JP6608379B2 - 無洗米等の穀類の炊飯方法、包装体作製方法、包装体及び食品パッケージ - Google Patents

無洗米等の穀類の炊飯方法、包装体作製方法、包装体及び食品パッケージ Download PDF

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Description

本発明は、無洗米等の穀類の炊飯方法、包装体作成方法、包装体及び食品パッケージに関する。
特許文献1では、炊飯時に必要量を開封して使い切れるような無洗米の包装形態が提案されている。具体的には、所定量の無洗米を複数の個別包装体に小分け包装し、これら個別包装体を1つの包装体で包装することが提案されている。これによって、無洗米を炊飯する際には、利用者は必要数の個別包装体を取り出して開封すればよく、未使用の無洗米を個別包装体で包装したまま保存することができる。
特開2003−341774号公報
しかしながら、特許文献1で例示されるような個別包装体にはポリエチレン、ナイロン等のフィルムが利用される。そのため、利用者は、このような包装体で包装された無洗米を炊飯する際には、各個別包装体を開封し、各個別包装体から無洗米を取り出さなければならず、当該無洗米の炊飯に手間がかかるという問題点があった。この問題点は、無洗米に限らず、炊飯の対象となる穀類全般にも当てはまる。
本発明は、一側面では、このような問題点を鑑みてなされたものであり、手間のかからない炊飯方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係る穀類の炊飯方法は、炊飯の対象となる所定の穀類であって、所定量に計量した所定の穀類を用意する工程と、シート状で水溶性の可食フィルムにより前記所定量の穀類を封入した包装体を作製する工程と、前記包装体を水と共に炊飯釜に投入し炊飯する工程と、を含む。
当該構成に係る炊飯方法では、所定量に計量した所定の穀類を封入した包装体は、水溶性の可食フィルムで形成されるため、炊飯時の水に溶ける。そのため、当該所定量の穀類を封入した包装体を開封することなく、包装したまま当該穀類を炊飯することができる。よって、当該構成によれば、包装体を開封して無洗米等の穀類を取り出す工程を省略することができるため、手間のかからない炊飯方法を提供することができる。なお、所定の穀類は、例えば、炊飯の際に洗うことの要しない穀類、換言すると、洗うことなくそのまま炊飯可能な穀類である。そのような穀類として、例えば、無洗米、雑穀、雑穀米、玄米等を挙げることができる。雑穀米は、例えば、粟、ひえ、きび、ハトムギ等の数種類の雑穀を無洗米に混ぜることで構成される。
また、上記一側面に係る炊飯方法の別の形態として、前記可食フィルムは寒天を原料とするフィルムであってもよい。当該構成によれば、炊き上がった穀類の糖分の吸収を抑えることができる。また、当該構成によれば、食味の改善により米の消費量を増加させ、かつ、食物繊維の摂取量を高めることで食生活を改善することが期待できる。更には、当該構成により炊飯された米飯による食生活により、高食物繊維の食事が維持され、スマートライフを促すことが期待できる。
また、上記一側面に係る炊飯方法の別の形態として、前記包装体には、前記所定の穀類の粒が通過しない大きさの1又は複数の孔が設けられていてもよい。当該構成によれば、包装体に封入される所定の穀類の炊き上がりを向上させることができる。
また、本発明の一側面に係る穀類の包装体作製方法は、炊飯の対象となる所定の穀類であって、所定量に計量した所定の穀類を用意する工程と、シート状で水溶性の可食フィルムを一端部に開口を有する袋体に加工する工程と、前記計量した穀類を前記開口から前記袋体の内部に投入する工程と、当該穀類の投入後に前記開口をシールすることで、前記可食フィルムで形成され、前記所定量の穀類を封入した包装体であって、包装したまま前記穀類を炊飯可能な包装体を作製する工程と、を含む。当該構成によれば、上記と同様に、包装したまま当該穀類を炊飯することのできる包装体を作製することができる。そのため、包装体を開封して無洗米等の穀類を取り出す工程を省略することができ、手間のかからない炊飯方法を提供することができる。
また、上記一側面に係る包装体作製方法の別の形態として、前記可食フィルムは寒天を原料とするフィルムであってもよい。当該構成によれば、炊き上がった穀類の糖分の吸収を抑えることができる。また、当該構成によれば、食味の改善により米の消費量を増加させ、かつ、食物繊維の摂取量を高めることで食生活を改善することが期待できる。更には、当該構成により炊飯された米飯による食生活により、高食物繊維の食事が維持され、スマートライフを促すことが期待できる。
