JP6610711B2 - テラヘルツ波発生材及びテラヘルツ波発生組成物並びにコースター - Google Patents

テラヘルツ波発生材及びテラヘルツ波発生組成物並びにコースター Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、テラヘルツ波を発生するケイ素組成物において、このケイ素組成のテラヘルツ波波動を焼成された桜島火山灰等により物体への浸透性を高めたテラヘルツ波発生組成物からなるテラヘルツ発生材及びテラヘルツ波発生組成物並びにコースターに関するものである。
テラヘルツ波とは、電磁波のうちで毎秒1,000億回から 10兆回振動する周波数帯のことである。テラヘルツ帯は光波の直進性と電波の透過性を兼ね備えた波長領域である。波長では、25μm(マイクロメートル)から10mmの遠赤外線からミリ波領域の電磁波です。電磁波の中でも、X線やγ線などの高エネルギーの電磁波は、細胞を劣化、損傷するという副作用がある。これに対して、テラヘルツ波のエネルギーは弱く人体には無害である。しかし、テラヘルツ波を照射すると分子の振動エネルギーとして吸収されたり、生物の細胞膜が共振現象を起こし、体温を上昇させたり、動植物の生育を促進し、生命力を高める。テラヘルツ波は、動物や植物、鉱物など、自然界のあらゆる物質や生命体が放射し、同時に吸収している電磁波である。動物、植物、鉱物等の自然界のすべての物質は原子や分子で構成されている。それらの分子や原子は、自然界や宇宙のエネルギーを熱や光として吸収することによって振動し、この振動がテラヘルツ波を発生している。自然界のすべての物質が放射しているテラヘルツ波のエネルギーは微弱であるが、物質の性質に関与し、すべての生命活動に関わっているので、生命光線といわれています。
一方、従来から良く知られている遠赤外線は、透過性と浸透性はないが、皮膚を暖め、 毛細血管の血流を促進させる効果があり、成長光線といわれている。遠赤外線は物質の内部の加熱や省エネ等に利用されている。遠赤外線より波長が長いテラヘルツ波は、超遠赤外線ともいわれていて、無機質や有機質の物性を改善し、細胞の遺伝子(DNA)を活性化させる。その結果、テラヘルツ波エネルギーは、物質の性質を瞬時に改善したり、病気を瞬時に改善したり治癒させたりする力がある。しかも、テラヘルツ波を物質や生体に照射した結果は、瞬間的に発生するため、誰でも、その効果を確認することができます。
人体も微量のテラヘルツ波を放出しているが、内蔵器官や体が疲れたりすると放射率が下がり、また年齢を重ねるごとに放出量が減少していくといわれている。減少したテラヘルツ波を補うことにより、血流が良くなり、細胞が若々しく活性化し、生命力が高まる。健康を維持したり、癌等の不治の病気を改善させたり、老化を遅らせたりすると言われている。最近、医学界でもテラヘルツ波の難病への奇跡的な治癒効果が注目されている。ガン、糖尿病、アルツハイマー、パーキンソン氏病、膠原病、腎臓炎、進行性筋萎縮症、高血圧、心臓病等の治癒に効果があるとされてきている。
遠赤外線とテラヘルツとの相違
下図に示す如く、赤外線(成長光線)は、透過性と浸透性はなく、体を貫通することもない。物質や生体の表面で少し吸収されている。ただし、物質の温度を上昇させたり植物の成長を促進するが、ナノ化現象は起こさない。「成長光線」といわれており、遠赤外線は物質の内部の加熱や省エネ等に利用されている。これに対し、テラヘルツ波(生命光線)は、遠赤外線より波長が長いため超遠赤外線ともいわれている。テラヘルツ波エネルギーは物質の性質を瞬時に改善し遺伝子DNAを活性化するとされている。生命活動をコントロールするので『生命光』線といわれており、ナノ化現象が起こる。そして、テラヘルツ波は周波数が高い程(波長が短い程)物質に吸収している。
従来技術
