JP6601774B2 - 通信システム及び通信装置 - Google Patents

通信システム及び通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6601774B2
JP6601774B2 JP2016144759A JP2016144759A JP6601774B2 JP 6601774 B2 JP6601774 B2 JP 6601774B2 JP 2016144759 A JP2016144759 A JP 2016144759A JP 2016144759 A JP2016144759 A JP 2016144759A JP 6601774 B2 JP6601774 B2 JP 6601774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
communication
encryption key
information
communication network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016144759A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018014692A (ja
Inventor
貴之 佐々木
勇太 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016144759A priority Critical patent/JP6601774B2/ja
Priority to PCT/JP2017/019823 priority patent/WO2018016183A1/ja
Publication of JP2018014692A publication Critical patent/JP2018014692A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6601774B2 publication Critical patent/JP6601774B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/06Authentication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/54Systems for transmission via power distribution lines
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/08Key distribution or management, e.g. generation, sharing or updating, of cryptographic keys or passwords
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/32Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols including means for verifying the identity or authority of a user of the system or for message authentication, e.g. authorization, entity authentication, data integrity or data verification, non-repudiation, key authentication or verification of credentials
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q9/00Arrangements in telecontrol or telemetry systems for selectively calling a substation from a main station, in which substation desired apparatus is selected for applying a control signal thereto or for obtaining measured values therefrom
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
    • H04W84/20Master-slave selection or change arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、通信システム及び通信装置に関し、より詳細には、探索処理と認証処理とを経て通信が可能となる通信システム及び通信装置に関する。
従来、子機が親機を含む通信ネットワークを探索し、当該親機との認証処理を行って、通信ネットワークに参入する通信システムがある(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、あるネットワーク(通信ネットワーク)に参入している検針装置(子機)が、より良好な通信品質を有する他のネットワークを探索し、参入する技術が開示されている。
特開2015−201721号公報
特許文献1に記載されている通信システムにおいて停電が起こり停電復旧後に、ネットワーク(通信ネットワーク)に属する管理装置(親機)及び複数の検針装置(子機)が再起動する場合を考える。この場合、ネットワークに参入していた複数の検針装置は、管理装置を探索して当該管理装置と認証処理を行う必要がある。つまり、管理装置及び複数の検針装置が再起動すると、ネットワーク上の通信トラフィックが大きくなり、複数の検針装置すべてが管理装置のネットワークに参入するまでに時間がかかり、本来の運用を再開するまでに長い時間が必要となる。
本発明は上記事由に鑑みてなされており、親機及び子機の少なくとも一方の機器が再起動した場合であっても、より短い時間で子機が通信ネットワークに参入した状態にすることができる通信システム及び通信装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る通信システムは、参入可能な通信ネットワークに含まれる親機を探索する探索処理と前記通信ネットワークに参入するための認証処理とを経て子機が前記通信ネットワークに参入して前記親機と通信を行う。前記親機及び前記子機は、処理部と、不揮発性の記憶部とを備える。前記記憶部は、前記子機から前記親機までの通信経路を表す経路情報と、前記子機と前記親機との間の通信を暗号化及び復号する際に用いられる暗号鍵とを少なくとも含む参入情報を記憶する。前記処理部は、前記探索処理及び前記認証処理が行われると、前記探索処理及び前記認証処理で得られた経路情報及び暗号鍵を用いて、前記子機を前記通信ネットワークに参入した状態にする。前記子機が前記通信ネットワークに参入後に前記子機及び前記親機の少なくとも一方の機器が再起動されると、当該機器の処理部は、再起動の直前に当該機器の前記記憶部に記憶されている参入情報を用いて、他方の機器との間で前記探索処理及び前記認証処理に係る通信をすることなく前記子機を前記通信ネットワークに参入した状態にする。
