JP6601180B2 - 長尺材測位方法及び長尺材測位支援装置 - Google Patents

長尺材測位方法及び長尺材測位支援装置 Download PDF

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Description

本発明は、長尺材の位置を計測する長尺材測位方法及び長尺材測位支援装置に関する。
従来、工事現場では、トータルステーションによって杭、柱等の位置の三次元座標の計測が行われている(例えば、特許文献1)。
特開平11−325884号公報
ところが、トータルステーションを用いる方法では、杭や柱等が施工された工事現場において計測作業を行わなければならかった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものである。本発明が解決しようとする課題は、実際の工事現場において計測作業を行わずとも、杭や柱等の長尺材の位置を計測できるようにすることである。
上記課題を解決するために、本発明の長尺材測位方法は、工事現場を点群により表すとともに長尺材端部の点群を含んだ工事現場点群モデルと長尺材モデルとを、前記長尺材モデルの端面に向かって見るように表示部に表示させる表示工程と、前記表示工程後に、前記長尺材モデルを前記表示部の画面内で移動させることによって、前記工事現場点群モデルに含まれる前記長尺材端部の点群により構成される外周部に前記長尺材モデルの端面の外縁を合わせるように、前記長尺材モデル及び前記工事現場点群モデルを前記表示部に表示させる移動表示工程と、前記移動表示工程において、前記長尺材モデルの端面の中心のXY座標を取得するXY座標取得工程と、を含むことを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の長尺材測位支援装置は、入力部と、表示部と、コンピュータと、を備え、前記コンピュータが、工事現場を点群により表すとともに長尺材端部の点群を含んだ工事現場点群モデルと長尺材モデルとを記憶し記憶部から前記工事現場点群モデル及び前記長尺材モデルを読み込み、互いに直交するX座標軸、Y座標軸及びZ座標軸によって表された仮想三次元空間に前記工事現場点群モデル及び前記長尺材モデルをモデリングし、その仮想三次元空間にモデリングされた前記長尺材モデルの端面に向かって見るように前記工事現場点群モデル及び前記長尺材モデルをレンダリングして前記表示部に表示させる表示処理と、前記表示処理後に、操作された前記入力部からの信号に従って、前記工事現場点群モデルに含まれる前記長尺材端部の点群により構成される外周部に前記長尺材モデルの端面の外縁を合わせるように前記長尺材モデルを前記仮想三次元空間に再モデリングし、その仮想三次元空間に再モデリングされた前記長尺材モデルの端面に向かって見るように前記工事現場点群モデル及び前記長尺材モデルをレンダリングして前記表示部に表示させる移動表示処理と、前記移動表示処理において再モデリングされた前記長尺材モデルの端面の中心のXY座標を取得するXY座標取得処理と、を実行することを特徴とする。
本発明によれば、表示部の画面を見ながら入力部を操作することで、長尺材モデルの端面の中心のXY座標を取得し、そのXY座標が長尺材の端面の水平位置に相当するので、実際の工事現場で長尺材の位置の計測を行わずとも、長尺材の水平位置を計測することができる。
図1は、長尺材測位支援装置のブロック図である。 図2は、設計構造物モデルを構成する構成要素モデルのデータ構成を示した図面である。 図3は、仮想三次元空間にモデリングされた杭モデルを示した図面である。 図4は、仮想三次元空間にモデリングされた柱モデルを示した図面である。 図5は、工事現場点群モデルのデータ構成を示した図面である。 図6は、仮想三次元空間にモデリングされた工事現場点群モデルを示した図面である。 図7は、工事現場点群モデルに含まれる杭頭部の点群を示した図面である。 図8は、工事現場点群モデルに含まれる杭頭部の点群を示した図面である。 図9は、仮想三次元空間にモデリングされた工事現場点群モデルを示した図面である。 図10は、工事現場点群モデルに含まれる柱頭部の点群を示した図面である。 図11は、工事現場点群モデルに含まれる柱頭部の点群を示した図面である。 図12は、コンピュータ及びそれにインストールされたプログラムを用いて、杭の位置を計測する工程を示したフローチャートである。 図13は、コンピュータの表示画面に表示された杭頭部の点群及び杭モデルを示した図面である。 図14は、コンピュータの表示画面に表示された杭頭部の点群及び杭モデルを示した図面である。 図15は、コンピュータ及びそれにインストールされたプログラムを用いて、柱の位置を計測する工程を示したフローチャートである。 図16は、コンピュータの表示画面に表示された柱頭部の点群及び柱モデルを示した図面である。 図17は、コンピュータの表示画面に表示された柱頭部の点群及び柱モデルを示した図面である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