例えば、特許文献1(特許第3998328公報)には、「竹の炭とトルマリン鉱石とが含有され鮮度保持剤が吸水パルプからなるシート本体の表面に模様として印刷されてなることを特徴とする鮮度保持シート」が開示されている。この発明によれば、多孔質物質である竹の炭の粉の吸着,消臭効果と、トルマリン鉱石の静電力による吸着効果によって鮮度保持効果が生ずることを見いだして完成されたものであるが、両者を混合することによって、竹炭の鮮度保持効果を半永久的に保持することができるという相乗的な効果も有する。すなわち、トルマリン鉱石の電極分極を生ずる性質によって静電気が生じ、これが竹炭の活性化を促進することとなる」旨説明されている。
しかしながら、特許文献1には本発明の如く、シリカを主成分とする電磁波発生組成物であって、テラヘルツ透過スペクトルが周波数(THz)帯において透過率を低くしてテラヘルツ波の物体への吸収を高めることにより、エチレンガスの過剰な分泌を抑え中和してシート上の置かれた各種食品等の鮮度保持効果を向上させる点について全く記載はなく、示唆もされていない。
また、特許文献2(特開2015−002731号公報)には、「紙や布やプラスティックや金属やセラミックの材料に、特定の周波数の共鳴電磁波を、特定の温度条件下で、一定時間照射することにより、当該材料自体を、当該電磁波の転写体とし、当該転写体のチップ63やシールやシートを、生鮮食品の入った容器61の外側に取り付け、当該材料を当該電磁波の発振源とすることにより、直接食品に接触することなく酸化劣化防止と腐敗菌70忌避効果を発揮する鮮度保持材とその製造方法」が、請求項2「前記特定の周波数は、30〜40テラヘルツであることを特徴とする鮮度保持材とその製造方法」が記載され、「従来の生鮮食品の鮮度を保持する方法は、ほとんどが食品に直接接触するため食品衛生上の問題があった。またセラミック等の発生するマイナスイオンで食品に直接接触せずに鮮度保持する方法も開発されているが、腐敗菌の抑制に問題があった。そこで、直接食品に接触することなく酸化劣化防止効果と腐敗菌忌避効果を発揮する鮮度保持材とその製造方法を提供する」旨説明されている。
しかしながら、特許文献2は単に「紙や布やプラスティックや金属やセラミックの材料に、30〜40テラヘルツの共鳴電磁波を、特定の温度条件下で、一定時間照射することにより、当該材料自体を、当該電磁波の転写体・・・」と記載されるにとどまり、本発明の如く、テラヘルツ透過スペクトルが周波数(THz)帯において透過率を低くしてテラヘルツ波の物体への吸収を高めることにより、エチレンガスの過剰な分泌を抑え中和してシート上の置かれた各種食品等の鮮度保持効果を向上させる点について全く記載はなく、示唆もされていない。
また、特許文献3(特開2015−221188号公報)には、「コースターを、32〜38テラヘルツの共鳴電磁波の転写放射体とすることにより、コースターの上に置かれたコップ内の飲料の水分や成分の水素結合を分断し、高分子量成分を低分子量化することで、味蕾で感じる旨みを向上させ、低価格帯の飲料を、簡便に高品質化することのできる製品を提供する。」旨が記載され、「本発明によれば、簡便な方法で、低価格帯の飲料を高品質化できる、効果が明確で持続性の高い32〜38テラヘルツの共鳴電磁波を放射する汎用性の高い機能性コースターを提供でき、本発明による機能性コースターは、コップに入った水や酒類やジュース等の飲料を、当該コースターの上に置くだけで、直接当該飲料に接触することなく、32〜38テラヘルツの共鳴電磁波を当該飲料に照射することができ、また、当該共鳴電磁波は、当該機能性コースターの上に置かれたコップ内の水分や成分の水素結合を共振励起し、当該水素結合を分離する。そして当該水素結合から放出された電子が高速で飲料中を移動し、他の原子や分子と衝突することにより次々とカスケード的に電子(マイナスイオン)が大量に放出され、当該水や成分を低分子量化し、酸化還元電位を還元側にし、PH値をアルカリ側にし、当該水分や成分を活性化させ、また、当該共鳴電磁波は、水素結合を有するアミノ酸やその他の成分の水素結合も共振励起し、低分子量化させ、低分子量化したアミノ酸やその他の成分は、味蕾に旨味成分として感じられるため酒類やジュースの品質が改善される。」旨説明されている。
