JP6611126B2 - Seat slide device - Google Patents
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Description
本発明はシートスライド装置に関し、さらに詳しくは、アッパレールのロアレールに対する移動をロック(禁止)/アンロック(許可)するロック機構の改善に関する。 The present invention relates to a seat slide device, and more particularly to an improvement in a lock mechanism that locks (inhibits) / unlocks (permits) movement of an upper rail relative to a lower rail.
一般に、シートスライド装置は、フロア側に設けられるロアレールと、シート側に設けられロアレールに移動可能に係合したアッパレールと、アッパレールの移動をロック/アンロックするロック機構とを有している。
このロック機構の一例として、アッパレールに固定されるブラケットと、このブラケットに回転保持され、ロアレールに係脱可能なロックアーム(ロック部材)と、ロックアームをロアレールに係合する方向(ロック方向)に付勢する板ばねとからなるものがある(例えば、特許文献1参照)。
Generally, the seat slide device has a lower rail provided on the floor side, an upper rail provided on the seat side and movably engaged with the lower rail, and a lock mechanism that locks / unlocks the movement of the upper rail.
As an example of the lock mechanism, a bracket fixed to the upper rail, a lock arm (lock member) that is rotatably held by the bracket and can be engaged with and disengaged from the lower rail, and a direction in which the lock arm is engaged with the lower rail (lock direction) Some include a leaf spring that biases (see, for example, Patent Document 1).
特許文献1に記載されたシートスライド装置のロック機構は、複数の構成部品からなっているので、シートスライド装置のコストや重量が増すという問題点がある。また、シートスライド装置の組付けや部品管理が煩雑になる問題点もある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、低コスト,軽量で、組付け、部品管理が簡単になるシートスライド装置を提供することにある。
Since the lock mechanism of the seat slide device described in
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a seat slide device that is low-cost, lightweight, and that can be easily assembled and managed.
上述した課題のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したシートスライド装置は、
フロア側に設けられるロアレールと、
シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合したアッパレールと、
を有するシートスライド装置において、
前記ロアレールに係脱することにより前記アッパレールの移動をロック/アンロックする切り欠き部を前記アッパレールと一体に形成した
ことを特徴とする。
In order to achieve at least one of the above-described problems, a seat slide device reflecting one aspect of the present invention is:
Lower rail provided on the floor side,
An upper rail provided on the seat side and movably engaged with the lower rail;
In a seat slide device having
A notch for locking / unlocking the movement of the upper rail by engaging / disengaging with the lower rail is formed integrally with the upper rail.
本発明の他の特徴は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
Other features of the present invention will become more apparent from the following detailed description and accompanying drawings.
本発明のシートスライド装置によれば、前記ロアレールに係脱することにより前記アッパレールの移動をロック/アンロックする切り欠き部を前記アッパレールと一体に形成したことにより、ロック機構の構成部品が少なくなり、低コスト,軽量で、組付け、部品管理が簡単になる。 According to the seat slide device of the present invention, the notch portion that locks / unlocks the movement of the upper rail by engaging / disengaging with the lower rail is formed integrally with the upper rail, so that the number of components of the lock mechanism is reduced. Low cost, light weight, easy assembly and parts management.
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。 Other effects of the present invention will become more apparent from the following detailed description and accompanying drawings.
<第1実施形態>
図面を用いて、第1実施形態を説明する。図1は第1実施形態のシートスライド装置の分解斜視図、図2は図1のシートトラック装置の平面図、図3は図2の正面図、図4は図2の切断線IV−IVでの切断部端面図、図5は図2の切断線V−Vでの切断部端面図、図6は図3の切断線VI−VIでの切断部端面図、図7は図3の切断線VII−VIIでの切断部端面図、図8は図3の切断線VIII−VIIIでの切断部端面図、図9は図3の切断線IX−IXでの切断部端面図、図10は図3の切断線X−Xでの切断部端面図、図11は図3の切断線XI−XIでの切断部端面図である。
(全体構成)
図1−図3を用いて、本実施形態のシートトラック装置の全体構成を説明する。
<First Embodiment>
The first embodiment will be described with reference to the drawings. 1 is an exploded perspective view of the seat slide device of the first embodiment, FIG. 2 is a plan view of the seat track device of FIG. 1, FIG. 3 is a front view of FIG. 2, and FIG. 5 is a sectional view taken along the cutting line V-V in FIG. 2, FIG. 6 is a sectional view taken along the cutting line VI-VI in FIG. 3, and FIG. 7 is a sectional line taken from FIG. FIG. 8 is a sectional view taken along the line VIII-VIII in FIG. 3, FIG. 9 is a sectional view taken along the line IX-IX in FIG. 3, and FIG. FIG. 11 is an end view of the cutting section taken along the cutting line XX of FIG. 3, and FIG. 11 is an end view of the cutting section taken along the cutting line XI-XI of FIG.
