JP6605177B2 - 転送装置、転送方法及び転送システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のポートを持ち、受信したフレームを転送する転送装置、転送方法及び転送システムに関するものである。
産業用イーサネット(登録商標)ネットワークでは、転送するフレームの中で低遅延転送が求められるフレームと転送遅延が許容されるフレームとがある。例えば、機器の制御データを扱う制御系フレームは高速性、高信頼性の実現のため、厳しい遅延要求が求められることがある。また、映像データ、音声データ、ユーザデータ等の制御系フレーム以外のデータを扱う情報系フレームは、トラフィック種別毎に遅延要求が異なるものの、制御系フレームと比べると遅延は許容されることが多い。以下では、制御系フレームのような低遅延転送が求められるフレームを低遅延クラスのフレームと記載する。また、低遅延クラスのフレームに対して、遅延要求が比較的厳しくなく遅延転送が許容されるフレームを一般クラスのフレームと記載する。低遅延クラスのフレームは、一般クラスのフレームに優先して転送する必要がある。
従来、フレームを低遅延で転送する方式として、カットスルー方式がある。カットスルー方式は、一般的な多重化装置の転送方式であるストアアンドフォワード方式と比べ、1フレーム分のデータを一旦蓄積せずに転送するため、低遅延で転送することが可能である。低遅延クラスのフレームを一般クラスのフレームに優先して転送する場合、例えば、非特許文献1の転送装置では、IEEE 802.3 brで標準規格化されている割り込み転送を行うことで低遅延クラスのフレームの転送遅延時間を低減するIET(Interspersing Express Traffic)技術を適用したMAC(Media Access Control)を備えている。非特許文献1の転送装置は、低遅延クラスのフレームについて低遅延で転送するために遅延を抑えるカットスルー方式の転送を行うカットスルー記憶部を、各出力ポートに対して入力ポート数分備えている。IET技術は、一般クラスのフレームの転送中に低遅延クラスのフレームの転送の要求が発生した場合、イーサネット(登録商標)の最小フレーム長を満たす範囲で一般クラスのフレームの転送を中断し、低遅延クラスのフレームを割り込み転送し、低遅延クラスのフレームの転送終了後に一般クラスのフレームの残りの部分を転送する。このようにIETを適用したMACを備えた転送装置は、低遅延クラスのフレームの転送遅延時間を低減できる。IET技術は、低遅延クラスのフレームを複数段の転送装置を経由して転送するような場合に特に有効な技術である。
井上礼子、別所浩資、堀田善文、川手竜介著「Frame Preemption方式を用いた低遅延イーサネット(登録商標)スイッチの試作評価」一般社団法人 電子情報通信学会 信学技報
しかしながら、上記した従来の転送装置では、カットスルー方式の転送時に、複数の入力ポートから低遅延クラスのフレームが入力された場合を考慮し、各出力ポートに対して入力ポート数分のカットスルー記憶部が必要であった。入力ポート数分のカットスルー記憶部からフレームを読み出して送信するため、フレームの出力制御が複雑であるという問題があった。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであって、従来の転送装置よりも、IETの低遅延転送機能を簡単な制御で実現する転送装置、転送方法及び転送システムを提供することを目的とする。
本発明に係る転送装置は、入力されたフレーム内に格納された格納情報に基づき、複数のポートの中からフレームを出力する出力ポートを決定する出力ポート決定部と、カットスルー方式で転送するフレームを出力する出力ポートに対してフレームが入力される入力ポートを1対1に対応付けし、フレームが入力された入力ポートの種別情報とフレームのクラス情報と出力ポート決定部で決定された出力ポートとに基づき、第1のフレームをカットスルー方式で転送する第1の経路に振り分け、第2のフレームをストアアンドフォワード方式で転送する第2の経路に振り分ける振分部と、第1の経路に振り分けられた第1のフレームを出力ポートから出力し、第2の経路に振り分けられた第2のフレームのクラス情報に基づき第2のフレームを分割するか否か決定し、決定に基づいて第2のフレームを出力ポートから出力するIET出力制御部とを備える。
本発明によれば、従来の転送装置よりも、IETの低遅延転送機能を簡単な制御で実現できる。
本発明の実施の形態1に係る転送装置を含む転送システムの機能ブロック図。 本発明の実施の形態1に係る転送装置の機能ブロック図。 IETのフレームの一例を示した図。 分割時の中盤および末尾フラグメントのフレームの一例を示した図。 本発明の実施の形態1に係る転送装置の受信部の機能ブロック図。 本発明の実施の形態1に係る転送装置の別の受信部の機能ブロック図。 本発明の実施の形態1に係る転送装置の送信部の機能ブロック図。 本発明の実施の形態1に係る転送装置の別の送信部の機能ブロック図。 本発明の実施の形態1に係る転送装置のハードウェア構成図。 本発明の実施の形態1に係る転送装置の別のハードウェア構成図。 本発明の実施の形態1に係る転送装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施の形態1に係る転送装置の受信部の動作を示すフローチャート。 SMD値によるクラス識別方法を示した図。 クラステーブルの一例を示した図。 実施の形態1に係るカットスルーで転送する出力ポートに対する入力ポートを示した図。 本発明の実施の形態1に係る転送装置の送信部の動作を示すフローチャート。 本発明の実施の形態1に係る転送装置の送信部のIET出力制御部の動作を示すフローチャート。 本発明の実施の形態2に係る転送装置の送信部の機能ブロック図。 識別したフレームのクラス情報をパルス信号として振分部に送信するときの一例を示した図であり、(a)は、送信されるフレームと時間との関係を示した図、(b)は、フレームのクラス情報の信号値と時間との関係を示した図。 本発明の実施の形態3に係る転送装置の機能ブロック図。 本発明の実施の形態3に係る転送装置の受信部の機能ブロック図。 本発明の実施の形態3に係る転送装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施の形態3に係る転送装置の送信部のIET出力制御部の動作を示すフローチャート。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る転送装置11aを含む転送システム1の機能ブロック図である。
転送システム1は、転送装置11aと、転送装置11aに接続した端末装置21〜23と、転送装置11aに接続した転送装置12aと、転送装置12aに接続した端末装置24〜26とを備えている。それぞれの装置間は、回線を介して接続されている。
転送装置11aは、例えば、端末装置21から受信したフレームを端末装置22に転送する。また、転送装置11aは、例えば、端末装置21から受信したフレームを転送装置12aに転送する。転送装置12aは転送装置11aと同様の装置である。実施の形態1の転送装置11aでは、ポート101に端末装置21、ポート102に転送装置12a、ポート103に端末装置22、ポート104に端末装置23が接続している。ポート101〜104はフレームの入出力が可能である。
転送装置11aは、低遅延クラスのフレームを低遅延で転送するために、IET技術を適用したMACを備えている。端末装置21、22と転送装置12aとは、転送装置11aと同様に、IET技術を適用したMACを備えている。端末装置23〜26はIET技術を適用したMACを備えていない、あるいは、備えているがIET技術を使用していないとする。
以下では、カットスルー方式を単にカットスルーと記載する。また、ストアアンドフォワード方式を単にストアアンドフォワードと記載する。
図1の端末装置21は、転送装置11aとフレームを送受信する。端末装置21は、制御装置、通信装置等である。端末装置22〜23は、端末装置21と同様の装置である。
端末装置24は、転送装置12aとフレームを送受信する。端末装置24は、制御装置、通信装置等である。端末装置24は、端末装置21のフレームを送受信する転送装置が異なるだけで機能は同様である。端末装置25〜26は、端末装置24と同様の装置である。
実施の形態1では、端末装置21〜26は、制御系フレームと情報系フレームも扱う。転送装置11aにおいて、ポート101、102は、IETをサポートし、カットスルーの転送が可能なポートである。IETで転送可能なポートを中継ポートとも呼ぶ。また、中継ポート以外のストアアンドフォワードの転送のみ可能なポートを端末ポートとも呼ぶ。つまり、転送装置11aでは、ポート101、102が中継ポート、ポート103、104が端末ポートである。
図2は、本発明の実施の形態1に係る転送装置11aの機能ブロック図である。
転送装置11aは受信部31a〜34aと、クラステーブル51と、宛先解決テーブル52と、結合処理部61〜62と、スイッチング処理部71と、ストアアンドフォワード記憶部81a〜84aと、カットスルー記憶部91a〜92aと、送信部41a〜44aと、を備える。なお、転送装置12aは転送装置11aと同様の構成である。
受信部31aは、ポート101の入力ポートである。受信部31aは、フレームを他の装置から受信し、優先クラスを識別するとともに出力ポートを検索し、入力ポートと優先クラス、出力ポート情報から、出力ポート毎に受信したフレームを転送する経路を決定する。受信部31aは、カットスルーで送信するフレームをカットスルーパスに送信し、ストアアンドフォワードで送信するフレームをストアアンドフォワードパスに送信する。図において、カットスルーパスをカットスルー、ストアアンドフォワードパスをストアアンドフォワードと記載する。受信部31aは、IET技術を適用したMACを備えている。受信部32aは、受信部31aと同様である。ただし、受信部32aは、ポート102の入力ポートである。
受信部33aは、ポート103の入力ポートである。受信部33aは、フレームを他の装置から受信し、受信したフレームを転送するポートを決定する。受信部33aは、決定した経路に基づき、受信したフレームをストアアンドフォワードパスに送信する。受信部33aは、IET技術を適用したMACを備えていなくてもよい。受信部34aは、受信部33aと同様である。ただし、受信部34aは、ポート104の入力ポートである。受信部31a〜34aの詳細については後述する。なお、受信部はポート毎に設けられている。
