JP6609284B2 - 透水構造材の清掃評価方法 - Google Patents

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本発明は、透水構造材の清掃評価方法に関するものである。
近年、ポーラスコンクリート等の透水構造材が、舗装路や浸透桝等の浸透製品や河川護岸用ブロック等に用いられている。透水構造材は、空隙を多く有する多孔質の構造材であり、その空隙により透水性や通気性、吸音性、植生を可能とする等の機能を有している。
しかしながら、透水構造材は、空隙に砂やヘドロ、ゴミ等が入り込むことで、空隙に目詰まりが生じる場合がある。空隙に目詰まりが生じると、透水性や通気性等の透水構造材としての機能が低下する。
目詰まりが起きた透水構造材に対してその機能を回復する方法として、特許文献1に開示されているように、高圧水による目詰まり物質の洗浄、圧縮空気による目詰まり物質の除去、バキュームによる目詰まり物質の吸引等の清掃作業が行われる。
透水構造材に対する清掃作業の効果、すなわち目詰まりの程度を確認するための評価試験としては、RI(Radioisotope)試験、電気抵抗試験、透水試験、及び通気試験等がある。
特許第3998967号公報
しかしながら、上記評価試験は大掛かりな試験装置や手間を要したり、非破壊でない試験方法もあったりし、清掃作業を行った舗装路等に対する現場作業では用い難い。さらに、透水構造材に対する清掃作業においては、清掃作業前後における目詰まりの程度の変化、すなわち清掃作業の効果を現場にて可視的に評価することが望まれる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、透水性構造体に対する清掃作業を行った現場において、清掃作業前後における目詰まりの程度の変化を簡易かつ可視的に評価できる、透水構造材の清掃評価方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の透水構造材の清掃評価方法は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る透水構造材の清掃評価方法は、清掃前の透水構造材の表面から試験液を入れて、前記表面における前記試験液の拡がり状態を測定する第1工程と、清掃後の前記透水構造材の前記表面から前記試験液を入れて、前記表面における前記試験液の拡がり状態を測定する第2工程と、前記透水構造材に対する清掃前後の前記試験液の拡がり状態を比較する第3工程と、を有する。
上記第一態様では、前記試験液が、清掃対象とされる前記透水構造材の表面温度に対して所定値以上の温度差を有する液体であり、前記試験液の拡がり状態が、サーモグラフィーによって測定されてもよい。
上記第一態様では、前記試験液が、前記透水構造材とは異なる色で着色されたゼリー状であり、前記第1工程及び前記第2工程が、前記試験液が前記透水構造材に押し付けられた拡がり状態を測定してもよい。
上記第一態様では、前記第1工程及び前記第2工程が、吸水性を有する紙又は紙状体に前記試験液を吸水させて拡がり状態を測定してもよい。
上記第一態様では、前記第1工程及び前記第2工程が、前記試験液の拡がり状態をカメラで撮像して取得された画像に基づいて測定してもよい。
上記第一態様では、先細りとされた容器の開口先端部を前記透水構造材の表面に接触させ、前記試験液が前記容器の上方から入れられてもよい。
本発明によれば、透水性構造体に対する清掃作業を行った現場において、清掃作業前後における目詰まりの程度の変化を簡易かつ可視的に評価できる、という効果を有する。
本発明の第1実施形態に係るポーラスコンクリートの目詰まりの程度に応じた試験液の拡がり状態を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係るポーラスコンクリートの表面における試験液の拡がり状態の測定を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る清掃評価方法の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るポーラスコンクリートの目詰まりの程度に応じたゼリー状試験液の拡がり状態を示す模式図である。 本発明の第3実施形態に係るポーラスコンクリートの表面における試験液の拡がり状態の測定を示す模式図である。
以下に、本発明に係る透水構造材の清掃評価方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
[1.第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
[1−1.清掃効果評価方法の概要]
本実施形態に係る透水構造材は、多孔質の構造材であり、例えばポーラスコンクリートである。本実施形態に係るポーラスコンクリートは、一例として舗装路に用いられる。舗装路に用いられるポーラスコンクリートは、経年と共に砂やゴミ等が空隙に入り込み、空隙の目詰まりが生じる。このため、舗装路に用いられるポーラスコンクリートの目詰まりを解消するための清掃作業が定期的に行われる。