(overall structure)
The overall configuration of the seat track apparatus according to the present embodiment will be described with reference to FIGS.
フロア側に設けられるロアレール1には、シート側に設けられたアッパレール3が移動可能に係合している。
アッパレール3には、ロアレール1に対する移動をロック(禁止)/アンロック(許可)するロック機構5と、ロック機構5をロック状態、アンロック状態に切り替える操作部材7と、操作部材7をロック機構5のアンロック状態方向へ付勢する付勢部材9とを有している。
(ロアレールとアッパレール)
図1に示すように、ロアレール1の断面形状は、フロアと略水平に配置される基底部1aと、基底部1aの一方の端部から折曲され、上方に延出する第1側壁部1bと、基底部1aの他方の端部から折曲され、上方に延出する第2側壁部1cと、第1側壁部1bの上方の端部から折曲し、基底部1aと略平行に第2側壁部1c方向へ延出する第1上面部1dと、第2側壁部21cの上方の端部から折曲し、基底部1aと略平行に第1側壁部1b方向へ延出する第2上面部1eと、第1上面部1dの他方の端部から基底部1a方向に折曲し、第1側壁部1bより長さが短い第1垂下部1fと、第2上面部1eの他方の端部から基底部1a方向に折曲し、第1垂下部1fと空間を介して対向し、第1垂下部1fと略同じ長さの第2垂下部1gとからなっている。
An
The
(Lower rail and upper rail)
As shown in FIG. 1, the cross-sectional shape of the
アッパレール3は、ロアレール1の基底部1aと略平行に設けられた上面部3aと、上面部3aの一方の端部より折曲し、ロアレール1の第1垂下部1fと第2垂下部1gとの間の空間を介してロアレール1内へ延出する第1側壁部3bと、上面部3aの他方の端部より折曲し、ロアレール1の第1垂下部1fと第2垂下部1gとの間の空間を介してロアレール1内へ延出する第2側壁部3cと、第1側壁部3bの下方の端部よりロアレール1の第1側壁部1b、第1上面部1d,第1垂下部1fで形成される空間へ延出する第1跳上部3dと、第2側壁部3cの下方の端部よりロアレール1の第2側壁部1c,第2上面部1e,第2垂下部1gで形成される空間へ延出する第2跳上部3eとからなっている。
The
即ち、上面部3aと、第1側壁部3bと、第2側壁部3cとで、断面形状が逆U字形の本体部を形成し、第1跳上部3d、第2跳上部3eは、本体部の下部から上方に延出するフランジ部として機能する。
そして、図1、図9に示すように、リテーナ11に保持された鋼球13が、ロアレール1の第1側壁部1b、第1上面部1dと、アッパレール3の第1跳上部3dとで囲まれた空間に配置されている。リテーナ11に保持された鋼球15がロアレール1の基底部1a、第1側壁部1bと、アッパレール3の第1跳上部3dとで囲まれた 空間に配置されている。また、リテーナ17に保持された鋼球19が、ロアレール1の第2側壁部1c、第2上面部1eと、アッパレール3の第2跳上部3eとで囲まれた空間に配置されている。リテーナ17に保持された鋼球21がロアレール1の基底部1a、第2側壁部1cと、アッパレール3の第2跳上部3eとで囲まれた 空間に配置されている。これにより、アッパレール3はロアレール1に対してスムーズに移動する。
That is, the
As shown in FIGS. 1 and 9, the
また、アッパレール3の上面部3aには、3箇所の穴3fが形成され、これらの穴3fを挿通するピン23により、アッパレール3はシート側に取り付けられる。
(ロック機構)
図1−図9、図11を用いて説明する。
Also, three
(Lock mechanism)
This will be described with reference to FIGS.
