JP6611665B2 - ペットフード組成物の調製方法 - Google Patents

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本発明は、一般的にペットフード組成物の調製方法、特に再構成肉および肉類似物片を
調製する方法に関する。
動物は「乾燥」または「湿潤」フード組成物を永年与えられてきた。「湿潤」フード組
成物は、一般に缶のような容器に封入されて、容器内の湿分のために外見上「湿潤」して
いる。2種類の湿潤フード製品が一般に当業者に知られている。第1のものは、「ミンチ
(minced)」または「グラウンドローフ(ground loaf)」製品として当業者に知られて
いる。ローフ製品は、典型的には成分の混合物を加熱下に接触して本質的に均質な、細胞
内ハニカム型(intracellular honeycomb-type)塊、即ち「グラウンドローフ」を製造す
る。次いで、グラウンドローフ塊を筒状容器、例えば缶に封入する。封入時に、グラウン
ドローフは容器の形をとり、その結果グラウンドローフは動物に与えるときにカットしな
ければならない。その結果、グラウンドローフ製品は感触が大きく異なっていて、他の形
態のフード製品、特に乾燥製品と十分に混合できない。
湿潤フードの他の形態は、「チャンクおよびグレービー」として当業者に知られている
。チャンクおよびグレービー製品は、肉エマルションを形成し、それをまず押し出し、そ
して物理的な圧力または熱エネルギー、例えばスチーム、水中調理、油中で揚げる、オー
ブンで乾燥加熱するなどの方法により成形、即ち「セット」することによって得られる再
構成肉片を含む。この製品片は、容器、例えば缶の中でグレービーまたはソースと混合さ
れ、その後シームして殺菌される。グラウンドローフと反対に、チャンクおよびグレービ
ー製品は物理的に分離していて、調製された個別のチャンクを有している。この個別粒子
が最終の容器中にグレービー型液体中に存在する。使用するとときには、チャンクおよび
グレービー製品が缶から流れ出し、容易に他の乾燥製品と混合されうる。
このような型の湿潤ペットフード組成物は、熱処理がタンパク質の変性により製品に「
セット」されるので、一般に多くの量のタンパク質を所望の製品タイプにするために必要
である。
従って、再構成肉片および肉類似物片を含むフード組成物を製造する改良された製造方
法を必要とする。更に詳しくは、美的に好ましい再構成肉片および肉類似物片を形成する
方法であって、この方法が再構成肉チャンクの形成においてゲル化を用いてタンパク質/
澱粉マトリックスを固化し、結果として肉チャンクの構造一体化のためにタンパク質含有
量に余り頼らない方法とすることが求められている。
本発明は、乾燥成分組成物、タンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組成物を混合し
て第1混合物を形成する工程、上記第1混合物を、カルシウムイオン源を含有するセッテ
ィング組成物と混合してゲル化反応を実施する工程、およびゲル化反応生成物を処理して
フード製品を提供し、該フード製品がレトルト前に安定な構成を有する工程を含む、フー
ド製品の製造方法を提供する。
一つの態様では、フード製品はレトルトの前に構造的に安定な再構成肉片および肉類似
物片を形成する。
別の態様では、フード製品はレトルトの前に構造的に安定な筋状構造を有する再構成肉
片および肉類似物片を形成する。
別の態様では、フード製品はレトルトの前に構造的に安定な筋状構造を有する無定形再
構成肉片および肉類似物片を形成する。
本発明はまたペットフード組成物を調製する方法と提供する。
一つ態様では、ペットフード組成物は、上記方法で、更にフード製品をグレービー組成
物と組み合わせることを含む方法によって調製される。
別の態様では、本発明は乾燥成分組成物、タンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組
成物を混合して第1の混合物を提供する工程、第1の混合物とカルシウムイオン源を含む
セッティング組成物を混合してゲル化反応を行う工程、ゲル化反応生成物を処理して無定
形構造の肉片を提供し、該無定形構造の肉片がレトルト前に安定な構成を有する工程、お
よび該無定形構造の肉片をグレービー組成物と組合せてペットフード組成物を提供する工
程を含む、ペットフード組成物の製造方法を提供する。
別の態様では、本発明は乾燥成分組成物、タンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組
成物を混合して第1の混合物を提供する工程、第1の混合物とカルシウムイオン源を含む
セッティング組成物を混合して制御した率のゲル化反応を行う工程、ゲル化反応生成物を
処理してフード製品を提供し、該フード製品がレトルト前に安定な構成を有する工程、を
含む、フード製品の製造方法を提供する。
これらの目的および他の目的が、ある態様では、乾燥成分組成物、タンパク質含有組成
物およびアルギン酸塩組成物を混合して第1混合物を形成する工程、上記第1混合物を、
セッティング組成物と混合してゲル化反応を実施する工程、およびゲル化反応生成物を処
理してフード製品を提供する工程を含む、本明細書の新規な製造方法によって達成される
。フード製品は、種々の態様では、レトルトの前に構造的に安定な筋状構造を有する不定
形再構成肉片および肉類似物片を含んでも良い。
以下の好ましい態様の説明は、単に例示であり、発明をその用途や使用に限定するもの
と解してはならない。
一つの観点では、本発明はフード組成物の製造方法を提供する。一つの態様では、発明
は(a)乾燥成分組成物、タンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組成物を混合して第
1混合物を形成する工程、(b)上記第1混合物を、カルシウムイオン源を含有するセッ
ティング組成物と混合してゲル化反応を実施する工程、および(c)ゲル化反応生成物を
処理してフード製品を提供し、該フード製品がレトルト前に安定な構成を有する工程を含
む、フード製品の製造方法を提供する。
本明細書中において、用語「再構成肉片」は、大きさ、形、感触(texture)、
色および風味(flavor)の1以上において動物の筋肉片に類似する安定な構造に形
