合、図5に示すような操作画面90が表示部15に表示される。操作画面90は、ユーザが機器20Cを操作するための画面である。このため、ユーザは操作画面90を介して機器20Cを操作できる。なお、図5に示す操作画面90は、機器20Cがブルーレイディスクプレーヤである場合を想定している。例えば、操作画面90は機器20Cのリモコンを模して設定される。操作画面90の表示内容は操作対象(制御対象)の機器20に応じて設定される。
なお、以上では、機器リスト画面60において、WOLスタンバイ状態にある機器20Cが制御対象として選択された場合について説明したが、ネットワークスタンバイ状態にある機器20(ネットワークスタンバイ対応機器)が制御対象として選択された場合には、状態制御部54は、TCP/IPプロトコルに則った通信によって当該機器20に所定データ(「第2所定データ」の一例)を送信することによって、当該機器20をネットワークスタンバイ状態から電源オン状態に移行させる。
次に、制御装置10で実行される処理(機器制御方法)の一例について説明する。
まず、機器リスト画面60を表示する際に制御装置10で実行される処理について説明する。図6は当該処理の一例を示すフロー図である。制御部11が記憶部12に記憶されたプログラムに従って図6に示す処理を実行することによって、機器特定部51及び表示制御部52が実現される。
図6に示すように、まず、制御部11は機器リストのキャッシュデータが存在しているか否かを判定する(S100)。すなわち、制御部11は、図4に示したようなキャッシュデータが記憶部12に記憶されているか否かを判定する。
上記キャッシュデータが存在している場合、制御部11は、キャッシュデータに登録された個々の機器20に対して存在確認を行い、存在を確認できた機器20を検出済み機器リストに登録する(S101)。
例えば、制御部11は、キャッシュデータに登録された機器20のIPアドレスをキャッシュデータから読み出し、当該機器20のIPアドレスに対してPingコマンドを実行することによってエコー要求を当該機器20に送信し、当該機器20から応答が返信されてくるか否かを判定する。機器20から応答が返信されてきた場合、制御部11は当該機器20の存在を確認できたと判定し、当該機器20を検出済み機器リストに登録する。一方、機器20から応答が返信されてこなかった場合、制御部11は当該機器20の存在を確認できなかったと判定し、当該機器20を検出済み機器リストに登録しない。なお、検出済み機器リストは、例えばキャッシュデータとして保存された機器リスト(図4参照)と同様のデータ構成を有する。
ところで、ステップS101で存在を確認できる機器20とは、キャッシュデータに登録された機器20(すなわち、過去に制御装置10と通信したことのある機器20)であって、現在電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にあり、かつ、キャッシュデータに登録されたIPアドレス(すなわち、過去に制御装置10と通信した際のIPアドレス)と同じIPアドレスが現在も割り当てられている機器20である。このため、ステップS101が完了した時点ではこのような機器20が検出済み機器リストに登録されている。
ステップS101の実行後、又は、上記キャッシュデータが存在していないとステップS100で判定された場合、制御部11はネットワークに対して機器20の存在問合せを行う(S102)。具体的には、制御部11は、UPnP規格で規定された、ネットワーク上のUPnP対応機器の存在を問い合わせるためのIPブロードキャストパケット(M−SEARCH)をネットワークに送信する。上記パケット(M−SEARCH)を受信したUPnP対応機器は応答を制御装置10に返信する。このため、制御部11はいずれかの機器20からの応答を受信したか否かを監視する(S103)。
いずれかの機器20からの応答が受信された場合、制御部11は、当該機器20がすでに検出済み機器リストに登録されているか否かを判定する(S104)。この判定は、当該機器20からの応答に含まれる機器固有情報が示すUUIDと、検出済み機器リストに登録されている個々の機器20のUUIDとを比較することによって行われる。応答に含まれる機器固有情報が示すUUIDが、検出済み機器リストに登録されているいずれの機器20のUUIDとも一致しない場合、制御部11は上記機器20が検出済み機器リストに登録されていないと判定する。
上記機器20が検出済み機器リストに登録されていない場合、制御部11は、当該機器20を検出済み機器リストに登録する(S105)。その後、制御部11は待ち受けタイムアウト時間が経過したか否かを判定する(S106)。すなわち、制御部11は、ステップS102を実行してからの経過時間が待ち受けタイムアウト時間以上になったか否かを判定する。なお、上記機器20がすでに検出済み機器リストに登録されているとステップS104で判定された場合、又は、いずれの機器20からの応答も受信していないとステップS103で判定された場合にも、制御部11は待ち受けタイムアウト時間が経過したか否かを判定する(S106)。
