JP6607640B2 - 蓄冷機能付きエバポレータ - Google Patents

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Description

本発明は、隣接する冷媒チューブ同士間に蓄冷材が充填される蓄冷材容器を挟んだ蓄冷機能付きエバポレータ(蒸発器)に関する。
車両の一部には、信号待ち等の車両の一旦停止時にエンジンを一停止することで燃費の向上を図るいわゆるアイドル・ストップ機能が設けられたものがある。このような車両にあっては、空調装置を作動していると、アイドル・ストップ機能によりエンジンが一時停止することから、エンジンの動力により駆動されている空調システムの圧縮機(コンプレッサ)の駆動も停止する。そうすると、そのシステムで使用されている冷媒の循環も停止し、冷房能力が発揮されなくなる。
そこで、エンジンの一時停止中であっても冷気を車室内に供給可能にするため、蓄冷材を備えて、この蓄冷材と冷媒との間で熱交換可能にして蓄冷材に冷熱を蓄えておき、アイドル・ストップ時に蓄冷材の冷熱を冷房に利用するようにした蓄冷機能付きエバポレータが用いられる。このような従来の蓄冷機能付きエバポレータとしては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
この特許文献1の従来の蓄冷機能付きエバポレータは、互いに間隔をおいて並列状に配置された複数の冷媒チューブを有し、この複数の冷媒チューブのうち隣接する冷媒チューブ同士間に蓄冷材を充填した蓄冷材容器を挟む構造になっていて、冷凍サイクル装置のエバポレータに蓄冷機能を持たせることで車両走行中に冷熱を蓄え、この冷気を車両停止中に用いるものである。即ち、各冷媒チューブは、扁平状に形成され、内部に冷媒流路を有し、この冷媒チューブに平行に配置され、接合される蓄冷材容器は、広い扁平面を両側面に有し、この両側面の接合側には、蓄冷時に発生する凝縮水又は氷を排出しやすくするように複数の凸部が傾斜形状に突出形成されている。また、蓄冷材容器内にはインナーフィンを搭載している。
特許第5796530号公報
前記従来の蓄冷機能付きエバポレータでは、蓄冷材容器の扁平面状の両側面の接合側に複数の凸部が形成されているが、この接合側の複数の凸部では、蓄冷材容器の扁平面状の両側面間の厚み方向の強度(剛性)が弱いため、蓄冷材容器の扁平面状の両側面(冷媒チューブとの接触面)に凹み等の変形が発生し易かった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、簡単な構造により冷媒チューブとの接触面である蓄冷材容器の側面の剛性を確保することができ、蓄冷材容器の側面の変形を確実に防止することができる蓄冷機能付きエバポレータを提供することを目的とする。
本発明は、冷媒流路を有し、互いに間隔をおいて並列状に配置された複数の冷媒チューブと、前記複数の冷媒チューブのうち隣り合う冷媒チューブ同士の間に挟まれて接合され、蓄冷材が充填される蓄冷材容器と、を備えた蓄冷機能付きエバポレータであって、前記蓄冷材容器を、前記蓄冷材が充填される収容凹部を有する一対の蓄冷プレートを重ね合わせて形成し、前記各蓄冷プレートの収容凹部の起立壁に凸部を互いに間隔をおいて複数形成したことを特徴とする。
本発明によれば、蓄冷材容器を、蓄冷材が充填される収容凹部を有する一対の蓄冷プレートを重ね合わせて形成し、各蓄冷プレートの収容凹部の起立壁に凸部を互いに間隔をおいて複数形成したことで、起立壁に複数の凸部を形成するだけの簡単な構造により、冷媒チューブとの接触面である蓄冷材容器の側面の剛性を確保することができる。これにより、蓄冷材容器の側面の凹み等の変形を確実に防止することができる。