成された1以上の原料から肉成分を含む本発明の方法の成型製品を意味する。本発明の再
構成肉片は、更に非動物源からのタンパク質性の材料を含んでも良いが、タンパク質性材
料は主として動物からのものである。
本明細書中において、用語「再構成肉類似物片」は、タンパク質性材料の主な量が非動
物源から得られる本発明の方法で得られた再構成肉片を意味する。種々の態様では、再構
成肉類似物片は、実質上全てのタンパク質性材料が非動物源からである。従って、本発明
の再構成肉類似物片のタンパク質性材料は、非動物源を含む、または実質上から非動物源
からなる、または非動物源のみからなってもよい。
本明細書中において、用語「筋状構造」は、本明細書の再構成肉片および肉類似物片の
表面が、骨格筋の平行繊維によって作られるパターンに似ている可視的なバンドまたは筋
(striation)を有することを意味する。
一つの態様では、本発明のフード製品は、レトルトの前に構造的に安定な再構成肉片ま
たは肉類似物片である。この態様の別の観点は、再構成肉片または肉類似物片が無定形で
あり、もっと別の観点では再構成肉片または肉類似物片が無定形であり、および/または
筋状構造を有する。
本発明により製造されたフード製品は人間を含む動物によって消費されるように栄養上
および感覚上適合させる。ある態様では、本明細書のフード製品は食肉獣動物、例えば猫
または犬用に栄養上および感覚上適合されている。
本明細書の方法によって調整された再構成肉片または肉類似物片の大きさは、意図する
用途に適合している。例えば、肉片および肉類似物片がチャンクおよびグレービー犬用フ
ード組成物に用いられることを意図している場合には、各片の大きさ約5〜約50mm、
約7.5〜約45mm、約10〜約40mm、約12.5〜約35mm、約15〜約30
mmから個別に選択される値を有しても良い。これらの大きさの範囲はフードを与える動
物の大きさや年齢に応じて大きくしたり、小さくしたりしてもよい。フード製品が猫に使
用する場合には、本明細書の方法によって調製される再構成肉片または肉類似物片の大き
さの範囲は一般に犬用に示した大きさの範囲より小さい範囲から選択される。
肉片または肉類似物片がハッシュ、ミンチ、ローフまたはハイブリッド型のフード製品
に使用する場合の態様では、各片の大きさは、約1〜約17.5mm、約2〜約15mm
、約3〜約12.5mm、約4〜約10mm、約5〜約8mmの範囲内から個別に選択さ
れる。これらの大きさは、フードを与える動物の大きさや年齢に応じて大きくしたり、小
さくしたりしても良い。また、フード製品が猫用に用いる場合には、再構成肉片または肉
類似物片の大きさは上記の範囲より小さい範囲から選択される。
ある態様では、乾燥成分組成物は予め粉砕した穀物および繊維を含んでもよく、かつ適
当なビタミン混合物、ミネラル混合物、着色剤、少量のカルシウム捕捉剤および少量の栄
養物を含んでもよい。この態様の代表的な観点では、カルシウム捕捉剤はトリポリリン酸
ナトリウムである。他の観点では、少量の栄養物は、タウリン、コリン、カルニチンおよ
びそれらの組み合わせであってよいが、これらに限定されない。特定の配合で確認された
乾燥成分組成物の特定の成分を計量し、共に混合して乾燥成分組成物を提供する。ある態
様では、例えば配合詳細が非動物性材料、例えば脱脂大豆粉、米粉、小麦粉などについて
提供されるものは、タンパク質含有組成物よりも乾燥成分組成物中に含まれてもよい。し
たがって、用語のタンパク質含有組成物および乾燥成分組成物は、必ずしも相互に排除す
るものでない。即ち、上述のように、いくつかの特定の材料をタンパク質含有組成物およ
び乾燥成分組成物の片方、もしくは両方に含んでいてもよい。
ある態様では、タンパク質含有組成物は肉および肉副生成物を含む。記載された方法の
この観点では、例えば冷凍肉および肉副生物ブロックを常套の肉処理機を用いて0.32
〜1.27cmプレートにグラインドして、タンパク質含有組成物を提供してもよい。存
在する場合には、適当な肉および肉副生物は豚の肝臓、鶏および豚の肺から選択されても
良いが、それらに限定されない。この態様の別の観点では、タンパク質含有組成物は種々
の別の肉および肉源、例えば、動物の筋肉、動物の骨格筋、動物副生物および筋肉、骨格
筋および副生物の混合物から選択されるものから得られる動物タンパクを含むように調製
しても良い。肉は例えば家禽、魚およびほ乳類(例えば、うし、豚、羊、山羊など)の肉
類を含む。肉副生物は、肺、腎臓、肝臓、舌、胃および腸を含んでも良い。好適な肉源は
新鮮および冷凍肉または肉副生物を含んでもよい。ある態様では、タンパク質含有組成物
の肉成分は一般に肉を約1.27〜約2.54の範囲の異なるグラインドプレートにグラ
ンドして個別のフード粒を調製しても良い。
本発明の方法に使用されるタンパク質含有組成物中に導入される肉混合物は、当業者に
知られている適当な混合装置中で調製しても良い。肉成分を調製するためも適当な装置の
比限定的な例は、2軸スクリューミキサー、2軸リボンミキサー、オーバーラッピング・
パドル・ミキサーまたは組合せミキサー、例えばスクリュー/リボン/パドルが挙げられ
る。
特定の態様において、タンパク質含有組成物は卵白を液体成分または乾燥卵白として含
んでも良い。他の態様では、タンパク質含有組成物は、非動物タンパク質性材料、例えば
脱脂大豆粉、米粉、トウモロコシ粉、小麦粉、大麦粉、ライ麦粉、野菜タンパク質、タン
パク質加水分解物およびそれらの2種以上の組合せを包含、本質的になる、もしくはから
なってもよいが、これらに限定されない。タンパク質含有組成物中は、動物タンパク質源
、例えば家禽、ビーフ、ラムおよび魚を含む、本質的になる、からなっても良いが、これ
らに限定されない。
アルギン酸塩は、アルギン酸の親水性誘導体、結合β−D−マンヌロン酸残基を含む多
糖類であって、各々のユニットのカルボキシル基がフリーで、アルデヒド基がグリコシド
結合でシールドされているものである。本発明の方法に好適に使用されるアルギン酸塩は
、アルカリ金属アルギン酸塩、例えばアルギン酸カリウム、アルギン酸ナトリウムおよび
それらの組合せを包含する。本明細書のアルギン酸塩組成物は一般に適当なアルギン酸塩
、例えばアルギン酸カリウムまたはアルギン酸ナトリウムを水に接触することにより調製
された分散液、ハイドロコロイドまたは溶液である。一つの態様では、これはインライン
