JP2003338844A - パケット転送方法および中継装置 - Google Patents

パケット転送方法および中継装置

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JP2003338844A
JP2003338844A JP2002146255A JP2002146255A JP2003338844A JP 2003338844 A JP2003338844 A JP 2003338844A JP 2002146255 A JP2002146255 A JP 2002146255A JP 2002146255 A JP2002146255 A JP 2002146255A JP 2003338844 A JP2003338844 A JP 2003338844A
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Nobuhiro Tsubone
宣宏 坪根
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケットに関する分割制御の連携機構による
実装上の煩雑化や、分割制御による端末装置間のデータ
転送効率低下、を回避可能な中継装置を得ること。 【解決手段】 本発明の中継装置は、たとえば、IP電
話の受信パケットを転送中に、IP電話以外のパケット
を検出した場合、当該検出したパケットを、アプリケー
ション種別に応じて規定された分割長で分割するように
指示するパケット転送部4と、IP電話のパケットを分
割することなく優先的に転送し、IP電話以外のパケッ
トを指示された分割長で分割して転送する伝送プロトコ
ル制御部9と、を備え、さらに、パケット転送部4は、
IP電話のパケットが一定時間にわたって検出されず、
その後、IP電話以外のパケットを検出した場合、前記
分割処理を停止するように指示し、伝送プロトコル制御
部9は、指示に従って検出したパケットを分割せずに転
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットに
代表される通信ネットワークにおいて、IP電話,動画
配信,WEBアクセス,ファイル転送,電子メール,網
管理等のマルチメディアのトラヒックを制御するための
中継装置に関するものであり、特に、IP電話のトラヒ
ックを構成する音声パケットの伝送遅延増大による通話
品質の劣化を抑制するためのパケット転送方法およびそ
の方法を実施可能な中継装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のパケット転送方法および中
継装置について説明する。IP電話のトラヒックを含む
マルチメディアのトラヒックを制御する中継装置では、
接続された特定の通信回線において音声パケット以外の
パケットを転送中に、当該パケットに音声パケットが衝
突した場合、音声パケット以外のパケットが転送を終了
するまで音声パケットの転送を開始しない。したがっ
て、従来の中継装置では、転送が開始されるまで音声パ
ケットに遅延が発生する。この場合、遅延時間が特定の
基準値より大きくなると、通話の音声が不明瞭となる場
合や音声パケットが廃棄される場合がある。
【0003】この問題を解消する技術としては、たとえ
ば、特開2000−22749号公報に記載された技術
がある。この技術では、音声パケット以外のパケットの
転送処理中に当該パケットに音声パケットが衝突した場
合、中継装置が、音声パケット以外のパケットを分割し
て転送する。その際、分割長は、音声パケットの遅延時
間を測定して、その遅延時間に基づいて動的に決定す
る。さらに、ここで決定された分割長を上記中継装置
(第1の中継装置)とは異なる第2の中継装置に対して
通知する。
【0004】第2の中継装置では、第1の中継装置から
通知された分割長または自身が上記と同様の処理で決定
した分割長、のいずれか1つの分割長で音声パケット以
外のパケットを分割する。そして、パケット転送を行う
とともに第3の中継装置に対してその分割長を通知す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来のパケット転送方法では、音声パケット以外のパケ
ットを分割する場合の分割長を、衝突した音声パケット
の遅延時間から一律に決めている。すなわち、音声パケ
ット以外のパケットには、WEBアクセス,ファイル転
送,動画配信,電子メール,網管理等の多様なパケット
の種類があり、それらは、それぞれ異なる伝送上の要求
条件を持つにもかかわらず、音声パケットと衝突した場
合に一律の分割長で分割される。そのため、必ずしもパ
ケット種別に応じた伝送上の要求条件を満たすことがで