本発明の一態様に係る通信システムは、参入可能な通信ネットワークに含まれる親機を探索する探索処理と前記通信ネットワークに参入するための認証処理とを経て子機が前記通信ネットワークに参入して前記親機と通信を行う。前記親機及び前記子機は、処理部と、不揮発性の記憶部とを備える。前記記憶部は、前記子機から前記親機までの通信経路を表す経路情報と、前記子機と前記親機との間の通信を暗号化及び復号する際に用いられる暗号鍵とを少なくとも含む参入情報を記憶する。前記処理部は、前記探索処理及び前記認証処理が行われると、前記探索処理及び前記認証処理で得られた経路情報及び暗号鍵を用いて、前記子機を前記通信ネットワークに参入した状態にする。前記子機が前記通信ネットワークに参入後に前記子機及び前記親機の少なくとも一方の機器が再起動されると、当該機器の処理部は、再起動の直前に当該機器の前記記憶部に記憶されている参入情報が有効であるか否かを判別する。当該機器の処理部は、前記参入情報が有効である場合に前記参入情報を用いて、他方の機器との間で前記探索処理及び前記認証処理に係る通信をすることなく前記子機を前記通信ネットワークに参入した状態にする。
本発明の一態様に係る通信装置は、上記いずれかの通信システムの親機または子機として用いられる。
この発明によると、親機及び子機の少なくとも一方の機器が再起動した場合であっても、より短い時間で子機が通信ネットワークに参入した状態にすることができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る通信システムのブロック図である。 図2は、同上の通信システムにおいて、子機が親機の通信ネットワークに新規に参入する際の処理の流れを示すシーケンス図である。 図3は、同上の通信システムにおいて、親機及び子機が再起動した場合の再参入に係る処理の流れを示すシーケンス図である。 図4は、同上の通信システムにおける親機側設定処理を示す流れ図である。 図5は、同上の変形例に係る通信システムのブロック図である。 図6は、本発明の実施形態2に係る通信システムにおける親機側設定処理を示す流れ図である。 図7は、同上の通信システムにおける子機側設定処理を示す流れ図である。
以下に説明する実施形態及び変形例は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、実施形態及び変形例に限定されることなく、以下の実施形態及び変形例以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態1)
(1)概要
本実施形態のマルチホップ通信システム(以下、通信システム)1は、図1に示すように、1台の親機10と、複数の子機20とを備える。親機10及び複数の子機20のそれぞれが、供給事業者から需要家施設に電力を供給する電力線W1に接続している。需要家施設は、戸建て住宅、事務所、店舗、集合住宅の住戸、ビルのテナント等であり、その形態は限定されない。
そして、親機10及び子機20のそれぞれは、電力線搬送通信の通信プロトコルであるG3−PLC(Power Line Communication)にしたがって電力線搬送通信を行う通信装置である。親機10及び子機20のそれぞれは、電力線W1を介して互いに電力線搬送通信を行うネットワーク(通信ネットワーク)を構成する。なお、複数の子機20を個別に識別する場合は、子機20a、子機20b、・・・、子機20nと記載する。
子機20は、需要家施設毎に設けられており、需要家施設のそれぞれに関する所定データを、1台の親機10へ送信する機能を有する。親機10は、需要家施設のそれぞれに関する所定データを複数の子機20から取得し、上位の管理装置へ、光ファイバ回線や、インターネット等の広域通信網等を用いて送信する機能を有する。例えば、親機10が、需要家施設のそれぞれにおける電力使用量、ガス使用量、水道使用量等の検針データを、子機20から取得することによって、遠隔検針システムを構成できる。また、親機10が、予め設定された所定の情報を子機20との間で送信、受信することによって、需要家施設のそれぞれの機器の状態を監視する遠隔監視システム、需要家施設のそれぞれの機器の状態を制御する遠隔制御システム等を構成することも可能である。
この通信ネットワークでは、通常、親機10及び子機20は、プロアクティブ型のマルチホップ通信により信号を互いに送信、受信している。すなわち、本通信ネットワークでは、親機10と各子機20との間で直接または間接に通信が行われ、親機10と直接通信できない子機20は、通信可能な距離にある他の子機20が通信パケットを順次中継することで、親機10との間で通信を行うことができる。
(2)構成
次に、本実施形態に係る親機10及び子機20の構成について説明する。
(2.1)親機
親機10は、図1に示すように、通信部11、処理部12及び記憶部13を備える。親機10は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを有している。CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、処理部12の機能を実現する。プログラムは、ここではインターネット等の電気通信回線を通じて、あるいはメモリカード等の記録媒体に記録されて提供されるが、コンピュータのメモリに予め記録されていてもよい。
通信部11は、他の通信装置(子機20)との間で通信を行う通信インターフェイスとして機能する通信モジュールである。通信部11は、図1に示すように、揮発性のメモリであるRAM(Random Access Memory)15を有している。RAM15には、通信に必要な情報が記憶される。例えば、通信ネットワークを識別する情報(PAN ID)、子機情報テーブル、ルーティング情報テーブル、暗号化通信により通信を行う際に用いられる暗号鍵等がRAM15に記憶されている。ここで、子機情報テーブルは、通信ネットワークに参入している子機20の各々を識別する識別情報を含んでいる。ルーティング情報テーブルは、通信ネットワークに参入している子機20ごとの通信経路を表す経路情報を含んでいる。経路情報は、対応する子機20の識別情報と、当該子機20と親機10との間の通信経路上に存在する他の子機20の識別情報とを少なくとも含んでいる。識別情報は、子機20が参入している通信ネットワーク内での当該子機20のアドレス(ショートアドレス)である。通信部11は、子機20との間で通信を行う場合には、ルーティング情報テーブルに含まれる通信対象の子機20の経路情報を用いてマルチホップ通信を実現する。暗号鍵は、情報の暗号化及び復号に用いられる。
処理部12は、親機10の全体の処理を制御する。処理部12は、上述した通信ネットワークに新規に参入する子機20との間で参入に関する処理を行う。また、処理部12は、親機10の再起動時において、再起動直前に通信ネットワークに参入していたすべての子機20との間で再参入に関する処理を行う。
記憶部13は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性のメモリからなる。記憶部13には、処理部12で行われた処理(子機20との間での通信ネットワークの参入に関する処理)で得られた情報(親機用参入情報)が記憶される。親機用参入情報には、PAN ID、自機に割り当てられたアドレス(親機アドレス)、通信ネットワークに参入している子機20の各々の識別情報、通信ネットワークに参入している子機20ごとの通信経路(経路情報)、及び暗号鍵を含んでいる。また、記憶部13で記憶されている親機用参入情報は、処理部12により更新される。
