JP6613122B2 - 揚穀装置 - Google Patents

揚穀装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6613122B2
JP6613122B2 JP2015234865A JP2015234865A JP6613122B2 JP 6613122 B2 JP6613122 B2 JP 6613122B2 JP 2015234865 A JP2015234865 A JP 2015234865A JP 2015234865 A JP2015234865 A JP 2015234865A JP 6613122 B2 JP6613122 B2 JP 6613122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
duct
cerealing
delivery
grains
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015234865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017100768A (ja
Inventor
竜也 中村
Original Assignee
株式会社岡山農栄社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社岡山農栄社 filed Critical 株式会社岡山農栄社
Priority to JP2015234865A priority Critical patent/JP6613122B2/ja
Publication of JP2017100768A publication Critical patent/JP2017100768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6613122B2 publication Critical patent/JP6613122B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

本発明は、米穀等の穀粒をフレキシブルコンテナバッグ等の袋部材に袋詰めするための揚穀装置に関する。
穀粒をフレキシブルコンテナバッグ等の袋部材に袋詰めするには、上端部が開口された袋部材に穀粒を上端部から落下させて穀粒を供給する。穀粒を袋詰めするために、揚穀装置が使用される。揚穀装置は、外部から穀粒が投入される供給ホッパーと、供給ホッパー内に投入された穀粒を袋部材の開口部よりも上方に搬送するためのコンベアとを有し、コンベアは揚穀筒体の内部に組み込まれる。コンベアにより上昇搬送された穀粒を袋部材に供給して袋詰めするための排出管が揚穀筒体の上端部に設けられている。
穀粒が満杯となって袋詰めが完了した袋部材は、排出管の下方から取り除かれて、空の袋部材が排出管の下方に配置される。袋部材の交換時にも、コンベアを停止させることなく、コンベア駆動状態に保持すると、空の袋部材が排出管の下方に配置された後に、直ちに袋詰め作業を開始することができる。このため、袋部材の交換時には、排出管の先端部からの穀粒の吐出を停止した状態とし、コンベアから吐出された穀粒を貯留ホッパーに戻し、貯留タンクから供給ホッパーに穀粒を戻すようにしている。
特許文献1,2は、コンベアが組み込まれた揚穀筒体と、貯留タンクつまり貯留ホッパーとを有する揚穀装置が記載されている。
特開2014−105080号公報 特開2014−114025号公報
特許文献1,2に記載された揚穀装置は、揚穀筒体と貯留ホッパーとが分離されており、揚穀筒体は外部に露出されている。貯留ホッパーはその下端部から供給ホッパーに穀粒を自重で戻すために、揚穀筒体の上下方向中間部に位置させて揚穀筒体の側面に固定されている。このように、揚穀筒体の上下方向中間部に貯留ホッパーを設けると、貯留ホッパー内に貯留された穀粒の重量が揚穀筒体の中間部に加わるので、貯留ホッパーを含めた揚穀筒体の重心位置が高くなり、揚穀筒体の安定性に欠けることになる。しかも、コンベアは駆動時に騒音を発生させる騒音源となっており、コンベアが組み込まれた揚穀筒体が外部に露出されていると、コンベアからの騒音が外部に直接伝搬される。
