JP6604335B2 - 受信装置、受信方法、送信装置、及び、送信方法 - Google Patents

受信装置、受信方法、送信装置、及び、送信方法 Download PDF

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Description

本技術は、受信装置、受信方法、送信装置、及び、送信方法に関し、特に、チャネルボンディングにおいて、周波数帯域を有効に活用して、高伝送レートを実現することができるようにした受信装置、受信方法、送信装置、及び、送信方法に関する。
デジタル放送において、高データレートのストリームを、複数(チャネル)の分割ストリームに分割して伝送し、受信側において、複数の分割ストリームを、元のデータレートのストリームに再構成するチャネルボンディング(Channel Bonding)が知られている。DVB-C2(Digital Video Broadcasting - Cable second generation)規格では、チャネルボンディングの1つとして、PLPバンドリング(PLP(Physical Layer Pipe) bundling)が規定されている(例えば、非特許文献1参照)。
DVB-C.2 :ETSI EN 302 769 V1.2.1 (2011-04)
ところで、PLPバンドリングを利用することで、広帯域伝送が可能となるが、PLPバンドリングは同一のC2システム内で行われることが想定されている。そのため、隣接する周波数帯域が空いていないと、十分な周波数帯域を確保することができず、異なるC2システムであっても、任意の周波数帯域が空いている場合には、その周波数帯域を有効に活用できるようにしたいという要請があった。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、PLPバンドリング等のチャネルボンディングにおいて、周波数帯域を有効に活用して、高伝送レートを実現することができるようにするものである。
本技術の第1の側面の受信装置は、BB(BaseBand)フレームのストリームであるBBストリームのBBフレームを、複数のデータスライスに分配することで得られる複数の分割ストリームを受信する受信部と、前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する再構成部とを備え、前記再構成部は、前記複数の分割ストリームが隣接していない周波数帯域で伝送される場合、伝送制御情報に含まれる、隣接していない周波数帯域で伝送される前記複数の分割ストリームから元の前記BBストリームを再構成するための再構成情報に基づいて、元の前記BBストリームを再構成する受信装置である。
本技術の第1の側面の受信装置は、独立した装置であってもよいし、1つの装置を構成している内部ブロックであってもよい。また、本技術の第1の側面の受信方法は、上述した本技術の第1の側面の受信装置に対応する受信方法である。
本技術の第1の側面の受信装置、及び、受信方法においては、BBフレームのストリームであるBBストリームのBBフレームを、複数のデータスライスに分配することで得られる複数の分割ストリームが受信され、前記複数の分割ストリームが隣接していない周波数帯域で伝送される場合、伝送制御情報に含まれる、隣接していない周波数帯域で伝送される前記複数の分割ストリームから元の前記BBストリームを再構成するための再構成情報に基づいて、前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームが再構成される。
本技術の第2の側面の送信装置は、BBフレームのストリームであるBBストリームのBBフレームを、複数のデータスライスに分配することで得られる複数の分割ストリームが、隣接していない周波数帯域で伝送される場合に、隣接していない周波数帯域で伝送される前記複数の分割ストリームから元の前記BBストリームを再構成するための再構成情報を含む伝送制御情報を生成する生成部と、前記複数の分割ストリームとともに、前記伝送制御情報を送信する送信部とを備える送信装置である。
本技術の第2の側面の送信装置は、独立した装置であってもよいし、1つの装置を構成している内部ブロックであってもよい。本技術の第2の側面の送信方法は、上述した本技術の第2の側面の送信装置に対応する送信方法である。
本技術の第2の側面の送信装置、及び、送信方法においては、BBフレームのストリームであるBBストリームのBBフレームを、複数のデータスライスに分配することで得られる複数の分割ストリームが、隣接していない周波数帯域で伝送される場合に、隣接していない周波数帯域で伝送される前記複数の分割ストリームから元の前記BBストリームを再構成するための再構成情報を含む伝送制御情報が生成され、前記複数の分割ストリームとともに、前記伝送制御情報が送信される。
本技術の第1の側面、及び、第2の側面によれば、チャネルボンディングにおいて、周波数帯域を有効に活用して、高伝送レートを実現することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術を適用した伝送システムの一実施の形態の構成を示す図である。 PLPバンドリングの概要を説明する図である。 送信装置の構成例を示す図である。 受信装置の構成例を示す図である。 現行のDVB-C2規格(J.382方式)に対応したPLPバンドリングを説明する図である。 DVB-C2規格(J.382方式)における広帯域伝送を説明する図である。 同一のネットワークであって、異なるC2システムでのPLPバンドリングを説明する図である。 運用例1aを説明する図である。 運用例1aで用いられるL1シグナリング情報のデータフィールドを示す図である。 送信装置における制御部の機能的な構成例を示す図である。 受信装置における制御部の機能的な構成例を示す図である。 送信処理を説明するフローチャートである。 運用例1aに対応したPLPバンドリング送信処理を説明するフローチャートである。 受信処理を説明するフローチャートである。 運用例1aに対応したPLPバンドリング受信処理を説明するフローチャートである。 運用例1bを説明する図である。 運用例1bで用いられるL1シグナリング情報のデータフィールドを示す図である。 運用例1bに対応したPLPバンドリング送信処理を説明するフローチャートである。 運用例1bに対応したPLPバンドリング受信処理を説明するフローチャートである。 運用例1cを説明する図である。 運用例1cで用いられるL1シグナリング情報のデータフィールドを示す図である。 運用例1cに対応したPLPバンドリング送信処理を説明するフローチャートである。 運用例1cに対応したPLPバンドリング受信処理を説明するフローチャートである。 C2システム間PLPバンドリング情報の構成例を示す図である。 C2 delivery system descriptorの構成を示す図である。 運用例2で用いられるL1シグナリング情報のデータフィールドを示す図である。 運用例2に対応したPLPバンドリング送信処理を説明するフローチャートである。 運用例2に対応したPLPバンドリング受信処理を説明するフローチャートである。 コンピュータの構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本技術の実施の形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.システムの構成
2.PLPバンドリングに対応した装置の構成
3.本技術を適用したPLPバンドリングの説明
(1)運用例1a:異なるC2システム内で同一のPLP IDのDSをPLPバンドリング
(2)運用例1b:異なるC2システム内で特定のPLP IDのDSをPLPバンドリング
(3)運用例1c:異なるC2システム内でPLPバンドル拡張情報が設定されたDSをPLPバンドリング
(4)運用例2:Common PLPで伝送される情報を用いて異なるC2システム間でPLPバンドリング
4.コンピュータの構成
<1.システムの構成>
図1は、本技術を適用した伝送システムの一実施の形態の構成を示す図である。なお、システムとは、複数の装置が論理的に集合した物をいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか、否かは問わない。
図1において、伝送システム1は、送信装置10と受信装置20から構成される。
送信装置10は、例えば、テレビ番組等の送信(デジタル放送やデータ伝送)を行う。すなわち、送信装置10は、例えばテレビ番組としてのビデオデータやオーディオデータなどの送信の対象である対象データのストリームを、デジタル放送信号として、例えばケーブルテレビジョン網(有線回線)である伝送路30を介して送信(伝送)する。
受信装置20は、送信装置10から伝送路30を介して送信されてくるデジタル放送信号を受信し、元のストリームに復元して出力する。例えば、受信装置20は、テレビ番組としてのビデオデータやオーディオデータを出力する。
なお、図1の伝送システム1は、DVB-C2規格に準拠したデータ伝送の他、DVB-T2規格やDVB-S2規格、ATSC(Advanced Television Systems Committee standards)、ISDB(Integrated Services Digital Broadcasting)等の規格に準拠したデータ伝送、その他のデータ伝送に適用することができる。また、伝送路30としては、ケーブルテレビジョン網の他、衛星回線や地上波等を採用することができる。
<2.PLPバンドリングに対応した装置の構成>
(PLPバンドリングの概要)
図2は、PLPバンドリングの概要を説明する図である。
DVB-C2規格では、チャネルボンディング(Channel Bonding)の1つとして、PLPバンドリング(PLP bundling)が規定されている。チャネルボンディングでは、高データレートのストリームを、複数(チャネル)の分割ストリームに分割して伝送し、受信側において、複数の分割ストリームを、元のデータレートのストリームに再構成する。
近年、いわゆる8K等の高解像度の画像を送信するデジタル放送が要請されているが、8Kの解像度の画像については、HEVC(High Efficiency Video Coding)方式で符号化を行った場合に、その符号化の結果得られる高データレートのデータの伝送に必要なスループットは、100Mbps程度になる。このような高データレートのデータに相当する図2のPLP(Physical Layer Pipe)については、1のデータスライス(DS:Data Slice)で伝送することができない。
そこで、伝送システム1において、送信装置10では、チャネルボンディングの1つであるPLPバンドリングにより、1のPLPとしての実データを、BBフレーム単位で分割し、複数のデータスライスで伝送することができるようになっている。図2においては、PLPが、データスライス2乃至4に分割されて、受信装置20に伝送されている。受信装置20では、データスライス2乃至4が、チューナ1乃至3により受信されて処理された後に、PLPデコーダにより処理されることで、1のPLPとしての実データが再構成されることになる。
なお、DVB-C2規格では、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を伝送する伝送帯域(周波数帯域)が、例えば(約)6MHz単位に区切られている。いま、6MHz単位に区切られた1つの伝送帯域を、単位伝送帯域ということとすると、受信装置20では、所望のテレビ番組の実データのPLPを含むデータスライスが伝送される単位伝送帯域のOFDM信号が受信され、そのOFDM信号に含まれるデータスライスが処理されることになる。
また、PLPは、データスライスに含まれる論理的なチャネル(で伝送されるデータ)であり、PLPには、PLPを識別するためのユニークなPLP IDが付与される。例えば、あるPLP IDのPLPは、あるテレビ番組の実データに相当する。さらに、以下の説明では、BBフレームのストリームを、「BBストリーム」と称し、このBBストリームを分割して得られる複数のストリームを、「分割ストリーム」と称する。すなわち、分割ストリームは、BBフレームから構成されている。
(送信装置の構成)
図3は、図1の送信装置10の構成例を示す図である。
送信装置10は、チャネルボンディングの1つであるPLPバンドリングにより、1のPLP(同一のPLP IDが付与されるPLP)としての実データを、BBフレーム単位で分割し、複数のデータスライスで伝送できるようになっている。
図3において、送信装置10は、制御部111、BBフレーム生成部112、BBフレーム分配部113、データスライス処理部114−1乃至114−N(Nは1以上の整数)、フレーム構成部115、及び、送信部116から構成される。
制御部111は、送信装置10の各部の動作を制御する。
