JP6604225B2 - 情報隠蔽シート - Google Patents
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Description
所定の情報を記録する所定情報記録領域を有する第1用紙と、
前記所定情報記録領域を覆う第2用紙と、が、
接着剤を介して少なくとも一部が剥離可能に接着されてなる情報隠蔽シートであって、
前記剥離可能に接着された部分である擬似接着部と、前記所定情報記録領域の間に、前記第1用紙を貫通しない切込みが、前記第1用紙における第2用紙と対向する面側から形成されていることを特徴とする情報隠蔽シート、
を提供する。
<1.情報隠蔽シートの構成>
本発明の一実施形態に係る情報隠蔽シートは、第1用紙と第2用紙の2枚を重ねて貼り合わせることにより構成されている。図1は、本発明の一実施形態に係る情報隠蔽シートの第1用紙を示す図である。図1において、1は第1用紙、2は印刷層、3は接着剤層、4は強接着部、5は擬似接着部、6は所定情報記録領域である。本実施形態の情報隠蔽シートは、第2用紙と重ね合わせ、接着剤を介して少なくとも一部が剥離可能に接着されることにより構成される。
(実施例1)
第1用紙1、第2用紙7として、ともに、厚さ145〜155μm、坪量127.9g/m2の三菱製紙株式会社製のインクジェット上質紙「SWORD iJET4.3マット」を使用した。
まず、UV硬化型のオフセットインキを用いて、オフセット印刷方式により、上記第1用紙1上に、接着軽減層である印刷層2の形成を行った。UV硬化型のオフセットインキとしては、イエローの色を呈する印刷インキを用いた。印刷後、紫外線照射により硬化を行い、厚さ1μmの印刷層2を得た。印刷の態様は所定の領域を全て塗り潰すベタ印刷とした。
続いて、所定のパターン状に接着剤を塗布した。接着剤を塗布するパターンは、図1に2種類の網掛けで示したように、第1用紙1の周縁4辺に沿った所定幅(c,d,e,f)の領域と、第1用紙1の左下角を含む二等辺三角形状の領域となるように形成した。接着剤としては、サイデン化学社製「サイビノールDBA−325」を用いた。
接着剤の塗布は、乾燥時の厚さが5μmになるようにフレキソ印刷方式により印刷することにより行った。図1(a)に示したような強接着部4、擬似接着部5が形成された。
また、インクジェットインクを用いて、インクジェット印刷方式により、第1用紙1の所定情報記録領域6に、必要な情報の印刷を行った。
さらに、所定情報記録領域6を囲むようにして、第1用紙1の上面に3本の線分からなる切込みK1を形成した。具体的には、3本の線分に対応したピナクル刃を用いて、第1用紙1の上面からハーフカット加工を行い、第1用紙1を貫通しないように深さ100μmの切込みK1を形成した。
同様に、第2用紙7の下面に3本の線分からなる切込みK3を形成した。具体的には、3本の線分に対応したピナクル刃を用いて、第2用紙7の下面からハーフカット加工を行い、第2用紙7を貫通しないように深さ100μmの切込みK3を形成した。
次に、丁合機を用いて、第1用紙1の上面側に第2用紙7を重ねて丁合加工を行った。丁合機としては、株式会社ミヤコシ社製ロールコレータ「MCS 20C」を用いた。接着剤としては、接着力の高い接着剤サイデン化学社製「サイビノールDBA−325」を用いているため、特に高い圧力を加える必要がなく、一般の丁合機による丁合加工により、第1用紙1と第2用紙7を貼り合わせることができる。
次に、重ね合わせた第2用紙7の左辺と下辺を結ぶ直線状の線分に対応させて切込みK2を形成した。具体的には、ピナクル刃を用いて、第2用紙7の上面側からハーフカット加工を行い、第2用紙7を貫通し、第1用紙1を貫通しない切込みK2を形成した。第1用紙1における切込みK2の深さが100μm程度になるように調整して切込みK2を形成した。
その後、連続シート状の重ね合わせ用紙(第1用紙1と第2用紙7が重ね合わせられたもの)を所定のサイズ(横95mm×縦48mm)になるように断裁した。
これにより、図2に示したような情報隠蔽シート10が完成した。
切込みK1を形成しないこと以外は、上記実施例と同様にして、情報隠蔽シートを作成した。
図3は、実施例1の情報隠蔽シート10の使用時の状態を示す図である。図3(a)は、図2(a)の状態に相当するものであり、第2用紙7の上面側から見た情報隠蔽シート10の開封前の状態を示している。図3(a)の例では、第2用紙7の上面において、非剥離部7aには、開封を示唆する「OPEN」が印刷されており、剥離部7bには、表題「サマーキャンペーン」、説明「めくってその場であたる」が印刷されている。
次に、情報隠蔽シートの変形例について説明する。図5は、変形例における情報隠蔽シートの第1用紙を示す図である。情報隠蔽シートの変形例では、図1に示した第1用紙1における強接着部4、擬似接着部5の形成位置が異なっている。図5(a)、図5(b)に示す変形例では、いずれも、第1用紙1の左下角を含む二等辺三角形状の強接着部4がなく、左辺と下辺に沿って、それぞれ所定幅(d,f)の擬似接着部5が形成されている。
2・・・印刷層(接着軽減層)
3・・・接着剤層
4・・・強接着部
5・・・擬似接着部
6・・・所定情報記録領域
7・・・第2用紙
7a・・・非剥離部
7b・・・剥離部
10・・・情報隠蔽シート
K1、K2、K3・・・切込み
Claims (5)
- 所定の情報を記録する所定情報記録領域を有する第1用紙と、
前記所定情報記録領域を覆う第2用紙と、が、
接着剤を介して少なくとも一部が剥離可能に接着されてなる情報隠蔽シートであって、
前記剥離可能に接着された部分である擬似接着部と、前記所定情報記録領域の間に、前記第1用紙を貫通しない切込みが、前記第1用紙における第2用紙と対向する面側から形成されていることを特徴とする情報隠蔽シート。 - 前記第1用紙はインクジェット記録用紙であることを特徴とする請求項1に記載の情報隠蔽シート。
- 前記擬似接着部より接着力の強い強接着部が、前記第1用紙の1辺に沿って形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報隠蔽シート。
- 前記強接着部が、前記第1用紙の1辺の両端の角以外の角を含む所定の領域に、さらに形成されていることを特徴とする請求項3に記載の情報隠蔽シート。
- 前記擬似接着部は、接着力を軽減するための接着軽減層と、前記強接着部を実現するための接着剤を有する接着剤層を重ねて形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の情報隠蔽シート。
Priority Applications (1)
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JP2016024848A JP6604225B2 (ja) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | 情報隠蔽シート |
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JP2016024848A JP6604225B2 (ja) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | 情報隠蔽シート |
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JP2017140796A JP2017140796A (ja) | 2017-08-17 |
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JP (1) | JP6604225B2 (ja) |
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2016
- 2016-02-12 JP JP2016024848A patent/JP6604225B2/ja active Active
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JP2017140796A (ja) | 2017-08-17 |
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