また、上記一側面に係る包装体作製方法の別の形態として、前記包装体には、前記所定の穀類の粒が通過しない大きさの1又は複数の孔が設けられていてもよい。当該構成によれば、包装体に封入される所定の穀類の炊き上がりを向上させることができる。
また、本発明の一側面に係る包装体は、炊飯の対象となる所定量の穀類と、水溶性の可食フィルムで形成された、前記所定量の穀類を収容する収容部と、前記収容部を密封するためのシール部と、を備え、包装したまま前記穀類を炊飯可能に構成される。当該構成によれば、上記と同様に、包装したまま当該穀類を炊飯することのできる包装体を提供することができる。そのため、包装体を開封して無洗米等の穀類を取り出す工程を省略することができ、手間のかからない炊飯方法を提供することができる。
また、上記一側面に係る包装体の別の形態として、前記可食フィルムは寒天を原料とするフィルムであってもよい。当該構成によれば、炊き上がった穀類の糖分の吸収を抑えることができる。また、当該構成によれば、食味の改善により米の消費量を増加させ、かつ、食物繊維の摂取量を高めることで食生活を改善することが期待できる。更には、当該構成により炊飯された米飯による食生活により、高食物繊維の食事が維持され、スマートライフを促すことが期待できる。
また、上記一側面に係る包装体の別の形態として、前記収容部には、前記穀類の粒が通過しない大きさの1又は複数の孔が設けられていてもよい。当該構成によれば、収容部に封入される所定の穀類の炊き上がりを向上させることができる。
また、本発明の一側面に係る食品パッケージは、上記形態に係る包装体を複数個収容する収納空間を形成する本体部と、前記収納空間を複数の収納部に分割する仕切り部と、を備える。そして、前記各包装体は、各包装体同士が互いに接触しないように、前記各収納部に個別に収容される。
炊飯の対象となる穀類は水分を含んでいる。例えば、無洗米は15%程度の水分を含んでおり、水溶性の可食フィルムで形成された包装体はこの穀類に含まれる水分を吸収する可能性がある。そのため、穀類を封入した包装体同士を接触させ続けると、これらの包装体同士が引っ付いてしまう可能性がある。これに対して、当該構成に係る食品パッケージでは、各包装体は、包装体同士が互いに接触しないように、各収納部に個別に収容されるため、包装体同士が引っ付いてしまうことを防止することができる。
本発明によれば、手間のかからない炊飯方法を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る包装体を模式的に例示する。 図2は、図1のA−A線の断面を例示する。 図3Aは、実施の形態に係る包装体を作製する過程を例示する。 図3Bは、実施の形態に係る包装体を作製する過程を例示する。 図4は、実施の形態に係る食品パッケージを模式的に例示する。 図5は、実施の形態に係る食品パッケージの内部状態を模式的に例示する。 図6は、食味評価試験の結果を示す。 図7は、成分分析の結果を示す。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、以下の説明では、説明の便宜のため、図面内の向きを基準として説明を行う。
<包装体>
まず、図1及び図2を用いて、本実施形態に係る包装体1を説明する。図1は、本実施形態に係る包装体1を例示する。また、図2は、図1のA−A線の断面を例示する。図1及び図2に例示されるように、本実施形態に係る包装体1は、矩形の扁平状に形成されており、所定量の無洗米16を収容するための収容部11を備えている。
収容部11に収容される無洗米16の量は、実施の形態に応じて適宜決定可能であり、例えば、1合(約140g)等の所定の尺度に従って定められてもよい。収容部11の容量は、収容する無洗米16の量に応じて適宜決定されてよい。また、無洗米16は予め糠を取り除くことで炊く際に洗わなくてよい米であり、無洗米16の品種は実施の形態に応じて適宜選択されてよい。更に、収容部11には、無洗米16以外の穀類が収容されてもよい。収容部11には、無洗米16の他、例えば、雑穀、雑穀米、玄米等の炊飯の際に洗うことを要しない穀類が収容されてもよい。雑穀米は、例えば、粟、ひえ、きび、ハトムギ等の数種類の雑穀を無洗米に混ぜることで構成される。収容部11に収容される炊飯の対象となる穀類は、実施の形態に応じて適宜選択可能である。