待ち受けタイムアウト時間が経過していない場合、制御部11は、いずれかの機器20からの応答を受信したか否かの監視を続行する(S103)。一方、待ち受けタイムアウト時間が経過した場合、制御部11は機器20からの応答を待つのを止める。
なお、ステップS102〜S106では、現在電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にあるが、ステップS101では存在を確認することができなった機器20が検出済み機器リストに追加登録される。例えば、(1)キャッシュデータに登録されていなかった機器20(すなわち、過去に制御装置10と通信したことのない機器20)であって、かつ、現在電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にある機器20や、(2)キャッシュデータに登録されており、かつ、現在電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にあるが、キャッシュデータに登録されたIPアドレスとは異なるIPアドレスが現在割り当てられている機器20が検出済み機器リストに追加登録される。
待ち受けタイムアウト時間が経過した場合、制御部11は、キャッシュデータに登録されたWOL対応機器を検出済み機器リストに登録するための処理を実行する(S107)。図7はステップS107の処理の一例を示すフロー図である。
図7に示すように、まず制御部11は、機器リストのキャッシュデータが存在しているか否かを判定する(S200)。この処理は図6のステップS101と同様である。
機器リストのキャッシュデータが存在していない場合、制御部11は本処理を終了し、図6のステップS108を実行する。一方、機器リストのキャッシュデータが存在している場合、制御部11は、キャッシュデータにWOL対応機器が登録されているか否かを判定する(S201)。なお、キャッシュデータに登録されている機器20がWOL対応機器であるか否かは、キャッシュデータに含まれる端末固有情報(図2参照)の項目「yamaha:X_magicPacketWakeSupported」を参照することによって判定することができる。
キャッシュデータにWOL対応機器が登録されていた場合、制御部11は当該WOL対応機器の情報をキャッシュデータから取得する(S202)。そして、制御部11は、当該WOL対応機器がすでに検出済み機器リストに登録されているか否かを判定する(S203)。この判定は、ステップS202で取得された情報に登録されているUUIDと、検出済み機器リストに登録されている個々の機器20のUUIDとを比較することによって行われる。ステップS202で取得された情報に登録されているUUIDが、検出済み機器リストに登録されているいずれの機器20のUUIDとも一致しない場合、制御部11は上記WOL対応機器が検出済み機器リストに登録されていないと判定する。上記WOL対応機器が検出済み機器リストに登録されていない場合、制御部11は当該WOL対応機器を検出済み機器リストに登録する(S204)。
ステップS204の実行後、又は、上記WOL対応機器が検出済み機器リストに登録されているとステップS203で判定された場合、制御部11は、キャッシュデータに他のWOL対応機器が登録されているか否かを判定する(S205)。キャッシュデータに他のWOL対応機器が登録されている場合、制御部11は当該WOL対応機器の情報をキャッシュデータから取得し(S202)、ステップS203〜S205の処理を再度実行する。一方、キャッシュデータに他のWOL対応機器が登録されていない場合、制御部11は本処理を終了し、図6のステップS108を実行する。
ステップS107の実行後、制御部11は、検出済み機器リストに基づいてキャッシュデータを更新する(S108)。例えば、検出済み機器リストに登録された機器20のうちに、キャッシュデータに登録されていない機器20が存在している場合に、制御部11は当該機器20の情報をキャッシュデータに追加する。また例えば、検出済み機器リストに登録された機器20のIPアドレスと、キャッシュデータに登録された同機器20のIPアドレスとが異なっている場合に、制御部11は、キャッシュデータに登録された同機器20のIPアドレスを、検出済み機器リストに登録された同機器20のIPアドレスに置き換える。
ステップS108の実行後、制御部11は機器リスト画面60を表示部15に表示する(S109)。この場合、制御部11は、検出済み機器リストに登録された機器20のリストを機器リスト画面60に表示する。