ロアレール1の第1垂下部1fには、アッパレール3の移動方向(長手方向)に沿って複数のロック歯1h(図9参照)が形成されている。尚、本実施形態では、同様に、第2垂下部1gにも、アッパレール3の移動方向(長手方向)に沿って複数のロック歯1iが形成されている。
A plurality of
アッパレール3の略中央部には、上面部3a、第1側壁部3b、第2側壁部3cを切り欠いた切り欠き部3gが形成されている。
尚、本実施形態では、切り欠き部3gと対向する第1跳上部3dの箇所には、アッパレール3の移動方向(長手方向)に沿って複数のロック補強歯3jが形成されている。
A
In the present embodiment, a plurality of
そして、切り欠き部3gには、ロアレール1のロック歯1hに係脱することにより、アッパレール3の移動をロック/アンロックするロック部材31がアッパレール3と一体に形成されている。
ここで、ロック部材31の詳細な説明を行う。ロック部材31は、切り欠き部3gの第2側壁部3cの側の下縁から上方に延出する第1立ち上がり部31a、第1立ち上がり部31aと間隔を介して同様に切り欠き部3gの第2側壁部3cの側の下縁から上方に延出する第2立ち上がり部31bと、第1立ち上がり部31a、第2立ち上がり部31bの先端から折曲し、第1側壁部3b方向へ延出する第1天部31c、第2天部31dと、第1天部31c、第2天部31dの端部から下方に延出する第1立ち下がり部31e、第2立ち下がり部31fと、第1天部31c、第2天部31dと略平行に配意され、第1立ち下がり部31e、第2立ち下がり部31fの先端を橋渡しする本体部31gとからなっている。この本体部31gには、ロアレール1のロック歯1h及びアッパレール3のロック補強歯3jに係合可能なロック歯(係合部)31hが複数形成された係合部群が形成されている。
A
Here, the
即ち、ロック部材31は、片持ちはり状をなし、先端部に係合部が形成され、基端から先端部(ロック歯31hが形成された本体部31g)の間に、第1立ち上がり部31a、第2立ち上がり部31b、第1天部31c、第2天部31d、第1立ち下がり部31e、第2立ち下がり部31fからなり、弾性変形することで、ロック歯(係合部)31hをアッパレール3に対して相対移動可能とする弾性部が形成されている。
That is, the
そして、通常は、前記弾性部が弾性変形した状態で、ロック部材31のロック歯31hが、ロアレール1のロック歯1h及びアッパレール3のロック補強歯3jに係合し、アッパレール3の移動をロックするように形成されている。即ち、ロック部材31は、そのロック歯31hがロアレール1のロック歯1h及びアッパレール3のロック補強歯3jに係合する方向(ロック方向)に付勢されている。
Normally, with the elastic portion elastically deformed, the
また、ロック部材31の本体部31gには、複数のロック歯31h(係合部群)の両端の間に位置する立ち上がり部31iが形成されている。
さらに、第1立ち上がり部31a、第2立ち上がり部31bの幅(前後方向の寸法)、第1天部31c、第2天部31dの幅、第1立ち下がり部31e、第2立ち下がり部31fの幅は、それぞれ先端方向(本体部31g)に行くに従って漸次狭くなるように設定されている。
(操作部材、付勢部材)
図1−図11を用いて説明する。
The
Furthermore, the width of the first rising
(Operation member, biasing member)
This will be described with reference to FIGS.