無洗米16を収容する収容部11の上端は上シール部12によって密封されている。同様に、収容部11の右端は右シール部13によって密封され、収容部11の下端は下シール部14によって密封されている。この各シール部(12、13、14)は、本発明の「シール部」に相当する。また、後述するとおり、当該包装体1は1枚のシートを折り返して形成されるところ、収容部11の左端は当該シートの折り返し部15である。そのため、収容部11の周囲は閉じられており、当該所定量の無洗米16は収容部11に密封されている。
この包装体1は、シート状で水溶性の可食フィルムにより作製される。可食フィルムは食べることの可能なフィルムである。そのため、このような可食フィルムで包装体1を作製することによって、包装体1を開封することなく、包装体1に無洗米16を収容したそのまま当該無洗米16の炊飯を行うことができる。したがって、本実施形態によれば、包装体1を開封して無洗米16を取り出す工程を省略することができるため、手間のかからない炊飯方法を提供することができる。
なお、可食フィルムの材料は、実施の形態に応じて適宜選択可能である。例えば、可食フィルムとして、難消化性デキストリン等の水溶性食物繊維を原料としたフィルムが用いられてもよい。難消化性デキストリンは、糖分の吸収スピードの遅延作用、整腸作用等の機能を有する。そのため、この難消化性デキストリンを原料としたフィルムを用いることで、包装体1ごと炊飯した米飯にこれらの機能を付加することができる。
また、この包装体1はそのまま炊飯に利用される。そのため、包装体1に利用する可食性フィルムは、炊飯する前に破れることなく、炊飯時に破れるフィルムが好ましい。すなわち、包装体1は、炊飯時の水分と加熱(例えば、40℃程度の加熱)とで溶ける程度の水溶性である可食フィルムで形成されるのが好ましい。更に、包装体1に利用する可食性フィルムは、炊飯した米飯の味に影響を与えないフィルムが好ましい。これらの要求を満たす可食フィルムとして、寒天を原料とするフィルムを挙げることができる。
この寒天を原料とするフィルム(以下、「寒天フィルム」とも称する)は次のようにして作製することができる。すなわち、テングサ、オゴノリ等の紅藻類の原料海藻を精製し、生成した原料海藻を適当な配合で煮熟する。次に、原料海藻を煮溶かした液を濾過して、液状の寒天(寒天液)と海藻カスとに分離し、液状の寒天を凝固することでところてんを形成する。このところてんを圧搾脱水することで寒天フィルムを形成することができる。なお、この寒天フィルムを乾燥して粉砕すると、粉末状の寒天(以下、「粉末寒天」)を生成することができる。
寒天は、アガロース、アガロペクチン等の多糖類からできており、糖分の吸収を抑える作用等の機能を有する。そのため、寒天フィルムを用いることで、包装体1ごと炊飯した米飯に糖分の吸収を抑える作用等の機能を付加することができる。
また、玄米を無洗米に精米する過程で、うまみ成分を有する糊粉層を削り取ってしまう可能性があり、これによって、無洗米16の食味が損なわれてしまう場合がある。これに対して、本実施形態において寒天フィルムで包装体1を形成する場合には、無洗米16を寒天フィルムと共に炊飯することで、過剰に削り取られた糊粉層を寒天で補うことができる。そのため、包装体1を形成する可食フィルムとして寒天フィルムを利用することで、炊き上がった米飯の食味を改善することができる。
<作製方法>
次に、図3A及び図3Bを更に参照して、上記包装体1の作製方法を説明する。図3A及び図3Bは、本実施形態に係る包装体1を作製する過程を例示する。なお、以下で説明する包装体1の作製手順は一例に過ぎず、各工程は可能な限り変更されてもよい。また、以下で説明する包装体1の作製手順について、実施の形態に応じて、適宜、工程の省略、置換及び追加が可能である。
まず、第1工程として、所定量に計量した無洗米16を用意する。無洗米16の計量には、公知の計量器具が用いられてよい。例えば、計量カップを用いて米びつから所定量の無洗米16を取得することで、所定量に計量した無洗米16を用意してもよい。また、例えば、所定量の無洗米16を自動的に計量して取得する公知の機器(例えば、三光機械株式会社製、MC501等の自動包装機)を用いることで、所定量の無洗米16を用意してもよい。
次に、図3Aに例示されるように、第2工程として、シート状で水溶性の可食フィルム2を用意する。そして、用意した可食フィルム2を、図3Bに例示されるような一端部に開口31を有する袋体3に加工する。