BBフレーム生成部112には、同一のPLP IDのPLPとしての実データ(例えばTS(Transport Stream)等の対象データ)が供給される。BBフレーム生成部112は、そこに供給される実データに、BBヘッダを付加することなどによって、BBフレームを構成する。なお、BBヘッダには、ISSY(Input Stream Synchronizer)として、ISCR(Input Stream Time Reference)が含まれる。BBフレーム生成部112は、BBフレームから構成されるBBストリームを、BBフレーム分配部113に供給する。
BBフレーム分配部113は、BBフレーム生成部112から供給されるBBストリームを、分割の対象として、そのBBストリームを構成する各BBフレームを、複数のデータスライスのうち、1のデータスライスに分配することを繰り返すことで、BBストリームを、BBフレーム単位で、複数の分割ストリームに分割する。また、BBフレーム分配部113は、BBストリームを分割して得られる複数の分割ストリームを、データスライス処理部114−1乃至114−Nのいずれかに分配する。
データスライス処理部114−1は、BBフレーム分配部113により分配された分割ストリームに対する処理を行う。データスライス処理部114−1は、PLP処理部131−1、データスライス構成部132−1、及び、時間/周波数インターリーバ133−1から構成される。
PLP処理部131−1は、BBフレーム分配部113により分配されてデータスライス処理部114−1に供給された分割フレームを構成するBBフレームを対象として誤り訂正符号化を行う。また、PLP処理部131−1は、誤り訂正符号化の結果得られるFECフレームを、シンボルとしての所定のビット数単位で、所定のコンスタレーション上の信号点にマッピングして、そのマッピング結果としてのシンボルを、FECフレーム単位で抽出することで得られるFECフレームに対して、FECフレームヘッダを付加することで、データスライスパケットを構成する。
データスライス構成部132−1には、PLP処理部131−1から1個以上のデータスライスパケットが供給される。データスライス構成部132−1は、PLP処理部131−1から供給される1個以上のデータスライスパケットから、データスライスを構成し、時間/周波数インターリーバ133−1に供給する。
時間/周波数インターリーバ133−1は、データスライス構成部132−1から供給されるデータスライスを、時間方向と周波数方向にインターリーブし、そのインターリーブ後のデータスライスを、フレーム構成部115に供給する。
データスライス処理部114−2乃至114−Nは、図示は省略しているが、データスライス処理部114−1と同様に、PLP処理部131−2乃至131−N、データスライス構成部132−2乃至132−N、及び、時間/周波数インターリーバ133−2乃至133−Nから構成されている。データスライス処理部114−2乃至114−Nにおいては、データスライス処理部114−1と同様に、BBフレーム分配部113により分配された分割ストリームに対する処理が行われ、それにより得られるデータスライスが、フレーム構成部115に供給される。
なお、以下の説明では、データスライス処理部114−1乃至114−Nを、特に区別する必要がない場合には、データスライス処理部114と称して説明する。
フレーム構成部115には、データスライス処理部114−1乃至114−N(の時間/周波数インターリーバ133−1乃至133−N)から1個以上のデータスライスが供給される。フレーム構成部115は、データスライス処理部114−1乃至114−Nからの1個以上のデータスライスを含むC2フレームを構成し、送信部116に供給する。
送信部116は、フレーム構成部115から供給されるC2フレームのIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)を行い、その結果得られるOFDM信号を、DA変換(Digital to Analog Conversion)する。そして、送信部116は、デジタル信号からアナログ信号に変換されたOFDM信号を、RF(Radio Frequency)信号に変調し、デジタル放送信号として、伝送路30を介して送信する。
なお、図3の送信装置10の構成では、説明の都合上、PLPバンドリングに関係のないブロックについては、適宜、図示を省略してある。また、送信装置10における制御部111の詳細な構成は、図10を参照して後述する。
(受信装置の構成)
図4は、図1の受信装置20の構成例を示す図である。
受信装置20は、PLPバンドリングにより、1のPLPが複数のデータスライスに分配されて送信(伝送)されてくる実データを再構成(復元)することができるようになっている。
図4において、受信装置20は、制御部211、受信部212−1乃至212−N(Nは1以上の整数)、データスライス処理部213−1乃至213−N、バッファ214−1乃至214−N、BBフレーム選択部215、及び、BBフレーム処理部216から構成される。
制御部211は、受信装置20の各部の動作を制御する。
受信部212−1は、送信装置10から、デジタル放送信号として、伝送路30を介して送信されてくる所定の帯域のRF信号を受信して復調し、その結果得られる復調信号(OFDM信号)を、AD変換(Analog to Digital Conversion)する。そして、受信部212−1は、アナログ信号からデジタル信号に変換された復調信号のFFT(Fast Fourier Transform)を行い、その結果得られるデータスライスを、データスライス処理部213−1に供給する。
データスライス処理部213−1は、受信部212−1から供給されるデータスライスに対する処理を行う。データスライス処理部213−1は、時間/周波数デインターリーバ231−1、データスライス分解部232−1、及び、PLP処理部233−1から構成される。
時間/周波数デインターリーバ231−1は、受信部212−1から供給されるデータスライスを、時間方向と周波数方向に、デインターリーブし、そのデインターリーブ後のデータスライスを、データスライス分解部232−1に供給する。
データスライス分解部232−1は、時間/周波数デインターリーバ231−1から供給されるデータスライスを、データスライスパケットに分解し、PLP処理部233−1に供給する。
PLP処理部233−1は、データスライス分解部232−1から供給されるデータスライスパケットから、FECフレームヘッダを除去することで、データスライスパケットを、FECフレームに分解する。なお、除去されたFECフレームヘッダに基づいて、FECフレームの変調方式や符号長等が認識され、後段のデマッピングや誤り訂正の復号等が行われる。
また、PLP処理部233−1は、FECフレーム(のシンボル)のデマッピングを行い、デマッピング後のFECフレームに対し、誤り訂正符号の復号を行うことで、BBフレームで構成される分割ストリームを復元する。データスライス処理部213−1により、データスライスから復元された分割ストリーム(を構成するBBフレーム)は、バッファ214−1に供給される。
バッファ214−1は、例えば、FIFO(First In First Out)メモリで構成され、データスライス処理部213−1(のPLP処理部233−1)から供給される分割ストリーム(を構成するBBフレーム)を順次記憶する。
データスライス処理部213−2乃至213−Nは、図示は省略しているが、データスライス処理部213−1と同様に、時間/周波数デインターリーバ231−2乃至231−N、データスライス分解部232−2乃至232−N、及び、PLP処理部233−2乃至233−Nから構成される。データスライス処理部213−2乃至213−Nにおいては、データスライス処理部213−1と同様に、受信部212−2乃至212−Nから供給されるデータスライスに対する処理が行われ、それにより得られる分割ストリーム(を構成するBBフレーム)が、バッファ214−2乃至214−Nに順次記憶される。
なお、以下の説明では、データスライス処理部213−1乃至213−Nを、特に区別する必要がない場合には、データスライス処理部213と称して説明する。さらに、バッファ214−1乃至214−Nを、特に区別する必要がない場合には、バッファ214と称して説明する。
BBフレーム選択部215は、バッファ214−1乃至214−Nに記憶された複数の分割ストリームを構成するBBフレームに付加されたBBヘッダに含まれるISSY(ISCR)に基づいて、元のBBストリームを構成するBBフレームの並び順に、バッファ214−1乃至214−NからBBフレームを読み出して、BBフレーム処理部216に供給する。
BBフレーム処理部216は、BBフレーム選択部215から供給される順に、BBフレームを並び替えることで、元のBBストリームを再構成(復元)する。また、BBフレーム処理部216は、元のBBストリームを構成するBBフレームを分解し、実データ(例えばTS等の対象データ)を復元して出力する。
なお、図4の受信装置20の構成では、説明の都合上、PLPバンドリングに関係のないブロックについては、適宜、図示を省略してある。また、受信装置20における制御部211の詳細な構成は、図11を参照して後述する。
また、図4の受信装置20の構成では、データスライス処理部213に対応して複数の受信部212を設けた構成を説明したが、広帯域のRF信号を受信可能な受信部212を1つだけ設けて、C2フレームに含まれるデータスライスを分解することで、分解されたデータスライスが、データスライス処理部213−1乃至213−Nに供給されるようにしてもよい。
<3.本技術を適用したPLPバンドリングの説明>
(現行のDVB-C2規格)
DVB-C2規格(J.382方式)においては、チャネルボンディングの1つであるPLPバンドリングを利用することで、広帯域伝送を実現している。図5は、現行のDVB-C2規格(J.382方式)に対応したPLPバンドリングを説明する図である。なお、J.382方式は、次世代ケーブルテレビ伝送方式の1つの方式である。
図5においては、隣接する5.71MHzの帯域幅からなるチャネル(周波数帯域)によって、1のPLP(PLP1)から分割されたデータスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)が伝送されている。なお、ここでは、12MHzの帯域幅のうち、隣接する5.71MHzの帯域幅が利用されている。
このとき、送信装置10から伝送されるL1シグナリング情報には、"1"であるネットワークIDと、"1"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報がそれぞれ設定されている。なお、詳細は後述するが、L1シグナリング情報は、OFDMパラメータ、データスライス、PLP、及び、ノッチバンドに関連する情報を含む伝送制御情報である。
ここで、ネットワークID(NETWORK_ID)は、例えば放送事業者ごとのネットワークを一意に識別するIDである。C2システムID(C2_SYSTEM_ID)は、ネットワークIDにより識別されるネットワーク内のC2システムを一意に識別するIDである。さらに、PLPバンドル情報(PLP_BUNDLED)は、C2システム内で、関連するPLPとバンドルされるかどうかを示す情報である。
受信装置20は、L1シグナリング情報に基づいて、同一のネットワークにおける同一のC2システム内で、PLPバンドル情報が設定された同一のPLP IDを有するデータスライス0とデータスライス1を処理することで、1のPLP(PLP1)を再構成することができる。
このように、現行のDVB-C2規格(J.382方式)においては、チャネルボンディングの1つであるPLPバンドリングを利用することで、広帯域伝送を実現しているが、PLPバンドリングは、同一のネットワークにおいて、同一のC2システム内で行われることが想定されているため、隣接する周波数帯域が空いていないと、十分な周波数帯域を確保することができない。
また、図6に示すように、DVB-C2規格(J.382方式)では、ノッチ(Notch)と称される特定の周波数帯域(最高10MHzの帯域幅)ではデータを伝送せず、送信電力をゼロにして信号を伝送することが規格化されている。そのため、図6において、隣接していない5.71MHzの帯域幅からなるチャネル(周波数帯域)によっては、同一のネットワークにおける同一のC2システム内で、1のPLP(PLP1)から分割されたデータスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)をバンドリングすることはできない。
このようなことから、図7に示すような、隣接していないチャネル(周波数帯域)であっても、任意の周波数帯域が空いている場合には、その周波数帯域を有効に活用して、1のPLP(PLP1)から分割されたデータスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)をバンドリングできるようにしたいという要請がある。
そこで、本技術を適用したPLPバンドリングにおいては、同一のネットワークにおいて、異なるC2システム間であっても、複数のデータスライスでPLPバンドリングを行うことができるようにし、任意の周波数帯域が空いている場合には、その周波数帯域を有効に活用して、高伝送レートを実現できるようにする。これにより、例えば、8K解像度の画像を送信するデジタル放送において、100Mbps以上の伝送レートを確保することができるようになる。
