JP6603265B2 - 蛍光磁粉液の濃度測定方法、蛍光磁粉液の濃度測定装置 - Google Patents
蛍光磁粉液の濃度測定方法、蛍光磁粉液の濃度測定装置 Download PDFInfo
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Description
本発明の第1の態様は、紫外線透過性を有する容器に測定対象となる蛍光磁粉液を所定の量だけ入れ、前記容器の外側から前記容器内の蛍光磁粉液に磁界を発生させて蛍光磁粉液中の磁性粉体を集積させ、前記容器に紫外線を照射しながら前記容器を撮像し、前記容器の撮像画像を画像処理してR画像及びG画像を生成し、前記R画像において磁性粉体が集積されている領域を画定し、前記磁性粉体が集積されている領域の面積を算出し、前記G画像において前記R画像の前記磁性粉体が集積されている領域に対応する領域の輝度を算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の面積及び輝度に基づいて、前記容器内の蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度を算出する、蛍光磁粉液の濃度測定方法である。
本発明の第2の態様は、前述した本発明の第1の態様において、蛍光磁粉濃度が既知で蛍光磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記磁性粉体が集積されている領域の面積を前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて予め算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の面積と蛍光磁粉濃度との関係を示す第1検量線を予め作成し、未使用の蛍光磁粉液を用いて輝度を予め算出し、それを輝度の基準値として予め設定し、測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度は、測定対象となる蛍光磁粉液の輝度を前記輝度の基準値で除算することにより第1補正係数を算出し、測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度を前記第1検量線から特定し、前記第1検量線から特定した蛍光磁粉濃度に前記第1補正係数を乗算することにより算出する、蛍光磁粉液の濃度測定方法である。
本発明の第3の態様は、前述した本発明の第1の態様において、蛍光磁粉濃度が既知で蛍光磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記磁性粉体が集積されている領域の面積を前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて予め算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の面積と蛍光磁粉濃度との関係を示す第1検量線を予め作成し、蛍光磁粉濃度が既知で蛍光磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記磁性粉体が集積されている領域の輝度を前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて予め算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の輝度と蛍光磁粉濃度との関係を示す第2検量線を予め作成し、測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度は、測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度を前記第1検量線から特定し、その特定した蛍光磁粉濃度に対応する輝度を前記第2検量線において特定し、その特定した輝度を輝度の基準値とし、測定対象となる蛍光磁粉液の輝度を前記輝度の基準値で除算することにより第1補正係数を算出し、前記第1検量線から特定した蛍光磁粉濃度に前記第1補正係数を乗算することにより算出する、蛍光磁粉液の濃度測定方法である。
本発明の第4の態様は、前述した本発明の第2の態様又は第3の態様において、1から前記第1補正係数を減算することにより第2補正係数を算出し、前記第1検量線から特定した蛍光磁粉濃度に前記第2補正係数を乗算することにより、測定対象となる蛍光磁粉液に含まれる蛍光磁粉以外の磁性粉体の濃度を算出する、蛍光磁粉液の濃度測定方法である。
本発明の第5の態様は、前述した本発明の第1〜第3の態様のいずれかにおいて、前記容器は非磁性体で形成されており、前記容器の前記磁性粉体が集積されている部分をサーチコイルに挿通させ、又は前記サーチコイルの近傍で移動させ、そのときに前記サーチコイルに発生する起電圧を積分して磁束量を測定し、前記測定した磁束量に基づいて前記容器内の蛍光磁粉液の磁粉濃度を算出し、前記容器内の蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度と磁粉濃度との差に基づいて、前記容器内の蛍光磁粉液に含まれる蛍光磁粉以外の磁性粉体の濃度を算出する、蛍光磁粉液の濃度測定方法である。