本発明の一実施形態の蓄冷機能付きエバポレータを示す斜視図である。 上記蓄冷機能付きエバポレータの要部の分解斜視図である。 上記蓄冷機能付きエバポレータに用いられる冷媒チューブの斜視図である。 上記冷媒チューブの分解斜視図である。 上記蓄冷機能付きエバポレータに用いられる蓄冷材容器の側面図である。 上記蓄冷材容器の分解斜視図である。 隣接する冷媒チューブの冷媒プレート間に蓄冷材容器を挟み込んだ状態を示す正面図である。 上記隣接する冷媒チューブ間に蓄冷材容器を挟み込んだ状態の要部を拡大して示す部分正面図である。 上記蓄冷機能付きエバポレータの要部の断面図である。 上記蓄冷材容器を構成する一対の蓄冷プレートの接合状態を示す断面図である。 上記蓄冷材容器の他の実施形態を示す側面図である。 (a)は上記蓄冷材容器の別の実施形態を示す側面図、(b)は同図(a)中E−E線に沿う断面図、(c)は同図(a)中F−F線に沿う断面図である。 上記蓄冷材容器の更に他の実施形態を示す側面図である。 上記蓄冷材容器の更に別の実施形態を示す側面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態の蓄冷機能付きエバポレータを示す斜視図、図2は同蓄冷機能付きエバポレータの要部の分解斜視図、図3は同蓄冷機能付きエバポレータに用いられる冷媒チューブの斜視図、図4は同冷媒チューブの分解斜視図、図5は同蓄冷機能付きエバポレータに用いられる蓄冷材容器の側面図、図6は同蓄冷材容器の分解斜視図、図7は隣接する冷媒チューブの冷媒プレート間に蓄冷材容器を挟み込んだ状態を示す正面図、図8は同隣接する冷媒チューブ間に蓄冷材容器を挟み込んだ状態の要部を拡大して示す部分正面図、図9は同蓄冷機能付きエバポレータの要部の断面図、図10は同蓄冷材容器を構成する一対の蓄冷プレートの接合状態を示す断面図である。
図1及び図2に示すように、蓄冷機能付きエバポレータ10は、冷媒流路32,33を有し、互いに間隔をおいて左右方向Xに並列状に配列された複数の冷媒チューブ30と、複数の冷媒チューブ30のうち隣り合う冷媒チューブ30,30同士の間に挟まれて接合され、蓄冷材Bが充填される蓄冷材容器40とを備え、アイドル・ストップ機能により車両のエンジンが停止されることでエンジンによって駆動される圧縮機が停止されても、冷媒Aで冷却されて蓄冷材容器40内の蓄冷材Bに蓄えられた冷熱が放冷されて、冷房能力を維持するものである。尚、図1中矢印Yは空調装置の送風の空気流れ方向を示し、矢印Zは送風の空気流れ方向Yと直交する上下方向を示し、矢印Xは左右方向を示す。
図2〜図4に示すように、冷媒チューブ30は、送風空気流れ方向Yと直交する上下方向Zの両側に円筒状に形成された各一対のタンク形成部20a,20a及び21a,21aと、この各一対のタンク形成部20a,20a及び21a,21aが一体形成され、最中合わせに重ね合わせて形成されることで内部に各タンク形成部20a,21aに連通する冷媒流路32,33が形成される一対の冷媒プレート(金属薄板)31,31と、この一対の冷媒プレート31,31の冷媒流路32,33内に収容され、熱交換を促進する熱交換促進部(インナフィン)34,34とで構成され、各タンク形成部20a,21a内に流入された媒体Aが冷媒流路32,33に流通され、一対の冷媒プレート31,31の外周を流れる送風空気と冷媒Aとの間で熱交換を行い、送風空気を冷却するものである。
図3及び図4に示すように、冷媒チューブ30は、一対の冷媒プレート31,31の間に熱交換促進部34,34を挟み込んだ状態で最中合わせに重ね合わせて形成されている。この一対の冷媒プレート31,31は、周縁の接合部31b同士及び中央の仕切部31a同士が接合されている。また、各冷媒プレート31の中央の仕切部31aと周縁の接合部31bとの間には、第1熱交換通路用凹部31cと第2熱交換通路用凹部31dが並列に形成されている。これにより、一対の冷媒プレート31,31が重ね合わされてなる冷媒チューブ30の内部には、各冷媒プレート31の中央部の仕切部31aを隔てて冷媒Aを流す第1冷媒流路32と第2冷媒流路33が形成されている。また、各冷媒流路32,33には熱交換促進部34が収容されている。さらに、各冷媒流路32,33の両端は、各冷媒プレート31の上下端部に一体に形成された各一対のタンク形成部20a,20a及び21a,21aに連通されている。尚、第1冷媒流路32が送風の空気流れ方向の風上側に配置され、第2冷媒流路33が送風の空気流れ方向の風下側に配置されている。