きない、という問題があった。
【0006】ここで、上記問題点をより詳細に説明す
る。たとえば、分割長がより大きくなれば、そのパケッ
トの転送効率が高くなりかつ伝送遅延が小さくなる。一
方、分割長がより小さくなれば、そのパケットの転送効
率が低くなりかつ伝送遅延が大きくなる。したがって、
リアルタイム性、すなわち、伝送遅延の極小化が要求さ
れる動画配信の分割長はできるだけ大きくとり、一方、
比較的リアルタイム性が要求されない電子メールや網管
理パケットの分割長は比較的小さくとる。しかしなが
ら、従来のパケット転送方法では、動画配信,電子メー
ル,網管理等の音声パケット以外のパケットを、その種
別とは関係なく一律に分割している。
【0007】また、従来のパケット転送方法では、中継
装置が音声パケットを検出した場合に、他の中継装置に
対して音声パケット以外のパケットを分割する旨を通知
し、その際、分割制御パケットを送出する。このとき、
各中継装置間には、分割制御に関する連携機構を予め規
定しておく必要があるため、各中継装置の実装を煩雑化
させる、という問題があった。また、上記分割制御パケ
ットは、通信ネットワーク上の通信においてオーバーヘ
ッドとなるため、端末装置間のデータ転送効率が低下す
る、という問題があった。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、中継装置におけるパケット転送処理において、音
声パケットの伝送遅延を増大させることなく、その他の
パケットについても種別に応じた伝送上の要求条件を満
たすことが可能なパケット転送方法を得ることを目的と
する。また、音声パケット以外のパケットに関する分割
制御の連携機構による各中継装置の実装煩雑化や、分割
制御パケットによる端末装置間のデータ転送効率低下、
を回避可能なパケット転送方法を得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかるパケット転送方
法にあっては、通信ネットワークを構成する通信回線か
らの受信パケットを他の通信回線へ転送する中継装置
が、予め規定された特定のアプリケーションに属する受
信パケットを転送中に、特定のアプリケーション以外に
属するパケットを検出した場合、当該検出したパケット
を、アプリケーション種別に応じて規定された分割長で
分割して転送する分割転送ステップと、前記特定のアプ
リケーションに属するパケットが一定時間にわたって検
出されず、その後、特定のアプリケーション以外に属す
るパケットを検出した場合、前記分割処理を停止し、当
該検出したパケットを分割せずに転送する通常転送ステ
ップと、を含むことを特徴とする。
【0010】つぎの発明にかかるパケット転送方法にあ
っては、通信ネットワークを構成する通信回線からの受
信パケットを他の通信回線へ転送する中継装置が、予め
規定された特定のアプリケーションに属する受信パケッ
トを転送中に、特定のアプリケーション以外に属するパ
ケットを検出した場合、当該検出したパケットを、アプ
リケーション種別に応じて規定された第1の分割長で分
割して転送する第1の分割転送ステップと、前記特定の
アプリケーションに属するパケットが一定時間にわたっ
て検出されず、その後、特定のアプリケーション以外に
属するパケットを検出した場合、当該検出したパケット
を、アプリケーション種別に応じて規定された第2の分
割長で分割して転送する第2の分割転送ステップと、を
含むことを特徴とする。
【0011】つぎの発明にかかる中継装置にあっては、
通信ネットワークを構成する通信回線からの受信パケッ
トを他の通信回線へ転送するための構成として、たとえ
ば、予め規定された特定のアプリケーションに属する受
信パケットを転送中に、特定のアプリケーション以外に
属するパケットを検出した場合、当該検出したパケット
を、アプリケーション種別に応じて規定された分割長で
分割するように指示するパケット転送制御手段と、特定
のアプリケーションに属するパケットを分割することな
く優先的に転送し、特定のアプリケーション以外に属す
るパケットを指示された分割長で分割して転送するパケ
ット転送手段と、を備え、さらに、前記パケット転送制
御手段は、特定のアプリケーションに属するパケットが
一定時間にわたって検出されず、その後、特定のアプリ
ケーション以外に属するパケットを検出した場合、前記
分割処理を停止するように指示し、前記パケット転送手
段は、指示に従って前記検出したパケットを分割せずに
転送することを特徴とする。
【0012】つぎの発明にかかる中継装置にあっては、
通信ネットワークを構成する通信回線からの受信パケッ
トを他の通信回線へ転送するための構成として、たとえ
ば、予め規定された特定のアプリケーションに属する受