クラステーブル51は、受信したフレーム内の格納情報とフレームのクラス情報とを対応付けるテーブルである。クラス情報は低遅延クラスと一般クラスの少なくとも2クラスあり、各クラスは更に複数のクラスに分かれていてもよい。クラステーブル51は、受信部33a〜34aによって参照される。クラステーブル51は、予め転送装置11aが記憶している。
宛先解決テーブル52は、受信したフレーム内の格納情報とフレームの出力ポート情報とを対応づけるテーブルである。宛先解決テーブル52は、受信部31a〜34aによって参照される。宛先解決テーブル52は、予め転送装置11aが記憶しても、転送装置11aで入力ポートとフレーム内の格納情報に基づき、学習してもよく、一般的なレイヤ2スイッチのFDB(Forwarding Database)テーブルと同様の機能を持つこととする。
クラステーブル51、宛先解決テーブル52は、転送装置11aに対して1個備えられているが、各受信部がそれぞれクラステーブル及び宛先解決テーブルを持っても良い。
結合処理部61は、受信したフレームのクラスを識別し、低遅延クラスのストアアンドフォワードパスと別線の一般クラスのストアアンドフォワードパスでスイッチング処理部71に転送する。結合処理部61は、受信した一般クラスのフレームを一旦記憶する記憶部も備えている。結合処理部61は、一般クラスのフレームが分割されているか否か判断する機能を持ち、受信した一般クラスのフレームが分割されていると判断した場合、受信したフレームの結合を行う。受信したフレームが分割されていない場合、結合処理しない。なお、結合処理部61は、受信した一般クラスのフレームを受信した低遅延クラスのフレームと多重してストアアンドフォワードパスで転送してもよい。多重する場合には低遅延クラスのフレームを記憶する記憶部も備える。
結合処理部62は、結合処理部61と同様の機能を有する。
スイッチング処理部71は、レイヤ2スイッチング処理を行う。具体的には、スイッチング処理部71は、受信部31a〜34aで決定された出力ポート情報と経路に基づき、受信したフレームの送信先となる送信部に接続するカットスルー記憶部あるいはストアアンドフォワード記憶部に受信したフレームを振り分ける。スイッチング処理部71は、ストアアンドフォワード経路で受信したフレームを多重化後、送信先のストアアンドフォワード記憶部に振り分ける。
カットスルー記憶部91aは、受信したフレームを記憶する。カットスルー記憶部91aは、フレームが入力されると、接続している送信部41aに送信要求を出力する。また、カットスルー記憶部91aは、送信部41aから送信許可があった場合、送信部41aにフレームを送信する。
カットスルー記憶部92aは、カットスルー記憶部91aと同様である。ただし、カットスルー記憶部92aは、送信部41aの代わりに、送信部42aとなる。
ストアアンドフォワード記憶部81aは、受信したフレームを記憶する。ストアアンドフォワード記憶部81aは、記憶したフレームを優先クラス単位に入力順に管理し、フレームが1フレーム以上格納されたら、接続している送信部41aに送信要求を出力する。また、ストアアンドフォワード記憶部81aは、送信部41aから送信許可があった場合、格納されているフレームの中で優先度の高いクラスのフレームを優先的に送信部41aに送信する。低遅延クラスは一般クラスより優先度が高いこととする。フレームを送信する際に、フレームのクラス情報とフレーム長などのフレーム情報も送信部41aに通知する。フレームのクラス情報とフレーム長がフレーム内に格納されている場合は、ストアアンドフォワード記憶部81aは、送信部41aの送信許可の有無に基づき、送信を開始・停止する。
ストアアンドフォワード記憶部82aは、送信部41aの代わりに、送信部42aとなる。ストアアンドフォワード記憶部83aは、送信部41aの代わりに、送信部43aとなる。ストアアンドフォワード記憶部84aは、送信部41aの代わりに、送信部44aとなる。なお、ストアアンドフォワード記憶部は、各送信部に対してそれぞれ1つずつ備えている。
また、カットスルー記憶部91a〜92aは、低遅延クラスのフレームを記憶する。ストアアンドフォワード記憶部81a〜84aは、低遅延クラスのフレームと一般クラスのフレームの両方を記憶することができる。
送信部41aは、ポート101の出力ポートである。送信部41aは、受信したフレームをカットスルーあるいはストアアンドフォワードで送信する。送信部41aは、IET技術を適用したMACを備えている。送信部42aは、送信部41aと同様である。ただし、送信部42aは、ポート102の出力ポートである。
送信部43aは、ポート103の出力ポートである。送信部43aは、受信したフレームをストアアンドフォワードで送信する。送信部43aは、IET技術を適用したMACを備えていなくてもよい。送信部44aは、送信部43aと同様である。ただし、送信部44aは、ポート104の出力ポートである。送信部41a〜44aの詳細については後述する。なお、送信部はポート毎に設けられている。
ここで、フレームの構造について説明する。
図3は、IETのフレームの一例を示した図である。
図3の分割されないIETのフレーム及び、分割された先頭のフラグメントは、「プリアンブル」、「SMD(Start Mframe Deimiter)値」、「データ」、「CRC(Cyclic Redundancy Check)」で構成されている。「データ」は、一般的なイーサネット(登録商標)のフレームであり、「宛先MACアドレス」、「送信元MACアドレス」を含む各種データが記載されている。「CRC」は、イーサネット(登録商標)フレームの末尾に格納され、フレームのデータの内容の誤りを検出するための値であるFCS(Frame Check Sequence)の値が格納される。括弧で記載されている数字はbyte数を示す。低遅延クラスのフレームであるため、「SMD値」は「SMD−E」が設定される。また、非分割の一般クラスのフレームの「SMD値」は「SMD−S」が設定される。分割されるフレームの先頭フラグメントも図3と同様のフレームで構成され。「SMD値」には「SMD−S」、「CRC」は先頭フラグメントのデータの内容の誤りを検出し、分割されたことを示すための「MCRC(Mframe CRC)値」が格納される。
図4は、分割時の中盤および末尾フラグメントのフレームの一例を示した図である。
図4の中盤及び末尾フラグメントは、「プリアンブル」、「SMD値」、「Frag Count」、「データ」、「CRC」で構成されている。図4の「SMD値」は「SMD−C」が設定されている。「Frag Count」は、フラグメントを転送する毎に順番に付与される値であり、フラグメントが欠損していないかを検査するための値である。中盤フラグメントの「CRC」は先頭フラグメントと同様の中盤フラグメントのデータの内容の誤りを検出し、分割されたことを示す「MCRC」、末尾フラグメントの「CRC」には、先頭フラグメントからの分割された全てのフラグメントのデータである1フレーム分のデータの「FCS」値が格納される。
図5は、本発明の実施の形態1に係る転送装置11aの受信部31aの機能ブロック図である。図5を参照しつつ、受信部31aについて詳細に説明する。
受信部31aは、入力ポート識別部311と、クラス識別部312aと、出力ポート決定部313と、振分部314aとを備える。
入力ポート識別部311は、フレームが入力されたポートの種別情報を識別する。ポートの種別情報とは、例えば、入力ポート番号等のポート毎に異なる情報である。
クラス識別部312aは、振分部314aが端末装置21から受信したIETのフレームのヘッダに格納されるSMD値から、低遅延クラスと一般クラスを識別する。
出力ポート決定部313は、振分部314aが端末装置21から受信したフレーム内の格納情報から、宛先解決テーブル52を参照して、受信したフレームの出力ポートを決定する。出力ポートは複数ポートの場合もある。
振分部314aは、端末装置21から低遅延クラスのフレームあるいは一般クラスのフレームを受信する。振分部314aは、入力ポートの種別情報、フレームのクラス情報、出力ポート情報から、送信部42aに転送する低遅延クラスのフレームであればカットスルーパス、送信部42a以外のポートに転送する低遅延クラスのフレームと全ての一般クラスのフレームはストアアンドフォワードパスに振り分ける。転送するポートは複数の場合もあり、転送先ポート毎に受信したフレームをカットスルー経路かストアアンドフォワード経路かを決定するため、低遅延クラスのフレームを両経路に転送することもある。
振分部314aは、フレームを転送する際に、クラス情報と出力ポート情報をフレームの「ヘッダ」あるいは「データ」の項目に格納する。
受信部32aの機能ブロック図は、受信部31aと同様である。ただし、振分部314aは、転送装置12aから低遅延のクラスのフレームあるいは一般クラスのフレームを受信し、カットスルーパスには送信部41aに出力する低遅延クラスのフレームを転送する。
図6は、本発明の実施の形態1に係る転送装置11aの受信部33aの機能ブロック図である。図6を参照しつつ、受信部33aについて詳細に説明する。
受信部33aは、受信部31aと同様の構成である。ただし、IETのMAC機能は実装していなくてもよい。また、振分部314bは、端末装置22から低遅延のクラスのフレームあるいは一般クラスのフレームを受信する。クラス識別部312bは、振分部314bが受信したフレーム内の格納情報から、クラステーブル51を参照して、受信したフレームが低遅延クラスのフレームであるか一般クラスのフレームであるかを識別する。なお、クラス識別部312bは、クラステーブル51を受信ポート毎に持ち、振分部314bが受信したフレームのフレーム内の格納情報から、低遅延クラスと一般クラスを識別してもよい。さらに、振分部314bは、振分部314aと同様であるが、フレームのクラス情報が低遅延クラスでも一般クラスでもフレームをストアアンドフォワードパスで転送する。
受信部34aの機能ブロック図は、受信部33aと同様である。ただし、振分部314bは、端末装置23から低遅延クラスのフレームあるいは一般クラスのフレームを受信する。
図7は、本発明の実施の形態1に係る転送装置11aの送信部41aの機能ブロック図である。図7を参照しつつ、送信部41aについて詳細に説明する。