またはバッチ式高剪断ミキサーを用いて行われる。ある態様では、アルギン酸塩の溶解は
アルギン酸塩を組成物の油ベース成分と接触することにより促進しても良い。一つの観点
では、油ベース成分は大豆油である。ある態様では、アルギン酸ナトリウムまたはアルギ
ン酸カリウムはアルギン酸組成物中に重量%レベル(アルギン酸塩の総重量に基づく)で
約0.1〜約10%、約0.25〜約9%、約0.5〜約8.5%、約0.75〜約8%
、約1〜約7.5%、約1.25〜約7%、約1.5〜約6.5%、約2〜約6%、ヤク
2.5〜約5.5%、約3〜約5%で含まれても良い。特定の態様では、アルギン酸ナト
リウムまたはアルギン酸カリウムはアルギン酸組成物中に約4重量%の量で存在する。
ある態様では、アルギン酸組成物は油、例えば大豆油を含む。存在するときは、油はア
ルギン酸組成物中に重量%レベル(アルギン酸組成物の総重量に対して)で約0.1〜約
10%、約0.25〜約9%、約0.5〜約8.5%、約0.75〜約8%、約1〜約7
.5%、約1.25〜約7%、約1.5〜6.5%、約2〜約6%、約2.5〜約5.5
%、約3〜約5%で含まれる。特定の態様では、油は大豆油で、アルギン酸組成物中に約
4重量%のレベルで含まれる。
ある態様では、セッティング組成物は溶液であり、2価カチオン含有塩、例えば塩化カ
ルシウム、乳酸カルシウム、乳酸グルコン酸カルシウム(calcium lactate gluconate)
、リン酸2カルシウム(即ち、リン酸一水素カルシウムまたは2塩基リン酸カルシウム(
dibasic calcium phosphate)、二水和物(dihydrate)または無水物のいずれか)、硫酸
カルシウムまたは炭酸カルシウムを含んでも良いが、これらに限定されない。ストロンチ
ウム、バリウム、ニッケル、鉛、カドミウム、およびコバルトの塩もゲル化反応に用いて
も良いが、それらの塩は毒性の故に食品用途の使用に制限がある。他の特定の態様では、
上記塩の1種以上を、水および粘度調整のためのガム(例えば、グアーガム)、液体パラ
タント(palatant)、乾燥パラタントから選択される1以上の材料と組合せる。
他の態様では、セッティング組成物は、塩化カルシウム、乳酸カルシウム乳酸グルコン
酸カルシウム、リン酸2カルシウム、硫酸カルシウムおよび炭酸カルシウムの1種以上を
含む溶液である。
ある態様では、セッティング組成物は塩化カルシウムを重量%のレベルで、約0.25
〜約20%、約0.5〜約17.5%、約1〜約15%、約1.5〜約14.5%、約2
〜約14%、約2.5〜約13.5%、約3〜約13%、約3.5〜約12.5%、約4
〜約12%、約4.5〜約11.5%、約5〜約11%、約5〜約10%、約6〜約9%
で含む。
ある態様では、セッティング組成物は無水リン酸2カルシウムを重量%のレベルで、約
0.05〜約10%、約0.1〜約9%、約0.25〜約8.5%、約0.5〜約8%、
約2〜約14%、約2.5〜約13.5%、約3〜約13%、約1〜約7.5%、約1.
5〜約7.5%、約2〜約6.5%で含む。特定の態様では、無水リン酸2カルシウムは
セッティング組成物中に約4%のレベルで含まれる。リン酸2カルシウムの脱水物が用い
られる場合には、それは無水物材料のレベルよりも高い割合で用いられる。
ある態様では、ゲル化率が例えば第1の混合物中において、セッティング組成物中塩化
カルシウム、リン酸2カルシウム、硫酸カルシウムおよび炭酸カルシウムを含み、少なく
とも部分的にpHレベルを調整される。これらの態様の他の観点では、ゲル化率はカルシ
ウムイオン捕捉剤を含めることによって部分的に制御される。この態様の更に別の観点で
は、ゲル化率はカプセル化カルシウム源、例えばカプセル化乳酸カルシウムを配合して、
少なくとも部分的に制御しても良い。これらの態様の別の観点では、ゲル化率が上記変数
の1以上を調整することによって制御しても良い。
ある態様では、ゲル化反応は、本明細書の方法が連続方法で行われる方法によって制御
され、一つの観点では本発明の方法を広く自動化した連続の商業スケールの方法で行う。
ある態様では、フード製品がグレービーと組合せて、例えばチャンクおよびグレービー
組成物、ハッシュ型フード、ミンチ型フード、ローフ型フードまたはハイブリッド型フー
ドペットフード組成物を提供しても良い。グレービーは、澱粉、ガム、着色剤、乳化剤、
塩およびパラタントの1種以上を含んでも良い。特定の態様では、グレービー組成物は高
剪断ミキサー中で上記配合のような水量で水和される。必要に応じもしくは望ましくは、
グレービーが澱粉ベースの場合、得られる組成物は約82℃で調理されても良い。
ある態様では、グレービーの粘度は、再構成肉片または肉類似物片を封入または缶入操
作時に浮遊して、再構成肉片または肉類似物片とグレービーの両立比率が「1工程」の容
器封入工程、即ちグレービーと再構成肉片または肉類似物片の両方を含む組成が容器また
は缶に直接加えられる工程で確保するために十分である。他の態様、例えば「2工程」の
容器封入工程、では、グレービーと再構成肉片および肉類似物片とは容器に別々に導入さ
れる。後者の工程の一つの観点では、再構成肉片または肉類似物片は最初の段階で容器ま
たは缶に配置され、その後でグレービーが配置される工程が行われる。
ある態様では、ペットフード組成物はアルギン酸ナトリウムまたはアルギン酸カリウム
を含む。アルギン酸ナトリウムまたはカリウムは、ペットフード組成物中に重量%レベル
(ペットフード組成物の総重量に対して)で約0.01〜約5%、約0.05〜約4.5
%、約0.1〜約4%、約0.25〜約3.5%、約0.5〜約3%の範囲内で含まれる
。特定の態様では、アルギン酸ナトリウムまたはカリウムはペットフード組成物中に重量
レベルで約0.5%存在する。
ある態様では、ペットフード組成物はセッティング組成物からもたらされるカルシウム
イオン源を含む。セッティング組成物からもたらされるカルシウムイオン源は、ペットフ
ード組成物中に重量%レベル(ペットフード組成物の全重量に基づく)で約0.01〜約
5%、約0.05〜約4.5%、約0.1〜約4%、約0.25〜約3.5%、約0.5
〜約3%の範囲内で存在する。特定の態様では、セッティング組成物からもたらされるカ
ルシウムイオン源はペットフード組成物中に重量レベル約0.5%のレベルで存在する。
