JP6604873B2 - 加工方法 - Google Patents

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本発明は、パッケージ基板等の被加工物を加工するための加工方法に関する。
複数のデバイスが樹脂によって封止されたパッケージ基板は、例えば、ストリート等と呼ばれる分割予定ラインに沿って切削ブレードで切削され、各デバイスに対応する複数のチップ(パッケージデバイス)へと分割される。分割後のチップは、例えば、収容機構によってトレーに並べられ、次の工程へと送られる(例えば、特許文献1参照)。
近年では、チップの収容に要する時間の短縮と、収容機構の簡略化とを併せて実現する分割装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。この分割装置では、まず、保持テーブル上で分割されたチップを吸引パッドによって吸引、保持し、乾燥テーブルへと搬送する。
乾燥テーブル上で乾燥された複数のチップは、例えば、ブラシで掃き出されて落下し、下方のチップ収容容器に収容される。この分割装置によれば、チップを1個ずつピックアップしてトレーに並べる必要がないので、チップの収容に要する時間を短縮しながら収容機構を簡略化できる。
特開2001−23936号公報 特開2013−65603号公報
しかしながら、上述のように、分割後のチップを落下させて収容する方法では、落下の際の衝撃等によってチップが損傷し易い。本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、チップが損傷する可能性を低く抑えた加工方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、交差する複数の分割予定ラインが設定された被加工物を加工する加工方法であって、被加工物を保持テーブルで保持する保持ステップと、該保持テーブルで保持した被加工物を該分割予定ラインに沿って分割し複数のチップを形成する分割ステップと、該分割ステップを実施した後、該保持テーブルに保持された複数の該チップを該保持テーブルから搬出してチップガイドへと落下させることで複数の該チップを該チップガイドの下方に配置されたチップ収容容器に収容する収容ステップと、を備え、該収容ステップでは、複数の該チップを予め該チップガイドの内部に供給された液体中で落下させて該チップ収容容器に収容する加工方法が提供される。本発明の一態様において、該収容ステップでは、複数の該チップをブラシによって掃き出すことで該チップガイドへと落下させても良い。
本発明の一態様に係る加工方法では、複数のチップを落下させてチップ収容容器へと収容する際に、液体中でチップを落下させるので、この液体が緩衝材となって、落下の際の衝撃等を緩和させる。そのため、落下の際の衝撃等によってチップが損傷する可能性を低く抑えることができる。
分割装置の構成例を模式的に示す斜視図である。 チップ収容ユニットの構成例を模式的に示す図である。 図3(A)は、保持ステップを説明するための斜視図であり、図3(B)及び図3(C)は、分割ステップを説明するための側面図である。 収容ステップを説明するための図である。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。本実施形態に係る加工方法は、保持ステップ(図3(A)参照)、分割ステップ(図3(B)及び図3(C)参照)及び収容ステップ(図4参照)を含む。
保持ステップでは、複数の分割予定ラインが設定された被加工物を保持テーブルで保持する。分割ステップでは、保持テーブルに保持された被加工物を分割予定ラインに沿って分割し、複数のチップを形成する。
収容ステップでは、複数のチップを保持テーブルから搬出してチップ収容容器へと落下させ、このチップ収容容器に複数のチップを収容する。この時、チップを液体中で落下させる。以下、本実施形態に係る加工方法について詳述する。
まず、本実施形態の加工方法で用いられる装置の例を説明する。図1は、分割装置の構成例を模式的に示す斜視図である。図1に示すように、分割装置2は、各構成要素を収容、搭載するための筐体4を備えている。
筐体4は、概ね水平な第1面4aと、第1面4aの後端(X軸方向の一端)から上方(Z軸方向の一方)に広がる第2面4bと、第1面4aの前端(X軸方向の他端)から下方(Z軸方向の他方)に広がる第3面4cと、を有する階段状に形成されている。
