JP6605961B2 - 介護適正化支援装置とその作動方法および作動プログラム、並びに介護適正化支援システム - Google Patents

介護適正化支援装置とその作動方法および作動プログラム、並びに介護適正化支援システム Download PDF

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本発明は、介護適正化支援装置とその作動方法および作動プログラム、並びに介護適正化支援システムに関する。
近年、介護福祉士や看護師といった介護実務者が、介護が必要な独居高齢者等の要介護者の自宅を訪問して介護を行う訪問介護が増加している。こうした訪問介護では、本来あってはならないことだが、介護実務者による要介護者への暴言、身体的虐待、要介護者の資産の詐取、介護放棄といった不適正な行為がしばしば見受けられる。
特許文献1の段落[0186]〜[0189]および図16には、上記のような不適正な行為を抑止するための一策として、介護実務者の言動を監視するシステムが記載されている。具体的には、カメラとマイクが一体となったインカムを介護実務者や要介護者に装着させ、カメラで撮影した映像とマイクで収録した音声を、遠隔地にいる要介護者の家族等の端末に送信し、介護実務者の仕事ぶりを要介護者の家族等が監視可能としている。
特開2009−048601号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、介護実務者の仕事ぶりを要介護者の家族等が監視可能なだけで、不適正な行為をより直接的かつ実効的に正すものではない。
本発明は、介護実務者の不適正な行為をより直接的かつ実効的に正すことが可能な介護適正化支援装置とその作動方法および作動プログラム、並びに介護適正化支援システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の介護適正化支援装置は、要介護者を介護する介護実務者の介護中の発話音声を取得する音声取得部と、音声取得部で取得した発話音声と、用語記憶部に予め記憶された用語とを照合する照合部と、照合部による発話音声と用語との照合結果に応じて、介護実務者への通知を指示する通知指示部とを備える。
用語は、介護実務者が発話すべきでない禁止用語を含み、通知指示部は、発話音声と禁止用語が一致したという照合結果であった場合、通知を指示することが好ましい。
用語は、介護実務者が発話すべきである必要用語を含み、通知指示部は、介護中に必要用語が発せられていないという照合結果であった場合、通知を指示することが好ましい。
照合部は、介護中に必要用語が発せられていないという照合結果を、予め設定されたタイミングで出力することが好ましい。
タイミングは複数回設定されており、照合部は、前回のタイミングから今回のタイミングまでに、必要用語と一致する発話音声があったか否かを判定し、その判定結果に基づいて介護中に必要用語が発せられていないという照合結果を出力することが好ましい。この場合、照合部は、必要用語に対する一致した発話音声の割合である一致率が、予め設定された下限率を下回る場合に、介護中に必要用語が発せられていないという照合結果を出力することが好ましい。
タイミングは、介護の複数の作業の各々が完了したときであることが好ましい。
タイミングは、介護実務者の属性に応じて変更されることが好ましい。また、下限率は、介護実務者の属性に応じて変更されることが好ましい。この場合、属性は、介護実務者の資格、または経験年数のうちのいずれかであることが好ましい。
用語は、要介護者別に記憶されていることが好ましい。
通知指示部は、複数のレベルの通知を選択的に指示することが好ましい。
通知指示部は、予め登録され、介護実務者が携行する実務者端末に通知を指示することが好ましい。この場合、音声取得部は、実務者端末に設けられたマイクで収録された発話音声を取得することが好ましい。
通知指示部は、予め登録され、要介護者または介護実務者の関係者が利用する関係者端末にも通知を指示することが好ましい。
本発明の介護適正化支援装置の作動方法は、要介護者を介護する介護実務者の介護中の発話音声を取得する音声取得ステップと、音声取得ステップで取得した発話音声と、用語記憶部に予め記憶された用語とを照合する照合ステップと、照合ステップによる発話音声と用語との照合結果に応じて、介護実務者への通知を指示する通知指示ステップとを備える。
本発明の介護適正化支援装置の作動プログラムは、要介護者を介護する介護実務者の介護中の発話音声を取得する音声取得機能と、音声取得機能で取得した発話音声と、用語記憶部に予め記憶された用語とを照合する照合機能と、照合機能による発話音声と用語との照合結果に応じて、介護実務者への通知を指示する通知指示機能とを、コンピュータに実行させる。
本発明の介護適正化支援システムは、要介護者を介護する介護実務者の行為の適正化を支援する介護適正化支援装置と、予め登録され、介護実務者が携行する実務者端末であり、介護適正化支援装置にネットワークを介して接続される実務者端末とを備える介護適正化支援システムにおいて、介護実務者の介護中の発話音声を取得する音声取得部と、音声取得部で取得した発話音声と、用語記憶部に予め記憶された用語とを照合する照合部と、照合部による発話音声と用語との照合結果に応じて、介護実務者への通知を指示する通知指示部とを有する。
本発明によれば、介護実務者の介護中の発話音声を取得して予め記憶された用語と照合し、その照合結果に応じて介護実務者への通知を指示するので、介護実務者の不適正な行為をより直接的かつ実効的に正すことが可能な介護適正化支援装置とその作動方法および作動プログラム、並びに介護適正化支援システムを提供することができる。
介護適正化支援システムを示す図である。 介護適正化支援サーバ、実務者端末、および関係者端末間で送受信される各種情報を示す図である。 介護適正化支援サーバ、実務者端末、および関係者端末を構成するコンピュータを示すブロック図である。 介護適正化支援サーバのCPUの各機能部を示すブロック図である。 用語テーブルの内容を示す図である。 介護実務者情報の内容を示す図である。 要介護者情報の内容を示す図である。 照合部および通知指示部の機能の説明図である。 照合部および通知指示部の機能の説明図である。 必要用語が発せられていないという照合結果を出力するタイミングを示す図である。 必要用語が発せられていないという照合結果を出力するタイミングを示す図である。 実務者端末および関係者端末のCPUの機能部を示すブロック図である。図である。 発話音声と禁止用語が一致したという照合結果の場合に、実務者端末のディスプレイに表示される通知画面、および実務者端末のスピーカーから出力される通知音声を示す図である。 介護中に必要用語が発せられていないという照合結果の場合に、実務者端末のディスプレイに表示される通知画面、および実務者端末のスピーカーから出力される通知音声を示す図である。 発話音声と禁止用語が一致したという照合結果の場合に、関係者端末のディスプレイに表示される通知画面、および関係者端末のスピーカーから出力される通知音声を示す図である。 介護中に必要用語が発せられていないという照合結果の場合に、関係者端末のディスプレイに表示される通知画面、および関係者端末のスピーカーから出力される通知音声を示す図である。 介護適正化支援サーバの処理手順を示すフローチャートである。 介護実務者の資格と照合結果の出力のタイミングおよび下限率との関係を示す表である。 介護実務者の経験年数と照合結果の出力のタイミングおよび下限率との関係を示す表である。 要介護者別用語テーブルの内容を示す図である。 通知回数と通知レベルの関係を示す表である。 通知回数が登録された介護実務者情報を示す図である。 通知レベル「注意」の場合の通知の例を示す図である。 通知レベル「厳重注意」の場合の通知の例を示す図である。 通知レベル「減俸」の場合の通知の例を示す図である。 通知レベル「解雇」の場合の通知の例を示す図である。