送信部41aは、IET出力制御部411aと、クラス抽出部412とを備える。
クラス抽出部412は、振分部314bでフレームに付与されたクラス情報をストアアンドフォワードパスで受信したフレームから抽出する。
IET出力制御部411aは、ストアアンドフォワードパスからのフレームを送信中に、カットスルーパスからのフレームの送信要求があった場合、クラス抽出部412で抽出されたクラス情報に基づき、ストアアンドフォワードで転送中のフレームが分割可能か否かを判定する。クラス情報が低遅延クラスである場合は、分割せずに転送中のフレームの最後まで出力後、カットスルーパスのフレームを出力する。また、ストアアンドフォワード側のフレームが一般クラスのフレームであれば、通常のIETの出力制御と同様にフレームの転送状態により、カットスルーパスからのフレームは割込み転送ができる。また、IET出力制御部411aは、ストアアンドフォワードパスの低遅延クラスのフレームを分割しないで出力する際、フレームのヘッダにSMD−E値を付与する。
送信部42aの機能ブロック図は、送信部41aと同様である。
は、本発明の実施の形態1に係る転送装置11aの送信部43aの機能ブロック図である。図を参照しつつ、送信部43aについて詳細に説明する。
送信部43aは、ストアアンドフォワードで転送するフレームを順に送信する出力制御部411bを備える。送信部43aは、クラス抽出部412を備える必要はないが、備えていてもよい。
出力制御部411bは、フレームを受信した受信部で決定した経路がストアアンドフォワードで転送する経路のみであるため、ストアアンドフォワードで出力する。また、出力制御部411bは、カットスルーで転送するフレームが入力されないため、IETによる割込み転送をする必要はない。
送信部44aの機能ブロック図は、送信部43aと同様である。
次に、実施の形態1における転送装置11aのハードウェア構成について説明する。
図9は、本発明の実施の形態1に係る転送装置11aのハードウェア構成図である。図9を用いて、本発明の実施の形態1に係る転送装置11aの構成について説明する。
転送装置11aは、バス111、処理回路116で構成される。
バス111は、各装置間を電気的に接続し、フレームを送受信する信号経路である。
処理回路116は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field―Programmable Gate Array)、または、これらを組み合わせたものである。処理回路116は、受信部31a〜34aと、クラステーブル51と、宛先解決テーブル52と、結合処理部61〜62と、スイッチング処理部71と、カットスルー記憶部91a〜92aと、ストアアンドフォワード記憶部81a〜84aと、送信部41a〜44aとの各部の機能をまとめて実現する。なお、処理回路116は、受信部31a〜34aと、クラステーブル51と、宛先解決テーブル52と、結合処理部61〜62と、スイッチング処理部71と、カットスルー記憶部91a〜92aと、ストアアンドフォワード記憶部81a〜84aと、送信部41a〜44aとの機能それぞれを別々の処理回路で実現してもよい。
図10は、本発明の実施の形態1に係る転送装置11aの別のハードウェア構成図である。図10を用いて、転送装置11aの別の構成について説明する。
転送装置11aの各機能はソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアの組み合わせにより実現される。ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアの組み合わせはプログラムとして記述される。
転送装置11aは、バス111、入出力インターフェース112、メモリ113、記憶媒体114、CPU(Central Processing Unit)115といったハードウェアを備える。なお、以下では入出力インターフェース112は入出力IF112と記載する。
バス111は、図9と同様、各装置間を電気的に接続し、フレームを送受信する信号経路である。
入出力IF112は、フレームを送受信する。受信部31a〜34aと、送信部41a〜44aとは、入出力IF112によって実現する。
メモリ113は、記憶媒体114に記憶したプログラムをロードするワークエリアとして機能する。メモリ113は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。
記憶媒体114は、転送経路を決定するプログラム、出力制御を行うプログラム等の機能を実現するプログラムを記憶する。また、記憶媒体114は、フレームデータ、入力ポートの種別情報、出力ポート情報、クラス情報等を記憶する。記憶媒体114は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、または、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリである。記憶媒体114は、OS(Operating System)も記憶する。受信部31a〜34aと、クラステーブル51と、宛先解決テーブル52と、結合処理部61〜62と、ストアアンドフォワード記憶部81a〜84aと、カットスルー記憶部91a〜92aとは、記憶媒体114によって実現する。
CPU115は、バス111を介して他の装置と接続し、これら各装置を制御する。CPU115は、メモリ113にロードした記憶媒体114のプログラムを読み込み、実行する。CPU115は、記憶媒体114に記憶したOSの少なくとも一部をメモリ113にロードし、OSを実行しながら、プログラムを実行する。CPU115は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。なお、CPUは、中央処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)であってもよい。受信部31a〜34aと、結合処理部61〜62と、スイッチング処理部71と、送信部41a〜44aとは、CPU115がメモリ113にロードした記憶媒体114のプログラムを読み込み、実行することにより実現する。
なお、各装置の情報、フレーム、信号値等を、メモリ113、記憶媒体114、又は、CPU115内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶する。
また、メモリ113と記憶媒体114とは各部を分けずに同一の装置であってもよい。
さらに、プログラムを、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、DVD(Digital Versatile Disc)といった可搬記録媒体に記憶してもよい。
さらに、転送装置11aの受信部31a〜34aと、クラステーブル51と、宛先解決テーブル52と、結合処理部61〜62と、スイッチング処理部71と、ストアアンドフォワード記憶部81a〜84aと、カットスルー記憶部91a〜92aと、送信部41a〜44aとの各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。例えば、受信部31a〜34aと、クラステーブル51と、宛先解決テーブル52と、結合処理部61〜62と、スイッチング処理部71と、カットスルー記憶部91a〜92aと、ストアアンドフォワード記憶部81a〜84aとについては専用のハードウェアとしての処理回路でその機能を実現し、送信部41a〜44aについては処理回路であるCPU115が記憶媒体114に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現してもよい。処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、転送装置11aの各機能を実現することができる。
次に、転送装置11aの動作について説明する。
図11は、本発明の実施の形態1に係る転送装置11aの動作を示すフローチャートである。図11は出力ポートが1ポートである場合の転送装置11aの動作を示している。図11を用いて、転送装置11aの動作を以下に説明する。
ステップS101において、受信部31aは、端末装置21から低遅延のクラスのフレームあるいは一般クラスのフレームを受信し、受信したフレームを転送する経路を決定する。受信部31aは、決定した経路に基づき、受信したフレームをカットスルーで転送する場合はカットスルーパスに振り分け、受信したフレームをストアアンドフォワードで転送する場合はストアアンドフォワードパスに振り分ける。受信部31aは、受信したフレームを複数のポートに転送する場合がある。このような場合には、受信部31aは、フレームをカットスルーパス及びストアアンドフォワードパスの両方に出力する場合がある。受信部32a〜受信部34aは、受信部31aと同様である。ただし、受信部33aと34aはストアアンドフォワードパスのみに出力する。
ステップS102において、受信部31aは、受信したフレームをカットスルーパスに振り分ける場合、ステップS102:Yesとなり、ステップS106に進む。受信部31aは、受信したフレームをストアアンドフォワードパスに振り分ける場合、ステップS102:Noとなり、ステップS103に進む。受信部32aは受信部31aと同様である。
ステップS102において、受信部33a〜34aは、フレームのクラス情報が低遅延クラスでも一般クラスでもフレームをストアアンドフォワードパスに振り分ける。したがって、ステップS102:Noとなり、ステップS103に進む。
ステップS103において、結合処理部61は、受信部31aからストアアンドフォワードパスでフレームを受信する。結合処理部61は、受信したフレームが分割されているか否か判断する。
ステップS103において、結合処理部61は、受信したフレームのSMD値が「SMD−E」のフレーム(ステップS103:Yes)であれば、そのまま低遅延クラスのストアアンドフォワードパスで転送する。ステップ103:Noで、受信したフレームのSMD値が「SMD−S」または「SMD−C」であれば、結合処理部61は、ステップS104で一般クラス用の記憶部に一旦フレームデータを格納する。分割されている場合(ステップS104:Yes)はステップS105で分割されたフラグメントを結合し、フレーム単位に一般クラスのストアアンドフォワードパスで転送する。分割されていない場合(ステップS104:No)、結合処理部61は、結合処理をせずにフレーム単位に一般クラスのストアアンドフォワードパスで転送する。なお、結合処理部62は結合処理部61と同様である。