操作部材7は、外部に露出する操作ハンドル7aと、アッパレール3の上面部3aと第1側壁部3bと第2側壁部3cとで囲まれた空間内に、アッパレール3の移動方向に沿って配置され、操作ハンドル7aに加えられた操作力により駆動される本体部7bとからなっている。尚、操作部材7の本体部7bは、アッパレール3の第1側壁部3b側にオフセットされて配置されている。
The
アッパレール3の上面部3aには、下方に向かって切り起こされた付勢部材9と、回転支持部51とがアッパレール3と一体に形成されている。
付勢部材9は、アッパレール3の上面部3aから折曲し、操作部材7の本体部7bに沿って(アッパレール3の移動方向に沿って)斜め下方に延出する前後延出部9aと、前後延出部9aの先端から折曲し、操作部材7の本体部7bと交差する方向(アッパレール3の移動方向と交差する方向)に延出する左右延出部9bとからなっている。即ち、付勢部材9はアッパレール3と一体に形成されている。そして、操作部材7の本体部7bの先端部は、ロック部材31の立ち上がり部31iの頂面に当接可能となっている。
On the
The urging
付勢部9の前後延出部9aは、操作部材7の本体部7bと干渉しないように、アッパレール3の第2側壁部3c側にオフセットされて配置されている。付勢部9の左右延出部9bは、前後延出部9aが下方に向かって弾性変形した状態で、操作部材7の本体部7bの下部に形成された溝7cに係合している。
The front-
よって、操作部材7の本体部7bは、回転支持部51に押接し、回転支持部51を中心に、図3、図4において、矢印R方向に回転付勢されている。そして、操作部材7の本体部7bの先端部は、ロック部材31の立ち上がり部31iの頂面を押接し、操作部材7の本体部7bの先端部と、ロック部材31の立ち上がり部31iの頂面とのガタを解消している。
Therefore, the
尚、付勢部材9の付勢力の大きさは、ロック歯31hがロアレール1のロック歯1h及びアッパレール3のロック補強歯3jに係合する方向(ロック方向)にロック部材31を付勢する付勢力より遙かに小さく設定され、操作部材7を操作していない通常の場合は、ロック部材31のロック歯31hと、ロアレール1のロック歯1hとの係合が解除されることはない。
The biasing force of the biasing
ここで、上記構成のシートスライド装置の作動を説明する。
操作部材7を操作していない状態では、ロック部材31は、そのロック歯31hがロアレール1のロック歯1h及びアッパレール3のロック補強歯3jに係合する方向(ロック方向)に付勢され、アッパレール3とロアレール1との移動は禁止されたロック状態にある。
Here, the operation of the seat slide device having the above configuration will be described.
When the
ここで、操作部材7の操作ハンドル7aを上方に引き上げると、ロック部材31の第1立ち上がり部31a、第2立ち上がり部31b、第1天部31c、第2天部31d、第1立ち下がり部31e、第2立ち下がり部31fからなる弾性部の付勢力に抗して、操作部材7の本体部7bが、ロック部材31の立ち上がり部31iの頂面を下方に押し、ロック部材31のロック歯31hがロアレール1のロック歯1hから離脱して、ロック歯31hと、ロアレール1のロック歯1hとの係合が解除され、アッパレール3のロアレール1に対する移動が許可されたアンロック状態となる。
Here, when the
そして、アッパレール3を所望の位置まで移動させ、操作部材7への操作力を解除すると、前述したロック部材31の弾性部の弾性復元力により、ロック部材31は、そのロック歯31hがロアレール1のロック歯1hに係合する方向に復帰し、アッパレール3とロアレール1との移動が禁止されたロック状態に戻る。
When the
上記構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) ロック部材31をアッパレール3と一体に形成したことにより、ロック機構の構成部品が少なくなり、低コスト,軽量で、組付け、部品管理が簡単になる。
(2) ロック部材31は、ロアレール1に係合可能なロック歯(係合部)31hと、第1立ち上がり部31a、第2立ち上がり部31b、第1天部31c、第2天部31d、第1立ち下がり部31e、第2立ち下がり部31fからなり、弾性変形することによりロック歯(係合部)31hをアッパレール3に対して相対移動可能とする弾性部とからなることで、ロック/アンロックの切り替えを容易に行える。
According to the above configuration, the following effects can be obtained.