[第1実施形態]
図1において、介護適正化支援システム10は、介護適正化支援装置に相当する介護適正化支援サーバ11、実務者端末12、および関係者端末13を備える。これらはインターネットや公衆通信網といったWAN(Wide Area Network)等のネットワーク14を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク14には、情報セキュリティを考慮して、VPN(Virtual Private Network)が構築されたり、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)等のセキュリティレベルの高い通信プロトコルが使用されている。
介護適正化支援サーバ11は、自宅15で療養中の独居高齢者等の要介護者Pを介護する、介護福祉士や看護師といった介護実務者Cの行為の適正化を支援する。介護適正化支援サーバ11は、介護実務者Cが所属する訪問介護センター16に設置される。介護適正化支援サーバ11は、各端末12、13に対して認証キーを発行して、各端末12、13に介護適正化支援サーバ11へのアクセス権限を与える。
実務者端末12は、介護中に介護実務者Cに携行されるタブレットコンピュータである。実務者端末12には、各種画面を表示するディスプレイ17、音声を収録するマイク18、および音声を出力するスピーカー19が設けられている。実務者端末12は、訪問日時や介護の作業内容等をまとめた介護記録を作成する際に介護実務者Cにより操作される。
関係者端末13は、要介護者Pまたは介護実務者Cの関係者Rが利用するスマートフォンやノート型のパーソナルコンピュータである。関係者端末13にもディスプレイ20およびスピーカー21が内蔵されている。関係者Rは、例えば遠隔地にいる要介護者Pの家族や、訪問介護センター16の管理者である。
介護適正化支援サーバ11と各端末12、13は、サーバコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン、パーソナルコンピュータといったコンピュータをベースに、オペレーティングシステム等の制御プログラムや、各種アプリケーションプログラム(以下、APと略記)をインストールして構成される。
図2において、実務者端末12は、マイク18で介護実務者Cの介護中の発話音声SVを収録する。実務者端末12は、発話音声SVに対して周知の音声認識処理を施し、認識した発話音声SVを介護適正化支援サーバ11に送信する。介護適正化支援サーバ11は、実務者端末12からの発話音声SVを取得し、取得した発話音声SVと予め記憶された用語(図5参照)とを照合する。そして、発話音声SVと用語との照合結果に応じて、実務者端末12に対して介護実務者Cへの通知を、関係者端末13に対して関係者Rへの通知をそれぞれ指示(以下、通知指示)する。
通知指示は、具体的には各端末12、13に対して通知画面25および通知音声NVの出力を指示するものである。実務者端末12は、介護適正化支援サーバ11からの通知指示に応じて、ディスプレイ17に通知画面25Aを表示させ、かつスピーカー19から通知音声NVAを出力させる(図13、図14も参照)。関係者端末13も同様に、ディスプレイ20に通知画面25Bを表示させ、かつスピーカー21から通知音声NVBを出力させる(図15、図16も参照)。
図3において、介護適正化支援サーバ11と各端末12、13を構成するコンピュータは、基本的な構成は同じであり、それぞれ、ストレージデバイス30、メモリ31、CPU(Central Processing Unit)32、通信部33、操作部34等を備えている。実務者端末12はこれらに加えて前述のディスプレイ17、マイク18、およびスピーカー19を、関係者端末13はディスプレイ20、スピーカー21をそれぞれ備えている。介護適正化支援サーバ11もディスプレイを備えており、符号35で示している。これら各部はデータバス36を介して相互接続されている。
ストレージデバイス30は、介護適正化支援サーバ11等を構成するコンピュータに内蔵、またはケーブルやネットワークを通じて接続されたハードディスクドライブ、もしくはハードディスクドライブを複数台連装したディスクアレイである。ストレージデバイス30には、オペレーティングシステム等の制御プログラムや各種AP、およびこれらのプログラムに付随する各種データ等が記憶されている。
メモリ31は、CPU32が処理を実行するためのワークメモリである。CPU32は、ストレージデバイス30に記憶されたプログラムをメモリ31へロードして、プログラムにしたがった処理を実行することにより、コンピュータの各部を統括的に制御する。
通信部33は、ネットワーク14を介した各種情報の伝送制御を行うネットワークインターフェースである。操作部34はマウスやキーボード、あるいはタッチパネル等である。ディスプレイ17、20、35は、操作部34の操作に応じた各種画面を表示する。画面にはGUI(Graphical User Interface)による操作機能が備えられる。介護適正化支援サーバ11等を構成するコンピュータは、各種画面を通じて操作部34からの操作指示の入力を受け付ける。
なお、以下の説明では、介護適正化支援サーバ11を構成するコンピュータの各部には添え字の「A」を、実務者端末12を構成するコンピュータの各部には添え字の「B」を、関係者端末13を構成するコンピュータの各部には添え字の「C」をそれぞれ符号に付して区別する。
図4において、介護適正化支援サーバ11のストレージデバイス30Aには、APとして作動プログラム40が記憶されている。作動プログラム40は、介護適正化支援サーバ11を構成するコンピュータを、介護適正化支援装置として機能させるためのAPである。
ストレージデバイス30Aは用語記憶部に相当し、用語テーブル41(図5も参照)が予め記憶されている。また、ストレージデバイス30Aには、介護実務者情報42(図6も参照)と要介護者情報43(図7も参照)が記憶されている。
作動プログラム40が起動されると、介護適正化支援サーバ11のCPU32Aは、メモリ31等と協働して、音声取得部50、照合部51、および通知指示部52として機能する。
音声取得部50は、実務者端末12からのマイク18で収録された介護実務者Cの発話音声SVを取得する。音声取得部50は、取得した発話音声SVを照合部51に出力する。