本発明の第6の態様は、前述した本発明の第5の態様において、磁粉濃度が既知で磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて前記磁性粉体が集積されている部分の磁束量を予め測定し、その磁束量と磁粉濃度との関係を示す第3検量線を予め作成し、測定対象となる蛍光磁粉液の磁粉濃度を前記第3検量線から特定する、蛍光磁粉液の濃度測定方法である。
本発明の第6の態様によれば、磁束量と磁粉濃度との関係を示す第3検量線を予め作成することによって、測定対象となる蛍光磁粉液の磁粉濃度を第3検量線から直ちに特定することができる。
本発明の第7の態様は、測定対象となる蛍光磁粉液を入れる紫外線透過性を有する容器と、前記容器の外側から前記容器内の蛍光磁粉液に磁界を発生させて蛍光磁粉液中の磁性粉体を集積させる磁界発生部と、前記容器に紫外線を照射する紫外線照射装置と、前記容器を撮像する撮像装置と、前記容器の撮像画像に基づいて演算処理を行う演算処理部と、を備え、前記演算処理部は、前記容器の撮像画像を画像処理してR画像及びG画像を生成し、前記R画像において磁性粉体が集積されている領域を画定し、前記磁性粉体が集積されている領域の面積を算出し、前記G画像において前記R画像の前記磁性粉体が集積されている領域に対応する領域の輝度を算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の面積及び輝度に基づいて、前記容器内の蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度を算出するように構成されている、蛍光磁粉液の濃度測定装置である。
本発明の第7の態様によれば、蛍光磁粉液の濃度測定装置において、前述した本発明の第1の態様と同様の作用効果が得られる。
本発明の第8の態様は、前述した本発明の第7の態様において、前記演算処理部は、蛍光磁粉濃度が既知で蛍光磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記磁性粉体が集積されている領域の面積を前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて予め算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の面積と蛍光磁粉濃度との関係を示す第1検量線を予め作成し、未使用の蛍光磁粉液を用いて輝度を予め算出し、それを輝度の基準値として予め設定し、測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度は、測定対象となる蛍光磁粉液の輝度を前記輝度の基準値で除算することにより第1補正係数を算出し、測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度を前記第1検量線から特定し、前記第1検量線から特定した蛍光磁粉濃度に前記第1補正係数を乗算することにより算出するように構成されている、蛍光磁粉液の濃度測定装置である。
本発明の第8の態様によれば、蛍光磁粉液の濃度測定装置において、前述した本発明の第2の態様と同様の作用効果が得られる。
本発明の第9の態様は、前述した本発明の第7の態様において、前記演算処理部は、蛍光磁粉濃度が既知で蛍光磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記磁性粉体が集積されている領域の面積を前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて予め算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の面積と蛍光磁粉濃度との関係を示す第1検量線を予め作成し、蛍光磁粉濃度が既知で蛍光磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記磁性粉体が集積されている領域の輝度を前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて予め算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の輝度と蛍光磁粉濃度との関係を示す第2検量線を予め作成し、測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度は、測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度を前記第1検量線から特定し、その特定した蛍光磁粉濃度に対応する輝度を前記第2検量線において特定し、その特定した輝度を輝度の基準値とし、測定対象となる蛍光磁粉液の輝度を前記輝度の基準値で除算することにより第1補正係数を算出し、前記第1検量線から特定した蛍光磁粉濃度に前記第1補正係数を乗算することにより算出するように構成されている、蛍光磁粉液の濃度測定装置である。
本発明の第9の態様によれば、蛍光磁粉液の濃度測定装置において、前述した本発明の第3の態様と同様の作用効果が得られる。