信パケットを転送中に、特定のアプリケーション以外に
属するパケットを検出した場合、当該検出したパケット
を、アプリケーション種別に応じて規定された第1の分
割長で分割するように指示するパケット転送制御手段
と、特定のアプリケーションに属するパケットを分割す
ることなく優先的に転送し、特定のアプリケーション以
外に属するパケットを指示された第1の分割長で分割し
て転送するパケット転送手段と、を備え、さらに、前記
パケット転送制御手段は、特定のアプリケーションに属
するパケットが一定時間にわたって検出されず、その
後、特定のアプリケーション以外に属するパケットを検
出した場合、当該検出したパケットを、アプリケーショ
ン種別に応じて規定された第2の分割長で分割するよう
に指示し、前記パケット転送手段は、指示に従って前記
検出したパケットを第2の分割長で分割して転送するこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるパケット
転送方法および中継装置の実施の形態を図面に基づいて
詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明
が限定されるものではない。
【0014】実施の形態1.図1は、本発明にかかる中
継装置の構成を示す図である。この中継装置は、LAN
等の高速回線とフレームリレー等の低速回線とを接続す
る。図1において、1は中継装置であり、2は中継装置
1が接続され、たとえば、100Mbpsの通信速度を
持つ100BASE−TXのような高速通信回線であ
り、3は中継装置1が接続され、1Mbpsの速度で通
信を行う低速通信回線であり、4は本実施の形態のパケ
ット転送方法を実現するためのパケット転送部であり、
5は後述するパケット内のネットワーク層ヘッダを参照
して転送先を判定する中継制御部であり、6は後述する
パケット内のネットワーク層ヘッダ,トランスポート層
ヘッダ,アプリケーションヘッダを分析してそのパケッ
トが属するアプリケーション(IP電話,動画配信,W
EBアクセス,ファイル転送,電子メール,網管理等)
を識別するアプリケーション識別部であり、8,9は伝
送プロトコル制御部であり、10はデータリンクフレー
ムの分割(送信時),データリンクフレームの組み立て
(受信時)を行うデータリンクフレーム分割組立部であ
る。
【0015】また、図2は、パケットの構成を示す図で
ある。このパケットは、物理層ヘッダ,データリンク層
ヘッダ,ネットワーク層ヘッダ,トランスポート層ヘッ
ダ,アプリケーションヘッダ,アプリケーションデータ
で構成される。
【0016】ここで、上記のように構成された中継装置
の動作について説明する。図3は、本実施の形態のパケ
ット転送方法を示すフローチャートである。本実施の形
態では、中継装置1が高速通信回線2から低速通信回線
3へのパケットを転送する場合を想定する。また、中継
装置1が最優先で転送するパケットは、アプリケーショ
ンの1つであるIP電話の音声パケットとする。
【0017】まず、パケットが高速通信回線2から中継
装置1に到着すると、受信パケットは、伝送プロトコル
制御部8を経由してパケット転送部4内の中継制御部5
に送られる。中継制御部5では、受信パケット内のネッ
トワーク層ヘッダを分析し、転送先の通信回線が低速通
信回線3の場合、さらにアプリケーション識別部6に対
してそのパケットを送信する。
【0018】アプリケーション識別部6では、受信パケ
ット内のネットワーク層ヘッダ,トランスポート層ヘッ
ダ,アプリケーションヘッダを分析し、そのパケットを
利用するアプリケーションを判定する(ステップS
1)。すなわち、そのパケットの属するアプリケーショ
ンが、IP電話,動画配信,WEBアクセス,ファイル
転送,電子メール,網管理等のいずれであるかを判定す
る。ここでは、受信パケットの属するアプリケーション
がIP電話であるか否かによって処理が分かれる。
【0019】たとえば、受信パケットの属するアプリケ
ーションがIP電話の場合(ステップS1、Yes)、
アプリケーション識別部6では、IP電話のパケットの
転送が始まったことを内部状態として記憶する(ステッ
プS2)。そして、中継装置1が低速通信回線3に転送
する全パケットの、IP電話以外のアプリケーションの
パケットを、適宜データリンク層で分割して転送するよ
うに、伝送プロトコル制御部9に対して指示する(ステ
ップS3)。また、IP電話のパケットについては分割
することなく送信するように、伝送プロトコル制御部9
に対して指示する。
【0020】具体的にいうと、アプリケーション識別部
6では、ネットワーク管理者によって予め設定されたデ
ータリンク層分割制御テーブルを参照して、IP電話以