1. 長尺材測位支援装置
図1に示すように、長尺材測位支援装置10は、鉛直部材としての杭及び柱の位置の計測を支援するための装置である。長尺材測位支援装置10は、アプリケーションプログラム80がインストールされたデスクトップ型、ノートブック型又はタブレット型のパーソナルコンピュータである。図1に示すように、長尺材測位支援装置10は演算処理装置11、入力部12、表示部13及び記憶部14等を備える。演算処理装置11は、CPU、GPU、ROM、RAM及びハードウェアインタフェース等を有するコンピュータである。
入力部12は、スイッチ、キーボード、ポインティングデバイス等の入力装置である。この入力部12は、操作されることによって操作内容に応じた信号を演算処理装置11に出力する。演算処理装置11は、入力部12から入力した信号に従った演算処理を行う。
表示部13は、画面表示を行うディスプレイ装置である。演算処理装置11が演算処理に従ったビデオ信号を表示部13に出力し、この表示部13がそのビデオ信号を入力してそのビデオ信号に従った表示を行う。
記憶部14は、半導体メモリ又はハードディスクドライブ等からなる記憶装置である。記憶部14には、演算処理装置11によって実行可能なアプリケーションプログラム80が格納されている。このアプリケーションプログラム80は、三次元グラフィックス処理プログラムである。
記憶部14には、BIM(Building Information Modeling:ビルディング インフォメーション モデリング)を実現する設計用ソフトウェアによって作成された設計構造物モデル20が記憶されている。設計構造物モデル20は複数の構成要素モデル21の集合体である。構成要素モデル21は、設計された構造物(例えば建物、橋梁等)の構成要素(例えば杭、柱、梁、基礎、スラブ、壁等)をモデリングしたものである。図2に示すように、構成要素モデル21は、構成要素モデル21を識別するために一意的な要素識別子(要素ID)22と、構成要素モデル21の三次元形状を定義する三次元形状情報23と、三次元形状情報23によって定義された構成要素モデル21の三次元形状の仮想三次元空間内における位置を定義する位置情報24と、を有する。
三次元形状情報23及び位置情報24が要素識別子22に対応付けられた状態で記憶部14に記録されている。三次元形状情報23では構成要素モデル21の三次元形状がローカル座標系で表されており、位置情報24では構成要素モデル21の位置及び向きがワールド座標系で表されている。
演算処理装置11は、アプリケーションプログラム80による座標機能によって、設計構造物モデル20の各構成要素モデル21を仮想三次元空間にモデリングすることができる。つまり、構成要素モデル21の三次元形状は、アプリケーションプログラム80を実行する演算処理装置11によって、三次元形状情報23に従ってローカル座標系の空間に配される。更に、その構成要素モデル21の三次元形状は、アプリケーションプログラム80を実行する演算処理装置11により、位置情報24に従ってローカル座標系からワールド座標系に座標変換されることによって、ワールド座標系の仮想三次元空間に配される。ここで、ローカル座標系のx座標軸、y座標軸及びz座標軸は互いに直交し、ワールド座標系のX座標軸、Y座標軸及びZ座標軸も互いに直交する。
図3は、設計構造物モデル20の構成要素モデル21のうち杭モデル21Aを模式的に示したものである。この杭モデル21Aは円柱状又は円筒状の杭をモデリングしたものであり、杭モデル21Aの三次元形状情報23には少なくとも半径情報(外周面の半径の値)及び長さ情報(頭頂面から下端面までの距離)が含まれている。そして、円柱状の杭モデル21Aの頭頂面21Aa、下端面21Ab及び外周面21Acが半径情報及び長さ情報に従ってローカル座標系の仮想空間に配され、その杭モデル21Aの頭頂面21Aa、下端面21Ab及び外周面21Acが位置情報24に基づいてワールド座標系の仮想三次元空間に配される。ここで、杭モデル21Aの頭頂面21Aaの中心点21Afが代表点であり、杭モデル21Aの位置情報24はその代表点のXYZ座標で表されている。なお、杭モデル21Aの頭頂面21Aaの中心点21Afは、杭モデル21Aの頭頂面21Aaと杭芯21Adとの交点に相当する。