第2面4bの左右方向一方側(Y軸方向の一方側)の位置には、開口4dが形成されており、開口4dの内部には、カセットエレベータ6が配置されている。カセットエレベータ6には、昇降機構(不図示)が連結されており、この昇降機構の動力によってカセットエレベータ6は昇降する。
カセットエレベータ6の上面には、パッケージ基板に代表される板状の被加工物11(図3(A)等参照)を収容可能なカセット8が載せられる。カセットエレベータ6が配置された開口4dの前方には、上述した被加工物11を仮置きするための仮置きユニット12が設けられている。
仮置きユニット12は、例えば、互いに平行な状態を維持しながら接近、離隔される一対のガイドレール14a,14bを含む。ガイドレール14a,14bの近傍には、カセット8に収容されている被加工物11を把持して引き出すための搬出機構16が配置されている。
この搬出機構16は、被加工物11を把持するための把持部16aをカセットエレベータ6側に備え、筐体4の第1面4aを前後方向(X軸方向)に移動する。ガイドレール14a,14bは、搬出機構16によってカセット8から引き出された被加工物11を挟み込んで所定の位置に合わせる。
開口4dの斜め上方には、左右方向に長いスリット4eが形成されており、このスリット4e内には、第1搬送アーム18が配置されている。第1搬送アーム18の基端側(後端側)には、移動機構(不図示)が連結されており、この移動機構の動力によって第1搬送アーム18は左右方向に移動する。
第1搬送アーム18の先端部(前端部)には、エアシリンダ等の昇降機構20を介して吸引パッド22及び撮像ユニット24が連結されている。吸引パッド22には、吸引源(不図示)が接続されている。この吸引源によって吸引パッド22の下面に負圧を発生させることで、被加工物11を吸引パッド22で吸引、保持できる。
第1面4aの中央部には、第2面4bに跨る開口4fが形成されている。この開口4f内には、X軸移動テーブル26、X軸移動テーブル26をX軸方向に移動させるX軸移動機構(不図示)及びX軸移動機構を覆う防塵防滴カバー28が配置されている。
X軸移動テーブル26上には、被加工物11を吸引、保持するための保持テーブル(保持手段)30が配置されている。保持テーブル30は、内部に流路(不図示)が形成された治具ベース32を含む。治具ベース32は、モータ等の回転駆動源(不図示)に連結されており、鉛直方向に概ね平行な回転軸の周りに回転する。
治具ベース32の上面には、被加工物11に対応する保持治具34が装着される。保持治具34は、例えば、樹脂等の材料でなる矩形状の平板であり、その上面は、被加工物11を吸引、保持するための保持面になっている。
保持治具34の保持面側には、被加工物11の分割予定ライン(ストリート)15(図3(A)参照)に対応する逃げ溝(不図示)が形成されている。逃げ溝の上端は、保持面に開口している。この逃げ溝により、保持面は、分割後の被加工物11に対応する複数の領域に区画される。
逃げ溝によって区画された各領域には、保持治具34を上下に貫通する貫通孔が形成されている。保持治具34を治具ベース32の上面に載せると、各貫通孔は、治具ベース32の内部に形成された流路に接続される。この流路は、開閉弁(不図示)を介して吸引源(不図示)に接続されている。
被加工物11を保持テーブル30によって吸引、保持するには、まず、仮置きユニット12で所定の位置に合わせた被加工物11を吸引パッド22で吸引、保持し、保持治具34の保持面に載せる。その後、治具ベース32の流路と吸引源との間にある開閉弁を開くことで、被加工物11を保持テーブル30によって吸引、保持できる。
筐体4の内部には、被加工物11を切削するための切削ユニット36が配置されている。切削ユニット36は、切削ユニット移動機構(不図示)によって支持されており、X軸移動機構及び防塵防滴カバー28の上方を移動する。なお、この分割装置2には、2組以上の切削ユニット36が設けられていても良い。
また、切削ユニット36は、スピンドル(不図示)の一端側に装着された円環状の切削ブレード38を備えている。スピンドルの他端側には、モータ等の回転駆動源(不図示)が連結されており、切削ブレード38は、スピンドルを介して回転駆動源から伝達される回転力によって回転する。
保持テーブル30によって被加工物11を吸引、保持した後には、例えば、回転させた切削ブレード38を対象の分割予定ライン15に沿って被加工物11に切り込ませる。これにより、被加工物11を対象の分割予定ライン15に沿って分割できる。全ての分割予定ライン15に沿って被加工物11を分割することで、複数のチップ21(図4参照)が完成する。