次に、起動指示画面70の電源ボタン71が選択された場合に実行される処理について説明する。すなわち、WOLスタンバイ状態にある機器20が制御対象として機器リスト画面60で選択され、かつ、起動指示画面70で電源ボタン71が選択された場合に実行される処理について説明する。図8A及び図8Bは当該処理の一例を示すフロー図である。制御部11が記憶部12に記憶されたプログラムに従って図8A及び図8Bに示す処理を実行することによって、状態制御部54及び状態判定部55が実現される。なお以下では、便宜上、機器20Cを電源オン状態に移行させる場合(すなわち、WOLスタンバイ状態にある機器20Cが制御対象として選択されて、機器20Cを電源オン状態に移行させるべく、電源ボタン71が選択された場合)を想定して、図8A及び図8Bに示す処理について説明する。
図8Aに示すように、まず制御部11は起動画面80を表示部15に表示する(S300)。その後、制御部11は全体タイムアウト時間を設定する(S301)。「全体タイムアウト時間」とは、本処理全体のタイムアウト時間である。全体タイムアウト時間は、後述のステップS312における待ち受けタイムアウト時間よりも長い時間に設定される。例えば、全体タイムアウト時間は、後述のステップS312における待ち受けタイムアウト時間の3倍よりも長い時間に設定される。全体タイムアウト時間をこのように設定する意義については後述する。
ステップS301の実行後、制御部11は機器20Cの有線通信インタフェース部のMACアドレスがキャッシュデータに登録されているか否かを判定する(S302)。すなわち、制御部11は機器20Cが有線通信インタフェース部を備えているか否かを判定する。この判定は、キャッシュデータに含まれる端末固有情報の項目「yamaha:X_macAddressWired」を参照することによって判定することができる。
機器20Cの有線通信インタフェース部のMACアドレスがキャッシュデータに登録されている場合、制御部11は、機器20Cの有線通信インタフェース部のMACアドレスを指定したマジックパケットを送信する(S303)。すなわち、制御部11は、宛先アドレスが「FF:FF:FF:FF:FF:FF」(レイヤ2のブロードキャストアドレス)に設定され、かつ、機器20Cの有線通信インタフェース部のMACアドレスが16回繰り返されてなるマジックパケットを送信する。
ステップS303の実行後、又は、機器20Cの有線通信インタフェース部のMACアドレスがキャッシュデータに登録されていないとステップS302で判定された場合、制御部11は機器20Cの無線通信インタフェース部のMACアドレスがキャッシュデータに登録されているか否かを判定する(S304)。すなわち、制御部11は機器20Cが無線通信インタフェース部を備えているか否かを判定する。この判定は、キャッシュデータに含まれる端末固有情報の項目「yamaha:X_macAddressWireless」を参照することによって判定することができる。
機器20Cの無線通信インタフェース部のMACアドレスがキャッシュデータ(又は検出済み機器リスト)に登録されている場合、制御部11は、機器20Cの無線通信インタフェース部のMACアドレスを指定したマジックパケットを送信する(S303)。すなわち、制御部11は、宛先アドレスが「FF:FF:FF:FF:FF:FF」(レイヤ2のブロードキャストアドレス)に設定され、かつ、機器20Cの無線通信インタフェース部のMACアドレスが16回繰り返されてなるマジックパケットを送信する。
ステップS305の実行後、又は、機器20Cの無線通信インタフェース部のMACアドレスがキャッシュデータに登録されていないとステップS304で判定された場合、制御部11は機器20Cが正常に電源オン状態に移行したか否かを確認する。具体的には、図8Bに示すように、制御部11はネットワークに対して機器20の存在問合せを行い(S306)、その後、いずれかの機器20からの応答を受信したか否かを監視する(S307)。これらのステップS306,S307の処理は図6のステップS102,S103と同様である。
いずれかの機器20からの応答が受信された場合、制御部11は、当該応答が機器20C(マジックパケットの送信先の機器20)からの応答であるか否かを判定する(S308)。この判定は、当該応答に含まれる機器固有情報が示すUUIDと、キャッシュデータに含まれる機器20Cの機器固有情報が示すUUIDとを比較することによって行われる。応答に含まれる機器固有情報が示すUUIDが、キャッシュデータに含まれる機器20Cの機器固有情報が示すUUIDと一致する場合、制御部11は当該応答が機器20Cからの応答であると判定する。
