JP6607500B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、集塵機を着脱可能な電動工具に関する。
近年、集塵機を着脱可能な電動工具が開発されている。集塵機は電動工具に取り付けられて、電動工具による作業中に発生する粉塵や切削屑を収集する。特許文献1は、集塵機が装着可能な動力工具において、先端工具を駆動するモータに対して2つのバッテリのそれぞれから電流を供給可能とし、また集塵機に対して少なくとも一方のバッテリから電流を供給可能とする技術を開示する。
特開2014−200899号公報
バッテリには、出力電流の上限を規定した定格電流値(以下「規定値」と呼ぶ)が定められている。バッテリから規定値を超える電流が出力されても、ただちにバッテリ性能に影響を与えることはないが、規定値を超える電流が高頻度で出力されるとバッテリ寿命に悪影響を及ぼす可能性がある。そのため集塵機を着脱可能な電動工具においても、出力電流が規定値以下に収まるようにバッテリ出力が管理されることが好ましい。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、集塵機を着脱可能な電動工具においてバッテリ出力電流を好適に制御する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電動工具は、先端工具を駆動するためのモータと、バッテリからモータに電流を供給してモータの回転を制御する制御部と、集塵機を取り付けるための集塵機装着部とを備える。制御部は、集塵機を使用しない場合にモータに供給する電流の上限を第1電流値に設定し、集塵機を使用する場合にモータに供給する電流の上限を、第1電流値よりも低い第2電流値に設定する。
本発明によれば、集塵機を着脱可能な電動工具においてバッテリ出力電流を好適に制御する技術を提供できる。
本発明の実施形態に係る電動工具の構成を示す図である。 実施例1における電流制御手法を説明するための図である。 電動工具の構成の変形例を示す図である。 実施例2における電流制御手法を説明するための図である。 電動工具の構成の変形例を示す図である。 実施例3における電流制御手法を説明するための図である。
図1は、本発明の実施形態に係る電動工具1の構成を示す。実施形態では、電動工具1の例として集塵機40を着脱可能なハンマードリルを示すが、電動工具1は集塵機40を着脱可能な別種の工具であってもよい。電動工具1は、先端工具13を駆動するためのモータ2と、バッテリ30からモータ2に電流を供給してモータ2の回転を制御する制御部20と、集塵機40を取り付けるための集塵機装着部23とを少なくとも備える。制御部20は、制御基板に搭載されるマイクロコンピュータなどから構成される。
モータ2はバッテリ30から電流を供給されて、工具出力軸11に取り付けられる先端工具13を駆動する。モータ出力軸3と中間軸5の間には減速機構4が設けられ、減速機構4はモータ出力軸3の回転を減速して中間軸5に伝達する。
駆動力伝達部6は、モータ出力軸3の回転力を工具出力軸11に伝達する複数の伝達機構を有する。具体的に駆動力伝達部6は、中間軸5の回転力を工具出力軸11に伝達するための回転伝達機構8と、中間軸5の回転運動を往復運動に変換して、工具出力軸11に進退方向の力を伝達するための往復伝達機構7とを有する。回転伝達機構8は、複数の歯車を組み合わせて構成され、工具出力軸11を回転させる。往復伝達機構7は、中間軸5の回転運動をピストンの往復運動に変換する運動変換部材と、工具出力軸11に打撃衝撃を加えるハンマと、ピストンの往復運動によりハンマを進退させる空気ばね機構とを備える。
往復伝達機構7と中間軸5との間には、第1クラッチ9が設けられる。第1クラッチ9は、往復伝達機構7を中間軸5と工具出力軸11との間で連結または遮断する機能をもつ機械要素である。実施形態では第1クラッチ9が往復伝達機構7と中間軸5との間に設けられているが、第1クラッチ9は、往復伝達機構7と工具出力軸11との間に設けられてもよい。
回転伝達機構8と工具出力軸11との間には、第2クラッチ10が設けられる。第2クラッチ10は、回転伝達機構8を中間軸5と工具出力軸11との間で連結または遮断する機能をもつ機械要素である。実施形態では第2クラッチ10が回転伝達機構8と工具出力軸11との間に設けられているが、第2クラッチ10は、回転伝達機構8と中間軸5との間に設けられてもよい。
