JP6607450B2 - 位牌 - Google Patents

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本発明は、位牌に関する。
位牌は、故人の祭祀のために木材製の位牌本体部に戒名(法名)及び故人に関連する内容を記したものであり、多くは、伝統的な表面加工を施した表面構造のものである。この伝統的な表面加工は、多くは、位牌本体部に漆又はカシュー塗料を塗布し、その上の一部又は全部に金箔又は金粉によって金色の層を設けたものである。この金色の層により、荘厳さを有するようにすることができる。
それに対して、近年、位牌は、伝統的な表面構造が有する画一的な印象を排除するように、様々な表面構造が提案されている。例えば、特許文献1には、極細沈金入り手法で位牌本体の一部に蒔絵を施したものが開示されている。また、特許文献2には、位牌本体を好みの色に着色したものが開示されている。
実用新案登録第3041826号公報 特開2008−154983号公報
しかしながら、伝統的な表面構造又は特許文献1、2に開示の表面構造の位牌に対して、現代では、荘厳さを残しながらも、もっと簡素感を有したシンプルな位牌が好まれる場合も少なくない。
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素感を有しつつ、荘厳さも有するようにできる表面構造の位牌を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の位牌は、縦長の文字記載部分及びその下方に該文字記載部分よりも横に広がっている部分が設けられた位牌本体部と該位牌本体部の下側に配置されその底部よりも横に広がっている台座部とを有し、正面側と裏面側を含め木目が外部に現れるように透明の表面保護膜が付着された銘木体と、該銘木体において前記文字記載部分以外の一部に接着されている帯状の装飾布と、を備えてなることを特徴とする。
請求項2に記載の位牌は、請求項1に記載の位牌において、前記銘木体は、帯状の溝部が形成されており、前記装飾布は、前記溝部に嵌め込まれて接着されていることを特徴とする。
請求項3に記載の位牌は、請求項1又は2に記載の位牌において、前記装飾布は、金色の模様が刺繍によって設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の位牌は、請求項3に記載の位牌において、前記装飾布は、金箔が和紙に貼り合わされ裁断されて成る糸が前記金箔側が表側になるように刺繍されていることを特徴とする。
請求項5に記載の位牌は、請求項3又は4に記載の位牌において、前記装飾布は、刺繍がされる正絹と、その裏側に貼り付けられ目がより細かい裏布と、を有する構成であることを特徴とする。
請求項6に記載の位牌は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の位牌において、前記装飾布は、前記位牌本体部と前記台座部のそれぞれに設けられていることを特徴とする。
本発明の位牌によれば、表面構造によって、簡素感を有しつつ、荘厳さも有するようにすることが可能になる。
本発明の実施形態に係る位牌の外観を示すものであって、(a)が正面図、(b)が背面図である。 同上の位牌の外観を示す平面図で、(a)が全体の平面図、(b)が台座部の平面図である。 同上の位牌の銘木体の外観を示すものであって、(a)が正面図、(b)が背面図である。 同上の位牌の銘木体の台座部の外観を示す平面図である。 同上の位牌の装飾布の説明図であって、(a)が刺繍の糸を示す断面図、(b)が装飾布の構成を示す端面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態に係る位牌1は、図1(a)、(b)及び図2(a)、(b)に示すように、銘木体2と装飾布3とを備えてなる。
銘木体2は、木目が明確に現れる選ばれた木材である銘木が基材2aである。木目は、材木を切断することによりその断面に年輪や導管などが種々の模様をなして現われているものである。銘木は、例えば、木曽檜、ちしゃ、くわ、リグナムバイタ、シャム柿、アレルセ、パープルハートなどである。これらの銘木は、各々に特別な色合い(例えば、パープルハートは紫色)や光沢などを有する。
銘木体2は、木目が外部に現れるように(木目が視認できるように)透明の表面保護膜2bが付着されたものである。表面保護膜2bは、木目が外部に現れるものならば、多少の曇りや着色が有ってもよい。表面保護膜2bは、ワニスを用いることができ、内部に浸透したものと表面に極めて薄く残ったものが固化することにより、透明でありながら表面の強度を増加させることができる。
銘木体2は、戒名(法名)及び故人に関連する内容を記す文字記載部分2cを少なくとも有しており、また、通常は、文字記載部分2cが縦長であり(垂直方向に長く)、その下方は文字記載部分2cよりも横に(水平方向に)広がっている。
本実施形態では、銘木体2は、互いに分離可能な位牌本体部21と台座部22とからなっている。位牌本体部21は、縦長の文字記載部分2cを有し、その下方は文字記載部分2cよりも横に広がっている。台座部22は、位牌本体部21の下側に配置される板状のもので、位牌本体部21を載置できるように、位牌本体部21の底部よりも横に広がっている。
このように、銘木体2は、銘木が本来有する木目が外部に現れるような(木目が視認できるような)表面構造にしており、簡素感を有するものとなっている。また、銘木体2は、通常は、形状をも簡素感を有するものとするのがよい。また、図に示す本実施形態では、正面側と裏面側が略同一に現れるものとしているため、正面側と裏面側に文字記載部分2cを有する。それにより、例えば、位牌1を夫婦2人の祭祀に用いるものとすることができる。
また、銘木体2は、図3(a)、(b)及び図4に示すように、次に説明する装飾布3が嵌め込まれ接着される帯状の溝部2dが形成されている。本実施形態では、位牌本体部21における文字記載部分2cの下方と台座部22の2か所に溝部2dが形成されている。詳細には、位牌本体部21における文字記載部分2cの下方では、溝部2dは、外周面を一周して形成されている。台座部22では、溝部2dは、上面おいて左辺から前辺(正面の辺)へ斜め直線状に、正面と左側面において上面のものに連続して斜め直線状に、形成されている。
装飾布3は、帯状のものであり、銘木体2の一部に接着される。より詳細には、装飾布3は、銘木体2の溝部2dに嵌め込まれて接着される。
装飾布3は、金色の模様が刺繍によって設けられている。位牌1は、この装飾布3を表面構造の一部として有することにより、銘木体2による簡素感とともに、荘厳さも有するようにできる。
装飾布3は、詳細には、金箔3aが和紙3cに接着層(例えば、漆など)3bにより貼り合わされ裁断されて成る糸(図5(a)参照)が金箔3a側が表側(外方側)になるように刺繍されている。従って、位牌1における装飾布3は、その表側(外方側)のみが現れ(視認され)るので、金箔3a、すなわち金色の模様のみが現れ(視認され)るようになっている。
装飾布3は、刺繍がされる正絹31と、その裏側に貼り付けられ目がより細かい裏布32と、を有する構成とすることができる(図5(b)参照)。正絹31により荘厳さを保ち、裏布32により刺繍の背景の色合いを変えることができる。
本実施形態では、装飾布3は、位牌本体部21と台座部22のそれぞれに形成された前述した溝部2dに設けられている。それにより、位牌本体部21と台座部22をともに、荘厳さを有するようにできる。なお、台座部22の溝部2dに設けられる装飾布3は、溝部2dから突出しないようにするのが好ましい。
以上、本発明の実施形態に係る位牌について説明したが、本発明は、上述の実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。例えば、銘木体2は、形状は任意に変更可能であり、また、位牌本体部21のみとすることも可能である。また、装飾布3は、故人の愛用した衣類の一部を切り取って、そのまま用いたり加工して用いたりすることも可能である。
1 位牌
2 銘木体
21 位牌本体部
22 台座部
2a 基材
2b 表面保護膜
2c 文字記載部分
2d 溝部
3 装飾布
3a 金箔
3b 接着層
3c 和紙
31 正絹
32 裏布