照合部51は、音声取得部50からの発話音声SVと用語テーブル41の用語とを照合する。照合部51は、発話音声SVと用語との照合結果を通知指示部52に出力する。
通知指示部52は、照合部51からの発話音声SVと用語との照合結果に応じて、各端末12、13にそれぞれ通知指示を送信する。
図5において、用語テーブル41には、複数の用語が登録されている。用語には禁止用語と必要用語の2種類がある。禁止用語は介護実務者Cが発話すべきでない用語であり、必要用語は逆に介護実務者が発話すべきである用語である。
禁止用語は、罵声と資産関連の2つのカテゴリに分かれている。罵声のカテゴリには、介護実務者Cによる要介護者Pへの暴言、身体的虐待の抑止を目的として、例えば「馬鹿」、「クソ」、「ジジイ」、「殺すぞ」等の禁止用語が登録されている。資産関連のカテゴリには、介護実務者Cによる要介護者Pの資産の詐取の抑止を目的として、例えば「貯金」、「印鑑」、「暗証番号」等の禁止用語が登録されている。
必要用語は、訪問(コミュニケーション)、食事、入浴、買物等の介護の作業別のカテゴリに分かれている。必要用語には、介護実務者Cによる介護放棄の抑止を目的とした用語が登録されている。訪問のカテゴリには、例えば「おはよう/こんにちは/こんばんは」、「元気/具合/気分」等、介護実務者Cが要介護者Pの自宅15を訪問して要介護者Pと対面したときに必ず発すると想定される挨拶言葉や要介護者Pの健康を気遣う言葉が登録されている。食事のカテゴリには、例えば「食べて/頂いて」、「おいしい/うまい」、「ごはん」、「おかず」等、入浴のカテゴリには、例えば「熱い/熱くない」、「かゆい/かゆくない」、「風呂」、「シャワー」等、買物のカテゴリには、例えば「買いたいもの/ほしいもの/いるもの」、「スーパー」、「コンビニ」等、当該作業で介護実務者Cが要介護者Pに必ず声を掛けると想定される用語が登録されている。
なお、図示および説明は省略するが、必要用語のカテゴリには、上記の食事や入浴等の他に、姿勢変更、更衣、清拭、排泄、部屋間の移動、掃除、洗濯等があり、そのそれぞれに必要用語が登録されている。また、必要用語の「/」は、「/」で繋げられた必要用語の組のうちのいずれか1つでも介護中に介護実務者Cが発しなかった場合、必要用語が発せられていないという照合結果の出力の対象となることを表している。
用語テーブル41の用語のいくつかは、デフォルトで予め登録されている。また、用語は、介護適正化支援サーバ11の操作部34を介して、訪問介護センター16の管理者がディスプレイ35の画面上で追加または削除することも可能である。
図6において、介護実務者情報42には、訪問介護センター16に所属する介護実務者Cの氏名、資格(職種)、経験年数、および実務者端末IDが、実務者ID毎に登録されている。実務者IDは個々の介護実務者Cを識別するための記号や番号であり、実務者端末IDは当該介護実務者Cが携行する実務者端末12を識別するための記号や番号である。資格の項目には、ケアマネージャー、介護福祉士、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級等、当該介護実務者Cのもつ資格が記される。資格には、これらの他にも准看護師や看護師がある。経験年数の項目には、介護の実務を開始してからの年数または訪問介護センター16に在籍している年数が記される。
図7において、要介護者情報43には、要介護者Pの氏名、および関係者端末IDが、要介護者ID毎に登録されている。要介護者IDは個々の要介護者Pを識別するための番号や記号であり、関係者端末IDは当該要介護者Pの関係者Rが利用する関係者端末13を識別するための記号や番号である。介護実務者情報42および要介護者情報43は、介護適正化支援サーバ11の操作部34を介して、ディスプレイ35の画面上で訪問介護センター16の管理者により入力される。
ここで、訪問介護の大まかな流れを説明する。まず、訪問に先立ち、介護実務者Cは実務者端末12で介護適正化支援サーバ11にアクセスして、実務者IDおよび要介護者IDを入力して認証を行う。そして、自らが担当する要介護者Pの自宅15を訪問し、要介護者Pと対面する。
要介護者Pと対面後、介護実務者Cは、食事、入浴、姿勢変更、更衣、清拭、排泄、部屋間の移動、買物、掃除、洗濯等の予定されている各作業をこなしていく。介護実務者Cは、これら各作業を完了した際に、その都度、作業を完了したことを示す作業完了通知を介護適正化支援サーバ11に送信する操作指示を実務者端末12に入力する。なお、発話音声SVにより作業完了通知を介護適正化支援サーバ11に送信する指示を実務者端末12に入力してもよい。
全作業が完了して最後の作業の作業完了通知を介護適正化支援サーバ11に送信する操作指示を行った後、介護実務者Cは、介護適正化支援サーバ11からのログアウトの操作指示を実務者端末12に入力する。これにより1回の訪問介護が終了する。訪問介護終了後、介護実務者Cは実務者端末12を用いて介護記録を作成する。なお、介護記録は、介護中に作成してもよい。
図8および図9は、照合部51および通知指示部52の機能を、具体例を挙げて説明したものである。
まず、図8に示すように、介護実務者Cが介護中に「このクソジジイ!」という発話音声SVを発した場合を考える。この場合、発話音声SV「このクソジジイ!」の「クソ」、「ジジイ」と、用語テーブル41に登録されている禁止用語の罵声のカテゴリの「クソ」、「ジジイ」が一致しているので、照合部51は、発話音声SVと禁止用語が一致したという照合結果を通知指示部52に出力する。通知指示部52は、発話音声SVと禁止用語が一致したという照合結果を受けて、各端末12、13に通知指示を送信する。
一方、図9に示すように、介護実務者Cが「お元気ですか?」、「具合はどう?」、「気分はいかが?」といった要介護者Pの健康を気遣う言葉をはじめとする発話音声SVを、訪問の際に一度も発しなかった場合を考える。この場合、用語テーブル41に登録されている必要用語のいずれも発せられていないので、照合部51は、必要用語が発せられていないという照合結果を通知指示部52に出力する。通知指示部52は、必要用語が発せられていないという照合結果を受けて、各端末12、13に通知指示を送信する。
照合部51は、必要用語が発せられていないという照合結果を、実務者端末12からの作業完了通知を受信したとき、すなわち各作業が完了したタイミングで出力する。例えば訪問のカテゴリの必要用語については、図10および図11に示すように、訪問の作業完了通知を受信したときに、認証から訪問の作業完了通知の受信時までに、音声取得部50から受け取った発話音声SVの中に、訪問のカテゴリの必要用語と一致する発話音声SVがあったか否かを判定する。そして、訪問のカテゴリの全必要用語に対する一致した発話音声SVの割合である一致率が、予め設定された下限率(例えば50%)を下回る場合(一致率<下限率)は、必要用語が発せられていないという照合結果を出力する。この場合は図10に示すように実務者端末12に通知指示が送信される。一方、一致率が下限率以上の場合(一致率≧下限率)は、図11に示すように実務者端末12に通知指示は送信されない。なお、言うまでもないが、訪問のカテゴリの全必要用語の数が例えば10個で、訪問のカテゴリの必要用語と一致した発話音声SVの数が例えば8個であった場合、一致率は80%である。