操作部12は、ユーザにより変位操作される操作スイッチであり、電動工具1の複数の動作モードの各々に対応する複数の設定位置を規定されている。ハンマードリルである電動工具1において、各設定位置は「回転モード」、「回転打撃モード」、「打撃モード」の各動作モードに対応する。ユーザは、使用目的に応じた設定位置に操作部12を変位操作して、電動工具1の動作モードを選択する。
操作部12が「回転打撃モード」の設定位置に配置されると、第1クラッチ9は、往復伝達機構7と中間軸5とを連結する位置に配置され、第2クラッチ10は、回転伝達機構8と工具出力軸11とを連結する位置に配置される。操作部12が「回転モード」の設定位置に配置されると、第1クラッチ9は、往復伝達機構7と中間軸5との連結を解除する位置に配置され、第2クラッチ10は、回転伝達機構8と工具出力軸11とを連結する位置に配置される。操作部12が「打撃モード」の設定位置に配置されると、第1クラッチ9は、往復伝達機構7と中間軸5とを連結する位置に配置され、第2クラッチ10は、回転伝達機構8と工具出力軸11との連結を解除する位置に配置される。このように電動工具1では、駆動力伝達部6における各伝達機構の連結および連結解除が、操作部12の操作位置に連動して機械的に行われる。
バッテリ装着部22には、充電電池であるバッテリ30が装着される。バッテリ30には、出力電流の上限を定めた規定値が設定されている。バッテリ30の出力電流が規定値を超えることは、バッテリ性能を劣化させる要因になり得るため、制御部20は、バッテリ30からの出力電流が規定値を超えないようにバッテリ出力を管理する。実施形態において、バッテリ30の規定値は、30A(アンペア)に設定されているものとする。
トリガスイッチ21はユーザにより操作される操作スイッチであり、制御部20は、トリガスイッチ21の操作の有無によりモータ2のオンオフを制御するとともに、トリガスイッチ21の操作量に応じた回転速度(以下「設定回転速度」とも呼ぶ)となるようにモータ2の回転を制御する。回転センサ14はモータ2の回転を検出して、検出信号を制御部20に出力する。制御部20は、回転センサ14の検出信号にもとづいてモータ2の回転速度を算出し、算出した回転速度が設定回転速度と一致するようにバッテリ30からモータ2に電流を供給する。
モータ電流測定部15は、制御部20からモータ2に電流を供給する電力線に設けられ、モータ2に供給される電流値を測定して制御部20に提供する。制御部20は、モータ電流測定部15から提供される測定電流値をもとにモータ2への供給電流を制御する。制御部20は、設定回転速度となるようにモータ2に電流を供給するが、先端工具13の受ける作業負荷が大きくなると、設定回転速度を維持するための電流量が増大する。このとき制御部20は、バッテリ30からの出力電流が規定値を超えることは許容せず、したがって先端工具13の作業負荷が大きい場合には、バッテリ保護のためにモータ2が設定回転速度よりも遅い回転速度で駆動されることになる。
実施形態の電動工具1は、作業時に発生する粉塵や切削屑を収集する着脱式の集塵機40を取付可能とする。集塵機40は集塵機装着部23に装着される。集塵機40は、先端工具13を囲む集塵部と、粉塵や切削屑を収容する集塵容器と、集塵部と集塵容器との間を連結する移送ノズルとを備える。集塵容器には、集塵用モータと、集塵用モータにより駆動されるファンが設けられ、集塵用モータの回転により、集塵部で吸引される粉塵や切削屑が、移送ノズルを通って集塵容器に収集される。
集塵機装着部23には2つの電気端子が設けられ、集塵機40が集塵機装着部23に装着されると、集塵機装着部23の2つの電気端子が、集塵機40内の集塵用モータの一対の電力線に接続されるようになっている。これにより制御部20は、集塵用モータに電流を供給できるようになる。
作業時の粉塵等の飛び散りを抑えるため、集塵機40は電動工具1に装着されて使用されることが好ましいが、必ず使用されなければならないものではない。そのため集塵機40は電動工具1に取り付けられていることもあれば、取り付けられていないこともある。そこで制御部20は、電動工具1による作業時に集塵機40を使用するか否かを検出する機能を有する。
集塵機装着部23に集塵機40が装着されたことを示す信号を出力する信号出力部が設けられ、制御部20は、信号出力部からの信号にもとづいて集塵機40を使用することを検出する。信号出力部は、たとえば接点スイッチであって、集塵機装着部23に集塵機40が装着されると開回路が閉じて導通し、装着されたことを示す信号を制御部20に出力する。制御部20は信号出力部から信号を取得すると、集塵機40を使用することを検出し、一方で信号を取得しなければ、集塵機40を使用しないことを検出する。