さらに、揚穀筒体の側面に貯留ホッパーを取り付けた揚穀装置においては、排出管を主送出流路と副送出流路とを有する構造とする必要がある。主送出流路はコンベアにより上昇された穀粒を袋部材に供給するために設けられている。一方、副送出流路は主送出流路の先端を閉じたときに、コンベアにより揚穀筒体の上端部から排出される穀粒を、貯留ホッパーを介して供給ホッパーに戻すために設けられている。副送出流路は、揚穀筒体の側面に隣り合って揚穀筒体に対して横方向にずれて配置された貯留ホッパーに穀粒を戻すために必須となっている。
このように、排出管を主送出流路と副送出流路とにより形成すると、主送出流路から袋部材に穀粒を供給する状態と、副送出流路から穀粒を貯留ホッパーに戻す状態とに切り換えるために、流路切換シャッターを排出管に設けなければならず、揚穀装置の構造が複雑となる。
本発明の目的は、シンプルな構造の揚穀装置を提供することにある。
本発明の揚穀装置は、上下方向に伸びる正面外壁、前記正面外壁に平行な背面外壁、および前記正面外壁と前記背面外壁とにより内部空間を形成する第1外側壁と第2外側壁を有する筐体と、前記正面外壁の下端部に設けられ、穀粒が投入される供給ホッパーと、前記第1外側壁にスペースを隔てて対向する第1内側壁、前記第2外側壁にスペースを隔てて対向する第2内側壁、および前記背面外壁にスペースを隔てて対向する背面内壁を有し、前記筐体の内部に上下方向に伸びて設けられ、前記第1外側壁、前記第2外側壁、および前記背面外壁との間で貯留室を形成する揚穀ダクトと、前記揚穀ダクトの内部に設けられ、前記供給ホッパーに投入された穀粒を前記揚穀ダクトの下端部から上端部に上昇させるコンベアと、前記揚穀ダクトの上端部に前記背面外壁から突出して設けられ、前記コンベアにより上昇した穀粒を外部に送出する送出ダクトと、前記送出ダクトの吐出端部に設けられ、前記送出ダクトの吐出口を開閉する送出シャッターと、を有し、前記送出ダクト内に貯留した穀粒を前記貯留室に戻す返送開口部を、前記送出ダクトと前記揚穀ダクトの境界部に設けた。
筐体の内部には揚穀ダクトが配置され、筐体の内面と揚穀ダクトの外面との間に貯留室が形成される。このように、揚穀ダクトと貯留室が一体化されるので、揚穀装置の製造コストを低減することができる。供給ホッパーに投入された穀粒は、揚穀ダクトの下端部の正面側に供給され、揚穀ダクトに設けられたコンベアにより揚穀ダクトの下端部から上端部に搬送される。揚穀ダクトの上端部に搬送された穀粒は、送出ダクトにより袋部材に供給される。送出シャッターが閉じて送出ダクトの内部に貯留された穀粒は、送出ダクトと揚穀ダクトとの境界部に設けられた返送開口部から自動的に貯留室内に戻される。これにより、穀粒が揚穀ダクトから送出ダクトに供給される状態と、送出ダクトから貯留室に戻される状態とに切り換えるための流路切換部材を設けることが不要となり、揚穀装置をシンプルな構造とすることができ、揚穀装置の製造コストを低減することができる。
袋詰め装置に隣接された状態の揚穀装置を示す側面図である。 揚穀装置の正面図である。 揚穀装置の背面図である。 揚穀装置の縦断面図である。 図4におけるA−A線拡大断面図である。 揚穀装置の上端部を示す一部切欠き斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図5に示されるように、揚穀装置10は基台11を有し、基台11の下面にはキャスター12と締結ねじ13とが設けられている。基台11の上面には、ハウジングつまり筐体14が取り付けられている。筐体14は、上下方向に伸びる正面外壁15と、この正面外壁15に平行な背面外壁16とを有する。正面外壁15と背面外壁16の一方の側辺との間には第1外側壁17が設けられ、正面外壁15と背面外壁16の他方の側辺との間には第2外側壁18が設けられている。正面外壁15、背面外壁16,第1外側壁17および第2外側壁18は、それぞれパネル材つまり壁体により形成されている。筐体14は横断面形状が四辺形となっており、筐体14には内部空間が形成される。
筐体14の内部には上下方向に伸びて揚穀筒体つまり揚穀ダクト20が設けられる。図5に示されるように、揚穀ダクト20は、正面外壁15の内面に配置される正面内壁21と、背面外壁16にスペースを隔てて対向する背面内壁22とを有し、さらに、第1外側壁17にスペースを隔てて対向する第1内側壁23と、第2外側壁18にスペースを隔てて対向する第2内側壁24とを有している。このように、揚穀ダクト20は横断面が四辺形となっている。
