JP2006318329A - 通信システム、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体、遠隔制御装置、コマンドセット格納装置、ならびに、電子または電気機器 - Google Patents
通信システム、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体、遠隔制御装置、コマンドセット格納装置、ならびに、電子または電気機器 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 複数種類の機器夫々について、コマンドセットの追加や更新を容易とすると共に、遠隔操作対象の機器を確実に特定可能とする。
【解決手段】 DB30は、制御対象機器を制御するためのコマンドセットを多数、格納する。リモコン11は、制御対象機器の特定情報と、当該機器を遠隔制御するためのコマンドセットとを関連付けてメモリに記憶しており、LAN10を介して制御対象機器と通信してコマンドを送信することで、その機器を制御する。LAN10に対して新たに接続される制御対象機器14Cは、LAN10に対して機器発見メッセージをマルチキャスト送信する。リモコン11は、このメッセージに基づき機器14Cに対応するコマンドセットがメモリに記憶されているか否かを判断し、記憶されていなければ、DB30に対して、インターネット20を介して機器14Cのコマンドセットを要求する。
【選択図】 図10
【解決手段】 DB30は、制御対象機器を制御するためのコマンドセットを多数、格納する。リモコン11は、制御対象機器の特定情報と、当該機器を遠隔制御するためのコマンドセットとを関連付けてメモリに記憶しており、LAN10を介して制御対象機器と通信してコマンドを送信することで、その機器を制御する。LAN10に対して新たに接続される制御対象機器14Cは、LAN10に対して機器発見メッセージをマルチキャスト送信する。リモコン11は、このメッセージに基づき機器14Cに対応するコマンドセットがメモリに記憶されているか否かを判断し、記憶されていなければ、DB30に対して、インターネット20を介して機器14Cのコマンドセットを要求する。
【選択図】 図10
Description
この発明は、より多様な機種の遠隔操作を容易な操作で実現可能とした通信システム、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体、遠隔制御装置、コマンドセット格納装置、ならびに、電子または電気機器に関する。
テレビジョン受像機やビデオテープレコーダなどの電子機器や、エアーコンディショナなどの電気機器をリモートコントロールコマンダを用いて遠隔操作することは、従来から広く行われてきた。リモートコントロールコマンダは、赤外線信号を用いて制御対象となる機器にコマンドを送信するのが一般的である。赤外線信号を用いる場合、制御範囲は、見通しがきく範囲に限られる。
例えば、制御対象となる機器を操作するための複数のコマンドを含むコマンドセットを、リモートコントロールコマンダに内蔵されたROM(Read Only Memory)などに予め記憶(プリセット)しておき、リモートコントロールコマンダに設けられたキーなどの操作に応じて、コマンドを赤外線信号に変調して制御対象の機器に対して送信する。制御対象の機器は、この赤外線信号を受信して復調し、コマンドを抽出する。
また、ROMに複数種類の機器のコマンドセットをそれぞれプリセットしておき、使用時に、制御対象の機器に合わせてコマンドセットを選択可能としたリモートコントロールコマンダも、従来から広く用いられている。
この場合、例えば、リモートコントロールコマンダは、ROMにプリセットされた複数のコマンドセットのそれぞれがインデックス番号によって識別される。インデックス番号に関する情報は、リモートコントロールコマンダの取扱説明書などの資料に記載される。ユーザは、この取扱説明書などの、リモートコントロールコマンダとは分離された資料を参照し、制御対象とする機器のメーカ名、カテゴリおよびコード体系と対応するインデックス番号を調べ、リモートコントロールコマンダに対してこのインデックス番号を設定することで、このリモートコントロールコマンダで希望の機器を遠隔操作することができるようになる。
なお、コード体系は、例えば同一メーカ製で、同一カテゴリに属する複数の機器を、コマンドのコードを異ならせることで区別するようにしたものである。制御対象機器側とリモートコントロールコマンダ側とでコード体系を一致させることで、当該リモートコントロールコマンダから当該制御対象機器の制御が可能となる。
一方、近年では、コンピュータネットワークの普及に伴い、上述した電子機器や電気機器、一般家電機器などをネットワークで接続してそれぞれ制御する、ホームネットワークシステムが出現してきている。ホームネットワークシステムでは、各機器を例えばLAN(Local Area Network)といったコンピュータネットワークで接続してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルを用いて通信可能とさせ、同様にこのネットワークに接続されたパーソナルコンピュータなどの情報機器から、各機器の制御や管理を行えるようにしている。
この場合、ネットに接続された各機器は、例えば機器毎に割り当てられたIP(Internet Protocol)アドレスや、各機器の通信I/Fが有するMAC(Medeia Access Control)アドレスなどを用いて識別することができる。情報機器は、これらIPアドレスやMACアドレスに基づき制御対象の機器を特定し、当該機器に対して制御コマンドを送信する。
このような、コンピュータネットワークで各機器を接続し、パーソナルコンピュータなどの情報機器から各機器を制御する方法では、制御を行う情報機器の位置から見通しのきかない位置にある機器の制御が可能である。また、情報機器は、機器を制御するためのコマンドセットをネットワークなどを介して入手できるようになるという利点もある。特許文献1には、このように、リモートコントロールコマンダが各機器のコマンドセットなどをネットワークを介して入手できるようにしたシステムが記載されている。
特開2002−16990号公報
上述したような、赤外線信号を用いたリモートコントロールコマンダでは、内蔵したROMの容量によりプリセットできるコマンドセットの種類が制限され、より多種類の機器に対応できないという問題点があった。また、従来の赤外線信号を用いたリモートコントロールコマンダは、ROMに対するプリセットデータの作成後に新たに作成されたコマンドセットに対応できなかったという問題点があった。
また、上述のように、複数種類の機器に対応するリモートコントロールコマンダを使用する場合、希望の機器の操作を行うためには、機器に対応するインデックス番号を検索してそのリモートコントロールコマンダに設定する必要がある。しかしながら、メーカ名以外の情報、すなわち、機器のカテゴリやコード体系は、一般のユーザにとって馴染みが薄く、インデックス番号を検索するのが容易ではなかったという問題点があった。
そのため、リモートコントロールコマンダにおけるコマンドセットの設定を希望通りの状態にするためには、試行錯誤が必要になる場合が多く、手間がかかっていたという問題点があった。
一方、ホームネットワークシステムにおいては、IPアドレスを用いて機器と通信を行い、当該機器の制御を行うことにより、操作を行うユーザの見通し範囲外に設置された機器も、制御対象とすることができる。
しかしながら、この場合、ユーザがリモートコントロールコマンダの制御対象機器を特定する際の判断材料として、機種名や型名などメーカが規定した情報だけでは不十分であるという問題点があった。例えば、同一の機種および型名の機器が複数台、同一ネットワークに接続されている場合や、操作を行うユーザの見通し範囲外に設置された機器を制御対象とする場合などに、機器の特定作業が困難になると考えられる。
したがって、この発明の目的は、複数種類の機器それぞれについて、コマンドセットの追加や更新を容易に行うことが可能とすると共に、複数種類の機器の中から遠隔操作対象となる機器を確実に特定できるようにした通信システム、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体、遠隔制御装置、コマンドセット格納装置、ならびに、電子または電気機器を提供することにある。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、通信ネットワークを介して通信を行う第1の通信部と、制御対象の機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットを、制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けて記憶する記憶部と、制御対象機器の制御をコマンドセットに基づき指示するための操作部と、操作部に対する操作に応じて、コマンドセットに含まれるコマンドを制御対象機器に対して通信ネットワークを介して送信するコマンド送信部とを有する遠隔制御装置と、通信ネットワークを介して通信を行う第2の通信部と、通信ネットワークに接続される際に通信ネットワークに対してメッセージを送信するメッセージ送信部とを有し、通信ネットワークを介して送信されたコマンドにより制御可能とされた制御対象機器と、通信ネットワークに接続され、制御対象機器を制御するためのコマンドセットが格納されるコマンドセット格納部とを備え、遠隔制御装置は、通信ネットワークに対して接続された制御対象機器から送信されるメッセージに基づき制御対象機器を制御するためのコマンドセットが記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断されたら、通信ネットワークを介して、コマンドセット格納部に対して制御対象機器を制御するためのコマンドセットを要求するようにしたことを特徴とする通信システムである。
また、第2の発明は、制御対象機器の制御を、記憶部に制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに基づき指示するための、操作部に対する操作に応じて、コマンドセットに含まれるコマンドを制御対象の機器に対して通信ネットワークを介して送信するようにされ、通信ネットワークに対して接続された制御対象機器から送信されるメッセージに基づき制御対象機器を制御するためのコマンドセットが記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断したら、通信ネットワークを介して、通信ネットワークに接続され制御対象機器のコマンドセットが格納されたコマンドセット格納部に対して制御対象機器を制御するためのコマンドセットを要求するようにしたことを特徴とする通信方法である。