本発明の第10の態様は、前述した本発明の第8の態様又は第9の態様において、前記演算処理部は、1から前記第1補正係数を減算することにより第2補正係数を算出し、前記第1検量線から特定した蛍光磁粉濃度に前記第2補正係数を乗算することにより、測定対象となる蛍光磁粉液に含まれる蛍光磁粉以外の磁性粉体の濃度を算出するように構成されている、蛍光磁粉液の濃度測定装置である。
本発明の第10の態様によれば、蛍光磁粉液の濃度測定装置において、前述した本発明の第4の態様と同様の作用効果が得られる。
本発明の第11の態様は、前述した本発明の第7〜第9の態様のいずれかにおいて、前記容器が挿通され、又は近傍で前記容器が移動するサーチコイルと、前記サーチコイルに発生する起電圧を積分して磁束量を測定する磁束計と、をさらに備え、前記容器は、非磁性体で形成されており、前記演算処理部は、前記磁束計で測定される磁束量に基づいて前記容器内の蛍光磁粉液の磁粉濃度を算出し、前記容器内の蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度と磁粉濃度との差に基づいて、前記容器内の蛍光磁粉液に含まれる蛍光磁粉以外の磁性粉体の濃度を算出するように構成されている、蛍光磁粉液の濃度測定装置である。
本発明の第11の態様によれば、蛍光磁粉液の濃度測定装置において、前述した本発明の第5の態様と同様の作用効果が得られる。
本発明の第12の態様は、前述した本発明の第11の態様において、前記演算処理部は、磁粉濃度が既知で磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて前記磁性粉体が集積されている部分の磁束量を予め測定し、その磁束量と磁粉濃度との関係を示す第3検量線を予め作成し、測定対象となる蛍光磁粉液の磁粉濃度を前記第3検量線から特定するように構成されている、蛍光磁粉液の濃度測定装置である。
本発明の第12の態様によれば、蛍光磁粉液の濃度測定装置において、前述した本発明の第6の態様と同様の作用効果が得られる。
尚、本発明は、以下説明する実施例に特に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
図1は、本発明に係る蛍光磁粉液の濃度測定装置の構成を図示したブロック図である。
容器11は、例えば透明なプラスチックやガラス等で形成された紫外線透過性を有する容器であり、蛍光磁粉液20を入れるための容器である。「磁界発生部」としての磁石12は、例えば永久磁石又は電磁石であり、容器11の外側から容器11内の蛍光磁粉液20に磁界MFを発生させて蛍光磁粉液20中の磁性粉体21を集積させる。紫外線照射装置13は、紫外線UV(いわゆるブラックライト)を照射する装置である。撮像装置14は、例えばデジタルカメラ等のデジタル画像を撮像する装置である。演算処理部15は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
図2は、容器11の撮像画像を画像処理して生成したR画像を図示した模式図である。図3は、容器11の撮像画像を画像処理して生成したG画像を図示した模式図である。
図4は、磁性粉体21が集積されている領域22の面積と蛍光磁粉濃度との関係を示す第1検量線CC1を図示したグラフである。
α=ALx/ALt ・・・(1)
前述したように平均輝度は、容器11内で集積されている磁性粉体21に含まれる蛍光磁粉の割合に比例する。また未使用の蛍光磁粉液20は、未使用であるから、表面の蛍光剤が剥離して蛍光磁粉として有効に機能しない磁粉、検査に用いる過程で混入した鉄粉等の磁性を有する異物等が一切含まれていない。したがって未使用の蛍光磁粉液20において、集積されている磁性粉体21は全て蛍光磁粉である。つまり第1補正係数αは、集積されている磁性粉体21に含まれる蛍光磁粉の割合を意味する。
β=1−α ・・・(2)
前述したように第1補正係数αは、集積されている磁性粉体21に含まれる蛍光磁粉の割合を意味する係数である。したがって第2補正係数βは、集積されている磁性粉体21に含まれる蛍光磁粉以外の磁性粉体21の割合を意味する。
図5は、磁性粉体21が集積されている領域22の面積と蛍光磁粉濃度との関係を示す第1検量線CC1、及び磁性粉体21が集積されている領域22の平均輝度と蛍光磁粉濃度との関係を示す第2検量線CC2を図示したグラフである。
12 磁石
13 紫外線照射装置
14 撮像装置
15、34 演算処理部
20 蛍光磁粉液
21 磁性粉体
31 永久磁石
32 サーチコイル
33 磁束計MF 磁界
UV 紫外線
Claims (12)
- 紫外線透過性を有する容器に測定対象となる蛍光磁粉液を所定の量だけ入れ、
前記容器の外側から前記容器内の蛍光磁粉液に磁界を発生させて蛍光磁粉液中の磁性粉体を集積させ、
可視光の影響下で前記容器に紫外線を照射しながら前記容器を撮像し、
前記容器の撮像画像を画像処理してR画像及びG画像を生成し、
前記R画像において磁性粉体が集積されている領域を画定し、
前記磁性粉体が集積されている領域の面積を算出し、
