JP6605044B2 - 半導体ウエハの洗浄方法および洗浄装置 - Google Patents

半導体ウエハの洗浄方法および洗浄装置 Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は、半導体ウエハの洗浄方法および洗浄装置に関する。より具体的には、洗浄工程において、超音波または高周波超音波装置(ultra or mega sonic device)によって生成される気泡キャビテーションを制御し、ウエハ全体に安定した、または、制御されたキャビテーションを発生させることにより、ウエハ上の微細粒子をデバイス構造に損傷を与えることなく効率的に除去することに関する。
半導体装置は、複数の異なる処理工程を経てトランジスタおよび相互接続要素を製造することによって、半導体ウエハ上に製造または加工される。近年トランジスタは、フィン電界効果トランジスタ(FinFieldEffectTransistor; finFET)のように二次元から三次元に構築されるものがある。半導体ウエハに伴うトランジスタ端子同士を電気的に接続するために、半導体装置の一部として誘電材料に導電性(例えば、金属)のトレンチ、ビアホール(via)などが形成される。トレンチおよびビアホールは、トランジスタ間、および、半導体装置の内部回路と半導体装置の外部回路との電気信号および電力を接続する。
半導体ウエハ上におけるfinFETおよび相互接続要素の形成工程では、例えばマスキング、エッチング、および、堆積工程を経て、所望の半導体装置の電子回路が形成される。特に、複数のマスキングおよびプラズマエッチング工程を行うことによって、トランジスタのフィンおよび/または相互接続要素のトレンチやビアホールとして機能する半導体ウエハの誘電層に、finFETおよび/または陥凹領域のパターンを形成することができる。ポストエッチングまたはフォトレジストアッシングにおいて、フィン構造および/またはトレンチやビアホールにおける粒子および異物を除去するために、湿式洗浄工程が必要となる。特に装置製造ノードが14nmまたは16nm、或いは、それ以上移動する場合に、フィンおよび/またはトレンチおよびビアホールの側壁損失は、臨界寸法の維持に重要となる。側壁損失を低減または排除するには、適度に希釈された化学薬品、または、場合によっては脱イオン水のみを使用することが重要となる。しかし、通常、希釈された化学薬品や脱イオン水では、フィン構造および/またはトレンチやビアホール内の粒子を効率的に除去できない。したがって、これらの粒子を効率的に除去するには、超音波または高周波超音波などの機械的な力が必要である。超音波または高周波超音波は、ウエハ構造に機械的な力を加える気泡キャビテーションを発生させるが、トランジットキャビテーションやマイクロ噴流などの激しいキャビテーションによって、パターン構造が破損する。したがって、安定したまたは制御されたキャビテーションを維持することは、機械的な力を損傷限界内に制御すると同時に粒子の効率的な除去を行うために重要なパラメータとなる。
米国特許第4326553号には、ノズルに結合されて半導体ウエハを洗浄する高周波超音波エネルギーが開示されている。流体は加圧され、高周波超音波トランスデューサによって高周波超音波エネルギーが流体に加えられる。ノズルは、超音波/高周波超音波の周波数で振動する洗浄用流体をリボン状に噴射させて表面に衝突させるための形状を有している。
米国特許第6039059号には、音波エネルギを流体に伝達する細長いプローブを振動させるエネルギー源が開示されている。一構成において、流体がウエハの両側に噴射される一方、プローブは上側近傍に配置されている。別の構成では、短いプローブの先端面が表面近傍に配置されており、ウエハが回転する際にその表面上をプローブが移動する。
米国特許第6843257B2号には、ウエハ表面に平行な軸を中心に回転するロッドを振動させるエネルギー源が開示されている。ロッド表面に、エッチングにより螺旋溝などを形成する。
洗浄工程において、安定したまたは制御されたキャビテーションをウエハ全体に発生させることで、ウエハ上のデバイス構造が損傷することなく効率的に微細粒子を除去するには、超音波または高周波超音波装置によって発生する気泡キャビテーションを制御する方法が必要である。
本発明の一方法は、安定した気泡キャビテーションを維持させることによって、パターン構造を有するウエハに損傷を与えることのない超音波/高周波超音波洗浄を可能とする。安定した気泡キャビテーションは、τよりも短い時間間隔で、音波電源を電力Pに設定し、τよりも長い時間間隔で、音波電源を電力Pに設定し、ウエハが洗浄されるまで上記のステップを繰り返すことにより制御され、電力Pはゼロに等しい、または、電力Pよりはるかに小さく、τ1は、気泡内部の温度が臨界内破(implosion)温度まで上昇する時間間隔であり、τ2は、気泡内部の温度が臨界内破温度よりはるかに低い温度まで低下する時間間隔である。
本発明の別の方法は、安定した気泡キャビテーションを維持させることによって、パターン構造を有するウエハが損傷することなく超音波/高周波超音波洗浄を行うことを可能とする。安定した気泡キャビテーションは、τよりも短い時間間隔で、音波電源を周波数fに設定し、τよりも長い時間間隔で、音波電源を周波数fに設定し、ウエハが洗浄されるまで上記のステップを繰り返すことにより制御され、fは、fよりもはるかに高く、2倍または4倍高い方がよく、τ1は、気泡内部の温度が臨界内破温度まで上昇する時間間隔であり、τ2は、気泡内部の温度が臨界内破温度よりはるかに低い温度まで低下する時間間隔である。
本発明の別の方法は、パターン構造内の空間よりも小さな気泡サイズの安定した気泡キャビテーションを維持させることによって、パターン構造を有するウエハが損傷することのない超音波/高周波超音波洗浄を可能とする。パターン構造内の空間よりも小さな気泡サイズの安定した気泡キャビテーションは、τよりも短い時間間隔で、音波電源を電力Pに設定し、τよりも長い時間間隔で、音波電源を電力Pに設定し、ウエハが洗浄されるまで上記のステップを繰り返すことにより制御され、Pはゼロに等しい、または,電力Pよりはるかに小さく、τは、気泡サイズがパターン構造内の空間と等しいかそれより大きい臨界サイズに増加するまでの時間間隔であり、τは、気泡サイズがパターン構造内の空間よりはるかに小さいサイズに減少するまでの時間間隔である。
本発明の別の方法は、パターン構造内の空間よりも小さな気泡サイズの安定した気泡キャビテーションを維持させることによって、パターン構造を有するウエハが損傷することのない超音波/高周波超音波洗浄を可能とする。パターン構造内の空間よりも小さな気泡サイズの安定した気泡キャビテーションは、τよりも短い時間間隔で、音波電源を周波数fに設定し、τよりも長い時間間隔で、音波電源を周波数fに設定し、ウエハが洗浄されるまで上記のステップを繰り返すことにより制御され、fは、fよりもはるかに高く、2倍または4倍高い方がよく、τは、気泡サイズがパターン構造内の空間と等しいかそれより大きい臨界サイズに増加するまでの時間間隔であり、τは、気泡サイズがパターン構造内の空間よりはるかに小さいサイズに減少するまでの時間間隔である。