ステップS106において、スイッチング処理部71は、受信部31aからカットスルーパスでフレームを受信する。スイッチング処理部71は、結合処理部61からストアアンドフォワードパスでフレームを受信する。スイッチング処理部71は、受信部32aからカットスルーパスでフレームを受信する。スイッチング処理部71は、結合処理部62からストアアンドフォワードパスでフレームを受信する。スイッチング処理部71は、受信部33aからストアアンドフォワードパスでフレームを受信する。スイッチング処理部71は、受信部34aからストアアンドフォワードパスでフレームを受信する。スイッチング処理部71は、ストアアンドフォワードパスで受信したフレームを多重化し、出力ポート毎のストアアンドフォワード記憶部に振り分ける。
例えば、受信部31aからフレームを受信し、フレームをポート102にカットスルーで転送する場合、スイッチング処理部71は、フレームをカットスルー記憶部92aに送信する。
また、例えば、受信部31aからフレームを受信し、フレームをポート102にストアアンドフォワードで転送する場合、スイッチング処理部71は、フレームをストアアンドフォワード記憶部82aに送信する。
ステップS107において、カットスルー記憶部91aは、スイッチング処理部71から送信されたカットスルーで転送するフレームを記憶する。カットスルー記憶部91aは、フレームの先頭から予め決められたbyte数だけ記憶した時に、フレームがカットスルー記憶部91aに存在し、送信可能であることを示す送信要求を送信部41aに送信する。ここで、予め決められたbyte数とは、例えば、6byte、64byte等である。送信要求は、例えば送信したいフレーム存在の有無を示すレベル信号である。カットスルー記憶部92aは、カットスルー記憶部91aと同様の機能を有する。
ステップS107において、ストアアンドフォワード記憶部81aは、スイッチング処理部71から送信されたストアアンドフォワードで転送するフレームを記憶する。ストアアンドフォワード記憶部81aは、複数の優先クラスに対し、クラス毎に入力したフレームを入力順に管理し、記憶する。ストアアンドフォワード記憶部81aは、フレームが1フレーム以上ストアアンドフォワード記憶部81aに存在した場合に、送信が可能であることを示す送信要求を送信部41aに送信する。送信要求とは、例えば送信したいフレームの存在の有無を示すレベル信号である。また、ストアアンドフォワード記憶部81aは、送信部41aから送信許可があった場合、格納されているフレームの中で優先度の高いクラスのフレームを優先的に送信部41aに送信する。フレームを送信する際に、フレームのクラス情報とフレーム長等のフレーム情報も送信部41aに通知する。フレームのクラス情報とフレーム長がフレーム内のヘッダまたはデータの先頭のフラグメントとなる部分に格納されていてもよい。ストアアンドフォワード記憶部81aは、送信部41aの送信許可の有無に基づき、送信を開始・停止する。ストアアンドフォワード記憶部82a〜84aは、ストアアンドフォワード記憶部81aと同様の機能を有する。ただし、ストアアンドフォワード記憶部83aと84aでは、送信要求を送信せずに優先クラスの高いフレームを優先して入力順に出力ポートの転送速度に従って送信するだけでもよい。また、その場合、フレーム情報を通知しなくても良い。
ステップS108において、送信部41aは、送信要求を受信する。送信部41aは、カットスルー記憶部91aあるいはストアアンドフォワード記憶部81aにフレームの送信許可を送信する。送信部41aは、送信許可を送信したカットスルー記憶部91aあるいはストアアンドフォワード記憶部81aからフレームを受信する。送信部41aは、送信許可を送信したカットスルー記憶部91aまたはストアアンドフォワード記憶部81aの何れかの低遅延のクラスのフレームあるいは一般クラスのフレームを端末装置21に送信する。送信部42aは、送信部41aと同様であるが、送信ポート102に接続される装置は転送装置12aである。
ステップS108において、送信部43aは、送信要求を受信してもしなくてもよい。送信要求を受信する場合は、送信部43aは、ストアアンドフォワード記憶部83aにフレームの送信許可を送信する。送信部43aは、ストアアンドフォワード記憶部83aからフレームを受信する。送信部43aは、端末装置22に低遅延のクラスのフレームあるいは一般クラスのフレームを送信する。送信要求を受信しない場合、送信部43aは、ストアアンドフォワード記憶部83aからフレームを受信すれば、受信したフレームを送信する。送信部44aは、送信部43aと同様である。
図12は、本発明の実施の形態1に係る転送装置11aの受信部31aの動作を示すフローチャートである。図12を用いて、図11のステップS101の動作を以下に詳細に説明する。
振分部314aは、端末装置21から低遅延クラスのフレームあるいは一般クラスのフレームを受信し、ステップS201において、入力ポート識別部311は、フレームが入力された入力ポートの種別情報を識別する。実施の形態1では、入力ポートの種別情報は、入力ポート番号とする。入力ポート識別部311は、予め入力ポート番号がポート101であると記憶している。入力ポート識別部311は、入力ポートの種別情報であるポート101の情報を振分部341aに出力する。受信部32a〜34aの入力ポート識別部311は、受信部31aの入力ポート識別部311と同様の動作である。
ステップS202において、クラス識別部312a、312bは、受信したフレーム内の格納情報から、受信したフレームが低遅延クラスのフレームであるか一般クラスのフレームであるかを識別する。図5の受信部31aのクラス識別部312aはクラステーブルを参照しない場合を示し、図6の受信部33aのクラス識別部312bはクラステーブルを参照する場合を示している。
図13は、クラス識別部312aのSMD値によるクラス識別方法を示した図である。
図13では、受信したフレーム内の格納情報としてSMD値を用いる。
クラス識別部312aは、図13に示すように、受信したフレーム内の格納情報であるSMD値がSMD−Eである場合は、フレームは低遅延クラスのフレームであると識別する。また、クラス識別部312aは、受信したフレーム内の格納情報であるSMD値がSMD−SまたはSMD−Cである場合は、フレームは一般クラスのフレームであると識別する。
図14は、クラステーブル51の一例を示した図である。
図14に示すクラステーブル51では、受信したフレーム内の格納情報として宛先IPアドレスを用いて、受信したフレームの宛先IPアドレスとフレームのクラス情報とを対応付けるテーブルである。
クラス識別部312bは、図14に示すクラステーブル51を参照し、受信したフレーム内の格納情報である宛先IPアドレスがAA.AA.AA.AAである場合は、フレームは低遅延クラス、CC.CC.CC.CCである場合は、フレームは一般クラスのフレームであると識別する。クラステーブル51ではクラスと対応付けるフレーム内の格納情報は宛先IPアドレスに限定しない。複数の種別のフレーム内の格納情報を組み合わせてクラスと対応付けてもよい。また、対応付けるクラスも低遅延クラスと一般クラスに分類されていれば、各クラスに複数のクラスを持ってもよい。
クラステーブル51は装置に1つ実装してもよいし、受信部毎に実装してもよい。
図12のステップS202に戻る。クラス識別部312aは、フレームのクラス情報を振分部314aに出力する。クラス情報は、低遅延クラスまたは一般クラスである。なお、受信部32のクラス識別部312aは、受信部31aのクラス識別部312aと同様の動作である。クラス識別部312bは、フレームのクラス情報を振分部314bに出力する。クラス情報は、低遅延クラスまたは一般クラスである。なお、受信部34aのクラス識別部312bは、受信部33aのクラス識別部312bと同様の動作である。
ステップS203において、出力ポート決定部313は、端末装置21から受信したフレームの出力ポートを決定する。出力ポート決定部313は、受信したフレーム内の格納情報から、宛先解決テーブル52を参照して、受信したフレームを転送する出力ポートを決定する。
宛先解決テーブル52は、一例としてフレーム内の宛先MACアドレスやVLAN(Virtual Local Area Network)タグ情報等から出力ポートを決定する、一般的なレイヤ2スイッチのFDBテーブルがあるが、出力ポートを決定するためのテーブルであれば特に限定しない。出力ポート決定部313では、宛先解決テーブル52により決定した出力ポート情報を振分部314aに出力する。出力ポートは複数のポートでもよい。
受信部32a〜34aの出力ポート決定部313は、受信部31aの出力ポート決定部313と同様の動作である。
ステップS204において、振分部314aは、入力ポートの種別情報と、クラス識別部312aからのフレームのクラス情報と、出力ポート決定部313からの出力ポート情報を受信する。
振分部314aは、入力ポートの種別情報とフレームのクラス情報と出力ポート情報とに基づき、フレームをストアアンドフォワードパスまたはカットスルーパスで転送するか決定してフレームを決定した経路に振り分ける。なお、カットスルーパスは、低遅延クラスのフレームのみ転送し、1つの出力ポートに対し1つの入力ポートが対応づけられている。
図15は、実施の形態1に係るカットスルーで転送する入力ポートに対する出力ポートを示した一例である。
振分部314aは、図15のようなカットスルーで転送する入力ポートに対する出力ポートの対応付けをビットマップで記憶している。図15の出力ポートビットマップは右からポート101、ポート102、ポート103、ポート104に対応しており、「1」であるポートに対してカットスルーすることを示している。転送装置11aは、各出力ポートに対してカットスルーで転送する入力ポートを予め決めている。従って、出力ポートビットマップは出力ポート毎に入力ポートの何れか1ポートにおいて1個だけ「1」となる。転送装置11aは、入力ポート数分のカットスルー記憶部を持つ必要がなくなり、転送制御が簡単になる。また、回路規模の増大を防ぐこともできる。実施の形態1では、ポート101からポート102へ転送する場合と、ポート102からポート101へ転送する場合とがカットスルーで転送可能である。なお、実施の形態1では、ポート101とポート102との間を双方向ともにカットスルーで転送可能としたが、例えば、ポート101からポート102へ転送する場合のみカットスルーで転送可能とし、ポート102からポート101へ転送する場合は、カットスルーでの転送は不可能としてもよい。また、カットスルーで転送するポートは任意である。ただし、1つの出力ポートに対して複数の入力ポートからカットスルーで転送するようにはできない。複数の出力ポートに対して1つの入力ポートのみからカットスルーで転送するようにすることは可能である。