また、第3の発明は、制御対象機器の制御を、記憶部に制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに基づき指示するための、操作部に対する操作に応じて、コマンドセットに含まれるコマンドを制御対象の機器に対して通信ネットワークを介して送信するようにされ、通信ネットワークに対して接続された制御対象機器から送信されるメッセージに基づき制御対象機器を制御するためのコマンドセットが記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断したら、通信ネットワークを介して、通信ネットワークに接続され制御対象機器のコマンドセットが格納されたコマンドセット格納部に対して制御対象機器を制御するためのコマンドセットを要求するようにした通信方法をコンピュータ装置に実行させることを特徴とする通信プログラムである。
また、第4の発明は、制御対象機器の制御を、記憶部に制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに基づき指示するための、操作部に対する操作に応じて、コマンドセットに含まれるコマンドを制御対象の機器に対して通信ネットワークを介して送信するようにされ、通信ネットワークに対して接続された制御対象機器から送信されるメッセージに基づき、制御対象機器を制御するためのコマンドセットが記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断したら、通信ネットワークを介して、通信ネットワークに接続され制御対象機器のコマンドセットが格納されたコマンドセット格納部に対して制御対象機器を制御するためのコマンドセットを要求するようにした通信方法をコンピュータ装置に実行させる通信プログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータ装置に読み取り可能な記録媒体である。
また、第5の発明は、通信ネットワークを介して通信を行う通信部と、制御対象の機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットを、制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けて記憶する記憶部と、制御対象の機器の制御をコマンドセットに基づき指示するための操作部と、操作部に対する操作に応じて、コマンドセットに含まれるコマンドを制御対象の機器に対して通信ネットワークを介して送信するコマンド送信部とを備え、通信ネットワークに対して接続された制御対象機器から送信されるメッセージに基づき制御対象機器を制御するためのコマンドセットが記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断されたら、通信ネットワークを介して、通信ネットワークに接続され制御対象機器を制御するためのコマンドセットが格納されるコマンドセット格納部に対して制御対象機器を制御するためのコマンドセットを要求するようにしたことを特徴とする遠隔制御装置である。
また、第6の発明は、通信ネットワークを介して通信を行う通信部と、通信ネットワークを介して接続された遠隔制御装置が制御対象の機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットが制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられて格納されるコマンドセット格納部とを有し、遠隔制御装置からの、制御対象機器を制御するためのコマンドセットが遠隔制御装置の記憶部に記憶されているか否かの判断に基づきなされる要求に応じて、コマンドセットを通信ネットワークを介して遠隔制御装置に送信するようにしたことを特徴とするコマンドセット格納装置である。
また、第7の発明は、通信ネットワークを介して通信を行う通信部と、通信ネットワークに接続される際に通信ネットワークに対してメッセージを送信するメッセージ送信部とを有し、通信ネットワークを介して送信されたコマンドにより制御可能とされ、コマンドは、制御対象の機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに含まれるコマンドを、通信ネットワークを介して制御対象機器に対して送信するようにされ、制御対象機器から送信されるメッセージに基づき制御対象機器を制御するためのコマンドセットが記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断したら、通信ネットワークを介して、通信ネットワークに接続されコマンドセットが格納されたコマンドセット格納部に対してコマンドセットの要求が遠隔制御装置から送信されることを特徴とする電子または電気機器である。
また、第8の発明は、通信ネットワークを介して通信を行う通信部と、通信ネットワークに接続される際に通信ネットワークに対してメッセージを送信するメッセージ送信部と、自機を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットを格納するコマンドセット格納部とを有し、通信ネットワークを介して送信されたコマンドにより制御可能とされ、制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに含まれるコマンドを通信ネットワークを介して送信するようにされ、制御対象機器から送信されるメッセージに基づき制御対象機器を制御するためのコマンドセットが記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断されたときに、通信ネットワークを介してコマンドセットを要求する遠隔制御装置から、通信ネットワークを介して送信された要求に応じて、コマンドセット格納部に格納されたコマンドセットを通信ネットワークを介して遠隔制御装置に送信するようにしたことを特徴とする電子または電気機器である。
上述したように、第1〜第4の発明は、制御対象機器の制御を、記憶部に制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに基づき指示するための、操作部に対する操作に応じて、コマンドセットに含まれるコマンドを制御対象の機器に対して通信ネットワークを介して送信するようにされ、通信ネットワークに対して接続された制御対象機器から送信されるメッセージに基づき、制御対象機器を制御するためのコマンドセットが記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断したら、通信ネットワークを介して、通信ネットワークに接続され制御対象機器のコマンドセットが格納されたコマンドセット格納部に対して制御対象機器を制御するためのコマンドセットを要求するようにしているため、遠隔制御装置は、通信ネットワークに追加して接続された制御対象機器を制御するためのコマンドセットを記憶部に記憶していなくても、当該コマンドセットを通信ネットワークに接続されたコマンドセット格納部に対して要求し、当該コマンドを通信ネットワークを介して入手することができる。
また、第5の発明は、制御対象機器の制御を、記憶部に制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに基づき指示するための、操作部に対する操作に応じて、コマンドセットに含まれるコマンドを制御対象の機器に対して通信ネットワークを介して送信するようにされ、通信ネットワークに対して接続された制御対象機器から送信されるメッセージに基づき、制御対象機器を制御するためのコマンドセットが記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断したら、通信ネットワークを介して、通信ネットワークに接続され制御対象機器のコマンドセットが格納されたコマンドセット格納部に対して制御対象機器を制御するためのコマンドセットを要求するようにしているため、通信ネットワークに追加して接続された制御対象機器を制御するためのコマンドセットを記憶部に記憶していなくても、当該コマンドセットを通信ネットワークに接続されたコマンドセット格納部に対して要求し、当該コマンドを通信ネットワークを介して入手することができる。
また、第6の発明は、通信ネットワークを介して接続された遠隔制御装置が制御対象の機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットが制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられてコマンドセット格納部に格納され、遠隔制御装置からの、制御対象機器を制御するためのコマンドセットが遠隔制御装置の記憶部に記憶されているか否かの判断に基づきなされる要求に応じて、コマンドセットを通信ネットワークを介して遠隔制御装置に送信するようにしているため、遠隔制御装置は、制御対象機器を制御するためのコマンドセットを記憶部に記憶していなくても、通信ネットワークを介して当該コマンドセットを入手することができる。
また、第7の発明は、通信ネットワークに接続される際に通信ネットワークに対してメッセージを送信し、通信ネットワークを介して送信されたコマンドにより制御可能とされ、コマンドは、制御対象の機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに含まれるコマンドを、通信ネットワークを介して制御対象機器に対して送信するようにされ、制御対象機器から送信されるメッセージに基づき制御対象機器を制御するためのコマンドセットが記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断したら、通信ネットワークを介して、通信ネットワークに接続されコマンドセットが格納されたコマンドセット格納部に対してコマンドセットを要求する遠隔制御装置から送信されるようにしているため、通信ネットワークに接続された際に、自機を制御するためのコマンドセットを遠隔制御装置が記憶部に記憶していなくても、遠隔制御装置が通信ネットワークを介して当該コマンドセットを入手して遠隔制御装置から自機を制御することができる。
また、第8の発明は、通信ネットワークに接続される際に通信ネットワークに対してメッセージを送信し、自機を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットをコマンド格納部に格納し、通信ネットワークを介して送信されたコマンドにより制御可能とされ、制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに含まれるコマンドを通信ネットワークを介して送信するようにされ、制御対象機器から送信されるメッセージに基づき制御対象機器を制御するためのコマンドセットが記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断されたときに、通信ネットワークを介してコマンドセットを要求する遠隔制御装置から、通信ネットワークを介して送信された要求に応じて、コマンドセット格納部に格納されたコマンドセットを通信ネットワークを介して遠隔制御装置に送信するようにしているため、通信ネットワークに接続された際に、自機を制御するためのコマンドセットを遠隔制御装置が記憶部に記憶していなくても、遠隔制御装置が通信ネットワークを介してコマンドセット格納部から当該コマンドセットを入手して遠隔制御装置から自機を制御することができる。