以下、本技術を適用したPLPバンドリングについて、運用例1a乃至1cと、運用例2の4つの運用形態を例示しながら、具体的に説明する。
(1)運用例1a
(運用例1aの概要)
図8は、異なるC2システム間でPLPバンドリングを行う運用例1aを説明する図である。この運用例1aでは、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、同一のPLP IDを有する複数のデータスライスがバンドリングされているとみなすようにする。
なお、図8において、左側の周波数帯域が、現行のDVB-C2規格(J.382方式)に対応したPLPバンドリングの対象となるチャネル等を表し、右側の周波数帯域が、本技術を適用した運用例1aに対応したPLPバンドリングの対象となるチャネル等を表している。また、図8において、PLP[X]は、PLP ID=Xを意味するものとし、この関係は、後述する図16や図20でも同様とされる。
図8の左側の周波数帯域で示すように、現行のDVB-C2規格(J.382方式)においては、隣接する5.71MHzの帯域幅からなるチャネル(周波数帯域)により、1のPLP(PLP1)から分割されたデータスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)が伝送されている。
このとき、L1シグナリング情報には、"1"であるネットワークIDと、"1"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報がそれぞれ設定されている。受信装置20は、L1シグナリング情報に基づいて、同一のネットワークにおける同一のC2システム内で、PLPバンドル情報が設定された同一のPLP IDを有するデータスライス0とデータスライス1を処理することで、1のPLP(PLP1)を再構成することができる。
一方、図8の右側の周波数帯域で示すように、本技術を適用した運用例1aにおいては、隣接していない5.71MHzの帯域幅からなる一方のチャネル(周波数帯域)により1のPLP(PLP1)から分割されたデータスライス0(DS0)が伝送され、他方のチャネル(周波数帯域)により1のPLP(PLP1)から分割されたデータスライス1(DS1)が伝送されている。
このとき、一方のチャネルのデータスライス0(DS0)に対するL1シグナリング情報には、"1"であるネットワークIDと、"1"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報がそれぞれ設定されている。また、他方のチャネルのデータスライス1(DS1)に対するL1シグナリング情報には、"1"であるネットワークIDと、"2"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報がそれぞれ設定されている。そして、データスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)には、"1"である同一のPLP IDが割り当てられているため、それらのデータスライス(DS0,DS1)は、バンドリングされていることになる。
受信装置20においては、チャネルスキャン時に、同一のネットワーク内の複数のC2システムを認識済みであるため、PLPバンドル情報がPLPバンドリングされていることを示している場合には、それぞれのC2システム内で、同一のPLP IDを有する複数のデータスライスがバンドリングされていると判断することができる。よって、受信装置20は、同一のネットワークにおける異なるC2システム内で、"1"である同一のPLP IDを有するデータスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)がバンドリングされているとみなして処理することで、1のPLP(PLP1)を再構成することができる。
以上のように、運用例1aにおいては、L1シグナリング情報を用い、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、同一のPLP IDを有する複数のデータスライスがバンドリングされているとみなすことで、異なるC2システム間であってもPLPバンドリングを行うことができる。その結果、任意の空いている周波数帯域を有効に活用して、高伝送レートを実現することができる。なお、高変調方式を用いた場合に、高伝送レートを実現可能な場合はあるが、その場合には、高SNR(Signal to Noise Ratio)も必要となるため、非現実的である。
また、運用例1aでは、現行のDVB-C2規格(J.382方式)の内容は変更していないが、その運用を変更していることになるため、運用例1aを採用することで、現行のDVB-C2規格(J.382方式)と同効率で、隣接していないチャネル(周波数帯域)で伝送されるデータスライスをPLPバンドリングすることができる。
(L1シグナリング情報の構造)
図9は、運用例1aで用いられるL1シグナリング情報のデータフィールドを示す図である。
16ビットのNETWORK_IDは、現在のネットワークを一意に識別するネットワークIDを示している。16ビットのC2_SYSTEM_IDは、ネットワークIDにより識別されるネットワーク内のC2システムを一意に識別するC2システムIDを示している。運用例1aにおいて、PLPバンドリングの対象となる複数のデータスライスには、同一のネットワークIDと、異なるC2システムIDが設定される。
24ビットのSTART_FREQUENCYは、現在のC2システムの開始周波数を、0Hzからの距離として示し、現在のC2システムのキャリア間隔の整数倍としてunsigned intの値をとる。16ビットのC2_BANDWIDTHは、現在のC2システムの帯域幅を示している。
2ビットのGUARD_INTERVALは、現在のC2フレームのガードインターバルを示している。10ビットのC2_FRAME_LENGTHは、C2フレームごとのデータシンボル数を示している。8ビットのL1_PART2_CHANGE_COUNTERは、構成が変化する場所の前にあるC2フレームの数を示している。
8ビットのNUM_DSLICEは、現在のC2フレーム内で伝送されるデータスライス数を示している。4ビットのNUM_NOTCHは、ノッチバンド数を示している。
データスライス数に応じたデータスライスループには、次のフィールドが配置される。8ビットのDSLICE_IDは、C2システム内でデータスライスを一意に識別するデータスライスIDを示している。13ビット又は14ビットのDSLICE_TUNE_POSは、データスライスのチューニング位置を、START_FREQUENCYの相対値として示している。
8ビット又は9ビットのDSLICE_OFFSET_LEFTは、関連するデータスライスの開始位置を、チューニング位置から左への距離として示している。8ビット又は9ビットのDSLICE_OFFSET_RIGHTは、関連するデータスライスの開始位置を、チューニング位置から右への距離として示している。2ビットのDSLICE_TI_DEPTHは、関連するデータスライス内での時間インターリーブの深さを示している。
1ビットのDSLICE_TYPEは、関連するデータスライスのタイプを示している。DSLICE_TYPEが"1"の場合、1ビットのFEC_HEADER_TYPEが配置される。FEC_HEADER_TYPEは、関連するデータスライス内のFECフレームヘッダのタイプを示している。
1ビットのDSLICE_CONST_CONFは、関連するデータスライスの構成が可変か、固定かを示している。このフィールドの値が、"1"に設定されている場合、関連するデータスライスの構成は変化しない。そうでない場合には、"0"に設定される。
1ビットのDSLICE_LEFT_NOTCHは、関連するデータフィールドの左に隣接するノッチバンドの存在を示している。関連するデータスライスの開始位置に隣接するノッチバンドが存在する場合、このフィールドの値が"1"に設定される。そうでない場合には、"0"に設定される。
8ビットのDSLICE_NUM_PLPは、関連するデータスライス内で伝送されるPLP数を示している。当該PLP数に応じたPLPループには、次のフィールドが配置される。8ビットのPLP_IDは、C2システム内でPLPを識別するPLP IDを示している。1ビットのPLP_BUNDLEDは、PLPバンドル情報であって、現在のC2システム内で、関連するPLPとバンドルされるかどうかを示す。関連するPLPがバンドルされる場合、このフィールドの値が"1"に設定される。そうでない場合には、"0"に設定される。
運用例1aにおいて、PLPバンドリングの対象となる複数のデータスライスには、PLP_BUNDLED="1"と、同一のPLP_IDが設定される。
2ビットのPLP_TYPEは、関連するPLPのタイプを示している。5ビットのPLP_PAYLOAD_TYPEは、関連するPLPにより伝送されるペイロードデータのタイプを示している。PLP_TYPEが"00"又は"01"の場合、8ビットのPLP_GROUP_IDが配置される。PLP_GROUP_IDは、現在のPLPが、C2システム内でどのPLPグループに関連付けられているかを識別するPLPグループIDを示している。
DSLICE_TYPEが"0"の場合、14ビットのPLP_START,1ビットのPLP_FEC_TYPE,3ビットのPLP_MOD,3ビットのPLP_CODが配置される。PLP_STARTは、関連するPLPの最初の完全なXFECフレームの開始位置を、現在のC2フレーム内で示している。PLP_FEC_TYPEは、関連するPLPで使用されるFECタイプを示している。PLP_MODは、関連するPLPで使用される変調方式を示している。PLP_CODは、関連するPLPで使用される符号化率を示している。
1ビットのPSI/SI_REPROCESSINGは、PSI/SI再処理が実行されるかどうかを示している。PSI/SI_REPROCESSINGが"0"の場合、16ビットのtransport_stream_id,16ビットのoriginal_network_idが配置される。transport_stream_idは、配信システム内でこのTS(Transport Stream)を、他の多重化から識別するためのラベルとして機能するトランスポートストリームIDを示している。original_network_idは、元になる配信システムのネットワークIDを識別するためのラベルとして機能するオリジナルネットワークIDを示している。
なお、PLPループ内には、8ビットのRESERVED_1が配置される。RESERVED_1は、将来使用のために予約されているリザーブド領域1である。また、データスライスループ内には、8ビットのRESERVED_2が配置される。RESERVED_2は、将来使用のために予約されているリザーブド領域2である。
ノッチバンド数に応じたノッチループには、次のフィールドが配置される。13ビット又は14ビットのNOTCH_STARTは、関連するノッチバンドの開始位置を、START_FREQUENCYの相対値として、unsigned intとして示している。8ビット又は9ビットのNOTCH_WIDTHは、関連するノッチバンドの幅を、unsigned intとして示している。なお、ノッチループ内には、8ビットのRESERVED_3が配置される。RESERVED_3は、将来使用のために予約されているリザーブド領域3である。
1ビットのRESERVED_TONEは、一部のキャリアが予約されているかどうかを示している。現在のC2フレーム内に予約キャリアが存在する場合、このビットには"1"が設定される。そうでない場合には、"0"に設定される。16ビットのRESERVED_4は、将来使用のために予約されているリザーブド領域4である。
次に、運用例1aを採用した場合に、伝送システム1を構成する送信装置10と受信装置20により実行される処理の詳細な内容について説明する。ここでは、まず、各装置の詳細な構成を説明してから、その後、各装置で実行される処理の内容を説明する。
(送信装置の制御部の機能的な構成例)
図10は、送信装置10における制御部111(図3)の機能的な構成例を示す図である。
図10において、制御部111は、PLPバンドリング設定部151、及び、伝送制御情報生成部152を含んで構成される。
PLPバンドリング設定部151は、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報を設定し、その設定内容を、伝送制御情報生成部152に供給する。
伝送制御情報生成部152は、PLPバンドリング設定部151から供給される設定内容に基づいて、L1シグナリング情報等の伝送制御情報を生成し、フレーム構成部115等に供給する。これにより、例えば、フレーム構成部115では、C2フレームを構成するに際して、L1シグナリング情報等の伝送制御情報を付加することができる。
(受信装置の制御部の機能的な構成例)
図11は、受信装置20における制御部211(図4)の機能的な構成例を示す図である。
図11において、制御部211は、伝送制御情報取得部251、及び、PLPバンドリング制御部252を含んで構成される。