(1) Since the
(2) The
(3) ロック部材31は、片持ちはり状をなし、先端部に係合部が形成され、基端から先端(ロック歯31hが形成された本体部31g)の間に、第1立ち上がり部31a、第2立ち上がり部31b、第1天部31c、第2天部31d、第1立ち下がり部31e、第2立ち下がり部31fからなる弾性部が形成されていることにより、たわみ性がよく、さらにロック/アンロックの切り替えを容易に行える。
(3) The
(4) 操作部材7の本体部7bが、ロック部材31の先端部にある本体部31gを押圧することにより、低い操作力でロック/アンロックを切り替えられる。
(5) ロック部材31の弾性部は、第1立ち上がり部31a、第2立ち上がり部31b、第1天部31c、第2天部31d、第1立ち下がり部31e、第2立ち下がり部31fからなっている。そして、第1立ち上がり部31a、第2立ち上がり部31bの幅、第1天部31c、第2天部31dの幅、第1立ち下がり部31e、第2立ち下がり部31fの幅は、それぞれ先端方向(本体部31g)に行くに従って漸次狭くなるように設定されている。このため、弾性部における根本側の剛性が先端側の剛性より高くなっている。
(4) When the
(5) The elastic portion of the
よって、根本側に係る比較的高い応力に対し十分に耐えることができると共に、先端側が比較的低い応力によっても弾性変形しやすい。
(6) ロック部材31の本体部31gには、複数のロック歯31h(係合部群)の両端の間に位置する立ち上がり部31iが形成されている。そして、操作部材7の本体部7bが、ロック部材31の立ち上がり部31iの頂面を押すことにより、係合部群の中央部になるべく近い位置で操作部材7がロック部材31を押圧する。よって、各ロック歯31h(係合部)のロック/アンロックのタイミングが揃えられる。
Therefore, it can sufficiently withstand the relatively high stress on the root side, and the tip side is easily elastically deformed by a relatively low stress.
(6) The
(7) アッパレール3の第1跳上部(フランジ部)3dには、アッパレール3の移動方向(長手方向)に沿って、アッパレール3に形成されたロック部材31のロック歯(係合部)31hが係合するロック補強歯3jが形成されているので、ロック強度が向上する。
<第2実施形態>
図12−図18を用いて説明する。図12は第2実施形態のシートスライド装置の平面図、図13は図12の正面図、図14は図12の切断線XIV−XIVでの切断部端面図、図15は図12の切断線XV−XVでの切断部端面図、図16は図13の切断線XVI−XVIでの切断部端面図、図17は図12のアッパレールの斜視図である。本実施形態と第1実施形態との相違点は、アッパレールと一体に形成したロック部材の形状であり、他の部分の構成は機能的には同一であるので、同一箇所には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(7) A lock tooth (engagement portion) 31h of the
Second Embodiment
This will be described with reference to FIGS. 12 is a plan view of the seat slide device according to the second embodiment, FIG. 13 is a front view of FIG. 12, FIG. 14 is an end view of the cut portion along the cutting line XIV-XIV in FIG. 12, and FIG. FIG. 16 is a cross-sectional end view taken along the cutting line XVI-XVI in FIG. 13, and FIG. 17 is a perspective view of the upper rail in FIG. 12. The difference between this embodiment and the first embodiment is the shape of the lock member formed integrally with the upper rail, and the configuration of the other parts is functionally the same. In addition, overlapping explanation is omitted.
アッパレール3の上面部3aには、ロアレール1のロック歯1h、ロック歯1iに係脱することにより、アッパレール3の移動をロック/アンロックするロック部材63がアッパレール3と一体に形成されている。
ロック部材63は、上面部3aから折曲し、下方に延出する垂下部63aと、垂下部63aの下端から折曲し、アッパレール3の移動方向に沿って、上面部3aと略平行な方向(前後方向)に延出する前後延出部63bとからなっている。前後延出部63bの先端には、アッパレール3の第1側壁部3b、第2側壁部3cに形成された開口65、開口67を介して、ロアレール1のロック歯1h、ロック歯1iに係脱可能なロック歯(係合部)63cが複数形成された係合部群が形成されている。
A
The
また、ロック歯63cは、アッパレール3の第1跳上部3dに形成されたロック補強歯3j、第2跳上部3eに形成されたロック補強歯3kにも係合可能となっている。
そして、ロック部材63は、図示しない操作部材に操作力が作用していない状態(自由状態)では、図14に示すように、前後延出部63bのロック歯63cがロアレール1のロック歯1h、ロック歯1iに係合し、アッパレール3のロアレール1に対する移動が禁止されたロック状態となっている。
Further, the
When the operating force is not applied to the operating member (not shown) (free state), the locking
ここで、図示しない操作部材に操作力が作用すると、ロック部材63の前後延出部63bが弾性変形して、前後延出部63bの先端が下方に移動し、ロック歯63cと、ロアレール1のロック歯1h、ロック歯1iとの係合が解除され、アッパレール3のロアレール1に対する移動が許可されたアンロック状態となる。
Here, when an operating force is applied to an operating member (not shown), the front /
そして、アッパレール3を所望の位置まで移動させ、操作部材への操作力を解除すると、ロック部材63の弾性部の弾性復元力により、ロック部材63は、そのロック歯63cがロアレール1のロック歯1h、ロック歯1iに再び係合し、アッパレール3のロアレール1に対する移動が禁止されたロック状態に戻る。
When the
本実施形態によれば、以下のような効果が得られる。
(1) ロック部材63をアッパレール3と一体に形成したことにより、ロック機構の構成部品が少なくなりと、低コスト,軽量で、組付け、部品管理が簡単になる。
(2) ロック部材63は、垂下部63aが弾性変形することによりロック歯(係合部)63cをアッパレール3に対して相対移動可能とする弾性部としての前後延出部63bとからなることで、ロック/アンロックの切り替えを容易に行える。
According to this embodiment, the following effects can be obtained.