この発明は、上述したように、遠隔制御装置は、通信ネットワークに制御対象機器が接続された際に送信されるメッセージに基づき、記憶部に当該制御対象機器を制御するためのコマンドセットが記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断された場合に、通信ネットワークを介してコマンドセット格納部に対して当該コマンドセットを要求するようにしている。そのため、遠隔制御装置は、対応するコマンドセットが記憶部に記憶されていない制御対象機器が通信ネットワークに接続されても、当該制御対象機器を制御するためのコマンドセットをコマンドセット格納部から自動的に入手することができる効果がある。
また、これによりユーザは、制御対象機器のメーカ名、機種名および型名などを知らなくても、当該制御対象機器を制御するためのコマンドセットを容易に入手することができる効果がある。
さらに、遠隔制御装置は、通信ネットワークに制御対象機器が接続された際に送信されるメッセージに基づき当該制御対象機器を特定するようにしているため、制御対象機器の特定を確実に行える効果がある。例えば、制御対象機器が遠隔制御装置を操作するユーザから見えない位置に設置されている場合や、同一機種および型名の制御対象機器が複数台存在する場合でも、制御対象機器を特定することができる。
以下、この発明の実施の形態について説明する。この発明では、リモートコントロールコマンダが有線または無線でコンピュータネットワークに対して接続され、当該コンピュータネットワークに対して当該リモートコントロールコマンダで操作可能な機器が接続された際に、機器の接続を自動的に検出し、機器を操作するために必要なコマンドセットをコンピュータネットワークを介して自動的に取得できるようにしている。
先ず、この発明の実施の第1の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の第1の形態による一例のシステム構成を示す。GUIリモートコントロールコマンダ11(以下、GUIリモコン11と略称する)と、アクセスポイント12と、ルータ13と、制御対象機器14A、14B、・・・とが互いに通信可能なようにネットワーク接続され、全体としてLAN(Local Area Network)10を構成する。LAN10では、所定のプロトコル、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いて、LAN10に対して接続された機器間での通信がなされる。LAN10は、例えば1つの家屋内で完結する所謂、家庭内LANである。
この図1の例では、アクセスポイント12、ルータ13および制御対象機器14A、14B、・・・が互いに有線でネットワークに接続される。アクセスポイント12は、例えばIEEE(Institute Electrical and Electronics Engineers)802.11規格に従い無線通信を行い、無線通信によるネットワークと有線通信によるネットワークとを接続する。GUIリモコン11は、IEEE802.11規格に従いアクセスポイント12と無線通信を行う。
ルータ13は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有し、LAN10を介して接続されるGUIリモコン11、アクセスポイント12および制御対象機器14A、14B、・・・は、それぞれDHCPクライアント機能を有する。GUIリモコン11、アクセスポイント12および制御対象機器14A、14B、・・・は、LAN10に接続された際に、ルータ13により自動的にIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てられる。
また、ルータ13は、DNS(Domain Name System)サーバ機能を有し、LAN10を介して接続された機器のそれぞれに対して、IPアドレスとドメイン名とを関連付ける。ドメイン名は、例えば各機器それぞれが予め有する情報を用いることができる。IPアドレスとドメイン名との対応関係は、例えば図2に一例が示されるようなデータベースとして、ルータ13に記憶される。
ルータ13は、インターネット20と接続され、LAN10とインターネット20との間でルータ13を介して互いに通信が可能なようにされている。インターネット20には、コマンドセットデータベースサーバ30が接続される。
制御対象機器14A、14B、・・・は、例えば家庭用の電子または電気機器であって、テレビジョン受像機やDVD(Digital Versatile Disc)再生機などの電子機器や、エアーコンディショナなどの電気機器といった、リモートコントロールコマンダを用いた遠隔操作が想定される機器であれば、特に種類は限定されない。
例えば、制御対象機器14A、14B、・・・は、それぞれCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を有し(図示しない)、ROMに予め格納されたプログラムに従い、RAMをCPUのワークメモリとして用いて機器の一部または全体の動作を制御する。制御対象機器14A、14B、・・・は、それぞれLAN10を介して通信可能な通信手段を有し(図示しない)、それぞれ例えばTCP/IPを用いて通信を行う機能を有する。また、制御対象機器14A、14B、・・・は、UPnP(Universal Plug and Play)に対応した機器であるものとする。
UPnPについて、概略的に説明する。UPnPに対応した機器(以下、UPnP機器と略称する)は、自分自身の機能や設定方法をXML(Extensible Markup Language)を用いて記述したデータ(デバイスディスクリプションドキュメント)を持つ。UPnPは、基本的にTCP/IPベースで運用され、UPnP機器がLANに接続されると、LANがDHCPサーバを有していれば、そのUPnP機器は、DHCPにより自動的にIPアドレスを取得し、LAN上に接続されている他の全ての機器に対して、新たな機器が接続されたことや、当該機器のデバイスディスクリプションドキュメントへのリンクなどを、SSDP(Simple Service Discovery Protocol)を使ってマルチキャストで通知する。UPnP機器は、接続時のこの通知後も、定期的に、自らの存在をLANに対して通知する。
UPnP機器の検出および制御は、UPnPコントロールポイントによってなされる。一般的に、ユーザは、コントロールポイントアプリケーションを用いてUPnP機器へのアクセス、UPnP機器に対するアクションの実行やUPnP機器からの状態変数の取得などを行う。
例えば、制御対象機器14A、14B、・・・は、それぞれ、通信手段およびプログラムがUPnPに対応したものとされる。
図1の説明に戻り、コマンドセットデータベースサーバ30は、図示せずも、インターネット20を介して通信を行う通信手段を有すると共に、多種類の制御対象機器について、機器を操作、制御するためのコマンドセットと、機器名を特定するための情報とが対応付けられて格納されたコマンドセットデータベースを有する。図3は、コマンドセットデータベースの一例の構成を示す。この図3の例では、機器名を特定するための情報として、機器のメーカ名、機種名および型名が用いられている。これは、以降の説明においても同様とする。
メーカ名は、例えば当該機器の製造メーカを表す。機種名は、メーカ名に対して下位の情報であり、例えば当該機器の属する製品カテゴリ(テレビジョン受像機、DVDレコーダ、VTR(Video Tape Recorder)など)や、製品カテゴリ内でのシリーズ名などを表す。型名は、機種名に対して下位の情報であり、例えば機種名で示される分類中での仕様を識別する。なお、このメーカ名、機種名および型名の定義は一例であり、これに限定されるものではない。また、機器を特定するための情報は、メーカ名、機種名および型名に限定されない。
図4は、GUIリモコン11の一例の構成を示す。バス40に対してメモリ41、CPU42、タッチパネル式表示部43、データ保存部44およびネットワーク通信部45が接続され、それぞれバス40を介して互いに通信可能とされている。メモリ41は、ROMおよびRAMからなり、CPU42は、ROMに予め格納されているプログラムコードをRAM上に展開し、プログラムに従って所定の処理を実行することで、このGUIリモコン11の全体の動作を統括的に制御する。
なお、CPU42に接続されるROMを書き換え可能なものとし、プログラムを外部から供給してROM内のプログラムを更新可能とすることができる。例えば、プログラムは、光ディスク、磁気ディスク、不揮発性の半導体メモリなどの脱着可能な記録媒体に予め記録されて提供される。そして、LAN10に対して、この記録媒体を読み取り可能なドライブ装置を有する情報機器(パーソナルコンピュータなど)を接続し、当該プログラムが予め記録された記録媒体をこの情報機器に読み取らせてLAN10を介してGUIリモコン11に送信する。GUIリモコン11は、受信したプログラムをROMに書き込むことで、プログラムが更新される。当該プログラムが記憶されていないROMに対してプログラムを新規に書き込むことも可能である。
タッチパネル式表示部43は、表示部と入力部とを兼ね、例えばLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示素子と、押圧または接触された位置に応じた信号を出力する検出部とからなるタッチパネルにより構成される。CPU42は、プログラムに従い生成した表示制御信号をタッチパネル式表示部43に対して供給することで、表示素子に対して表示制御信号に応じた画像を表示させることができる。
タッチパネル上の位置情報と表示素子に表示された画像とを対応付けると共に、当該画像に対して所定の機能を割り当てることで、GUI(Graphical User Interface)を構成することができる。例えば、CPU42は、GUIを構成するためのGUI部品データに基づき、例えばボタン画像などのGUI部品を表示素子に対して表示させ、タッチパネルから所定のGUI部品の位置に対応した信号が供給されると、当該GUI部品に対応する機能をGUIリモコン11に実行させるような制御信号を出力する。なお、以下では、GUI表示によるボタン画像に対してなされる操作を、実際のボタンに対する操作に準え「ボタンを押す」などと適宜、記述する。
データ保存部44は、例えばフラッシュメモリなどの書き換えが可能な不揮発性メモリからなり、CPU42から供給され記憶されたデータを、GUIリモコン11の電源OFF時も保持する。データ保存部44には、LAN10内の制御対象機器14A、14B、・・・に関する情報と、制御対象機器14A、14B、・・・を操作、制御するための機器それぞれのコマンドセットとが互いに対応付けられて保存される。
また、ネットワーク通信部45は、CPU42の命令に基づき、TCP/IPをプロトコルとして用いIEEE802.11規格に基づく無線通信の制御を行う。GUIリモコン11は、ネットワーク通信部45によりアクセスポイント12と無線通信を行うことで、アクセスポイント12を介してLAN10内のルータ13や、制御対象装置14A、14B、・・・と通信を行うことができる。
例えば、タッチパネル式表示部43に対する操作に応じて、データ保存部44に保存されているコマンドセットの中から所定のコマンドが取り出され、LAN10を介して制御対象装置14A、14B、・・・のうち選択された装置に送信される。また例えば、GUIリモコン11は、アクセスポイント12およびルータ13を介してインターネット20と通信を行うことができる。