本実施形態に係る清掃作業では、清掃効果評価方法を清掃作業が行われた現場で実施することで清掃作業の効果を評価する。なお、清掃作業の方法は、例えば高圧水により目詰まりを除去した後に、目詰まりの原因となった物質を吸引する方法であるが、清掃作業の方法は、これに限らず、他の方法でもよい。
そして、本実施形態に係る清掃効果評価方法では、舗装路とされたポーラスコンクリートの表面から試験液を入れてこの試験液の拡がり状態を測定することで目詰まりの程度を評価する。
図1は、ポーラスコンクリート10の目詰まりの程度に応じた試験液12の拡がり状態を示す模式図であり、舗装路とされたポーラスコンクリートの縦断面図を示している。図1(A)は目詰まりの程度が相対的に小さい場合を示す。図1(B)は目詰まりの程度が相対的に大きい場合を示す。図1(B)において、ポーラスコンクリート10内部においてハッチングで示される領域が目詰まりの生じている領域(以下「目詰まり領域」という。)10Aである。
図1(A)に示されるように、目詰まりの程度が小さいポーラスコンクリート10に対して、ポーラスコンクリート10の表面10Sから試験液12を流し入れると、試験液12は大きく拡がらずに下方向へ透水する。
一方、図1(B)に示されるように、目詰まりが生じると試験液12は目詰まり領域10Aよりも下側には透水し難い。このため、流し込まれた試験液12は、ポーラスコンクリート10の目詰まり領域10Aの上側で拡散し、ポーラスコンクリート10の表面10Sへ向かって上昇する。表面10Sへ上昇する試験液12は、目詰まりの程度が大きいほど相対的に多くなる。このため、ポーラスコンクリート10の目詰まりの程度が大きいほど試験液12が表面10Sで拡がる範囲は大きくなる。
そこで、本実施形態に係る清掃効果評価方法では、ポーラスコンクリート10の清掃前後において、ポーラスコンクリート10の表面10Sにおける試験液12の拡がり状態を比較することによって、清掃作業の効果を評価する。
[1−2.本実施形態に係る清掃効果評価方法の詳細]
本実施形態に係る清掃効果評価方法は、試験液12として、清掃対象とされるポーラスコンクリート10の表面温度に対して所定値以上の温度差を有する液体を用いる。試験液12は、一例として、詳細を後述する流入容器14(図1参照)を用いてポーラスコンクリート10の表面10Sへ流し入れられる。
試験液12の拡がり状態は、図2に示されるように、物体から放射される赤外線を検知して温度分布を表示するサーモグラフィー16によって測定される。なお、試験液12とポーラスコンクリート10との温度差は、試験液12がサーモグラフィー16によって明確に測定できる温度差であればよく、試験液12はポーラスコンクリート10よりも温度が高くてもよいし、低くてもよい。例えば、夏季であれば、試験液12の温度は10℃以下とされ、冬季であれば試験液12の温度は30℃以上とされる。
図2(A)は、目詰まりの程度が相対的に大きい場合におけるポーラスコンクリート10の表面10Sを示した模式図である。図2(B)は、目詰まりの程度が相対的に小さい場合におけるポーラスコンクリート10の表面10Sを示した模式図である。図2(A),(B)において斜線で示された領域(以下「拡がり領域」という。)18が、ポーラスコンクリート10の表面10Sにおける試験液12の拡がり状態を示している。
すなわち、図2(A)に示される拡がり領域18は、清掃作業前にポーラスコンクリート10へ試験液12を流し入れた場合に測定される表面10Sにおける試験液12の拡がり状態である。一方、図2(B)に示される拡がり領域18は、清掃作業後にポーラスコンクリート10へ試験液12を流し入れた場合に測定される表面10Sにおける試験液12の拡がり状態であり、拡がり領域18は清掃作業前に比較して相対的に小さくなる。
そして、上述したように、試験液12の温度は、ポーラスコンクリート10の表面10Sと温度差がある。このため、ポーラスコンクリート10の表面10Sをサーモグラフィー16によって測定することにより、清掃作業前後における拡がり領域18の相対的な変化、すなわち清掃効果を容易に評価することができる。
サーモグラフィー16自体にディスプレイが備えられている場合には、清掃作業を行った現場において、清掃作業前後における目詰まりの程度の変化を簡易かつ可視的に評価できる。
また、サーモグラフィー16を携帯型情報処理装置に接続し、携帯型情報処理装置に清掃作業前後におけるサーモグラフィー16の測定結果を記憶させてもよい。そして、携帯型情報処理装置のディスプレイにおいて測定結果を比較して表示することで、清掃作業を行った現場において、清掃効果を容易に可視的に評価できる。なお、携帯型情報処理装置は例えばノート型パーソナルコンピュータ、タブレット端末等である。
[1−3.流入容器の構成]
ポーラスコンクリート10の表面10Sへ試験液12を流し入れる流入容器14は、図1に示されるように、壁面14Aを有すると共に開口先端部14Bが先細りとされた容器である。試験液12を流し入れる場合、流入容器14は、ポーラスコンクリート10に接触するように配置される。そして、試験液12は、流入容器14の上方から入れられる。
