JP6604145B2 - ボールねじの予圧回復装置 - Google Patents

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本発明は、ねじ軸に螺合される隣接するナット間に予圧付与機構を設けたボールねじの予圧回復装置に関する。
この種のボールねじは、ねじ軸と、複数の転動体(例えば、ボール)を介してねじ軸に螺合する複数のナットとを備え、隣接するナット間に平板状の間座等で構成される予圧付与機構を介在させて、隣接するナット間に予圧を与えるようにしている。
この予圧付与機構としては、特許文献1に記載されているように、隣接するナット間に介挿する間座の両面に、互い違いに圧電シートを貼り付け、両ナットで強く挟持したとき間座に弾性変形を生じさせるとともに、圧電シートに供給する電圧を外部から調整することにより、予圧を外部から自在に調整することが提案されている。
また、他の予圧付与機構としては、特許文献2に記載されているように、隣接するナット間に、回り止め手段と、軸方向において互いに逆方向の力を与える付勢子とを配置し、付勢子に対して、圧力源、流体圧供給路、圧力室等を含む付勢手段で付勢力を与えることにより、定位置予圧と予圧可変式の定圧予圧とを外部から調整することが提案されている。
特許第2876614号公報 特開平06−235446号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載されたボールねじにあっては、外部から予圧を調整することが可能であり、常時予圧を一定に調整することができるが、予圧を調整するために、外部に検出装置及び直流電圧を供給する駆動装置を設けたり、流体圧源、流体圧供給路、圧力室等を含む付勢手段を設けたりする必要があり、ボールねじ単独で予圧調整を行うことができないという未解決の課題がある。
上記従来例のような外部の予圧調整機構を設けないボールねじでは、隣接するナット間に平板状の間座を組み付け、間座の厚みによって隣接するナット間に予圧を与えるのが一般的である。
この場合に、予圧付与機構を平板状の間座を設けるのみのシンプルな構成とすることができるが、ボールねじを工作機械等に組み込んで稼働させた場合には、ボールねじの転動溝に切り屑等の異物が付着すると、この異物によって転動体又は転動溝若しくは転動体及び転動溝の双方が摩耗して予圧が徐々に低下し、剛性不足によって目的とする加工精度等がでず、工作機械を停止せざるを得ない状態となり、新たなボールねじの手配をし、ボールねじの交換作業が必要となっている。
そこで、本発明は、上記特許文献1及び2に記載された従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、外部に駆動部を設けることなく、予圧低下時に予圧を回復することができるボールねじの予圧回復装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るボールねじの予圧回復装置は、ねじ軸と、このねじ軸に複数の転動体を介して螺合する複数のナットと、隣接するナット間に配置された予圧付与機構とを備えている。予圧付与機構は、隣接するナットの対向端部側の一方に形成された第1小径部及び他方に形成された第1小径部に対して小径の第2小径部と、第1小径部に螺合されて軸方向移動量を半径方向中心軸に向かう移動量に変換する第1移動量変換部と、この第1移動量変換部の半径方向中心軸に向かう移動量を隣接するナット間を広げる軸方向移動量に変換する第2移動量変換部とを備え、隣接するナット間の予圧低下時に、第1移動量変換部を軸方向に移動させて第2移動量変換部で隣接するナット間の予圧を回復させる。
本発明の一態様によれば、予圧付与機構に予圧回復機能を持たせたので、ボールねじの転動溝に異物が侵入して転動体又は転動溝若しくは転動体及び転動溝が摩耗して予圧が低下したときに、第1移動量変換部を軸方向に移動させて第2移動量変換部で隣接するナット間の予圧を回復させることができ、ボールねじの初期性能を維持しながら長期間使用することが可能となる。このため、ボールねじの交換に要する準備期間を長くすることができ、交換するボールねじを調達できた時点でボールねじの交換作業を行うことで、ボールねじを組み込んだ機械の停止期間を短くすることができ、生産性の低下を抑制することができる。
また、ボールねじを組み込んだ機械の使用者側でボールねじの予備ストックを持つ必要がなくなり、在庫コストの削減に繋げることができる。
本発明の一態様に係るボールねじの予圧回復装置の一実施形態を示す平面図である。 図1のII−II線上の断面図である。 第1移動量変換部を構成する筒体の側面図である。 本発明の一実施形態の変形例を示す図2と同様の断面図である。 第1移動量変換部を構成する筒体の変形例を示す側面図である。
次に、図面を参照して、本発明の一実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