超音波/高周波超音波装置を使用するウエハ洗浄装置の例を示す図である。 超音波/高周波超音波装置を使用するウエハ洗浄装置の例を示す図である。 超音波/高周波超音波トランスデューサの各種形状を示す図である。 超音波/高周波超音波トランスデューサの各種形状を示す図である。 超音波/高周波超音波トランスデューサの各種形状を示す図である。 超音波/高周波超音波トランスデューサの各種形状を示す図である。 超音波/高周波超音波トランスデューサの各種形状を示す図である。 超音波/高周波超音波トランスデューサの各種形状を示す図である。 超音波/高周波超音波トランスデューサの各種形状を示す図である。 ウエハ洗浄工程における気泡キャビテーションを示す図である。 洗浄工程中のウエハ上のパターン構造に損傷を与えるトランジットキャビテーションを示す図である。 洗浄工程中のウエハ上のパターン構造に損傷を与えるトランジットキャビテーションを示す図である。 洗浄工程中の気泡内部の熱エネルギーの変化を示す図である。 洗浄工程中の気泡内部の熱エネルギーの変化を示す図である。 洗浄工程中の気泡内部の熱エネルギーの変化を示す図である。 ウエハ洗浄方法の一例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の一例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の一例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 洗浄工程中のウエハ上のパターン構造に損傷を与える安定キャビテーションを示す図である。 洗浄工程中のウエハ上のパターン構造に損傷を与える安定キャビテーションを示す図である。 洗浄工程中のウエハ上のパターン構造に損傷を与える安定キャビテーションを示す図である。 超音波/高周波超音波装置を使用するウエハ洗浄装置の別の例を示す図である。 超音波/高周波超音波装置を使用するウエハ洗浄装置の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。 ウエハ洗浄方法の別の例を示す図である。
図1A、図1Bに、超音波/高周波超音波装置を用いたウエハ洗浄装置を示す。ウエハ洗浄装置は、ウエハ1010と、回転駆動機構1016によって回転されるウエハチャック1014と、洗剤または脱イオン水1032を供給するノズル1012と、超音波/高周波超音波装置1003と、超音波/高周波超音波電源とを備えている。超音波/高周波超音波装置1003は、さらに、共振器1008に音響的に結合された圧電トランスデューサ1004を備えている。圧電トランスデューサ1004は、振動するように電気的に励起され、共振器1008は液体に高周波音響エネルギーを伝達する。超音波/高周波超音波エネルギーによって発生した気泡キャビテーションは、ウエハ1010上の粒子を振動させる。これにより異物はウエハ1010の表面から振動により隔離され、ノズル1012から供給される液体1032の流動によって前記表面から除去される。
また、図2A〜図2Gは、本発明による超音波/高周波超音波装置の上面図である。図1に示した超音波/高周波超音波装置1003の代わりに、異なる形状の超音波/高周波超音波装置3003、すなわち、図2Aに示す三角形または扇形状のもの、図2Bに示す矩形のもの、図2Cに示す八角形のもの、図2Dに示すような楕円形のもの、図2Eに示す半円形のもの、図2Fに示す四分円形のもの、図2Gに示す円形のものを使用してもよい。
図3は、圧縮段階の気泡キャビテーションを示す。気泡は、その形状が球状Aからリンゴ状の形状Gへと徐々に圧縮され、最終的に内破状態Iに到達しマイクロ噴流を形成する。図4Aおよび図4Bに示すように、マイクロ噴流は非常に荒々しく(数千気圧および数千℃に達することもある)、特にフィーチャーサイズtが70nm以下に収縮すると、半導体ウエハ4010上の微細パターン構造4034に損傷を与えうる。
図5A〜図5Cには、本発明による気泡キャビテーションの簡略モデルが示されている。音波正圧が気泡に作用するにつれて、気泡の体積が減少する。この体積が収縮する過程で、音波圧力Pが気泡に作用し、機械的作用が気泡内にて熱エネルギーに変換され、気泡内の気体および/または蒸気の温度が上昇する。
理想的な気体の状態式は以下のように表すことが出来る。
/T=pv/T (1)
上記式で、Pは圧縮前の気泡内の圧力であり、Vは圧縮前の気泡の初期体積であり、Tは圧縮前の気泡内の気体温度であり、Pは圧縮時の気泡内の圧力であり、Vは圧縮時の気泡の体積であり、Tは圧縮時の気泡内の気体温度である。
計算を単純化するために、圧縮時に気体の温度が変化しない、または、圧縮が非常にゆっくりで、気泡周辺の液体によって温度上昇が相殺されると仮定する。この場合、1回の気泡圧縮(体積Nユニットから体積1ユニットまたは圧縮比=N)の、音波圧力Pによる機械的作用wは以下のように表すことが出来る。
=∫ x0−1pSdx=∫ x0−1(S(x)/(x−x))dx=Sx x0−1dx/(x−x)
=−Sxln(x−x)│ x0−1=Sxln(x) (2)
ここで、Sはシリンダ断面の面積、Xはシリンダの長さ、Pは圧縮前のシリンダ内部の気体圧力である。上記式(2)では、圧縮時の温度上昇の要因を考慮していないため、気泡内の圧力は実際には温度上昇により高くなる。したがって、音波圧力による実際の機械的作用は、式(2)によって計算されるものよりも大きくなる。
全ての音波圧力による機械的作用が部分的に熱エネルギーに変換され、部分的に気泡内の高圧気体および蒸気の機械的エネルギーに変換されると仮定し、この熱エネルギーが全体的に気泡内の気体の温度上昇に寄与し(気泡周辺の液体分子にエネルギーの伝達がない)、気泡内部の気体の質量が圧縮の前後で一定であると仮定すると、1回の気泡の圧縮後の温度上昇ΔTは以下の式で表すことが出来る。
ΔT=Q/(mc)=βw/(mc)=βSxln(x)/(mc) (3)
上記式で、Qは機械的作用から変換された熱エネルギーであり、βは音波圧力によるトータルの機械的作用に対する熱エネルギーの比であり、mは気泡内部の気体の質量であり、cは気体比熱係数である。β=0.65、S=1E−12、x=1000μm=1E−3m(圧縮比N=1000)、p=1kg/cm=1Ekg/m、m=8.9E−17kg(水素ガスの場合)、c=9.9EJ/(kgk)を上記式(3)に代入すると、ΔT=50.9kとなる。