図4は、設計構造物モデル20の構成要素モデル21のうち柱モデル21Bを模式的に示したものである。この柱モデル21Bは矩形柱状(例えば正方形柱状)の柱をモデリングしたものであり、柱モデル21Bの三次元形状情報23には少なくとも辺長情報(頭頂面や下端面における各頂点の座標及びそれら座標から求まる頂点間の距離)及び長さ情報(頭頂面から下端面までの長さの値)が含まれている。そして、正方形柱状の柱モデル21Bの頭頂面21Ba、下端面21Bb及び外周面21Bcが辺長情報及び長さ情報に従ってローカル座標系の空間に配され、その柱モデル21Bの頭頂面21Ba、下端面21Bb及び外周面21Bcが位置情報24に従ってワールド座標系の仮想三次元空間に配される。ここで、柱モデル21Bの頭頂面21Baの中心点21Bfが代表点であり、柱モデル21Bの位置情報24は、その代表点を通る柱芯21Bd回りの回転角と、その代表点のXYZ座標とで表されている。
図1に示すように、記憶部14には、工事中の実際の工事現場を点群(point cloud)でモデリングした三次元の工事現場点群モデル30,40が記憶されている。
工事現場点群モデル30,40は、仮想三次元空間に配置される複数の点の集合体である。より具体的には、図5に示すように、工事現場点群モデル30,40の各点の情報は、点を識別するために一意的な識別子と、仮想三次元空間での点の位置を表す三次元座標値と、点の濃淡を表すデータ値(例えば、赤(R)の階調値、緑(G)の階調値、青(B)の階調値)とから構成されている。三次元座標値及びデータ値が識別子に対応付けられた状態で記憶部14に記憶されている。なお、図5では、工事現場点群モデル30,40がフルカラーのモデルを例にしているので、データ値が三原色(RGB)の階調値からなるが、工事現場点群モデル30,40が単色スケール(グレースケール)のモデルである場合、データ値が一色の階調値からなり、工事現場点群モデル30,40が二値(モノクロ)のモデルである場合、工事現場点群モデル30,40にはデータ値が含まれない。
工事現場点群モデル30,40は、実際の工事現場を上空から測量装置によって測量することによって作成されたものである。測量装置は例えばレーザースキャナ等を用いて工事現場を走査することによって工事現場の地面上の各点の位置、構造物の各種の構成要素(杭、柱、梁、基礎、スラブ、壁等)の表面上の各点の位置を計測する走査型表面計測装置である。
工事の進行に伴って工事現場点群モデル30,40が作成されて記憶部14に蓄積される。そのため、記憶部14に記憶された複数の工事現場点群モデル30,40は作成時刻が異なる。具体的には、工事現場点群モデル30は、実際の工事現場に円柱状又は円筒状の杭が構築された段階で作成されたものであり、工事現場点群モデル40は、実際の工事現場に正方形柱状の柱が建て込まれた段階で作成されたものである。
演算処理装置11はアプリケーションプログラム80による機能によって工事現場点群モデル30,40を仮想三次元空間にモデリングすることができる。そして、演算処理装置11は、アプリケーションプログラム80による機能によって、モデリングした工事現場点群モデル30,40を表示部13に表示することができる。表示部13に表示される工事現場点群モデル30,40について、図6〜図11を参照して説明する。図6は工事現場点群モデル30の平面図である。図7は図6に示すVII部の斜視図であり、図8はそのVII部の側面図である。図9は工事現場点群モデル40の平面図である。図10は図9に示すX部の斜視図であり、図11はそのX部の側面図である。
実際の工事現場の鉛直方向が工事現場点群モデル30,40のZ座標軸に相当するように、また工事現場の水平面が工事現場点群モデル30,40のX座標軸及びY座標軸によって定義される面に相当するように、工事現場点群モデル30、40のX座標軸、Y座標軸及びZ座標軸が定義されている。工事現場点群モデル30,40のX座標軸、Y座標及びZ座標軸は互いに直交する。
工事現場点群モデル30は杭が構築された段階で作成されたものであるから、図6〜図8に示すように、工事現場点群モデル30には杭頭部の点群31が含まれている。また、工事現場の杭はその頭頂部が地面から突出した状態に施工されるので、図8に示すように杭頭部の点群31のZ座標は地面の点群32のZ座標よりも大きい。
工事現場点群モデル40は柱が構築された段階で作成されたものであるから、図9〜図11に示すように、工事現場点群モデル40には柱頭部の点群41が含まれている。工事現場の柱が立設されたものであり、柱頭部が他のもの(例えば、地面、基礎、スラブ、壁等)よりも高い位置にあるので、柱頭部の点群41のZ座標は工事現場点群モデル40に含まれる他の点群のZ座標よりも大きい。