揚穀ダクト20を筐体14の内部に組み込むために、筐体14の正面外壁15には、揚穀ダクト20の正面内壁21に対応してスリットが形成されており、スリットは帯状板材15aにより覆われている。このように、正面外壁15は、図2に示されるように、図2において左右方向中央部の帯状板材15aとその両側の板材とにより形成される。なお、揚穀ダクト20は筐体14の内部に組み込まれるので、筐体14の正面外壁15を正面内壁21とすることも可能である。その場合には、第1内側壁23と第2内側壁24は正面外壁15に突き当てられた形態となる。
揚穀ダクト20の背面内壁22、第1内側壁23および第2内側壁24と、筐体14の背面外壁16,第1外側壁17および第2外側壁18との間で、筐体14の内部空間には、貯留室25が形成される。貯留室25は、第1外側壁17と第1内側壁23とにより区画される第1貯留部25aと、第2外側壁18と第2内側壁24とにより区画される第2貯留部25bと、背面外壁16と背面内壁22とにより区画される第3貯留部25cとを有している。第3貯留部25cを介して第1貯留部25aと第2貯留部25bは連通しており、これらの貯留部25a〜25cを有する貯留室25は、揚穀ダクト20の3面を外側から囲むように、全体的に連なっている。このように、揚穀装置10は、貯留室25を形成する筐体14が貯留タンクを構成しており、その貯留タンクの内部に揚穀ダクト20が組み込まれた形態となっている。
正面外壁15の下端部には、穀粒が外部から投入される供給ホッパー26が設けられる。供給ホッパー26に投入された穀粒を揚穀ダクト20の下端部内に供給するために、図2および図4に示されるように、正面外壁15と揚穀ダクト20には供給ホッパー26に対応させて導入口27が設けられている。
導入口27から揚穀ダクト20の下端部内に供給された穀粒を揚穀ダクト20の上端部に上昇させるために、揚穀ダクト20の内部にはコンベア31が設けられている。コンベア31は、図4に示されるように、揚穀ダクト20の下端部に回転自在に設けられた下側回転体32と、揚穀ダクト20の上端部に回転自在に設けられた上側回転体33とを有している。下側回転体32と上側回転体33はそれぞれ回転ドラムであり、下側回転体32と上側回転体33には、エンドレスつまり無端の索条部材としてのベルト34が掛け渡されている。ベルト34の外側には、複数のバケット35が一定の間隔を隔てて設けられている。
このように、コンベア31は複数のバケット35を有するバケットコンベアである。コンベア31には、Vベルトを索条部材とする形態があり、その場合には下側回転体32と上側回転体33としては、Vベルトが掛け渡されるプーリーが使用され、Vベルトの外側には複数のバケット35が設けられる。さらに、コンベア31としてチェーンを索条部材とする形態を使用することもできる。その場合には、下側回転体32と上側回転体33としては、チェーンが掛け渡されるスプロケットが使用され、チェーンの外側には複数のバケット35が設けられる。
基台11には、コンベア31を駆動するための電動モータ36が設けられている。電動モータ36の主軸は、図示しないチェーン等の動力伝達部材により下側回転体32のシャフトに連結される。電動モータ36により下側回転体32を駆動側として、図4において矢印で示されるように、ベルト34は駆動される。図5に示されるように、ベルト34は正面外壁15つまり正面内壁21に対向する側が上昇側となっており、背面外壁16つまり背面内壁22に対向する側が下降側となっている。下降側は背面内壁22に直接対向し、背面外壁16には背面内壁22を介して対向している。したがって、供給ホッパー26に投入された穀粒は、上昇側のバケット35に供給されて揚穀ダクト20の上端部に向けて搬送される。
コンベア31により揚穀ダクト20の上端部にまで上昇して搬送された穀粒を揚穀ダクト20の外部に排出するために、背面内壁22の上端部には排出口37が設けられている。排出口37から排出された穀粒を袋部材の内部に投入するために、送出ダクト38が揚穀ダクト20の上端部に設けられており、送出ダクト38は、背面外壁16の後方に突出している。この明細書においては、供給ホッパー26が設けられた側を揚穀装置10の正面と定義し、送出ダクト38が設けられた側を背面と定義する。したがって、筐体14を構成する4つの壁体のうち、供給ホッパー26が設けられた壁体を正面外壁15とし、送出ダクト38が突出する壁体を背面外壁16とする。