外のパケットのデータリンク層における分割長を決定す
る。そして、伝送プロトコル制御部9にパケットを送信
するときに、同時に上記で決定した分割長も通知する。
図4は、上記データリンク層分割制御テーブルの一例を
示す図である。なお、このデータリンク層分割制御テー
ブルでは、下方に登録されているアプリケーションほど
分割長が短くなっており、下方に登録されているアプリ
ケーションほど転送の優先順位が低くなっている。すな
わち、下方に登録されているアプリケーションほど分割
処理に伴う伝送遅延の増大を許容する。
【0021】データリンクフレーム分割組立部10で
は、IP電話のパケットを分割することなく優先的に低
速通信回線3に送信し(ステップS4)、IP電話以外
のパケットについては、通知された分割長で分割処理を
行った後、送信する。
【0022】なお、アプリケーション識別部6では、一
定時間にわたってIP電話のパケットが検出されない場
合、IP電話のパケットの転送が終了したと判断し、I
P電話以外のパケットの分割処理を停止する。そして、
IP電話以外のパケットに対して分割処理を行うことな
く低速通信回線3に送信するように、伝送プロトコル制
御部9に対して指示する。
【0023】一方、ステップS1の処理において、受信
パケットの属するアプリケーションがIP電話でなく
(ステップS1、No)、かつIP電話のパケットの転
送が始まってない場合(ステップS5、No)には、受
信パケットを分割することなく転送する(ステップS
7)。また、受信パケットの属するアプリケーションが
IP電話でなく(ステップS1、No)、かつIP電話
のパケットを転送中の場合には(ステップS5、Ye
s)、受信パケットを上記と同様の手順で分割して送信
する(ステップS6)。
【0024】このように、本実施の形態では、特定のア
プリケーションに属するパケットを転送する場合、当該
パケットよりも優先順位の低いパケットを、その種別に
応じて予め設定されている分割長に基づいて分割して転
送する。そして、優先順位の高い特定のアプリケーショ
ンに属するパケットが転送されなくなった場合に、優先
順位の低いパケットの分割処理を停止し、分割処理を施
さずに当該パケットを転送する。これにより、上記特定
のアプリケーションに属するパケットとそれ以外のパケ
ットが衝突した場合であっても、当該それ以外のパケッ
トがアプリケーションの種別に応じてデータリンク層で
分割されるので、特定のアプリケーションに属するパケ
ットの遅延の増大を抑制することができる。
【0025】また、上記特定のアプリケーション以外に
属するパケットについては、アプリケーションの種別に
応じて転送遅延が付加される。これにより、一律の分割
長で分割される従来技術と比較して、より効率的にパケ
ット転送を行うことができる。
【0026】また、本実施の形態では、複数の中継装置
間において分割制御の連携機構を必要としない。これに
より、各中継装置の実装煩雑化や、分割制御パケットに
よる端末装置間のデータ転送効率低下、を回避できる。
特に、異なるベンダが提供する分割制御の連携機構を備
えた中継装置間でパケット転送を実現するためには、連
携機構に何らかの標準化が必要になるが、本実施の形態
の構成を用いれば、連携機構自体を備える必要がない。
【0027】なお、本実施の形態では、特定のアプリケ
ーション(最も優先順位の高いアプリケーション)とし
てIP電話を指定したが、これに限らず、たとえば、I
P電話以外のアプリケーションが指定された場合であっ
ても上記と同様の効果を得ることができる。
【0028】実施の形態2.前述した実施の形態1で
は、中継装置が予め設定された特定のアプリケーション
に属するパケットを転送していない場合に、特定のアプ
リケーション以外に属するパケットを分割しないように
した。これに対して、実施の形態2では、特定のアプリ
ケーションに属するパケットを転送していない場合であ
っても、特定のアプリケーション以外に属する所定のパ
ケットを分割する。なお、中継装置の構成については、
前述した実施の形態1の図1と同様であるため、同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0029】図5は、実施の形態2のデータリンク層分
割制御テーブルの一例を示す図である。本実施の形態で
は、データリンク層分割制御テーブルを2種類設定して
おく。そして、特定のアプリケーションに属するパケッ
トを転送している場合と、特定のアプリケーションに属
するパケットを転送していない場合によって、2種類の
テーブルを使い分ける。これにより、一律の分割長で分
割される従来技術と比較して、より効率的にパケット転
送を行うことができる。