伝送制御情報取得部251は、受信部212においてチャネルスキャンが行われることで得られるL1シグナリング情報等の伝送制御情報を取得し、PLPバンドリング制御部252に供給する。
PLPバンドリング制御部252は、伝送制御情報取得部251から供給される、L1シグナリング情報等の伝送制御情報に基づいて、データスライス処理部213乃至BBフレーム処理部216等のPLPバンドリングに関する処理を行う各部の動作を制御する。
(送信処理)
次に、図12のフローチャートを参照して、送信装置10により実行される運用例1aに対応した送信処理の流れを説明する。
ステップS101において、制御部111は、PLPバンドリング送信処理を行う。このPLPバンドリング送信処理では、L1シグナリング情報等の伝送制御情報が、PLPバンドリングの運用形態(例えば、運用例1a)に応じて生成される。なお、PLPバンドリング送信処理の詳細な内容は、図13のフローチャートを参照して後述する。
ステップS102において、BBフレーム生成部112乃至送信部116は、制御部111からの制御に従い、送信処理を行う。この送信処理では、1のPLPを分割して得られる複数のデータスライスとともに、L1シグナリング情報等の伝送制御情報が、デジタル放送信号として、伝送路30を介して送信される。なお、ステップS102の処理が完了すると、図12の送信処理は終了する。
以上、送信処理について説明した。
(PLPバンドリング送信処理)
ここで、図13のフローチャートを参照して、図12のステップS101の処理における、運用例1aに対応したPLPバンドリング送信処理の詳細な内容を説明する。
ステップS111においては、PLPバンドリングの運用形態が、運用例1aであるかどうかが判定される。ステップS111において、運用例1aであると判定された場合、処理は、ステップS112に進められる。
ステップS112において、PLPバンドリング設定部151は、PLPバンドリングの対象のデータスライスに対して、同一のネットワークID、異なるC2システムID、PLPバンドリングされていることを示すPLPバンドル情報、及び、同一のPLP IDを設定する。
ここでは、例えば、PLPバンドリングの対象がデータスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)である場合に、一方のデータスライス0に、"1"であるネットワークIDと、"1"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報が設定され、他方のデータスライス1に、"1"であるネットワークIDと、"2"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報が設定されるようにする。また、データスライス0とデータスライス1には、例えば、"1"である同一のPLP IDが設定されるようにする。
ステップS113において、伝送制御情報生成部152は、ステップS112の処理の設定内容に基づいて、L1シグナリング情報を生成する。
一方、ステップS111において、運用例1aではないと判定された場合、処理は、ステップS114に進められる。ステップS114において、PLPバンドリング設定部151は、例えば、同一のネットワークであって、同一のC2システムでデータスライスを伝送する通常のPLPバンドリングの設定処理等を行う。これにより、通常のPLPバンドリングに対応したL1シグナリング情報が生成される(S113)。
ステップS113の処理が終了すると、処理は、図12のステップS101の処理に戻り、それ以降の処理が実行される。
以上、運用例1aに対応したPLPバンドリング送信処理を説明した。
(受信処理)
次に、図14のフローチャートを参照して、受信装置20により実行される運用例1aに対応した受信処理の流れを説明する。
ステップS201において、受信部212は、制御部111からの制御に従い、受信処理を行う。この受信処理では、送信装置10から伝送路30を介してデジタル放送信号が受信され、例えばチャネルスキャン等の処理が行われる。
ステップS202において、データスライス処理部213乃至BBフレーム処理部216は、制御部211からの制御に従い、PLPバンドリング受信処理を行う。このPLPバンドリング受信処理では、L1シグナリング情報等の伝送制御情報等に基づいて、PLPバンドリングの運用形態(例えば、運用例1a)に応じた処理が行われ、複数のデータスライスから、1のPLPが再構成される。なお、PLPバンドリング受信処理の詳細な内容は、図15のフローチャートを参照して後述する。ステップS202の処理が完了すると、図14の受信処理は終了する。
以上、受信処理について説明した。
(PLPバンドリング受信処理)
ここで、図15のフローチャートを参照して、図14のステップS202の処理における、運用例1aに対応したPLPバンドリング受信処理の詳細な内容を説明する。
ステップS211において、伝送制御情報取得部251は、受信部212においてチャネルスキャンが行われることで得られるL1シグナリング情報を取得する。なお、ここでは、全周波数帯域のチャネルスキャンが行われ、チャネルごとにL1シグナリング情報が取得される。
ステップS212において、PLPバンドリング制御部252は、ステップS211の処理で取得されたL1シグナリング情報に基づいて、同一のネットワークID、異なるC2システムID、及び、PLPバンドリングされていることを示すPLPバンドル情報(PLP_BUNDLED="1")が設定された、同一のPLP IDを有する複数のデータスライスが存在するかどうかを判定する。
ステップS212の条件を満たした複数のデータスライスが存在すると判定された場合、処理は、ステップS213に進められる。ステップS213において、PLPバンドリング制御部252は、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、同一のPLP IDを有する複数のデータスライスがバンドリングされているとみなして、データスライス処理部213乃至BBフレーム処理部216を制御して、PLPバンドリング処理を行う。
ここでは、例えば、データスライス0に、"1"であるネットワークIDと、"1"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報が設定され、データスライス1に、"1"であるネットワークIDと、"2"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報が設定されている場合に、データスライス0とデータスライス1が、例えば"1"である同一のPLP IDを有しているとき、データスライス0とデータスライス1がPLPバンドリングの対象であるとみなされて、1のPLP(PLP1)が再構成される。
一方、ステップS212の条件を満たした複数のデータスライスが存在しないと判定された場合、処理は、ステップS214に進められる。ステップS214において、PLPバンドリング制御部252は、データスライス処理部213乃至BBフレーム処理部216を制御して、例えば、同一のネットワークであって、かつ、同一のC2システムで伝送されるデータスライスに対する通常のPLPバンドリング処理等を行う。
ステップS213又はステップS214の処理が終了すると、処理は、図14のステップS202の処理に戻り、それ以降の処理が実行される。
以上、運用例1aに対応したPLPバンドリング受信処理を説明した。
(2)運用例1b
(運用例1bの概要)
図16は、異なるC2システム間でPLPバンドリングを行う運用例1bを説明する図である。この運用例1bでは、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、特定のPLP IDを有する複数のデータスライスがバンドリングされているとみなすようにする。
なお、図16において、左側の周波数帯域が、現行のDVB-C2規格(J.382方式)に対応したPLPバンドリングの対象となるチャネル等を表し、右側の周波数帯域が、本技術を適用した運用例1bに対応したPLPバンドリングの対象となるチャネル等を表している。図16の左側の現行のDVB-C2規格(J.382方式)に対応したPLPバンドリングは、図8の説明と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
一方、図16の右側の周波数帯域で示すように、本技術を適用した運用例1bにおいては、隣接していない5.71MHzの帯域幅からなる一方のチャネルにより1のPLP(PLP128)から分割されたデータスライス0(DS0)が伝送され、他方のチャネルにより1のPLP(PLP128)から分割されたデータスライス1(DS1)が伝送されている。
このとき、一方のチャネルのデータスライス0(DS0)に対するL1シグナリング情報には、"1"であるネットワークIDと、"1"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報がそれぞれ設定されている。また、他方のチャネルのデータスライス1(DS1)に対するL1シグナリング情報には、"1"であるネットワークIDと、"2"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報がそれぞれ設定されている。そして、データスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)には、"128"である特定のPLP IDが割り当てられているため、それらのデータスライス(DS0,DS1)は、バンドリングされていることになる。
受信装置20においては、チャネルスキャン時に、同一のネットワーク内の複数のC2システムを認識済みであるため、PLPバンドル情報がPLPバンドリングされていることを示している場合には、それぞれのC2システム内で特定のPLP IDを有するデータスライスがバンドリングされていると判断することができる。
例えば、同一のネットワークにおける異なるC2システム間でPLPバンドリングが行われる場合には、複数のデータスライスに対して、あらかじめ定められた特定の値(例えば"128"〜"255"のいずれかの値)であるPLP IDが割り当てられるようにする。なお、"128"〜"255"の値は、PLPバンドリングを行わないPLPのPLP IDとしては通常使用されない値とする。そして、受信装置20は、同一のネットワークにおける異なるC2システム内で、"128"である特定のPLP IDを有するデータスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)がバンドリングされているとみなして処理することで、1のPLP(PLP128)を再構成することができる。
以上のように、運用例1bにおいては、L1シグナリング情報を用い、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、特定のPLP IDを有する複数のデータスライスがバンドリングされているとみなすことで、異なるC2システム間であってもPLPバンドリングを行うことができる。その結果、任意の空いている周波数帯域を有効に活用して、高伝送レートを実現することができる。
また、運用例1bでは、現行のDVB-C2規格(J.382方式)の内容は変更していないが、その運用を変更していることになるため、運用例1bを採用することで、現行のDVB-C2規格(J.382方式)と同効率で、隣接していないチャネル(周波数帯域)で伝送されるデータスライスをPLPバンドリングすることができる。
(L1シグナリング情報の構造)
図17は、運用例1bで用いられるL1シグナリング情報のデータフィールドを示す図である。
図17のL1シグナリング情報は、運用例1aで用いられるL1シグナリング情報(図9)と同様に構成される。すなわち、運用例1bにおいて、PLPバンドリングの対象となる複数のデータスライスには、同一のネットワークID(NETWORK_ID)と、異なるC2システムID(C2_SYSTEM_ID)が設定される。また、運用例1bにおいて、PLPバンドリングの対象となる複数のデータスライスには、PLP_BUNDLED="1"と、特定のPLP_ID(例えば"128"〜"255"のいずれかの値である同一のPLP ID)が設定される。
次に、運用例1bを採用した場合に、伝送システム1を構成する送信装置10と受信装置20により実行される処理の詳細な内容について説明する。
(送信処理)
まず、送信装置10により実行される運用例1bに対応した送信処理の流れを説明する。運用例1bに対応した送信処理は、図12の運用例1aに対応した送信処理と比べて、ステップS101のPLPバンドリング送信処理の内容が異なる。そこで、図18のフローチャートを参照して、運用例1bに対応したPLPバンドリング送信処理を説明する。
(PLPバンドリング送信処理)
図18は、運用例1bに対応したPLPバンドリング送信処理を説明するフローチャートである。
ステップS121においては、PLPバンドリングの運用形態が、運用例1bであるかどうかが判定される。ステップS121において、運用例1bであると判定された場合、処理は、ステップS122に進められる。