図1に示すように、一対の冷媒プレート31,31の両端側に一体に形成された各一対のタンク形成部20a,20a及び21a,21aは、左右方向Xの積層方向の外方に向けて円筒状に突出するように形成されている。これら各タンク形成部20a,21aが複数積層されることにより、複数の冷媒チューブ30の上下方向Zの両端部側に前後及び上下各一対の冷媒流路用タンク20,20及び21,21が形成されている。
また、図1に示すように、右端側の冷媒プレート35は上端部側にのみ積層方向の外方に向けて円筒状に突出する一対のタンク形成部20a,20aが一体に形成されている。この一対のタンク形成部20a,20aのうち送風の空気流れ方向の下流側のタンク形成部20aが冷媒Aを導入する冷媒導入口36になっていると共に、送風の空気流れ方向の上流側のタンク形成部20aが冷媒Aを導出する冷媒導出口37になっている。さらに、左端側の冷媒プレート38のは上下端部には、各冷媒チューブ30の上下端部に一体に形成された各タンク形成部20a,21aに連通する少なくとも上下の一方に設けた連通部39が一体に形成されている。尚、蓄冷材容器40が介在されていない隣り合う冷媒チューブ30,30同士の間には、送風空気との熱交換を促進するアウタフィン24が挟まれて接合されている。
図5及び図6に示すように、蓄冷材容器40は、蓄冷材Bが充填される収容凹部46,47を有する一対の蓄冷プレート(金属板)41,41を最中合わせに重ね合わせて形成されていて、例えば、アイドル・ストップ時に、蓄冷材Bに蓄えられた冷熱で蓄冷材Bと送風空気との間で熱交換を行うことにより、補助的に送風空気を冷却するものである。
一対の蓄冷プレート41,41は、周縁の接合部41b同士及び中央の仕切部41a同士が接合されている。この一対の蓄冷プレート41,41のうちの一方の蓄冷プレート41の中央の仕切部41aには円筒状の突起(係止部)42が他方の蓄冷プレート41へ突出するように間隔をおいて複数一体に形成されていると共に、他方の蓄冷プレート41の中央の仕切部41aの各突起42に対向する位置には円形孔(係合部)43が形成されている。また、一方の蓄冷プレート41の周縁の接合部41bの幅方向の両端側には、他方の蓄冷プレート41へ向けてL字状に折り曲げられた折曲部44が間隔をおいて複数配置されている。そして、図10に示すように、一方の蓄冷プレート41の各円筒状の突起42が他方の蓄冷プレート41の各円形孔43に嵌め込まれて加締められ、また、一方の蓄冷プレート41の各折曲部44が他方の蓄冷プレート41の周縁の接合部41b側に加締められることで、一対の蓄冷プレート41,41は位置決めされて接合されるようになっている。尚、一方の蓄冷プレート41の中央の仕切部41aに円筒状の突起42を一体形成したが、突起42を円柱状に一体形成しても良い。
図5〜図8に示すように、一対の蓄冷プレート41,41の上下方向Zの両端部には、一対の冷媒プレート31,31の上下方向Zの両端部側の各タンク形成部20a,21aの円筒面20b,21bに当接して位置規制する各一対の折曲部(ストッパ部)45,45が外方に向けて突出するようにL字状に折り曲げ形成されている。
また、図5及び図6に示すように、各蓄冷プレート41の中央の仕切部41aと周縁の接合部41bとの間には、第1収容凹部41cと第2収容凹部41dが形成されている。これにより、一対の蓄冷プレート41,41が重ね合わされてなる蓄冷材容器40の内部には、各蓄冷プレート41の中央部の仕切部41aを隔てて蓄冷材Bを収容する第1収容凹部46と第2収容凹部47が冷媒流路方向に並列に形成されている。この第1収容凹部46が送風の空気流れ方向の風上側に配置され、第2収容凹部47が送風の空気流れ方向の風下側に配置されている。
さらに、蓄冷材容器40の第1,第2収容凹部46,47の起立壁46a,47aには外方へ向けて突出する円弧状の凸部(突起)46b,47bが互いに間隔をおいて複数一体突出形成されている。この各収容凹部46,47の起立壁46a,47aの相対向する位置に形成された複数の外方へ向けて突出する円弧状の凸部46b,47bは、図5に示すように、千鳥配列となるように形成されている。