前記G画像において前記R画像の前記磁性粉体が集積されている領域に対応する領域の輝度を算出し、
前記磁性粉体が集積されている領域の面積及び輝度に基づいて、前記容器内の蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度を算出する、蛍光磁粉液の濃度測定方法。 - 請求項1に記載の蛍光磁粉液の濃度測定方法において、蛍光磁粉濃度が既知で蛍光磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記磁性粉体が集積されている領域の面積を前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて予め算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の面積と蛍光磁粉濃度との関係を示す第1検量線を予め作成し、
未使用の蛍光磁粉液を用いて輝度を予め算出し、それを輝度の基準値として予め設定し、
測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度は、測定対象となる蛍光磁粉液の輝度を前記輝度の基準値で除算することにより第1補正係数を算出し、測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度を前記第1検量線から特定し、前記第1検量線から特定した蛍光磁粉濃度に前記第1補正係数を乗算することにより算出する、蛍光磁粉液の濃度測定方法。 - 請求項1に記載の蛍光磁粉液の濃度測定方法において、蛍光磁粉濃度が既知で蛍光磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記磁性粉体が集積されている領域の面積を前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて予め算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の面積と蛍光磁粉濃度との関係を示す第1検量線を予め作成し、
蛍光磁粉濃度が既知で蛍光磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記磁性粉体が集積されている領域の輝度を前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて予め算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の輝度と蛍光磁粉濃度との関係を示す第2検量線を予め作成し、
測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度は、測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度を前記第1検量線から特定し、その特定した蛍光磁粉濃度に対応する輝度を前記第2検量線において特定し、その特定した輝度を輝度の基準値とし、測定対象となる蛍光磁粉液の輝度を前記輝度の基準値で除算することにより第1補正係数を算出し、前記第1検量線から特定した蛍光磁粉濃度に前記第1補正係数を乗算することにより算出する、蛍光磁粉液の濃度測定方法。 - 請求項2又は3に記載の蛍光磁粉液の濃度測定方法において、1から前記第1補正係数を減算することにより第2補正係数を算出し、前記第1検量線から特定した蛍光磁粉濃度に前記第2補正係数を乗算することにより、測定対象となる蛍光磁粉液に含まれる蛍光磁粉以外の磁性粉体の濃度を算出する、蛍光磁粉液の濃度測定方法。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の蛍光磁粉液の濃度測定方法において、前記容器は非磁性体で形成されており、前記容器の前記磁性粉体が集積されている部分をサーチコイルに挿通させ、又は前記サーチコイルの近傍で移動させ、そのときに前記サーチコイルに発生する起電圧を積分して磁束量を測定し、前記測定した磁束量に基づいて前記容器内の蛍光磁粉液の磁粉濃度を算出し、前記容器内の蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度と磁粉濃度との差に基づいて、前記容器内の蛍光磁粉液に含まれる蛍光磁粉以外の磁性粉体の濃度を算出する、蛍光磁粉液の濃度測定方法。
- 請求項5に記載の蛍光磁粉液の濃度測定方法において、磁粉濃度が既知で磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて前記磁性粉体が集積されている部分の磁束量を予め測定し、その磁束量と磁粉濃度との関係を示す第3検量線を予め作成し、
測定対象となる蛍光磁粉液の磁粉濃度を前記第3検量線から特定する、蛍光磁粉液の濃度測定方法。 - 測定対象となる蛍光磁粉液を入れる紫外線透過性を有する容器と、
前記容器の外側から前記容器内の蛍光磁粉液に磁界を発生させて蛍光磁粉液中の磁性粉体を集積させる磁界発生部と、
前記容器に紫外線を照射する紫外線照射装置と、
可視光の影響下で前記容器を撮像する撮像装置と、
前記容器の撮像画像に基づいて演算処理を行う演算処理部と、を備え、