しかしながら、特許文献3には、本発明の如く「・・・テラヘルツ透過スペクトルが周波数(THz)帯において透過率を低くしてテラヘルツ波の物体への吸収性を高めることにより、シート上の置かれた各種食品等の旨味を向上させることができる点について一切記載もなければ示唆もされていない。
さらに、特許文献4(特開2004−321811号公報)には、「電源部400と;前記電源部400から電力の供給を受けて発熱する温熱板10と、前記温熱板10上に設けられ、粉末または固体状の種々遠赤外線放射物質が多様な形態で配設される遠赤外線放射材箱20と、前記遠赤外線放射材箱20上に設けられる仕上げ部材層40と、からなる積層構成部100と;前記温熱板10、前記遠赤外線放射材箱20及び前記仕上げ部材層40を一体に固定することによって、前記積層構成部100を保持する固定部200と;を含み、前記固定部200によって一体に固定された前記積層構成部100は、温度調節部310が設けられたマットレス本体300の凹部301に配置されてなるマットレス」が開示され、「温熱装置が埋設されたマットレスの中に遠赤外線放射物質を多様な形態で配設することによって、使用者が睡眠中に遠赤外線を最適に吸収することができるマットレスを提供する。
しかしながら、特許文献4には、本発明の如く「・・・テラヘルツ透過スペクトルが周波数(THz)帯において透過率を低くしてテラヘルツ波の物体への吸収性を高めることにより、シート上寝た場合に睡眠効果を向上させる点について一切記載もなければ示唆もされていない。
先行特許文献
特許第3998328公報 特開2015−002731号公報 特開2015−221188号公報 特開2004−321811号公報
発明が解決しようとする課題
本発明においては、シリカを主成分とする電磁波発生組成物であって、テラヘルツ透過スペクトルが周波数(THz)帯において透過率を低くしてテラヘルツ波の物体への吸収を高めることにより、エチレンガスの過剰な分泌を抑え中和してシート上の置かれた各種食品等の鮮度保持効果を向上させると共に、殺虫防虫効果・睡眠効果・美容効果・健康効果・旨味向上効果等、微電流による本来のシリカ効果の波動を高めることができる電磁波発生シート及び該シート塗布用電磁波発生組成物提供することを課題とする。
課題を解決する手段
請求項1の発明は、ブラックシリカ40〜48wt%、焼成桜島火山灰16〜32wt%、トルマリン4〜12wt%、その他8〜40wt%とからなるテラヘルツ波発生組成物を塗布してなるテラヘルツ波発生材を提供するものである。
この発明においては、ブラックシリカ40〜48wt%、焼成桜島火山灰16〜32wt%、トルマリン4〜12wt%、その他8〜40wt%とからなるテラヘルツ波発生組成物とすることにより、テラヘルツ透過スペクトルが周波数(THz)帯において透過率を低くしてテラヘルツ波の吸収を高めることにより、エチレンガスの過剰な分泌を抑え中和してシート上の置かれた各種食品等の鮮度保持効果を向上させると共に、殺虫防虫効果・睡眠効果・美容効果・健康効果・旨味向上効果等、微電流による本来のシリカ効果の波動を高めることができるシートやトレイ等のテラヘルツ波発生材が得られる。
請求項2の発明は、ブラックシリカ40〜48wt%、焼成桜島火山灰16〜32wt%、トルマリン4〜12wt%、その他8〜40とからなるテラヘルツ波発生組成物を提供するものである。