また、例えば入浴のカテゴリの必要用語については、入浴の作業完了通知を受信したときに、入浴の前の作業の作業完了通知の受信時から入浴の作業完了通知の受信時までに音声取得部50から受け取った発話音声SVの中に、入浴のカテゴリの必要用語と一致する発話音声SVがあったか否かを判定し、その判定結果に基づいて計算した一致率が下限率を下回る場合は、必要用語が発せられていないという照合結果を出力する。このように、照合部51は、作業毎に区切って必要用語と一致する発話音声SVがあったか否かを判定し、作業完了毎に照合結果を出力する。
図12において、実務者端末12のストレージデバイス30B、および関係者端末13のストレージデバイス30Cには、APとしてクライアントプログラム60、61がそれぞれ記憶されている。クライアントプログラム60、61は、介護適正化支援サーバ11から提供されるもので、介護実務者Cおよび関係者Rの手により各端末12、13にインストールされる。
クライアントプログラム60、61が起動されると、各端末12、13のCPU32B、32Cは、メモリ31等と協働して、AP制御部62、63としてそれぞれ機能する。
AP制御部62、63は、例えば介護記録の作成画面や通知画面25といった各種画面を生成し、生成した各種画面をディスプレイ17、20にそれぞれ表示する。また、AP制御部62、63は、各種画面を通じて操作部34B、34Cから入力される操作指示をそれぞれ受け付け、受け付けた操作指示に応じた処理を実行する。
実務者端末12のAP制御部62は、マイク18で収録された発話音声SVを音声認識し、認識した発話音声SVを介護適正化支援サーバ11に送信する。このとき、AP制御部62は、当該実務者端末12を携行する介護実務者Cの実務者ID、および介護対象の要介護者の要介護者IDを発話音声SVに付帯させる。発話音声SVに付帯される実務者IDおよび要介護者IDは、介護適正化支援サーバ11への認証時に介護実務者Cにより入力されたものである。
AP制御部62は、介護適正化支援サーバ11への認証を契機に、マイク18による発話音声SVの収録および介護適正化支援サーバ11への発話音声SVの送信を開始させる。また、AP制御部62は、介護の全作業が完了して、介護実務者Cによるログアウトの操作指示を受け付けたときに、マイク18による発話音声SVの収録および発話音声SVの送信を停止させる。
AP制御部62、63は、介護適正化支援サーバ11からの通知指示を受け付ける。AP制御部62、63は、通知指示を受け付けた場合、ディスプレイ17、20に通知画面25A、25Bをそれぞれ表示させ、かつスピーカー19、21から通知音声NVA、NVBをそれぞれ出力させる。
介護適正化支援サーバ11において、発話音声SVに付帯された実務者IDおよび要介護者IDは、発話音声SVとともに音声取得部50から照合部51に出力され、さらに照合結果とともに照合部51から通知指示部52に出力される。
通知指示部52は、照合結果に付帯された実務者IDに対応する実務者端末IDを介護実務者情報42から検索する。そして、検索した実務者端末IDの実務者端末12を、通知指示の送信先に設定する。また、通知指示部52は、照合結果に付帯された要介護者IDに対応する関係者端末IDを要介護者情報43から検索する。そして、検索した関係者端末IDの関係者端末13を、通知指示の送信先に設定する。
図13は、発話音声SVと禁止用語が一致したという照合結果であった場合に、実務者端末12のディスプレイ17に表示される通知画面25A1、および実務者端末12のスピーカー19から出力される通知音声NVA1を示している。通知画面25A1は、中央に髑髏マークが配置され、髑髏マークの背面がハッチングH1で示すように明滅する構成である。通知音声NVA1には、「禁止用語です。使用しないで下さい。」といった、禁止用語の不使用を促す音声メッセージが出力される。
一方、図14は、介護中に必要用語が発せられていないという照合結果であった場合に、ディスプレイ17に表示される通知画面25A2、およびスピーカー19から出力される通知音声NVA2を示している。通知画面25A2は、中央にエクスクラメーションマークが配置され、エクスクラメーションマークの背面がハッチングH2で示すように通知画面25A1と異なる周期で明滅する構成である。通知音声NVA2には、「要介護者と必要なコミュニケーションをとって下さい。」といった、必要用語の使用を促す音声メッセージが出力される。
図15は、発話音声SVと禁止用語が一致したという照合結果であった場合に、関係者端末13のディスプレイ20に表示される通知画面25B1、および関係者端末13のスピーカー21から出力される通知音声NVB1を示している。通知画面25B1は、左上部に通知画面25A1と同様の髑髏マークが配置され、「禁止用語が使用されました。」といった禁止用語が使用された旨を報せるメッセージと、禁止用語を発した介護実務者Cの実務者IDおよび禁止用語を発せられた要介護者Pの要介護者IDとが表示された構成である。通知音声NVB1には、「ビー ビー」といったビープ音が出力される。
一方、図16は、介護中に必要用語が発せられていないという照合結果であった場合に、ディスプレイ20に表示される通知画面25B2、およびスピーカー21から出力される通知音声NVB2を示している。通知画面25B2は、左上部に通知画面25A2と同様のエクスクラメーションマークが配置され、「必要用語が使用されませんでした。」といった必要用語が使用されていない旨を報せるメッセージと、通知画面25B1と同様に実務者IDおよび要介護者IDとが表示された構成である。通知音声NVB2には、通知音声NVB1とは異なる「ピピッ ピピッ」といったビープ音が出力される。
なお、これらの通知画面25および通知音声NVは、予め定められた時間、表示および出力され、予め定められた時間が経過した後、自動的にストップされる。もちろん、介護実務者Cまたは関係者Rの操作指示により、通知画面25の表示および通知音声NVの出力をストップさせてもよい。
以下、上記構成による作用について、図17のフローチャートを参照して説明する。まず、介護実務者Cにより実務者端末12で介護適正化支援サーバ11へのアクセスおよび認証が行われる。これにより、実務者端末12では、AP制御部62の制御の下、マイク18による発話音声SVの収録および介護適正化支援サーバ11への介護実務者Cの発話音声SVの送信が開始される。発話音声SVには、認証時に入力された実務者IDおよび要介護者IDが付帯される。
介護適正化支援サーバ11では、音声取得部50により発話音声SVが取得される(ステップS100)。発話音声SVは、音声取得部50から照合部51に出力される。訪問介護の際に介護実務者Cに必ず携行される実務者端末12のマイク18で収録された発話音声SVを取得するので、別にマイクを設ける必要がなく、コストを抑えることができる。
照合部51では、発話音声SVと、用語テーブル41の用語とが照合される(ステップS110)。照合部51による照合結果は、通知指示部52に出力される。