2. 杭の測位方法
図12に示すフローチャートを参照して、長尺材測位支援装置10を用いて杭の位置を計測する方法について説明する。
2−1. ステップS1:起動
まず、ユーザが入力部12を操作することによってアプリケーションプログラム80を起動させる。以下に説明する演算処理装置11の処理及び機能は、起動されたアプリケーションプログラム80によって実現される。
2−2. ステップS2:表示
次に、ユーザが入力部12を操作することによって工事現場点群モデル30を演算処理装置11に読み込ませる。そうすると、演算処理装置11が工事現場点群モデル30の各点を仮想三次元空間に配置することによって工事現場点群モデル30を仮想三次元空間にモデリングする。
また、ユーザが入力部12を操作することによって設計構造物モデル20の構成要素モデル21のうち杭モデル21Aを演算処理装置11に読み込ませる。そうすると、演算処理装置11が杭モデル21Aの三次元形状情報23及び位置情報24に従って杭モデル21Aの頭頂面21Aa、下端面21Ab及び外周面21Acを仮想三次元空間に配置することによって杭モデル21Aを仮想三次元空間にモデリングする。この際、演算処理装置11は、杭モデル21Aの頭頂面21AaをX座標軸及びY座標軸に対して平行になるように、且つ杭芯21AdをZ座標軸に対して平行になるように、杭モデル21Aを仮想三次元空間にモデリングする。また、演算処理装置11は、杭モデル21Aのモデリングに際して座標演算処理を行うので、これにより杭モデル21Aの代表点(頭頂面21Aaの中心点21Af)のXYZ座標を取得(検出)する。
そして、演算処理装置11は、仮想三次元空間にモデリングされた工事現場点群モデル30及び杭モデル21Aのレンダリング処理を行うことによって工事現場点群モデル30及び杭モデル21Aを表示部13に表示させる。具体的には、演算処理装置11は、視点及び視線ベクトルを仮想三次元空間に設定するとともに、その視点及び視線ベクトルに基づいた透視投影変換によって工事現場点群モデル30及び杭モデル21Aをレンダリングする。ここで、レンダリング処理における視線ベクトルの方向に複数のオブジェクト(工事現場点群モデル30の各点や杭モデル21Aの表面)が重なっている場合、演算処理装置11は例えばZバッファ処理によって視点に近いものを優先して表示部13に表示させる(後述の図13及び図14参照)。
また、演算処理装置11は、取得した杭モデル21Aの代表点のXYZ座標を表示部13に表示させる。ここで、表示部13の表示画面には、杭モデル21Aの代表点のXYZ座標を表示する領域と、工事現場点群モデル30及び杭モデル21Aを表示する領域がある。
2−3. ステップS3:視点及び視線ベクトルの設定
次に、ユーザは、入力部12を操作することにより仮想三次元空間内の視点及び視線ベクトルを変更することによって、工事現場点群モデル30及び杭モデル21Aを平面視で表示部13に表示させる。つまり、演算処理装置11が、入力部12の操作内容に従って、レンダリング処理における視点を仮想三次元空間内の杭モデル21Aの頭頂面21Aaの上方(Z座標軸の正の向き)の位置に設定するとともに、レンダリング処理における視線ベクトルを下向き(Z座標軸の負の向き)に設定する。そのため、工事現場点群モデル30及び杭モデル21Aは、それらの上方から見た状態で表示部13に表示される。ここで、視線ベクトルは、X座標軸及びY座標軸の両方に対して直交する。
2−4. ステップS4:杭モデルのXY方向の平行移動及びXY座標の取得
次に、ユーザは、入力部12を操作することによって、杭モデル21Aを表示部13の画面内で平行移動させる。具体的には、ユーザは、杭モデル21AのZ座標を変化させずにX座標若しくはY座標又はこれらの両方を変化させるように、入力部12を操作する。そうすると、演算処理装置11が入力部12の操作内容に従った位置に杭モデル21Aを仮想三次元空間に再モデリングして、ステップS3で設定された視点及び視線ベクトルに基づくレンダリング処理により工事現場点群モデル30及び杭モデル21Aを表示部13に表示させる。この際、ユーザは表示部13を見ながら入力部12を操作することによって、図13に示すように表示部13に表示される杭モデル21Aの頭頂面21Aaを杭頭部の点群31に重ねて、杭頭部の点群31が構成する外周円に杭モデル21Aの頭頂面21Aaの外縁を重ねる。
また、演算処理装置11は、X方向及びY方向の平行移動後の杭モデル21Aのモデリングの際の座標演算処理によって杭モデル21Aの代表点のXYZ座標を取得し、取得したXYZ座標を表示部13に表示させる。ユーザは、表示部13を見ることによって、平行移動後の杭モデル21Aの代表点のXY座標を認識することができる。