なお、GUIリモコン11は、メモリ41のROMに、UPnPによるコントロールポイントアプリケーションを予め記憶されており、UPnPのコントロールポイント機能を実行することができる。
このGUIリモコン11は、リモートコントロールコマンダ専用の装置として構成してもよいし、PDA(Personal Digital Assistant)や携帯可能とされたゲーム機、携帯電話端末など、他の携帯端末装置と兼用して構成することも可能である。
図5は、データ保存部44に保存される機器情報と機器を操作、制御するためのコマンドセットとからなる制御対象機器データベースの一例の構成を示す。この図5の例では、制御対象機器データベースは、機器に関する情報として、1つのレコードに機器IDをキーとして、ドメイン名、メーカ名、機種名および型名が格納され、これらの情報に対してコマンドセットが対応付けられる。機器IDは、例えばUDN(Unique Device Name)を用いることができる。UDNは、UPnP機器に割り当てられる、唯一性が保証されたIPアドレス非依存な機器識別子である。
この制御対象機器データベースは、レコードが蓄積的に登録される。換言すれば、この制御対象機器データベースは、GUIリモコン11に対する制御対象機器の登録の履歴である。
コマンドセットは、少なくとも、機器を制御するための有効なコマンドの組を含む。これに限らず、コマンドセットに対して、コマンドを指定するために用いるGUI部品と、GUI部品をタッチパネル式表示部43に表示させる際のレイアウト情報とを含ませることができる。GUI部品は、例えば、コマンドを指定するための入力ボタンをタッチパネル式表示部43に表示させるためのボタン画像データや、ボタン画像の機能を説明するためのキャラクタデータなどからなる。レイアウト情報は、例えばXMLやHTML(Hyper Text Markup Language)などに代表されるマークアップ言語を用いて記述することができる。
なお、コマンドセットの実体をデータ保存部44の他の領域や他の記憶手段に別途、保存し、図5のコマンドセットの項目に、コマンドセットの実体へのリンク情報を示すインデックスを格納するようにしてもよい。例えば、GUIリモコン11に例えばフラッシュメモリといった、着脱可能な記憶媒体のインターフェイスを設け、コマンドセットの実体を記憶媒体に格納し、制御対象機器データベースのコマンドセットの項目には、コマンドセットの実体が格納された記憶媒体の識別子や記憶媒体上のパスを記述してもよい。GUIリモコン11に対してハードディスクドライブを設け、ハードディスクにコマンドセットの実体を記録することも考えられる。
また、GUIリモコン11に対して音声出力手段を設け、コマンドセットに対して音声データを含めることも可能である。例えば、GUI画面に表示されたボタン画像に対する操作に応じて、ビープ音や所定の効果音などの音声を発生させるようにできる。
この発明の実施の第1の形態では、GUIリモコン11のデータ保存部44に保存される制御対象機器データベースの項目として、上述の各項目に対してさらに、オンラインフラグやカスタム名称を含めることができる。これらオンラインフラグやカスタム名称を用いてGUIを構成することで、GUIリモコン11の操作性をより高めることができる。
オンラインフラグは、制御対象機器データベースにレコードとして登録されている制御対象機器が、現在GUIリモコン11で制御可能な状態にあるか否かを示す。オンラインフラグは、例えば制御対象機器が制御可能な状態にあれば"1"、制御不能な状態にあれば"0"とする。例えば、制御対象機器データベースに登録されている機器が現在、電源が接続されていない、LAN10に対して接続されていないなどにより、GUIリモコン11から制御できない場合、オンラインフラグが"0"とされる。オンラインフラグは、UPnPに規定される機器発見プロトコル(SSDP)によって定期的に更新される。
上述したように、制御対象機器データベースは、GUIリモコン11に対して登録された制御対象機器の情報が蓄積的に格納される。すなわち、例えば過去にGUIリモコン11に登録されたことがあり、現在LAN10に接続されていないような制御対象機器の情報も、制御対象機器データベースに格納されており、そのような機器に対しては、オンラインフラグが"0"とされる。
カスタム名称は、制御対象機器データベースに格納された制御対象機器に対してユーザにより定義された名称である。GUIリモコン11は、初期状態では、制御対象機器の名称をGUIリモコン11側で適宜設定して、タッチパネル式表示部43に表示する。例えば、GUIリモコン11は、UPnPのプロトコルに基づき後述するような手順に従いLAN10に接続された制御対象機器から取得した機種名や型名を、そのまま、GUIリモコン11のタッチパネル式表示部43に表示される機器の名称として用いる。
この発明の実施の第1の形態では、さらに、制御対象機器データベースに登録された制御対象機器に対して、ユーザ独自の名称をカスタム名称として定義可能とされる。すなわち、ユーザの使用環境に合わせて、各制御対象機器にユーザに馴染み易い名称を定義できるようにすると、制御対象機器の指定が容易となる。例えば、同じ型名の機種が複数台、同一のLAN10に接続され、且つ、それぞれが異なる場所に設置されている場合などに、制御対象機器を的確に指定できるようになる。所定の入力手段を用いて入力された名称を選択された制御対象機器に対して関連付けて、制御対象機器データベースに登録する。
図6〜図8を用いて、タッチパネル式表示部43に表示される一例のGUI画面について説明する。図6は、GUIリモコン11の制御対象機器を選択するための一例のGUIを示す。例えばGUIリモコン11がLAN10内で通信可能な状態になると、図6Aに一例が示されるように、GUIリモコン11で現在制御可能な機器を示すボタン画像がタッチパネル式表示部43に一覧表示される。
この図6の例では、書斎に設置してあるサーバ(例えばAV(Audio Video)サーバ)と、居間に設置されたテレビジョン受像機とがGUIリモコン11に登録済みの制御対象機器であって、これらを示すボタン画像50Aおよび50Bがタッチパネル式表示部43にそれぞれ表示されている。ユーザが制御したい機器を示すボタンを押すと、例えば当該機器に対応した操作部のGUIがGUIリモコン11のタッチパネル式表示部43に表示される。
この図6の表示に対して、オンラインフラグを適用することができる。例えば、GUIリモコン11に登録済みで、且つ、オンラインフラグが"0"とされている機器に対する操作を制限する。例えば、当該機器を示すボタン画像を、周囲より目立たない表示、例えばグレイアウト表示として選択できないようにすることができる。また、当該機器に対しては、電源ONの操作だけを行うようにできる。
例えばグレイアウト表示を用いる場合、書斎のサーバおよび居間のテレビジョン受像機が共に、現在GUIリモコン11から制御可能な状態にある場合には、書斎のサーバおよび居間のテレビジョン受像機に対応するONライフラグが共に"1"とされ、図6Aに一例が示されるように、それぞれに対応するボタン画像50Aおよび50Bが通常の表示とされる。ボタン画像50Aおよび50Bのうち所望のボタンを押すと、例えばタッチパネル式表示部43の表示が選択されたボタン画像に対応した機器の制御画面のGUIとされる。
一方、GUIリモコン11に登録されている機器で、例えばLAN10に接続されていなかったり、電源が接続されていないなどで現在GUIリモコン11から制御不能となっている機器については、例えば図6Bに一例が示されるように、当該機器(例えば居間に設置されたテレビジョン受像機とする)に対応するオンラインフラグが"0"とされ、対応するボタン画像50Bがグレーアウト表示とされ、選択不可の状態とされる。一方、書斎に設置されたサーバは、現在GUIリモコン11から制御可能な状態にあり、オンラインフラグが"1"とされ、対応するボタン画像50Aが通常の表示とされる。
なお、オンラインフラグは、上述したように、SSDPにより定期的に更新される。したがって、例えば図6Bの状態で居間のテレビジョン受像機が例えばLAN10に接続されたり、電源が接続されれば、SSDPによりGUIリモコン11に対してその旨が通知される。GUIリモコン11は、この通知に基づきオンラインフラグの値を書き換えることができる。オンラインフラグの値が書き換えられるのに伴い、タッチパネル式表示部43の表示も図6Bの状態から図6Aの状態に自動的に更新される。
図7は、制御対象機器を制御するための操作部を構成する一例のGUIを示す。この図7の例は、ハードディスクドライブを用いてビデオデータの記録再生を行うHDD(ハードディスクドライブ)ビデオ装置に対応するコマンドセットを用いたGUIの例である。タッチパネル上の、ビデオデータの再生操作や記録操作に対応した、走行系制御用のGUIボタンであるボタン画像51A、51B、・・・、51Fが、タッチパネル式表示部43にそれぞれ表示される。また、カーソル制御用のGUIボタンとして、上下左右および中央の5方向の操作に対応した5方向ボタン52と、メニュー表示に関するボタン53および54がそれぞれ表示される。ボタン52〜54は、例えば制御対象となるHDDビデオ装置において、OSD(On Screen Display)機能によりモニタ装置に表示されるメニュー画面のカーソル操作に関する。
例えば、ボタン画像51A、51B、・・・、51Fの表示に基づき、所望の機能に対応したボタンを押すことで、タッチパネルから押されたボタンに対応した信号が出力され、CPU42に供給される。CPU42は、タッチパネル式表示部43から供給されたこの信号に対応するコマンドをコマンドセットから検索する。また、ドメイン名に基づきルータ13が有するDNSサーバから制御対象機器のIPアドレスを取得し、当該コマンドを取得されたIPアドレスに対して送信する。このコマンドは、制御対象機器に受信されて所定に解釈され、制御対象機器が制御される。
なお、制御対象機器を制御するためのGUIは、この図7の例に限られない。すなわち、上述したように、制御機器を制御するためのGUIを構成するためのGUI部品や、各GUI部品のレイアウト情報は、各制御対象機器毎に、コマンドセット中に持つことができる。したがって、制御対象機器に適したGUIを、各制御対象機器それぞれについて構成することができる。
図8は、カスタム名称を入力する一例のGUIを示す。図示されない所定の機器選択画面により選択された制御対象機器に対して、カスタム名称を設定する。例えば、図5で説明した制御対象機器データベースに基づきカスタム名称設定可能な機器の一覧をタッチパネル式表示部43に表示し、その一覧表示の中から所望の機器を選択すると、図8に例示される選択された機器に対するカスタム名称入力のGUIを表示させる。表示部58に、選択された制御対象機器の情報が表示される。
この図8の例では、タッチパネル式表示部43に対する手書き入力により、カスタム名称のテキストを入力するようにしている。例えば、タッチパネル式表示部43に対して手書き入力エリア55を設け、この手書き入力エリア55に対してスタイラスや手指などでなぞった軌跡をタッチパネルの位置検出機能を用いて検出する。GUIリモコン11のCPU42は、周知の文字認識技術を用いて、タッチパネル式表示部43で検出された軌跡が文字か否か、また、文字であれば何の文字であるかを認識し、認識された文字をテキストデータとして入力する。