本第2工程では、例えば、図3Aに例示されるように、矩形状の可食フィルム2を用意する。矩形状の可食フィルム2を用意する方法は実施の形態に応じて適宜選択可能である。例えば、矩形状に予め裁断された可食フィルム2を複数枚保持し、この保持している複数枚の可食フィルム2から1枚の可食フィルム2を取り出すことで、矩形状の可食フィルム2を用意してもよい。また、ロール状に巻き取られた可食フィルム2を所定の長さ分だけ繰り出して裁断することで、矩形状の可食フィルム2を用意してもよい。
そして、用意した矩形状の可食フィルム2を、当該可食フィルム2の右側領域25が左側領域26と重なるように折り返し線21に沿って折り曲げる。この折り曲げた部分(折り返し線21)は、図3Bに例示されるように、包装体1の折り返し部15になる。なお、無洗米16を収容する収容部11を形成可能であれば、右側領域25の大きさは左側領域26の大きさと一致していなくてもよい。
可食フィルム2を折り曲げた後、可食フィルム2の下端からやや隙間を設けて、シール線23に沿って可食フィルム2をシールする。例えば、フィルムを熱で溶着する公知のシール機を利用し、シール線23に沿って右側領域25と左側領域26とを溶着することで、シール線23に沿って可食フィルム2をシールすることができる。
これによって、可食フィルム2は下端側でシールされる。このシールした部分(シール線23)は、図3Bに例示されるように、包装体1の下シール部14になる。なお、可食フィルム2をシールする熱溶着の加熱温度及び加熱時間は、可食フィルム2の素材に応じて適宜設定される。
可食フィルム2の下端側をシールした後、可食フィルム2の右端側をシールする。可食フィルム2の右端側のシールには上記と同様の方法を用いてよい。すなわち、上記シール機を利用し、可食フィルム2の左右両端からやや隙間を設け、シール線22に沿って右側領域25と左側領域26とを溶着することで、可食フィルム2の右端側をシールすることができる。このシールした部分(シール線22)は、図3Bに例示されるように、包装体1の右シール部13となる。
本第2工程ではこのようにして、1枚のシート状の可食フィルム2を、図3Bに例示されるような、一端部(上端部)に開口31を有する袋体3に加工することができる。なお、可食フィルム2をシールする順番は適宜入れ替え可能である。すなわち、シール線22に沿って可食フィルム2をシールした後に、シール線23に沿って可食フィルム2をシールしてもよい。
次に、第3工程として、第1工程で用意した所定量の無洗米16を第2工程で形成した袋体3の内部に投入する。本実施形態では、上記第2工程により、袋体3の右端及び下端はシールされている。そのため、図3Bに例示されるように、袋体3には上端側に開口した収容部11が形成されている。そこで、本第3工程では、第1工程で用意した所定量の無洗米16を、開口31を介してこの収容部11に投入する。なお、上記第1工程は、この第3工程の前までに実施されればよい。すなわち、第2工程を先に実施し、第2工程の後に第1工程を実施してもよい。
更に、第4工程として、無洗米16を投入した後に、袋体3の開口31をシールする。例えば、上記第2工程と同様の方法で開口31をシールすることができる。すなわち、袋体3の上端からやや隙間を設け、シール線24に沿って袋体3の上端部分を溶着することで、袋体3の開口31をシールすることができる。これによって、図1及び図2に例示されるような所定量の無洗米16を封入した上記包装体1が完成する。
<炊飯方法>
次に、上記包装体1に封入した無洗米16の炊飯方法について説明する。以下では、炊飯器を用いた炊飯方法を説明する。しかしながら、包装体1に封入した無洗米16を炊飯する方法は、このような例に限定されなくてもよく、例えば、炊飯器を用いず、土鍋等の調理器具を炊飯釜として用いて包装体1に封入した無洗米16を炊飯してもよい。
まず、包装体1を開封することなくそのまま炊飯器の内釜(炊飯釜)に投入する。本実施形態では、包装体1は水溶性の可食フィルム2で形成されているため、包装体1を開封することなく、包装したまま無洗米16を炊飯することができる。なお、炊飯器の内釜に投入する包装体1の数は、実施の形態に応じて適宜選択可能である。すなわち、複数個の包装体1を同時に炊飯してもよい。
続いて、炊飯器の内釜に所定量の水を入れる。水溶性の可食フィルム2で形成された包装体1には、所定量に計量した無洗米16が封入されている。そのため、炊飯器の内釜に入れる水の量は、包装体1に封入された無洗米16の量に応じて決定すればよい。なお、内釜に水を入れた後に、包装体1を投入してもよい。