特定の態様では、カルシウムイオン源は塩化カルシウムである。
ある態様では、本明細書の製造方法で用いられる成分は、乾燥成分組成物、タンパク質
含有組成物、アルギン酸塩組成物およびセッティング組成物を包含し、これらが組み合わ
され処理されてフード製品が得られる。この態様の一つの観点では、乾燥成分組成物、タ
ンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組成物は各々別々に、例えば平行に調製され、そ
の後組み合わされ、混合して第一の混合物を提供する。この例では、混合の重量比は、重
量%レベル(フード製品の総重量に対して)で約20%乾燥成分組成物、約50%タンパ
ク質含有組成物および約10%アルギン酸塩組成物を包含し、フード製品の総重量の約9
0%を占める第1の混合物が提供される。次いで、この第1の混合物とセッティング組成
物がフード製品の総重量の約10%を占める後者と組み合わされる。
一つの態様では、第1の混合物とセッティング組成物は、「T−パイプ」導入口を備え
たらせん状静的ミキサーを用いて組み合わされる。この態様のある観点では、第1の混合
物とセッティング溶液が個別に相対的測定比9:1(即ち、混合物9重量部:セッティン
グ溶液1重量部)でらせん状静的ミキサーにポンプで送られ、セッティング溶液の2価カ
チオンが仲介をするアルギン酸塩ポリマー間のイオン結合の結合を包含する制御された比
率のゲル化反応を開始する。ゲル化反応の割合は、上記の変数、例えば第1の混合物のp
H、第1の混合物中のアルギン酸塩の濃度、セッティング溶液の2価カチオン含有塩の濃
度とpH依存溶解性、混合物中に存在する2価金属イオン捕捉剤の結合活性などに注目す
ることにより制御される。セッティング溶液へのアルギン酸塩組成物の添加は、レトルト
の前に構造的に安定なフード製品を形成し、プレレトルト、もしくは加熱および冷却サイ
クルを必要としない。この態様の一つの観点では、らせん状静的ミキサーのフォールディ
ング作用(folding action)がミキサーから押し出されて形成されたフード製品中に筋状
の肉様外観が形成される。従来のミキサー、例えばリボンミキサーやパドルミキサー、ま
たは他のタイプの混合装置、例えばプログレッシブ・キャビティ・ポンプ等では上記の筋
状肉様外観が得られない。
一つの態様では、ミキサーから押し出されるフード製品は、種々のスピードのナイフで
カットされて種々の長さのストリップまたはブロック状のフード製品を形成する。この態
様の他の観点では、らせん状静的ミキサーから押し出されたゲル化反応の生成物を多次元
ダイサーに送り、それにより長さと幅を変化させて、フード製品の所定の使用に適合する
大きさを有する不定形再構成肉片および不定形再構成肉類似物片を提供する。
この態様の更なる観点では、上記方法によって製造された形状、形、大きさの肉および
肉様片を、グレービー、および野菜、パスタ、穀物、米および豆類、例えばジャガイモ、
にんじん、エンドウ等から選択される1以上の所望の成分と、各々所定の配合量で組み合
わされる。上記成分を例えばシングルリボン、ダブルリボンおよびプラネタリーミキサー
で混合して均質混合物を形成し、次いでそれを缶ラインシーマーおよび充填機にポンプで
送る。その後缶は従来の方法でシールされ、加熱され(レトルトされ)る。別の観点では
、上記方法で形成された所定の形状、形、大きさの肉および肉様片が直接容器、例えば缶
に入れられ、グレービー添加物混合物を配置して、その後にシールおよびレトルトする。
別の態様では、上記方法で得られた形状、形、大きさの肉および肉様片は瞬間冷凍され
て、保存フード製品を提供する。この態様の一つの観点では、上記方法で得られた形状、
形、大きさの肉および肉様片は、グレービーおよび他の所望の成分と組み合わせた後瞬間
冷凍される。
別の態様では、上記方法により得られた形状、形、大きさの肉および肉様片は適当なプ
ラスチックバッグに移され、常套の真空調理方法により真空調理される。この態様の一つ
の観点では、上記方法により得られた形状、形、大きさの肉および肉様片はグレービーお
よび他の所望の成分と組み合わせた後に、適当なプラスチックバッグに移され、常套の真
空調理方法により真空調理される。
他の態様では、本発明の方法で組み合わされる成分は、乾燥成分組成物、タンパク質含
有組成物、アルギン酸塩組成物およびセッティング組成物であり、それらを組合せて処理
して「ハッシュ」、「ミンチ」、「ローフ」および「ハイブリッド型」フード製品を提供
する。これらのフード製品は、「チャンク」および「チャンクおよびグレービー」フード
製品とは、再構成肉片または肉類似物片の最終の大きさが小さい点で、異なっている。
この態様の一つの観点では、乾燥成分組成物、タンパク質含有組成物、およびアルギン
酸塩組成物を全て一緒に、例えばシングルリボンミキサー、ダブルリボンミキサー、シン
グルブレードを用いる水平ミキサーまたはプラネタリーミキサーを用いて混合して均質塊
を提供する。この態様の一つの観点では、セッティング組成物の計量した量をミキサーに
添加し、同時に乾燥成分組成物、タンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組成物を混合
して、制御した率のゲル化反応を開始し維持する。ゲル化反応率は、例えば組成物のpH
、アルギン酸塩の濃度、セッティング組成物の2価カチオン含有塩の濃度およびpH依存
溶解性により制御される。この態様では、混合を続けて、フード製品を所望の構成、例え
ば「ハッシュ」、「ミンチ」、「ローフ」または「ハイブリッド型」のフード製品に成形
する。また、混合物の重量比は、重量%ベース(フード製品の総重量に対して)で、乾燥
成分組成物約20%、タンパク質含有組成物約50%、アルギン酸塩組成物約10%およ
びセッティング組成物約10%を含む。
一つの態様では、小さなサイズの成形肉および肉様片をグレービーまたはグレービーお
よび内容物と組合せて、組み合わせたものを均質になるまで混合する。この態様の一つの
観点では、混合した「ハッシュ」、「ミンチ」、「ローフ」または「ハイブリッド型」フ
ード製品を適当な容器、例えば缶に送り、それを常套の方法でシールし、レトルトする。
この態様の他の観点では、混合した「ハッシュ」、「ミンチ」、「ローフ」または「ハイ