(1) Since the
(2) The
(3) ロック部材63は、片持ちはり状をなし、弾性部としての前後延出部63bが形成されていることにより、たわみ性がよく、さらにロック/アンロックの切り替えを容易に行える。
(4) ロック部材63が左右対称であるので、左右一対あるシートスライド装置でアッパレールを共用できる。よって、アッパレールの金型の数を低減できる。
(3) Since the
(4) Since the
(5) 前後延出部63bの長さを調整することで、操作部材に作用させる操作力を自由に設定できる。
(第3実施形態)
図18−図21を用いて説明する。図18は第3実施形態のシートスライド装置の平面図、図19は図18の切断線XIX−XIXでの切断部端面図、図20は図19のアッパレールと操作部材の斜視図、図21は図20の切断線XXI−XXIでの切断部断面図である。本実施形態と第1実施形態との相違点は、操作部材と付勢部材であり、他の部分の構成は機能的には同一であるので、同一箇所には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(5) By adjusting the length of the front-
(Third embodiment)
This will be described with reference to FIGS. 18 is a plan view of the seat slide device according to the third embodiment, FIG. 19 is a sectional view of the cutting section along the cutting line XIX-XIX in FIG. 18, FIG. 20 is a perspective view of the upper rail and the operation member in FIG. FIG. 21 is a cross-sectional view taken along a cutting line XXI-XXI in FIG. 20. The difference between the present embodiment and the first embodiment is the operation member and the biasing member, and the configuration of the other parts is functionally the same. Description is omitted.
操作部材81は、外部に露出する操作ハンドル81aと、アッパレール3の上面部3aと第1側壁部3bと第2側壁部3cとで囲まれた空間内に、アッパレール3の移動方向に沿って配置され、操作ハンドル81aに加えられた操作力により駆動される本体部81bとからなっている。尚、アッパレール3の天部3aの第2側壁部3c側には、下方に延出する切り欠き部87が形成されている。操作部材81の本体部81bは、切り欠き部87と第1側壁部3bとの間に配置される。即ち、操作部材81の本体部81bは、アッパレール3の第1側壁部3b側にオフセットされて配置されている。
The
本体部81bの長手方向の中央部は、略「く」字形に成形され、その角部81cは、アッパレール3の上面部3aの下面に当接可能となっている。
本体部81bの下部には、下方に向かって切り起こされた付勢部材83が操作部材81と一体に形成されている。
A central portion in the longitudinal direction of the
An urging
付勢部材83は、操作部材81の本体部81bに沿って(アッパレール3の移動方向に沿って)延出する前後延出部83aと、前後延出部83aの先端から折曲し、操作部材81の本体部81bと交差する方向(アッパレール3の移動方向と交差する方向)に延出する左右延出部83bとからなっている。そして、左右延出部83bは、弾性変形した状態で、アッパレール3の第1側壁部3bに形成された穴85に係合している。
The urging
よって、付勢部材83は、第1実施形態と同様に、操作部材81の本体部81bの先端部が、ロック部材31の立ち上がり部31iの頂面を押接する。さらに、操作部材81の本体部81bの先端部と、ロック部材31の立ち上がり部31iの頂面とのガタを解消している。
Therefore, in the urging
尚、付勢部材83の付勢力の大きさは、ロック歯31hがロアレール1のロック歯1h及びアッパレール3のロック補強歯3jに係合する方向(ロック方向)にロック部材31を付勢する付勢力より遙かに小さく設定され、操作部材81を操作していない通常の場合は、ロック部材31のロック歯31hと、ロアレール1のロック歯1hとの係合が解除されることはない。
The urging force of the urging
(1) 付勢部材83は、操作部材81と一体に形成され、アッパレール3に当接することで取付が完了するため、取り付けが簡単である。
(2) 操作部材81の本体部81bの先端部は、ロック部材31の立ち上がり部31iの頂面を押接し、操作部材81の本体部81bの先端部と、ロック部材31の立ち上がり部31iの頂面とのガタを解消している。よって、アンロック操作時のレスポンスが良い。
(1) The urging
(2) The distal end portion of the
(3) 付勢部材83の左右延出部83bとアッパレール3の穴85との係合により、操作部材81の左右方向、前後方向の移動を抑制するため、操作部材81の位置が定まる。
(4) ロック部材31をアッパレール3と一体に形成したことにより、ロック機構の構成部品が少なくなり、低コスト,軽量で、組付け、部品管理が簡単になる。
(3) The position of the
(4) Since the
(5) アッパレールの切り欠き面積が大幅に減ることで、衝突時のアッパレールの変形を少なくできる
尚、本発明は、上実施形態に限定するものではない。例えば、付勢部材は、操作部材をアンロック方向に付勢したが、ロック方向に付勢してもよい。