Claims (6)

  1. 縦長の文字記載部分及びその下方に該文字記載部分よりも横に広がっている部分が設けられた位牌本体部と該位牌本体部の下側に配置されその底部よりも横に広がっている台座部とを有し、正面側と裏面側を含め木目が外部に現れるように透明の表面保護膜が付着された銘木体と、
    該銘木体において前記文字記載部分以外の一部に接着されている帯状の装飾布と、を備えてなることを特徴とする位牌。
  2. 請求項1に記載の位牌において、
    前記銘木体は、帯状の溝部が形成されており、
    前記装飾布は、前記溝部に嵌め込まれて接着されていることを特徴とする位牌。
  3. 請求項1又は2に記載の位牌において、
    前記装飾布は、金色の模様が刺繍によって設けられていることを特徴とする位牌。
  4. 請求項3に記載の位牌において、
    前記装飾布は、金箔が和紙に貼り合わされ裁断されて成る糸が前記金箔側が表側になるように刺繍されていることを特徴とする位牌。
  5. 請求項3又は4に記載の位牌において、
    前記装飾布は、刺繍がされる正絹と、その裏側に貼り付けられ目がより細かい裏布と、を有する構成であることを特徴とする位牌。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の位牌において
    記装飾布は、前記位牌本体部と前記台座部のそれぞれに設けられていることを特徴とする位牌。
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