ステップS122において、PLPバンドリング設定部151は、PLPバンドリングの対象のデータスライスに対して、同一のネットワークID、異なるC2システムID、PLPバンドリングされていることを示すPLPバンドル情報、及び、特定のPLP IDを設定する。
ここでは、例えば、PLPバンドリングの対象がデータスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)である場合に、一方のデータスライス0に、"1"であるネットワークIDと、"1"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報が設定され、他方のデータスライス1に、"1"であるネットワークIDと、"2"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報が設定されるようにする。また、データスライス0とデータスライス1には、特定のPLP IDとして、例えば"128"〜"255"のいずれかの値である同一のPLP IDが設定されるようにする。
ステップS123において、伝送制御情報生成部152は、ステップS122の処理の設定内容に基づいて、L1シグナリング情報を生成する。
一方、ステップS121において、運用例1bではないと判定された場合、処理は、ステップS124に進められる。ステップS124において、PLPバンドリング設定部151は、例えば、同一のネットワークであって、同一のC2システムでデータスライスを伝送する通常のPLPバンドリングの設定処理等を行う。これにより、通常のPLPバンドリングに対応したL1シグナリング情報が生成される(S123)。
ステップS123の処理が終了すると、処理は、図12のステップS101の処理に戻り、それ以降の処理が実行される。
以上、運用例1bに対応したPLPバンドリング送信処理を説明した。
(受信処理)
次に、受信装置20により実行される運用例1bに対応した受信処理の流れを説明する。運用例1bに対応した受信処理は、図14の運用例1aに対応した受信処理と比べて、ステップS202のPLPバンドリング受信処理の内容が異なる。そこで、図19のフローチャートを参照して、運用例1bに対応したPLPバンドリング受信処理を説明する。
(PLPバンドリング受信処理)
図19は、運用例1bに対応したPLPバンドリング受信処理を説明するフローチャートである。
ステップS221において、伝送制御情報取得部251は、受信部212においてチャネルスキャンが行われることで得られるL1シグナリング情報を取得する。なお、ここでは、全周波数帯域のチャネルスキャンが行われ、チャネルごとにL1シグナリング情報が取得される。
ステップS222において、PLPバンドリング制御部252は、ステップS221の処理で取得されたL1シグナリング情報に基づいて、同一のネットワークID、異なるC2システムID、及び、PLPバンドリングされていることを示すPLPバンドル情報が設定された、特定のPLP IDを有する複数のデータスライスが存在するかどうかを判定する。
ステップS222の条件を満たした複数のデータスライスが存在すると判定された場合、処理は、ステップS223に進められる。ステップS223において、PLPバンドリング制御部252は、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、特定のPLP IDを有する複数のデータスライスがバンドリングされているとみなして、データスライス処理部213乃至BBフレーム処理部216を制御して、PLPバンドリング処理を行う。
ここでは、例えば、データスライス0に、"1"であるネットワークIDと、"1"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報が設定され、データスライス1に、"1"であるネットワークIDと、"2"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報が設定されている場合に、データスライス0とデータスライス1が、特定のPLP IDとして、例えば"128"である同一のPLP IDを有しているとき、データスライス0とデータスライス1がPLPバンドリングの対象であるとみなされて、1のPLP(PLP128)が再構成される。
一方、ステップS222の条件を満たした複数のデータスライスが存在しないと判定された場合、処理は、ステップS224に進められる。ステップS224において、PLPバンドリング制御部252は、データスライス処理部213乃至BBフレーム処理部216を制御して、例えば、同一のネットワークであって、かつ、同一のC2システムで伝送されるデータスライスに対する通常のPLPバンドリング処理等を行う。
ステップS223又はステップS224の処理が終了すると、処理は、図14のステップS202の処理に戻り、それ以降の処理が実行される。
以上、運用例1bに対応したPLPバンドリング受信処理を説明した。
(3)運用例1c
(運用例1cの概要)
図20は、異なるC2システム間でPLPバンドリングを行う運用例1cを説明する図である。この運用例1cでは、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、PLPバンドル拡張情報が設定された複数のデータスライスに対して、PLPバンドリングが行われるようにする。
なお、図20において、左側の周波数帯域が、現行のDVB-C2規格(J.382方式)に対応したPLPバンドリングの対象となるチャネル等を表し、右側の周波数帯域が、本技術を適用した運用例1cに対応したPLPバンドリングの対象となるチャネル等を表している。図20の左側の現行のDVB-C2規格(J.382方式)に対応したPLPバンドリングは、図8等の説明と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
一方、図20の右側の周波数帯域で示すように、本技術を適用した運用例1cにおいては、隣接していない5.71MHzの帯域幅からなる一方のチャネルにより1のPLP(PLP1)から分割されたデータスライス0(DS0)が伝送され、他方のチャネルにより1のPLP(PLP1)から分割されたデータスライス1(DS1)が伝送されている。
このとき、一方のチャネルのデータスライス0(DS0)に対するL1シグナリング情報には、"1"であるネットワークIDと、"1"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報と、"1"であるPLPバンドル拡張情報がそれぞれ設定されている。また、他方のチャネルのデータスライス1(DS1)に対するL1シグナリング情報には、"1"であるネットワークIDと、"2"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報と、"1"であるPLPバンドル拡張情報がそれぞれ設定されている。すなわち、データスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)には、PLPバンドル拡張情報が設定されているため、それらのデータスライス(DS0,DS1)は、バンドリングされていることになる。
受信装置20においては、チャネルスキャン時に、同一のネットワーク内の複数のC2システムを認識済みであるため、PLPバンドル拡張情報が、同一のネットワークにおける異なるC2システム間でPLPバンドリングが行われることを示している場合には、それぞれのC2システムで伝送されるデータスライスがバンドリングされていると判断することができる。よって、受信装置20は、同一のネットワークにおける異なるC2システム内で、PLPバンドル拡張情報が設定されているデータスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)がバンドリングされているとみなして処理することで、1のPLP(PLP1)を再構成することができる。
以上のように、運用例1cにおいては、L1シグナリング情報を用い、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、PLPバンドル拡張情報が設定された複数のデータスライスに対して、PLPバンドリングが行われるようにすることで、異なるC2システム間であってもPLPバンドリングを行うことができる。その結果、任意の空いている周波数帯域を有効に活用して、高伝送レートを実現することができる。なお、運用例1cでは、現行のDVB-C2規格(J.382方式)の内容を拡張し、さらにその運用を変更していることになる。
(L1シグナリング情報の構造)
図21は、運用例1cで用いられるL1シグナリング情報のデータフィールドを示す図である。
図21のL1シグナリング情報は、運用例1aで用いられるL1シグナリング情報(図9)と比べて、8ビットのリザーブド領域1に、1ビットのPLP_BUNDLED_EXTが配置され、残りの7ビットがリザーブド領域1とされている点が異なる。すなわち、PLP_BUNDLED_EXTは、PLPバンドル拡張情報であって、異なるC2システム内で関連するPLPとバンドルされているかどうかを示す。関連するPLPがバンドルされる場合、このフィールドの値が"1"に設定される。そうでない場合には、"0"に設定される。
また、運用例1cにおいて、PLPバンドリングの対象となる複数のデータスライスには、同一のネットワークID(NETWORK_ID)と、異なるC2システムID(C2_SYSTEM_ID)が設定される。さらに、運用例1cにおいて、PLPバンドリングの対象となる複数のデータスライスには、PLP_BUNDLED="1"と、同一のPLP_IDが設定される。なお、運用例1cにおいては、その運用形態に応じて、PLP_BUNDLEDとして"0"が設定されるようにしてもよい。
次に、運用例1cを採用した場合に、伝送システム1を構成する送信装置10と受信装置20により実行される処理の詳細な内容について説明する。
(送信処理)
まず、送信装置10により実行される運用例1cに対応した送信処理の流れを説明する。運用例1cに対応した送信処理は、図12の運用例1aに対応した送信処理と比べて、ステップS101のPLPバンドリング送信処理の内容が異なる。そこで、図22のフローチャートを参照して、運用例1cに対応したPLPバンドリング送信処理を説明する。
(PLPバンドリング送信処理)
図22は、運用例1cに対応したPLPバンドリング送信処理を説明するフローチャートである。
ステップS131においては、PLPバンドリングの運用形態が、運用例1cであるかどうかが判定される。ステップS131において、運用例1cであると判定された場合、処理は、ステップS132に進められる。
ステップS132において、PLPバンドリング設定部151は、PLPバンドリングの対象のデータスライスに対して、同一のネットワークID、異なるC2システムID、PLPバンドリングされていることを示すPLPバンドル情報、及び、異なるC2システム間でPLPバンドリングされていることを示すPLPバンドル拡張情報を設定する。
ここでは、例えば、PLPバンドリングの対象がデータスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)である場合に、一方のデータスライス0に、"1"であるネットワークIDと、"1"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報と、"1"であるPLPバンドル拡張情報が設定され、他方のデータスライス1に、"1"であるネットワークIDと、"2"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報と、"1"であるPLPバンドル拡張情報が設定されるようにする。なお、データスライス0とデータスライス1には、例えば、"1"である同一のPLP IDが設定されるようにする。
ステップS133において、伝送制御情報生成部152は、ステップS132の処理の設定内容に基づいて、L1シグナリング情報を生成する。
一方、ステップS131において、運用例1cではないと判定された場合、処理は、ステップS134に進められる。ステップS134において、PLPバンドリング設定部151は、例えば、同一のネットワークであって、同一のC2システムでデータスライスを伝送する通常のPLPバンドリングの設定処理等を行う。これにより、通常のPLPバンドリングに対応したL1シグナリング情報が生成される(S133)。
ステップS133の処理が終了すると、処理は、図12のステップS101の処理に戻り、それ以降の処理が実行される。
以上、運用例1cに対応したPLPバンドリング送信処理を説明した。
(受信処理)
次に、受信装置20により実行される運用例1cに対応した受信処理の流れを説明する。運用例1cに対応した受信処理は、図14の運用例1aに対応した受信処理と比べて、ステップS202のPLPバンドリング受信処理の内容が異なる。そこで、図23のフローチャートを参照して、運用例1cに対応したPLPバンドリング受信処理を説明する。
(PLPバンドリング受信処理)