発話音声SVと禁止用語が一致したという照合結果であった場合(ステップS120でYES)、通知指示部52から各端末12、13に通知指示が送信される(ステップS130)。これにより、介護実務者Cによる要介護者Pへの暴言、身体的虐待、介護実務者Cによる要介護者Pの資産の詐取を効果的に抑止することができる。
また、実務者端末12からの作業完了通知が受信され(ステップS140でYES)、介護中に必要用語が発せられていないという照合結果であった場合(ステップS150でYES)も、通知指示部52から各端末12、13に通知指示が送信される(ステップS130)。これにより、介護実務者Cによる介護放棄を効果的に抑止することができる。また、要介護者Pと密にコミュニケーションを図る心掛けが介護実務者Cに自然と生まれ、訪問介護サービスの向上に繋げることができる。さらに、経験が浅い介護実務者C等に必要用語の発話を促すことができ、介護実務者Cの教育にも大いに役立つ。
通知指示を受けた場合、実務者端末12では、AP制御部62の制御の下、ディスプレイ17に通知画面25Aが表示され、かつスピーカー19から通知音声NVAが出力される。これにより、介護実務者Cの不適正な行為をより直接的かつ実効的に正すことが可能となる。
また、関係者端末13では、AP制御部63の制御の下、ディスプレイ20に通知画面25Bが表示され、かつスピーカー21から通知音声NVBが出力される。これにより、介護実務者Cが不適正な行為を働いていることを関係者Rに報せることができ、関係者Rを通じて介護実務者Cに直接注意したり、関係者Rが警察等に連絡して要介護者Pの保護を求めたりすることができる。
これらステップS100〜ステップS150の一連の処理は、介護の全作業が完了して介護実務者Cによりログアウトの操作指示があるまで(ステップS160でYES)繰り返し続けられる。
なお、要介護者Pは、自宅15で療養中の独居高齢者等に限らず、医療施設の入院患者でもよい。この場合、介護適正化支援サーバ11は医療施設に設置され、介護適正化支援サーバ11と実務者端末12は、医療施設内に敷設されたLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して相互に通信可能に接続される。ただし、医療施設では周囲に他者がいて比較的監視の目が多いので、他者の監視の目が行き届かない、要介護者Pが自宅15で療養中の独居高齢者等の場合のほうが本発明の必要性が高い。
上記第1実施形態では、介護実務者Cおよび関係者Rの両方に通知をしているが、少なくとも介護実務者Cに通知をすればよい。
また、実務者端末12に通知指示を送信し、実務者端末12のディスプレイ17およびスピーカー19を介して通知を出力しているが、実務者端末12とは別に通知出力装置を設けてもよい。この場合、実務者端末12と同様に通知出力装置を介護実務者Cに携行させてもよいし、要介護者Pの自宅15に通知出力装置を設置してもよい。
通知出力装置を介護実務者Cに携行させる場合は、介護実務者情報42に通知出力装置の装置IDを登録し、要介護者Pの自宅15に通知出力装置を設置する場合は、要介護者情報43に通知出力装置の装置IDを登録する。通知指示部52は、介護実務者情報42または要介護者情報43に登録された装置IDの通知出力装置を通知指示の送信先に設定する。ただし、別に通知出力装置を設ける分コストが嵩むため、上記第1実施形態のように実務者端末12に通知指示を送信し、実務者端末12から通知を出力することが好ましい。
上記第1実施形態では、実務者端末12のディスプレイ17およびスピーカー19の両方を用いて通知を出力しているが、いずれか一方でもよい。関係者端末13の場合も同様に、ディスプレイ20またはスピーカー21のいずれか一方から通知を出力してもよい。
また、図13〜図16で説明したように、例えば発話音声SVと禁止用語が一致したという照合結果であった場合に、実務者端末12では通知画面25A1および通知音声NVA1、関係者端末13では通知画面25B1および通知音声NVB1というように、実務者端末12と関係者端末13とで通知の内容を変えているが、実務者端末12と関係者端末13とで通知の内容を同じにしてもよい。
さらに、通知の内容や仕方、通知を出力する機器等は上記第1実施形態で例示したものに限らず、適宜変更してもよい。例えば、実務者端末12にバイブレーション機能が搭載されている場合は、ディスプレイ17への通知画面25Aの表示およびスピーカー19からの通知音声NVAの出力に加えて、あるいは代えて、バイブレーション機能を働かせてもよい。
上記第1実施形態では、一致率が下限率を下回る場合に、必要用語が発せられていないという照合結果を出力しているが、本発明はこれに限定されない。必要用語のうちのいずれか1つでも一致する発話音声SVが発せられていないと判定した場合に、必要用語が発せられていないという照合結果を出力してもよい。あるいは、必要用語と一致する発話音声SVが1つもないと判定した場合に、必要用語が発せられていないという照合結果を出力してもよい。
上記第1実施形態では、介護実務者Cが実務者IDおよび要介護者IDを入力して介護適正化支援サーバ11への認証を行っているが、要介護者Pの生体認証情報を介護適正化支援サーバ11への認証に用いてもよい。
具体的には、実務者端末12に要介護者Pの生体認証情報の入力機器を搭載させるか、生体認証情報の入力用APをインストールさせ、入力機器または入力用APを介して入力された生体認証情報を実務者端末12から介護適正化支援サーバ11に送信する。介護適正化支援サーバ11は、生体認証情報と要介護者情報43等に予め記憶された照合用生体認証情報とを照合し、生体認証情報と照合用生体認証情報が一致した場合にアクセスを許可する。
この場合も上記第1実施形態と同じく、認証を契機に、マイク18による発話音声SVの収録および介護適正化支援サーバ11への発話音声SVの送信を開始させる。こうすれば、介護実務者Cが自宅15を訪れて要介護者Pと対面したという確実な証拠を得ることができる。なお、生体認証情報は、例えば要介護者Pの指紋、声紋、虹彩、顔、網膜、指静脈パターン、筆跡等である。
また、上記第1実施形態では、介護の全作業が完了して、介護実務者Cによるログアウトの操作指示を受け付けたときに、マイク18による発話音声SVの収録および発話音声SVの送信を停止させているが、介護の全作業が完了したことを自動的に検知して、マイク18による発話音声SVの収録および発話音声SVの送信を停止させてもよい。
介護の全作業が完了したことを自動的に検知する方法としては、例えば、認証を済ませてから介護の全作業が完了するまでに要すると予想される時間(以下、全作業完了予想時間)を設定しておき、全作業完了予想時間が経過したときに介護の全作業が完了したと検知する。あるいは、実務者端末12にGPS(Global Positioning System)等の現在位置測位機能が搭載されている場合は、認証を済ませた後、実務者端末12の現在位置が自宅15から規定範囲(例えば自宅15を中心とする半径50m圏)外となったときに介護の全作業が完了したと検知する。こうすれば、介護実務者Cにログアウトの煩わしい操作をさせることなく、自動的にマイク18による発話音声SVの収録および発話音声SVの送信を停止させることができる。