開口4fの上方には、分割後の被加工物11(すなわち、複数のチップ21)の上面を洗浄するための上面洗浄ユニット40が配置されている。また、スリット4eの斜め上方には、左右方向に長いスリット4gが形成されており、このスリット4gには、第2搬送アーム42が配置されている。
第2搬送アーム42の基端側(後端側)には、移動機構(不図示)が連結されており、この移動機構の動力によって第2搬送アーム42は左右方向に移動する。第2搬送アーム42の先端部(前端部)には、エアシリンダ等の昇降機構44を介して吸引パッド46が連結されている。
吸引パッド46には、分割後の被加工物11に対応する複数の貫通孔が形成されている。また、各貫通孔には、吸引源(不図示)が接続されている。この吸引源によって吸引パッド46の下面に負圧を発生させることで、分割後の被加工物11を吸引パッド46で吸引、保持できる。
開口4fの左右方向他方側(Y軸方向の他方側)には、分割後の被加工物11の下面を洗浄するための下面洗浄ユニット48が設けられている。下面洗浄ユニット48の左右方向他方側には、分割後の被加工物11を仮置きするための仮置きテーブル50が配置されている。
分割後の被加工物11は、例えば、吸引パッド46で吸引、保持され、保持テーブル30から搬出される。その後、分割後の被加工物11は、下面洗浄ユニット48で下面を洗浄された後に、仮置きテーブル50に載せられる。
スリット4gの下方には、左右方向に長いスリット4hが形成されている。このスリット4hは、仮置きテーブル50に対応する位置に設けられている。また、スリット4hには、チップ収容アーム52が配置されている。
チップ収容アーム52の基端側(後端側)には、移動機構(不図示)が連結されており、この移動機構の動力によってチップ収容アーム52は左右方向に移動する。チップ収容アーム52の先端部(前端部)には、エアシリンダ等の昇降機構54を介して前後方向に長いブラシ56が連結されている。
ブラシ56の前後方向の長さは、被加工物11の前後方向の長さ及び仮置きテーブル50の前後方向の長さよりも長くなっている。そのため、ブラシ56を仮置きテーブル50に接触する高さまで下降させて、チップ収容アーム52を左右方向に移動させれば、仮置きテーブル50上にある複数のチップ21(分割後の被加工物11)をブラシ56で掃き出すことができる。
筐体4の内部の仮置きテーブル50に隣接する位置には、複数のチップ21を収容するためのチップ収容ユニット58が設けられている。図2は、チップ収容ユニット58の構成例を模式的に示す図である。図2に示すように、チップ収容ユニット58は、ブラシ56で掃き出された複数のチップ21を案内するためのチップガイド60を備えている。
チップガイド60は、下方に向かって窄んだ錘状の上部60aと、幅が一定である柱状の下部60bと、を含む漏斗状に構成されている。上部60aの上端には、開口60cが形成されている。この開口60cは、第1面4aの仮置きテーブル50に隣接する位置に配置される。
ブラシ56によって左右方向他方側へと掃き出された複数のチップ21は、開口60cを通じてチップガイド60の内部へと落下する。下部60bの下端には、複数のチップ21を排出するための開口60dが形成されている。チップガイド60内を落下した複数のチップ21は、開口60dを通じてチップガイド60の下方へと排出される。
チップガイド60の下方には、開口60dから排出された複数のチップ21を収容するためのチップ収容容器62が配置されている。チップ収容容器62は、網状の底面を持つ収容部62aと、作業者等によって把持される把持部62bと、を含んでいる。開口60dを通じてチップガイド60から排出された複数のチップ21は、例えば、収容部62aの底面に配列される。
なお、この分割装置には、チップ収容容器62を水平方向に揺らすための搖動機構、振動機構等が設けられても良い。複数のチップ21を収容部62aの底面に配列する際にチップ収容容器62を水平方向に揺らすことで、複数のチップ21の重なりを抑制できる。もちろん、作業者の手作業等によってチップ収容容器62を水平方向に揺らすこともできる。
チップガイド60の上方には、チップガイド60の内部に純水等の液体23(図4参照)を供給するための配管64が配置されている。配管64の上流側は、開閉弁66を介して液体供給源68に接続されている。チップ21をチップ収容容器62に収容する際は、この液体供給源68から供給される液体23によってチップガイド60の内部を満たす。