図1に示されるように、揚穀装置10の背面側には袋詰め装置40が配置される。袋詰め装置40は、台座部41とこれに設けられたフレーム42とを有し、穀粒が供給されるフレキシブルコンテナバッグからなる袋部材Bがフレーム42により保持される。袋部材Bは上端部が開口されて広げられた状態でフレーム42に保持される。台座部41に計量器が設けられた形態の袋詰め装置40においては、袋部材B内に供給された穀粒の重量を計量することができる。
揚穀装置10を作業箇所に移動するときには、締結ねじ13の下端部をキャスター12の下端部よりも上昇させることにより、揚穀装置10をキャスター12により走行させることができる。所定の作業箇所に揚穀装置10を固定するときには、締結ねじ13の下端部をキャスター12の下端部よりも下方に突出させて、締結ねじ13により揚穀装置10が支持される。
図1および図3に示されるように、送出ダクト38は、揚穀ダクト20側の基部38aと、傾斜部38bと、吐出部38cとを有する。送出ダクト38のうち、基部38aと傾斜部38bにおける底壁を形成する送出板39は、側壁の下側面よりも上方に位置している。送出ダクト38の吐出端部には、送出ダクト38の吐出口を開閉する送出シャッター43が設けられており、送出シャッター43は駆動部材としてのソレノイド44により開閉駆動される。
基部38aと傾斜部38bの側壁は、送出板39よりも下方に突出しており、送出ダクト38の強度が高められている。排出口37から排出された穀粒を送出板39に吐出させるために、背面内壁22の上端部には、排出板46が設けられている。この排出板46は、揚穀ダクト20が筐体14の内部に設けられているので、貯留室25の上方を横切るように設けられ、送出ダクト38に向けて下向きに傾斜している。排出板46の傾斜角度は、送出ダクト38の底壁を形成する送出板39の傾斜角度よりも小さい角度に設定されており、排出板46にはバケット35により搬送された穀粒が供給される。
バケット35により排出板46の上に供給された穀粒は、排出板46から送出ダクト38内の送出板39に落下して、送出ダクト38の先端部つまり吐出端部に向けて送出板39により案内される。送出シャッター43により吐出端部を開放させると、送出ダクト38内に揚穀ダクト20から排出された穀粒は、袋部材Bの内部に供給される。コンベア31を駆動させた状態のもとで、送出シャッター43により吐出端部が閉じられると、穀粒は送出ダクト38内に貯留された状態となる。この状態のもとで、コンベア31の駆動が継続すると、送出ダクト38内に貯留される穀粒の貯留領域は、送出板39の基端部にまで上昇する。
排出板46の先端部と送出板39の基端部との間は、上下に段差が設けられており、この段差により返送開口部47が形成され、返送開口部47は排出板46の下側の貯留室25に開口している。返送開口部47は、排出板46と送出板39により形成される送出ダクト38と揚穀ダクト20との境界部に位置しており、送出ダクト38内の穀粒の貯留領域が、送出板39の基端部にまで達すると、穀粒は返送開口部47から貯留室25に戻される。返送開口部47から貯留室25に向けて穀粒を案内するために、送出板39の基端部にはカバー板48が設けられている。
返送開口部47からカバー板48に案内されて貯留室25内に戻される穀粒は、第1貯留部25a、第2貯留部25b、第3貯留部25cのいずれかに向けて分散するようにして貯留室25に落下する。
揚穀ダクト20の背面内壁22と背面外壁16の間には、図5に示されるように、仕切り板51が設けられており、仕切り板51には複数の連通開口部52が形成されている。仕切り板51は筐体14内の背面側に設けられており、貯留室25の底部を構成する。仕切り板51には、連通開口部52を開閉する戻しシャッター53が設けられており、戻しシャッター53は駆動部材としてのソレノイド54により開閉駆動される。背面内壁22の下端部には、図4に示されるように、連通孔55が設けられており、連通開口部52が戻しシャッター53により開放されると、貯留室25内に貯留された穀粒は、揚穀ダクト20の下端部に背面側から戻される。
このように、供給ホッパー26に投入された穀粒は、揚穀ダクト20の正面側から揚穀ダクト20の下端部に供給されるのに対し、貯留室25内の穀粒は、揚穀ダクト20の背面側から揚穀ダクト20の下端部に戻される。したがって、供給ホッパー26に投入された穀粒は筐体14の正面側から揚穀ダクト20の下端部に供給され、貯留室25内に返送されて戻された穀粒は、筐体14の背面側から揚穀ダクト20の下端部に供給される。このように、揚穀ダクト20により上方に搬送される穀粒は、揚穀ダクト20の下端部に集積されるので、揚穀装置10を作動させたときの重心位置は低くなる。