(2.2)子機
次に、子機20の構成について説明する。子機20は、図1に示すように、通信部21、処理部22及び記憶部23を備える。子機20は、CPU及びメモリを有している。CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、処理部22の機能を実現する。プログラムは、ここではインターネット等の電気通信回線を通じて、あるいはメモリカード等の記録媒体に記録されて提供されるが、コンピュータのメモリに予め記録されていてもよい。
通信部21は、他の通信装置(親機10、他の子機20)との間で通信を行う通信インターフェイスとして機能する通信モジュールである。通信部11は、図1に示すように、揮発性のメモリであるRAM25を有している。RAM25には、通信に必要な情報が記憶される。例えば、自機が参入している通信ネットワークのPAN ID、親機10を識別する情報(親機アドレス)、参入している通信ネットワーク内での自機の識別情報(ショートアドレス)、親機10までの経路情報及び暗号鍵がRAM25に記憶されている。通信部21は、親機10、または他の子機20との間で通信を行う場合には、経路情報を用いてマルチホップ通信を実現する。
処理部22は、子機20の全体の処理を制御する。処理部22は、上述した通信ネットワークに新規に参入する際に、親機10及び通信ネットワークに参入済の他の子機20との間で参入に関する処理を行う。また、処理部22は、子機20の再起動時において、再起動直前に参入していた通信ネットワークへの再参入に関する処理を行う。
記憶部23は、EEPROM、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性のメモリからなる。記憶部23には、処理部22で行われた処理(親機10、他の子機20との間での通信ネットワークの参入に関する処理)で得られた情報(子機用参入情報)が記憶される。子機用参入情報には、自機を識別するための識別情報(ショートアドレス)と、通信ネットワークのPAN IDと、親機アドレス、親機10までの通信経路(経路情報)と、暗号化通信に用いられる暗号鍵とを含んでいる。また、記憶部23で記憶されている子機用参入情報は、処理部22により更新される。
(3)動作
ここでは、親機10及び子機20の動作について説明する。
(3.1)通信システムの動作(参入時)
先ず、子機20が通信システム1に新規に参入する際の動作について、図2を用いて説明する。ここでは、子機20nが新たに参入する場合を想定する。他の子機20(20a,20b,・・・)は、既に通信ネットワークに参入済であり、親機10との間の通信経路が確立されている。
子機20nの処理部22は、通信部21にビーコン要求をブロードキャストさせる(ステップS1)。
子機20nからのビーコン要求を受けた装置(ここでは、親機10、子機20a,20b)は、その応答として、ビーコン要求を受けた装置と親機10との間の通信品質を表す通信品質情報と親機10までの通信経路を表す情報(経路情報)とを含む情報と、自機を識別する識別情報とを含むビーコン応答を送信する(ステップS2〜S4)。
子機20nの処理部22は、通信部21で受信した1つ以上のビーコン応答を用いて、適切な通信経路を決定する。具体的には、子機20nの処理部22は、ビーコン応答として受信した信号の通信品質及び親機10までのホップ数等のうち少なくとも1つを用いて、適切な通信経路を決定する。例えば、通信品質を用いる場合には、子機20nの処理部22は、複数のビーコン応答のうち通信品質が最も高いビーコン応答を送信した装置を介した通信経路を適切な通信経路として決定する。また、ホップ数を用いる場合には、自機から親機10までのホップ数が最も小さい通信経路を適切な通信経路として決定する。通信品質は、信号のS/N比の大きさに基づいて算出される。
子機20nの処理部22は、決定した通信経路により、決定した通信経路を表す経路情報を含む参入要求を親機10へ送信する(ステップS5)。親機10の処理部12は、子機20nからの参入要求を受信すると、暗号鍵に係る情報(鍵情報)を上記通信経路を介して子機20nへ送信する(ステップS6)。鍵情報とは、例えばRAM15及び記憶部13で記憶している暗号鍵の生成に必要な情報である。子機20nの処理部22は、親機10から受信した鍵情報をもとに暗号鍵を生成する。
親機10の処理部12は、通信ネットワークにおけるアドレス情報(PAN ID、親機アドレス、識別情報を含む情報)を上記通信経路を介して子機20nへ送信する(ステップS7)。親機10の処理部12がアドレス情報を送信するタイミングは、例えばステップS6により暗号鍵を送信した後、子機20nから鍵情報を受け取ったことを表す情報を受信した後である。また、アドレス情報は、暗号鍵で暗号化されてもよい。
親機10の処理部12は、通信ネットワークへの参入が完了したことを表す完了情報を上記通信経路を介して子機20nへ送信する(ステップS8)。親機10の処理部12が完了情報を送信するタイミングは、例えばステップS7によりアドレス情報を送信した後、子機20nからアドレス情報を受け取ったことを表す情報を受信した後である。また、完了情報は、暗号鍵で暗号化されてもよい。
親機10の処理部22は、完了情報を送信した後、RAM15及び記憶部13に記憶されている情報を更新する更新処理を行う(ステップS9)。まず、親機10の処理部12は、RAM15に記憶されている子機情報テーブル及びルーティング情報テーブルを更新する。親機10の処理部12は、子機情報テーブルに子機20nの識別情報(ショートアドレス)を、ルーティング情報テーブルに自機から子機20nまでの通信経路を表す経路情報を、それぞれ追加する。次に、親機10の処理部12は、記憶部13に記憶している親機用参入情報に子機20nに関する情報を追加して親機用参入情報を更新する。子機20nに関する情報には、子機20nの識別情報と、自機から子機20nまでの通信経路を表す経路情報とが含まれている。これにより、親機10は、通信ネットワークに参入した子機20の情報(識別情報、経路情報)をもとにRAM15及び記憶部13に記憶された情報を更新することができる。なお、親機10の処理部12は、記憶部13に記憶された情報を更新した後、RAM15に記憶された情報を更新してもよい。
なお、通信ネットワークに参入している子機20が1台もない状態において子機20が参入した場合、親機10の処理部12は、RAM15には、子機情報テーブルに子機20の識別情報を、ルーティング情報テーブルに子機20の経路情報を登録する。さらに、親機10の処理部12は、通信ネットワークのPAN ID、親機アドレスをRAM15に格納する。親機10の処理部12は、PAN ID、親機アドレス、子機20の識別情報、子機20の経路情報、及び暗号鍵を親機用参入情報に追加する。