前記演算処理部は、前記容器の撮像画像を画像処理してR画像及びG画像を生成し、
前記R画像において磁性粉体が集積されている領域を画定し、
前記磁性粉体が集積されている領域の面積を算出し、
前記G画像において前記R画像の前記磁性粉体が集積されている領域に対応する領域の輝度を算出し、
前記磁性粉体が集積されている領域の面積及び輝度に基づいて、前記容器内の蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度を算出するように構成されている、蛍光磁粉液の濃度測定装置。 - 請求項7に記載の蛍光磁粉液の濃度測定装置において、前記演算処理部は、蛍光磁粉濃度が既知で蛍光磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記磁性粉体が集積されている領域の面積を前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて予め算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の面積と蛍光磁粉濃度との関係を示す第1検量線を予め作成し、
未使用の蛍光磁粉液を用いて輝度を予め算出し、それを輝度の基準値として予め設定し、
測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度は、測定対象となる蛍光磁粉液の輝度を前記輝度の基準値で除算することにより第1補正係数を算出し、測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度を前記第1検量線から特定し、前記第1検量線から特定した蛍光磁粉濃度に前記第1補正係数を乗算することにより算出するように構成されている、蛍光磁粉液の濃度測定装置。 - 請求項7に記載の蛍光磁粉液の濃度測定装置において、前記演算処理部は、蛍光磁粉濃度が既知で蛍光磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記磁性粉体が集積されている領域の面積を前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて予め算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の面積と蛍光磁粉濃度との関係を示す第1検量線を予め作成し、
蛍光磁粉濃度が既知で蛍光磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記磁性粉体が集積されている領域の輝度を前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて予め算出し、前記磁性粉体が集積されている領域の輝度と蛍光磁粉濃度との関係を示す第2検量線を予め作成し、
測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度は、測定対象となる蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度を前記第1検量線から特定し、その特定した蛍光磁粉濃度に対応する輝度を前記第2検量線において特定し、その特定した輝度を輝度の基準値とし、測定対象となる蛍光磁粉液の輝度を前記輝度の基準値で除算することにより第1補正係数を算出し、前記第1検量線から特定した蛍光磁粉濃度に前記第1補正係数を乗算することにより算出するように構成されている、蛍光磁粉液の濃度測定装置。 - 請求項8又は9に記載の蛍光磁粉液の濃度測定装置において、前記演算処理部は、1から前記第1補正係数を減算することにより第2補正係数を算出し、前記第1検量線から特定した蛍光磁粉濃度に前記第2補正係数を乗算することにより、測定対象となる蛍光磁粉液に含まれる蛍光磁粉以外の磁性粉体の濃度を算出するように構成されている、蛍光磁粉液の濃度測定装置。
- 請求項7〜9のいずれか1項に記載の蛍光磁粉液の濃度測定装置において、前記容器が挿通され、又は近傍で前記容器が移動するサーチコイルと、
前記サーチコイルに発生する起電圧を積分して磁束量を測定する磁束計と、をさらに備え、
前記容器は、非磁性体で形成されており、
前記演算処理部は、前記磁束計で測定される磁束量に基づいて前記容器内の蛍光磁粉液の磁粉濃度を算出し、前記容器内の蛍光磁粉液の蛍光磁粉濃度と磁粉濃度との差に基づいて、前記容器内の蛍光磁粉液に含まれる蛍光磁粉以外の磁性粉体の濃度を算出するように構成されている、蛍光磁粉液の濃度測定装置。 - 請求項11に記載の蛍光磁粉液の濃度測定装置において、前記演算処理部は、磁粉濃度が既知で磁粉濃度が異なる複数の蛍光磁粉液のサンプルを用いて、前記複数の蛍光磁粉液のサンプルのそれぞれについて前記磁性粉体が集積されている部分の磁束量を予め測定し、その磁束量と磁粉濃度との関係を示す第3検量線を予め作成し、
測定対象となる蛍光磁粉液の磁粉濃度を前記第3検量線から特定するように構成されている、蛍光磁粉液の濃度測定装置。
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