図23は、運用例1cに対応したPLPバンドリング受信処理を説明するフローチャートである。
ステップS231において、伝送制御情報取得部251は、受信部212においてチャネルスキャンが行われることで得られるL1シグナリング情報を取得する。なお、ここでは、全周波数帯域のチャネルスキャンが行われ、チャネルごとにL1シグナリング情報が取得される。
ステップS232において、PLPバンドリング制御部252は、ステップS231の処理で取得されたL1シグナリング情報に基づいて、同一のネットワークID、異なるC2システムID、PLPバンドリングされていることを示すPLPバンドル情報、及び、異なるC2システム間でPLPバンドリングされていることを示すPLPバンドル拡張情報が設定された複数のデータスライスが存在するかどうかを判定する。
ステップS232の条件を満たした複数のデータスライスが存在すると判定された場合、処理は、ステップS233に進められる。ステップS233において、PLPバンドリング制御部252は、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、異なるC2システム間でPLPバンドリングされていることを示すPLPバンドル拡張情報が設定されている複数のデータスライスがバンドリングされているとみなして、データスライス処理部213乃至BBフレーム処理部216を制御して、PLPバンドリング処理を行う。
ここでは、例えば、データスライス0に、"1"であるネットワークIDと、"1"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報と、"1"であるPLPバンドル拡張情報が設定され、データスライス1に、"1"であるネットワークIDと、"2"であるC2システムIDと、"1"であるPLPバンドル情報と、"1"であるPLPバンドル拡張情報が設定されている場合に、"1"である同一のPLP IDを有するデータスライス0とデータスライス1がPLPバンドリングの対象であるとみなされて、1のPLP(PLP1)が再構成される。
一方、ステップS232の条件を満たした複数のデータスライスが存在しないと判定された場合、処理は、ステップS234に進められる。ステップS234において、PLPバンドリング制御部252は、データスライス処理部213乃至BBフレーム処理部216を制御して、例えば、同一のネットワークであって、かつ、同一のC2システムで伝送されるデータスライスに対する通常のPLPバンドリング処理等を行う。
ステップS233又はステップS234の処理が終了すると、処理は、図14のステップS202の処理に戻り、それ以降の処理が実行される。
以上、運用例1cに対応したPLPバンドリング受信処理を説明した。
(4)運用例2
(運用例2の概要)
運用例2では、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、複数のデータスライスに対して、PLPバンドリングが行われるようにするために、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報(以下、「C2システム間PLPバンドリング情報」という)を定義して、DVB-C2規格で規定されたCommon PLPで伝送されるようにする。
なお、DVB-C2規格においては、TS(Transport Stream)の伝送が行われる場合に、複数のTSに共通するパケットを抜き出したCommon PLPと呼ばれるパケット系列と、共通のパケットが抜き出されたData PLPと呼ばれるパケット系列によって、データを伝送することが規定されている。この場合、受信側では、Common PLPとData PLPから1つのTSを復元することになる。
(C2システム間PLPバンドリング情報の構造)
図24は、C2システム間PLPバンドリング情報の構成例を示す図である。
8ビットのtable_tagは、テーブルを識別するタグを示している。16ビットのtable_lengthは、テーブル長を示している。
8ビットのNUM_OF_PLPは、伝送されるPLPの数を示している。この伝送されるPLPの数に応じたPLPループには、次のフィールドが配置される。8ビットのPLP_IDは、PLPを識別するPLP IDを示している。
4ビットのNUM_OF_BUNDLED_CHANNELは、1のPLPがいくつのデータスライス(DS)に分割されて伝送されているかの数を示している。ただし、PLPバンドリングで伝送されないPLPについては、"1"が設定される。このPLPの分割数に応じたバンドルチャネルループには、次のフィールドが配置される。
16ビットのC2_SYSTEM_IDは、C2システムを一意に識別するC2システムIDを示している。8ビットのDSLICE_IDは、データスライスを一意に識別するデータスライスIDを示している。C2_tuning_frequencyは、チューニング周波数を示している。C2_tuning_frequency_typeは、チューニング周波数のタイプを示している。active_OFDM_symbol_durationは、アクティブなOFDMシンボルの継続時間を示している。guard_intervalは、ガードインターバルを示している。
なお、C2システム間PLPバンドリング情報は、今後の拡張なども考慮しつつ、図25に示したC2 delivery system descriptorとできるだけ同じ構成を採用することが望ましい。
(L1シグナリングの構造)
図26は、運用例2で用いられるL1シグナリング情報のデータフィールドを示す図である。図26のL1シグナリングの構造は、運用例1aで用いられるL1シグナリング情報(図9)と同様に構成される。
ここでは、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する全ての情報を、L1シグナリング情報に配置しようとすると、L1シグナリング情報のリザーブド領域では不足してしまうので、運用例2では、C2システム間PLPバンドリング情報を定義して、そこに配置するようにしている。
以上のように、運用例2においては、Common PLPで伝送されるC2システム間PLPバンドリング情報を用いることで、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム間であってもPLPバンドリングを行うことができる。その結果、任意の空いている周波数帯域を有効に活用して、高伝送レートを実現することができる。
また、運用例2では、現行のDVB-C2規格(J.382方式)の内容は変更していないが、その運用を変更していることになるため、運用例2を採用することで、現行のDVB-C2規格(J.382方式)とほぼ同効率で、隣接していないチャネル(周波数帯域)で伝送されるデータスライスをPLPバンドリングすることができる。
さらに、チャネルごとに伝送されるC2システム間PLPバンドリング情報(いわば、チャネル情報であると言える)には、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報が全て含まれているため、受信装置20は、1つのチャネルのCommon PLPで伝送されるC2システム間PLPバンドリング情報を取得するだけで、PLPバンドリングに関する情報を全て得ることができる。ただし、送信装置10では、定期的に、Common PLPでC2システム間PLPバンドリング情報を送信する必要がある。
なお、異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報を、TSの記述子に埋め込むようにすることも想定できるが、受信装置20では、そもそもPLPバンドリングされていることを先に認識しておかないと、当該記述子を取得することができない。それに対して、運用例2のように、異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報を、C2システム間PLPバンドリング情報としてCommon PLPで伝送するようにすれば、受信装置20は、PLPバンドリングされていることを認識していないとしても、C2システム間PLPバンドリング情報を取得することができる。
次に、運用例2を採用した場合に、伝送システム1を構成する送信装置10と受信装置20により実行される処理の詳細な内容について説明する。
(送信処理)
まず、送信装置10により実行される運用例2に対応した送信処理の流れを説明する。運用例2に対応した送信処理は、図12の運用例1aに対応した送信処理と比べて、ステップS101のPLPバンドリング送信処理の内容が異なる。そこで、図27のフローチャートを参照して、運用例2に対応したPLPバンドリング送信処理を説明する。
(PLPバンドリング送信処理)
図27は、運用例2に対応したPLPバンドリング送信処理を説明するフローチャートである。
ステップS141においては、PLPバンドリングの運用形態が、運用例2であるかどうかが判定される。ステップS141において、運用例2であると判定された場合、処理は、ステップS142に進められる。
ステップS142において、PLPバンドリング設定部151は、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報を設定する。ここでは、例えば、PLPバンドリングの対象がデータスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)である場合、同一のPLP IDのほか、データスライスごとに、C2システムIDやデータスライスID等が設定される。
ステップS143において、伝送制御情報生成部152は、ステップS142の処理の設定内容に基づいて、C2システム間PLPバンドリング情報を生成する。例えば、C2システム間PLPバンドリング情報においては、1のPLP(PLP1)のバンドルチャネルループ内に、データスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)に関するC2システムIDやデータスライスID等が配置される。また、C2システム間PLPバンドリング情報には、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報が全て含まれることになる。
一方、ステップS141において、運用例2ではないと判定された場合、処理は、ステップS144に進められる。ステップS144において、PLPバンドリング設定部151は、例えば、同一のネットワークであって、同一のC2システムでデータスライスを伝送する通常のPLPバンドリングの設定処理等を行う。これにより、通常のPLPバンドリングに対応したL1シグナリング情報が生成される。
ステップS143又はステップS144の処理が終了すると、処理は、図12のステップS101の処理に戻り、それ以降の処理が実行される。ただし、図12のステップS102の送信処理において、ステップS143の処理で生成されたC2システム間PLPバンドリング情報は、Common PLPで伝送されることになる。
以上、運用例2に対応したPLPバンドリング送信処理を説明した。
(受信処理)
次に、受信装置20により実行される運用例2に対応した受信処理の流れを説明する。運用例2に対応した受信処理は、図14の運用例1aに対応した受信処理と比べて、ステップS202のPLPバンドリング受信処理の内容が異なる。そこで、図28のフローチャートを参照して、運用例2に対応したPLPバンドリング受信処理を説明する。
(PLPバンドリング受信処理)
図28は、運用例2に対応したPLPバンドリング受信処理を説明するフローチャートである。
ステップS241において、伝送制御情報取得部251は、受信部212においてチャネルスキャンが行われることで得られる、伝送制御情報としてのC2システム間PLPバンドリング情報を取得する。ここでは、1つのチャネルのCommon PLPで伝送されるC2システム間PLPバンドリング情報を取得するだけで、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報を全て得ることができる。
ステップS242において、PLPバンドリング制御部252は、ステップS241の処理で取得されたC2システム間PLPバンドリング情報に基づいて、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で、バンドリングされた複数のデータスライスが存在するかどうかを判定する。
ステップS242において、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で、バンドリングされた複数のデータスライスが存在すると判定された場合、処理は、ステップS243に進められる。ステップS243において、PLPバンドリング制御部252は、ステップS241の処理で取得されたC2システム間PLPバンドリング情報に基づいて、データスライス処理部213乃至BBフレーム処理部216を制御して、同一のネットワークにおける異なるC2システム間でバンドリングされた複数のデータスライスに対して、PLPバンドリング処理を行う。