チップ収容容器62の下方には、チップガイド60の開口60dから排出された液体23を受ける液体受けパン70が配置されている。液体受けパン70の底面には、配管72が接続されており、液体受けパン70に溜まった液体23は、配管72を通じて分割装置2の外部へと排出される。なお、配管72の下流側を液体供給源68等に接続すれば、液体23を循環させることもできる。
図1に示すように、チップ収容容器62の一部(代表的には、把持部62b)は、筐体4の第3面4cに露出しており、作業者等は、チップ収容容器62を筐体4の外部へと引き出すことができる。そのため、チップ収容容器62に収容された複数のチップ21を容易に回収できる。
なお、筐体4の第3面4c側には、分割装置2に対する指示等を入力するための操作パネル74が設置されている。また、筐体4の第2面4bには、各種情報を表示するためのモニタ76が設けられている。
次に、上述した分割装置2を用いて実施される本実施形態の加工方法について説明する。本実施形態に係る加工方法では、まず、板状の被加工物11を保持テーブル30で保持する保持ステップを実施する。図3(A)は、保持ステップを説明するための斜視図である。
図3(A)に示すように、被加工物11は、平面視で矩形状に形成された金属枠体13を含んでいる。金属枠体13は、例えば、42アロイ(鉄とニッケルとの合金)や銅等の金属で構成されており、デバイス領域と、このデバイス領域を囲む外周余剰領域と、を備える。
デバイス領域は、例えば、金属枠体13の上面(表面)に設定された交差する複数の分割予定ライン(ストリート)15によって複数の領域に区画されており、各領域には、ICやLED、MEMS等のデバイス17が配置されている。また、金属枠体13の下面(裏面)側には、複数のデバイス17を封止するための樹脂層19が形成されている。
この被加工物11を分割予定ライン15に沿って切断、分割することで、樹脂によって封止された複数のチップ(パッケージデバイス)が完成する。なお、本実施形態では、平面視で矩形状のパッケージ基板を被加工物11として用いるが、被加工物11の材質、形状、構造等に制限はない。例えば、半導体ウェーハ、樹脂基板、金属基板、セラミックス基板等を被加工物11として用いることもできる。
保持ステップでは、まず、保持治具34に形成された逃げ溝に対して分割予定ライン15が重なるように、被加工物11を保持治具34の保持面に載せる。次に、治具ベース32の流路と吸引源との間にある開閉弁を開いて、被加工物11に吸引源の負圧を作用させる。これにより、被加工物11は、保持テーブル30によって吸引、保持される。
保持ステップの後には、被加工物11を分割予定ライン15に沿って複数のチップ21に分割する分割ステップを実施する。図3(B)及び図3(C)は、分割ステップを説明するための側面図である。この分割ステップでは、まず、保持テーブル30と切削ブレード38と相対的に移動、回転させて、例えば、第1方向に伸びる分割予定ライン15の延長線上に切削ブレード38を合わせる。
次に、図3(B)に示すように、切削ブレード38を逃げ溝に侵入する高さまで下降させる。そして、回転させた切削ブレード38と、保持テーブル30とを対象の分割予定ライン15に対して平行な方向に相対的に移動させる。これにより、対象の分割予定ライン15に沿って切削ブレード38を切り込ませ、被加工物11を分割できる。
対象の分割予定ライン15に沿って被加工物11を分割した後には、図3(C)に示すように、被加工物11と接触しない高さまで切削ブレード38を上昇させる。次に、保持テーブル30と切削ブレード38とを相対的に移動させて、例えば、隣接する分割予定ライン15の延長線上に切削ブレード38を合わせる。そして、回転させた切削ブレード38と、保持テーブル30とをこの分割予定ライン15に対して平行な方向に相対的に移動させる。
上述の手順を繰り返し、第1方向に伸びる全ての分割予定ライン15に沿って被加工物11を分割した後には、例えば、保持テーブル30を回転させて、第2方向に伸びる分割予定ライン15に沿って被加工物11を分割する。全ての分割予定ライン15に沿って被加工物11を分割し、複数のチップ21が形成されると、分割ステップは終了する。
分割ステップの後には、複数のチップ21を保持テーブル30から搬出してチップ収容容器62へと落下させ、このチップ収容容器62に複数のチップ21を収容する収容ステップを実施する。図4は、収容ステップを説明するための図である。
収容ステップでは、まず、保持テーブル30上の複数のチップ21を吸引パッド46で吸引、保持し、保持テーブル30から搬出する。次に、下面洗浄ユニット48上で吸引パッド46を移動させ、複数のチップ21の下面を洗浄する。その後、吸引パッド46を仮置きテーブル50上に移動させて、吸引パッド46による吸引を解除する。これにより、複数のチップ21は、仮置きテーブル50上に載せられる。