最初の圧縮後の気泡内の気体温度Tは以下の通り計算される。
=T+ΔT=20d℃+50.9℃=70.9℃ (4)
図5Bに示すように、気泡が最小サイズの1ミクロンに達したとき。このような高温下では、気泡周辺の液体分子には蒸発するものもある。その後、音波圧力が負になり、気泡サイズが拡大し始める。この逆の過程において、圧力Pを有する高温の気体および蒸気は、周囲の液体表面に作用する。同時に図5Cに示すように、音波圧力Pが、気泡膨張方向に引っ張るため、負の音波圧力Pも部分的に周囲の液体に作用する。これらの作用が恊働する結果、気泡内部の熱エネルギーが完全に放出されたり機械的エネルギーに変換されたりすることができないため、元の気体温度Tまたは液体温度にまで気泡内部の気体の温度を冷却することができない。キャビテーションの第1サイクルが終了した後、図6Bに示すように、気泡内の気体の温度Tは、TとTの間になる。または、Tを以下のように表すことができる。
=T1−δT=T+ΔT−δT (5)
ここで、δTは気泡が1回膨張した後の温度低下であり、δTは、ΔTより低い。
気泡キャビテーションの第2サイクルが最小気泡サイズに達すると、気泡内の気体および/または蒸気の温度Tは、
=T+ΔT=T+ΔT−δT+ΔT=T+2ΔT−δT (6)
気泡キャビテーションの第2サイクルが終了すると、気泡内の気体および/または蒸気の温度Tは、
=T−δT=T+2ΔT−δT−δT=T+2ΔT−2δT (7)となる。
同様に、気泡キャビテーションのn番目サイクルが最小気泡サイズに達すると、気泡内の気体および/または蒸気の温度T2n−1は、
2n−1=T+nΔT-(n−1)δT (8)となる。
気泡キャビテーションのn番目サイクルが終了すると、気泡内の気体および/または蒸気の温度T2nは、
2n=T+nΔT−nδT=T+n(ΔT−δT) (9)となる。
気泡キャビテーションのサイクル数nが増加するにつれ、気体および蒸気の温度が上昇する。したがって、図6Cに示すように、気泡表面上の分子がより多くバブル6082の内部に蒸発し、気泡6082のサイズを拡大させる。最終的に、圧縮時の気泡内部の温度は、内破温度T(通常、Tは数千℃と同等に高い)に達し、図6Cに示すように、激しいマイクロ噴流6080が形成される。
式(8)から、内破サイクル数nは以下のように表すことができる。
=(T−T−ΔT)/(ΔT-δT)+1 (10)
式(10)から、内破時間τは以下のように表すことができる。
τ=n=t((T−T−ΔT)/(ΔT-δT)+1)
=n/f =((T−T−ΔT)/(ΔT-δT)+1)/f (11)
ここで、tは超音波/高周波超音波の周期であり、fは周波数である。
式(10)および(11)により、内破サイクル数nおよび内破時間τを計算することができる。Ti=3000℃、ΔT=50.9℃、T=20℃、f=500KHz、f=1MHz、f=2MHzと仮定し、内破サイクル数n、内破時間τ、および、(ΔT−δT)の関係を表1に示す。
ウエハ上のパターン構造に対する損傷を回避するために、安定したキャビテーションを維持しなければならず、気泡内破またはマイクロ噴流を回避しなければならない。図7A〜図7Cには、本発明の、安定した気泡キャビテーションを維持させることによって、パターン構造を有するウエハが損傷することのない超音波/高周波超音波洗浄を可能とする方法が示されている。図7Aは、電源出力の波形を示しており、図7Bはキャビテーションの各サイクルに対応する温度曲線を示しており、図7Cはキャビテーションの各サイクルにおける気泡サイズの拡大を示している。気泡内破を回避するための本発明による操作処理ステップは以下の通りである。
ステップ1:超音波/高周波超音波装置を、チャックまたはタンクに設置されたウエハまたは基板の表面に隣接させる。
ステップ2:ウエハと超音波/高周波超音波装置との間に薬液または気体(水素、窒素、酸素、または、CO)でドープした水を充填する。
ステップ3:チャックを回転させるか、ウエハを振動させる。
ステップ4:電源を周波数fと電力Pに設定する。
ステップ5:気泡内部の気体や蒸気の温度が内破温度Tに達する前(式(11)で計算された時間がτ1<τに達する前)に、電源出力をゼロワットに設定する。これにより、液体または水の温度が気泡内部の気体温度よりもはるかに低くなるため、気体温度が冷却し始める。
ステップ6:気泡内の気体温度が室温Tまで低下する、または、時間(ゼロ電力時間)がτに達した後、再度電源を周波数fおよび電力Pに設定する。
ステップ7:ウエハが洗浄されるまで、ステップ1からステップ6を繰り返す。
ステップ5では、気泡の内破を回避するために、時間τが、τよりも短くなければならず、τは式(11)を使って算出することができる。
ステップ6では、気泡内の気体温度を室温または液体温度まで下げる必要はなく、室温または液体温度より高い特定の温度であってもよいが、内破温度Tより大幅に低い温度であることが好ましい。
式(8)および(9)によれば、(ΔT−δT)がわかっていれば、τを算出できる。しかし一般的に、(ΔT−δT)は直接算出または測定することが容易ではない。内破時間τは以下の方法により実験的に決定することができる。
ステップ1:表1に基づいて、実験計画(DOE)の条件として5つの異なる時間τを選択する。
ステップ2:τとして、少なくともτの少なくとも10倍、好ましくは1回目のスクリーンテストでτの100倍を選択する。
ステップ3:特定のパターン構造を有するウエハを別々に洗浄するための5つの条件を超えた値に、一定の電力Pを固定する。ここで、Pは連続モード(非パルスモード)で継続すると、ウエハ上のパターン構造が確実に損傷する出力である。
ステップ4:SEMS、または、AMATSEMヴィジョンや日立IS3000などのウエハパターン損傷検査器具を用いて上記5つのウエハの損傷状況を検査すれば、内破時間τを一定の範囲内に設定することができる。
内破時間τの範囲を狭めるためにステップ1から4を再度行ってもよい。内破時間τiを把握した後、時間τ1を、安全マージンのために0.5τより小さい値に設定してもよい。実験データの一例を以下に説明する。
パターン構造は、55nmのポリシリコンゲート線である。超音波/高周波超音波の周波数は1MHzであり、ウエハ内の、および、ウエハからウエハのエネルギー量をより均一にするために、Prosys社製の超音波/高周波超音波装置をギャップ振動モード(PCT/CN2008/073471参照)で稼働させた。他の実験パラメータおよび最終的なパターン損傷データを以下の表2にまとめる。