振分部314aは、フレームの対象が低遅延クラスのフレームに対して、入力ポートの種別情報と出力ポートと図15とを照合する。照合が合致すれば、対象のフレームをカットスルーパスに転送する。また、振分部314aは、フレームのクラス情報が一般クラスである、あるいは低遅延クラスでも照合が合致しない場合、対象のフレームをストアアンドフォワードパスで転送する。
振分部314aは、フレームを転送する際に、対象のフレームに対するクラス情報と出力ポート情報を付与する。情報の付与の仕方は、フレームのヘッダまたはデータに格納してもよいし、フレーム単位にこれらの情報が1対1に管理できる方法であれば特に限定しない。
図12のステップS204に戻る。なお、受信部32aの振分部314aは、受信部31aの振分部314aと同様の動作である。
受信部33aあるいは受信部34aの振分部314bは、受信部31aの振分部314aと同様の動作であるが、図15では、入力ポート103あるいは入力ポート104を経由する経路にカットスルーは設定されていないため、フレームのクラス情報が低遅延クラスでも一般クラスでもフレームをストアアンドフォワードパスに振り分ける。
図16は、本発明の実施の形態1に係る転送装置11aの送信部41aの動作を示すフローチャートである。図16を用いて、図11のステップS108の動作を以下に詳細に説明する。
ステップS301において、クラス抽出部412は、カットスルー記憶部1aに格納されているフレームを受信する。クラス抽出部412は、振分部314aでフレームに格納されたクラス情報をフレームから抽出する。クラス抽出部412は、抽出したフレームのクラス情報をIET出力制御部411aに出力する。送信部42aのクラス抽出部412は、送信部41aのクラス抽出部412と同様の動作である。
ステップS302において、IET出力制御部411aは、カットスルー記憶部91aから受信したフレームを出力する。また、IET出力制御部411aは、ストアアンドフォワード記憶部81aから受信したフレームを出力する。IET出力制御部411aは、ストアアンドフォワードで転送するフレームのクラス情報に基づき、ストアアンドフォワード記憶部81aに記憶されているフレームを分割するか否か決定する。フレームを分割する場合、IET出力制御部411aは、フレームを分割して出力する。送信部42aのIET出力制御部411aは、送信部41aと同様である。送信部41a〜42aのIET出力制御部411a及び送信部43a〜44aの出力制御部411bの詳細については、後述する。
図17は、本発明の実施の形態1に係る転送装置11aの送信部41aのIET出力制御部411aの動作を示すフローチャートである。図17を用いて、図16のステップS302の動作を以下に詳細に説明する。
IET出力制御部411aは、カットスルー記憶部91aまたはストアアンドフォワード記憶部81aから送信要求を受信すると処理を開始する。
ステップS401において、IET出力制御部411aは、カットスルー記憶部91aから送信要求を受信する。IET出力制御部411aは、カットスルー記憶部91aから送信要求を受信した場合、カットスルー記憶部91aに低遅延クラスのフレームが格納されていると判断し、ステップS401:Yesとなり、ステップS404に進む。IET出力制御部411aは、カットスルー記憶部91aから送信要求を受信していない場合、カットスルー記憶部91aに低遅延クラスのフレームが格納されていないと判断し、ステップS401:Noとなり、ステップS402に進む。送信部42aのIET出力制御部411aのステップS401は、送信部41aと同様である。
ステップS402において、IET出力制御部411aがストアアンドフォワード記憶部81aにフレームの送信許可を送信している場合、または、IET出力制御部411aがIETによりフレームの転送を中断し、ストアアンドフォワード記憶部81aに格納されているフレームが転送中であると判断した場合、ステップS402:Yesとなり、ステップS403に進む。IET出力制御部411aがストアアンドフォワード記憶部81aに送信許可を送信していない場合、かつ、IET出力制御部411aがストアアンドフォワード記憶部81aからのフレームの転送を中断していない場合、ステップS402:Noとなり、ステップS409に進む。送信部42aのIET出力制御部411aのステップS402は、送信部41aと同様である。
ステップS409において、IET出力制御部411aがストアアンドフォワード記憶部81aから送信要求を受信した場合、ストアアンドフォワード記憶部81aにフレームが格納されていると判断し、ステップS409:Yesとなり、ステップS410に進む。IET出力制御部411aがストアアンドフォワード記憶部81aから送信要求を受信していない場合、ステップS409:Noとなり、ステップS401に戻る。送信部42aのIET出力制御部411aのステップS409は、送信部41aと同様である。
ステップS410において、IET出力制御部411aがストアアンドフォワード記憶部81aに格納されている最も先に転送するフレームが低遅延クラスであると判断した場合、ステップS410:Yesとなり、ステップS411に進む。ステップS411では、IET出力制御部411aは、ストアアンドフォワード記憶部81aに送信許可を送信し、ストアアンドフォワード記憶部81aからフレームを受信する。IET出力制御部411aは、ストアアンドフォワード記憶部81aに格納されている最も先に転送するフレームのヘッダのSMD値にSMD−Eを付与して、受信したフレームの予め決められたbyte数分を端末装置21に転送する。予め決められたbyte数分とは、例えば、1byte、2byte等であり、カットスルー記憶部91aにフレームが来ていないかを確認する周期である。ステップS411の後は、ステップS401に戻る。
ステップS410において、IET出力制御部411aがストアアンドフォワード記憶部81aに格納されている最も先に転送するフレームが低遅延クラスでないと判断した場合、ステップS410:Noとなり、ステップS412に進む。ステップS412では、IET出力制御部411aは、ストアアンドフォワード記憶部81aに送信許可を送信し、ストアアンドフォワード記憶部81aからフレームを受信する。IET出力制御部411aは、受信したフレームのヘッダのSMD値にSMD−Sを付与して、受信したフレームの予め決められたbyte数分を端末装置21に転送する。予め決められたbyte数分とは、例えば、1byte、2byte等であり、カットスルー記憶部91aにフレームが来ていないかを確認する周期である。フレームの転送を開始する。ステップS412の後は、ステップS401に戻る。
送信部42aのIET出力制御部411aのステップS410は、送信部41aと同様である。
ステップS403において、IET出力制御部411aがストアアンドフォワード記憶部81aにフレームの送信許可を送信した場合、ストアアンドフォワード記憶部81aは、転送中のフレームを送信部41aに引き続き転送する。あるいは、転送を中断していたフレーム送信部41aへの転送を再開する。IET出力制御部411aは、ストアアンドフォワード記憶部81aからフレームを受信し、受信したフレームの予め決められたbyte数分を端末装置21に転送する。予め決められたbyte数分とは、例えば、1byte、2byte等であり、カットスルー記憶部91aにフレームが来ていないかを確認する周期である。また、IET出力制御部411aは、ストアアンドフォワード記憶部81aのフレームを転送中である場合、転送中であるフレームの予め決められたbyte数分を端末装置21に転送する。ステップS403の後は、ステップS401に戻る。IET出力制御部411aは周期的にカットスルー記憶部91aにフレームが来ていないかを確認するため、ストアアンドフォワード記憶部81aに格納されているフレームをすべて転送するのに時間がかかる場合でも、途中でストアアンドフォワード記憶部81aに格納されているフレームを分割して、カットスルー記憶部91aに低遅延クラスのフレームを優先的に転送することができる。送信部42aのIET出力制御部411aのステップS403は、送信部41aと同様である。
一方、ステップS404において、IET出力制御部411aは、ストアアンドフォワード記憶部81aにフレームの送信許可を送信した場合、ストアアンドフォワード記憶部81aに格納されているフレームを転送中であると判断し、ステップS404:Yesとなり、ステップS406に進む。IET出力制御部411aがストアアンドフォワード記憶部81aにフレームの送信許可を送信していない場合、ステップS404:Noとなり、ステップS405に進む。送信部42aのIET出力制御部411aのステップS404は、送信部41aと同様である。
ステップS406において、IET出力制御部411aは、クラス抽出部412から入力されたフレームのクラス情報が低遅延クラスである場合、ストアアンドフォワード記憶部81aに格納されている転送中のフレームが低遅延クラスのフレームであると判断し、ステップS406:Yesとなり、ステップS407に進む。IET出力制御部411aは、フレームのクラス情報が一般クラスである場合、ストアアンドフォワード記憶部81aに格納されている転送中のフレームが低遅延クラスのフレームではないと判断し、ステップS406:Noとなり、ステップS408に進む。送信部42aのIET出力制御部411aのステップS406は、送信部41aと同様である。
ステップS407において、IET出力制御部411aは、ストアアンドフォワード記憶部81aに格納されている転送中のフレームを1フレーム分の末尾まで端末装置21に転送する。ステップS407の後は、ステップS405に進む。送信部42aのIET出力制御部411aのステップS407は、送信部41aと同様である。