子機20nの処理部22は、親機10からの完了情報を受信すると、RAM25及び記憶部23に子機用参入情報を登録する登録処理を行う(ステップS10)。子機20の処理部22は、親機10から受信したアドレス情報に含まれるPAN ID、親機アドレス及び識別情報と、親機10までの通信経路を表す経路情報と、子機20nの処理部22で生成された暗号鍵とをRAM25に書き込む(保持させる)。子機20nの処理部22は、PAN ID及び識別情報と、親機10までの通信経路を表す経路情報と、暗号鍵とを含む子機用参入情報を記憶部23に書き込む(保持させる)。
親機10の処理部12は、所定のタイミングで暗号鍵を更新する(ステップS11)。親機10の処理部12は、RAM15で記憶している暗号鍵を新たな暗号鍵に更新するとともに、記憶部13で記憶している親機用参入情報に含まれる暗号鍵を新たな暗号鍵に更新する。これにより、親機10の処理部12は、新たな暗号鍵に係る情報(新たな鍵情報)を、通信ネットワークに参入しているすべての子機20(20a,20b,・・・,20n)に送信する(ステップS12)。親機10から新たな鍵情報を受信した子機20(20a,20b,・・・,20n)は、新たな鍵情報をもとに新たな暗号鍵を生成し、暗号鍵の更新を行う(ステップS13〜S15)。子機20a,・・・,20nの処理部22は、RAM25に記憶している暗号鍵、及び記憶部23に記憶している子機用参入情報に含まれる暗号鍵を、それぞれ新たな暗号鍵に更新する。これにより、子機20の処理部22は、子機用参入情報を更新することができる。
なお、ステップS9で親機10の処理部12が行う更新処理は、通信ネットワークに参入している子機20が当該通信ネットワークから離脱する場合にも行われる。この場合、親機10の処理部12は、離脱する子機20に関する情報(識別情報、経路情報)をRAM15の子機情報テーブル及びルーティング情報テーブルから削除して、子機情報テーブル及びルーティング情報テーブルを更新する。親機10の処理部12は、記憶部13に記憶している親機用参入情報から離脱する子機20に関する情報(識別情報、経路情報)を削除して、親機用参入情報を更新する。つまり、親機10の処理部12は、通信ネットワークに参入している子機20の台数に変動があった場合、その変動に応じて、親機用参入情報を更新する。
なお、ステップS1〜S4までの一連の処理を探索処理(アクティブスキャン)A1という。ステップS5〜S8までの一連の処理を認証処理A2といい、特にステップS5〜S6までの一連の処理を鍵配布処理A3という。探索処理A1は、親機10を含む通信ネットワークにおいて参入可能な通信ネットワークの親機10を探索する処理である。認証処理A2は、通信ネットワークに参入するための処理であり、鍵配布処理A3は、親機10から暗号鍵が配布される処理である。
また、通信システム1では、ルーティングプロトコルの動作により、RAM15及びRAM25で記憶されている通信経路(経路情報)が定期的に更新される。RAM15及びRAM25で記憶されている通信経路が更新されるタイミングで、子機用参入情報及び親機用参入情報に含まれる通信経路が更新されてもよい。
(3.2)通信システムの動作(再起動時)
次に、親機10及び子機20が再起動された場合における通信ネットワームへの再参入に係る処理について、図3を用いて説明する。ここでは、子機20(20a,・・・,20n)が親機10の通信ネットワークに参入している状態で停電が発生し、停電復旧の後、親機10及び子機20(20a,・・・,20n)を起動(再起動)する場合の処理について説明する。
親機10が停電復旧後に再起動されると、親機10の処理部12は、親機側設定処理を行う(ステップS21)。親機側設定処理の詳細については、後述する。
子機20(20a,・・・,20n)が停電復旧後に再起動されると、子機20の処理部12は、子機側設定処理を行う(ステップS22〜S24)。具体的には、子機20の処理部22は、記憶部23に記憶されている子機用参入情報に含まれる自機の識別情報、PAN ID、親機アドレス、親機10までの通信経路(経路情報)、及び暗号鍵を記憶部23から読み出す。子機20の処理部22は、読み出した識別情報、PAN ID、親機アドレス、経路情報及び暗号鍵を、通信部21のRAM25に設定する。これにより、子機20は、上述した探索処理A1及び認証処理A2を行うことなく、つまり親機10との間で通信を行うことなく、親機10の通信ネットワークへ再度参入することができる。
次に、親機側設定処理の詳細について、図4を用いて説明する。
親機10の処理部12は、記憶部13に記憶されている親機用参入情報に含まれるPAN ID、親機アドレス、子機20a,・・・,20nの各々の識別情報、子機20a,・・・,20nの経路情報、及び暗号鍵を記憶部13から読み出す(ステップS31)。
親機10の処理部12は、読み出したPAN ID、親機アドレス、子機20a,・・・,20nの各々の識別情報、子機20a,・・・,20nの経路情報及び暗号鍵を、通信部11のRAM15に設定する(ステップS32)。親機10の処理部12は、子機20a,・・・,20nの各々の識別情報を含む子機情報テーブル、及び子機20a,・・・,20nの経路情報を含むルーティング情報テーブルを生成し、RAM15に格納する。親機10の処理部12は、PAN ID及び親機アドレスをRAM15に格納する。これにより、親機10は、上述した探索処理A1及び認証処理A2を行うことなく、つまり子機20との間で通信を行うことなく、子機20を通信ネットワークへ再度参入させることができる。
親機10の処理部12は、子機情報テーブルとルーティング情報テーブルとを比較して、子機情報テーブルで管理している子機20の情報と、ルーティング情報テーブルで管理している子機20の情報とで差異があるか否かを判断する(ステップS33,S34)。具体的には、親機10の処理部12は、子機情報テーブル及びルーティング情報テーブルの一方のみで管理されている子機20が存在するか否かを判断する。このとき、親機10の処理部12は、一方のテーブルのみで管理されている情報を削除する。
差異がある(一方のテーブルのみで管理されている子機20が存在する)と判断する場合(ステップS34における「Yes」)、処理部12は、一方のテーブルのみで管理されている子機20に離脱要求を送信するよう通信部11を制御する(ステップS35)。
差異がないと判断する場合(ステップS34における「No」)、処理は終了する。
以下、親機10が子機20に離脱要求を送信した場合における子機20の動作について説明する。
子機20の処理部22は、親機10から離脱要求を通信部21が受信すると、自機のRAM25に記憶しているPAN ID、自機の識別情報(ショートアドレス)、親機10までの経路情報及び暗号鍵を破棄する。子機20の処理部22は、さらに、自機の記憶部23で記憶している子機用参入情報を破棄する。子機20は、通信ネットワークから離脱した後、親機10との通信により上述した探索処理A1及び認証処理A2を行って、通信ネットワークに再度参入する。
(4)変形例
以下に、上記実施形態の変形例について列記する。なお、以下に説明する変形例は、上記実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
上記実施形態では、通信ネットワークへの参入時の動作においてアドレス情報は、暗号鍵を送信し後に送信する構成としたが、この構成に限定されない。アドレス情報は、暗号鍵と同時に送信してもよい。