τ=2ms(または、2000サイクル数)では、加工寸法55nmのパターン構造に1216もの箇所に損傷をもたらしたが、τ=0.1ms(または、100サイクル数)では、加工寸法55nmのパターン構造の損傷箇所がゼロ(0)箇所であった。したがって、τは、0.1msと2msとの間の数字であり、この範囲を狭めるために更に詳細なテストが必要になる。超音波または高周波超音波出力密度および周波数に関連するサイクル数は、電力密度が大きいほど、サイクル数が少なくなり、周波数が低いほどサイクル数が少なくなることは明らかである。以上の実験結果から、超音波または高周波超音波の電力密度が0.1watts/cmより大きく、超音波または高周波超音波の周波数が1MHz以下と仮定すると、損傷のないサイクル数が2000未満であると想定できる。周波数が1MHzより大きな範囲に上がるか、電力密度が0.1watts/cm未満になれば、サイクル数が上昇することが予想される。
τがわかれば、上述と同様のDEO法に基づいて、時間τを短くすることができる。すなわち、時間τを固定し、時間τを短くしていきパターン構造に損傷が見られるまでDOEを継続させる。時間τ2が短くなると、気泡内の気体および/または蒸気の温度が充分に冷却されず、気泡内の気体および蒸気の平均温度が徐々に高くなり、最終的には気泡内破を引き起こす。この内破が引き起こされる時間を臨界冷却時間という。臨界冷却時間τがわかった後、同様に、時間τ2を2τcより大きい値に設定することにより安全マージンを確保することができる。
また、図8A〜図8Dには、本発明による超音波/高周波超音波装置を用いたウエハの洗浄方法の別の実施形態が示されている。上記方法は、ステップ4において超音波/高周波超音波電源を周波数fに設定し、電力の波形の振幅が変化するように設定する点を除いて、図7Aに示す方法と同様である。図8Aには、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源を周波数fに設定し、電力の波形の振幅が増加するように設定する別の洗浄方法が示されている。図8Bには、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源を周波数fに設定し、電力の波形の振幅が縮小するように設定する別の洗浄方法が示されている。図8Cには、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源を周波数fに設定し、電力の波形の振幅がまず縮小し、その後で増加するように設定する別の洗浄方法が示されている。図8Dには、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源を周波数fに設定し、電力の波形の振幅がまず増加し、その後縮小するように設定するさらに別の洗浄方法が示されている。
また、図9A〜図9Dには、本発明による超音波/高周波超音波装置を用いたウエハの洗浄方法の別の実施形態が示されている。上記方法は、ステップ4において超音波/高周波超音波電源の周波数が変化するように設定する点を除いて、図7Aに示す方法と同様である。図9Aには、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源をまず周波数fより高い周波数fに設定し、後に周波数fに設定する別の洗浄方法を示す。図9Bには、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源をまず周波数fに設定し、後に周波数fより高い周波数fに設定する別の洗浄方法を示す。図9Cには、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源をまず周波数fに設定し、その後周波数f3より高い周波数fに設定し、最後に周波数fに設定する別の洗浄方法を示す。図9Dには、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源をまず周波数fより高い周波数fに設定し、その後周波数fに設定し、最後に周波数fに設定する別の洗浄方法を示す。
図9Cに示す方法と同様に、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源をまず周波数fに設定し、その後周波数fに設定し、最後に周波数fに設定してもよく、ここで、fはfより小さく、fはfより小さい。
また、図9Cに示す方法と同様に、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源をまず周波数fに設定し、その後周波数fに設定し、最後に周波数fに設定してもよく、ここで、fはfより小さく、fはfより小さい。
また、図9Cに示す方法と同様に、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源をまず周波数fに設定し、その後周波数fに設定し、最後に周波数fに設定してもよく、ここで、fはfより小さく、fはfより小さい。
また、図9Cに示す方法と同様に、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源をまず周波数fに設定し、その後周波数fに設定し、最後に周波数fに設定してもよく、ここで、fはfより小さく、fはfより小さい。
また、図9Cに示す方法と同様に、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源をまず周波数fに設定し、その後周波数fに設定し、最後に周波数fに設定してもよく、ここで、fはfより小さく、fはfより小さい。
また、図9Cに示す方法と同様に、ステップ4において、超音波/高周波超音波電源をまず周波数fに設定し、その後周波数fに設定し、最後に周波数fに設定してもよく、ここで、fはfより小さく、fはfより小さい。
図10A〜図10Bには、本発明の、安定した気泡キャビテーションを維持させることによって、パターン構造を有するウエハが損傷することのない超音波/高周波超音波洗浄を可能とする別の方法が示されている。図10Aは、電源出力の波形を示しており、図10Bはキャビテーションの各サイクルに対応する温度曲線を示している。本発明による操作処理ステップは以下の通りである。
ステップ1:超音波/高周波超音波装置を、チャックまたはタンクに設置されたウエハまたは基板の表面に隣接させる。
ステップ2:ウエハと超音波/高周波超音波装置との間に薬液または気体でドープした水を充填する。
ステップ3:チャックを回転させるか、ウエハを振動させる。
ステップ4:電源を周波数fと電力Pに設定する。
ステップ5:気泡内部の気体と蒸気の温度が内破温度Tに達する前に(合計時間τの経過)、電源出力を周波数fと出力をPより小さいPに設定する。これにより、液体または水の温度が気泡内部の気体温度よりもはるかに低くなるため、気体温度が冷却し始める。
ステップ6:気泡内の気体温度が室温Tに近い特定の温度まで低下する、または、時間(ゼロ電力時間)がτに達した後、再度電源を周波数fおよび電力Pに設定する。