また、上記第1実施形態では、介護実務者Cの操作指示により実務者端末12から作業完了通知を送信することで、介護適正化支援サーバ11に各作業が完了したことを報せているが、上記の全作業完了予想時間と同様に、各作業に要する予想時間を作業毎に予め設定しておき、予想時間が経過したときに各作業が完了したと検知してもよい。この場合、照合部51は、各作業における必要用語が発せられていないという照合結果を、各作業の予想時間が経過したときに出力する。
発話音声SVだけでなく、介護の様子をカメラで撮影し、これを介護適正化支援サーバ11に送信してもよい。実務者端末12にはマイク18やスピーカー19だけでなくカメラを内蔵しているものが多いので、実務者端末12に内蔵のカメラを用いれば、簡単に介護の様子を撮影することができる。この場合、カメラで撮影した介護の様子を関係者端末13に送信してもよい。
なお、発話音声SVやカメラで撮影した介護の様子、あるいは介護記録等は、要介護者Pのプライバシーに関わる情報である。このため、これらの情報はなるべく実務者端末12には記録せずに、介護適正化支援サーバ11で記録、管理することが好ましい。これらの情報を止むを得ず実務者端末12に記録する場合は、自宅15のみでこれらの情報を閲覧可能としたり、自宅15を離れた場合はこれらの情報を実務者端末12から自動的に削除する等、情報へのアクセス制限を掛けることが好ましい。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、介護実務者Cの資格や経験年数といった属性に関わらず、必要用語が発せられていないという照合結果を各作業が完了したタイミングで出力し、かつ一致率と比較する下限率を一定の値としているが、図18および図19に示す第2実施形態では、介護実務者の属性に応じて、必要用語が発せられていないという照合結果を出力するタイミング、および下限率を変更する。
図18に示す表70は、介護実務者Cの資格に応じた照合結果の出力のタイミングおよび下限率を示し、図19に示す表71は、介護実務者Cの経験年数に応じた照合結果の出力のタイミングおよび下限率を示す。
資格がホームヘルパー2級、ホームヘルパー1級、あるいは経験年数が1年未満、1年以上2年未満といった比較的経験が浅いと考えられる介護実務者Cに対しては、タイミングが作業開始から3分経過時等の各作業の途中とされる。また、20%等の比較的低い下限率が設定される。資格が介護福祉士、あるいは経験年数が2年以上3年未満の介護実務者Cに対しては、上記第1実施形態と同じくタイミングが各作業完了時とされる。また、上記第1実施形態と同じく下限率50%が設定される。一方、資格がケアマネージャー、あるいは経験年数が3年以上といった比較的経験豊富と考えられる介護実務者Cに対しては、タイミングが全作業完了時とされる。また、上記第1実施形態と同じく下限率50%が設定される。
照合部51は、表70または表71を参照し、介護実務者情報42に登録された資格または経験年数に応じたタイミングで、必要用語が発せられていないという照合結果を出力する。また、照合部51は、介護実務者情報42に登録された資格または経験年数に応じた下限率と一致率を比較する。
このように、介護実務者Cの属性に応じて、必要用語が発せられていないという照合結果を出力するタイミングや下限率を変更することで、各介護実務者Cに適合した通知指示を行うことができる。より具体的には、図18および図19の例で説明すると、経験が浅い介護実務者Cに対しては、各作業完了時、または作業の途中で通知指示を行うことで、より介護実務者Cの教育に重点をおいた通知指示が可能となる。一方、経験豊富な介護実務者Cに対しては、全作業完了時に通知指示を行うことで、介護中は介護実務者Cの裁量にある程度任せることができ、通知指示によって作業が中断されて作業時間が長引くことを防ぐことができる。
なお、各作業に要する予想時間を作業毎に予め設定しておき、予想時間が経過したときに各作業が完了したと検知する場合は、照合結果の出力のタイミングに、予想時間の1/3経過時や予想時間の1/2経過時を設定してもよい。また、図18および図19とは逆に、経験が浅い介護実務者C程、経験豊富な介護実務者Cよりも高い下限率を設定してもよい。
[第3実施形態]
上記第1実施形態の用語テーブル41に登録された用語は、全ての要介護者Pに共通するものである。しかし、要介護者Pによっては、ある特定の用語が禁止用語となる場合もあり得る。例えば病名や余命の告知を受けておらず、家族もそれを望んでいない要介護者Pにとっては、病名や余命が禁止用語となる。また、介護実務者Cが介護中に要介護者Pの名字または名前を一度も呼ばない場合は、コミュニケーション不足や介護放棄が疑われる。さらに、政治の話題が嫌いであったり、野球の話題が好きであったり等、要介護者Pによって話題の好き嫌いは様々である。そこで、図20に示す第3実施形態では、要介護者P別に用語を記憶し、より個々の要介護者Pに適合した通知指示を実現する。
図20において、要介護者別用語テーブル75は、上記第1実施形態の用語テーブル41とは別に、ストレージデバイス30Aに記憶される。要介護者別用語テーブル75には、禁止用語および必要用語が、要介護者ID毎に登録されている。禁止用語には、「肺癌」、「胃癌」等の要介護者Pが現在罹患している病名や、「半年」、「3か月」、「失明」等、要介護者Pの余命に関する言葉や将来発症するリスクが高い病名、あるいは「読売/ジャイアンツ/巨人」等、要介護者Pが嫌う話題に関する用語が登録される。一方、必要用語には、要介護者Pの氏名(名字と名前の組)や、「阪神/タイガース/虎」等、要介護者Pが好む話題に関する用語が登録される。これらの用語は、要介護者Pまたは家族から事前に申請してもらって登録するか、介護の過程で介護実務者Cが要介護者Pから直接聞き取る等して登録する。
なお、要介護者Pの家族の氏名、要介護者Pが飼っているペットの名前、要介護者Pが好きな食べ物の名前、要介護者Pの趣味に関連する用語(読書が趣味ならば好きな作家の氏名、絵画が趣味ならば好きな画家の氏名、園芸が趣味ならば好きな花の名前)等を必要用語として登録してもよい。逆に要介護者Pが嫌いな食べ物の名前、要介護者Pが嫌いな作家、画家、芸能人等の氏名を禁止用語として登録してもよい。
照合部51は、用語テーブル41に登録された用語に加えて、要介護者別用語テーブル75に登録された用語についても、発話音声SVとの照合を行う。こうすることで、各要介護者Pの実情に見合った通知指示を行うことができる。例えば、要介護者Pの家族が、現在罹患している病名、余命、あるいは将来発症するリスクが高い病名の本人告知を望まない場合に、これらを禁止用語として要介護者別用語テーブル75に登録しておくことで、介護実務者Cが現在罹患している病名等を不用意に口走った場合に、その行為を咎める通知を行うことができる。
[第4実施形態]
図21〜図26に示す第4実施形態では、通知指示部52が複数のレベルの通知を選択的に指示する。
図21において、表80は、通知指示部52による通知指示の送信回数(通知回数)と、通知指示部52による通知のレベル(通知レベル)の関係を示すものである。すなわち、通知回数1、2回には通知レベル「注意」、通知回数3回には通知レベル「厳重注意」、通知回数4回には通知レベル「減俸」、通知回数5回には通知レベル「解雇」がそれぞれ対応付けられている。