複数のチップ21を仮置きテーブル50上に載せた後には、ブラシ56を仮置きテーブル50に接触する高さまで下降させて、チップ収容アーム52を左右方向一方側から左右方向他方側に移動させる。これにより、仮置きテーブル50上にある複数のチップ21をブラシ56で掃き出して、チップ収容ユニット58(チップガイド60)の開口60cへと投入できる。
なお、複数のチップ21を開口60cへと投入する前には、図4に示すように、開閉弁66を開き、液体供給源68から供給される液体23によってチップガイド60の内部を満たしておく。これにより、開口60cへと投入された複数のチップを液体23中で落下させることができる。
開口60dを通じてチップガイド60から排出される複数のチップ21は、収容部62aの底面に配列される。チップ収容容器62に収容された複数のチップ21は、任意のタイミングで回収され、次の工程へと搬送される。なお、次の工程としては、チップ21を乾燥させる乾燥ステップや、チップ21を検査する検査ステップ等がある。
以上のように、本実施形態に係る加工方法では、複数のチップ21を落下させてチップ収容容器62へと収容する際に、液体23中でチップ21を落下させるので、この液体23が緩衝材となって、落下の際の衝撃等を緩和させる。そのため、落下の際の衝撃等によってチップ21が損傷する可能性を低く抑えることができる。
なお、本発明は上記実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、図4に示すように、チップガイド60へと液体23を供給すると共に、チップガイド60から液体23を排出しながら複数のチップ21を落下させているが、液体23中でチップ21を落下させる態様に制限はない。
例えば、チップ収容容器62等に液体23の排出を制御するための制御機構を設け、チップガイド60に液体23を貯留しても良い。この場合、例えば、チップガイド60に液体23を貯留した状態で複数のチップ21を落下させ、チップガイド60から液体23を排出した後にチップ収容容器62に収容されたチップ21を回収すれば良い。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 分割装置
4 筐体
4a 第1面
4b 第2面
4c 第3面
4d,4f 開口
4e,4g,4h スリット
6 カセットエレベータ
8 カセット
12 仮置きユニット
14a,14b ガイドレール
16 搬出機構
16a 把持部
18 第1搬送アーム
20 昇降機構
22 吸引パッド
24 撮像ユニット
26 X軸移動テーブル
28 防塵防滴カバー
30 保持テーブル(保持手段)
32 治具ベース
34 保持治具
36 切削ユニット
38 切削ブレード
40 上面洗浄ユニット
42 第2搬送アーム
44 昇降機構
46 吸引パッド
48 下面洗浄ユニット
50 仮置きテーブル
52 チップ収容アーム
54 昇降機構
56 ブラシ
58 チップ収容ユニット
60 チップガイド
60a 上部
60b 下部
60c,60d 開口
62 チップ収容容器
62a 収容部
62b 把持部
64 配管
66 開閉弁
68 液体供給源
70 液体受けパン
72 配管
74 操作パネル
76 モニタ
11 被加工物
13 金属枠体
15 分割予定ライン(ストリート)
17 デバイス
19 樹脂層
21 チップ
23 液体

Claims (2)

  1. 交差する複数の分割予定ラインが設定された被加工物を加工する加工方法であって、
    被加工物を保持テーブルで保持する保持ステップと、
    該保持テーブルで保持した被加工物を該分割予定ラインに沿って分割し複数のチップを形成する分割ステップと、
    該分割ステップを実施した後、該保持テーブルに保持された複数の該チップを該保持テーブルから搬出してチップガイドへと落下させることで複数の該チップを該チップガイドの下方に配置されたチップ収容容器に収容する収容ステップと、を備え、
    該収容ステップでは、複数の該チップを予め該チップガイドの内部に供給された液体中で落下させて該チップ収容容器に収容することを特徴とする加工方法。
  2. 該収容ステップでは、複数の該チップをブラシによって掃き出すことで該チップガイドへと落下させることを特徴とする請求項1に記載の加工方法。
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