流入容器14の上方から入れられた試験液12の多くは、流入容器14の先端方向に形成された傾斜面14Cに沿って流れ、開口先端部14Bからポーラスコンクリート10へ浸入する。このような流入容器14の形状により、試験液12をポーラスコンクリート10へ流し入れる際に、試験液12を落水させた高さの違いや風の向きや強さの影響で、試験液12が拡がることを防止できる。
また、統一した流入容器14を用いて試験液12をポーラスコンクリート10へ流し入れることによって、作業者の違いによる測定結果の揺らぎも防止できる。
[1−4.清掃効果評価方法の流れ]
図3は、本実施形態に係る清掃効果評価方法の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップ100では、清掃作業前のポーラスコンクリート10の表面10Sに流入容器14を立て、流入容器14を介して試験液12をポーラスコンクリート10の表面10Sに流し入れる。
次のステップ102では、ポーラスコンクリート10の表面10Sにおける試験液12の拡がり状態をサーモグラフィー16によって測定する。
次のステップ104では、ポーラスコンクリート10の清掃作業を行う。
次のステップ106では、清掃作業後のポーラスコンクリート10の表面10Sに流入容器14を立て、流入容器14を介して試験液12をポーラスコンクリート10の表面10Sに流し入れる。
次のステップ108では、ポーラスコンクリート10の表面10Sにおける試験液12の拡がり状態をサーモグラフィー16によって測定する。
次のステップ110では、ステップ102で測定した試験液12の拡がり状態とステップ108で測定した試験液12の拡がり状態とを比較することで、清掃効果を評価する。
以上説明したように、本実施形態に係る清掃効果評価方法は、清掃前後のポーラスコンクリート10の表面10Sから試験液12を入れて、表面10Sにおける試験液12の拡がり状態をサーモグラフィー16によって測定し、清掃前後の試験液12の拡がり状態を比較する。これにより、清掃効果評価方法は、ポーラスコンクリート10に対する清掃作業を行った現場において、清掃作業前後における目詰まりの程度の変化を簡易かつ可視的に評価できる。
[2.第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る試験液は、ゼリー状の試験液(以下「ゼリー状試験液」という。)とされる。本実施形態に係るゼリー状試験液は、ポーラスコンクリート10とは異なる色で着色されている。そして、本実施形態に係る清掃効果評価方法は、清掃作業前後において、ゼリー状試験液がポーラスコンクリート10に押し付けられた拡がり状態を測定する
図4は、本実施形態に係るゼリー状試験液20の拡がり状態を示す模式図である。図4(A)は、ポーラスコンクリート10の表面10Sにゼリー状試験液20を配置した状態を示している。ゼリー状試験液20はそのままではポーラスコンクリート10の内部に流れ込まないため、ゼリー状試験液20は、ポーラスコンクリート10の内部に流し込まれるために、一例として、押し板22等によって上方から加力されて、ポーラスコンクリート10内部へ押し込まれる。
なお、ゼリー状試験液20をポーラスコンクリート10へ押し込む加力の大きさは、測定者にかかわらず一定であることが好ましい。このため、本実施形態に係る清掃効果評価方法は、例えば、押し板22の上に重りを載置する等して加力を一定にする。
図4(B)は、目詰まりの程度が相対的に小さいポーラスコンクリート10の表面10Sからゼリー状試験液20が押し込まれた場合を示した模式図である。図4(C)は、目詰まりの程度が相対的に大きいポーラスコンクリート10の表面10Sからゼリー状試験液20が押し込まれた場合を示した模式図である。
図4(B)に示されるように、目詰まりの程度が小さいポーラスコンクリート10の表面10Sからゼリー状試験液20を押し入れても、ゼリー状試験液20は大きく拡がらずに下方向へ浸透する。
一方、図4(C)に示されるように、目詰まりが生じるとゼリー状試験液20は目詰まり領域10Aよりも下側には浸透し難い。このため、押し込まれたゼリー状試験液12は、ポーラスコンクリート10の目詰まり領域10Aの上側で拡散し、ポーラスコンクリート10の表面10Sへ向かって上昇してくる。表面10Sへ上昇してくるゼリー状試験液20は、目詰まりの程度が大きいほど相対的に多くなる。このため、ポーラスコンクリート10の目詰まりの程度が大きいほどゼリー状試験液20が表面10Sで拡がる範囲は大きくなる。
そこで、本実施形態に係る清掃効果評価方法では、ポーラスコンクリート10の清掃前後のゼリー状試験液20の拡がり状態を比較することによって、清掃作業の効果を評価する。そして、本実施形態に係る清掃効果評価方法では、上述したように、ゼリー状試験液20は着色されているため、ポーラスコンクリート10の表面10Sにおけるゼリー状試験液20の拡がり状態を目視で容易に確認できる。
なお、清掃作業前後におけるゼリー状試験液20の拡がりの幅は、定規や巻尺等の長さを測定する長さ測定器具で直接測定されることで、清掃作業前後におけるゼリー状試験液20の拡がり状態が比較されてもよい。