ステップS408において、ストアアンドフォワード記憶部81aに格納されている転送中のフレームは一般クラスのフレームである。IET出力制御部411aは、カットスルー記憶部91aに格納されているフレームを割り込み転送する。IETによる分割後のフレームは、例えば、分割された末尾のフレームのフレーム長がイーサネット(登録商標)の最小フレーム長である予め決められたbyte数以上でなければならず、分割された末尾以外のフレームについては、予め決められたbyte数以上で指定された最小フレーム長を満たす必要がある。ここで、予め決められたbyte数とは、例えば、6byte、64byte等である。上記のような分割可能条件を満足する範囲で、IET出力制御部411aは、一般クラスのフレームの転送を中断する。ステップS408の後は、ステップS401に戻る。送信部42aのIET出力制御部411aのステップS408は、送信部41aと同様である。
一方、ステップS405において、IET出力制御部411aは、カットスルー記憶部91aにフレームの送信許可を送信する。カットスルー記憶部91aは、送信部41aからのフレームの送信許可があった場合、フレームを送信部41aに転送する。カットスルー記憶部91aは、フレームの先頭から予め決められたbyte数だけ記憶した後、フレームを転送する。IET出力制御部411aは、カットスルー記憶部91aからフレームを受信する。IET出力制御部411aは、カットスルー記憶部91aに格納されている全てのフレームを端末装置21に転送する。ステップS405の後は、ステップS401に戻る。送信部42aのIET出力制御部411aのステップS405は、送信部41aと同様である。
また、送信部43aの出力制御部411bは、常にストアアンドフォワードで転送するため、出力制御部411bはストアアンドフォワード記憶部83aにフレームの送信許可を送信してフレームを受信する。出力制御部411bは、受信したフレームを端末装置22に転送する。
送信部44aの出力制御部411bの動作は、送信部43aの出力制御部411bと同様である。
電源をOFFにすることあるいは終了操作がなされる等の処理の終了のトリガーがあるまで上記のような処理を繰り返す。このようにすることで、従来の転送装置よりも、IETの低遅延転送機能を小さな回路規模にし、コストを低くできる。なお、上記のような処理を繰り返すとしたが、繰り返さず一回行うだけでもよい。
以上述べたように、本実施の形態1の転送装置11aにおいては、入力されたフレーム内に格納された格納情報に基づき、複数のポートの中からフレームを出力する出力ポートを決定する出力ポート決定部313と、カットスルー方式で転送するフレームを出力する出力ポートに対してフレームが入力される入力ポートを1対1に対応付けし、フレームが入力された入力ポートの種別情報とフレームのクラス情報と出力ポート決定部で決定された出力ポートとに基づき、第1のフレームをカットスルー方式で転送する第1の経路に振り分け、第2のフレームをストアアンドフォワード方式で転送する第2の経路に振り分ける振分部314aと、第1の経路に振り分けられた第1のフレームを出力ポートから出力し、第2の経路に振り分けられた第2のフレームのクラス情報に基づき第2のフレームを分割するか否か決定し、決定に基づいて第2のフレームを出力ポートから出力するIET出力制御部411aと、を備えたので、IETの低遅延転送機能を簡単な制御で実現することができる。転送装置11aは、各出力ポートに対して入力ポート数分のカットスルー記憶部は必要ないため、従来の転送装置よりも、IETの低遅延転送機能を小さな回路規模にし、コストを低くできる。3ポート以上の入出力ポートを持つ転送装置において、低遅延性が求められるフレームを低遅延で転送しつつ、従来の転送装置よりも、IETの低遅延転送機能を簡単な制御で実現することができる。
また、本実施の形態1の転送装置11aにおいては、IET出力制御部411aは、第2のフレームのクラス情報が低遅延クラスの場合、第2のフレームを分割せずに出力するので、ストアアンドフォワードで転送されたフレームであっても、低遅延クラスのフレームであれば、IETの出力制御で分割されることなく転送することができる。
さらに、本実施の形態1の転送装置11aにおいては、カットスルーで転送する経路として設定してない経路は送信部に対してカットスルー記憶部は不要なため、記憶容量を減らすことができる。そのため、回路規模の縮小及びコストの削減をすることができる。
なお、上記した本実施の形態1の転送装置11aでは、図1のような端末装置21〜23及び転送装置12aと接続しているとしたが、端末装置あるいは転送装置は合わせて3つ以上接続されていれば、いくつでもよい。その場合、接続される装置の数に対応して、受信部、送信部、結合処理部、カットスルー記憶部、ストアアンドフォワード記憶部等の数も変わる。このように構成された転送装置11aであっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態1の転送システムでは、転送装置11aと転送装置12aとを接続してフレームが2段の転送装置を経由する経路があるが、フレームが複数段転送装置を経由する経路があってもよい。例えば端末装置22から転送装置12aを経由して端末装置26に低遅延クラスのフレームを送信する場合、端末装置22から転送装置12aへカットスルーで転送する経路が設定されていないため、ストアアンドフォワードで転送されるが、転送装置12aから端末装置26へカットスルーで転送する経路が設定されていれば、2段目以降の転送装置ではフレームの転送遅延を低減することができる。特に、転送装置の経由段数の多い低遅延が要求されるフレームを低遅延で転送することができる。
また、1つだけ転送装置を経由する経路があってもよい。このように構成された転送装置11aであっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態1の転送装置11aでは、端末装置21に接続するポート101と転送装置12aに接続するポート102間をカットスルーで転送する経路として設定しているが、例えば、端末装置22に接続するポート103と端末装置23に接続するポート104間をカットスルーで転送する経路として設定してもよい。カットスルーで転送する経路として設定するポート間は任意である。このように構成された転送装置11aであっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態1の転送装置11aでは、振分部314aは出力ポート決定部と振分部とを合わせた部としたが、出力ポート決定部と振分部と別々の独立した構成にしてもよい。このように構成された転送装置11aであっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態1の転送装置11aでは、IET出力制御部411aとクラス抽出部412とは、別々の独立した構成にしたが、IET出力制御部411aとクラス抽出部412とを合わせた部としてもよい。このように構成された転送装置11aであっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態1の転送装置11aでは、フレームを低遅延クラスと一般クラスとにクラス分けをしたが、低遅延クラスのフレームの中でも優先度をつけてクラス分けをしてもよい。また、転送装置11aは、一般クラスのフレームの中でも優先度をつけてクラス分けをしてもよい。さらに、転送装置11aは、フレームの出力ポートごとに優先度をつけてクラス分けをしてもよい。転送装置11aは、フレームのクラスでサブクラスはいくつ設けてもよい。具体的には、例えば、転送装置11aは、低遅延クラスのフレームの中でも優先度をつけてクラス分けをする場合、カットスルー記憶部を優先クラス分持ち、カットスルー転送する際に、複数の低遅延クラスの中から優先度の高いフレームから転送してもよい。この際、転送装置11aは、別途サブクラスを示すクラス情報をフレームの「データ」に格納するようにする。このように構成された転送装置11aであっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができるとともに、さらにサブクラスを追加することができる。
上記した本実施の形態1の転送装置11aでは、端末装置21、22と転送装置11a〜12aとは、低遅延クラスのフレームを低遅延で転送するために、IET技術を適用したMACを備えているとした。また、転送装置11aは、入力ポートの種別情報を入力ポート番号とした。しかし、転送装置11aは、入力ポートの種別情報を各ポートが予め記憶している自ポートのIET対応有無情報としてもよい。つまり、IET対応有無情報は、自ポートに接続している装置がIETに対応しているかの情報である。この場合、端末装置及び転送装置の一部だけがIET技術を適用したMACを備えているとする。転送装置11aは、各ポートでIETに対応しているポートのみカットスルーが設定されていると認識する。このように構成された転送装置11aであっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態1の転送装置11aでは、端末装置21、22と転送装置11a〜12aとは、低遅延クラスのフレームを低遅延で転送するために、IET技術を適用したMACを備えているとした。また、転送装置11aは、入力ポートの種別情報を入力ポート番号とした。しかし、転送装置11aは、入力ポートの種別情報を接続機器情報としてもよい。接続機器情報とは、入力ポートに接続している機器がIETに対応している端末装置であるのか、IETに対応していない端末装置であるのか、IETに対応している転送装置であるのか、IETに対応していない転送装置であるのか等のどのような装置と接続しているかの情報である。接続機器情報は、予め転送装置に11aに設定されていても、あるいは受信するフレームの中に記載していてもよい。この場合、端末装置及び転送装置の一部だけがIET技術を適用したMACを備えているとする。転送装置11aは、IETに対応している装置間のみカットスルーが設定されていると認識する。このように構成された転送装置11aであっても上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態1の転送装置11aでは、端末装置21、22と転送装置11a〜12aとは、低遅延クラスのフレームを低遅延で転送するために、IET技術を適用したMACを備えているとした。また、転送装置11aは、入力ポートの種別情報を入力ポート番号とした。