また制御部20は、集塵機装着部23の2つの電気端子の間の電流値を監視してもよい。制御部20は、集塵用モータが回転しない程度の電圧を印加したときに微弱電流が流れるか否かにもとづいて、集塵機装着部23に集塵機40が装着されているか否かを検出してよい。
集塵機40または電動工具1の本体に、集塵機40の動作モードを選択するためのモード選択部が設けられ、集塵機40が集塵機装着部23に取り付けられている場合に、ユーザがモード選択部を操作して集塵機40の使用有無を設定してもよい。集塵機40が集塵機装着部23に取り付けられていても、ユーザが集塵機40の使用を望まなければ、ユーザは集塵機40を使用しない動作モードを選択する。制御部20はモード選択部で選択された動作モードを特定し、集塵機40を使用するか否かを検出してよい。
以上のように制御部20は、集塵機40を使用するか否かを検出する機能を有する。実施形態の電動工具1において、制御部20は、集塵機40を使用しない場合に、モータ2に供給する電流の上限を第1電流値に設定し、集塵機40を使用する場合に、モータ2に供給する電流の上限を、第1電流値よりも低い第2電流値に設定する。ここで第1電流値は、バッテリ30に設定された規定値(30A)以下の所定値である。
電動工具1において、モータ2以外に電流を供給する必要のある部品が存在する場合、第1電流値は、規定値から、モータ2以外の部品に必要な電流値を減算した値に設定される。集塵機40を使用しない場合、制御部20は、モータ2に最大で第1電流値まで電流を供給可能とすることで、電動工具1の作業性能を最大限まで引き出すことが可能となる。一般にモータ2以外の部品に必要な電流量は小さいことから、以下では第1電流値がバッテリ30の規定値(30A)に等しいとする。また集塵機40に供給する電流の最大設計値である第3電流値を、4Aとする。
電動工具1におけるバッテリ出力制御手法として、制御部20が、集塵機40の使用有無にかかわらず、モータ2に供給する電流の上限を、規定値(30A)から第3電流値(4A)を引いた26Aに設定する手法が考えられる。集塵機40の使用有無にかかわらずモータ2の電流上限値を26Aに固定することで、バッテリ30からの出力電流を規定値内に確実に制限できるという利点がある。しかしながら、この制御手法によればモータ2の電流上限値を26Aに固定することで、集塵機40の非使用時に、集塵機40のために確保した電流量(4A)を利用できないという問題がある。
そこで実施形態の制御部20は、集塵機40を使用しない場合に、モータ2に供給する電流の上限を、規定値である第1電流値に設定する。これにより制御部20は、集塵機40の非使用時における電動工具1の作業効率を高めることが可能となる。
なお制御部20は、集塵機40を使用する場合に、モータ2に供給する電流の上限を、第1電流値よりも低い第2電流値に設定する。以下、複数の実施例を用いて第2電流値の設定手法について説明する。
(実施例1)
実施例1では制御部20が、集塵機40の最大電流値である第3電流値を用いて、第2電流値を設定する。集塵機40を使用する場合、制御部20は、集塵機40に供給する電流の上限を第3電流値に設定し、モータ2に供給する電流の上限である第2電流値を、第1電流値から第3電流値を減算した値に設定する。
図2は、実施例1における制御部20の電流制御手法を説明するための図である。図2において、集塵機40に供給する電流を「集塵機電流」と表現し、モータ2に供給する電流を「モータ電流」と表現する。集塵機40を使用しない場合、制御部20は、モータ2に供給する電流の上限を第1電流値(30A)に設定する。
一方、集塵機40を使用する場合、制御部20は、集塵機40に供給する電流の上限を第3電流値に設定する。上記したとおり第3電流値は、集塵機40に供給する最大電流値であり、集塵機40に第3電流値を超える電流は流れない。制御部20は第2電流値を、第1電流値(30A)から第3電流値(4A)を減算した値(26A)に設定する。実施例1では、第2電流値を26Aに設定することで、電動工具1の動作中、モータ2には26A以下の電流が供給され、また集塵機40には4A以下の電流が供給されることになり、バッテリ30からの総出力電流を規定値(30A)以下に制限できる。
(実施例2)
実施例2では、電動工具1が、バッテリ30から出力される電流値を測定する電流測定部を備える。
図3は、電動工具1の構成の変形例を示す。図3に示す電動工具1は、図1に示す電動工具1と比較して、集塵機電流測定部16をさらに備えている点で相違する。