この発明においては、シリカを主成分とするテラヘルツ波発生組成物であって、シリカ多孔質体中にテラヘルツ波の吸収を促進し、テラヘルツ透過スペクトルが周波数(THz)帯において透過率を低くしてテラヘルツ波の吸収を高め、エチレンガスの過剰な分泌を抑え中和してテラヘルツ波発生材上に置かれた各種食品等の鮮度保持効果を向上させると共に、殺虫防虫効果・睡眠効果・美容効果・健康効果・旨味向上効果等、微電流による本来のシリカ効果の波動を高めることができるテラヘルツ波発生組成物が得られる。また、このテラヘルツ波発生組成物は一般の水道水に沈めるとカルキ成分をぬくことも出来る。さらに、一般のテラヘルツ剤は非常に高価であるが焼成桜島火山灰は非常に安価に提供できる。その他組成物としては、ラジウム、アパタイト等が含まれる。
請求項3の発明は、前記焼成桜島火山灰の電気抵抗値が50MΩ以下である請求項3記載のテラヘルツ発生組成物を提供するものである。
この発明においては、この発明においては、前記焼成桜島火山灰の電気抵抗値を低くするほど上記効果をさらに高めることが出来る。
請求項4の発明は、前記テラヘルツ波発生組成物にシリカ水を含む前記請求項3乃至5いずれかに記載のテラヘルツ波発生組成物を提供するものである。
この発明においては、シリカ水に含まれるシリカ微粒子により、テラヘルツ波の吸収を高め、上記効果をさらに高めることができるシートやトレイ等のテラヘルツ波発生材が得られる。
請求項5の発明は、ブラックシリカ40〜48wt%、焼成桜島火山灰16〜32wt%、トルマリン4〜12wt%、その他8〜40wt%とからなるテラヘルツ波発生組成物を塗布したシートを天然い草に張付けたコースターを提供するものである。
この発明においては、天然い草に上記テラヘルツ波発生組成物を塗布したシートを貼り合わせるので、プラスティックは天然い草と異なり、シート織布はポーラス(多孔性)構造となっており、このため通気性、吸水性に富み、保湿性も高いなど、種々の機能、特長がある。様々な生産工程、バラエティー豊かな素材の活用により、ろ過性、分離性、拭き取り性、補強性、成形性、緩衝性、導電性、帯電性、柔軟性、耐洗濯性、耐薬品性、樹脂含浸性など、用途や目的にあわせた機能を付加することができる。また、緻密なものから嵩高なものまで、密度をコントロールでき、その厚さを自由に変えることができる。チェック 縫製することはもちろん、熱による接着が可能なものもある。様々なタイプの設計が可能で、応用性が高く、布や紙、皮などの既存の分野にその代替品として置き換わるだけでなく、あらゆる分野で新しい独自の用途開発がさらに進んでいる。また、このコースターの上に置いたドリンク類は味がまろやかになり、レモン等酸味の強いものは酸味が飛びまろやかな味になる。さらに、炭酸系のドリンクは泡立つ気泡の粒子が細かくなる。したがって、本発明のテラヘルツ波発生組成物を浸透させるために最適な素材である。コースターに限らず一般の天然い草畳においても同様の効果が期待できる。
先ず、平均粒子径90メッシュの桜島火山灰を電気炉で600℃〜1100℃で焼成した。この焼成した桜島火山灰の電気抵抗値を絶縁抵抗計(HIOKI3451)で計って表1に示す。また、各抵抗値における桜島火山灰をゴキブリのいる虫かごにシートを入れた時のゴキブリの状態を示した。
次に、2表に示す割合でテラヘルツ波発生組成物を作成して各割合における下記テストを行った。桜島火山灰は焼成温度800℃の物を使用した。各試料について、防虫効果;ダニ、シロアリ、アブラムシを寄せ付けるかどうか。旨味向上効果;焼酎をコースター上において10分後に飲用した。 表中の効果欄に○、*で評価する。*印は本発明の範囲外である。