図22に示すように、第4実施形態の介護実務者情報81には、通知回数が登録される。通知指示部52は、実務者端末12に通知指示を送信する毎に、介護実務者情報81の該当する介護実務者Cの通知回数をインクリメントする。
通知指示部52は、これら表80および介護実務者情報81に基づいて、介護実務者情報81に登録された通知回数に応じたレベルの通知を選択的に指示する。具体的には、介護実務者情報81に登録された通知回数が0回または1回で、発話音声と禁止用語が一致したという照合結果、あるいは介護中に必要用語が発せられていないという照合結果であった場合、今度は通知回数が1回または2回となるので、通知指示部52は、通知レベル「注意」の通知を指示する。同様に、通知回数が2回であった場合は通知レベル「厳重注意」、通知回数が3回であった場合は通知レベル「減俸」、通知回数が4回であった場合は通知レベル「解雇」の通知をそれぞれ指示する。
図23〜図26は、各通知レベルでの通知の例である。なお、図23〜図26では、実務者端末12のディスプレイ17に表示される通知画面25は全て上記第1実施形態と同じ通知画面25A1で共通とし、実務者端末12のスピーカー19から出力される通知音声NVAを通知レベルに応じて変更する例を示している。
図23において、通知レベル「注意」の場合の通知音声NVA3には、上記第1実施形態と同じ禁止用語の不使用を促す音声メッセージに加えて、「通知レベル「注意」です。以後気を付けましょう。」といった、通知レベルを報せ、注意を促す音声メッセージが出力される。図24に示す通知レベル「厳重注意」の場合の通知音声NVA4には、「通知レベル「厳重注意」です。次は「減俸」になります。」といった、今回と次回の通知レベルを報せる音声メッセージが出力される。
同様に、図25に示す通知レベル「減俸」の場合の通知音声NVA5には、「通知レベル「減俸」です。次は「解雇」になります。」といった音声メッセージが出力される。また、図26に示す通知レベル「解雇」の場合の通知音声NVA6には、「通知レベル「解雇」です。」といった、解雇を報せる音声メッセージが出力される。
このように、複数のレベルの通知を選択的に指示することで、介護実務者Cに今自分がどの通知レベルにいるかを意識させ、常に緊張感をもって作業させることができ、より介護実務者Cの行為の適正化を促進することができる。
なお、通知回数と対応付けて通知レベルを規定するのではなく、例えば禁止用語「馬鹿」、「阿呆」、「間抜け」を発した場合は通知レベル「注意」、禁止用語「死ね」、「殺すぞ」を発した場合は通知レベル「解雇」とする等、用語と対応付けて通知レベルを規定してもよい。また、発話音声と禁止用語が一致したという照合結果が出力された回数のみ、あるいは介護中に必要用語が発せられていないという照合結果が出力された回数のみに絞って通知回数をカウントしてもよい。
本発明の介護適正化支援装置に相当する介護適正化支援サーバ11を構成するコンピュータのハードウェア構成は種々の変形が可能である。例えば、介護適正化支援サーバ11を、処理能力や信頼性の向上を目的として、ハードウェアとして分離された複数台のサーバコンピュータで構成することも可能である。具体的には、音声取得部50および照合部51の機能と、通知指示部52の機能とを、2台のサーバコンピュータに分散して担わせる。この場合は2台のサーバコンピュータで介護適正化支援装置を構成する。
また、上記各実施形態では、介護適正化支援サーバ11から各端末12、13に通知指示を送信し、各端末12、13の各AP制御部62、63で通知画面25を生成してディスプレイ17、20に表示する態様を例示したが、介護適正化支援サーバ11側で通知画面25を生成し、その画面データを各端末12、13に送信して、各端末12、13で画面データに基づいて通知画面25を再現し、これをディスプレイ17、20に表示してもよい。なお、画面データとしては、例えばXML(Extensible Markup Language)やJSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)等のデータ記述言語によって作成されるウェブ配信用の画面データを利用することができる。
さらに、介護適正化支援サーバ11のCPU32Aに構築した各機能部50〜52を実務者端末12のCPU32Bに構築し、かつ用語テーブル41、介護実務者情報42、および要介護者情報43を実務者端末12のストレージデバイス30Bに記憶させ、実務者端末12を介護適正化支援装置として稼働させてもよい。この場合、音声取得部50は、マイク18から直接発話音声SVを取得する。また、通知指示部52は、通知画面25Aを生成してディスプレイ17に表示させ、かつ通知音声NVAをスピーカー19から出力させる。
このように、コンピュータのハードウェア構成は、処理能力、安全性、信頼性等の要求される性能に応じて適宜変更することができる。さらに、ハードウェアに限らず、作動プログラム40等のアプリケーションプログラムについても、安全性や信頼性の確保を目的として、二重化したり、あるいは、複数のストレージデバイスに分散して格納することももちろん可能である。
上記各実施形態では、介護適正化支援サーバ11を1つの訪問介護センター16で利用する形態で説明したが、介護適正化支援サーバ11を複数の訪問介護センターが利用可能な形態としてもよい。
上記各実施形態では、介護適正化支援サーバ11は、1つの訪問介護センター16内に設置され、当該訪問介護センター16に勤務する介護実務者Cの行為を適正化する形態である。これを複数の訪問介護センター16で利用可能とするためには、介護適正化支援サーバ11を、複数の訪問介護センター16に勤務する介護実務者Cの実務者端末12とネットワーク14を介して通信可能に接続する。そして、複数の訪問介護センター16に勤務する介護実務者Cの実務者端末12に、介護適正化支援サーバ11からネットワーク14を介して通知指示を送信する。
なお、この場合は介護実務者情報42、要介護者情報43は複数の訪問介護センター16毎に管理される。また、この場合の介護適正化支援サーバ11の設置場所および運営主体は、例えば訪問介護センター16とは別の会社が運営するデータセンタでもよいし、複数の訪問介護センター16のうちの1つでもよい。
本発明は、上述の種々の実施形態や種々の変形例を適宜組み合わせることも可能である。また、上記各実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の構成を採用し得ることはもちろんである。さらに、本発明は、プログラムに加えて、プログラムを記憶する記憶媒体にもおよぶ。
10 介護適正化支援システム
11 介護適正化支援サーバ(介護適正化支援装置)
12 実務者端末
13 関係者端末
14 ネットワーク
15 自宅
16 訪問介護センター
17、20、35 ディスプレイ
18 マイク
19、21 スピーカー
25、25A、25A1、25A2、25B、25B1、25B2 通知画面
30、30A、30B、30C ストレージデバイス(用語記憶部)
31 メモリ