また、第1収容凹部46と第2収容凹部47とは各蓄冷プレート41の上側において連通部48とで連通されている。さらに、各蓄冷プレート41の周縁の接合部41bの送風流れ方向の風上側の連通部48に対向する位置には、蓄冷材Bが充填される蓄冷材注入口49が形成されている。この蓄冷材注入口49は栓体50により閉じられるようになっている。
さらに、図9に示すように、蓄冷材容器40の蓄冷プレート41の幅Waは、冷媒チューブ30の冷媒プレート31の幅Wbよりも小さく形成されている。また、蓄冷材容器40の蓄冷プレート41の各収容凹部46,47の幅Wcは、冷媒チューブ30の各冷媒流路32,33の幅Wdよりも小さく形成されている。
上記のように構成される蓄冷機能付きエバポレータ10は、全部品がアルミニウムまたはアルミニウム合金製であり、各部品を積層させて加圧により各部品同士を押圧し、各部品同士を面接触させた状態でろう付けにより一体化される。また、冷媒Aとしては例えばHFC−134a等が用いられ、蓄冷材Bとしては例えばパラフィン等が用いられる。
以上実施形態の蓄冷機能付きエバポレータ10によれば、図9に示すように、冷媒チューブ30の側面30aの上に蓄冷材容器40の側面40aを積み重ね、この蓄冷材容器40の側面40aの上に冷媒チューブ30の側面30aを積み重ねて、冷媒チューブ30と蓄冷材容器40を複数積層させた状態で、加圧により冷媒チューブ30と蓄冷材容器40同士を押圧し、冷媒チューブ30の側面30aと蓄冷材容器40の側面40aを面接触させて、ろう付けにより一体化される。
この蓄冷機能付きエバポレータ10に用いられる冷媒チューブ30を、上下方向の両端部側に円筒状に形成された各一対のタンク形成部20a,20a及び21a,21aと、この各一対のタンク形成部20a,20a及び21a,21aを一体に形成し、重ね合わせて形成することで内部に各一対のタンク形成部20a,20a及び21a,21aに連通する各冷媒流路32,33を形成する一対の冷媒プレート31,31と、この一対の冷媒プレート31,31の各冷媒流路32,33内に収容され、熱交換を促進させる熱交換促進部34とで構成したことにより、一対の冷媒プレート31,31の上下方向の両端部側に各一対のタンク形成部20a,20a及び21a,21aを一体に形成した分、部品点数を削減して低コストで製造することができると共に、各冷媒流路32,33を構成する一対の冷媒プレート31,31の内面に熱交換促進部34を確実に接触させることができ、熱交換をより一段と促進させることができる。
また、蓄冷材容器40を、蓄冷材Bが充填される各収容凹部46,47を有する一対の蓄冷プレート41,41を重ね合わせて形成し、各蓄冷プレート41の収容凹部46,47の起立壁46a,47aに凸部46b,47bを互いに間隔をおいて複数外方に向けて突出するように円弧状に形成すると共に、収容凹部46,47の起立壁46a,47aの相対向する位置に外方に突出するように円弧状に形成された複数の凸部46b,47bを千鳥配列となるように形成したことで、起立壁46a,47aに複数の凸部46b,47bを千鳥状に形成するだけの簡単な構造により、冷媒チューブ30との接触面である蓄冷材容器40の側面40aの剛性を高剛性に確保することができ、蓄冷材容器40の側面40aの凹み等の変形を確実に防止することができる。これにより、冷媒チューブ30の側面30aと蓄冷材容器40の側面40aとの間に空気だまりが発生することを抑制し、凍結パンクの発生を抑制することができる。
また、図9に示すように、蓄冷材容器40の蓄冷プレート41の幅Waを冷媒チューブ30の冷媒プレート31の幅Wbよりも小さく形成したことにより、冷媒チューブ30の冷媒プレート31の幅内に蓄冷材容器40の蓄冷プレート41を簡単かつ確実に収めることができるため、蓄冷機能付きエバポレータ10を簡単に製造することができる。
さらに、蓄冷材容器40の各収容凹部46,47の幅Wcを冷媒チューブ30の各冷媒流路32,33の幅Wdよりも小さく形成したことにより、冷媒チューブ30の側面30aに面接触する蓄冷材容器40の側面40aの剛性を高剛性に確保することができ、蓄冷材容器40の側面40aの凹み等の変形を防止して冷媒チューブ30の側面30aに確実に接触させて、ろう付けにより簡単に接合することができる。