ここで、表示部13の表示画面では杭モデル21Aの頭頂面21Aaの外縁が杭頭部の点群31によって構成された外周円に重なっているので、杭モデル21Aの代表点のXY座標は杭頭部の点群31によって構成される外周円の中心点のXY座標にほぼ等しい。また、工事現場点群モデル30が実際の工事現場を点群で表したものであるので、杭頭部の点群31よって構成される外周円の中心点のXY座標は実際の工事現場における杭芯の水平方向の位置に相当する。従って、表示部13に表示された杭モデル21Aの代表点のXY座標は、実際の杭芯の水平方向の位置に相当する。よって、ユーザは、表示部13に表示された杭モデル21Aの代表点のXY座標を認識して取得することによって、杭芯の水平方向の位置を計測することができる。
2−5. ステップS5:杭モデルのZ方向の平行移動及びZ座標の取得
次に、ユーザは、入力部12を操作することによって、杭モデル21Aを表示部13の画面の奥行き方向に平行移動させる。具体的には、ユーザは、杭モデル21AのXY座標を変化させずにZ座標のみを変化させるように、入力部12を操作する。そうすると、演算処理装置11が入力部12の操作内容に従った位置に杭モデル21Aを仮想三次元空間に再モデリングして、レンダリング処理により工事現場点群モデル30及び杭モデル21Aを表示部13に表示させる。この際、ユーザは表示部13を見ながら入力部12を操作することによって、図14に示すように杭モデル21Aの頭頂面21Aaの略半分を杭頭部の点群31によって隠すように、表示部13に表示させる。
また、演算処理装置11は、Z方向の平行移動後の杭モデル21Aのモデリングの際の座標演算処理によって杭モデル21Aの代表点のXYZ座標を取得し、取得したXYZ座標を表示部13に表示させる。ユーザは、表示部13を見ることによって、平行移動後の杭モデル21Aの代表点のZ座標を認識することができる。
ここで、表示部13に表示される杭モデル21Aの頭頂面21Aaの半分が杭頭部の点群31によって隠れているので、杭モデル21Aの代表点のZ座標は杭頭部の点群31のうち杭の頭頂面を構成する点のZ座標の平均値にほぼ等しい。また、工事現場点群モデル30が実際の工事現場を点群で表したものであるので、杭頭部の点群31のうち杭の頭頂面を構成する点のZ座標の平均値は、実際の工事現場における杭の頭頂面の鉛直方向の位置に相当する。従って、表示部13に表示された杭モデル21Aの代表点のZ座標は、実際の杭の頭頂面の鉛直方向の位置に相当する。よって、ユーザは、表示部13に表示された杭モデル21Aの代表点のZ座標を認識して取得することによって、杭の頭頂面の鉛直方向の位置を計測することができる。なお、Z方向の平行移動後の杭モデル21Aの代表点のXY座標も、実際の杭芯の水平方向の位置に相当する。
2−6. 別の杭の測位
その後、工事現場点群モデル30に含まれる他の杭頭部の点群31に対しても同様にして、杭頭部の点群31が構成する外周円に杭モデル21Aの頭頂面21Aaの外縁を重ねて、杭モデル21Aの代表点のXY座標を取得した(ステップS4参照)後に、杭モデル21Aの頭頂面21Aaの半分を杭頭部の点群31によって隠すように表示させて、杭モデル21Aの代表点のZ座標を取得する(ステップS5参照)。
3. 柱の測位方法
図15に示すフローチャートを参照して、長尺材測位支援装置10を用いて柱の位置を計測する方法について説明する。
3−1. ステップS11:起動
まず、ユーザが入力部12を操作することによってアプリケーションプログラム80を起動させる。以下に説明する演算処理装置11の処理及び機能は、起動されたアプリケーションプログラム80によって実現される。
3−2. ステップS12:表示
次に、ユーザが入力部12を操作することによって工事現場点群モデル40を演算処理装置11に読み込ませる。そうすると、演算処理装置11が工事現場点群モデル40の各点を仮想三次元空間に配置することによって工事現場点群モデル40を仮想三次元空間にモデリングする。
また、ユーザが入力部12を操作することによって設計構造物モデル20の構成要素モデル21のうち柱モデル21Bを演算処理装置11に読み込ませる。そうすると、演算処理装置11が柱モデル21Bの三次元形状情報23及び位置情報24に従って柱モデル21Bの頭頂面21Ba、下端面21Bb及び外周面21Bcを仮想三次元空間に配置することによって柱モデル21Bを仮想三次元空間にモデリングする。この際、演算処理装置11は、柱モデル21Bの頭頂面21BaをX座標軸及びY座標軸に対して平行になるように、且つ柱芯21BdをZ座標軸に対して平行になるように、柱モデル21Bを仮想三次元空間にモデリングする。また、演算処理装置11は、柱モデル21Bのモデリングに際して座標演算処理を行うので、これにより柱モデル21Bの代表点(柱芯21Bdと頭頂面21Baの中心)のXYZ座標及び柱モデル21Bの回転角を取得する。