ステップ7:ウエハが洗浄されるまで、ステップ1からステップ6を繰り返す。
ステップ6では、図10Bに示すように、電力Pにより気泡内部の気体の温度を室温まで冷却することができないため、後段階のτタイムゾーンに温度差ΔTが生じるはずである。
また、図11A〜図11Bには、本発明による超音波/高周波超音波装置を用いたウエハの洗浄方法の別の実施形態が示されている。上記方法は、ステップ5において超音波/高周波超音波電源を周波数fより低いfに設定し、電力をPより小さいPに設定する点を除いて、図10Aに示す方法と同様である。fはfよりも低いので、気泡内のガスまたは蒸気の温度はより速く上昇する。したがって、PはPよりも大幅に小さく設定するべきであり、気泡内のガスおよび/または蒸気の温度を下げるためには5倍または10倍小さいのが好ましい。
また、図12A〜図12Bには、本発明による超音波/高周波超音波装置を用いたウエハの洗浄方法の別の実施形態が示されている。上記方法は、ステップ5において超音波/高周波超音波電源を周波数fより高いfに設定し、電力をPと同等のPに設定する点を除いて、図10Aに示す方法と同様である。
また、図13A〜図13Bには、本発明による超音波/高周波超音波装置を用いたウエハの洗浄方法の別の実施形態が示されている。上記方法は、ステップ5において超音波/高周波超音波電源を周波数fより高いfに設定し、電力をPより小さいPに設定する点を除いて、図10Aに示す方法と同様である。
また、図14A〜図14Bには、本発明による超音波/高周波超音波装置を用いたウエハの洗浄方法の別の実施形態が示されている。上記方法は、ステップ5において超音波/高周波超音波電源を周波数fより高いfに設定し、電力をPより高いPに設定する点を除いて、図10Aに示す方法と同様である。fはfよりも高いので、気泡内のガスまたは蒸気の温度はゆっくりと上昇する。したがって、図14Bに示すように、PはPより若干高くなることもあるが、気泡内のガスおよび蒸気の温度は、温度ゾーンτで温度ゾーンτより低くなるようにしなければならない。
図4Aおよび図4Bには、パターン構造が激しいマイクロ噴流によって損傷することが示されている。図15Aおよび図15Bは、安定したキャビテーションであってもウエハ上のパターン構造が損傷する可能性があることを示している。気泡キャビテーションが続くと、気泡内部の気体および蒸気の温度が上昇するため、図15Aに示すように、気泡15046のサイズもまた増加する。図15Bに示すように、気泡15048の大きさがパターン構造の空間Wのよりも大きくなると、図15Cに示すように、気泡キャビテーションの膨張力によって、パターン構造15034を損傷させる可能性がある。本発明による洗浄方法は以下の通りである。
ステップ1:超音波/高周波超音波装置を、チャックまたはタンクに設置されたウエハまたは基板の表面に隣接させる。
ステップ2:ウエハと超音波/高周波超音波装置との間に薬液または気体でドープした水を充填する。
ステップ3:チャックを回転させるか、ウエハを振動させる。
ステップ4:電源を周波数fと電力Pに設定する。
ステップ5:気泡のサイズがパターン構造の空間Wの寸法と同じになる前に(時間τ1の経過)、電源出力をゼロワットに設定する。これにより、液体または水の温度が気泡内部の気体温度よりもはるかに低くなるため、気体温度が冷却し始める。
ステップ6:気泡内の気体温度が低下しつづけて室温Tまで下がる、または、時間(ゼロ電力時間)がτに達した後、再度電源を周波数fおよび電力Pに設定する。
ステップ7:ウエハが洗浄されるまで、ステップ1からステップ6を繰り返す。
ステップ6では、気泡内の気体温度を室温まで下げる必要はなく、どの温度であってもよいが、内破温度Tより大幅に低い温度であることが好ましい。ステップ5では、気泡の膨張力がパターン構造が破損または損傷しない限り、気泡の大きさをパターン構造の寸法より若干大きくすることができる。時間τは、以下の方法を用いて実験的に決定することができる。
ステップ1:表1と同様に、実験計画(DOE)の条件として5つの異なる時間τを選択する。
ステップ2:τとして、少なくともτの少なくとも10倍、好ましくは1回目のスクリーンテストでτの100倍を選択する。
ステップ3:電力Pを一定に固定して上記5つの条件で、特定のパターン構造を有するウエハを別々に洗浄する。ここで、Pは連続モード(非パルスモード)で継続すると、ウエハ上のパターン構造が確実に損傷する出力である。
ステップ4:SEMS、または、AMATSEMヴィジョンや日立IS3000などのウエハパターン損傷検査器具を用いて上記5つのウエハの損傷状況を検査すれば、損傷時間τを一定の範囲内に設定することができる。
損傷時間τの範囲を狭めるためにステップ1から4を再度行ってもよい。損傷時間τを把握した後、時間τを、安全マージンのために0.5τより小さい値に設定してもよい。
図7から図14に記載された全ての洗浄方法は、図15に記載の方法に適用または組み合わせてもよい。
図16に、超音波/高周波超音波装置を用いたウエハ洗浄装置を示す。ウエハ洗浄装置は、ウエハ16010と、回転駆動機構16016によって回転されるウエハチャック16014と、洗剤または脱イオン水16060を供給するノズル16064と、ノズル16064に連結された超音波/高周波超音波装置16062と、超音波/高周波超音波電源とを備えている。超音波/高周波超音波装置16062によって生成された超音波/高周波超音波は、化学薬品または水の液柱16060を介してウエハに伝達される。図7から図15に記載された全ての洗浄方法は、図16に記載の洗浄装置において使用されてもよい。
図17に、超音波/高周波超音波装置を用いたウエハ洗浄装置を示す。前記ウエハ洗浄装置は、ウエハ17010と、洗浄タンク17074と、洗浄タンク17074に保持され、ウエハ17010を保持するウエハカセット17076と、洗剤17070と、洗浄タンク17074の外壁に取り付けられた超音波/高周波超音波装置17072と、超音波/高周波超音波電源とを備えている。少なくとも1つの注入口から、洗剤17070を洗浄タンク17074に充填し、ウエハ17010を浸漬する。図7から図15に記載された全ての洗浄方法は、図17に記載の洗浄装置において使用されてもよい。
また、図18A〜図18Cには、本発明による超音波/高周波超音波装置を用いたウエハの洗浄方法の別の実施形態が示されている。上記方法は、ステップ5を除いて、図7Aに示す方法と同様である。気泡内部の気体や蒸気の温度が内破温度Tに達する前(式(11)で計算された時間がτ1<τに達する前)に、電源出力を正の値または負のDC値に設定して、超音波/高周波超音波装置の振動を維持または停止する。これにより、液体または水の温度が気泡内部の気体温度よりもはるかに低くなるため、気体温度が冷却し始める。前記正の値または負の値は、電力Pに等しくても小さくてもよい。