先述したように、上記応答が機器20Cからの応答であると判定される場合とは、機器20CがTCP/IPプロトコルに則った通信を行うことが可能になった場合であり、機器20CがWOLスタンバイ状態から電源オン状態に正常に移行し終えた場合である。この場合、制御部11は検出済み機器リストを更新する(S309)。また、制御部11は機器リストのキャッシュデータも更新する(S310)。例えば、制御部11は機器20CのIPアドレス情報を検出済み機器リスト及びキャッシュデータに登録する。ステップS309,S310の実行後、制御部11は機器20Cの操作画面90を表示部15に表示する(S311)。
いずれの機器20からの応答も受信していないとステップS307で判定された場合、又は、受信された応答が機器20Cからの応答でないとステップS308で判定された場合、制御部11は待ち受けタイムアウト時間が経過したか否かを判定する(S312)。すなわち、制御部11は、ステップS306を実行してからの経過時間が待ち受けタイムアウト時間以上になったか否かを判定する。
待ち受けタイムアウト時間が経過していない場合、制御部11は、いずれかの機器20からの応答を受信したか否かの監視を続行する(S307)。一方、待ち受けタイムアウト時間が経過した場合、制御部11は機器20からの応答を待つのを止め、全体タイムアウト時間が経過したか否かを判定する(S313)。すなわち、制御部11は、本処理の実行を開始してからの経過時間が全体タイムアウト時間以上になったか否かを判定する。全体タイムアウト時間が経過していない場合、制御部11は、再度、ネットワークに対して機器20の存在問合せを行う(S306)。
制御装置10では、全体タイムアウト時間が待ち受けタイムアウト時間よりも長い時間に設定されているため、全体タイムアウト時間が経過するまでに、ステップS306〜S308の処理(機器20Cが電源オン状態に正常に移行し終えたか否かを確認する処理)が複数回実行される。例えば、全体タイムアウト時間が待ち受けタイムアウト時間の3倍よりも長い時間に設定されることによって、ステップS306〜S308の処理が最大で3回実行される。ネットワークの混雑等の原因により、実際には機器20Cが電源オン状態に正常に移行し終えているにもかかわらず、機器20Cからの応答が制御装置10によって受信されないことによって、機器20Cが電源オン状態に正常に移行し終えていないと判定されてしまう場合も起こり得るが、制御装置10では、ステップS306〜S308の処理が複数回実行されることによって、このような不都合が起こり難くなっている。
一方、全体タイムアウト時間が経過したとステップ313で判定された場合とは、全体タイムアウト時間が経過するまでに、機器20Cが電源オン状態に正常に移行し終えたことを確認できなかった場合である。この場合、制御部11は機器20Cが電源オン状態に移行しなかったと判定し、起動指示画面70を表示部15に表示する(S314)。この際、制御部11は、機器20Cを電源オン状態に移行させることができなかった旨を示すエラーメッセージを起動指示画面70に表示する。
以上説明した制御装置10によれば、ユーザは制御装置10を用いて機器20A〜20Dを操作することができる。制御装置10によれば、機器20(WOL対応機器)がWOLスタンバイ状態であったとしても、ユーザは当該機器20を電源オン状態に移行させて、当該機器20の操作を開始することができる。特に制御装置10では、キャッシュデータとして保存された当該機器20の情報(MACアドレス等)に基づいて、当該機器20がWOLスタンバイ状態から電源オン状態に移行されるため、ユーザは機器20のMACアドレスを事前に調べたり、当該MACアドレスを制御装置10に入力したりする必要がない。このため、制御装置10によれば、ユーザがWOLスタンバイ状態にある機器20を容易に電源オン状態に移行させることが可能になる。言い換えれば、WOLスタンバイ状態にある機器20を電源オン状態に移行させるためのユーザの手間を軽減することが可能になる。
また制御装置10では、WOLスタンバイ状態にある機器20が特定されて機器リスト画面60に表示される。電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にある機器20と異なり、WOLスタンバイ状態にある機器20では、IPプロトコル(TCP/IPプロトコル)に則った通信が可能な状態にないため、電源オン状態又はネットワークスタンバイ状態にある機器20を特定するための方法と同様の方法によって、WOLスタンバイ状態にある機器20を特定することはできない。この点、制御装置10では、キャッシュデータとして保存された当該機器20の情報に基づいて、WOLスタンバイ状態にある機器20が特定されて機器リスト画面60に表示される。そして、その結果、ユーザはWOLスタンバイ状態にある機器20が存在することを把握できる。