集塵機電流測定部16は、制御部20から集塵機40に電流を供給する電力線に設けられ、集塵機40に供給される電流値を測定して制御部20に提供する。制御部20は、集塵機電流測定部16およびモータ電流測定部15から提供される測定電流値をもとに、モータ2への供給電流を制御する。
実施例1で説明したように、集塵機40に供給する実電流値は、第3電流値(4A)を超えることはなく、第3電流値以下である。そのため集塵機40に供給する実電流値は、第3電流値より小さいこともある。実施例2では、集塵機40に供給する実電流値に応じて、モータ2に供給する電流の上限である第2電流値を設定する。
実施例2において、モータ電流測定部15は、モータ2に供給する電流値を測定し、集塵機電流測定部16は、集塵機40に供給する電流値を測定する。モータ電流測定部15で測定される電流値と集塵機電流測定部16で測定される電流値の和は、バッテリ30から出力される総電流値に相当する。つまりモータ電流測定部15および集塵機電流測定部16は、互いに協働してバッテリ30から出力される電流値を測定する。
集塵機40を使用する場合、制御部20は、モータ電流測定部15および集塵機電流測定部16により測定されるバッテリ出力電流値が第1電流値を超えないように、モータ2に供給する電流を調整する。
図4は、実施例2における制御部20の電流制御手法を説明するための図である。図4において、集塵機40に供給する電流を「集塵機電流」と表現し、モータ2に供給する電流を「モータ電流」と表現する。集塵機40を使用しない場合、制御部20は、モータ2に供給する電流の上限を第1電流値(30A)に設定する。
一方、集塵機40を使用する場合、制御部20は、モータ電流測定部15および集塵機電流測定部16の双方により測定されるバッテリ出力電流値が第1電流値を超えないように、モータ2に供給する電流を調整する。図4において集塵機電流である「第4電流値」は、集塵機電流測定部16により測定された実電流値である。たとえば第4電流値が3Aである場合、制御部20は、モータ2に供給する電流の上限である第2電流値を、第1電流値(30A)から第4電流値(3A)を減算した値(27A)に設定する。つまり集塵機40に供給している電流値が3Aであれば、制御部20は、モータ2に供給する電流を27A以下となるように調整する。なお第4電流値が2Aであれば、制御部20は第2電流値を28Aに設定して、モータ2に供給する電流を28A以下となるように調整する。
このように実施例2によれば、制御部20が電流測定部の測定値にもとづいて、モータ出力電流値が規定値以下となるようにモータ2の供給電流を制御する。これにより実施例1の電流制御手法と比べると、実施例2の制御部20は、集塵機40に第3電流値(4A)の電流を供給していない場合に、モータ2に供給する電流値を26Aよりも大きくでき、電動工具1の作業性能を高められる。
なお図3には、モータ電流測定部15と集塵機電流測定部16とでバッテリ出力電流値を測定することを示したが、バッテリ30の出力電流を直接測定する電流測定部を設けてもよい。この場合、制御部20は、単一の電流測定部による測定電流値にもとづいて、モータ2に供給する電流を調整できる。
(実施例3)
実施例3では、電動工具1が、集塵機40の供給電流を調整する電流調整部を備える。
図5は、電動工具1の構成の変形例を示す。図5に示す電動工具1は、図3に示す電動工具1と比較して、電流調整部17をさらに備えている点で相違する。
電流調整部17は、制御部20から集塵機40に電流を供給する電力線に設けられ、制御部20からの制御信号に応じて、集塵機40に供給される電流を調整する。たとえば電流調整部17は、制御部20から供給されるPWM制御信号に応じて、集塵機40の供給電流を制限してよい。
図6は、実施例3における制御部20の電流制御手法を説明するための図である。図6において、集塵機40に供給する電流を「集塵機電流」と表現し、モータ2に供給する電流を「モータ電流」と表現する。集塵機40を使用しない場合、制御部20は、モータ2に供給する電流の上限を第1電流値(30A)に設定する。
一方、集塵機40を使用する場合、制御部20は、モータ2に供給する電流の上限である第2電流値を、(第1電流値−第3電流値)よりも高い第5電流値に設定する。実施例3は、集塵機40の集塵能力を制限して、電動工具1の作業性能を高めることを目的としており、制御部20は集塵機40に供給する電流の上限を、第1電流値から第2電流値(第5電流値)を減算した値に設定する。
