JP6611486B2 - フォーカス制御装置、撮像装置、フォーカス制御方法、プログラム、および記憶媒体 - Google Patents
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Description
本実施例では、撮像装置が検知するデフォーカス量を元に、レンズ駆動速度を決定しAFを行う。以下に、デフォーカス量を検知するための一つの手段である撮像面位相差AF方式とその構成について説明する。
[全体構成]
図1は本発明における撮像素子を有する撮像装置であるカメラの構成図を示している。同図において、101は撮影光学系(結像光学系)の先端に配置された第1レンズ群で、光軸方向に進退可能に保持される。102は絞り兼用シャッタで、その開口径を調節することで撮影時の光量調節を行なうほか、静止画撮影時には露光秒時調節用シャッタとしての機能も備える。103は第2レンズ群である。そして絞り兼用シャッタ102及び第2レンズ群103は一体となって光軸方向に進退し、第1レンズ群101の進退動作との連動により、変倍作用(ズーム機能)をなす。
[撮像素子]
本実施例1における撮像素子の撮像画素と焦点検出画素の配列の概略図を図2に示す。
[デフォーカス量と像ずれ量の関係]
以下、本実施例1の撮像素子により取得される第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量の関係について説明する。
[焦点検出]
以下、本実施例1における位相差方式の焦点検出方法について説明する。
[AF時間設定方法]
次に、これらの焦点検出手段を用いてユーザーが所望する時間(AF時間)にてAFを完了させるためのアルゴリズムを図15を用いて説明する。なお、図15の動作は、CPU121により制御・実行される。
[レンズ駆動速度算出方法]
次に、上記AF時間設定方法にて設定されたAF時間でAFを完了させるためのレンズ駆動速度の算出の仕方について説明する。
v=d/t (2)
となるようにレンズ速度vを算出すれば、おおまかなAF時間は揃うことになる。
v0=d0/(t−t0) (3)
上式は、ユーザーが所望するAF時間tからt0を引いた残りAF時間と残りデフォーカス量d0を元に、v0を算出しAFを行うことを示している。このように、制御部121dは、検出したデフォーカス量と合焦時間とに基づいて算出する駆動速度で被写体の合焦状態を変更する第3レンズ群105(光学素子)を駆動してフォーカス制御を行う制御手段として機能する。
v1=d1/(t−t1) (4)
同様の方法で、S110からS112において、より信頼性の高いデフォーカス量を検出できるデフォーカス量d2になるまで、レンズ駆動速度v1で、図14の14−3に示した領域にてレンズ駆動を行う。そして、デフォーカス量がd2となった時の経過時間t2とデフォーカス量d2から、S113にて次のレンズ駆動速度v2を式(5)により算出する。
v2=d2/(t−t2) (5)
同様の方法で、S114からS116において、合焦領域であるデフォーカス量d3になるまで、レンズ駆動速度v2で、図14の14−4に示した領域にてレンズ駆動を行う。そして、デフォーカス量がd3以下となったら、S117において合焦表示を行い、AFを終了する。
v(n−1)=d(n−1)/(t−t(n−1)) (6)
このようにして、それぞれのデフォーカス位置において、上記式により算出されたレンズ駆動速度でレンズを駆動することにより、AF開始時にいかなるデフォーカス量を検出した場合においても所望のAF時間でAFを完了することが可能となる。
[実施例2]
次に実施例2について説明する。
v0=(d0−d2)/(t−tc−t0) (7)
このようにして算出したレンズ駆動速度v0で、デフォーカス量がd1となるまで、S206からS208を繰り返すようにして、図16の16−2の領域を駆動する。
v1=(d1−d2)/(t−tc−t1) (8)
このようにして算出したレンズ駆動速度v1で、デフォーカス量がd2となるまで、S210からS212を繰り返すようにして、図16の16−3の領域を駆動する。
[実施例3]
上記実施例1ないし2の方法を用いれば、AF開始時のデフォーカス量が大きな値であっても、ユーザーが所望するAF時間でAFを完了させることができる。
[その他の実施例]
次にその他の実施例について説明する。
121b 設定部
121d 制御部
Claims (15)
- 被写体のデフォーカス量を算出するデフォーカス量算出手段と、
ユーザーの操作情報に基づいて前記被写体に合焦させる合焦時間を設定する設定手段と、
前記デフォーカス量と前記合焦時間とに基づいて算出する駆動速度で光学素子を駆動してフォーカス制御を行う制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記フォーカス制御において、
前記光学素子の駆動開始前に算出された前記被写体の第1デフォーカス量と前記合焦時間とに基づいて算出する第1駆動速度で前記光学素子の駆動を開始し、