また制御装置10では、WOLスタンバイ状態にある機器20が有線通信インタフェース部と無線通信インタフェース部との両方が備えられている場合、それら通信インタフェース部の各々に対してマジックパケットを送信する。制御装置10によれば、このようにすることによって、マジックパケットが機器20に届かないという事態が発生し難くなり、その結果として、WOLスタンバイ状態にある機器20を電源オン状態に移行させることに失敗し難くなる。
また制御装置10では、WOLスタンバイ状態にある機器20に対してマジックパケットを送信した後で、当該機器20が正常に電源オン状態に移行したか否かを確認するようになっている(図8BのステップS306〜S308)。機器20が電源オン状態になっていない状態で操作画面90を表示してしまうと、ユーザが操作画面90を操作しても機器20が操作通りに動作しないことになってしまうため、ユーザが不満を感じてしまうおそれがある。この点、制御装置10によれば、上記のような確認を行うことによって、機器20が電源オン状態になっていない状態で操作画面90を表示させないようにすることが可能になる。
また制御装置10によれば、ネットワークスタンバイ対応機器とWOL対応機器とが混在していたとしても、ユーザはそれらの違いを特に意識することなく、機器20の操作を行うことができる。
本発明は以上に説明した実施形態に限定されるものではない。
(1)起動指示画面70を省略してもよい。すなわち、機器リスト画面60において、WOLスタンバイ状態にある機器20が制御対象として選択された時点で図8A及び図8Bに示す処理を実行するようにしてもよい。
また、以上に説明した実施形態では、WOLスタンバイ状態にある機器20が制御対象として選択された後で、図8A及び図8Bに示す処理を実行するようになっていたが、WOLスタンバイ状態にある機器20が制御対象として選択される前の時点で、図8A及び図8Bに示す処理を実行するようにしてもよい。例えば、機器リスト画面60を表示する際に、WOLスタンバイ状態にある機器20が存在しているのであれば、当該機器20を対象として図8A及び図8Bに示す処理を実行するようにしてもよい。
(2)以上に説明した例では、制御装置10によって制御される機器20に、ネットワークスタンバイ対応機器とWOL対応機器との両方が混在していたが、制御装置10によって制御される機器20にはネットワークスタンバイ対応機器が含まれていなくてもよい。制御装置10によって制御される機器20はWOL対応機器のみであってもよい。
(3)機器20はオーディオ機器又はオーディオビジュアル機器でなくてもよい。また、制御装置10によって制御される複数の機器20は同種の機器でなくてもよい。制御装置10によって制御される複数の機器20には別種の機器が含まれていてもよい。
(4)制御装置10と機器20との間のネットワークには、有線LAN30と無線LANとの両方が含まれている必要はなく、いずれか一方のみが含まれていてもよい。
(5)また、以上では、WOLスタンバイ状態にある機器20(WOL対応機器)を電源オン状態に移行させる場合について説明したが、本発明はこのような場合以外にも適用することが可能である。すなわち、本発明はWOL対応機器以外の機器に適用することも可能である。本発明は、機器を「当該機器によって可能な通信が第2種の通信に制限されることにより、第1種の通信により当該機器を制御することが制限される制限状態」から「第1種の通信により当該機器を制御することが可能な制御可能状態」へと移行させる場合に適用することが可能である。
1 機器制御システム、10 制御装置、11 制御部、12 記憶部、13 通信部、14 操作部、15 表示部、20A,20B,20C,20D 機器、30 有線LAN、32 無線LANアクセスポイント、40 第1部分、41 第2部分、50 キャッシュデータ記憶部、51 機器特定部、52 表示制御部、53 選択操作受付部、54 状態制御部、55 状態判定部、60 機器リスト画面、70 起動指示画面、71 電源ボタン、72 開くボタン、73 戻るボタン、80 起動画面、81 メッセージ、82 戻るボタン、90 操作画面。

Claims (11)

  1. ネットワークを介して機器を制御する機器制御方法において、
    前記機器は、
    前記ネットワークを介した第1種の通信により当該機器を制御することが可能な制御可能状態と、
    当該機器によって可能な通信が第2種の通信に制限され、前記第1種の通信により当該機器を制御することが制限される制限状態と、になり得るものであり、
    前記機器制御方法は、
    記憶手段に記憶された過去に前記制御可能状態であった機器に関する機器情報に基づき、前記機器情報に含まれる機器を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップによって特定された機器に対し、前記第2種の通信によって前記機器情報に基づく所定データを送信することによって、当該機器を前記制限状態から前記制御可能状態に移行させる状態制御ステップと、