入力された文字は、入力済み文字エリア56のカーソル表示56Aの位置に表示される。また、入力された文字は、ボタン画像57A〜57Dに割り当てられた機能により、修正、変換などの処理を行ったり、入力文字を確定したりできる。図8の例では、ボタン画像57Aは、バックスペースボタンであって、入力済み文字エリア56におけるカーソル表示56A直前の1文字を消去し、カーソル56Aの位置を1文字分戻す機能が割り当てられる。ボタン画像57Bは、変換ボタンであって、漢字変換などの文字変換を行う機能が割り当てられる。ボタン画像57Cは、決定ボタンであって、文字変換の結果の確定や、入力済み文字エリア56に入力された内容の確定を指示する機能が割り当てられる。また、ボタン画像57Dは、文字入力モードを切り換える機能が割り当てられる。
このようなGUIにより入力されたカスタム名称は、GUIリモコン11に対する所定の操作(例えば決定ボタンを押す操作)により、制御対象機器データベースに書き込まれる。
なお、文字入力は、手書き入力に限られない。例えば、タッチパネル式表示部43に仮想なキーボードであるソフトウェアキーボードを表示させ、このソフトウェアキーボードのキー位置を押圧または触れることで、当該キーに対応する文字を入力するようにしてもよい。また、GUIリモコン11に対する所定の操作により、入力する文字を文字リストなどから一つずつ選択するようにしてもよい。
また、上述では、GUIリモコン11の入力部をタッチパネルであるとして説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、GUIリモコン11の入力部は、表示部に表示された画像の位置を指定可能であれば、他の入力デバイスを用いて構成することも可能である。例えば、押圧位置に応じて上下左右それぞれの方向に対応した制御信号を出力する4方向キーや、操作子の向けられた方向に応じて全方位的に対応した制御信号を出力可能なジョイスティックなどを、GUIリモコン11の入力デバイスとして用いることができる。4方向キーやジョイスティックなどを入力デバイスとして用いる場合には、入力を確定するためのキーを別途設けるようにする。
例えば、表示部に複数が表示されたボタン画像において、現在選択されているボタン画像の表示を、選択されていることを示すような表示に変更する。4方向キーやジョイスティックに対する操作に応じて、選択されるボタン画像を切り換えボタン画像の表示を変更する。入力確定キーを操作することで、選択されたボタン画像に割り当てられた機能を実行させるような制御信号が出力される。
この発明の実施の第1の形態では、LAN10に対して新規にUPnP機器が接続された場合に、GUIリモコン11が当該機器の発見および当該機器に対応するコマンドセットの入手を、自動的に行うことができるようにしている。図9は、GUIリモコン11による新規接続機器の発見と、当該機器に対応するコマンドセットの入手とを行う際の一例の処理を示す。ここでは、既に制御対象機器14Aおよび14Bが接続されているLAN10に対して、図10に一例が示されるように、制御対象機器14Cが新たに接続される場合について、説明する。
GUIリモコン11は、LAN10に接続中は、LAN10におけるUPnP機器の接続状態を監視するため、LAN10に接続される他のUPnP機器から定期的になされるマルチキャスト送信を受信し、送信元のIPアドレスおよび通信ポートを常時モニタしている(ステップS10)。
なお、UPnP機器側でも、LAN10に対して新たなUPnPコントロールポイント(この例ではGUIリモコン11)が参加された際に、当該UPnPコントロールポイントによるマルチキャスト送信を受信し、新たなUPnPコントロールポイントのIPアドレスおよび通信ポートを常時モニタする。これにより、UPnP機器側でも、新たなUPnPコントロールポイントから送信される機器発見メッセージを受信することができるようになる。新たなUPnPコントロールポイントから送信された機器発見メッセージを受信したUPnP機器は、当該UPnPコントロールポイントに対してユニキャストで応答する。
制御対象機器14CがLAN10に接続されると、ルータ13のDHCPサーバ機能により、制御対象機器14Cに対してIPアドレスが割り当てられると共に、ルータ13のDNSサーバ機能により制御対象機器14Cのドメイン名が決定される(ステップS20)。ルータ13は、DNSサーバのデータベースに、IPアドレスとドメイン名とを対応付けて格納する。TCP/IPによる接続が確立した後、制御対象機器14Cは、UPnPに定められる機器発見プロトコル(SSDP)に従い、制御対象機器14Cの機器ID(UDN)とドメイン名とを含む機器発見メッセージを、LAN10内にマルチキャスト送信する(SEQ100)。
この機器発見メッセージがGUIリモコン11に受信されると、GUIリモコン11は、制御対象機器14Cのさらに詳細な情報を得るために、制御対象機器14Cを機器IDとドメイン名で特定して制御対象機器14Cに対して機器説明を要求する(SEQ101)。制御対象機器14Cは、この要求に従い、GUIリモコン11に対して機器説明メッセージ(例えばUPnPに規定されるデバイスディスクリプションドキュメント)を送信する(SEQ102)。
GUIリモコン11は、この機器説明メッセージを受信し、制御対象機器14Cのメーカ名、機種名および型名といった機器名特定情報や、機器IDなどの情報を取得する。そして、ステップS11で、取得された機器名特定情報に基づき、取得された機器IDと重複する機器IDがデータ保存部44に保存されている制御対象機器データベースに登録されているか否かを調べる。重複した機器IDが制御対象機器データベースに登録されていないと判断されれば、処理はステップS12に移行される。
ステップS12では、制御対象機器データベースに対して新たなレコードが追加され、コマンドセットを除く各項目(図5の例ではドメイン名、メーカ名、機種名、型名および機器ID)に対して、SEQ102で受信された機器説明メッセージにより取得された情報が設定される。
ステップS12で制御対象機器データベースに新規レコードの追加などがなされると、次のステップS13で、新たに接続された制御対象機器14Cが制御対象機器データベースに登録の無い新たな機種であるか否かが判断される。例えば、ステップS13では、SEQ102で受信された機器説明メッセージに記述された情報と、制御対象機器データベースに既に登録されている情報とを比較し、機器説明メッセージに記述された機器名特定情報(例えばメーカ名、機種名および型名)と一致する情報を持つレコードが制御対象機器データベースに登録されているか否かを判断する。
若し、ステップS13で、機器名特定情報が一致するレコードが制御対象機器データベースに登録されていると判断されれば、処理はステップS14に移行し、当該レコードのコマンドセットの項目に設定された情報を、ステップS12で新たに追加されたレコードのコマンドセットの項目に対して設定する。そして、処理はステップS17に移行され、タッチパネル式表示部43に対して、コマンドセットの追加が完了した旨が表示される。
一方、ステップS13で、機器名特定情報が一致するレコードが制御対象データベースに登録されていないと判断されれば、コマンドセットデータベースサーバ30からコマンドセットをダウンロードする処理に移行する。
コマンドセットのダウンロードは、例えば次のようにして行われる。先ず、GUIリモコン11からコマンドセットデータベースサーバ30に対して、機器認証が要求される(SEQ103)。コマンドセットデータベースサーバ30は、この要求に応じて機器の認証を行い(ステップS25)、GUIリモコン11が正規の機器であることを認証すると、その認証結果をGUIリモコン11に送信する(SEQ104)。
GUIリモコン11は、次に、コマンドセットをダウンロードしたい機種のメーカ名および型名を指定し(ステップS15)、指定されたメーカ名および型名を、コマンドセットのダウンロード要求と共にコマンドセットデータベースサーバ30に対して送信する(SEQ105)。機種名をさらに指定してもよい。コマンドセットデータベースサーバ30は、このダウンロード要求と共に送信されたメーカ名および型名に基づき図3を用いて説明したコマンドセットデータベースを参照して、対応するコマンドセットを検索する(ステップS26)。検索されたコマンドセットは、コマンドセットデータベースサーバ30からGUIリモコン11に送信される(SEQ106)。
GUIリモコン11は、コマンドセットデータベースサーバ30から送信されたコマンドセットの受信が開始されたら、例えばタッチパネル式表示部43に対して、コマンドセットを追加中である旨を表示する(ステップS16)。コマンドセットデータベースサーバ30は、指定されたコマンドセットが全て送信されたら、ダウンロード終了通知をGUIリモコン11に送信する(SEQ107)。GUIリモコン11は、ダウンロード終了通知を受信したら、処理がステップS17に移行され、例えばタッチパネル式表示部43に対してコマンドセットの追加が完了した旨が表示される。そして、処理はステップS19に移行され、ユーザからの操作が待機される。
上述したステップS11で、重複した機器IDが制御対象機器データベースに既に登録されていると判断されれば、処理はステップS18に移行され、制御対象機器データベースのコマンドセットを除く各項目(ドメイン名、メーカ名、機種名、型名および機器ID)に対して、SEQ102で受信された機器説明メッセージにより取得された情報が上書きされる。これは、機器の接続毎にドメイン名など接続条件が変更されることがあるからである。ステップS18の処理後、処理はステップS19に移行され、ユーザからの操作が待機される。
なお、ここでは、LAN10に対して既に制御対象機器14Aおよび14Bが接続されている状態で、さらに制御対象機器14CをLAN10に接続する例について説明したが、この図10のフローチャートによる処理は、GUIリモコン11の制御対象機器データベースに登録されている情報が無く、LAN10に対して最初の1台の制御対象機器が接続される場合にも、同様にして適用可能なものである。
上述したコマンドセットのダウンロードは、UPnPに規定されるベーシックデバイス(Basic Device)を使用し、拡張サービスと新たなアクションとを定義することで実現できる。図11は、コマンドセット要求およびコマンドセットのダウンロードを実現するために、UPnPによるプロトコルにサービスを追加するための定義の一例を示す。この図11に示される定義は、例えば図9におけるSEQ102で制御対象機器14CからGUIリモコン11に対して送信される一例の機器説明メッセージとして送信される。この機器説明メッセージによって、コマンドセットをコマンドセットデータベースサーバ30からGUIリモコン11に対してダウンロードさせるサービスが定義される。この図11の例では、当該サービスがUPnPに対する拡張サービス「IPREMO」として定義されている。
メッセージは、XMLを用いて記述され、「<」および「>」を用いて示されるタグを用いてそれぞれの項目の内容が定義される。UPnPにより定義される項目以外に、メーカ独自の定義が可能である。図11の例では、タグ<deviceType>で示される第7行目から、タグ<UDN>で示される第14行目までの間に、メーカ名、機種名および型名などの機器名特定情報や機器ID(UDN)が定義される。