【0030】また、本実施の形態でも、複数の中継装置
間において分割制御の連携機構を必要としない。これに
より、各中継装置の実装煩雑化や、分割制御パケットに
よる端末装置間のデータ転送効率低下、を回避できる。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、特定のアプリケーションに属するパケットを転送す
る場合、当該パケットよりも優先順位の低いパケット
を、その種別に応じて予め設定されている分割長に基づ
いて分割して転送する構成とした。そして、優先順位の
高い特定のアプリケーションに属するパケットが転送さ
れなくなった場合に、優先順位の低いパケットの分割処
理を停止し、分割処理を施さずに当該パケットを転送す
る構成とした。これにより、上記特定のアプリケーショ
ンに属するパケットとそれ以外のパケットが衝突した場
合であっても、当該それ以外のパケットがアプリケーシ
ョンの種別に応じてデータリンク層で分割されるので、
特定のアプリケーションに属するパケットの遅延の増大
を抑制することができる、という効果を奏する。また、
上記特定のアプリケーション以外に属するパケットにつ
いては、アプリケーションの種別に応じて転送遅延を付
加する構成とした。これにより、一律の分割長で分割さ
れる従来技術と比較して、より効率的にパケット転送を
行うことができる、という効果を奏する。また、複数の
中継装置間において分割制御の連携機構を必要としない
構成とした。これにより、各中継装置の実装煩雑化や、
分割制御パケットによる端末装置間のデータ転送効率低
下、を回避できる、という効果を奏する。
【0032】つぎの発明によれば、たとえば、データリ
ンク層分割制御テーブル(アプリケーション単位の分割
長)を2種類設定する構成とした。そして、特定のアプ
リケーションに属するパケットを転送している場合と、
特定のアプリケーションに属するパケットを転送してい
ない場合によって、2種類のテーブルを使い分ける構成
とした。これにより、一律の分割長で分割される従来技
術と比較して、より効率的にパケット転送を行うことが
できる、という効果を奏する。また、複数の中継装置間
において分割制御の連携機構を必要としない構成とし
た。これにより、各中継装置の実装煩雑化や、分割制御
パケットによる端末装置間のデータ転送効率低下、を回
避できる、という効果を奏する。
【0033】つぎの発明によれば、特定のアプリケーシ
ョンに属するパケットを転送する場合、当該パケットよ
りも優先順位の低いパケットを、その種別に応じて予め
設定されている分割長に基づいて分割して転送する。そ
して、優先順位の高い特定のアプリケーションに属する
パケットが転送されなくなった場合に、優先順位の低い
パケットの分割処理を停止し、分割処理を施さずに当該
パケットを転送する。これにより、上記特定のアプリケ
ーションに属するパケットとそれ以外のパケットが衝突
した場合であっても、当該それ以外のパケットがアプリ
ケーションの種別に応じてデータリンク層で分割される
ので、特定のアプリケーションに属するパケットの遅延
の増大を抑制することができる、という効果を奏する。
また、上記特定のアプリケーション以外に属するパケッ
トについては、アプリケーションの種別に応じて転送遅
延を付加する。これにより、一律の分割長で分割される
従来技術と比較して、より効率的にパケット転送を行う
ことができる、という効果を奏する。また、複数の中継
装置間において分割制御の連携機構を必要としない。こ
れにより、各中継装置の実装煩雑化や、分割制御パケッ
トによる端末装置間のデータ転送効率低下、を回避でき
る、という効果を奏する。
【0034】つぎの発明によれば、たとえば、データリ
ンク層分割制御テーブル(アプリケーション単位の分割
長)を2種類設定する。そして、特定のアプリケーショ
ンに属するパケットを転送している場合と、特定のアプ
リケーションに属するパケットを転送していない場合に
よって、2種類のテーブルを使い分ける。これにより、
一律の分割長で分割される従来技術と比較して、より効
率的にパケット転送を行うことができる、という効果を
奏する。また、複数の中継装置間において分割制御の連
携機構を必要としない。これにより、各中継装置の実装
煩雑化や、分割制御パケットによる端末装置間のデータ
転送効率低下、を回避できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる中継装置の構成を示す図であ
る。
【図2】 パケットの構成を示す図である。
【図3】 実施の形態1のパケット転送方法を示すフロ
ーチャートである。
【図4】 実施の形態1のデータリンク層分割制御テー
ブルの一例を示す図である。