    前記特定ステップによって特定された機器に対して前記第2種の通信によって前記所定データが送信された後において、前記ネットワークに接続される各機器に対し、前記第1種の通信によって所定要求を送信し、前記特定ステップによって特定された機器から前記所定要求に対する応答を第1の所定期間受信しない場合に、前記第1種の通信によって所定要求を再送信する要求送信ステップと、
    前記特定ステップによって特定された機器から前記所定要求に対する応答が受信されたか否かを判定することによって、当該機器が前記制御可能状態に移行したか否かを判定する状態判定ステップと、を含む、
    ことを特徴とする機器制御方法。
  2. 請求項1に記載の機器制御方法において、
    前記要求送信ステップでは、前記特定ステップによって特定された機器に対して前記第2種の通信によって前記所定データが送信された後において、前記ネットワークに接続される各機器に対し、前記第1種の通信によって所定要求を送信し、前記特定ステップによって特定された機器からの前記所定要求に対する応答の受信を第1の所定期間監視し、前記応答を前記第1の所定期間受信せずかつ前記特定ステップが開始されてから第2の所定期間が経過しない場合に、前記第1種の通信による前記所定要求の送信および前記監視を繰り返し、
    前記第2の所定期間は、前記第1の所定期間より長い、
    ことを特徴とする機器制御方法。
  3. 請求項に記載の機器制御方法において、
    前記特定ステップは、
    前記機器情報に含まれる各機器に対し、前記第1種の通信によって所定要求を送信し、当該所定要求に応じて当該各機器から前記第1種の通信によって返信される応答を受信することによって、前記制御可能状態にある機器を特定するステップと、
    前記制御可能状態にある機器の特定結果と、前記記憶手段に記憶された機器情報と、に基づき、前記機器情報に含まれる機器のうちの、前記制限状態にある機器を特定するステップと、を含む、
    ことを特徴とする機器制御方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の機器制御方法において、
    前記特定ステップは、
    前記ネットワークに接続される各機器に対し、前記第1種の通信によって所定要求を送信し、当該所定要求に応じて当該各機器から前記第1種の通信によって返信される応答を受信することによって、前記制御可能状態にある機器を特定するステップと、
    前記制御可能状態にある機器の特定結果と、前記記憶手段に記憶された機器情報と、に基づき、前記機器情報に含まれる機器のうちの、前記制限状態にある機器を特定するステップと、を含む、
    ことを特徴とする機器制御方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の機器制御方法において、
    前記記憶手段に記憶された機器情報に基づき、前記特定ステップによって特定された機器に関する情報を表示手段に表示させる表示制御ステップと、
    前記表示手段に表示される機器を制御対象として選択する選択操作を受け付ける選択操作受付ステップと、を含み、
    前記状態制御ステップでは、前記特定ステップによって特定された機器が前記制御対象として選択された場合に、当該機器に対し、前記第2種の通信によって前記所定データを送信する、
    ことを特徴とする機器制御方法。
  6. ネットワークを介して機器を制御する機器制御方法において、
    前記機器は、
    前記ネットワークを介した第1種の通信により当該機器を制御することが可能な制御可能状態と、
    当該機器によって可能な通信が第2種の通信に制限され、前記第1種の通信により当該機器を制御することが制限される制限状態と、になり得るものであり、
    前記機器制御方法は、
    記憶手段に記憶された過去に前記制御可能状態であった機器に関する機器情報に基づき、前記機器情報に含まれる機器を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップによって特定された機器に対し、前記第2種の通信によって前記機器情報に基づく所定データを送信することによって、当該機器を前記制限状態から前記制御可能状態に移行させる状態制御ステップと、
    前記記憶手段に記憶された機器情報に基づき、前記特定ステップによって特定された機器に関する情報を表示手段に表示させる表示制御ステップと、
    前記表示手段に表示される機器を制御対象として選択する選択操作を受け付ける選択操作受付ステップと、を含み、