ブリッド型」のフード製品を適当なプラスチックバッグに移し、常套の真空調理方法で真
空調理する。
乾燥成分組成物は、1以上の炭水化物源の混合物を含む。適当な炭化水素源は、例えば
オート麦ファイバー、セルロース、落花生殻、ビートパルプ、パーボイルド米、コーンス
ターチ、コーングルテンミールおよびそれらの混合物が挙げられる。炭水化物源を、正確
にバランスを取ることによって、当業者は最終製品の感触を制御することができることが
重要である。例えば、短鎖多糖類は粘性およびべたべた感を付与する傾向にあり、長鎖多
糖類は、短鎖のものよりも粘性が少なく、べたべた感も少ないである。従って、フード製
品の感触は、例えば長鎖多糖類および変性澱粉、具体的には天然または変性澱粉、セルロ
ースなどの使用により影響を受けうる。炭水化物は組成物の重量の約25〜約50重量%
の量で含まれても良い。
乾燥成分組成物は、別途任意成分、例えば添加塩、スパイス、調味料、ビタミン類、ミ
ネラル類、香料、着色剤などを含んでも良い。そのような添加剤の量は、動物の異なる生
育状態の栄養要求に応じて少なくとも部分的に変化する。フード添加剤として一般に有用
な意図しているビタミン類は、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6
、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビオチン、葉酸
、イノシトール、ナイアシンおよびパントテン酸を含む。フード添加剤として一般的に有
用な意図しているミネラルおよび微量成分は、例えばカルシウム、リン、ナトリウム、カ
リウム、マグネシウム、銅、亜鉛、コリンおよび鉄塩が挙げられる。
一つの態様では、上記記載の方法によって得られたフード製品を含む本発明のペットフ
ード組成物は、実質的に栄養的に完全な動物用ダイエットフード、即ち健康な動物の通常
の健康状態の維持のためにダイエット時に十分な栄養含むダイエットフードを提供する。
組成物を提供する動物は、人間または人間以外であってよい。種々の態様において、動
物は脊椎動物、例えば魚、鳥、は虫類またはほ乳類である。ほ乳類の中で代表的な動物は
食肉獣動物、例えば猫または犬類であるが、これらに限定されない。
特定の態様では、動物はコンパニオンアニマルである。本明細書において「コンパニオ
ンアニマル」とは、ヒトの介護によってペットとして維持された動物種の各動物、または
これまでペットとして広く飼い慣らされてきた種類の各動物、例えば犬(Canis f
amiliaris)および猫(Felis domesticus)であり、各動物が
単独または部分的にヒトと一緒に居るかどうかに関わらない。従って、本明細書中の「コ
ンパニオンアニマル」は、労働犬、ネズミ除去のための農場猫、並びにペット犬およびペ
ット猫を含む。
これらの例示の態様にかかわらず、本発明の方法はまた他の動物、例えば非人間ほ乳類
、具体的には人間で無い霊長類(例えば、猿、チンパンジーなど)、コンパニオンおよび
労働アニマル(例えば、馬など)、農場動物(例えば、山羊、羊、豚、牛など)、および
野生および動物園の動物(例えば、狼、熊、鹿など)のフード製品およびフード組成物の
調製にも一般に好適である。この明細書の方法は、また非ほ乳類の動物、例えばコンパニ
オン、農場、動物園および野生の鳥(例えば、小鳥、オウム、アヒル、ガチョウ、鶏、タ
ーキー、ダチョウなど)に用いるフード製品およびフード組成物の調製にも好適である。
本発明を特定の態様の以下の実施例によって更に詳細に説明するが、これらの実施例は
単に説明の目的であり、別途指示しない限り本発明の範囲を限定するものと解してはなら
ない。
実施例は本発明の方法により調製されたフード製品を含むフード組成物の調製を記載す
る。実施例には、乾燥成分、アルギン酸塩、セッティング、タンパク質含有およびグレー
ビー組成物の調製、乾燥成分、アルギン酸塩およびタンパク質含有組成物を組み合わせて
第1の混合物を提供し、この第1の混合物とカルシウムイオン源を含むセッティング組成
物を混合してゲル化反応を行い、ゲル化反応生成物を処理してフード製品を提供し、グレ
ービー組成物とフード製品を混合してペットフード組成物提供することを含む。
実施例1
乾燥成分組成物を、表1の成分のおのおの重さを適当な容器中で組合せて、適当な混合
装置を使用して成分を混合して、実質的に均質な混合物を提供することにより調製する。
Figure 0006611665
アルギン酸塩組成物を、表2に記載の成分をインライン型またはバッチ型高剪断ミキサ
ーを用いて実質的に均質な混合物を提供するのに十分な条件下に水中で水和することによ
り、調製する。
Figure 0006611665
セッティング組成物を、表3の成分と所望量の水とを適当な容器中で組合せ、それを実
質的に均質な混合物を提供するのに十分な時間混合することにより調製する。
Figure 0006611665
タンパク質含有組成物を、表4の動物肉おいよび肉副生物を用いて調製する。これらの
材料は冷凍ブロックとして入手し、常套の肉処理装置で0.32〜1.72cmプレート
に粉砕する。粉砕肉を混合して、実質的に均質な混合物を提供する。
Figure 0006611665
グレービー組成物を、表5の成分の各々を所望量の水と適当な容器で結合し、次いで例
えば高剪断ミキサーを用いて、実質的に均質な混合物が得られるまで混合することにより
調製する
Figure 0006611665
乾燥成分組成物、タンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組成物を共に混合して均質
塊(以下、「第1混合物」と呼ぶ。)を形成する。適当に均質化された第1混合物を導入
管にt−パイプを備えたらせん状静的ミキサーにポンプで送る。導入管の残りの入り口を
ポンプに接続し、ポンプでセッティング組成物を計量して導入管かららせん状静的ミキサ
ーの真ん中に送る。計量した第1混合物およびセッティング組成物を組合せて、らせん状
静的ミキサー中で第1混合物10部:セッティング組成物1部の比率で混合し、カルシウ
ムイオン誘導ゲル化反応を開始する。らせん状静的ミキサーのフォールディング作用がフ
ード製品中に筋状肉様外観を付与する。
一つの例では、ゲル化反応生成物を静的ミキサーの排出口から押し出し、種々のスピー