また、図19には、本発明による超音波/高周波超音波装置を用いたウエハの洗浄方法の別の実施形態が示されている。上記方法は、ステップ5を除いて、図7Aに示す方法と同様である。気泡内部の気体や蒸気の温度が内破温度Tに達する前(式(11)で計算された時間がτ1<τに達する前)に、電源出力をfと同じ周波数で、fと逆位相に設定する。これにより、気泡によるキャビテーションを迅速に停止する。これにより、液体または水の温度が気泡内部の気体温度よりもはるかに低くなるため、気体温度が冷却し始める。前記正の値または負の値は、電力Pに等しくても小さくてもよい。上記の動作中、気泡キャビテーションを迅速に停止させるために、電源出力を周波数fとは異なる周波数でfと逆位相に設定してもよい。
一般的に、本発明に開示する方法では、0.1MHz〜10MHzの周波数の超音波/高周波超音波を適用してもよい。
本発明の具体的な実施形態、実施例、および、適用に関して説明したが、本発明から逸脱することなく種々の修正および変形例が可能であることは当業者には明らかであろう。

Claims (73)

  1. パターン構造の特色を有する半導体ウエハを洗浄する方法であって、
    前記半導体ウエハに液体を塗布する工程と、
    音響エネルギーを前記液体に供給するためのトランスデューサの電源を、タイマーに基づいて、所定の第1期間にわたって、第1周波数および第1電力レベルに制御するステップと、
    音響エネルギーを前記液体に供給するための前記トランスデューサの前記電源を、前記タイマーに基づいて、所定の第2期間にわたって、第2周波数および第2電力レベルに制御するステップと、
    所定のサイクル数の間、前記第1および第2期間が交互に適用され、
    前記第1期間において気泡の温度が上昇するものの臨界内破温度まで上昇せず、前記第2期間において気泡の温度が低下するように、前記第1期間と第2期間、前記第1電力レベルと第2電力レベル、および、前記第1周波数と第2周波数とを決定することを特徴とする方法。
  2. 前記第1期間は、
    前記第1周波数と第1電力レベルで前記液体に音響エネルギーを、試験期間にわたって供給することと、前記第2周波数と第2電力レベルで前記液体に音響エネルギーを、充分に長い期間にわたって供給することとを交互に行い、
    損傷した前記特色の割合を測定し、
    上記複数のステップを複数の異なる試験期間で繰り返し、
    前記特色に対する損傷がない試験期間の一部を前記第1期間として決定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2期間は、
    前記第1周波数と第1電力レベルで前記液体に音響エネルギーを、所定期間にわたって供給することと、前記第2周波数と第2電力レベルで前記液体に音響エネルギーを、試験期間にわたって供給することとを交互に行い、
    損傷した前記特色の割合を測定し、
    上記複数のステップを複数の異なる試験期間で繰り返し、
    前記特色に対する損傷がない試験期間の一部を前記第2期間として決定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記第2電力レベルは前記第1電力レベルより低いことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記第2電力レベルがゼロであることを特徴とする請求項に記載の方法。
  6. 前記第2期間における音響エネルギーは、前記第1期間における音響エネルギーと逆位相であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1周波数は前記第2周波数に等しく、前記第1電力レベルは前記第2電力レベルより高いことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1周波数は前記第2周波数より高く、前記第1電力レベルは前記第2電力レベルより高いことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1周波数は前記第2周波数より低く、前記第1電力レベルは前記第2電力レベルに等しいことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1周波数は前記第2周波数より低く、前記第1電力レベルは前記第2電力レベルよりも高いことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記第1周波数は前記第2周波数より低く、前記第1電力レベルは前記第2電力レベルよりも低いことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1電力レベルは、前記第1期間中に上がることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 前記第1電力レベルは、前記第1期間中に下がることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 前記第1電力レベルは、前記第1期間中に上がること及び下がることの両方が生じることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 前記第1周波数は、前記第1期間中に高い値から低い値に変化することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  16. 前記第1周波数は、前記第1期間中に低い値から高い値に変化することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  17. 前記第1周波数は、前記第1期間中に低い値から高い値に変化し、その後前記低い値に戻ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  18. 前記第1周波数は、前記第1期間中に高い値から低い値に変化し、その後前記高い値に戻ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  19. 前記第1期間において前記第1周波数はまずfに設定され、その後fに設定され、最後にfに設定され、fはfより小さく、fはfより小さいことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  20. 前記第1期間において前記第1周波数はまずfに設定され、その後fに設定され、最後にfに設定され、fはfより小さく、fはfより小さいことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  21. 