そして、演算処理装置11は、仮想三次元空間にモデリングされた工事現場点群モデル40及び柱モデル21Bのレンダリング処理を行うことによって工事現場点群モデル40及び柱モデル21Bを表示部13に表示させる。具体的には、演算処理装置11は、視点及び視線ベクトルを仮想三次元空間に設定するとともに、その視点及び視線ベクトルに基づいた透視投影変換によって工事現場点群モデル40及び柱モデル21Bのレンダリング処理を行う。ここで、レンダリング処理における視線ベクトルの方向に複数のオブジェクト(工事現場点群モデル40の各点や柱モデル21Bの表面)が重なっている場合、演算処理装置11は例えばZバッファ処理により視点に近いものを優先して表示部13に表示させる(後述の図16及び図17参照)。
また、演算処理装置11は、取得した柱モデル21Bの代表点のXYZ座標及び柱モデル21Bの回転角を表示部13に表示させる。ここで、表示部13の表示画面には、柱モデル21Bの代表点のXYZ座標及び柱モデル21Bの回転角を表示する領域と、工事現場点群モデル40及び柱モデル21Bを表示する領域がある。
3−3. ステップS13:視点及び視線ベクトルの設定
次に、ユーザは、入力部12を操作することにより仮想三次元空間内の視点及び視線ベクトルを変更することによって、工事現場点群モデル40及び柱モデル21Bを平面視で表示部13に表示させる。つまり、演算処理装置11が、入力部12の操作内容に従って、レンダリング処理における視点を仮想三次元空間内の柱モデル21Bの頭頂面21Baの上方(Z座標軸の正の向き)の位置に設定するとともに、レンダリング処理における視線ベクトルを下向き(Z座標軸の負の向き)に設定する。そのため、工事現場点群モデル40及び柱モデル21Bは、それらの上方から見た状態で表示部13に表示される。ここで、視線ベクトルは、X座標軸及びY座標軸の両方に対して直交する。
3−4. ステップS14:柱モデルのXY方向の回転・平行移動及び回転角・XY座標の取得
次に、ユーザは、入力部12を操作することによって、柱モデル21Bを表示部13の画面内で平行移動させつつ、柱モデル21Bを柱芯21Bd回りに回転させる。具体的には、ユーザは、柱モデル21BのZ座標を変化させずにX座標若しくはY座標又はこれらの両方を変化させるように、更に柱芯21Bd回りの回転角を変化させるように、入力部12を操作する。そうすると、演算処理装置11が入力部12の操作内容に従った回転角及び位置に柱モデル21Bを仮想三次元空間に再モデリングして、ステップS13で設定された視点及び視線ベクトルに基づくレンダリング処理により工事現場点群モデル40及び柱モデル21Bを表示部13に表示させる。この際、ユーザは表示部13を見ながら入力部12を操作することによって、図16に示すように表示部13に表示される柱モデル21Bの頭頂面21Baを柱頭部の点群41に重ねて、柱頭部の点群41が構成する外周矩形に柱モデル21Bの頭頂面21Baの外縁を重ねる。
また、演算処理装置11は、X方向及びY方向の平行移動後の柱モデル21Bのモデリングの際の座標演算処理によって柱モデル21Bの代表点のXYZ座標及び柱モデル21Bの回転角を取得し、取得したXYZ座標及び回転角を表示部13に表示させる。ユーザは、表示部13を見ることによって、平行移動後の柱モデル21Bの代表点のXY座標及び柱モデル21Bの回転角を認識することができる。
ここで、柱モデル21Bの頭頂面21Baの外縁が柱頭部の点群41によって構成された外周矩形に重なっているので、柱モデル21Bの代表点のXY座標は柱頭部の点群41によって構成される外周矩形の中心点のXY座標にほぼ等しい上、柱モデル21Bの回転角は点群41によって構成される各柱面の向きを表す。また、工事現場点群モデル40が実際の工事現場を点群で表したものであるので、柱頭部の点群41よって構成される外周矩形の中心点のXY座標は実際の工事現場における柱芯の水平方向の位置に相当し、点群41によって構成される各柱面の向きは実際の工事現場における柱の各柱面の向きに相当する。従って、表示部13に表示された柱モデル21Bの代表点のXY座標は、実際の柱芯の水平方向の位置に相当し、表示部13に表示された柱モデル21Bの回転角は、実際の柱の各柱面の向きに相当する。よって、ユーザは、表示部13に表示された柱モデル21Bの代表点のXY座標及び柱モデル21Bの回転角を認識して取得することによって、柱芯の水平方向の位置及び各柱面の向きを計測することができる。