    前記状態制御ステップでは、前記特定ステップによって特定された機器が前記制御対象として選択された場合に、当該機器に対し、前記第2種の通信によって前記所定データを送信し、
    前記機器制御方法は、前記ネットワークを介して第1機器と第2機器とを制御する方法であり、
    前記第1機器は、
    前記制御可能状態と、
    当該機器への電力供給が制限されることにより、当該機器によって可能な通信が前記第2種の通信に制限され、前記第1種の通信により当該機器を制御することが制限される第1制限状態と、になり得るものであり、
    前記第2機器は、
    前記制御可能状態と、
    当該機器への電力供給が制限されるが、前記第1種の通信により当該機器を制御することが可能な第2制限状態と、になり得るものであり、
    前記特定ステップは、
    前記機器情報に含まれる各機器と、前記ネットワークに接続される各機器と、の少なくとも一方に対し、前記第1種の通信によって所定要求を送信し、当該所定要求に応じて当該各機器から前記第1種の通信によって返信される応答を受信することによって、前記制御可能状態にある前記第1機器と、前記制御可能状態又は前記第2制限状態にある前記第2機器と、のリストを取得するステップと、
    過去に前記制御可能状態であった機器であって、かつ、前記リストに含まれていない機器を特定することによって、前記第1制限状態にある前記第1機器を特定するステップと、を含み、
    前記表示制御ステップでは、前記制御可能状態にある前記第1機器に関する情報と、前記制御可能状態又は前記第2制限状態にある前記第2機器に関する情報と、前記第1制限状態にある前記第1機器に関する情報と、を前記表示手段に表示させ、
    前記状態制御ステップは、
    前記第2制限状態にある前記第2機器が前記制御対象として選択された場合に、当該第2機器に対し、前記第1種の通信によって第2所定データを送信することによって、当該第2機器を前記第2制限状態から前記制御可能状態に移行させるステップと、
    前記第1制限状態にある前記第1機器が前記制御対象として選択された場合に、当該第1機器に対し、前記第2種の通信によって前記機器情報に基づく第1所定データを送信することによって、当該第1機器を前記第1制限状態から前記制御可能状態に移行させるステップと、を含む、
    ことを特徴とする機器制御方法。
  7. ネットワークを介して機器を制御する機器制御方法において、
    前記機器は、
    前記ネットワークを介した第1種の通信により当該機器を制御することが可能な制御可能状態と、
    当該機器によって可能な通信が第2種の通信に制限され、前記第1種の通信により当該機器を制御することが制限される制限状態と、になり得るものであり、
    前記機器制御方法は、
    記憶手段に記憶された過去に前記制御可能状態であった機器に関する機器情報に基づき、前記機器情報に含まれる機器を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップによって特定された機器に対し、前記第2種の通信によって前記機器情報に基づく所定データを送信することによって、当該機器を前記制限状態から前記制御可能状態に移行させる状態制御ステップと、を含み、
    前記機器は、有線ネットワークを介して前記第1種の通信及び前記第2種の通信を行うことが可能な有線通信機能と、無線ネットワークを介して前記第1種の通信及び前記第2種の通信を行うことが可能な無線通信機能と、の少なくとも一方を備え、
    前記記憶手段に記憶される機器情報は、過去に前記制御可能状態であった機器が前記有線通信機能を備えている否かの情報と、過去に前記制御可能状態であった機器が前記無線通信機能を備えている否かの情報と、を含み、
    前記状態制御ステップでは、前記特定ステップによって特定された機器が前記有線通信機能と前記無線通信機能との両方を備えている場合、当該機器に対し、前記有線通信機能を用いた前記第2種の通信と、前記無線通信機能を用いた前記第2種の通信と、の各々によって前記所定データを送信する、
    ことを特徴とする機器制御方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の機器制御方法において、
    前記制御可能状態は、前記第1種の通信により、当該機器に関する情報を当該機器から取得することと、当該機器を制御することとが可能な状態であり、
    前記制限状態は、前記機器への電力供給が制限されることにより、当該機器によって可能な通信が前記第2種の通信に制限され、前記第1種の通信により、当該機器に関する情報を当該機器から取得することと、当該機器を制御することとが制限される状態である、