ドのロータリーナイフで適当な大きさにカットし、種々の長さのフード製品を提供する。
他の例では、ゲル化反応生成物を静的ミキサーの排出口から押し出して、多次元ダイサー
(multi-dimensional dicer)に送り、長さおよび幅をフード製品の要求を満足するよう
に変化させる。
代表的なフード製品の組成を以下の表6に示す。
Figure 0006611665
一つの例では、フード製品ストリップまたはチャンク(製法に依存)をグレービーおよ
び任意の成分(例えば、ジャガイモ、にんじん、エンドウ豆、とうがらし(peper))と
、それぞれの量は所定の配合に従って、組合せて、パドルアタッチメントを有するシング
ル、ダブルまたはプラネタリーミキサーにより混合する。混合して均質混合物を形成する
ときに、混合物をポンプで、混合物を缶ラインシーマー/フィラーにポンプにより送り、
缶を常套の缶ライン手続に従って処理する。他の例では、フード製品ストリップまたはチ
ャンクを缶に直接配置し、グレービー組成物および配合成分の混合物を配置する。缶化製
品を標準のレトルト法で処理する。
他の例では、フード製品のストリップまたはチャンク(製法に依存)をグレービーおよ
び他の配合成分(例えば、ジャガイモ、にんじん、エンドウ豆、とうがらし)と、それぞ
れの量は所定の配合に従って、組合せて、パドルアタッチメントを有するシングル、ダブ
ルまたはプラネタリーミキサーにより混合し、この混合物を瞬間冷凍する。
更に他の例では、フード製品のストリップまたはチャンク(製法に依存)をグレービー
および他の配合成分(例えば、ジャガイモ、にんじん、エンドウ豆、とうがらし)と、そ
れぞれの量は所定の配合に従って、組合せて、パドルアタッチメントを有するシングル、
ダブルまたはプラネタリーミキサーにより混合し、この混合物を適当なプラスチックバッ
グに移し、公知の真空調理方法で真空調理する。
他の方法では、本発明の製造方法を用いて、ハッシュ型またはハイブリッド型フード製
品に含まれるのに好適な形態でフード製品を調製する。この例では、乾燥成分組成物、タ
ンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組成物を一緒に混合して、ダブルまたはシングル
リボンミキサー、シグマブレードを有する水平ミキサーもしくはプラネタリーミキサー中
で均質塊(本明細書中では「第1混合物」という。)を提供する。しかしながら、この例
では、ミキサーで混合をしている間に、セッティング溶液の定常流をミキサーに添加して
、カルシウムイオンが介在するゲル化反応を開始して、混合物をかたい感触にする。混合
を続けて、ゲル化反応生成物を所望の大きさのフード製品片に処理する。
一旦所望の大きさが得られたら、グレービーおよび配合物を混合物に加えて、均質にな
るまで混合する。一旦完全に混合したら、混合物をポンプで缶ラインシーマー/フィラー
に送り、缶を常套の缶ライン詳細に従って処理し、缶化された生成物を標準のレトルト法
で処理する。
他の例では、ハッシュ型またはハイブリッド型フード製品は瞬間冷凍される。
また別の例では、ハッシュ型またはハイブリッド型フード製品を適当なプラスチックバ
ッグに移して、当業者に公知の真空調理方法で真空調理する。
本発明に開示の製造方法で調製されたフード製品の典型的な組成を表7にしめす。
Figure 0006611665
本発明の製造方法により調製されたフード製品片を含むペットフード組成物の典型的な
組成は表8に示す。
Figure 0006611665
実施例2
低いタンパク質含有量のフード組成物を調製した。フード組成物Aを、乾燥成分組成物
、タンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組成物を混合して均質な混合物を形成するこ
とにより調製した。セッティング組成物を均質混合物に添加した。フード組成物Bを、乾
燥成分組成物、タンパク質含有組成物および水を混合して均質な混合物を形成することに
より調製した。セッティング組成物を均質混合物に添加した。
フード組成物Aおよびフード組成物Bは、フード組成物B中で水をフード組成物A中の
アルギン酸カリウムに変更すること以外は、同じであった。
乾燥成分組成物は、コーンスターチ、スクロース、アマニン、卵白、乾燥ホエー、塩化
コリン、塩化カリウム、ビタミン混合物、酸化マグネシウム、タウリン、塩化ナトリウム
および硫酸鉄を適当な容器内で組合せ、成分を適当な混合装置を用いて混合して、実質的
に均質な混合物を得ることにより調製した。
アルギン酸塩組成物は、表9の成分を水中でインラインまたはバッチ型高剪断ミキサー
を用いて、実質的に均質な混合物を提供するのに十分な条件で水和することにより調製し
た。
Figure 0006611665
アルギン酸塩組成物中の成分に関して、ペットフード組成物の重量%は表10に記載す
る。
Figure 0006611665
セッティング組成物は表11の成分を所望量の水と適当な容器中で組み合わせて、それ
を十分な均一な混合物を提供するのに十分な時間混合することにより調製する。
Figure 0006611665
セッティング組成物中の成分についてのペットフード組成物の重量%の量は表12に記
載する。
Figure 0006611665
タンパク質含有組成物を、豚肝臓を用いて調製した。
タンパク質含有組成物中の豚肝臓についてペットフード組成物中の重量%の量は、表1
3に示す。
Figure 0006611665
グレービー組成物は表14の成分の各々を所望量の水と適当な容器内で結合し、例えば
高剪断ミキサーを用いて実質的に均質な混合物が得られるまで混合する。
Figure 0006611665
フード組成物AおよびBは同じ方法で調製した。乾燥成分組成物、タンパク質含有組成
物およびアルギン酸塩組成物(フード組成物Bには水)を一緒に混合して均質塊を提供す
る。均質塊を次いで導入口にt−パイプを備えたらせん状静的ミキサーにポンプで送った
。均質塊およびセッティング組成物を組み合わせて、らせん状静的ミキサー中で混合した
。混合物を静的ミキサーの排出口から押し出し、種々のスピードのロータリーナイフで適
当な大きさにカットして、種々の長さのフード製品を提供する。
タンパク質含有、アルギン酸塩、乾燥成分およびセッティング組成物の量は、以下の表
15に記載する。
Figure 0006611665