そして、炊飯器の蓋を閉めて、炊飯器を動作させることで、無洗米16を炊飯することができる。包装体1を形成する可食フィルム2は水溶性であるため、包装体1は、この炊飯の際に内釜に入れた水に溶ける。包装体1が溶けるタイミングは適宜設定することができる。例えば、内釜に水を入れた段階で包装体1が溶けるように構成してもよいし、炊飯時に内釜が加熱され始めた段階で包装体1が溶けるように構成してもよい。
包装体1が部分的に水に溶け出すと、溶けだした部分で包装体1は破れ、その部分から包装体1の収容部11に収容された無洗米16が放出される。そして、最終的には、包装体1は水に全て溶けてしまい、包装体1に収容されていた無洗米16全てが露出し、これによって、無洗米16全体が炊飯可能な状態になる。
ここで、包装体1が水に溶け出す前は、無洗米16は収容部11に密封されている。すなわち、無洗米16の周囲を囲むように包装体1が配置されている。そのため、水に溶ける包装体1の成分を、内釜に投入した無洗米16全体に万遍なく行き渡らせることができる。例えば、包装体1を寒天フィルムで形成した場合には、無洗米16全体に万遍なく寒天を行き渡らせることができ、炊き上がった米飯に偏りなく寒天を付着させることができる。
このように、本実施形態によれば、所定量の無洗米16を封入した包装体1を開封することなく、包装したまま無洗米16を炊飯することができる。よって、包装体1を開封して無洗米16を取り出す工程を省略することができるため、手間のかからない炊飯方法を提供することができる。
また、無洗米をポリエチレン等の袋で個包装した場合、当該無洗米を取り出した後にはこれら個包装の袋がごみになる。しかしながら、本実施形態によれば、包装体1は無洗米16と共に炊飯されるため、包装体1はごみにはならない。したがって、本実施形態によれば、ごみの量を減らし、環境に配慮した無洗米の包装形態を提供することができる。
<食品パッケージ>
次に、図4及び図5を用いて、上記包装体1を収容する食品パッケージ5について説明する。図4に例示されるように、本実施形態に係る食品パッケージ5は、いわゆるチャック付きガゼット袋として形成され、上端側の奥行きが狭くなるように構成されている。
図4及び図5に例示されるように、本実施形態に係る食品パッケージ5は、5つの包装体1を収容する収納空間を内部空間として形成する本体部51を備えている。本体部51の内部空間は4つの仕切り部52によって5つの収納部511に分割されており、各包装体1は、包装体1同士が互いに接触しないように、各収納部511に個別に収容されている。
ここで、食品パッケージ5に収容する包装体1の数は適宜設定可能である。食品パッケージ5には複数個の包装体1が収容されればよく、食品パッケージ5に収容する包装体1の数に応じて、仕切り部52の数及び仕切り部52により形成する収納部511の数が決定される。なお、この仕切り部52は本体部51と別部材で構成されてもよい。また、各包装体1は、このような食品パッケージ5に収容されず、個別に包装されてもよい。
包装体1に封入された無洗米16には15%程度の水分が含まれており、水溶性の可食フィルム2で形成された包装体1はこの無洗米16に含まれる水分を吸収してしまう。そのため、仕切りを設けずに、複数個の包装体1を重ねて保存し、包装体1同士を接触させ続けると、これらの包装体1同士が引っ付いてしまう可能性がある。
これに対して、本実施形態に係る食品パッケージ5では、各包装体1は、包装体1同士が互いに接触しないように、各仕切り部52によってそれぞれ分離された収納部511に個別に収容される。そのため、包装体1同士が引っ付いてしまうことを防止することができる。
なお、このような食品パッケージ5は熱加工等で適宜形成することができる。食品パッケージ5の材料は、実施の形態に応じて適宜選択されてもよく、例えば、ポリエチレン、プラスチック、ナイロン等のフィルム、金属を蒸着した蒸着フィルム、紙等が用いられてもよい。
<その他>
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。上記包装体1及び食品パッケージ5の各構成要素に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が行われてもよい。また、上記包装体1及び食品パッケージ5の各構成要素の形状及び大きさも、実施の形態に応じて適宜決定されてもよい。
例えば、上記実施形態に係る包装体1の形態は、上シール部12、右シール部13及び下シール部14を有するいわゆる三方シール包装に相当する。しかしながら、包装体1の形態はこのような例に限られず、例えば、四方シール包装、ピロー包装等、実施の形態に応じて適宜選択可能である。同様に、上記実施形態に係る食品パッケージ5の形態はいわゆるガゼット袋に相当する。しかしながら、食品パッケージ5の形態はこのような例に限られず、実施の形態に応じて適宜選択可能である。