上記表2から、ブラックシリカ42〜47wt%、焼成桜島火山灰25〜30wt%、トルマリン5〜8wt%、その他15〜28とからなるテラヘルツ波発生組成物が特に有効であることが理解される。しかしながら、本発明の請求項2及び3は、ブラックシリカ40〜48wt%、焼成桜島火山灰16〜32wt%、トルマリン4〜12wt%、その他8〜40の範囲まで含むテラヘルツ波発生組成物であるが、表2の結果はそれを裏付けるものとなっている。
上記表2に示す試料番号5のテラヘルツ波発生組成物を水と植物系の接着剤に解かして不織物シートに塗布した。このシリカ塗布シートとシリカを塗布していない単なる不織布とについてテラヘルツ分光分析を行った結果を図1及び図2に示す。
図1から理解できるように、シリカ塗布シートのテラヘルツ透過スペクトルは周波数(THz)0.4〜3.5(波長750〜86μm)帯において透過率が凡そ70%〜10%である。これに対し、図2から理解されるように、シリカを塗布していない単なる不織布のテラヘルツ透過スペクトルは周波数(THz)0.4〜3.5(波長750〜86μm)帯において透過率が100%〜40%である。 即ち、上記シリカ塗布シートの如く、周波数の低い方から高い方(波長が長い方から短い方)にかけて透過率(%)が低くなればなるほど、物質にテラヘルツ波がより吸収できること意味する。したがって、シリカ塗布シートは周波数(THz)が高くなると透過率(%)が0%に近づき、テラヘルツ波の吸収が高くなるのに対し、シリカを塗布していない単なる不織布は周波数(THz)が高くなると透過率(%)が未だ約40%程度で、テラヘルツ波の吸収が不十分でないことが理解される。
テラヘルツ波の透過測定に関しての補足
透過率とは入射光の強度に対する透過光の強度の比率は下記の通りです。
物体から放射される赤外線の量は、大きくはその物体の材質や表面状態(凸凹など)に依存する。放射率を説明する上で「黒体」という概念がある。「黒体」はその表面に入射するあらゆる波長を吸収し、反射も透過もしない理想の物体である。一方、現実の物体では多少なりとも、反射、透過がある。そこで、黒体を基準とした理想的な全放射エネルギーWと物体が放射するエネルギーW’との比率を算出する。この比率を放射率といい、通常εで表す。
放射率は測定物体に関わる固有の定数で、理想的な黒体を1、完全反射体を0をする0〜1の値で定義づけられています。これについては、キルヒホッフの法則がある。物質が熱平衡状態にある場合、全放射率は全吸収率に等しい。物質が光を吸収して、温度が上がったり、赤外線を放射して、温度が下がるような場合は全放射率と全吸収率は等しくならない。
テラヘルツ波の透過率の測定では、入射光は試料に垂直に当てられるので、反射光はあまり出ないと考えると、〔100−透過率〕が吸収率と考えられる。従って透過率が小さい試料が放射率は大きいと言える。
鮮度保持効果
シリカ塗布シート
図3は、上記表2の試料5のシリカ塗布不織布上に置いたトマト(左)とシリカ塗布不織布上に置かないトマト(右)との9日目の腐食状態を示すものである。これらから理解できるように、明らかにシリカ塗布不織布上に置いたトマト(左)は腐食が全く進んでいないのに比べ、シリカ塗布不織布上に置かないトマト(右)は熟成が進みかなり腐食していることが分かる。野菜や果物は成熟ホルモンとして、エチレンガスを生成する。このエチレンガスにより、野菜や果物は成熟し、更に老化して腐って行く。シリカ塗布シートはその原料に由来する微細孔を持つと考えられ、この微細孔がエチレンガスの分子を吸着して、野菜や果物の熟成、老化を防止しているものと考えられる。
また、図4はシリカ塗布不織布上に9日置いたミカンと、図5はシリカ塗布不織布上に置かないで9日置いたミカンとを比較した。これらからも理解できるように、明らかにシリカ塗布不織布上に置いたミカンは腐食が全く進んでいないのに比べ、シリカ塗布不織布上に置かないミカンは熟成が進みかなり腐食していることが分かる。これ等ミカンも上記トマトと同様に、野菜や果物は成熟ホルモンとして、エチレンガスを生成する。このエチレンガスにより、野菜や果物は成熟し、更に老化して腐って行く。シリカ塗布シートはその原料に由来する微細孔を持つと考えられ、この微細孔がエチレンガスの分子を吸着して、野菜や果物の熟成、老化を防止しているものと考えられる。さらに、シリカ塗布不織布上に置いたミカンを食したところ酸味が抑えられまろやかな味となっていた。