また、本実施形態に係る清掃効果評価方法では、ゼリー状試験液20の拡がり状態をカメラで撮像して取得された画像に基づいて測定してもよい。この場合、清掃効果評価方法では、清掃作業前後のゼリー状試験液20の拡がり状態を示す画像を比較することで、清掃効果を評価してもよい。なお、画像の比較として、画像を読み込んだ情報処理装置を用いてゼリー状試験液20の拡がりの幅を画像から測定して比較してもよいし、清掃前後の画像を重ね合わせて比較してもよい。
[3.第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態に係る清掃効果評価方法では、図5に示されるように、清掃前後においてポーラスコンクリート10の表面10Sに拡がった試験液12を評価紙24に吸水させる。そして、清掃前後で評価紙24に吸水させた試験液12の拡がり状態(拡がり領域18)を比較することで、清掃効果を評価する。なお、図5(A)は、目詰まりの程度が相対的に大きい場合、すなわち清掃作業前におけるポーラスコンクリート10の表面10Sを示した模式図である。図5(B)は、目詰まりの程度が相対的に小さい場合、すなわち清掃作業後におけるポーラスコンクリート10の表面10Sを示した模式図である。
評価紙24は、吸水性を有する紙又は紙状体であり、吸水した試験液12が滲んで評価紙24で拡がり難いものや、吸水した試験液12を蒸発させずに保水し易いものが好ましい。また、評価紙24の色は、吸水した試験液12を確認し易いものが好ましい。
試験液12は、評価紙24に吸水された場合に試験液12を確認しやすいものであれば、無色透明の水であってもよい。
本実施形態における清掃効果評価方法としては、評価紙24に吸水させた試験液12の拡がりの幅を直接、巻尺等の長さを測定する測定機器で測定し、清掃作業前後で比較してもよいし、評価紙24に吸水させた試験液12の拡がり状態をカメラで撮像し、清掃作業前後で比較してもよい。
[4.他の実施形態]
以上、本発明を、上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記各実施形態では、透水構造材をポーラスコンクリート10とする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、透水構造材を例えばポーラスアスファルトやポーラスプラスチック等、多孔質体であり透水機能を有する他の構造材としてもよい。
また、上記各実施形態では、透水構造材を舗装路に用いて、舗装路に対する清掃効果を評価する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、透水構造材を浸透桝等の浸透製品や河川護岸用ブロック等の他の製品に用いて、他の製品に対する清掃効果を評価してもよい。
また、上記各実施形態では、サーモグラフィー16、カメラ、又は長さ測定器具等を用いて試験液12又はゼリー状試験液20の拡がり状態を測定する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。試験液12又はゼリー状試験液20の拡がり状態を、2次元(平面)で測定可能な機器であれば、他の機器を用いて試験液12又はゼリー状試験液20の拡がり状態を測定してもよい。
10 ポーラスコンクリート(透水構造材)
12 試験液
14 流入容器(容器)
16 サーモグラフィー
24 評価紙(紙又は紙状体)

Claims (6)

  1. 清掃前の透水構造材の表面から試験液を入れて、前記表面における前記試験液の拡がり状態を測定する第1工程と、
    清掃後の前記透水構造材の前記表面から前記試験液を入れて、前記表面における前記試験液の拡がり状態を測定する第2工程と、
    前記透水構造材に対する清掃前後の前記試験液の拡がり状態を比較する第3工程と、
    を有する透水構造材の清掃評価方法。
  2. 前記試験液は、清掃対象とされる前記透水構造材の表面温度に対して所定値以上の温度差を有する液体であり、
    前記試験液の拡がり状態は、サーモグラフィーによって測定される
    請求項1記載の透水構造材の清掃評価方法。
  3. 前記試験液は、前記透水構造材とは異なる色で着色されたゼリー状であり、
    前記第1工程及び前記第2工程は、前記試験液が前記透水構造材に押し付けられた拡がり状態を測定する
    請求項1記載の透水構造材の清掃評価方法。
  4. 前記第1工程及び前記第2工程は、吸水性を有する紙又は紙状体に前記試験液を吸水させて拡がり状態を測定する
    請求項1記載の透水構造材の清掃評価方法。
  5. 前記第1工程及び前記第2工程は、前記試験液の拡がり状態をカメラで撮像して取得された画像に基づいて測定する
    請求項3又は請求項4記載の透水構造材の清掃評価方法。
  6. 先細りとされた容器の開口先端部を前記透水構造材の表面に接触させ、前記試験液が前記容器の上方から入れられる
    請求項1から請求項5の何れか1項記載の透水構造材の清掃評価方法。
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