前記光学素子の駆動中に、前記光学素子の駆動開始後に算出された前記被写体の第2デフォーカス量と前記合焦時間とに基づいて算出する第2駆動速度に前記光学素子の駆動速度を変更し、
前記デフォーカス量が所定値より大きく該デフォーカス量の信頼性が低いと判断される場合、前記駆動速度を所定の駆動速度に設定する、
ことを特徴とするフォーカス制御装置。 - 前記第2デフォーカス量は、前記第1デフォーカス量よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のフォーカス制御装置。
- 前記光学素子が駆動を開始してから前記デフォーカス量算出手段がデフォーカス量を算出した時間までの経過時間を計測する計測手段を有し、
前記制御手段は、
前記デフォーカス量と、前記合焦時間から前記経過時間を引いた残存時間と、に基づいて、前記駆動速度を算出する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のフォーカス制御装置。 - 撮像素子の出力信号からコントラスト情報を検出するコントラスト検出手段を有し、
前記制御手段は、
前記デフォーカス量と、前記合焦時間と、前記コントラスト情報に基づく合焦動作に必要な所定時間と、に基づいて、前記駆動速度を算出する、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のフォーカス制御装置。 - 前記制御手段は、
前記デフォーカス量と、前記合焦時間から前記所定時間を引いた残存時間と、に基づいて、前記駆動速度を算出する、
ことを特徴とする請求項4に記載のフォーカス制御装置。 - 前記光学素子が駆動を開始してから前記デフォーカス量算出手段がデフォーカス量を算出した時間までの経過時間を計測する計測手段を有し、
前記制御手段は、
前記デフォーカス量と、前記合焦時間から前記経過時間および前記所定時間を引いた残存時間と、に基づいて、前記駆動速度を算出する、
ことを特徴とする請求項4に記載のフォーカス制御装置。 - 前記制御手段は、
前記デフォーカス量が閾値より大きい場合、前記デフォーカス量と前記駆動速度に基づいて前記光学素子の駆動を制御し、
前記デフォーカス量が閾値より小さい場合、前記コントラスト情報に基づいて前記光学素子の駆動を制御する、
ことを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載のフォーカス制御装置。 - 前記制御手段は、
前記デフォーカス量と前記合焦時間とに基づいて算出される駆動速度に所定の係数をかけることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のフォーカス制御装置。 - 前記制御手段は、
前記デフォーカス量が小さくなるにつれて、前記所定の係数を小さくすることを特徴とする請求項8に記載のフォーカス制御装置。 - 被写体像を光電変換する撮像素子と、
前記撮像素子から得られる信号に基づいて、撮影光学系の焦点状態を検出して焦点状態を調節する請求項1ないし9のいずれか1項に記載のフォーカス制御装置と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記撮像素子は、位相差検出方式の焦点検出演算を行うための焦点検出用信号を出力可能な画素を複数有することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
- 前記光学素子を駆動する駆動手段を有することを特徴とする請求項10または11に記載の撮像装置。
- 被写体のデフォーカス量を算出するデフォーカス量算出ステップと、
ユーザーの操作情報に基づいて前記被写体に合焦させる合焦時間を設定する設定ステップと、
前記デフォーカス量と前記合焦時間とに基づいて算出する駆動速度で光学素子を駆動してフォーカス制御を行う制御ステップと、
を有し、
前記制御ステップは、前記フォーカス制御において、
前記光学素子の駆動開始前に算出された前記被写体の第1デフォーカス量と前記合焦時間とに基づいて算出する第1駆動速度で前記光学素子の駆動を開始し、
前記光学素子の駆動中に、前記光学素子の駆動開始後に算出された前記被写体の第2デフォーカス量と前記合焦時間とに基づいて算出する第2駆動速度に前記光学素子の駆動速度を変更し、
前記デフォーカス量が所定値より大きく該デフォーカス量の信頼性が低いと判断される場合、前記駆動速度を所定の駆動速度に設定する、
ことを特徴とするフォーカス制御方法。
- 請求項13に記載のフォーカス制御方法の手順が記述されたコンピュータで実行可能なプログラム。
- コンピュータに、請求項13に記載のフォーカス制御方法の各ステップを実行させるためのプログラムが記憶されたコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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