上記表2に示す試料番号5のテラヘルツ波発生組成物をシリカ水と植物系の接着剤に解かして不織物シートに塗布して安眠シートを作成した。図6は安眠シートを使用した時、図7はこの安眠シートを使用しなかった時のスマホ「スリープマイスター」による安眠状態のデーターである。図6から理解できるように安眠シートを使用した時は眠りが深い状態が多いのに対し、図7から理解できるように安眠シートを使用しなかった時は眠りの浅い状態が続いていることが理解される。その他、▲1▼いびきが小さくなった。▲2▼血流が良くなり目覚めが爽やかになった。▲3▼体が軽くなった。▲4▼腰痛がなくなった。▲5▼朝布団からすぐ起き上がれるようになった。▲6▼夜中トイレに行く回数が減った。▲7▼夜中目が覚めなくなった等の結果が得られた。
さらに、同じ試料番号5のテラヘルツ波発生組成物をシリカ水と植物系の接着剤に解かして不織物シート1に塗布し、図8に示すコースター2表裏のい草3、3の間に貼り付けた。旨味向上効果は、焼酎の水割りをコースター上において10分後に飲用したところ、焼酎の刺激のきつい味がまろやかになった。
その他、シリカ不織布上での焼魚の効果を調べた。焼き魚でのシリカ不織布等の使用を考えた場合、不織布の耐熱性を考えると、230℃ぐらいと考えられ、これより魚を焼く温度は200℃くらいの温度で焼いてみた。魚は中火で短時間に焼くほうが良いとされる。強火だと表面が焦げ、弱火で長時間かけると内部の水分やうまみが逃げてしまう。シリカ不織布を使うことにより、グリルの熱源からの火が魚に直接当たることを避け(焦げを防く)、シリカ不織布から再放射されるテラヘルツ波により、魚の内部から加熱しおいしい焼き魚になった。
また、腰痛の軽減について調べた。血行不良などによる腰痛の場合、温めることにより改善されることがあるが、ぎっくり腰など炎症が起きている場合は冷やさねばならない。シリカ不織布の表を内側にして、腰に巻くことにより、これらから腰に向けてのテラヘルツ波が浸透するので、これにより腰が温められ、血流が盛んになり、腰痛が改善されていると考えられる。腰痛の原因は様々であるが、病院で検査しても、原因がはつきりしない場合も多くある。国は対策として2012年に「腰痛診療ガイドライン」というものを策定して、腰痛治療に新しい考え方を取り入れている。この「腰痛診療ガイドライン」では、温熱療法は急性および亜急性腰痛に対して短期的には有効であるとしている。
発明の効果
この発明においては、ブラックシリカ40〜48wt%、焼成桜島火山灰16〜32w t%、トルマリン4〜12wt%、その他8〜40wt%とからなるテラヘルツ波発生組成物とすることにより、テラヘルツ透過スペクトルが周波数(THz)帯において透過率を低くしてテラヘルツ波の吸収を高めることにより、エチレンガスの過剰な分泌を抑え中和してシート上の置かれた各種食品等の鮮度保持効果を向上させると共に、殺虫防虫効果・睡眠効果・美容効果・健康効果・旨味向上効果等、微電流による本来のシリカ効果の波動を高めることができるシートやトレイ等のテラヘルツ波発生材が得られる。