ここでは、例えば、C2システム間PLPバンドリング情報においては、1のPLP(PLP1)のバンドルチャネルループ内に、データスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)に関するC2システムIDやデータスライスID等が配置されている場合、それらのデータスライスがPLPバンドリングの対象となるので、データスライス0(DS0)とデータスライス1(DS1)を処理することで、1のPLP(PLP1)が再構成される。
一方、ステップS242において、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で、バンドリングされた複数のデータスライスが存在しないと判定された場合、処理は、ステップS244に進められる。ステップS244において、PLPバンドリング制御部252は、データスライス処理部213乃至BBフレーム処理部216を制御して、例えば、同一のネットワークであって、かつ、同一のC2システムで伝送されるデータスライスに対する通常のPLPバンドリング処理等を行う。
ステップS243又はステップS244の処理が終了すると、処理は、図14のステップS202の処理に戻り、それ以降の処理が実行される。
以上、運用例2に対応したPLPバンドリング受信処理を説明した。
<4.コンピュータの構成>
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。図29は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示す図である。
コンピュータ900において、CPU(Central Processing Unit)901,ROM(Read Only Memory)902,RAM(Random Access Memory)903は、バス904により相互に接続されている。バス904には、さらに、入出力インターフェース905が接続されている。入出力インターフェース905には、入力部906、出力部907、記録部908、通信部909、及び、ドライブ910が接続されている。
入力部906は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部907は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記録部908は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部909は、ネットワークインターフェースなどよりなる。ドライブ910は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア911を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータ900では、CPU901が、ROM902や記録部908に記憶されているプログラムを、入出力インターフェース905及びバス904を介して、RAM903にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ900(CPU901)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア911に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線又は無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータ900では、プログラムは、リムーバブルメディア911をドライブ910に装着することにより、入出力インターフェース905を介して、記録部908にインストールすることができる。また、プログラムは、有線又は無線の伝送媒体を介して、通信部909で受信し、記録部908にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM902や記録部908に、あらかじめインストールしておくことができる。
ここで、本明細書において、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に行われる必要はない。すなわち、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含む。また、プログラムは、1のコンピュータ(プロセッサ)により処理されるものであってもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであってもよい。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
また、本技術は、以下のような構成をとることができる。
(1)
BB(BaseBand)フレームのストリームであるBBストリームのBBフレームを、複数のデータスライスに分配することで得られる複数の分割ストリームを受信する受信部と、
前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する再構成部と
を備え、
前記再構成部は、前記複数の分割ストリームが隣接していない周波数帯域で伝送される場合、伝送制御情報に含まれる、隣接していない周波数帯域で伝送される前記複数の分割ストリームから元の前記BBストリームを再構成するための再構成情報に基づいて、元の前記BBストリームを再構成する
受信装置。
(2)
前記複数の分割ストリームは、DVB-C2(Digital Video Broadcasting - Cable second generation)規格で規定されたPLP(Physical Layer Pipe)バンドリングに従い、同一のネットワークにおける異なるC2システムで伝送される
(1)に記載の受信装置。
(3)
前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、PLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル情報、及び、PLP IDを少なくとも含み、
前記再構成部は、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、同一のPLP IDを有する前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
(2)に記載の受信装置。
(4)
前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、PLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル情報、及び、PLP IDを少なくとも含み、
前記再構成部は、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、特定のPLP IDを有する前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
(2)又は(3)に記載の受信装置。
(5)
前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、及び、異なるC2システムでPLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル拡張情報を少なくとも含み、
前記再構成部は、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、前記PLPバンドル拡張情報が設定された前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
(2)に記載の受信装置。
(6)
前記伝送制御情報は、DVB-C2規格で規定されたCommon PLPで伝送される、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報を含むC2システム間PLPバンドリング情報であり、
前記再構成部は、前記C2システム間PLPバンドリング情報に含まれる前記再構成情報に基づいて、前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
(2)に記載の受信装置。
(7)
受信装置の受信方法において、
前記受信装置が、
BBフレームのストリームであるBBストリームのBBフレームを、複数のデータスライスに分配することで得られる複数の分割ストリームを受信する受信ステップと、
前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成ステップと
を含み、
前記再構成ステップの処理によって、前記複数の分割ストリームが隣接していない周波数帯域で伝送される場合、伝送制御情報に含まれる、隣接していない周波数帯域で伝送される前記複数の分割ストリームから元の前記BBストリームを再構成するための再構成情報に基づいて、元の前記BBストリームを再構成する
受信方法。
(8)
前記複数の分割ストリームは、DVB-C2規格で規定されたPLPバンドリングに従い、同一のネットワークにおける異なるC2システムで伝送される
(7)に記載の受信方法。
(9)
前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、PLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル情報、及び、PLP IDを少なくとも含み、
前記再構成ステップの処理によって、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、同一のPLP IDを有する前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
(8)に記載の受信方法。
(10)
前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、PLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル情報、及び、PLP IDを少なくとも含み、
前記再構成ステップの処理によって、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、特定のPLP IDを有する前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
(8)又は(9)に記載の受信方法。
(11)
前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、及び、異なるC2システムでPLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル拡張情報を少なくとも含み、
前記再構成ステップの処理によって、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、前記PLPバンドル拡張情報が設定された前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
(8)に記載の受信方法。
(12)
前記伝送制御情報は、DVB-C2規格で規定されたCommon PLPで伝送される、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報を含むC2システム間PLPバンドリング情報であり、
前記再構成ステップの処理によって、前記C2システム間PLPバンドリング情報に含まれる前記再構成情報に基づいて、前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
(8)に記載の受信方法。
(13)
BBフレームのストリームであるBBストリームのBBフレームを、複数のデータスライスに分配することで得られる複数の分割ストリームが、隣接していない周波数帯域で伝送される場合に、隣接していない周波数帯域で伝送される前記複数の分割ストリームから元の前記BBストリームを再構成するための再構成情報を含む伝送制御情報を生成する生成部と、
前記複数の分割ストリームとともに、前記伝送制御情報を送信する送信部と
を備える送信装置。
(14)
前記複数の分割ストリームは、DVB-C2規格で規定されたPLPバンドリングに従い、同一のネットワークにおける異なるC2システムで伝送される
(13)に記載の送信装置。
(15)
前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、及び、異なるC2システムでPLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル拡張情報を少なくとも含んでいる
(14)に記載の送信装置。
(16)
前記伝送制御情報は、DVB-C2規格で規定されたCommon PLPで伝送される、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報を含むC2システム間PLPバンドリング情報であり、
前記C2システム間PLPバンドリング情報は、前記再構成情報を含んでいる
(14)に記載の送信装置。
(17)