フード組成物Aはよく知られた構成を有するチャンク製品を形成した。フード組成物B
は特定の構成を有さないドー状塊(dough-like mass)を形成した。TA−65マルチ−
パンクチュアー・リングを有するTA−TX2テキスチュアー・アナライザー(テキスチ
ュアー・テクノロジー・コープ)を用いて、フード組成物の感触を測定した。結果(表1
6)はアルギン酸カリウムを有するフード組成物Aがアルギン酸カリウムを有するフード
組成物Bよりも固い感触を有した。
Figure 0006611665
フード組成物AおよびBをグレービー混合物と混合し、13オンス缶に入れて、標準の
レトルト法で処理した。
フード組成物Aはフトローフ生成物を形成するが、フード組成物Bは形成しなかった。
TA−65マルチ−パンクチュアー・リングを有するTA−TX2テキスチュアー・アナ
ライザー(テキスチュアー・テクノロジー・コープ)を用いて、フード組成物の感触を測
定した。結果(表19)は、レトルト後フード組成物Aはフード組成物Bより固い感触を
有した。
Figure 0006611665
フード組成物Aの栄養解析を表18にリストする。
Figure 0006611665
実施例3
アルギン酸塩を含むおよび含まないフード組成物を調製し、市販の製品に対して評価し
た。フード組成物Cを、乾燥成分組成物、タンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組成
物を混合して均質な混合物を形成することにより調製した。セッティング組成物を均質混
合物に添加した。フード組成物Dを、乾燥成分組成物、タンパク質含有組成物および液体
組成物を混合して均質な混合物を形成することにより調製した。
フード組成物Cの調製:乾燥成分組成物を米粉、小麦粉、セルロース、アマニン、ビー
トパルプ、マンノース、ビタミン混合物、タウリン、トリポリリン酸ナトリウム、塩化コ
リン、およびカルニチンを適当な容器内で組み合わせて、成分を適当な混合装置を用いて
混合して実質的に均質混合物を提供する。
アルギン酸塩組成物を、表19の成分をインラインまたはバッチ型高剪断ミキサーを用
いて実質的に均質な混合物を提供するのに十分な条件下に水中で水和することにより調製
した。
Figure 0006611665
タンパク質含有組成物中の成分についてペットフード組成物の重量%の量を表20に示
す。
Figure 0006611665
セッティング組成物を表21の成分を所望量の水と適当な容器中で組み合わせ、その組
み合わせを実質的に均質な混合物を提供するのに十分な時間混合することにより調製した

Figure 0006611665
セッティング組成物中の成分についてペットフード組成物の重量%の量を表22に記載
する。
Figure 0006611665
タンパク質含有組成物を、鶏肉、豚肝臓および豚肺を用いて調製した。粉砕肉を混合し
て実質的に均質な混合物を提供する。
鶏肉、豚肝臓および豚肺についてペットフード組成物の重量%の量を表23に示す。
Figure 0006611665
フード組成物Dの調製:乾燥成分組成物を米粉、小麦粉、セルロース、デキストロース
、アマニン、グアーガム、ビートパルプ、塩化カルシウム、リン酸2カルシウム、硫酸カ
リウム、マンノース、ビタミン混合物、トリポリリン酸ナトリウム、タウリン、塩化コリ
ンおよびカルニチンを適当な容器内で組み合わせ、それを適当な混合装置を用いて混合す
ることにより実質的に均質な組成物を提供することにより調製した。
液体組成物は表24の成分を混合することにより調製した。
Figure 0006611665
液体組成物中の成分についてペットフード組成物の重量%の量を表25に示す。
Figure 0006611665
タンパク質含有組成物を鶏肉、豚肝臓および豚肺を用いて調製した。粉砕肉を混合して
実質的に均質な混合物を提供した。
ペットフード組成物中の鶏肉、豚肝臓および豚肺の重量%の量を表26に示す。
Figure 0006611665
フード組成物CおよびDの栄養解析を表27に示す。
Figure 0006611665
フード組成物Cを、乾燥成分組成物、タンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組成物
を混合して均質な塊を提供することにより調製した。均質な塊およびセッティング組成物
を組み合わせて混合した。
グレービー組成物を表28中の成分を混合することにより調製した。
Figure 0006611665
グレービー組成物を均質塊に添加して混合した。混合物を缶に移し、標準のレトルト工
程を行った。
フード組成物Dを、乾燥成分組成物、液体組成物、およびタンパク質含有組成物を混合
して均質な塊を形成することにより調製した。グレービー組成物を均質な塊に添加して混
合した。混合物を缶に移し、標準のレトルト工程を行った。
レトルトの前に、フード組成物Cはよく規定された構成を形成し、フード組成物Dは規
定されない構成を有するドー状塊を形成した。TA−65マルチ−パンクチュアー・リン
グを有するTA−TX2テキスチュアー・アナライザー(テキスチュアー・テクノロジー
・コープ)を用いて、フード組成物の感触を測定した。結果(表29)は、アルギン酸カ
リウムを有するフード組成物Cはアルギン酸カリウムを含まないフード組成物Dより固い
感触を有した。
Figure 0006611665
フード組成物CおよびDを市販のチャンクおよびグレービー製品(フード組成物CG)
と視覚的に比較した。フード組成物CGの栄養解析を表30に示す。
Figure 0006611665
フード組成物CGは平滑な表面を有する均質な片を有し、内部および外部に筋がなかっ
た。片の大きさは非常に小さかった。フード組成Cは内部や外部に筋を有する不定形の片
であり、組成物に肉様の外観を与えた。
本発明に記載の製造方法は、成形肉片、特に種々の大きさ、形および組成のレトルト−
安定成形肉片およびそれらの成形肉片を含むフード組成物の製造に用いられる。
本明細書中に用いられているように、範囲は範囲内にある各々およびすべての値を記載
する省略形として使用されている。範囲内のどの値も範囲の末端として選択されうる。ま
た、明細書中に引用されている文献はその全部がこの明細書中に導入される。本明細書と
引用文献との間の定義に矛盾があるときは、本明細書が制御する。