上記実施形態において、親機10では、子機情報テーブル、ルーティング情報テーブル及び暗号鍵は、通信部11のRAM15に、子機20では、PAN ID、識別情報、経路情報及び暗号鍵は通信部21のRAM25に、それぞれ保持される構成とした。しかしながら、この構成に限定されない。親機10では、子機情報テーブル、ルーティング情報テーブル及び暗号鍵は、処理部12に設けられたRAM16に保持されてもよい(図5参照)。また、子機20では、PAN ID、識別情報、経路情報及び暗号鍵は処理部22に設けられたRAM26に保持されてもよい(図5参照)。この場合、親機10の処理部12は、CPUやRAM16等のハードウェアと、CPUで実行される種々のプログラム(ソフトウェア)とで構成される。子機20の処理部22は、CPUやRAM26等のハードウェアと、CPUで実行される種々のプログラム(ソフトウェア)とで構成される。親機10の処理部12は、探索処理A1及び認証処理A2が行われた後、通信ネットワークに新規参入した子機20の識別情報、経路情報を、RAM16で保持されている子機情報テーブル、ルーティング情報テーブルに追加することで、各テーブルを更新する。親機用参入情報の更新については、上記実施形態と同様である。子機20の処理部22は、探索処理A1及び認証処理A2が行われた後、自機の識別情報、経路情報をRAM26に書き込む(保持する)。記憶部13への子機用参入情報の登録については、上記実施形態と同様である。
また、親機10は、子機情報テーブル、ルーティング情報テーブル及び暗号鍵を、通信部11のRAM15と、RAM16とに分散させて格納してもよい。同様に、子機20は、PAN ID、識別情報、経路情報及び暗号鍵を、通信部21のRAM25と、RAM26とに分散させて格納してもよい。
上記実施形態において、再参入処理を行うタイミングを、停電復旧後とした。再参入処理を行うタイミングは、このタイミングに限定されない。何らかの原因で親機10及び子機20のうち少なくとも一方の機器において再起動が必要となった場合に、再参入処理は行われる。例えば、再参入処理は、親機10のファームウェアが更新後の再起動時において行われてもよい。この場合、再参入処理は、図3に示す親機側設定処理のみが行われ、子機20では処理は行われない。または、再参入処理は、子機20のファームウェアが更新後の再起動時において行われてもよい。この場合、再参入処理は、図3に示す子機側設定処理のみが行われ、親機10では処理は行われない。
上記実施形態において、親機10から離脱要求を受信した子機20は、自機のRAM25に記憶しているPAN ID、識別情報、経路情報及び暗号鍵を、自機の記憶部23で記憶している子機用参入情報を、それぞれ破棄する構成とした。しかしながら、この構成に限定されない。親機10から離脱要求を受信した子機20は、探索処理A1及び認証処理A2の双方を行う状態、探索処理A1のみを行う状態、認証処理A2のみを行う状態、及び認証処理A2の一部の処理を行う状態のうちいずれかの状態となればよい。具体的には、親機10から離脱要求を受信した子機20は、自機のRAM25に記憶しているPAN ID、識別情報、経路情報及び暗号鍵のうち少なくとも1つの情報またはデータを破棄すればよい。この場合、親機10から離脱要求を受信した子機20は、RAM25から破棄する情報またはデータと同一の情報またはデータを子機用参入情報から破棄する。例えば、親機10から離脱要求を受信した子機20は、自機のRAM25から暗号鍵を破棄し、自機の記憶部23に記憶している子機用参入情報から暗号鍵を破棄してもよい。子機20は、暗号鍵を得るために親機10に参入要求を送信する際に、経路情報の他、識別情報を参入要求に含めて送信する。親機10では、離脱要求を受信した子機20からの参入要求であるのか、新規に参入を要求する子機20からの参入要求であるのかを区別することができる。
上記実施形態では、G3−PLCによるマルチホップ通信で親機10と子機20との間で通信を構成としたが、この構成に限定されない。親機10と子機20との間の通信は、無線によるマルチホップ通信であってもよい。
上記実施形態では、マルチホップ通信で親機10と子機20との間で通信を行うとしたが、通信方式は、これに限定されない。他の通信方式により親機10と子機20との間で通信を行ってもよい。
上記実施形態において、親機10は、図4に示すステップS33〜S35の処理を、再起動があった場合に行うとした。しかしながら、ステップS33〜S35の処理は、親機10の再起動があった場合に限らず、定期的に行われてもよい。
(実施形態2)
本実施形態における通信システム1について、実施形態1とは異なる点を中心に、図6、図7を用いて説明する。本実施形態の通信システム1では、暗号鍵に有効期限を設定している点が、実施形態1とは異なる。以下、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の通信システム1では、親機10及び子機20のうち少なくとも一方が再起動した場合における処理が、実施形態1とは異なる。つまり、本実施形態の親機10が行う親機側設定処理は、図4に示す処理内容とは異なる。本実施形態の子機20が行う親機側設定処理は、実施形態1で説明した処理内容とは異なる。
先ず、本実施形態の親機10が行う親機側設定処理について、図6を用いて説明する。
親機10の処理部12は、記憶部13に記憶されている親機用参入情報に含まれる子機20a,・・・,20nの各々の識別情報、子機20a,・・・,20nの経路情報、及び暗号鍵を記憶部13から読み出す(ステップS41)。
親機10の処理部12は、親機用参入情報が有効であるか否かを判断する。具体的には、親機10の処理部12は、記憶部13から読み出した暗号鍵が有効であるか否かを判断する(ステップS42)。例えば、親機10の処理部12は、現在の日時が、暗号鍵に設定された有効期限内であるか否かを判断する。
親機10の処理部12は、暗号鍵が有効である(親機用参入情報が有効である)と判断、つまり現在の日時が有効期限内であると判断する場合(ステップS42における「Yes」)、設定処理を行う(ステップS43)。具体的には、親機10の処理部12は、記憶部13から読み出した子機20の各々の識別情報を含む子機情報テーブル、及び記憶部13から読み出した子機20の各々の経路情報を含むルーティング情報テーブルを生成し、RAM15に格納する。これにより、親機10は、上述した探索処理A1及び認証処理A2を行うことなく、つまり子機20との間で通信を行うことなく、子機20を通信ネットワークへ再度参入させることができる。
親機10の処理部12は、子機情報テーブルとルーティング情報テーブルとを比較して、子機情報テーブルで管理している子機20の情報と、ルーティング情報テーブルで管理している子機20の情報とで差異があるか否かを判断する(ステップS44,S45)。具体的には、親機10の処理部12は、子機情報テーブル及びルーティング情報テーブルの一方のみで管理されている子機20が存在するか否かを判断する。
差異がある(一方のテーブルのみで管理されている子機20が存在する)と判断する場合(ステップS45における「Yes」)、処理部12は、一方のテーブルのみで管理されている子機20に離脱要求を送信するよう通信部11を制御する(ステップS46)。差異がないと判断する場合(ステップS45における「No」)、処理は終了する。