さらに、図5及び図6に示すように、蓄冷材容器40の蓄冷プレート4の送風の空気流れ方向の風上側に第1収容凹部46を形成すると共に、その風下側に第2収容凹部47を形成したことにより、冷媒チューブ30の各冷媒流路32,33に対向する側面30aをそれぞれ独立して押圧することができる。また、これら第1収容凹部46と第2収容凹部47とを上側に位置する連通部48で連通させたことにより、第1収容凹部46外側と第2収容凹部47外側に蓄冷時に発生する凝縮水等の水が溜まるのを防ぐことができる。
図11は蓄冷材容器の他の実施形態を示す側面図である。
図11に示すように、この他の実施形態の蓄冷材容器40では、第1,第2収容凹部46,47の起立壁46a,47aに内方へ向けて突出する円弧状の凸部46b,47bが互いに間隔をおいて複数一体突出形成されている。
この各収容凹部46,47の起立壁46a,47aの相対向する位置に形成された複数の内方へ向けて突出する円弧状の凸部46b,47bは、千鳥配列となるように形成されているため、前記図5及び図6に示す起立壁46a,47aの外方へ向けて突出する円弧状の凸部46b,47bの場合と同様に、冷媒チューブ30との接触面である蓄冷材容器40の側面40aの剛性を確保することができ、蓄冷材容器40の側面40aの凹み等の変形を確実に防止することができる。
図12(a)は蓄冷材容器の別の実施形態を示す側面図、図12(b)は図12(a)中E−E線に沿う断面図、図12(c)は図12(a)中F−F線に沿う断面図である。
図12(a)〜(c)に示すように、この別の実施形態の蓄冷材容器40では、一方の蓄冷プレート41の各収容凹部46,47の起立壁46a,47aに形成された複数の外方へ向けて突出する円弧状の凸部46b,47bと他方の蓄冷プレート41の各収容凹部46,47の起立壁46a,47aに形成された複数の外方へ向けて突出する円弧状の凸部46b,47bとは互い違いに形成されている。
このように一方の蓄冷プレート41の複数の外方へ向けて突出する円弧状の凸部46b,47bと他方の蓄冷プレート41の複数の外方へ向けて突出する円弧状の凸部46b,47bとを互い違いに形成したことにより、複数の外方へ向けて突出する円弧状の凸部46b,47bを互い違いに形成するだけの簡単な構造により、冷媒チューブ30との接触面である蓄冷材容器40の側面40aの剛性をより一段と高めることができ、蓄冷材容器40の側面40aの凹み等の変形を確実に防止することができる。
図13は蓄冷材容器の更に他の実施形態を示す側面図である。
図13に示すように、この更に他の実施形態の蓄冷材容器40では、第1,第2収容凹部46,47の起立壁46a,47aを波状に形成して第1,第2収容凹部46,47を蛇行させている。この第1,第2収容凹部46,47を蛇行させるだけの簡単な構造により、前記図5及び図6に示す起立壁46a,47aの外方へ向けて突出する円弧状の凸部46b,47bの場合と同様に、冷媒チューブ30との接触面である蓄冷材容器40の側面40aの剛性を確保することができ、蓄冷材容器40の側面40aの凹み等の変形を確実に防止することができる。
図14は蓄冷材容器の更に別の実施形態を示す側面図である。
図14に示すように、この更に別の実施形態の蓄冷材容器40では、一対の蓄冷プレート41,41の間に第1収容凹部46と第2収容凹部47とを並列に形成し、これら第1収容凹部46と第2収容凹部47とを中間に位置する連通部48で連通させている、これにより、第1収容凹部46内と第2収容凹部47内に蓄冷材Bを均等に充填することができる。また、エバポレータが傾斜して設置された場合でも、第1収容凹部46内に充填される蓄冷材Bの液面と第2収容凹部47内に充填される蓄冷材Bの液面の各高さを同一にすることできる。
尚、前記各実施形態によれば、冷媒チューブの送風の空気流れ方向の風上側に第1冷媒流路を形成すると共にその風下側に第2冷媒流路を形成し、また、蓄冷材容器の送風の空気流れ方向の風上側に第1収容凹部を形成すると共にその風下側に第2収容凹部を形成したが、風上側と風下側の間にもう1つ冷媒流路や収容凹部を増やしても良い。