たとえば制御部20は第5電流値を28Aに設定すると、集塵機40に供給する電流の上限を、第1電流値(30A)から第5電流値(28A)を減算した値(2A)に設定する。集塵機40を使用する場合、モータ2に供給する上限電流値は少なくとも26Aに設定できるが、実施例3の制御部20は、モータ2に供給する電流の上限を26Aよりも高く設定することで、電動工具1の作業性能を高めることが可能となる。このとき制御部20は電流調整部17により、集塵機40に供給する電流を4Aよりも下げることで、バッテリ30からの総出力電流を規定値(30A)以下に制限する。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。
本発明のある態様の電動工具(1)は集塵機(40)を着脱可能である。電動工具(1)は、先端工具(13)を駆動するためのモータ(2)と、バッテリ(30)からモータに電流を供給して、モータの回転を制御する制御部(20)と、集塵機を取り付けるための集塵機装着部(23)とを備える。制御部(20)は、集塵機(40)を使用しない場合に、モータ(2)に供給する電流の上限を第1電流値に設定し、集塵機(40)を使用する場合に、モータ(2)に供給する電流の上限を、第1電流値よりも低い第2電流値に設定する。
制御部(20)は、集塵機(40)を使用するか否かを検出する機能を有してよい。また制御部(20)は、集塵機装着部(23)に集塵機(40)が装着されているか否かを検出する機能を有してよい。
制御部(20)は、集塵機(40)を使用する場合に、集塵機(40)に供給する電流の上限を第3電流値に設定し、モータ(2)に供給する電流の上限である第2電流値を、第1電流値から第3電流値を減算した値に設定してよい。
電動工具(1)は、バッテリ(30)から出力される電流値を測定する電流測定部(15,16)をさらに備えてもよい。制御部(20)は、集塵機(40)を使用する場合に、電流測定部により測定されるバッテリ出力電流値が第1電流値を超えないように、モータ(2)に供給する電流を調整してよい。
制御部(20)は、集塵機(40)を使用する場合に、集塵機(40)に供給する電流の上限を、第1電流値から第2電流値を減算した値に設定してよい。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1・・・電動工具、2・・・モータ、11・・・工具出力軸、13・・・先端工具、14・・・回転センサ、15・・・モータ電流測定部、16・・・集塵機電流測定部、17・・・電流調整部、20・・・制御部、22・・・バッテリ装着部、23・・・集塵機装着部、30・・・バッテリ、40・・・集塵機。

Claims (6)

  1. 集塵機を着脱可能な電動工具であって、
    先端工具を駆動するためのモータと、
    バッテリから前記モータに電流を供給して、前記モータの回転を制御する制御部と、
    集塵機を取り付けるための集塵機装着部と、を備え、
    前記制御部は、
    集塵機を使用しない場合に、前記モータに供給する電流の上限を第1電流値に設定し、
    集塵機を使用する場合に、前記モータに供給する電流の上限を、第1電流値よりも低い第2電流値に設定する、
    ことを特徴とする電動工具。
  2. 前記制御部は、集塵機を使用するか否かを検出する機能を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記制御部は、前記集塵機装着部に集塵機が装着されているか否かを検出する機能を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
  4. 集塵機を使用する場合に、前記制御部は、集塵機に供給する電流の上限を第3電流値に設定し、前記モータに供給する電流の上限である第2電流値を、第1電流値から第3電流値を減算した値に設定する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電動工具。
  5. バッテリから出力される電流値を測定する電流測定部をさらに備え、
    集塵機を使用する場合に、前記制御部は、前記電流測定部により測定されるバッテリ出力電流値が第1電流値を超えないように、前記モータに供給する電流を調整する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電動工具。
  6. 集塵機を使用する場合に、前記制御部は、集塵機に供給する電流の上限を、第1電流値から第2電流値を減算した値に設定する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電動工具。
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