親機10の処理部12は、暗号鍵が有効でないと判断する場合(ステップS42における「No」)、再起動直前に通信ネットワークに参入していたすべての子機20に離脱要求を送信するよう通信部11を制御する(ステップS47)。
子機20が離脱要求を受信した場合の動作については、実施形態1と同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、本実施形態の子機20が行う子機側設定処理について、図7を用いて説明する。
子機20の処理部22は、記憶部23に記憶されている子機用参入情報に含まれる自機の識別情報、PAN ID、親機10までの通信経路(経路情報)、及び暗号鍵を記憶部23から読み出す(ステップS51)。
子機20の処理部22は、子機用参入情報が有効であるか否かを判断する。具体的には、子機20の処理部22は、記憶部23から読み出した暗号鍵が有効であるか否かを判断する(ステップS52)。例えば、子機20の処理部22は、現在の日時が、暗号鍵に設定された有効期限内であるか否かを判断する。
子機20の処理部22は、暗号鍵が有効である(子機用参入情報が有効である)と判断、つまり現在の日時が有効期限内であると判断する場合(ステップS52における「Yes」)、設定処理を行う(ステップS53)。具体的には、子機20の処理部22は、記憶部23から読み出した識別情報、PAN ID、経路情報及び暗号鍵を、通信部21のRAM25に設定する。これにより、子機20は、上述した探索処理A1及び認証処理A2を行うことなく、つまり親機10との通信を行うことなく、親機10の通信ネットワークへ再度参入することができる。
子機20の処理部22は、暗号鍵が有効でないと判断する場合(ステップS52における「No」)、暗号鍵の取得に係る処理を行う(ステップS54)。具体的には、子機20の処理部22は、実施形態1で説明した鍵配布処理A3を親機10との間で行うことで、鍵情報を親機10から取得する。子機20の処理部22は、取得した鍵情報をもとに暗号鍵を生成する。
子機20の処理部22は、記憶部23から読み出した識別情報、PAN ID、経路情報、及び生成した暗号鍵を、通信部21のRAM25に設定する(ステップS55)。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
本実施形態において、子機20の処理部22は、暗号鍵が有効でない(子機用参入情報が有効でない)と判断する場合、親機10との間で鍵配布処理A3を行う構成としたが、この構成に限定されない。子機20の処理部22は、暗号鍵が有効でないと判断する場合、親機10との間で認証処理A2を行ってもよい。
つまり、子機20の処理部22は、暗号鍵が有効でないと判断する場合、親機10との間で、探索処理A1は行わず認証処理A2のうち少なくとも鍵配布処理A3を行う構成であればよい。
また、本実施形態及び上記変形例は、実施形態1及び実施形態1で説明した各変形例と適宜組み合わせて適用可能である。
(6)まとめ
以上説明したように、本発明に係る第1の態様の通信システム1は、探索処理と認証処理とを経て子機20が通信ネットワークに参入して親機10と通信を行う。探索処理は、参入可能な通信ネットワークに含まれる親機10を探索する処理である。認証処理は、通信ネットワークに参入するための処理である。親機10は、処理部12と、不揮発性の記憶部13とを備える。記憶部13は、子機20から親機10までの通信経路を表す経路情報と、子機20と親機10との間の通信を暗号化及び復号する際に用いられる暗号鍵とを少なくとも含む参入情報(親機用参入情報)を記憶する。子機20は、処理部22と、不揮発性の記憶部23とを備える。記憶部23は、子機20から親機10までの通信経路を表す経路情報と、子機20と親機10との間の通信を暗号化及び復号する際に用いられる暗号鍵とを少なくとも含む参入情報(子機用参入情報)を記憶する。処理部12(処理部22)は、探索処理及び認証処理が行われると、探索処理及び認証処理で得られた経路情報及び暗号鍵を用いて、子機20を通信ネットワークに参入した状態にする。子機20が通信ネットワークに参入後に子機20及び親機10の少なくとも一方の機器が再起動された場合を想定する。この場合、当該機器の処理部は、再起動の直前に当該機器の記憶部に記憶されている参入情報を用いて、他方の機器との間で探索処理及び認証処理に係る通信をすることなく子機20を通信ネットワークに参入した状態にする。
この構成によると、親機及び子機の少なくとも一方の機器が再起動した場合であっても、探索処理及び認証処理のために通信を行わないので、より短い時間で子機が通信ネットワークに参入した状態にすることができる。
本発明に係る第2の態様の通信システム1は、探索処理と認証処理とを経て子機20が通信ネットワークに参入して親機10と通信を行う。探索処理は、参入可能な通信ネットワークに含まれる親機10を探索する処理である。認証処理は、通信ネットワークに参入するための処理である。親機10は、処理部12と、不揮発性の記憶部13とを備える。記憶部13は、子機20から親機10までの通信経路を表す経路情報と、子機20と親機10との間の通信を暗号化及び復号する際に用いられる暗号鍵とを少なくとも含む参入情報(親機用参入情報)を記憶する。子機20は、処理部22と、不揮発性の記憶部23とを備える。記憶部23は、子機20から親機10までの通信経路を表す経路情報と、子機20と親機10との間の通信を暗号化及び復号する際に用いられる暗号鍵とを少なくとも含む参入情報(子機用参入情報)を記憶する。処理部12(処理部22)は、探索処理及び認証処理が行われると、探索処理及び認証処理で得られた経路情報及び暗号鍵を用いて、子機20を通信ネットワークに参入した状態にする。子機20が通信ネットワークに参入後に子機20及び親機10の少なくとも一方の機器が再起動された場合を想定する。この場合、当該機器の処理部は、再起動の直前に当該機器の記憶部に記憶されている参入情報が有効であるか否かを判別する。当該機器の処理部は、参入情報が有効である場合に当該参入情報を用いて、他方の機器との間で探索処理及び認証処理に係る通信をすることなく子機20を通信ネットワークに参入した状態にする。
この構成によると、親機及び子機の少なくとも一方の機器が再起動した場合であっても、参入情報が有効である時には探索処理及び認証処理のために通信を行わないので、より短い時間で子機が通信ネットワークに参入した状態にすることができる。
本発明に係る第3の態様の通信システムでは、第2の態様において、認証処理は、親機10が暗号鍵を子機20に配布する鍵配布処理を含んでいる。子機20の処理部22は、子機20の記憶部23が記憶している参入情報に含まれる暗号鍵が有効であるか否かを判別する。子機20の処理部22は、暗号鍵が有効である場合に参入情報が有効であるとし、暗号鍵が有効でない場合には探索処理は行わず認証処理のうち少なくとも鍵配布処理により親機10から暗号鍵を取得する。この構成によると、暗号鍵が有効でない、つまり参入情報が有効でない場合であっても、探索処理による通信トラフィックを抑えつつ、本来の運用ができる状態にすることができる。