なお、包装体1をピロー包装の形態で作製する場合には、まず、ロール状の可食フィルム2が加工口より帯状に絞られて搬出され、シール線22に沿ってシールを行うことで背貼りが行われる。また、シール線23に沿ってシールすることで、開口31を有する袋体3が形成される。そして、この袋体3に無洗米16を封入し、その後に、開口31をシールすることで、無洗米16入りの包装体1が形成される。
また、例えば、上記包装体1の収容部11には、無洗米16等の穀類の他に、寒天、難消化性デキストリン等、炊き上がりのご飯に添加する栄養素の原料を封入してもよい。なお、寒天、難消化性デキストリン等の原料は、例えば、粉末、水溶性の可食フィルム若しくはカプセルで粉末を包んだ状態、又は錠剤の形態で、収容部11に封入されてよい。
また、例えば、上記包装体1の収容部11には、収容部11に封入する所定の穀類(上記実施形態では、無洗米16)の粒が通過しない程度の大きさの微細な孔が1又は複数箇所に設けられてよい。この場合、孔の数、大きさ、及び配置は、収容部11内に水が浸入するように、実施の形態に応じて適宜設定されてよい。これにより、炊飯時に、早い段階で、収容部11に封入した所定の穀類を水に浸漬させることができる。
すなわち、収容部11が密封している場合には、上記のとおり、包装体1が部分的に水に溶け出し、溶け出した部分から穀類が放出された段階で、当該穀類は水に浸漬する。しかしながら、この段階で、内釜が既に加熱されている場合には、炊飯時間内において、穀類が水に浸漬している時間が短くなってしまい、穀類が十分に炊き上がらない可能性がある。
これに対して、穀類の粒が通過しない大きさの1又は複数の孔を収容部11に設けると、内釜に所定量の水を投入した段階で、当該孔から水が収容部11内に浸入し、収容部11内の穀類が水に浸漬する。したがって、当該形態によれば、上記の場合よりも早い段階で、収容部11に封入した穀類を水に浸漬させることができ、これによって、収容部11に封入した穀類を十分に炊き上がらせることができる。
なお、このような1又は複数の孔は、上記可食フィルム2に予め設けられていてもよいし、第4工程において包装体1を完成させた後に設けられてもよい。また、包装体1の収容部11に1又は複数の孔を形成する方法は、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、収容部11に封入する穀類の粒よりも径の小さい1又は複数の針を収容部11に突き刺すことで、上記のような1又は複数の孔を収容部11に形成してもよい。また、例えば、公知のレーザー穿孔装置によって、上記のような1又は複数の孔を収容部11に形成してもよい。
また、上記食品パッケージ5では、複数個の包装体1が、互いに接触しないように個別に収納されている。しかしながら、各包装体1が互いに引っ付く可能性がない場合には、複数個の包装体1を収納する食品パッケージは、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、この場合には、上記食品パッケージ5の仕切り部52は省略されてよく、複数個の包装体1は、互いに接触する状態で、パッケージされてもよい。
以下、本発明の実施例について説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されない。
<実験1>
従来、粉末寒天と共に無洗米を炊飯することは知られている。そこで、寒天フィルムで作製した包装体に封入した無洗米を炊飯した実施例1と粉末寒天を入れて無洗米を炊飯した比較例1とを準備し、寒天フィルムで炊飯したケースと粉末寒天を入れて炊飯したケースとで食味の比較を行った(実験1)。
(実施例1の構成)
実施例1に係る包装体として、図1及び図2で例示される包装体1と同様の構成を有する包装体を上記作製方法に従って作製した。具体的には、包装体を形成する可食フィルムとして22cm×22cmの寒天フィルム(伊那食品工業株式会社製、商品名:クレール100)を用意した。次に、22cm×22cmの寒天フィルムを13cm×22cmのシート(約2.4g)に切断し、当該シートをシール機(富士インパルス株式会社製、型番:FR−450−2)で各端部をシールして袋体を形成した。なお、このシール機による熱溶着の加熱時間は「1」〜「10」のボリュームで設定可能であり、ボリューム「4」に設定して各端部のシールを行った。そして、1合(約140g)に計量した無洗米(新潟県産こしひかり)を形成した袋体に投入し、袋体の開口をシール機でシールして、実施例1に係る包装体を得た。