まず、本発明の一の態様を表すボールねじの予圧回復装置の一実施形態について説明する。
ボールねじ10は、図1に示すように、ねじ軸11と、このねじ軸11に転動体としてのボール12を介して螺合された複数例えば2つのナット13A及び13Bとを備えている。
ねじ軸11は、外周面にボール12が転動するねじ軸側螺旋溝14が形成されている。
ナット13Aは、一端にフランジ部15を形成した円筒体16で構成され、この円筒体16の内周面にねじ軸側螺旋溝14に対向してボール12が転動するナット側螺旋溝17が形成されている。
ナット13Bは、フランジ部15が省略されていることを除いてはナット13Aと同様の構成を有し、円筒体16の内周面にねじ軸側螺旋溝14に対向してボール12が転動するナット側螺旋溝17が形成されている。
これらナット13A及び13Bには、図示はしないがボール12を軸方向の一端側から他端側に戻すような循環路が形成され、この循環路を介してボール12を循環させる。
ここで、ねじ軸側螺旋溝14は、その螺旋溝に直角な断面形状が曲率中心の異なる2つの同一円弧を組み合わせた略V状であるゴシックアーク形状とされている。これに対して、ナット側螺旋溝17は、その螺旋溝に直角な断面形状がボール12の半径より大きい曲率半径を有するゴシックアーク形状とされている。
そして、ナット13Aのフランジ部15とは反対側にナット13Bが隣接して配置されている。
ナット13A及び13Bの対向端面間には、ボール12に予圧を与える予圧付与機構20が設けられている。この予圧付与機構20は、例えばナット13B側の端面に形成されたナット13Bの外径よりも小さい外径の第1小径部21と、ナット13A側の端面に形成されたナット13Aの外径よも小さく第1小径部21の外径よりも小さい第2小径部22とを備えている。第1小径部21には外周面に雄ねじ部23が形成されている。
また、予圧付与機構20は、第1小径部に螺合された軸方向の移動量を半径方向中心軸に向かう移動量に変換する第1移動量変換部24と、この第1移動量変換部24の半径方向中心軸に向かう移動量を隣接するナット13A及び13B間を広げる軸方向移動量に変換する第2移動量変換部25とを備えている。
第1移動量変換部24は、図2に示すように、第1小径部21に形成された雄ねじ部23に螺合する筒体31と、この筒体31内に係合する第1の楔部38とを備えている。筒体31は、円筒外周面32と、第1小径部21の雄ねじ部23に螺合する雌ねじ部33を形成した大径円筒内面34と、この大径円筒内面34より小径で第2小径部22の外径よりは僅かに大きい小径円筒内面35とが形成されている。円筒外周面32には、図3に示すように、レンチ等の締め上げ工具を係止させる軸方向に延長する溝36が円周方向に所定間隔を保って複数形成されている。
大径円筒内面34と小径円筒内面35との連接位置には、小径円筒内面35から大径円筒内面34に行くに従い内径が大きくなる傾斜面が円周方向に形成されて円錐内面37とされている。
第1の楔部38は、円錐内面37にナット13B側から対向する円周方向に所定間隔を保って複数配置されており、円錐内面37に係合する傾斜面38aと、この傾斜面38aの内周側縁から軸方向にナット13B側へ延長する内周面38bと、この内周面38bのナット13B側端縁から半径方向外方に延長しナット13Bの第1小径部21の端面に接触する接触面38cと、この接触面38cの外周縁と傾斜面38aの外周縁とを結ぶ外周面38dとを備えて、接触面38cとなる脚が上底及び下底に対して直角な台形状とされている。
したがって、第1移動量変換部24では、筒体31をナット13Aのフランジ部15側から見て時計方向に回転させることにより、筒体31が軸方向にナット13B側に移動し、これに応じて筒体31の円錐内面37とナット13Bの第1小径部21の端面との間に係合された第1の楔部38が半径方向で中心軸に向かうように移動される。
第2移動量変換部25は、ナット13Aの第2小径部22の端面側に形成された円錐外面41と、この円錐外面41とナット13Bの第1小径部21の他面との間に配置された第2の楔部42とを備えている。
円錐外面41は、ナット13Aの第2小径部22の第1移動量変換部24の円錐内面37と対向して、第2小径部22の端面側の外周面から端面に向かうに従い徐々に外径が小さくなるように形成されている。
第2の楔部42は、ナット13A側に形成された円錐外面41に係合する傾斜面42aと、ナット13B側に形成された第1小径部21の端面に接触する接触面42bと、これら傾斜面42a及び接触面42b間を接続する内周面42c及び外周面42dとを有し、接触面42bとなる脚が上底及び下底に対して直角な台形状とされている。そして、外周面42dが第1の楔部38の内周面38bと接触されている。
したがって、第2移動量変換部25では、第1移動量変換部24の第1の楔部38が半径方向の中心軸側に移動すると、これに応じて第2の楔部42も半径方向中心軸側に移動しようとするが、第2の楔部42の傾斜面42aが第2小径部22の円錐外面41に係合していることから、第2の楔部42の半径方向中心軸側への移動に伴って軸方向のナット13B側に移動し、ナット13A及びナット13B間を広げることになる。