    ことを特徴とする機器制御方法。
  9. ネットワークを介して機器を制御する制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、
    前記機器は、
    前記ネットワークを介した第1種の通信により、当該機器を制御することが可能な制御可能状態と、
    当該機器によって可能な通信が第2種の通信に制限され、前記第1種の通信により当該機器を制御することが制限される制限状態と、になり得るものであり、
    前記プログラムは、
    記憶手段に記憶された過去に前記制御可能状態であった機器に関する機器情報に基づき、前記機器情報に含まれる機器を特定する特定手段
    記特定手段によって特定された機器に対し、前記第2種の通信によって前記機器情報に基づく所定データを送信することによって、当該機器を前記制限状態から前記制御可能状態に移行させる状態制御手段、
    前記特定手段によって特定された機器に対して前記第2種の通信によって前記所定データが送信された後において、前記ネットワークに接続される各機器に対し、前記第1種の通信によって所定要求を送信し、前記特定手段によって特定された機器から前記所定要求に対する応答を第1の所定期間受信しない場合に、前記第1種の通信によって所定要求を再送信する要求送信手段、および、
    前記特定手段によって特定された機器から前記所定要求に対する応答が受信されたか否かを判定することによって、当該機器が前記制御可能状態に移行したか否かを判定する手段、
    として前記コンピュータを機能させるプログラム。
  10. ネットワークを介して機器を制御する制御装置において、
    前記機器は、
    前記ネットワークを介した第1種の通信により、当該機器を制御することが可能な制御可能状態と、
    当該機器によって可能な通信が第2種の通信に制限され、前記第1種の通信により当該機器を制御することが制限される制限状態と、になり得るものであり、
    前記制御装置は、
    記憶手段に記憶された過去に前記制御可能状態であった機器に関する機器情報に基づき、前記機器情報に含まれる機器を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された機器に対し、前記第2種の通信によって前記機器情報に基づく所定データを送信することによって、当該機器を前記制限状態から前記制御可能状態に移行させる状態制御手段と、
    前記特定手段によって特定された機器に対して前記第2種の通信によって前記所定データが送信された後において、前記ネットワークに接続される各機器に対し、前記第1種の通信によって所定要求を送信し、前記特定手段によって特定された機器から前記所定要求に対する応答を第1の所定期間受信しない場合に、前記第1種の通信によって所定要求を再送信する要求送信手段と、
    前記特定手段によって特定された機器から前記所定要求に対する応答が受信されたか否かを判定することによって、当該機器が前記制御可能状態に移行したか否かを判定する手段と、を含む、
    ことを特徴とする制御装置。
  11. 機器と、ネットワークを介して前記機器を制御する制御装置とを含む機器制御システムにおいて、
    前記機器は、
    前記ネットワークを介した第1種の通信により、当該機器を制御することが可能な制御可能状態と、
    当該機器によって可能な通信が第2種の通信に制限され、前記第1種の通信により当該機器を制御することが制限される制限状態と、になり得るものであり、
    前記制御装置は、
    記憶手段に記憶された過去に前記制御可能状態であった機器に関する機器情報に基づき、前記機器情報に含まれる機器を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された機器に対し、前記第2種の通信によって前記機器情報に基づく所定データを送信することによって、当該機器を前記制限状態から前記制御可能状態に移行させる状態制御手段と、
    前記特定手段によって特定された機器に対して前記第2種の通信によって前記所定データが送信された後において、前記ネットワークに接続される各機器に対し、前記第1種の通信によって所定要求を送信し、前記特定手段によって特定された機器から前記所定要求に対する応答を第1の所定期間受信しない場合に、前記第1種の通信によって所定要求を再送信する要求送信手段と、
    前記特定手段によって特定された機器から前記所定要求に対する応答が受信されたか否かを判定することによって、当該機器が前記制御可能状態に移行したか否かを判定する手段と、を含む、
    ことを特徴とする機器制御システム。
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