前記第1期間において前記第1周波数はまずfに設定され、その後fに設定され、最後にfに設定され、fはfより小さく、fはfより小さいことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  22. 前記第1期間において前記第1周波数はまずfに設定され、その後fに設定され、最後にfに設定され、fはfより小さく、fはfより小さいことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  23. 前記第1期間において前記第1周波数はまずfに設定され、その後fに設定され、最後にfに設定され、fはfより小さく、fはfより小さいことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  24. 前記第1期間において前記第1周波数はまずfに設定され、その後fに設定され、最後にfに設定され、fはfより小さく、fはfより小さいことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  25. 前記第2期間において前記第2周波数はゼロであり、前記第2電力レベルは一定の正の値であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  26. 前記第2期間において前記第2周波数はゼロであり、前記第2電力レベルは一定の負の値であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  27. 前記特色は、深さ対幅の比が少なくとも3であるビアホールまたはトレンチを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  28. 前記半導体ウエハの装置製造ノードが16ナノメートル以下であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  29. 音響エネルギーが供給されるとき、前記トランスデューサに対して前記ウエハを回転させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  30. 前記特色は、前記第1期間における気泡の膨張によって損傷されないことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  31. 前記第2期間において気泡内部の温度が低下することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  32. 前記第2期間において前記気泡内部の温度が前記液体の温度近傍まで低下することを特徴とする請求項31に記載の方法。
  33. 前記第1期間は、第1周波数の一サイクル期間の2,000倍より短いことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  34. 前記第1期間は、((Ti−T0−ΔT)/(ΔT−δT)+1)/f1よりも短く、ここで、Tiは内破温度であり、Tは液体温度であり、ΔTは、前記気泡を一回圧縮した後の温度上昇であり、δTは、前記気泡を一回膨張させた後の温度下降であり、f1は前記第1周波数であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  35. パターン構造の特色を有する半導体ウエハを洗浄する装置であって、
    前記半導体ウエハを保持するように構成されたウエハホルダと、
    前記半導体ウエハに液体を塗布するように構成された注入口と、
    音響エネルギーを液体に供給するように構成されたトランスデューサと、
    前記トランスデューサの電源と、
    タイマーを備えた電源用コントローラであって、前記タイマーに基づいて前記トランスデューサを制御することにより、
    所定の第1期間にわたって、第1周波数および第1電力レベルで、音響エネルギーを前記液体に供給し、
    所定の第2期間にわたって、第2周波数および第2電力レベルで、音響エネルギーを前記液体に供給するように構成されたコントローラと、を備え
    前記コントローラは、所定のサイクル数の間、前記第1期間および第2期間を交互に適用するように構成されており、
    前記第1期間において気泡の温度が上昇するものの臨界内破温度まで上昇せず、前記第2期間において気泡の温度が低下するように、前記第1期間と第2期間、前記第1電力レベルと第2電力レベル、および、前記第1周波数と第2周波数とを決定することを特徴とする装置。
  36. ウエハホルダは回転チャックを備えることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  37. ウエハホルダは洗浄タンクに沈められたカセットを備えることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  38. 前記注入口はノズルを備えていることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  39. 前記トランスデューサが前記注入口に接続され、前記注入口を流れる前記液体に音響エネルギーを加えることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  40. 前記第2電力レベルは前記第1電力レベルより低いことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  41. 前記第2電力レベルがゼロであることを特徴とする請求項40に記載の装置。
  42. 前記第2期間における音響エネルギーは、前記第1期間における音響エネルギーと逆位相であることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  43. 前記第1周波数は前記第2周波数に等しく、前記第1電力レベルは前記第2電力レベルより高いことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  44. 前記第1周波数は前記第2周波数より高く、前記第1電力レベルは前記第2電力レベルより高いことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  45. 前記第1周波数は前記第2周波数より低く、前記第1電力レベルは前記第2電力レベルに等しいことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  46. 