3−5. ステップS25:柱モデルのZ方向の平行移動及びZ座標の取得
次に、ユーザは、入力部12を操作することによって、柱モデル21Bを表示部13の画面の奥行き方向に平行移動させる。具体的には、ユーザは、柱モデル21BのXY座標及び回転角を変化させずにZ座標のみを変化させるように、入力部12を操作する。そうすると、演算処理装置11が入力部12の操作内容に従った位置に柱モデル21Bを仮想三次元空間に再モデリングして、レンダリング処理により工事現場点群モデル40及び柱モデル21Bを表示部13に表示させる。この際、ユーザは表示部13を見ながら入力部12を操作することによって、図17に示すように柱モデル21Bの頭頂面21Baの略半分を柱頭部の点群41によって隠すように、表示部13に表示させる。
また、演算処理装置11は、Z方向の平行移動後の柱モデル21Bのモデリングの際の座標演算処理によって柱モデル21Bの代表点のXYZ座標及び柱モデル21Bの回転角を取得し、取得したXYZ座標及び回転角を表示部13に表示させる。ユーザは、表示部13を見ることによって、平行移動後の柱モデル21Bの代表点のZ座標を認識することができる。
ここで、表示部13に表示される柱モデル21Bの頭頂面21Baの半分が柱頭部の点群41によって隠れているので、柱モデル21Bの代表点のZ座標は、柱頭部の点群41のうち柱の頭頂面を構成する点のZ座標の平均値にほぼ等しい。また、工事現場点群モデル40が実際の工事現場を点群で表したものであるので、柱頭部の点群41のうち柱の頭頂面を構成する点のZ座標の平均値は、実際の工事現場における柱の頭頂面の鉛直方向の位置に相当する。従って、表示部13に表示された柱モデル21Bの代表点のZ座標は、実際の柱の頭頂面の鉛直方向の位置に相当する。よって、ユーザは、表示部13に表示された柱モデル21Bの代表点のZ座標を認識して取得することによって、柱の頭頂面の鉛直方向の位置を計測することができる。なお、Z方向の平行移動後の柱モデル21Bの代表点のXY座標及び柱モデル21Bの回転角も、実際の柱芯の水平方向の位置及び各柱面の向きに相当する。
3−6. 別の柱の測位
その後、工事現場点群モデル40に含まれる他の柱頭部の点群41に対しても同様にして、柱頭部の点群41が構成する外周矩形を柱モデル21Bの頭頂面21Baの外縁を重ねて、柱モデル21Bの代表点のXY座標及び柱モデル21Bの回転角を取得した(ステップS14参照)後に、柱モデル21Bの頭頂面21Baの半分を柱頭部の点群41によって隠すように表示させて、柱モデル21Bの代表点のZ座標を取得する(ステップS15参照)。
4. 効果
以上説明した本発明の実施の形態によれば、長尺材測位支援装置10を用いることにより、以下の効果が得られる。
(1) 工事現場点群モデル30,40が工事現場を点群で表したものであるので、実際の工事現場において各種の測量器を用いずとも、工事現場点群モデル30,40に含まれる点群31,41に基づいて実際の杭や柱の位置を計測することができる。
(2) コンピュータ(長尺材測位支援装置10)を操作するだけで、実際の杭や柱の位置を計測することができる。特に、位置を計測する杭や柱の数が多いほど、実際の杭や柱の位置の計測がより省力的になる。
(3) 実際の工事現場で計測作業を行わずとも、実際の杭や柱の位置を計測することができる。
(4) 前記実施形態では、ステップS5,S15において杭モデル21Aや柱モデル21Bの頭頂面21Aa,21Baを略半分隠したが、頭頂面21Aa,21Baの隠す割合を例えば4割、6割等に適宜変更してもよい。
5. 変形例
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、以下のような実施の形態が考えられる。
(1) 上記実施形態では、測位対象の柱の芯が水平面に対して垂直であり、その柱の頭頂面が水平であった。それに対して、測位対象の柱の芯が水平面に対して傾斜し、その柱の頭頂面がその芯に対して直交してもよい。この場合、演算処理装置11は、柱モデル21Bの柱芯21Bdが仮想三次元空間のXY平面に対して傾斜するように、柱モデル21Bをモデリングする。また、ステップS13における視線ベクトルは、柱モデル21Bの柱芯21Bdに揃うように設定する。また、ステップS14における柱モデル21Bの移動方向は、柱モデル21Bの柱芯21Bdに対して平行とする。
(2) 上記実施形態では、測位対象の長尺材が鉛直部材としての杭或いは柱であったが、水平部材としての梁であってもよい。