しかし、転送装置11aは、入力ポートの種別情報を各ポートが予め記憶している自ポートのIET対応有無情報及び入力ポート番号の組み合わせとしてもよい。組み合わせることにより、どのポート番号がIETに対応しているかがわかる。この場合、端末装置及び転送装置の一部だけがIET技術を適用したMACを備えているとする。転送装置11aは、IETに対応しているポート番号のみカットスルーが設定されていると認識する。なお、入力ポートの種別情報の組み合わせは任意である。このように構成された転送装置11aであっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態1の転送装置11aでは、端末装置21、22と転送装置11a〜12aとは、低遅延クラスのフレームを低遅延で転送するために、IET技術を適用したMACを備えているとした。また、クラス識別部312aは、フレームの格納情報であるフレームの宛先IPアドレスあるいはSMD値とクラステーブル51とに基づき、フレームのクラスを識別した。しかし、転送装置11aは、各ポートが予め記憶している自ポートのIET対応有無情報からフレームのクラスを識別してもよい。この場合、端末装置及び転送装置の一部だけがIET技術を適用したMACを備えているとする。転送装置11aは、各ポートでIETに対応しているポート間を転送させるフレームを低遅延クラスのフレームと識別し、IETに対応していないポートを含むポート間を転送させるフレームを一般クラスのフレームと識別してもよい。このように構成された転送装置11aであっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態1の転送装置11aでは、クラス識別部312aは、フレームの格納情報であるフレームの宛先IPアドレスあるいはSMD値とクラステーブル51とに基づき、フレームのクラスを識別した。しかし、転送装置11aは、フレームの格納情報として、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、VLANの優先度、イーサネット(登録商標)フレームの優先度、イーサネット(登録商標)のタイプ、IPパケットのヘッダ情報の一部、論理ポート番号等、またはこれらの複数を組み合わせた情報等、フレームの格納情報であれば特に限定しない。このように構成された転送装置11aであっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態1の転送装置11aでは、端末装置21、22と転送装置11a〜12aとは、低遅延クラスのフレームを低遅延で転送するために、IET技術を適用したMACを備えているとした。また、クラス識別部312aは、フレームの格納情報であるフレームの宛先IPアドレスあるいはSMD値とクラステーブル51とに基づき、フレームのクラスを識別した。しかし、転送装置11aは、予め記憶している自ポートのIET対応有無情報及びSMD値とクラステーブル51との組み合わせに基づき、フレームのクラスを識別してもよい。この場合、端末装置及び転送装置の一部だけがIET技術を適用したMACを備えているとする。転送装置11aは、ポートに接続する装置がIET技術不適応の装置であるのに、フレームにSMD値が設定されている場合は、フレームがエラーであるとして廃棄してしまうため、IET技術適応の装置であるかを確認した上でSMD値とクラステーブル51とに基づき、クラスを識別してもよい。なお、フレームのクラスを識別する情報の組み合わせは任意である。このように構成された転送装置11aであっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態1の転送装置11aでは、フレームのクラスの情報を振分部がフレームの「データ」の項目に格納して送信することで、クラス抽出部412にフレームのクラス情報を送信していたが、フレームとクラス情報を一意に括り付けられる識別番号により管理してもよい。具体的には、転送装置11aは、各フレームに識別番号を割り振る。転送装置11aは、フレームの識別番号とフレームのクラス情報とのテーブルを備える。転送装置11aは、クラス抽出部412がフレームを受信したら、受信したフレームの識別番号と、フレームの識別番号とフレームのクラス情報とのテーブルとに基づき、クラス情報を抽出してもよい。また、転送装置11aは、フレームの識別番号とフレームのクラス情報とのテーブルを備える代わりにフレームのクラス情報をキューに順番に格納することによりクラス情報をクラス抽出部412に送信してもよい。なお、各フレームに識別番号を割り振る部が割り振り部の一例である。フレームの識別番号とフレームのクラス情報とのテーブルあるいはフレームのクラス情報を格納したキューが括り付け部の一例である。このように構成された転送装置11aであっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態1の転送装置11aでは、結合処理部61で受信したフレームのSMD値により低遅延クラスのストアアンドフォワードパスと一般クラスのストアアンドフォワードパスに振り分けたが、クラステーブルの結果に基づいて識別したクラスに基づいて、低遅延クラスのストアアンドフォワードパスと一般クラスのストアアンドフォワードパスに振り分けてもよい。このように構成された転送装置11aであっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、受信部31a〜34aが受信したフレームの格納情報に基づきクラス情報を受信したフレームに格納して送信することにより、送信部41a〜42aがフレームのクラス情報を識別していたが、実施の形態2では受信したフレームのクラス情報をフレームと並走させて送信する。このため、実施の形態1と同様の効果が得ることができる。それ以外は、実施の形態1と同様である。以下の説明において既に説明した構成及び動作については同一符号を付して、重複する説明を省略する。
転送装置11aの受信部31aの動作について記述する。
振分部314aは、クラス識別部312aからフレームのクラス情報が入力されるが、フレームを転送する際に、対象のフレームに対するクラス情報と出力ポート情報をフレームに付与しない。振分部314aは、受信したフレームとクラス識別部312aから受信したクラス情報を示すパルス信号を送信する。パルス信号は、並走情報の一例である。なお、クラス情報を示すパルス信号は、振分部314aから送信された後、結合処理部、スイッチング処理部、カットスルー記憶部、ストアアンドフォワード記憶部を経由して送信部まで送信される。受信部32aの振分部314a、受信部33a、34aの振分部314bの動作は、受信部31aの振分部314aと同様である。
図18は、本発明の実施の形態2に係る転送装置11aの送信部41aの機能ブロック図である。
IET出力制御部411aは、フレームのクラス情報をクラス抽出部412から受信するのではなく、クラス情報を示すパルス信号を受信する。
図19は、振分部314aがフレームのクラス情報をパルス信号として送信するときの一例を示した図である。
図19は、送信されるフレームとフレームに並走されるフレームのクラス情報との関係を示した図である。図19(a)は、送信されるフレームと時間との関係を示した図である。図19(b)は、フレームのクラス情報の信号値と時間との関係を示した図である。
受信部31aが低遅延クラスのフレーム1、一般クラスのフレーム2、低遅延クラスのフレーム3を受信したとする。クラス識別部312aからフレームのクラス情報が入力されると、振分部314aは図19(a)のようにそれぞれのフレームを送信するとともに、図19(b)のようなパルス信号を送信する。ここで、パルス信号が「1」の場合に低遅延クラス、パルス信号が「0」の場合に一般クラスであることを示す。例えば、時刻t1〜t2では、振分部314aは、低遅延クラスのフレーム1を送信するとともに、パルス信号「1」を送信する。一般クラスのフレーム2では、時刻t3〜t4では、振分部314aは、一般クラスのフレーム2を送信するとともに、パルス信号「0」を送信する。
なお、パルス信号が「1」の場合に低遅延クラス、「0」の場合に一般クラスを示すとしたが、値は任意である。また、パルス信号ではなく、他の信号を用いてもよい。
以上述べたように、本実施の形態2の転送装置11aにおいて、振分部314aは、入力されたフレームのクラス情報を示す並走情報を作成し、並走情報をフレームと並走させて送信し、IET出力制御部411aは、並走情報からクラス情報を取得するので、フレームにクラス情報を格納せずに実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
実施の形態1では、IET出力制御部411aがカットスルー転送のフレームかストアアンドフォワード転送のフレームかに関わらず低遅延クラスのフレームのSMD値にSMD−Eを付与していたが、カットスルー転送の低遅延クラスのフレームのSMD値にSMD−Eを付与し、ストアアンドフォワード転送の低遅延クラスのフレームのSMD値にSMD−Sを付与する実施の形態を示す。以下の説明において既に説明した構成及び動作については同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図20は、本発明の実施の形態3に係る転送装置11aの機能ブロック図である。実施の形態1との違いは、受信部31a〜32aがクラステーブル51を参照していることである。
図21は、本発明の実施の形態3に係る転送装置11aの受信部31aの機能ブロック図である。実施の形態1との違いは、クラス識別部312aがクラステーブル51を参照していることである。
次に、本発明の実施の形態3に係る転送装置11aの動作について説明する。
図22は、本発明の実施の形態3に係る転送装置11aの動作を示すフローチャートである。
ステップS501〜S502は実施の形態1のステップS101〜ステップS102と同様である。
ステップS503において、結合処理部61は、受信部31aからストアアンドフォワードパスでフレームを受信する。結合処理部61は、受信したフレームが低遅延クラスのフレーム(ステップS503:Yes)であれば、そのまま低遅延クラスのストアアンドフォワードパスで転送する。ステップ503:Noで、受信したフレームが低遅延クラスのフレームでなければ、ステップS504に進む。
ステップS504〜S507は実施の形態1のステップS104〜ステップS107と同様である。ステップS508については後述する。