(試験内容)
実施例1に係る炊飯として、上記包装体を3つ作製し、3つの包装体を炊飯器(パナソニック株式会社製、型番:SR−KG051)に投入して炊飯を行った。当該炊飯には「ふつう(白米)」コース(炊飯時間:約48分)を利用した。一方、比較例1に係る炊飯として、3合に計量した無洗米(新潟県産こしひかり、上記と同様)と共に2gの粉末寒天(伊那食品工業株式会社製、商品名:ごはんに寒天)を炊飯器(パナソニック株式会社製、型番:SR−KG051)に投入して炊飯を行った。上記実施例1と同様に、当該炊飯には「ふつう(白米)」コース(炊飯時間:約48分)を利用した。
それぞれで炊飯された米飯を20代〜60代の男女で構成されたメンバーで試食官能テストによる食味評価を行った。具体的には、米粒のつや、白さ、香り、甘味、粘り、弾力及びうまみの各評価項目について5段階評価で回答を求め、全ての評価項目について36人から回答を得ることができた。その結果を図6に示す。
図6は、各評価項目について得た評価点の平均値を示す(小数点第三位で四捨五入)。上記試食官能テストの結果では、つや、白さ及び粘りについては、寒天粉末を用いた比較例1のほうが寒天フィルムで包装した実施例1よりも優れていることが示された。また、香りについては、実施例1及び比較例1は同等程度であることが示された。更に、甘味、弾力及びうまみについては、実施例1のほうが比較例1よりも優れていることが示された。
この結果は、寒天フィルムで無洗米を包装した実施例1のほうが寒天粉末を用いた比較例1よりも炊き上がった米飯に偏りなく寒天を付着させることができることに起因するものと推測される。すなわち、実施例1では、炊き上がった米飯に偏りなく寒天が付着することにより、米本来のつや及び白さが全体的に損なわれ、これにより、つや及び白さに対する評価が比較例1よりも低くなったと推測される。一方で、実施例1では、炊き上がった米飯に偏りなく寒天が付着することにより、部分的ではなく全体的に米粒の食味が改善され、これにより、甘味、弾力及びうまみに対する評価が比較例1よりも高くなったと推測される。
特に、上記官能テストの結果では、弾力及びうまみに関して、寒天フィルムを用いた実施例1は寒天粉末を用いた比較例1よりも飛躍的に改善されることが示された。そのため、無洗米の包装体を寒天フィルムで形成することは、炊飯の手間を簡略化することに留まらず、無洗米の食味を改善することに非常に効果的であることが分かった。
<実験2>
次に、上記実施例1に粉末寒天を2g加えた実施例2、上記実施例1に難消化性デキストリンの粉末を6g加えた実施例3、及び無洗米そのものを炊飯した比較例2を準備し、それぞれの炊き上がりのご飯に含まれる成分の分析を行った(実験2)。
(実施例2、3の構成)
実施例2に係る包装体として、上記実施例1と同様に、寒天フィルムを原料とする13cm×22cmのシート(約2.4g)で袋体を形成した。そして、1合(約140g)に計量した無洗米(新潟県産こしひかり)と小片の寒天フィルムで包んだ粉末寒天を2gとを形成した袋体に投入し、袋体の開口をシール機でシールして、実施例2に係る包装体を得た。
実施例2と同様に、実施例3に係る包装体として、寒天フィルムを原料とする13cm×22cmのシート(約2.4g)で袋体を形成した。そして、1合(約140g)に計量した無洗米(新潟県産こしひかり)と小片の寒天フィルムで包んだ難消化性デキストリンを6gとを形成した袋体に投入し、袋体の開口をシール機でシールして、実施例3に係る包装体を得た。
(試験内容)
実施例2及び3それぞれに係る炊飯として、上記包装体を2つ作製し、2つの包装体を炊飯器(パナソニック株式会社製、型番:SR−KG051)に投入して炊飯を行った。具体的には、2つの包装体と共に所定量の水を内釜に投入し、1時間浸漬した後に、「ふつう(白米)」コース(炊飯時間:約48分)で炊飯を行った。炊飯終了後には、炊き上がった米飯をしゃもじで混合し、20分間蒸らした。一方、比較例2に係る炊飯として、2合に計量した無洗米(新潟県産こしひかり、上記と同様)を炊飯器(パナソニック株式会社製、型番:SR−KG051)に投入して炊飯を行った。比較例2に係る炊飯条件は、上記実施例2及び3の炊飯条件と同じとした。