(3) 上記実施形態では、実際の工事現場の杭が円筒状又は円柱状であり、杭モデル21Aが円筒状又は円柱状であり、杭頭部の点群31の外形が円筒状又は円柱状であったが、これらが矩形柱状であってもよい。その場合、上述の「3. 柱の測位方法」のように杭を測位する。
(4) 上記実施形態では、実際の工事現場の柱が矩形柱状であり、柱モデル21Bが矩形柱状であり、杭頭部の点群31の外形が矩形柱状であったが、これらが円柱状であってもよい。その場合、上述の「2. 杭の測位方法」のように柱を測位する。
10…長尺材測位支援装置, 11…演算処理装置, 12…入力部, 13…表示部, 14…記憶部, 21A…杭モデル, 21B…柱モデル, 30…工事現場点群モデル, 31…杭頭部の点群, 40…工事現場点群モデル, 41…柱頭部の点群, 80…アプリケーションプログラム

Claims (5)

  1. 工事現場を点群により表すとともに長尺材端部の点群を含んだ工事現場点群モデルと長尺材モデルとを、前記長尺材モデルの端面に向かって見るように表示部に表示させる表示工程と、
    前記表示工程後に、前記長尺材モデルを前記表示部の画面内で移動させることによって、前記工事現場点群モデルに含まれる前記長尺材端部の点群により構成される外周部に前記長尺材モデルの端面の外縁を合わせるように、前記長尺材モデル及び前記工事現場点群モデルを前記表示部に表示させる移動表示工程と、
    前記移動表示工程において、前記長尺材モデルの端面の中心のXY座標を取得するXY座標取得工程と、を含むことを特徴とする長尺材測位方法。
  2. 前記移動表示工程後に、前記工事現場点群モデルに含まれる前記長尺材端部の点群によって前記長尺材モデルの端面が所定割合隠れるように、前記長尺材モデル及び前記工事現場点群モデルを前記表示部に表示させる隠し表示工程と、
    前記隠し表示工程において、前記長尺材モデルの端面の中心のZ座標を取得するZ座標取得工程と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の長尺材測位方法。
  3. 前記移動表示工程では、前記表示部の画面内で前記長尺材モデルを芯回りに回転させ、
    前記XY座標取得工程では、前記長尺材モデルの芯回りの回転角を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の長尺材測位方法。
  4. 前記長尺材モデルが杭モデル又は柱モデルであり、前記長尺材モデルの端面が頭頂面であり、
    前記表示工程では、前記長尺材モデルの芯が仮想三次元空間の座標軸に対して平行になるように且つ前記長尺材の端面が前記仮想三次元空間のX座標軸及びY座標軸に対して平行になるように、前記長尺材モデルを前記仮想三次元空間にモデリングし、更に前記工事現場点群モデルを前記仮想三次元空間にモデリングし、それらモデリングされた前記長尺材モデル及び前記工事現場点群モデルのレンダリング処理により前記長尺材モデル及び前記工事現場点群モデルを前記表示部に表示させ、
    前記移動表示工程では、前記X座標軸及び前記Y座標軸の方向に前記長尺材モデルを平行移動させることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の長尺材測位方法。
  5. 入力部と、表示部と、コンピュータと、を備え、
    前記コンピュータが、
    工事現場を点群により表すとともに長尺材端部の点群を含んだ工事現場点群モデルと長尺材モデルとを記憶し記憶部から前記工事現場点群モデル及び前記長尺材モデルを読み込み、互いに直交するX座標軸、Y座標軸及びZ座標軸によって表された仮想三次元空間に前記工事現場点群モデル及び前記長尺材モデルをモデリングし、その仮想三次元空間にモデリングされた前記長尺材モデルの端面に向かって見るように前記工事現場点群モデル及び前記長尺材モデルをレンダリングして前記表示部に表示させる表示処理と、
    前記表示処理後に、操作された前記入力部からの信号に従って、前記工事現場点群モデルに含まれる前記長尺材端部の点群により構成される外周部に前記長尺材モデルの端面の外縁を合わせるように前記長尺材モデルを前記仮想三次元空間に再モデリングし、その仮想三次元空間に再モデリングされた前記長尺材モデルの端面に向かって見るように前記工事現場点群モデル及び前記長尺材モデルをレンダリングして前記表示部に表示させる移動表示処理と、
    前記移動表示処理において再モデリングされた前記長尺材モデルの端面の中心のXY座標を取得するXY座標取得処理と、を実行することを特徴とする長尺材測位支援装置。
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