図23は、本発明の実施の形態3に係る転送装置11aの送信部41aの動作を示すフローチャートである。図23を用いて、図22のステップS508の動作を説明する。
ステップS601〜S609は実施の形態1の図17のステップS401〜ステップS409と同様である。
ステップS610では、IET出力制御部411aがストアアンドフォワード記憶部81aに格納されている最も先に転送するフレームが低遅延クラスであると判断した場合、ステップS610:Yesとなり、ステップS611に進む。ステップS611では、IET出力制御部411aは、ストアアンドフォワード記憶部81aに送信許可を送信し、ストアアンドフォワード記憶部81aからフレームを受信する。IET出力制御部411aは、受信したフレームのヘッダのSMD値にSMD−Sを付与して、受信したフレームの予め決められたbyte数分を端末装置21に転送する。予め決められたbyte数分とは、例えば、1byte、2byte等であり、カットスルー記憶部91aにフレームが来ていないかを確認する周期である。フレームの転送を開始する。ステップS611の後は、ステップS601に戻る。
ステップS610において、IET出力制御部411aがストアアンドフォワード記憶部81aに格納されている最も先に転送するフレームが低遅延クラスでないと判断した場合、ステップS610:Noとなり、ステップS601に戻る。
ところで、上記した実施の形態に示した転送装置及び転送方法は一例に過ぎず、適宜、組み合わせて構成することが出来るものであって、実施の形態単独の構成に限られるものではない。実施の形態2のように受信したフレームのクラス情報をフレームと並走させて送信させてもよい。
以上述べたように、本実施の形態の転送装置11aにおいて、IET出力制御部411aは、低遅延クラスであり、かつストアアンドフォワードで転送すると決定されたフレームを出力する場合、フレームのSMD値を一般クラスであることを表すSMD−Sとし、SMD値と異なる優先度を示すクラスを低遅延クラスとした情報をフレームに格納して出力するので、転送装置12aが転送装置11aのクラステーブルと同様のクラステーブルを持ち、SMD値ではなくフレームの「データ」に格納された情報からクラスを識別すれば、「SMD値」に「SMD−S」を設定したフレームでも、転送装置12aに転送された後は低遅延クラスのフレームと識別され、カットスルーで転送できる。
1 転送システム、11a、12a 転送装置、21〜26 端末装置、
101〜104 ポート、31a〜34a 受信部、41a〜44a 送信部、
51 クラステーブル、52 宛先解決テーブル、 61〜64 結合処理部、
71 スイッチング処理部、81a〜84a ストアアンドフォワード記憶部、
91a〜92a カットスルー記憶部、111 バス、 112 入出力IF、
113 メモリ、 114 記憶媒体、 115 CPU、 116 処理回路、
311 入力ポート識別部、 312a〜312b クラス識別部、
313 出力ポート決定部、 314a〜314b 振分部、
411a IET出力制御部、411b 出力制御部、 412 クラス抽出部。

Claims (16)

  1. 入力されたフレーム内に格納された格納情報に基づき、複数のポートの中から前記フレームを出力する出力ポートを決定する出力ポート決定部と、
    カットスルー方式で転送するフレームを出力する出力ポートに対して前記フレームが入力される入力ポートを予め1対1に対応付けし、フレームが入力された入力ポートの種別情報と前記フレームのクラス情報と前記出力ポート決定部で決定された出力ポートとに基づき、第1のフレームをカットスルー方式で転送する第1の経路に振り分け、第2のフレームをストアアンドフォワード方式で転送する第2の経路に振り分ける振分部と、
    前記第1の経路に振り分けられた前記第1のフレームを前記出力ポートから出力し、前記第2の経路に振り分けられた前記第2のフレームの前記クラス情報に基づき前記第2のフレームを分割するか否か決定し、決定に基づいて前記第2のフレームを前記出力ポートから出力するIET出力制御部と、
    を備えた転送装置。
  2. 前記クラス情報は、低遅延での転送が要求される低遅延クラスと前記低遅延クラス以外である一般クラスとであり、
    前記振分部は、前記出力ポート決定部で決定された出力ポートがカットスルー方式で転送するフレームを出力する出力ポートであり、前記入力ポートの種別情報が前記出力ポートに対して予め1対1に対応付けられた入力ポートを示し、入力されたフレームの前記クラス情報が前記低遅延クラスの場合、前記フレームを前記第1の経路に振り分ける
    請求項1に記載の転送装置。
  3. 前記IET出力制御部は、前記第2のフレームの前記クラス情報が低遅延クラスの場合、前記第2のフレームを分割せずに出力する
    請求項1または2に記載の転送装置。
  4. 前記格納情報とフレームのクラス情報とを対応付けるクラステーブルと、
    前記格納情報と前記クラステーブルとに基づき、前記フレームの前記クラス情報を識別し、識別した前記クラス情報を出力するクラス識別部とを備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の転送装置。
  5. 前記格納情報とフレームのSMD値とに基づき、前記フレームの前記クラス情報を識別し、識別した前記クラス情報を出力するクラス識別部を備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の転送装置。
  6. 前記振分部は、前記クラス識別部から入力された前記クラス情報を前記フレームに格納し、
    前記フレームに格納された前記クラス情報を前記フレームから抽出し、抽出した前記フレームの前記クラス情報を前記IET出力制御部に送信するクラス抽出部を備える
    請求項4〜5のいずれか1項に記載の転送装置。
  7. 前記振分部は、入力されたフレームの前記クラス情報を示す並走情報を作成し、前記並走情報を前記フレームと並走させて送信し、
    前記IET出力制御部は、前記並走情報から前記クラス情報を取得する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の転送装置。
  8. 前記フレームに識別番号を割り振る割り振り部と、
    前記識別番号と前記クラス情報とを一意に括り付ける括り付け部と、
    前記識別番号と前記括り付け部で括り付けられた前記フレームの前記識別番号と前記フレームの前記クラス情報とに基づき、前記フレームの前記クラス情報を抽出し、抽出した前記クラス情報を前記IET出力制御部に送信するクラス抽出部とを備える
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の転送装置。
  9. 前記入力ポートの種別情報は、入力ポート番号である
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の転送装置。
  10. 前記入力ポートの種別情報は、IET対応有無情報である
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の転送装置。
  11. 前記入力ポートの種別情報は、接続機器情報である
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の転送装置。
  12. 前記IET出力制御部は、低遅延クラスであり、かつストアアンドフォワード方式で転送された前記フレームを出力する場合、前記フレームのSMD値を低遅延クラスであることを表すSMD−Eとして出力する
    請求項2〜11のいずれか1項に記載の転送装置。
  13. 前記IET出力制御部は、低遅延クラスであり、かつストアアンドフォワード方式で転送された前記フレームを出力する場合、前記フレームのSMD値を一般クラスであることを表すSMD−Sとして出力する
    請求項2〜11のいずれか1項に記載の転送装置。
  14. 入力されたフレーム内に格納された格納情報に基づき、複数のポートの中から前記フレームを出力する出力ポートを決定するステップと、
    カットスルー方式で転送するフレームを出力する出力ポートに対して前記フレームが入力される入力ポートを予め1対1に対応付けし、フレームが入力された入力ポートの種別情報と前記フレームのクラス情報と決定された出力ポートとに基づき、第1のフレームをカットスルー方式で転送する第1の経路に振り分け、第2のフレームをストアアンドフォワード方式で転送する第2の経路に振り分けるステップと、
    前記第1の経路に振り分けられた前記第1のフレームを前記出力ポートから出力し、前記第2の経路に振り分けられた前記第2のフレームの前記クラス情報に基づき前記第2のフレームを分割するか否か決定し、決定に基づいて前記第2のフレームを前記出力ポートから出力するステップと、を備えた転送方法。
  15. 入力されたフレーム内に格納された格納情報に基づき、複数のポートの中から前記フレームを出力する出力ポートを決定する出力ポート決定部と、
    カットスルー方式で転送するフレームを出力する出力ポートに対して前記フレームが入力される入力ポートを予め1対1に対応付けし、フレームが入力された入力ポートの種別情報と前記フレームのクラス情報と前記出力ポート決定部で決定された出力ポートとに基づき、第1のフレームをカットスルー方式で転送する第1の経路に振り分け、第2のフレームをストアアンドフォワード方式で転送する第2の経路に振り分ける振分部と、
    前記第1の経路に振り分けられた前記第1のフレームを前記出力ポートから出力し、前記第2の経路に振り分けられた前記第2のフレームをストアアンドフォワード方式で転送するとともに、前記第2のフレームの前記クラス情報に基づき前記第2のフレームを分割するか否か決定し、決定に基づいて前記第2のフレームを前記出力ポートから出力するIET出力制御部と、
    を備えた複数の転送装置を備えた転送システム。
  16. 前記クラス情報は、低遅延での転送が要求される低遅延クラスと前記低遅延クラス以外である一般クラスとであり、前記複数の転送装置はフレーム内に格納された格納情報に基づく共通の基準で、前記低遅延クラスと前記一般クラスとを識別するクラス識別部を備えた請求項15に記載の転送システム。
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