そして、それぞれで炊飯された米飯を分析用試料とし、食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)に基づき、以下の方法で、水分、たんぱく質、脂質、灰分、食物繊維及びナトリウムを定量し、炭水化物、エネルギー及び食塩相当量を算出した。100g当たりの試験結果を図7に示す。
・水分:常圧加熱乾燥法
・たんぱく質:ケルダール法(窒素・たんぱく質換算係数:5.95)
・脂質:酸分解法
・灰分:直接灰化法
・炭水化物:「計算式:100−(水分+たんぱく質+脂質+灰分)」
・糖質:「計算式:100−(水分+たんぱく質+脂質+灰分+食物繊維)」
・食物繊維:酵素−重量法(実施例3については、酵素−HPLC法)
・エネルギー:「計算式:エネルギー換算係数:たんぱく質、4;脂質、9;糖質、4;食物繊維;2」
・ナトリウム:原子吸光光度法
・食塩相当量:原子吸光光度法
図7は、上記成分分析の結果を示す。図7に示されるとおり、上記成分分析の結果では、実施例2で比較例2の2倍、実施例3では比較例2の約5倍の食物繊維が含まれることが分かった。一般的に、食物繊維の1日の摂取量の目標は20gとされている。これに対して、朝、昼、夜の3度の食事で、実施例3に係る米飯1膳(約150g)を食べたとすると、13.05gの食物繊維を米飯だけで摂取できる。すなわち、上記成分分析の結果から、実施例3によれば、米飯の食事だけで、食物繊維の1日の摂取量の目標の約6〜7割を達成できることが分かった。
<まとめ>
現代社会の食生活では、食物繊維は不足しがちであり、また、米の消費量は年々減少傾向にある。これに対して、以上の実験1及び実験2の結果から、本発明によれば、炊き上がった米飯の食味を改善しつつ、食物繊維の摂取量を高めることができることが分かった。そのため、本発明は、食味の改善により米の消費量を増加させ、かつ、食物繊維の摂取量を高めることで食生活を改善することに貢献することができるものと期待する。更には、本発明の米飯による食生活により、高食物繊維の食事が維持され、スマートライフを促すことができるものと期待する。
1…包装体、
11…収容部、12…上シール部、13…右シール部、14…下シール部、
15…折り返し部、16…無洗米、
2…可食フィルム、21…折り返し線、22〜24…シール線、
25…右側領域、26…左側領域、
3…袋体、31…開口、
5…食品パッケージ、51…本体部、511…収納部、52…仕切り部

Claims (4)

  1. 炊飯の対象となる所定の穀類であって、所定量に計量した所定の穀物を用意する工程と、
    シート状で水溶性の可食フィルムにより前記所定量の穀類を封入した包装体を作製する工程と、
    前記包装体を水と共に炊飯釜に投入し炊飯する工程と、
    を含む穀類の炊飯方法であって、
    前記可食フィルムは寒天を原料とするフィルムであり、
    前記包装体には、前記所定の穀類の粒が通過しない大きさの1又は複数の孔が設けられている、
    穀類の炊飯方法。
  2. 炊飯の対象となる所定の穀類であって、所定量に計量した所定の穀類を用意する工程と、
    シート状で水溶性の可食フィルムを一端部に開口を有する袋体に加工する工程と、
    前記計量した穀類を前記開口から前記袋体の内部に投入する工程と、
    当該穀類の投入後に前記開口をシールすることで、前記可食フィルムで形成され、前記所定量の穀類を封入した包装体であって、包装したまま前記穀類を炊飯可能な包装体を作製する工程と、
    を含む穀類の包装体作製方法であって、
    前記可食フィルムは寒天を原料とするフィルムであり、
    前記包装体には、前記所定の穀類の粒が通過しない大きさの1又は複数の孔が設けられている、
    穀類の包装体作製方法。
  3. 炊飯の対象となる所定量の穀類と、
    水溶性の可食フィルムで形成された、前記所定量の穀類を収容する収容部と、
    前記収容部を密封するためのシール部と、
    を備え、
    包装したまま前記穀類を炊飯可能に構成され、
    前記可食フィルムは寒天を原料とするフィルムであり、
    前記収容部には、前記穀類の粒が通過しない大きさの1又は複数の孔が設けられている、
    包装体。
  4. 請求項に記載の包装体を複数個収容する収納空間を形成する本体部と、
    前記収納空間を複数の収納部に分割する仕切り部と、
    を備え、
    前記各包装体は、各包装体同士が互いに接触しないように、前記各収納部に個別に収容される、
    食品パッケージ。
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