また、両ナット13A及び13Bの外周面には位相合わせキー51を係合させてナット13A及び13B間の位相合わせを行うキー溝52A及び52Bが形成されている。ここで、キー溝52A及び52Bの形成位置は、ナット13A及び13Bを予圧付与機構20を介して隣接させた状態でキー溝52A及び52B間に位相合わせキー51が係合するように相対的に締め付けた状態で、ナット13A及び13Bのボール12に対して初期予圧を与えるように設定されている。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
ねじ軸11に対してナット13A及び13Bを装着する際には、先ずナット13Aをねじ軸11へボール12を介して螺合させる。
次いで、ナット13Aの第2小径部22の外周側に第1移動量変換部24の筒体31を小径円筒内面35側から挿入して小径円筒内面35側の端面を第2小径部22を形成する端面に当接させる。この状態で、筒体31の大径円筒内面34側の端面が第2小径部22に形成した円錐外面41の外周縁が外部に望まされる状態となる。
この状態で、ナット13Bをねじ軸11のナット13Aのフランジ部15とは反対側の端部からボール12を介して螺合させ、ナット13Aの第2小径部22の端面とナット13Bの第1小径部21の端面との間隔が第1の楔部38及び第2の楔部42を保持可能な間隔となるまでナット13Bをナット13Aに接近させる。
この状態で、ナット13Aの第2小径部22の円錐外面41とナット13Bの第1小径部21の端面との間に円周方向に所定間隔例えば90°を保って第1の楔部38及び第2の楔部42を互いの内周面38b及び外周面42dを接触させた状態で挿入し、その後、第1移動量変換部24の筒体31の雌ねじ部33をナット13Bの第1小径部21の雄ねじ部23に螺合させてその円錐内面37が第1の楔部38の接触面38cが第1小径部21の端面に接触し、且つ傾斜面38aが筒体31の円錐内面37に係合させる。
この状態で、ナット13Bを、ナット13A及び13Bのキー溝52A及び52Bが軸方向に一直線状となるように締め付け、キー溝52A及び52B間に位相合わせキー51を係合させてからねじ止めする。
この状態では、第1の楔部38及び第2の楔部42が、ナット13A及び13Bのボール12に対して引張方向の初期予圧を与える間座として機能する。
このように、ねじ軸11にナット13A及び13Bを隣接させて装着するダブルナット構成とすることにより、シングルナットの場合よりも剛性を高めることができ、ボールねじ10を使用した送り系の位置決め精度を向上させることができる。
ところで、上記構成を有するボールねじ10は、位置決め精度を必要する工作機械、射出成形機、半導体製造装置などに組込んで使用されるが、ボールねじ10には、駆動時にねじ軸11のねじ軸側螺旋溝14やナット13A及び13Bのナット側螺旋溝17に切り屑や摩耗粉等の異物が入り込み易い。
このように、ねじ軸側螺旋溝14やナット側螺旋溝17に異物が入り込むと、接触角によって、異物はねじ軸側螺旋溝14やナット側螺旋溝17とボール12との間に噛み込まれ、ボール12、ねじ軸側螺旋溝14及びナット側螺旋溝17の少なくとも1つ以上が摩耗して、予圧抜けが発生する。
この場合には、筒体31の外周面に形成された溝36にレンチ等の締め上げ工具を係止させて筒体31を時計方向に回転させることにより、筒体31を軸方向にナット13B側に移動させる。この筒体31の軸方向の移動によって、円錐内面37に傾斜面38aが係合している第1の楔部38が半径方向の中心軸側に移動する。この第1の楔部38半径方向の中心軸側への移動に伴い、この第1の楔部38の内周面38bに第2の楔部42の外周面42dが接触しているので、この第2の楔部42も半径方向の中心軸側へ移動しようとする。
このとき、第2の楔部42の傾斜面42aがナット13Aの第2小径部22に形成された円錐外面41に係合しているので、第2の楔部42は半径方向の中心軸側に移動しながら軸方向のナット13B側に移動する。この結果、第2の楔部42の接触面42bがナット13Bの第1小径部21の端面に接触しているので、楔効果によってナット13A及び13B間を広げてボール12の予圧を確実に回復させることができる。このため、ボールねじ10の予圧に比例する剛性を確保することができ、送り系の位置決め精度の低下を補償することができる。
したがって、ボール12、ねじ軸側螺旋溝14、ナット側螺旋溝17の少なくとも1つ以上の摩耗による予圧低下が発生したボールねじ10であっても、第1移動量変換部24の筒体31を時計方向に回転させてナット13B側に移動させることにより、第1の楔部38を介して第2の楔部42を軸方向に移動させてナット13A及び13Bのボールに対する予圧を回復させて継続使用が可能となる。