前記第1周波数は前記第2周波数より低く、前記第1電力レベルは前記第2電力レベルよりも高いことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  47. 前記第1周波数は前記第2周波数より低く、前記第1電力レベルは前記第2電力レベルよりも低いことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  48. 前記第1電力レベルは、前記第1期間中に上がることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  49. 前記第1電力レベルは、前記第1期間中に下がることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  50. 前記第1電力レベルは、前記第1期間中に上がること及び下がることの両方が生じることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  51. 前記第1周波数は、前記第1期間中に高い値から低い値に変化することを特徴とする請求項35に記載の装置。
  52. 前記第1周波数は、前記第1期間中に低い値から高い値に変化することを特徴とする請求項35に記載の装置。
  53. 前記第1周波数は、前記第1期間中に低い値から高い値に変化し、その後前記低い値に戻ることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  54. 前記第1周波数は、前記第1期間中に高い値から低い値に変化し、その後前記高い値に戻ることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  55. 前記第1期間において前記第1周波数はまずfに設定され、その後fに設定され、最後にfに設定され、fはfより小さく、fはfより小さいことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  56. 前記第1期間において前記第1周波数はまずfに設定され、その後fに設定され、最後にfに設定され、fはfより小さく、fはfより小さいことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  57. 前記第1期間において前記第1周波数はまずfに設定され、その後fに設定され、最後にfに設定され、fはfより小さく、fはfより小さいことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  58. 前記第1期間において前記第1周波数はまずfに設定され、その後fに設定され、最後にfに設定され、fはfより小さく、fはfより小さいことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  59. 前記第1期間において前記第1周波数はまずfに設定され、その後fに設定され、最後にfに設定され、fはfより小さく、fはfより小さいことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  60. 前記第1期間において前記第1周波数はまずfに設定され、その後fに設定され、最後にfに設定され、fはfより小さく、fはfより小さいことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  61. 前記第2期間において前記第2周波数はゼロであり、前記第2電力レベルは一定の正の値であることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  62. 前記第2期間において前記第2周波数はゼロであり、前記第2電力レベルは一定の負の値であることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  63. 前記特色は、深さ対幅の比が少なくとも3であるビアホールまたはトレンチを含むことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  64. 前記半導体ウエハの装置製造ノードが16ナノメートル以下であることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  65. ウエハホルダは、音響エネルギーが供給される際にトランスデューサに対してウエハを回転させるようにさらに構成されていることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  66. 前記特色は、前記第1期間における気泡の膨張によって損傷されないことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  67. 前記第2期間において気泡内部の温度が低下することを特徴とする請求項35に記載の装置。
  68. 前記第2期間において前記気泡内部の温度が前記液体の温度近傍まで低下することを特徴とする請求項67に記載の装置。
  69. 前記第1期間は、第1周波数の一サイクル期間の2,000倍より短いことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  70. 前記第1期間は、((Ti−T0−ΔT)/(ΔT−δT)+1)/f1よりも短く、ここで、Tiは内破温度であり、Tは液体温度であり、ΔTは、前記気泡を一回圧縮した後の温度上昇であり、δTは、前記気泡を一回膨張させた後の温度下降であり、f1は前記第1周波数であることを特徴とする請求項35に記載の装置。
  71. タイマーを備えた、トランスデューサの電源用コントローラであって、前記タイマーに基づいて前記トランスデューサを制御することにより、
    所定の第1期間にわたって、第1周波数および第1電力レベルで、音響エネルギーを半導体ウエハに塗布した液体に供給し、
    所定の第2期間にわたって、第2周波数および第2電力レベルで、音響エネルギーを前記液体に供給するように構成され、
    前記コントローラは、所定のサイクル数の間、前記第1期間および第2期間を交互に適用するように構成されており、
    前記第1期間において気泡の温度が上昇するものの臨界内破温度まで上昇せず、前記第2期間において気泡の温度が低下するように、前記第1期間と第2期間、前記第1電力レベルと第2電力レベル、および、前記第1周波数と第2周波数とを決定することを特徴とする装置。
  72. 前記第2電力レベルは前記第1電力レベルより低いことを特徴とする請求項71に記載のコントローラ。
  73. 前記第2電力レベルがゼロであることを特徴とする請求項72に記載のコントローラ。
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