(5) The notch area of the upper rail is greatly reduced, so that the deformation of the upper rail at the time of collision can be reduced. Note that the present invention is not limited to the above embodiment. For example, the urging member urges the operation member in the unlocking direction, but may urge it in the locking direction.
1 ロアレール
3 アッパレール
7 操作部材
31 ロック部材
1
Claims (7)
シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合したアッパレールと、
を有するシートスライド装置において、
前記ロアレールに係脱することにより前記アッパレールの移動をロック/アンロックする切り欠き部を前記アッパレールと一体に形成した
ことを特徴とするシートスライド装置。 Lower rail provided on the floor side,
An upper rail provided on the seat side and movably engaged with the lower rail;
In a seat slide device having
A seat slide device in which a notch for locking / unlocking movement of the upper rail by engaging with and disengaging from the lower rail is formed integrally with the upper rail.
前記ロアレールに係合可能な係合部と、
該係合部を前記アッパレールに対して相対移動可能とする弾性部と、
を有する
ことを特徴とする請求項1記載のシートスライド装置。 The notch is
An engaging portion engageable with the lower rail;
An elastic portion that allows the engagement portion to move relative to the upper rail;
The seat slide device according to claim 1, comprising:
片持ちはり状をなし、
先端部に前記係合部が形成され、
基端から前記係合部の間に前記弾性部が形成されている
ことを特徴とする請求項2記載のシートスライド装置。 The notch is
Cantilevered,
The engaging portion is formed at the tip,
The seat slide device according to claim 2, wherein the elastic portion is formed between a base end and the engaging portion.
該操作部材は、前記切り欠き部の先端部を押圧する
ことを特徴とする請求項3記載のシートスライド装置。 An operation member for switching the notch to lock / unlock;
The seat slide device according to claim 3, wherein the operation member presses a front end portion of the notch portion .
該係合部群の両端の間に立ち上がり部が形成され、
前記操作部材は、前記立ち上がり部を押圧する
ことを特徴とする請求項4記載のシートスライド装置。 The cutout portion is formed with an engagement portion group including a plurality of engagement portions formed along the moving direction of the upper rail,
A rising portion is formed between both ends of the engagement portion group,
The seat slide device according to claim 4, wherein the operating member presses the rising portion.
基端側の剛性が先端部側の剛性より高い
ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載のシートスライド装置。 The elastic part is
The seat slide device according to any one of claims 3 to 5, wherein the rigidity on the base end side is higher than the rigidity on the tip end side.
断面形状が逆U字状の本体部と、
該本体部の下部から上方に延出するフランジ部と、
を備え、
前記係合部は、ロック時には、前記フランジ部にも係合することを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載のシートスライド装置。 The upper rail is
A cross-sectional main body having an inverted U-shape;
A flange portion extending upward from the lower portion of the main body portion;
With
The seat slide device according to any one of claims 2 to 6, wherein the engaging portion is also engaged with the flange portion when locked.
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