10 蓄冷機能付きエバポレータ
20a,21a タンク形成部
30 冷媒チューブ
31,31 一対の冷媒プレート
32,33 冷媒流路
34 熱交換促進部
40 蓄冷材容器
41,41 一対の蓄冷プレート
46 第1収容凹部(収容凹部)
46a 起立壁
46b 凸部
47 第2収容凹部(収容凹部)
47a 起立壁
47b 凸部
48 連通部
Wa 蓄冷プレートの幅
Wb 冷媒チューブの幅
Wc 蓄冷プレートの収容凹部の幅
Wd 冷媒チューブの冷媒流路の幅
A 冷媒
B 蓄冷材

Claims (7)

  1. 冷媒流路(32,33)を有し、互いに間隔をおいて並列状に配置された複数の冷媒チューブ(30)と、前記複数の冷媒チューブ(30)のうち隣り合う冷媒チューブ(30,30)同士の間に挟まれて接合され、蓄冷材(B)が充填される蓄冷材容器(40)と、を備えた蓄冷機能付きエバポレータ(10)であって、
    前記蓄冷材容器(40)を、前記蓄冷材(B)が充填される収容凹部(46,47)を有する一対の蓄冷プレート(41,41)を重ね合わせて形成し、
    前記各蓄冷プレート(41)の収容凹部(46,47)の起立壁(46a,47a)に凸部(46b,47b)を互いに間隔をおいて複数形成したことを特徴とする蓄冷機能付きエバポレータ。
  2. 請求項1記載の蓄冷機能付きエバポレータ(10)であって、
    前記蓄冷プレート(41)の収容凹部(46,47)の幅(Wc)を前記冷媒チューブ(30)の冷媒流路(32,33)の幅(Wd)よりも小さく形成したことを特徴とする蓄冷機能付きエバポレータ。
  3. 請求項1又は2記載の蓄冷機能付きエバポレータ(10)であって、
    前記蓄冷プレート(41)の収容凹部(46,47)の起立壁(46a,47a)の相対向する位置に形成された複数の凸部(46b,47b)を千鳥配列となるように形成したことを特徴とする蓄冷機能付きエバポレータ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蓄冷機能付きエバポレータ(10)であって、
    前記蓄冷プレート(41)の幅(Wa)を前記冷媒チューブ(30)の幅(Wb)よりも小さく形成したことを特徴とする蓄冷機能付きエバポレータ。
  5. 請求項1又は2記載の蓄冷機能付きエバポレータ(10)であって、
    前記一方の蓄冷プレート(41)の収容凹部(46,47)の起立壁(46a,47a)に形成された複数の凸部(46b,47b)と前記他方の蓄冷プレート(41)の収容凹部(46,47)の起立壁(46a,47a)に形成された複数の凸部(46b,47b)とを互い違いに形成したことを特徴とする蓄冷機能付きエバポレータ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の蓄冷機能付きエバポレータ(10)であって、
    前記冷媒チューブ(30)を、上下方向の両側に筒状に形成された一対のタンク形成部(20a,21a)と、この一対のタンク形成部(20a,21a)を一体に形成し、重ね合わせて形成することで内部に該一対のタンク形成部(20a,21a)に連通する前記冷媒流路(32,33)を形成する一対の冷媒プレート(31,31)と、この一対の冷媒プレート(31,31)の冷媒流路(32,33)内に収容され、熱交換を促進させる熱交換促進部(34)とで構成したことを特徴とする蓄冷機能付きエバポレータ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の蓄冷機能付きエバポレータ(10)であって、
    前記蓄冷プレート(41)に第1収容凹部(46)と第2収容凹部(47)とを前記冷媒流路方向に並列に形成し、これら第1収容凹部(46)と第2収容凹部(47)とを連通部(48)で連通させたことを特徴とする蓄冷機能付きエバポレータ。
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