第15行目から第23行目の、タグ<iconList>およびタグ</iconList>で囲まれた部分は、当該機器を示すアイコン画像が定義される。この部分に、アイコン画像のファイルタイプや格納場所が記述される。この部分の記述に基づき、タッチパネル式表示部43にこの機器のアイコン画像を表示させることができる。なお、この部分の記述は、省略可能である。
第24行目から第32行目の、タグ<serviceList>およびタグ</serviceList>で囲まれた部分は、コマンドセットをコマンドセットデータベースサーバ30からGUIリモコン11に対してダウンロードさせるために必要な情報(サービス名、サービス定義ファイル名、サービス定義ファイルのある場所を示す情報など)が記述される。
図11の例では、タグ<serviceType>およびタグ</serviceType>で囲まれた部分に、コマンドセットをコマンドセットデータベースサーバ30からダウンロードする際に用いられるサービス名が記述される。この例では、サービス「IPREMO」が当該サービスとして定義されている。タグ<SCPDURL>およびタグ</SCPDURL>で囲まれた部分に、サービス「IPREMO」のサービス内容が記述されたサービス定義ファイルのファイル名「IPREMOSCPD.xml」が記述される。
図12は、UPnPのアクションを追加定義するサービス定義ファイルの一例を示す。この図12の例で示されるサービス定義ファイルは、コマンドセットを要求するためのアクション「X_Send_REMO_RQ」と、この要求に応えてコマンドセットを要求元に送信するためのアクション「X_Get_DATA」とを定義している。GUIリモコン11は、この定義ファイルを取得してファイル中に定義されるこれらのアクションを用いてコマンドセットのダウンロードを行う。このサービス定義ファイルは、例えば図10の機器説明メッセージに基づき参照することができる。
次に、この発明の実施の第2の形態について説明する。上述した実施の第1の形態では、LAN10に対してインターネット20を介して接続されたコマンドセットデータベースサーバ30が、制御対象機器のコマンドセットを有していた。これに対し、この実施の第2の形態では、GUIリモコン11から制御対象機器を制御するためのコマンドセットを、当該制御対象機器自身が予め持っている。この発明の実施の第2の形態では、このようなシステムにおいて、GUIリモコンは、LANに対して新たに接続された制御対象機器を自動的に発見および登録することができるようにしている。
図13は、この発明の実施の第2の形態による一例のシステム構成を示す。なお、図13において、上述した図1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。LAN10に対して制御対象機器14A’および14B’、・・・が接続される。制御対象機器14A’は、GUIリモコン11から制御対象機器14A’を制御するためのコマンドセットAを、例えば制御対象機器14A’の内蔵メモリに予め記憶している。制御対象機器14B’も同様に、GUIリモコン11から制御対象機器14Bを制御するためのコマンドセットBを内蔵するメモリに予め記憶している。また、コマンドセットAおよびBは、GUIリモコン11のデータ保存部44に、既に保存されているものとする。
このようなシステムにおいて、既に制御対象機器14A’および14B’が接続されているLAN10に対して、図14に一例が示されるように、制御対象機器14C’が新たに接続される場合の一例の処理について、図15のフローチャートを用いて説明する。制御対象機器14C’は、GUIリモコン11から当該制御対象機器14C’を制御するためのコマンドセットを、内蔵するメモリに予め記憶している。
なお、図15のフローチャートにおいて、GUIリモコン11に対してコマンドセットをダウンロードする処理以外、すなわち、GUIリモコン11がLAN10に新たに接続された制御対象機器14C’を発見し、発見された制御対象機器14C’のコマンドセット以外の情報を、GUIリモコン11が有する制御対象機器データベースに登録する処理は、上述した図9のフローチャートと同一である。図15のフローチャートにおいて、上述した図9のフローチャートと共通する処理やシーケンスには同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
この実施の第2の形態におけるコマンドセットのダウンロード処理は、次のようにして行われる。ステップS12までの処理で、上述の図9の処理と同様にして、新たに接続された制御対象機器14C’のドメイン名、メーカ名、機種名および型名といった機器名特定情報や、機器IDなどの情報がGUIリモコン11に取得され、GUIリモコン11の制御対象機器データベースの各項目に対して、取得された各情報が所定に設定される。そして、ステップS13で、機器名特定情報の一致するレコードが制御対象データベースに登録されていないと判断されれば、新たに接続された制御対象機器14C’からコマンドセットをダウンロードする処理に移行する。
コマンドセットのダウンロードは、例えば次のようにして行われる。先ず、GUIリモコン11は、制御対象機器14C’に対して、コマンドセットのダウンロード要求を直接的に送信する(SEQ104’)。制御対象機器14C’は、この要求に応じて、内蔵メモリからコマンドセットを読み出し、GUIリモコン11に対して送信する(SEQ106’)。GUIリモコン11は、コマンドセットの受信が開始されると、コマンドセットを追加中である旨を表示する(ステップS16)。制御対象機器14C’は、コマンドセットが全て送信されたら、ダウンロード終了通知をGUIリモコン11に送信する(SEQ107’)。
GUIリモコン11は、この通知を受け、タッチパネル式表示部43に対してコマンドセットの追加が完了した旨を表示する(ステップS17)。そして、処理はステップS19に移行され、ユーザからの操作が待機される。
この図15に示す一連の処理により、GUIリモコン11に対して、LAN10に新たに接続された制御対象機器14C’の制御機能が追加される。
この実施の第2の形態によれば、各制御対象機器14A’、14B’、・・・は、インターネット20を介して、図示されないコマンドセットデータベースから各自のコマンドセットをダウンロードすることが可能である。この場合、例えば制御対象機器からマルチキャスト送信される機器発見メッセージに対してコマンドセットのバージョンなどを含めておけば、GUIリモコン11は、最新のコマンドセットを自動的に取得することが可能となる。
上述のように、この発明の実施の第1および第2の形態では、GUIリモコン11は、制御対象機器がLAN10に接続された際にマルチキャスト送信する機器発見メッセージに基づき、制御対象機器の特定を行っている。そのため、例えばGUIリモコン11を操作するユーザの見えない位置に設置された制御対象機器についても、機器の特定が確実に行われる。また、制御対象機器それぞれにユニークな機器IDを用いて制御対象機器の特定を行っているため、同一機種および型名の制御対象機器が複数台、LAN10に接続されるような場合にも、制御対象機器の特定が確実に行われる。
なお、上述した実施の第1および第2の形態では、各制御対象機器は、LAN10に対して有線で接続されるように説明したが、これはこの例に限られない。すなわち、各制御対象機器がLAN10に対して無線で接続されたり、有線で接続される機器と無線で接続される機器とが混在している場合であっても、この発明を適用することができる。アクセスポイント12およびルータ13についても、同様にLAN10に対して無線で接続する構成とすることが可能である。また、GUIリモコン11がLAN10に対して有線で接続されることも考えられる。
また、上述では、この発明の実施の第1および第2の形態がそれぞれ個別に実施されるように説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、図16の一例が示されるように、GUIリモコン11が制御するためのコマンドセットを自分自身で持たない制御対象機器X、X’、・・・と、当該コマンドセットを自分自身で持つ制御対象機器Y、Y’・・・とがLAN10に混在して接続されるシステムにも、この発明を適用することができる。
この場合、GUIリモコン11は、新たに接続された制御対象機器X’や制御対象機器Y’からSEQ102において送信される機器説明メッセージに基づき、コマンドセットの格納場所を知ることができる。一例として、GUIリモコン11は、制御対象機器X’のように、接続された機器のコマンドセットがコマンドセットデータベースサーバ30にある場合には、実施の第1の形態による処理を行い、制御対象機器Y’のように、当該機器自身がコマンドセットY’を持っている場合には、実施の第2の形態による処理を行う。
上述したこの発明の実施の第1および第2の形態では、GUIリモコン11の制御対象機器がUPnP規格に対応しているものとして説明したが、UPnP規格に対応していない制御対象機器に対して、この発明を拡張的に適用させることが可能である。
例えば、GUIリモコン11に、従来からの赤外線信号を用いた遠隔操作機能を持たせると共に、コマンドセットデータベースサーバ30に、従来からの赤外線信号を用いた遠隔操作機能に対応したコマンドセットを持たせる。こうすることで、従来からの、赤外線信号を用いた遠隔操作に対応し、LAN10に対して直接的に接続できないような機器を、GUIリモコン11の制御対象機器に追加することができる。
以下、UPnP規格に非対応の機器をGUIリモコン11の制御対象機器とするときの、GUIリモコン11によるコマンドセット取得処理について説明する。この処理は、概略的には、GUIリモコン11に追加したい制御対象機器を特定する機器名特定情報をGUIリモコン11を用いて指定し、コマンドセットデータベースサーバ30に対して送信する。コマンドセットデータベースサーバ30は、受信した機器名特定情報に基づきコマンドセットを検索し、GUIリモコン11に対して送信する。GUIリモコン11は、受信されたコマンドセットと指定された機器名特定情報とを対応付けて制御対象機器データベースに登録する。
図17および図18を用いてより詳細に説明する。図17は、GUIリモコン11に対して制御対象に追加したい機器の機器名特定情報を入力して、当該機器のコマンドセットをダウンロードする場合の一例の処理を示すフローチャートである。GUIリモコン11のタッチパネル式表示部43に対して、コマンドセットの追加の操作を行うと(ステップS30)、GUIリモコン11からコマンドセットデータベースサーバ30に対して、機器認証要求が送信される(SEQ200)。この要求に応じて、コマンドセットデータベースサーバ30によりGUIリモコン11が正規の機器であることが認証されると、その認証結果がGUIリモコン11に送信される(SEQ201)。
GUIリモコン11は、コマンドセットデータベースサーバ30から、正規の機器として認証された旨の認証結果を受け取ると、タッチパネル式表示部43の表示を、後述するコマンドセット追加を行うGUI表示に切り換え、コマンドセットを追加する機器の機器名特定情報などを入力できる状態とする。このコマンドセット追加GUIに対して、例えば手書き入力やソフトウェアキーボードなどにより機器名特定情報などを入力すると、GUIリモコン11からコマンドセットデータベースサーバ30に対して、入力された機器名特定情報に対応する機器のコマンドセットのダウンロード要求が送信される(SEQ202)。