送信装置の送信方法において、
前記送信装置が、
BBフレームのストリームであるBBストリームのBBフレームを、複数のデータスライスに分配することで得られる複数の分割ストリームが、隣接していない周波数帯域で伝送される場合に、隣接していない周波数帯域で伝送される前記複数の分割ストリームから元の前記BBストリームを再構成するための再構成情報を含む伝送制御情報を生成する生成ステップと、
前記複数の分割ストリームとともに、前記伝送制御情報を送信する送信ステップと
を含む送信方法。
(18)
前記複数の分割ストリームは、DVB-C2規格で規定されたPLPバンドリングに従い、同一のネットワークにおける異なるC2システムで伝送される
(17)に記載の送信方法。
(19)
前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、及び、異なるC2システムでPLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル拡張情報を少なくとも含んでいる
(18)に記載の送信方法。
(20)
前記伝送制御情報は、DVB-C2規格で規定されたCommon PLPで伝送される、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報を含むC2システム間PLPバンドリング情報であり、
前記C2システム間PLPバンドリング情報は、前記再構成情報を含んでいる
(18)に記載の送信方法。
1 伝送システム, 10 送信装置, 20 受信装置, 30 伝送路, 111 制御部, 112 BBフレーム生成部, 113 BBフレーム分配部, 114 データスライス処理部, 115 フレーム構成部, 116 送信部, 151 PLPバンドリング設定部, 152 伝送制御情報生成部, 211 制御部, 212 受信部, 213 データスライス処理部, 214 バッファ, 215 BBフレーム選択部, 216 BBフレーム処理部, 251 伝送制御情報取得部, 252 PLPバンドリング制御部, 900 コンピュータ, 901 CPU

Claims (16)

  1. BB(BaseBand)フレームのストリームであるBBストリームのBBフレームを、複数のデータスライスに分配することで得られる複数の分割ストリームを受信する受信部と、
    前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する再構成部と
    を備え、
    前記複数の分割ストリームは、DVB−C2(Digital Video Broadcasting−Cable second generation)規格で規定されたPLP(Physical Layer Pipe)バンドリングに従い、同一のネットワークにおける異なるC2システムで伝送され、
    前記再構成部は、前記複数の分割ストリームが隣接していない周波数帯域で伝送される場合、伝送制御情報に含まれる、隣接していない周波数帯域で伝送される前記複数の分割ストリームから元の前記BBストリームを再構成するための再構成情報に基づいて、元の前記BBストリームを再構成する
    受信装置。
  2. 前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
    前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、PLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル情報、及び、PLP IDを少なくとも含み、
    前記再構成部は、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、同一のPLP IDを有する前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
    前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、PLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル情報、及び、PLP IDを少なくとも含み、
    前記再構成部は、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、特定のPLP IDを有する前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
    請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
    前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、及び、異なるC2システムでPLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル拡張情報を少なくとも含み、
    前記再構成部は、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、前記PLPバンドル拡張情報が設定された前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
    請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記伝送制御情報は、DVB−C2規格で規定されたCommon PLPで伝送される、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報を含むC2システム間PLPバンドリング情報であり、
    前記再構成部は、前記C2システム間PLPバンドリング情報に含まれる前記再構成情報に基づいて、前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
    請求項1に記載の受信装置。
  6. 受信装置の受信方法において、
    前記受信装置が、
    BBフレームのストリームであるBBストリームのBBフレームを、複数のデータスライスに分配することで得られる複数の分割ストリームを受信する受信ステップと、
    前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成ステップと
    を含み、
    前記複数の分割ストリームは、DVB−C2規格で規定されたPLPバンドリングに従い、同一のネットワークにおける異なるC2システムで伝送され、
    前記再構成ステップの処理によって、前記複数の分割ストリームが隣接していない周波数帯域で伝送される場合、伝送制御情報に含まれる、隣接していない周波数帯域で伝送される前記複数の分割ストリームから元の前記BBストリームを再構成するための再構成情報に基づいて、元の前記BBストリームを再構成する
    受信方法。
  7. 前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
    前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、PLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル情報、及び、PLP IDを少なくとも含み、
    前記再構成ステップの処理によって、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、同一のPLP IDを有する前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
    請求項7に記載の受信方法。
  8. 前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
    前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、PLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル情報、及び、PLP IDを少なくとも含み、
    前記再構成ステップの処理によって、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、特定のPLP IDを有する前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
    請求項7に記載の受信方法。
  9. 前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
    前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、及び、異なるC2システムでPLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル拡張情報を少なくとも含み、
    前記再構成ステップの処理によって、同一のネットワークであって、かつ、異なるC2システム内で、前記PLPバンドル拡張情報が設定された前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
    請求項7に記載の受信方法。
  10. 前記伝送制御情報は、DVB−C2規格で規定されたCommon PLPで伝送される、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報を含むC2システム間PLPバンドリング情報であり、
    前記再構成ステップの処理によって、前記C2システム間PLPバンドリング情報に含まれる前記再構成情報に基づいて、前記複数の分割ストリームから、元の前記BBストリームを再構成する
    請求項7に記載の受信方法。
  11. BBフレームのストリームであるBBストリームのBBフレームを、複数のデータスライスに分配することで得られる複数の分割ストリームが、隣接していない周波数帯域で伝送される場合に、隣接していない周波数帯域で伝送される前記複数の分割ストリームから元の前記BBストリームを再構成するための再構成情報を含む伝送制御情報を生成する生成部と、
    前記複数の分割ストリームとともに、前記伝送制御情報を送信する送信部と
    を備え、
    前記複数の分割ストリームは、DVB−C2規格で規定されたPLPバンドリングに従い、同一のネットワークにおける異なるC2システムで伝送される
    送信装置。
  12. 前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
    前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、及び、異なるC2システムでPLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル拡張情報を少なくとも含んでいる
    請求項13に記載の送信装置。
  13. 前記伝送制御情報は、DVB−C2規格で規定されたCommon PLPで伝送される、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報を含むC2システム間PLPバンドリング情報であり、
    前記C2システム間PLPバンドリング情報は、前記再構成情報を含んでいる
    請求項13に記載の送信装置。
  14. 送信装置の送信方法において、
    前記送信装置が、
    BBフレームのストリームであるBBストリームのBBフレームを、複数のデータスライスに分配することで得られる複数の分割ストリームが、隣接していない周波数帯域で伝送される場合に、隣接していない周波数帯域で伝送される前記複数の分割ストリームから元の前記BBストリームを再構成するための再構成情報を含む伝送制御情報を生成する生成ステップと、
    前記複数の分割ストリームとともに、前記伝送制御情報を送信する送信ステップと
    を含み、
    前記複数の分割ストリームは、DVB−C2規格で規定されたPLPバンドリングに従い、同一のネットワークにおける異なるC2システムで伝送される
    送信方法。
  15. 前記伝送制御情報は、L1シグナリング情報であり、
    前記複数の分割ストリームごとの前記L1シグナリング情報は、前記再構成情報として、ネットワークID、C2システムID、及び、異なるC2システムでPLPがバンドルされていることを示すPLPバンドル拡張情報を少なくとも含んでいる
    請求項17に記載の送信方法。
  16. 前記伝送制御情報は、DVB−C2規格で規定されたCommon PLPで伝送される、同一のネットワークにおける異なるC2システム間で行われるPLPバンドリングに関する情報を含むC2システム間PLPバンドリング情報であり、
    前記C2システム間PLPバンドリング情報は、前記再構成情報を含んでいる
    請求項17に記載の送信方法。
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