【図5】 実施の形態2のデータリンク層分割制御テー
ブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 中継装置、2 高速通信回線、3 低速通信回線、
4 パケット転送部、5 中継制御部、6 アプリケー
ション識別部、8,9 伝送プロトコル制御部、10
データリンクフレーム分割組立部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを構成する通信回線か
    らの受信パケットを他の通信回線へ転送する中継装置の
    パケット転送方法において、 予め規定された特定のアプリケーションに属する受信パ
    ケットを転送中に、特定のアプリケーション以外に属す
    るパケットを検出した場合、当該検出したパケットを、
    アプリケーション種別に応じて規定された分割長で分割
    して転送する分割転送ステップと、 前記特定のアプリケーションに属するパケットが一定時
    間にわたって検出されず、その後、特定のアプリケーシ
    ョン以外に属するパケットを検出した場合、前記分割処
    理を停止し、当該検出したパケットを分割せずに転送す
    る通常転送ステップと、 を含むことを特徴とするパケット転送方法。
  2. 【請求項2】 通信ネットワークを構成する通信回線か
    らの受信パケットを他の通信回線へ転送する中継装置の
    パケット転送方法において、 予め規定された特定のアプリケーションに属する受信パ
    ケットを転送中に、特定のアプリケーション以外に属す
    るパケットを検出した場合、当該検出したパケットを、
    アプリケーション種別に応じて規定された第1の分割長
    で分割して転送する第1の分割転送ステップと、 前記特定のアプリケーションに属するパケットが一定時
    間にわたって検出されず、その後、特定のアプリケーシ
    ョン以外に属するパケットを検出した場合、当該検出し
    たパケットを、アプリケーション種別に応じて規定され
    た第2の分割長で分割して転送する第2の分割転送ステ
    ップと、 を含むことを特徴とするパケット転送方法。
  3. 【請求項3】 通信ネットワークを構成する通信回線か
    らの受信パケットを他の通信回線へ転送する中継装置に
    おいて、 予め規定された特定のアプリケーションに属する受信パ
    ケットを転送中に、特定のアプリケーション以外に属す
    るパケットを検出した場合、当該検出したパケットを、
    アプリケーション種別に応じて規定された分割長で分割
    するように指示するパケット転送制御手段と、特定のア
    プリケーションに属するパケットを分割することなく優
    先的に転送し、特定のアプリケーション以外に属するパ
    ケットを指示された分割長で分割して転送するパケット
    転送手段と、を備え、さらに、前記パケット転送制御手
    段は、特定のアプリケーションに属するパケットが一定
    時間にわたって検出されず、その後、特定のアプリケー
    ション以外に属するパケットを検出した場合、前記分割
    処理を停止するように指示し、前記パケット転送手段
    は、指示に従って前記検出したパケットを分割せずに転
    送することを特徴とする中継装置。
  4. 【請求項4】 通信ネットワークを構成する通信回線か
    らの受信パケットを他の通信回線へ転送する中継装置に
    おいて、予め規定された特定のアプリケーションに属す
    る受信パケットを転送中に、特定のアプリケーション以
    外に属するパケットを検出した場合、当該検出したパケ
    ットを、アプリケーション種別に応じて規定された第1
    の分割長で分割するように指示するパケット転送制御手
    段と、特定のアプリケーションに属するパケットを分割
    することなく優先的に転送し、特定のアプリケーション
    以外に属するパケットを指示された第1の分割長で分割
    して転送するパケット転送手段と、を備え、さらに、前
    記パケット転送制御手段は、特定のアプリケーションに
    属するパケットが一定時間にわたって検出されず、その
    後、特定のアプリケーション以外に属するパケットを検
    出した場合、当該検出したパケットを、アプリケーショ
    ン種別に応じて規定された第2の分割長で分割するよう
    に指示し、前記パケット転送手段は、指示に従って前記
    検出したパケットを第2の分割長で分割して転送するこ
    とを特徴とする中継装置。
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