しかも、振動等の騒音発生源となるコンベア31は、貯留タンクを構成する筐体14の内部に組み込まれているので、コンベア31から発生する騒音は貯留室25により遮音されることになり、揚穀装置10を静粛作動させることができる。
図5に示されるように、第1外側壁17と第1内側壁23との間には、貯留室25内に戻された穀粒を仕切り板51に向けて案内する第1のガイド板56が設けられている。第1のガイド板56は、正面外壁15から背面外壁16に向けて下向きに傾斜した部分56aと、第1外側壁17から仕切り板51に向けて下向きに傾斜した部分56bとを有している。第2外側壁18と第2内側壁24との間には、貯留室25内に戻された穀粒を仕切り板51に向けて案内する第2のガイド板57が設けられている。第2のガイド板57は、正面外壁15から背面外壁16に向けて下向きに傾斜した部分57aと、第2外側壁18から仕切り板51に向けて下向きに傾斜した部分57bとを有している。これらのガイド板56,57は、貯留室25を形成するための底壁を構成している。
図1および図2に示されるように、第1外側壁17の上端部には傾斜面61が設けられ、第2外側壁18の上端部には傾斜面62が設けられている。図6に示されるように、傾斜面62には窓枠63が取り付けられる。窓枠63にはガラス板等からなる透明性板材64が設けられており、筐体14の上側から貯留室25の内部を目視観察することができる。同様に、傾斜面61にも窓枠63が設けられており、外部から貯留室25の内部を目視観察することができる。
図2に示されるように、筐体14の正面外壁15には、揚穀ダクト20内を外部から目視観察するための窓部65が設けられており、窓部65はガラス板等からなる透明性板材により形成されている。さらに、コンベア31をオンオフするための操作スイッチ66が正面外壁15に設けられている。
上述した揚穀装置10を用いて、袋詰め装置40に装着された袋部材B内に穀粒を供給する際には、揚穀装置10は袋詰め装置40の位置に搬送されて袋詰め装置40に隣接配置される。袋部材Bに穀粒を供給するには、電動モータ36によりコンベア31を駆動させる。この状態のもとで、供給ホッパー26内に穀粒を投入すると、投入された穀粒は導入口27から揚穀ダクト20の下端部内に正面側から供給される。導入口27はコンベア31の上昇側のバケット35に対向しており、穀粒はバケット35内に充填されて揚穀ダクト20の上部に搬送される。揚穀ダクト20の上端部においては、バケット35は下向きに反転され、バケット35内の穀粒は、排出板46の上に排出される。排出板46の上に排出された穀粒は、送出板39に自重で落下し、送出ダクト38内に排出される。
排出された穀粒は、自重により送出板39に沿って送出ダクト38の先端の吐出端部にまで下方に流下する。このように、送出ダクト38内に排出された穀粒は、送出シャッター43を開放させると、袋部材Bの内部に供給される。
袋部材B内に所定量の穀粒が供給されると、送出シャッター43は閉じられ、その袋部材Bは袋詰め装置40から取り除かれて、空の袋部材が袋詰め装置40に装着される。この袋交換作業時においても、コンベア31を駆動し続けると、空の袋部材が装着されると、直ちに穀粒の供給操作を行うことができる。このときには、送出シャッター43が閉じられているので、コンベア31により搬送された穀粒は、送出ダクト38内に貯留される。貯留量が多くなると、送出ダクト38内の穀粒の貯留領域は、返送開口部47に到達し、返送開口部47を介して貯留室25内に分散して落下する。
返送開口部47は、排出板46の下端部つまり先端部と、送出板39の基端部つまり上端部との間に、段差を設けることにより形成されている。したがって、コンベア31により排出板46に排出された穀粒は、送出ダクト38内の送出板39の上に自動的に落下して供給される。一方、送出シャッター43が閉じられて、送出板39に供給されて送出板39の上に残留する穀粒の量が増加し、送出板39の上に残留した穀粒の貯留領域が返送開口部47に到達すると、自重により穀粒が貯留室25内に戻される。排出板46は貯留室25の上方を横切る方向に設けられており、排出板46の先端部の下側に返送開口部47が設けられているので、流路を切り換えるための切換シャッターを設けることなく、自動的に貯留室25に穀粒を戻すことができ、揚穀装置10をシンプルな構造とすることができる。