コマンドセットデータベースサーバ30は、この要求に従い、コマンドセットデータベースから、メーカ名、機種名、型名とに対応付けられたコマンドセットを検索する(ステップS40)。そして、検索されたコマンドセットを、GUIリモコン11に対して送信する(SEQ203)。
GUIリモコン11は、コマンドセットデータベースサーバ30から送信されたコマンドセットの受信が開始されたら、例えばタッチパネル式表示部43に対して、コマンドセットを追加中である旨を表示する(ステップS33)。コマンドセットデータベースサーバ30は、指定されたコマンドセットが全て送信されたら、ダウンロード終了通知をGUIリモコン11に送信する(SEQ204)。GUIリモコン11は、ダウンロード終了通知を受信したら、例えばタッチパネル式表示部43に対してコマンドセットの追加が完了した旨を表示し(ステップS34)、ユーザからの操作待機状態となる。
このような処理により、UPnP規格に非対応の機器をGUIリモコン11の制御対象機器として、GUIリモコン11に新規に登録することができる。
図18は、機器名特定情報を入力してコマンドセットの追加を行うための一例のGUI表示を示す。手書き入力エリア55およびボタン画像57A〜57Dは、文字入力および入力された文字の修正、変換、確定などのを行うための部分であって、図8を用いて説明した、カスタム名称入力のGUI表示と同一の機能を持つので、詳細な説明を省略する。
図18の例では、機器名特定情報としてメーカ名、機種名および型名を用い、タッチパネル式表示部43に対して、これらメーカ名、機種名および型名を入力する入力エリア60、61および62がそれぞれ設けられている。例えばメーカ名を入力する場合、手書き入力エリア55に入力された文字が、メーカ名入力エリア60のカーソル表示60Aの位置に1文字ずつ、表示される。
ここで、ユーザの利便性を考慮して、例えばメーカ名入力エリア60に表示される文字に基づき前方一致検索などで簡易的に検索されたメーカ名の候補を、メーカ名候補リスト表示エリア60Bに一覧で表示し、表示されたメーカ名の中から所望のものを選択できるようにすると、ユーザの入力の手間や入力ミスなどを防ぐことができ、好ましい。メーカ名候補リスト表示エリア60Bの、所望のメーカ名の表示に対応した位置を手指やスタイラスで触れるまたは押圧することで、当該メーカ名が選択される。
一例として、GUIリモコン11に対して登録され制御対象機器データベースに保存されているメーカ名の情報を参照することができる。GUIリモコン11の初期状態として、制御対象機器データベースに対して幾つかの機器名特定情報を予め保存しておくことも考えられる。機種名や型名についても、メーカ名と同様にして簡易的に検索を行うことができる。
上述では、GUIリモコン11において、機器名特定情報をユーザが入力するようにしているが、これはこの例に限られない。例えば、機器名特定情報のリストをコマンドセットデータベースサーバ30からダウンロードし、このリストから所望の機器を選択するようにもできる。ユーザは、一覧から所望の機器に対応するデータを選択するだけなので、入力の手間が省けると共に、入力ミスも防がれる。
図19および図20を用いてより詳細に説明する。図19は、メーカ名、機種名および型名を入力してコマンドセットの追加を行うための一例の処理を示すフローチャートである。なお、図19において、上述した図17と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
コマンドセットデータベースサーバ30は、GUIリモコン11からの機器認証要求に応じて、GUIリモコン11が正規の機器であると認証すると、GUIリモコン11に対して、認証結果を送信すると共に、機器名特定情報のリストを送信する(SEQ210)。
GUIリモコン11は、コマンドセットデータベースサーバ30から正規の機器として認証された旨の認証結果を受け取ると、タッチパネル式表示部43の表示を、後述する、リストから所望の機器を選択してコマンドセットを追加するGUI表示に切り換える。ユーザがこのコマンドセット追加GUIに表示された機器名特定情報のリストから所望の機器の情報を選択すると(ステップS32’)、GUIリモコン11からコマンドセットデータベースサーバ30に対して、選択された機器名特定情報に対応する機器のコマンドセットのダウンロード要求が送信される(SEQ202)。
コマンドセットデータベースサーバ30は、この要求に従い、コマンドセットデータベースから、機器名特定情報とに対応付けられたコマンドセットを検索し(ステップS40)。GUIリモコン11に対して送信する(SEQ203)。GUIリモコン11は、コマンドセットの受信が開始されたらコマンドセットを追加中である旨の表示を行う(ステップS33)。指定されたコマンドセットが全て送信されたら、ダウンロード終了通知がコマンドセットデータベースサーバ30からGUIリモコン11に送信され(SEQ204)、GUIリモコン11は、この通知に応じてその旨を表示し(ステップS34)、ユーザからの操作待機状態となる。
図20は、リストから機器名特定情報を選択してコマンドセットを追加するための一例のGUIを示す。この図20の例では、機器名特定情報としてメーカ名、機種目および型名が用いられ、SEQ210で取得したメーカ名および型名をそれぞれ選択できるように、メーカ名選択エリア65と型名選択エリア66とがそれぞれ設けられている。機種名を選択するエリアをさらに設けてもよい。メーカ名が複数あるときは、例えばメーカ名選択エリア65の右端側に表示される下向きの三角印(▼)を押すことで、メーカ名選択エリア65の直下に、メーカ名の一覧が表示される(図示しない)。
所望のメーカ名を選択すると、選択されたメーカ名がメーカ名選択エリア65に表示されると共に、選択されたメーカ名の機器の型名が型名選択エリア66に表示される。型名選択エリア66でも同様に、1のメーカ名に対して型名が複数あるときは、型名選択エリア66の右端側に表示される下向きの三角印(▼)を押すことで、型名選択エリア66の直下の一覧表示エリア66Aに、型名が一覧表示される。型名を選択してGUIリモコン11に対して所定の操作を行うことで、選択されたメーカ名および型名の機器に対応したコマンドセットのダウンロード要求がGUIリモコン11からコマンドセットデータベースサーバ30に対して送信される。
なお、図19および図20の例において、GUIリモコン11に対して、機器を示す情報がメーカ名や型名といった文字情報により表現されていたが、これはこの例に限定されない。例えばGUIリモコン11が十分な表示能力を有していれば、機器の外観などを表すイラスト画像や写真画像をタッチパネル式表示部43に表示させるようにしてもよい。例えば、SEQ210においてコマンドセットデータベースサーバ30は、GUIリモコン11に対して送信される機器名特定情報のリストに対し、機器それぞれについてイラストや写真による画像データを添付する。GUIリモコン11は、選択された型名に対応した画像データを、図20のGUIに対して表示することができる。ユーザは、制御対象機器として登録したい機器を、外観からも判断することができるので、リストからの機器の選択をより容易且つ的確に行うことができる。
さらに、上述した図19の処理において、SEQ210で機器名特定情報のリストをコマンドセットデータベースサーバ30から送信する前に、GUIリモコン11からコマンドセットデータベースサーバ30に対して、例えばメーカ名などを送信し、コマンドセットデータベースサーバ30から送信されるリスト情報を予め絞り込んでおくことも考えられる。この場合、図18で示したGUIを、メーカ名の指定に用いることができる。インターネット20やLAN10のトラフィックを低減できると共に、GUIリモコン11のデータ保存部44の容量を節約することができる。
さらにまた、機器名特定情報の各項目、例えばメーカ名、機種名および型名をそれぞれ分けてコマンドセットデータベースサーバ30から送信することも考えられる。一例として、最初、コマンドセットデータベースサーバ30からメーカ名のリストのみを送信する。GUIリモコン11側では、受信されたメーカ名のリストに基づきメーカ名を選択し、選択結果をコマンドセットデータベースサーバ30に送信する。コマンドセットデータベースサーバ30は、受信されたメーカ名の選択結果に基づき、対応する機種名のリストをGUIリモコン11に対して送信する。そして、GUIリモコン11における機種名の選択の後に、型名のリストを送信する。
GUIリモコン11において選択されたメーカ名および機種名の情報は、コマンドセットデータベースサーバ30においてGUIリモコン11に関連付けて記憶しておく。コマンドセットデータベースサーバ30は、GUIリモコン11から型名のリストが送信されたら、選択されたメーカ名、機種名および型名に対応したコマンドセットを当該GUIリモコン11に対して送信する。この場合も上述と同様に、インターネット20やLAN10のトラフィックを低減できると共に、GUIリモコン11のデータ保存部44の容量を節約することができる。
10 LAN
11 GUIリモコン
12 アクセスポイント
13 ルータ
14A,14B,14C,14A’,14B’,14C’ 制御対象機器
20 インターネット
30 コマンドセットデータベースサーバ
42 CPU
43 タッチパネル式表示部
44 データ保存部
11 GUIリモコン
12 アクセスポイント
13 ルータ
14A,14B,14C,14A’,14B’,14C’ 制御対象機器
20 インターネット
30 コマンドセットデータベースサーバ
42 CPU
43 タッチパネル式表示部
44 データ保存部
Claims (18)
- 通信ネットワークを介して通信を行う第1の通信部と、
制御対象の機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットを、該制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けて記憶する記憶部と、
上記制御対象機器の制御を上記コマンドセットに基づき指示するための操作部と、
上記操作部に対する操作に応じて、上記コマンドセットに含まれる上記コマンドを上記制御対象機器に対して上記通信ネットワークを介して送信するコマンド送信部と
を有する遠隔制御装置と、
上記通信ネットワークを介して通信を行う第2の通信部と、
上記通信ネットワークに接続される際に該通信ネットワークに対してメッセージを送信するメッセージ送信部と
を有し、
上記通信ネットワークを介して送信されたコマンドにより制御可能とされた制御対象機器と、
上記通信ネットワークに接続され、上記制御対象機器を制御するための上記コマンドセットが格納されるコマンドセット格納部と
を備え、
上記遠隔制御装置は、上記通信ネットワークに対して接続された上記制御対象機器から送信される上記メッセージに基づき該制御対象機器を制御するための上記コマンドセットが上記記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断されたら、上記通信ネットワークを介して、上記コマンドセット格納部に対して該制御対象機器を制御するための該コマンドセットを要求する