また、この発明においては、シリカを主成分とするテラヘルツ波発生組成物であって、シリカ多孔質体中にテラヘルツ波の吸収を促進し、テラヘルツ透過スペクトルが周波数(THz)帯において透過率を低くしてテラヘルツ波の吸収を高め、エチレンガスの過剰な分泌を抑え中和してテラヘルツ波発生材上に置かれた各種食品等の鮮度保持効果を向上させると共に、殺虫防虫効果・睡眠効果・美容効果・健康効果・旨味向上効果等、微電流による本来のシリカ効果の波動を高めることができるテラヘルツ波発生組成物が得られる。また、このテラヘルツ波発生組成物は一般の水道水に沈めるとカルキ成分をぬくことも出来る。さらに、一般のテラヘルツ剤は非常に高価であるが焼成桜島火山灰は非常に安価に提供できる。その他組成物としては、ラジウム、アパタイト等が含まれる。
また、この発明においては、この発明においては、前記焼成桜島火山灰の電気抵抗値を低くするほど上記効果をさらに高めることが出来る。
また、この発明においては、シリカ水に含まれるシリカ微粒子により、テラヘルツ波の吸収を高め、上記効果をさらに高めることができるシートやトレイ等のテラヘルツ波発生材が得られる。
さらに、この発明においては、天然い草に上記テラヘルツ波発生組成物を塗布したシートを貼り合わせるので、プラスティックは天然い草と異なり、シート織布はポーラス(多孔性)構造となっており、このため通気性、吸水性に富み、保湿性も高いなど、種々の機能、特長がある。様々な生産工程、バラエティー豊かな素材の活用により、ろ過性、分離性、拭き取り性、補強性、成形性、緩衝性、導電性、帯電性、柔軟性、耐洗濯性、耐薬品性、樹脂含浸性など、用途や目的にあわせた機能を付加することができる。また、緻密なものから嵩高なものまで、密度をコントロールでき、その厚さを自由に変えることができる。チェック 縫製することはもちろん、熱による接着が可能なものもある。様々なタイプの設計が可能で、応用性が高く、布や紙、皮などの既存の分野にその代替品として置き換わるだけでなく、あらゆる分野で新しい独自の用途開発がさらに進んでいる。また、このコースターの上に置いたドリンク類は味がまろやかになり、レモン等酸味の強いものは酸味が飛びまろやかな味になる。さらに、炭酸系のドリンクは泡立つ気泡の粒子が細かくなる。したがって、本発明のテラヘルツ波発生組成物を浸透させるために最適な素材である。コースターに限らず一般の天然い草畳においても同様の効果が期待できる。
シリカ塗布不織布のテラヘルツ透過スペクトル、 シリカを塗布していない単なる不織布のテラヘルツ透過スペクトル、 シリカ塗布不織布上に置いたトマト(左)とシリカ塗布不織布上に置かないトマト(右)との9日目の腐食状態図、 シリカ塗布不織布上に9日置いたミカンの状態図、 シリカ塗布不織布上に置かないで9日置いたミカンの状態図 安眠シートを使用した時のスマホ「スリープマイスター」による安眠状態のデーター、 この安眠シートを使用しなかった時のスマホ「スリープマイスター」による安眠状態のデーター、 本発明の電磁波発生組成物シートを表裏のい草間に張付けたコースターの中部切り線Aで開放した状態図
A 切り線
1 不織物シート
2 コースター
3,3 い草

Claims (5)

  1. ブラックシリカ40〜48wt%、焼成桜島火山灰16〜32wt%、トルマリン4〜12wt%、その他8〜40wt%とからなるテラヘルツ波発生組成物を塗布してなるテラヘルツ波発生材。
  2. ブラックシリカ40〜48wt%、焼成桜島火山灰16〜32wt%、トルマリン4〜12wt%、その他8〜40wt%とからなるテラヘルツ波発生組成物。
  3. 前記焼成桜島火山灰の電気抵抗値が50MΩ以下である請求項2記載のテラヘルツ発生組成物。
  4. 前記テラヘルツ波発生組成物にシリカ水を含む前記請求項2及び3いずれかに記載のテラヘルツ波発生組成物。
  5. ブラックシリカ40〜48wt%、焼成桜島火山灰16〜32wt%、トルマリン4〜12wt%、その他8〜40wt%とからなるテラヘルツ波発生組成物を塗布したシートを天然い草に張付けたコースター。
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