本発明に係る第4の態様の通信システムでは、第2または第3の態様において、親機10の処理部12は、親機10の記憶部13が記憶している参入情報に含まれる暗号鍵が有効であるか否かを判別する。親機10の処理部12は、暗号鍵が有効である場合に参入情報が有効であるとし、暗号鍵が有効でない場合には通信ネットワークから子機20を離脱させる。この構成によると、子機20は、通信ネットワークからの離脱により、再度認証処理を行う必要があるため、暗号鍵が有効でないことによる通信不可状態から早期に回復することができる。
本発明に係る第5の態様の通信システムでは、第1〜第4のいずれかの態様において、子機20の処理部22は、暗号鍵の更新があった場合には、自機の記憶部23に記憶されている参入情報に含まれる暗号鍵を、更新後の暗号鍵に変更する。この構成によると、暗号鍵が更新されたタイミングで、記憶部23で記憶されている参入情報を最新の状態とすることができる。
本発明に係る第6の態様の通信システムでは、第1〜第5のいずれかの態様において、親機10の処理部12は、新たな暗号鍵を生成した場合には、自機の記憶部13に記憶されている参入情報に含まれる暗号鍵を、新たな暗号鍵に更新する。この構成によると、暗号鍵が更新されたタイミングで、記憶部13で記憶されている参入情報を最新の状態とすることができる。
本発明に係る第7の態様の通信システムでは、第1〜第6のいずれかの態様において、親機10の処理部12は、通信ネットワークに参入している子機20の数に変動があった場合には、自機の記憶部13に記憶されている参入情報を、子機20の数の変動に応じて更新する。この構成によると、子機20の数の変動が生じたタイミングで、記憶部13で記憶されている参入情報を最新の状態とすることができる。
本発明に係る第8の態様の通信システムでは、第1〜第7のいずれかの態様において、通信ネットワークに参入している子機20は、複数台ある。親機10と子機20の各々とは、マルチホップ通信による通信を行う。親機10の記憶部13は、通信ネットワークに参入している子機20の各々を識別するための情報を含む子機情報テーブルと、子機20ごとの情報であって親機10までの通信経路上に存在する子機を表す情報を含むルーティング情報テーブルとを、記憶している。親機10の処理部22は、子機情報テーブル及びルーティング情報テーブルの一方にのみに登録されている子機が存在する場合には、当該子機を通信ネットワークから離脱させる。この構成によると、子機情報テーブル及びルーティング情報テーブルの不整合を解消することができる。
本発明に係る第9の態様の通信装置は、第1〜第8のいずれかの態様の通信システム1の親機10または子機20として用いられる。この構成によると、通信装置が再起動した場合であっても、探索処理及び認証処理のために通信を行わないので、より短い時間で子機が通信ネットワークに参入した状態にすることができる。
1 通信システム
10 親機(通信装置)
12 処理部
13 記憶部
20,20a,20b,・・・,20n 子機(通信装置)
22 処理部
23 記憶部

Claims (9)

  1. 参入可能な通信ネットワークに含まれる親機を探索する探索処理と前記通信ネットワークに参入するための認証処理とを経て子機が前記通信ネットワークに参入して前記親機と通信を行う通信システムであって、
    前記親機及び前記子機は、
    処理部と、
    前記子機から前記親機までの通信経路を表す経路情報と、前記子機と前記親機との間の通信を暗号化及び復号する際に用いられる暗号鍵とを少なくとも含む参入情報を記憶する不揮発性の記憶部とを備え、
    前記処理部は、
    前記探索処理及び前記認証処理が行われると、前記探索処理及び前記認証処理で得られた経路情報及び暗号鍵を用いて、前記子機を前記通信ネットワークに参入した状態にし、
    前記子機が前記通信ネットワークに参入後に前記子機及び前記親機の少なくとも一方の機器が再起動されると、当該機器の処理部は、再起動の直前に当該機器の前記記憶部に記憶されている参入情報を用いて、他方の機器との間で前記探索処理及び前記認証処理に係る通信をすることなく前記子機を前記通信ネットワークに参入した状態にする
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 参入可能な通信ネットワークに含まれる親機を探索する探索処理と前記通信ネットワークに参入するための認証処理とを経て子機が前記通信ネットワークに参入して前記親機と通信を行う通信システムであって、
    前記親機及び前記子機は、
    処理部と、
    前記子機から前記親機までの通信経路を表す経路情報と、前記子機と前記親機との間の通信を暗号化及び復号する際に用いられる暗号鍵とを少なくとも含む参入情報を記憶する不揮発性の記憶部とを備え、
    前記処理部は、
    前記探索処理及び前記認証処理が行われると、前記探索処理及び前記認証処理で得られた経路情報及び暗号鍵を用いて、前記子機を前記通信ネットワークに参入した状態にし、
    前記子機が前記通信ネットワークに参入後に前記子機及び前記親機の少なくとも一方の機器が再起動されると、当該機器の処理部は、再起動の直前に当該機器の前記記憶部に記憶されている参入情報が有効であるか否かを判別し、前記参入情報が有効である場合に前記参入情報を用いて、他方の機器との間で前記探索処理及び前記認証処理に係る通信をすることなく前記子機を前記通信ネットワークに参入した状態にする
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 前記認証処理は、前記親機が前記暗号鍵を前記子機に配布する鍵配布処理を含んでおり、
    前記子機の前記処理部は、
    前記子機の前記記憶部が記憶している前記参入情報に含まれる前記暗号鍵が有効であるか否かを判別し、前記暗号鍵が有効である場合に前記参入情報が有効であるとし、前記暗号鍵が有効でない場合には前記探索処理は行わず前記認証処理のうち少なくとも前記鍵配布処理により前記親機から暗号鍵を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記親機の前記処理部は、前記親機の前記記憶部が記憶している前記参入情報に含まれる前記暗号鍵が有効であるか否かを判別し、前記暗号鍵が有効である場合に前記参入情報が有効であるとし、前記暗号鍵が有効でない場合には前記通信ネットワークから前記子機を離脱させる
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の通信システム。
  5. 前記子機の前記処理部は、
    前記暗号鍵の更新があった場合には、自機の前記記憶部に記憶されている前記参入情報に含まれる前記暗号鍵を、更新後の暗号鍵に変更する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の通信システム。
  6. 前記親機の前記処理部は、
    新たな暗号鍵を生成した場合には、自機の前記記憶部に記憶されている前記参入情報に含まれる前記暗号鍵を、前記新たな暗号鍵に更新する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の通信システム。
  7. 前記親機の前記処理部は、
    前記通信ネットワークに参入している前記子機の数に変動があった場合には、自機の前記記憶部に記憶されている前記参入情報を、前記子機の数の変動に応じて更新する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の通信システム。