ようにしたことを特徴とする通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムにおいて、
上記コマンドセット格納部は、他の通信ネットワークを介して上記通信ネットワークに接続される
ことを特徴とする通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムにおいて、
上記コマンドセット格納部は、上記制御対象機器内に含まれる
ことを特徴とする通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムにおいて、
上記メッセージは、
該メッセージを送信した上記制御対象機器を特定するための機器特定情報と、
該メッセージを送信した上記制御対象機器を制御するための上記コマンドセットを格納する上記コマンドセット格納部の通信ネットワーク上での場所情報と
を少なくとも含むことを特徴とする通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムにおいて、
上記遠隔制御装置の上記操作部は、
画像データを表示する表示部と、
上記表示部に表示された画像データの位置を指定可能な入力部と
からなることを特徴とする通信システム。 - 請求項5に記載の通信システムにおいて、
上記入力部は、接触または押圧された位置に応じた信号を出力し、上記表示部の表示を透過するように配置された
ことを特徴とする通信システム。 - 請求項5に記載の通信システムにおいて、
上記コマンドセットは、さらに、
上記表示部に表示させるための画像データと、
該画像データの上記表示部に対するレイアウト情報と
を含む
ことを特徴とする通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムにおいて、
上記遠隔制御装置は、
赤外線信号を用いて上記コマンドを送信する赤外線信号送信部をさらに有し、
上記赤外線信号を用いて送信されたコマンドにより制御可能とされた制御対象の機器を制御するための、1または複数のコマンドからなるコマンドセットを、上記通信ネットワークを介して上記コマンドセット格納部に対して要求する
ようにしたことを特徴とする通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムにおいて、
上記遠隔制御装置は、
上記記憶部に、上記コマンドセットと上記機器特定情報とを蓄積的に記憶するようにした
ことを特徴とする通信システム。 - 請求項9に記載の通信システムにおいて、
上記遠隔制御装置は、
画像データを表示可能な表示部をさらに有し、
上記記憶部に蓄積的に記憶された上記機器特定情報と、上記制御対象機器から送信された上記メッセージとに基づき、上記通信ネットワークに対する上記電子または電気機器の接続状況を上記表示部に表示するようにした
ことを特徴とする通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムにおいて、
上記遠隔制御装置は、
文字データを入力可能な入力部をさらに有し、
上記記憶部に記憶される上記コマンドセットと上記機器特定情報との組に対して、上記入力部で入力された文字データを関連付けて上記記憶部に記憶させることができるようにした
ことを特徴とする通信システム。 - 制御対象機器の制御を、記憶部に該制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、該制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに基づき指示するための、操作部に対する操作に応じて、上記コマンドセットに含まれる上記コマンドを上記制御対象の機器に対して上記通信ネットワークを介して送信する
ようにされ、
上記通信ネットワークに対して接続された上記制御対象機器から送信されるメッセージに基づき上記制御対象機器を制御するための上記コマンドセットが上記記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断したら、上記通信ネットワークを介して、上記通信ネットワークに接続され上記制御対象機器の上記コマンドセットが格納された上記コマンドセット格納部に対して該制御対象機器を制御するための該コマンドセットを要求する
ようにしたことを特徴とする通信方法。 - 制御対象機器の制御を、記憶部に該制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、該制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに基づき指示するための、操作部に対する操作に応じて、上記コマンドセットに含まれる上記コマンドを上記制御対象の機器に対して上記通信ネットワークを介して送信する
ようにされ、
上記通信ネットワークに対して接続された上記制御対象機器から送信されるメッセージに基づき上記制御対象機器を制御するための上記コマンドセットが上記記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断したら、上記通信ネットワークを介して、上記通信ネットワークに接続され上記制御対象機器の上記コマンドセットが格納された上記コマンドセット格納部に対して該制御対象機器を制御するための該コマンドセットを要求する
ようにした通信方法をコンピュータ装置に実行させることを特徴とする通信プログラム。 - 制御対象機器の制御を、記憶部に該制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、該制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに基づき指示するための、操作部に対する操作に応じて、上記コマンドセットに含まれる上記コマンドを上記制御対象の機器に対して上記通信ネットワークを介して送信する
ようにされ、
上記通信ネットワークに対して接続された上記制御対象機器から送信されるメッセージに基づき、上記制御対象機器を制御するための上記コマンドセットが上記記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断したら、上記通信ネットワークを介して、上記通信ネットワークに接続され上記制御対象機器の上記コマンドセットが格納された上記コマンドセット格納部に対して該制御対象機器を制御するための該コマンドセットを要求する
ようにした通信方法をコンピュータ装置に実行させる通信プログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータ装置に読み取り可能な記録媒体。 - 通信ネットワークを介して通信を行う通信部と、
制御対象の機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットを、該制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けて記憶する記憶部と、
上記制御対象の機器の制御を上記コマンドセットに基づき指示するための操作部と、
上記操作部に対する操作に応じて、上記コマンドセットに含まれる上記コマンドを上記制御対象の機器に対して上記通信ネットワークを介して送信するコマンド送信部と
を備え、
上記通信ネットワークに対して接続された上記制御対象機器から送信されるメッセージに基づき該制御対象機器を制御するための上記コマンドセットが上記記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断されたら、上記通信ネットワークを介して、上記通信ネットワークに接続され上記制御対象機器を制御するための上記コマンドセットが格納されるコマンドセット格納部に対して該制御対象機器を制御するための該コマンドセットを要求する
ようにしたことを特徴とする遠隔制御装置。 - 通信ネットワークを介して通信を行う通信部と、
通信ネットワークを介して接続された遠隔制御装置が制御対象の機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットが該制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられて格納されるコマンドセット格納部と
を有し、
上記遠隔制御装置からの、制御対象機器を制御するためのコマンドセットが該遠隔制御装置の記憶部に記憶されているか否かの判断に基づきなされる要求に応じて、上記コマンドセットを上記通信ネットワークを介して該遠隔制御装置に送信するようにした
ことを特徴とするコマンドセット格納装置。 - 通信ネットワークを介して通信を行う通信部と、
上記通信ネットワークに接続される際に該通信ネットワークに対してメッセージを送信するメッセージ送信部と
を有し、
上記通信ネットワークを介して送信されたコマンドにより制御可能とされ、
上記コマンドは、
制御対象の機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、該制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに含まれるコマンドを、上記通信ネットワークを介して該制御対象機器に対して送信するようにされ、制御対象機器から送信される上記メッセージに基づき該制御対象機器を制御するためのコマンドセットが上記記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断したら、上記通信ネットワークを介して、上記通信ネットワークに接続されコマンドセットが格納されたコマンドセット格納部に対して該コマンドセットの要求が遠隔制御装置から送信される
ことを特徴とする電子または電気機器。 - 通信ネットワークを介して通信を行う通信部と、
上記通信ネットワークに接続される際に該通信ネットワークに対してメッセージを送信するメッセージ送信部と、
自機を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットを格納するコマンドセット格納部と
を有し、
上記通信ネットワークを介して送信されたコマンドにより制御可能とされ、
該制御対象機器を特定する機器特定情報と関連付けられて記憶部に記憶された、該制御対象機器を制御するための1または複数のコマンドを少なくとも含むコマンドセットに含まれる上記コマンドを上記通信ネットワークを介して送信するようにされ、制御対象機器から送信される上記メッセージに基づき該制御対象機器を制御するためのコマンドセットが上記記憶部に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断されたときに、上記通信ネットワークを介して該コマンドセットを要求する遠隔制御装置から、上記通信ネットワークを介して送信された該要求に応じて、上記コマンドセット格納部に格納された上記コマンドセットを上記通信ネットワークを介して該遠隔制御装置に送信するようにした
ことを特徴とする電子または電気機器。
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