この予圧回復動作を行った場合には、新たなボールねじ10を手配し、この新たなボールねじ10が納入されるまでの間は締め付けバンド24による予圧回復により剛性を確保して送り系の位置決め精度を維持したまま送り系の稼働が可能となる。
そして、新たなボールねじ10が納入されたときに、送り系の駆動を停止して、劣化を生じたボールねじ10を新たなボールねじ10に交換する作業を行う。これによって、送り系の機構を更新することができ、送り系の停止時間を短くできるので、生産量のダウンを極力小さくすることができる。
さらに、ボールねじ10の予備ストックを、ボールねじ10を組み込んだ工作機械、射出成形機、半導体製造装置等を使用する製造メーカー側や生産現場で持つ必要がなくなり、在庫コストの削減に寄与することができる。
なお、上記実施形態においては、ナット13B側に第1移動量変換部24を螺合させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図4に示すように、ナット13A側に第1小径部21を形成するとともに、ナット13B側に第2小径部22を形成し、ナット13Aの第1小径部21に第1移動量変換部24を螺合させ、ナット13Bの第2小径部22に円錐外面41を形成してこの円錐外面41と第2の楔部42とで第2移動量変換部25を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、第1移動量変換部24を構成する筒体31の外周面に軸方向に延長する溝36を形成した場合について説明したが、図5(a)に示すように、筒体31に半径方向に貫通する係合孔61を形成するとともに、予圧を回復させた状態で位置ずれを防止する止めねじを螺合させる雌ねじ部62を形成するようにしてもよく、さらには図5(b)に示すように、筒体31の外周面を四角柱状に形成するとともに、止めねじを螺合させる雌ねじ部63を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、第1の楔部38及び第2の楔部42を90°間隔で4組設ける場合について説明したが、これに限定されるものではなく、第1の楔部38及び第2の楔部42を3組以上設けるようにすればよい。
10…ボールねじ、11…ねじ軸、12…ボール、13A,13B…ナット、14…ねじ軸側螺旋溝、16…円筒体、17…ナット側螺旋溝、20…予圧付与機構、21…第1小径部、22…第2小径部、23…雄ねじ部、24…第1移動量変換部、25…第2移動量変換部、31…筒体、35…小径円筒内面、36…溝、37…円錐内面(傾斜面)、38…第1の楔部、38a…傾斜面、38b…内周面、38c…接触面、38d…外周面、41…円錐外面(傾斜面)、42…第2の楔部、42a…傾斜面、42b…接触面、42c…内周面、42d…外周面、51…位相合わせキー、52A,52B…キー溝

Claims (4)

  1. ねじ軸と、該ねじ軸に複数の転動体を介して螺合する複数のナットと、隣接するナット間に配置された予圧付与機構とを備え、
    前記予圧付与機構は、前記隣接するナットの対向端部側の一方に形成された第1小径部及び他方に形成された当該第1小径部に対して小径の第2小径部と、前記第1小径部に螺合されて軸方向移動量を半径方向中心軸に向かう移動量に変換する第1移動量変換部と、該第1移動量変換部の半径方向中心軸に向かう移動量を前記隣接するナット間を広げる軸方向移動量に変換する第2移動量変換部とを備え、
    前記隣接するナット間の予圧低下時に、前記第1移動量変換部を軸方向に移動させて前記第2移動量変換部で当該隣接するナット間の予圧を回復させる
    ことを特徴とするボールねじの予圧回復装置。
  2. 前記第1移動量変換部は、前記第1小径部に内周面が螺合する円筒内面を有する筒体と、該筒体の前記他方のナット側内周面に円周方向に所定間隔を保って複数形成された軸方向の一方のナットの端面側から他方のナット側に行くに従い内径が徐々に大きくなるように形成された傾斜面と、該傾斜面に係合して半径方向の中心軸方向に移動する複数の第1の楔とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のボールねじの予圧回復装置。
  3. 前記第2移動量変換部は、前記他方のナットの第2小径部の円周方向に所定間隔を保って複数形成された端部に行くに従い徐々に内径が短くなる傾斜案内面と、該傾斜案内面に係合する傾斜面と前記一方のナットの端面に接触する接触面と、前記第1の楔の内周面に係合する外周面を有する複数の第2の楔部とを備えていることを特徴とする請求項2に記載のボールねじの予圧回復装置。
  4. 前記隣接するナットの対向端部の外周面にそれぞれ位相合わせキーを挿入するキー溝が形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のボールねじの予圧回復装置。
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