  8. 前記通信ネットワークに参入している子機は、複数台あり、
    前記親機と前記子機の各々とは、マルチホップ通信による通信を行い、
    前記親機の前記記憶部は、前記通信ネットワークに参入している前記子機の各々を識別するための情報を含む子機情報テーブルと、前記子機ごとの情報であって前記親機までの通信経路上に存在する子機を表す情報を含むルーティング情報テーブルとを、記憶しており、
    前記親機の前記処理部は、
    前記子機情報テーブル及び前記ルーティング情報テーブルの一方にのみに登録されている子機が存在する場合には、当該子機を前記通信ネットワークから離脱させる
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の通信システム。
  9. 前記請求項1〜8のいずれか一項に記載の通信システムの親機または子機として用いられることを特徴とする通信装置。
JP2016144759A 2016-07-22 2016-07-22 通信システム及び通信装置 Active JP6601774B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016144759A JP6601774B2 (ja) 2016-07-22 2016-07-22 通信システム及び通信装置
PCT/JP2017/019823 WO2018016183A1 (ja) 2016-07-22 2017-05-29 通信システム及び通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016144759A JP6601774B2 (ja) 2016-07-22 2016-07-22 通信システム及び通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018014692A JP2018014692A (ja) 2018-01-25
JP6601774B2 true JP6601774B2 (ja) 2019-11-06

Family

ID=60992049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016144759A Active JP6601774B2 (ja) 2016-07-22 2016-07-22 通信システム及び通信装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6601774B2 (ja)
WO (1) WO2018016183A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020010251A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 大崎電気工業株式会社 電力線通信システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7212837B1 (en) * 2002-05-24 2007-05-01 Airespace, Inc. Method and system for hierarchical processing of protocol information in a wireless LAN
JP5740556B2 (ja) * 2011-07-01 2015-06-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 遠隔検針システム
WO2015193968A1 (ja) * 2014-06-17 2015-12-23 三菱電機株式会社 通信装置、無線マルチホップネットワークシステムおよびフレームカウンタ設定方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018016183A1 (ja) 2018-01-25
JP2018014692A (ja) 2018-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090292915A1 (en) Network system and device setting method of network system
US11349808B2 (en) Internet protocol security messages for subnetworks
JP7476366B2 (ja) 中継方法、中継システム、及び中継用プログラム
US20170064763A1 (en) Wireless relay device, control device, wireless communication system, and joining method
US20160212010A1 (en) Node device, network system, and connection method for node devices
MX2010010616A (es) Actualizacion de informacion de enrutamiento y apagon en una red de comunicacion.
JP6601774B2 (ja) 通信システム及び通信装置
JP5601067B2 (ja) 中継装置
WO2016158866A1 (ja) 通信装置、認証装置およびネットワークシステム
US11477174B2 (en) Method for re-registering a smart electricity meter
JP7050585B2 (ja) 中央処理装置、検針システムおよび不正アクセス検出方法
JP6378121B2 (ja) ゲートウェイ装置及び通信方法
JP6443808B2 (ja) マルチホップ通信システム、通信端末、マルチホップ通信方法、およびプログラム
CN109560954B (zh) 设备配置方法及装置
JP5323020B2 (ja) 通信システム、通信方法およびハンディターミナル
JP6814976B2 (ja) 通信装置及び通信システム
KR102054828B1 (ko) 전술환경에서 블록체인에 기반한 명령 전송 방법
WO2018025602A1 (ja) 通信装置、通信システム、通信制御方法、及びプログラム
JP2009111734A (ja) 無線通信システム、及び、認証方法
WO2011010736A1 (ja) 中継装置
JP6739685B2 (ja) 監視制御システム
JP5940830B2 (ja) 加入者パケット交換機、移動通信システム
JP5532993B2 (ja) 中継装置
JP2015177453A (ja) 認証システム、電子機器、証明書の更新方法及びプログラム
JP6384652B2 (ja) 通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190927

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6601774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151