別途支持しない限り、明細書中に記載するすべての%および量は重量%を意味するもの
と理解する。与えられた量は材料の実際の量に基づく。

Claims (3)

  1. (a)乾燥成分組成物、タンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組成物を混合して第1混合物を形成する工程、
    (b)上記第1混合物を、カルシウムイオン源を含有するセッティング組成物と混合してゲル化反応を実施する工程、
    (c)ゲル化反応生成物を処理して、レトルトの前において、構造的に安定なフード製品を提供する工程を含み、
    前記工程(c)における処理は、押し出しを含み、
    前記フード製品がタンパク質を前記フード製品の乾燥重量ベースで25重量%未満の量で含有し、
    前記乾燥成分組成物は、穀物タンパク質及び炭水化物を含む穀物として、米粉、小麦粉、ライ麦粉、トウモロコシ粉およびそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される穀粉を含み、また、繊維として、オート麦ファイバー、セルロース、落花生殻、またはビートパルプを含み、
    前記タンパク質含有組成物は、動物の筋肉、動物の骨格筋、または、動物の肺、腎臓、肝臓、舌、胃、腸またはその他の肉副生物、または、卵白または脱脂大豆粉を含み、
    前記アルギン酸塩組成物は、アルギン酸源として、アルギン酸カリウム、アルギン酸ナトリウムまたはそれらの混合物を含み、
    前記アルギン酸組成物は、大豆油を0.5〜8.5%の量で、アルギン酸組成物の総重量に対して含み、
    前記セッティング組成物は、カルシウムイオン源として、塩化カルシウムを5〜10%の量で、または、無水リン酸2カルシウムを1.5〜7.5%の量で、セッティング組成物の総重量に対して含む、フード製品の製造方法。
  2. a)乾燥成分組成物、タンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組成物を混合して第1の混合物を提供する工程、
    b)第1の混合物とカルシウムイオン源を含むセッティング組成物を混合してゲル化反応を行う工程、
    c)ゲル化反応生成物を処理して、レトルトの前において、構造的に安定な無定形構造の肉片を提供する工程、および
    d)該無定形構造の肉片をグレービー組成物と組合せてペットフード組成物を提供する工程を含み、
    前記工程(c)における処理は、押し出しを含み、
    ペットフード組成物がタンパク質をペットフード組成物の乾燥重量ベースで25重量%未満の量で含有し、
    前記乾燥成分組成物は、穀物タンパク質及び炭水化物を含む穀物として、米粉、小麦粉、ライ麦粉、トウモロコシ粉およびそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される穀粉を含み、また、繊維として、オート麦ファイバー、セルロース、落花生殻、またはビートパルプを含み、
    前記タンパク質含有組成物は、動物の筋肉、動物の骨格筋、または、動物の肺、腎臓、肝臓、舌、胃、腸またはその他の肉副生物、または、卵白または脱脂大豆粉を含み、
    前記アルギン酸塩組成物は、アルギン酸源として、アルギン酸カリウム、アルギン酸ナトリウムまたはそれらの混合物を含み、
    前記グレービー組成物が、澱粉、デキストロース、グアーガム、またはローカストビーンガムを含み、
    前記アルギン酸塩組成物は、大豆油を0.5〜8.5%の量で、アルギン酸塩組成物の総重量に対して含み、
    アルギン酸ナトリウムまたはカリウムが、ペットフード組成物の総重量に対して0.25〜3.5%の量で存在し、
    前記セッティング組成物は、カルシウムイオン源として、塩化カルシウムを5〜10%の量で、または、無水リン酸2カルシウムを1.5〜7.5%の量で、セッティング組成物の総重量に対して含み、
    前記カルシウムイオン源が、ペットフード組成物の総重量に対して0.25〜3.5%の量で存在する、ペットフード組成物の製造方法。
  3. フード製品を調製する方法であって、
    a)乾燥成分組成物、タンパク質含有組成物およびアルギン酸塩組成物を混合して第1の混合物を提供する工程、
    b)第1の混合物とカルシウムイオン源を含むセッティング組成物を混合してゲル化反応を行う工程、
    c)ゲル化反応生成物を処理して、レトルトの前において、構造的に安定な無定形構造の肉片を提供する工程、及び、
    d)該無定形構造の肉片をグレービー組成物と組合せてペットフード組成物を提供する工程、を含み、
    前記工程(c)における処理は、押し出しを含み、
    ペットフード組成物がタンパク質をペットフード組成物の乾燥重量ベースで25重量%未満の量で含有し、
    前記乾燥成分組成物は、穀物タンパク質及び炭水化物を含む穀物として、米粉、小麦粉、ライ麦粉、トウモロコシ粉およびそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される穀粉を含み、また、繊維として、オート麦ファイバー、セルロース、落花生殻、またはビートパルプを含み、
    前記タンパク質含有組成物は、動物の筋肉、動物の骨格筋、または、動物の肺、腎臓、肝臓、舌、胃、腸またはその他の肉副生物、または、卵白または脱脂大豆粉を含み、
    前記アルギン酸塩組成物は、アルギン酸源として、アルギン酸カリウム、アルギン酸ナトリウムまたはそれらの混合物を含み、
    前記グレービー組成物が、澱粉、デキストロース、グアーガム、またはローカストビーンガムを含み、
    前記アルギン酸組成物は、大豆油を2〜6%の量で、アルギン酸塩組成物の総重量に対して含み、
    アルギン酸ナトリウムまたはカリウムが、アルギン酸塩組成物の総重量に対して2〜6%の量で存在し、
    前記セッティング組成物は、カルシウムイオン源として、塩化カルシウムを6〜9%の量で、または、無水リン酸2カルシウムを2〜6.5%の量で、セッティング組成物の総重量に対して含み、
    前記カルシウムイオン源が、ペットフード組成物の総重量に対して0.5〜3.0%の量で存在する、方法。
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