貯留室25内に落下した穀粒は、貯留室25の底壁を構成する第1のガイド板56と第2のガイド板57により、仕切り板51の部分、つまり揚穀ダクト20の背面側に集まるように自重で移動する。貯留室25の底部に集積された穀粒は、戻しシャッター53を開放させると、連通孔55から揚穀ダクト20の背面側に案内される。連通孔55を介して揚穀ダクト20の底部に供給された穀粒は、バケット35により掬い上げられて上方に搬送される。
このように、揚穀ダクト20の下端部つまり底部には、供給ホッパー26に投入される穀粒は揚穀ダクト20の正面側から供給され、貯留タンクとしての貯留室25から戻される穀粒は揚穀ダクト20の背面側から供給される。
図1には、袋部材Bとしてフレキシブルコンテナバッグを示す。フレキシブルコンテナバッグは、600〜1500Kgの穀粒を収容することができ、袋詰め装置40により収容された穀粒の重量が計量される。袋部材Bとしては、フレキシブルコンテナよりも小型であって、30Kg程度の穀粒を収容する個体袋に穀粒を充填する場合等にも、この揚穀装置10を適用することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。上述した実施の形態においては、米穀を袋部材Bとしてフレキシブルコンテナバッグに供給する場合について説明したが、この揚穀装置10は、穀物のみならず、粉粒状物を梱包して輸送するための袋部材に供給することもできる。
10 揚穀装置
11 基台
14 筐体
15 正面外壁
16 背面外壁
17 第1外側壁
18 第2外側壁
20 揚穀ダクト
21 正面内壁
22 背面内壁
23 第1内側壁
24 第2内側壁
25 貯留室
26 供給ホッパー
27 導入口
31 コンベア
35 バケット
37 排出口
38 送出ダクト
39 送出板
43 送出シャッター
46 排出板
47 返送開口部
51 仕切り板
52 連通開口部
53 戻しシャッター
56 第1のガイド板
57 第2のガイド板

Claims (4)

  1. 上下方向に伸びる正面外壁、前記正面外壁に平行な背面外壁、および前記正面外壁と前記背面外壁とにより内部空間を形成する第1外側壁と第2外側壁を有する筐体と、
    前記正面外壁の下端部に設けられ、穀粒が投入される供給ホッパーと、
    前記第1外側壁にスペースを隔てて対向する第1内側壁、前記第2外側壁にスペースを隔てて対向する第2内側壁、および前記背面外壁にスペースを隔てて対向する背面内壁を有し、前記筐体の内部に上下方向に伸びて設けられ、前記第1外側壁、前記第2外側壁、および前記背面外壁との間で貯留室を形成する揚穀ダクトと、
    前記揚穀ダクトの内部に設けられ、前記供給ホッパーに投入された穀粒を前記揚穀ダクトの下端部から上端部に上昇させるコンベアと、
    前記揚穀ダクトの上端部に前記背面外壁から突出して設けられ、前記コンベアにより上昇した穀粒を外部に送出する送出ダクトと、
    前記送出ダクトの吐出端部に設けられ、前記送出ダクトの吐出口を開閉する送出シャッターと、を有し、
    前記送出ダクト内に貯留した穀粒を前記貯留室に戻す返送開口部を、前記送出ダクトと前記揚穀ダクトの境界部に設けた、揚穀装置。
  2. 請求項1記載の揚穀装置において、前記背面内壁の上端部に、前記送出ダクトに向けて下向きに傾斜した排出板を設け、前記排出板の先端部の下側に前記返送開口部を設けた、揚穀装置。
  3. 請求項1または2記載の揚穀装置において、前記揚穀ダクトの下端部に穀粒を戻す連通開口部が設けられた仕切り板を前記貯留室の底部に設け、前記連通開口部を開閉する戻しシャッターを前記仕切り板に設け、前記第1外側壁と前記第1内側壁との間に前記仕切り板に向けて下向きに傾斜した第1のガイド板を設け、前記第2外側壁と前記第2内側壁との間に前記仕切り板に向けて下向きに傾斜した第2のガイド板を設けた、揚穀装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の揚穀装置において、前記コンベアは、前記揚穀ダクトの下端部に設けられた下側回転体と、前記揚穀ダクトの上端部に設けられた上側回転体とに掛け渡される無端の索条部材、および前記索条部材の外側に設けられた複数のバケットを有し、前記索条部材の上昇側は前記正面外壁に対向し、前記索条部材の下降側は前記背面壁に対向する、揚穀装置。