32、32A、32B、32C CPU
33 通信部
34、34B、34C 操作部
36 データバス
40 作動プログラム
41 用語テーブル
42、81 介護実務者情報
43 要介護者情報
50 音声取得部
51 照合部
52 通知指示部
60、61 クライアントプログラム
62、63 AP制御部
70 要介護者別用語テーブル
71、80 表
75 要介護者別用語テーブル
P 要介護者
C 介護実務者
R 関係者
SV 発話音声
NV、NVA1〜NVA6、NVB1、NVB2 通知音声

Claims (14)

  1. 要介護者を介護する介護実務者の介護中の発話音声を取得する音声取得部と、
    前記音声取得部で取得した前記発話音声と、用語記憶部に予め記憶された用語とを照合する照合部と、
    前記照合部による前記発話音声と前記用語との照合結果に応じて、前記介護実務者への通知を指示する通知指示部とを備え
    前記用語は、前記介護実務者が発話すべきである必要用語を含み、
    前記通知指示部は、前記介護中に前記必要用語が発せられていないという照合結果であった場合、前記通知を指示し、
    前記照合部は、前記介護中に前記必要用語が発せられていないという照合結果を、予め設定されたタイミングで出力し、
    前記タイミングは、前記タイミングと前記介護実務者の属性との対応関係を規定した表を用いて決定され、
    前記通知指示部は、予め登録され、前記介護実務者が携行する実務者端末に前記通知を
    指示する介護適正化支援装置。
  2. 前記用語は、前記介護実務者が発話すべきでない禁止用語を含み、
    前記通知指示部は、前記発話音声と前記禁止用語が一致したという照合結果であった場合、前記通知を指示する請求項1に記載の介護適正化支援装置。
  3. 前記タイミングは複数回設定されており、
    前記照合部は、前回の前記タイミングから今回の前記タイミングまでに、前記必要用語と一致する前記発話音声があったか否かを判定し、その判定結果に基づいて前記介護中に前記必要用語が発せられていないという照合結果を出力する請求項1または2に記載の介護適正化支援装置。
  4. 前記照合部は、前記必要用語に対する一致した前記発話用語の割合であり、前記必要用語の全数を分母として前記発話音声と前記必要用語とが一致した数を分子とした値である一致率が、予め設定された下限率を下回る場合に、前記介護中に前記必要用語が発せられていないという照合結果を出力する請求項に記載の介護適正化支援装置。
  5. 前記タイミングは、前記介護の複数の作業の各々が完了したときである請求項またはに記載の介護適正化支援装置。
  6. 請求項4を引用する請求項に記載の介護適正化支援装置において、
    前記下限率は、前記下限率と前記介護実務者の属性との対応関係を規定した表を用いて決定される介護適正化支援装置。
  7. 前記属性は、前記介護実務者の資格、または経験年数のうちのいずれかである請求項1ないし6のいずれか1項に記載の介護適正化支援装置。
  8. 前記用語は、前記要介護者別に記憶されている請求項1ないしのいずれか1項に記載の介護適正化支援装置。
  9. 前記通知指示部は、複数のレベルの前記通知を選択的に指示する請求項1ないしのいずれか1項に記載の介護適正化支援装置。
  10. 前記音声取得部は、前記実務者端末に設けられたマイクで収録された前記発話音声を取得する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の介護適正化支援装置。
  11. 前記通知指示部は、予め登録され、前記要介護者または前記介護実務者の関係者が利用する関係者端末にも前記通知を指示する請求項1ないし1のいずれか1項に記載の介護適正化支援装置。
  12. 要介護者を介護する介護実務者の介護中の発話音声を取得する音声取得ステップと、
    前記音声取得ステップで取得した前記発話音声と、用語記憶部に予め記憶された用語とを照合する照合ステップと、
    前記照合ステップによる前記発話音声と前記用語との照合結果に応じて、前記介護実務者への通知を指示する通知指示ステップとを備え
    前記用語は、前記介護実務者が発話すべきである必要用語を含み、
    前記通知指示ステップは、前記介護中に前記必要用語が発せられていないという照合結果であった場合、前記通知を指示し、
    前記照合ステップは、前記介護中に前記必要用語が発せられていないという照合結果を、予め設定されたタイミングで出力し、
    前記タイミングは、前記タイミングと前記介護実務者の属性との対応関係を規定した表を用いて決定され、
    前記通知指示ステップは、予め登録され、前記介護実務者が携行する実務者端末に前記通知を指示する介護適正化支援装置の作動方法。
  13. 要介護者を介護する介護実務者の介護中の発話音声を取得する音声取得機能と、
    前記音声取得機能で取得した前記発話音声と、用語記憶部に予め記憶された用語とを照合する照合機能と、
    前記照合機能による前記発話音声と前記用語との照合結果に応じて、前記介護実務者への通知を指示する通知指示機能とを備え、
    前記用語は、前記介護実務者が発話すべきである必要用語を含み、
    前記通知指示機能は、前記介護中に前記必要用語が発せられていないという照合結果であった場合、前記通知を指示し、
    前記照合機能は、前記介護中に前記必要用語が発せられていないという照合結果を、予め設定されたタイミングで出力し、
    前記タイミングは、前記タイミングと前記介護実務者の属性との対応関係を規定した表を用いて決定され、
    前記通知指示機能は、予め登録され、前記介護実務者が携行する実務者端末に前記通知を指示することを、
    コンピュータに実現させるための介護適正化支援装置の作動プログラム。
  14. 要介護者を介護する介護実務者の行為の適正化を支援する介護適正化支援装置と、予め登録され、前記介護実務者が携行する実務者端末であり、前記介護適正化支援装置にネットワークを介して接続される実務者端末とを備える介護適正化支援システムにおいて、
    前記介護実務者の介護中の発話音声を取得する音声取得部と、
    前記音声取得部で取得した前記発話音声と、用語記憶部に予め記憶された用語とを照合する照合部と、
    前記照合部による前記発話音声と前記用語との照合結果に応じて、前記介護実務者への通知を指示する通知指示部とを有し、
    前記用語は、前記介護実務者が発話すべきである必要用語を含み、
    前記通知指示部は、前記介護中に前記必要用語が発せられていないという照合結果であった場合、前記通知を指示し、
    前記照合部は、前記介護中に前記必要用語が発せられていないという照合結果を、予め設定されたタイミングで出力し、
    前記タイミングは、前記タイミングと前記介護実務者の属性との対応関係を規定した表を用いて決定され、
    前記通知指示部は、予め登録され、前記介護実務者が携行する実務者端末に前記通知を
    指示する介護適正化支援システム。
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