JP2015234865A 2015-12-01 2015-12-01 揚穀装置 Active JP6613122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015234865A JP6613122B2 (ja) 2015-12-01 2015-12-01 揚穀装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015234865A JP6613122B2 (ja) 2015-12-01 2015-12-01 揚穀装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017100768A JP2017100768A (ja) 2017-06-08
JP6613122B2 true JP6613122B2 (ja) 2019-11-27

Family

ID=59015436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015234865A Active JP6613122B2 (ja) 2015-12-01 2015-12-01 揚穀装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6613122B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170341127A1 (en) 2016-05-27 2017-11-30 Universal Can Corporation Can discharge unit and can forming machine
CN109573120B (zh) * 2018-11-21 2020-11-17 青岛裕和食品有限公司 一种食品包装机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017100768A (ja) 2017-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6613122B2 (ja) 揚穀装置
KR20200006328A (ko) 과립 또는 분말 충진장치
US1809796A (en) Sand-handling truck
JP4926909B2 (ja) 穀粒選別装置
JP2016078961A (ja) 搬送上昇装置
US675815A (en) Grain-conveyer.
JP2012158452A (ja) 穀粒搬送機
US1274556A (en) Conveyer.
US442159A (en) Daniel wilde
JP2012071919A (ja) ベルト式昇降機における突片の構造
US994487A (en) Water-elevator.
JP6481896B2 (ja) コンバイン
CN211519992U (zh) 一种多功能茶叶包装机
JP6669349B2 (ja) 粉体供給装置および粉体供給機構
US1372480A (en) Bag-filling machine
US20190118339A1 (en) Shot processing apparatus
CN209777436U (zh) 中间卸料式提升机
JP2012071922A (ja) ベルト式昇降機
US444025A (en) Street-sweeping machine
JP7283313B2 (ja) 搬送昇降機
US984706A (en) Elevating apparatus.
US708576A (en) Grain-elevator.
US410336A (en) Grain dump and elevator
JP5466358B2 (ja) 穀粒昇降装置
US2233824A (en) Grain separator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190813

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6613122

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250