JP6601080B2 - 印刷装置、及び、印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被印刷媒体に印刷を行う印刷装置及び印刷方法に関する。
従来、予めロール状(渦巻き状)に巻かれた長尺状のテープ(被印刷媒体)に任意の文字、絵等を含む所望の描画図案の印刷を行ってから長尺状のテープを切断することで、テープ片(印刷物)を容易に作成可能なラベルプリンタ等の印刷装置が用いられている。また、ラベルプリンタに用いられる上記のロール状に巻かれた長尺状のテープを収容するカセットが製造・販売されている。
印刷装置における印刷方式としては、インクジェットヘッドを用いたインクジェット方式や、サーマルヘッドを用いた熱転写方式(例えば、特許文献1参照)が知られている。インクジェット方式では、インクジェットヘッドからインクが吐出されることで、長尺状のテープの表面に印刷が行われる。一方、熱転写方式では、長尺状のテープは、サーマルヘッドとヘッドアップしたプラテンローラとの隙間にインクリボンとともにセットされ、インクリボンのうちサーマルヘッドにより加熱された部分が描画図案として長尺状のテープの表面に熱転写されることで、印刷が行われる。
特開2011−197228公報
ところで、カセットにおいてコア部にロール状に巻かれた長尺状のテープは、例えば、コア部内に設けられた板状リングバネによって、カセットが印刷装置に装着される前及び装着された状態の両方において終始荷重がかけられ、長尺状のテープの回転抑制機能が維持されている。
カセットが印刷装置に装着される前は、ユーザが不用意に長尺状のテープをカセットから引き出してしまったり、カセットに引き戻してしまったりするため、長尺状のテープの回転抑制機能が維持されていることが望ましい。
しかしながら、カセットが印刷装置に装着された状態では、印刷開始前であっても、長尺状のテープは、例えば、印刷装置における長尺状のテープの出口まで、先端が大きく引き出され、長尺状のテープの先端検出等の処理が自動で行われる。
そのため、長尺状のテープの回転抑制機能は、印刷装置に装着された状態では解除されることが望ましい。また、長尺状のテープの回転抑制機能の解除は、印刷装置のユーザが手動で行うようにすると、手間がかかる上に、手違いで解除をし忘れることがある。
本発明の目的は、カセットにロール状に収容された被印刷媒体の回転抑制機能を、カセットが印刷装置に装着された状態で簡単に解除することができる、カセット、印刷装置、及び印刷方法を提供することである。
1つの態様では、長尺状の被印刷媒体がロール状に巻き付けられ、前記被印刷媒体と共に回転自在な本体部と、前記本体部に接触させて前記本体部の回転を抑制する位置に配置されることで、前記被印刷媒体のカセットからの繰り出し及び前記被印刷媒体のカセットへの引き戻しの少なくとも一方に伴う前記被印刷媒体の回転を抑制し、且つ前記カセットの印刷装置への装着動作に連動して、前記被印刷媒体の回転を抑制する位置から退避する回転抑制部と、第1のローラと、を備えるカセットを着脱自在に収納するカセット収納部、を備え、前記カセット収納部は、前記カセットを収納する際、前記カセットの底面及び側面を覆い、前記カセットの前記第1のローラと対応する位置に第2のローラが設けられた収納ケースと、前記収納ケースの上面に回動自在に設けられた開閉蓋と、を備え、前記開閉蓋の内側に設けられた弾性体を押し付けて前記カセットを下方に付勢することで、前記被印刷媒体が前記第1のローラと前記第2のローラとに把持されて搬送される、ことを特徴とする印刷装置。
別の1つの態様では、印刷方法は、長尺状の被印刷媒体がロール状に巻き付けられ、前記被印刷媒体と共に回転自在な本体部と、前記本体部に接触させて前記本体部の回転を抑制する位置に配置されることで、前記被印刷媒体のカセットからの繰り出し及び前記被印刷媒体のカセットへの引き戻しの少なくとも一方に伴う前記被印刷媒体の回転を抑制し、且つ前記カセットの印刷装置への装着動作に連動して、前記被印刷媒体の回転を抑制する位置から退避する回転抑制部と、第1のローラと、を備えるカセットを着脱自在に収納するカセット収納部、を備え、前記カセット収納部は、前記カセットを収納する際、前記カセットの底面及び側面を覆い、前記カセットの前記第1のローラと対応する位置に第2のローラが設けられた収納ケースと、前記収納ケースの上面に回動自在に設けられた開閉蓋と、を備え、前記開閉蓋の内側に設けられた弾性体を押し付けて前記カセットを下方に付勢することで、前記被印刷媒体が前記第1のローラと前記第2のローラとに把持されて搬送される。
本発明によれば、カセットにロール状に収容された被印刷媒体の回転抑制機能を、カセットが印刷装置に装着された状態で簡単に解除することができる。
本発明の一実施の形態に係る印刷装置を示す斜視図(その1)である。 本発明の一実施の形態に係る印刷装置を示す斜視図(その2)である。 本発明の一実施の形態に係る印刷装置の制御回路構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係るカセットを示す斜視図(その1)である。 本発明の一実施の形態に係るカセットを示す斜視図(その2)である。 本発明の一実施の形態に係るカセットを示す斜視図(その3)である。 本発明の一実施の形態における本体部及びカセットケースを示す分解斜視図(その1)である。 本発明の一実施の形態における本体部及びカセットケースを示す分解斜視図(その2)である。 (a)は、本発明の一実施の形態に係るカセットを模式的に示す正面図であり、(b)は、カセットの一部を示す部分左側面図である。 (a)及び(b)は、本発明の一実施の形態に係るカセットの装着動作を説明するための説明図である。 (a)〜(e)は、本発明の一実施の形態に係る印刷方法を説明するための説明図である。 本発明の一実施の形態における印刷準備処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る、カセット、印刷装置、及び印刷方法について、図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施の形態に係る印刷装置1を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、印刷装置1は、カセット100を収納するカセット収納部10と、カセット100にロール状に収容された例えば長尺状のテープである被印刷媒体Mを搬送する媒体搬送部20と、被印刷媒体Mに印刷を行う印刷部30と、被印刷媒体Mの切断を行うカット機構40と、を備える例えばラベルプリンタである。
印刷装置1は、被印刷媒体Mに印刷対象データに基づいて任意の文字、絵等を含む所望の描画図案を印刷後、被印刷媒体Mを切断することにより、所望の描画図案が印刷された例えばテープ片である印刷物を作成する。また、被印刷媒体Mは、例えば、印刷面となる受容層と、ベースフィルムと、このベースフィルムに設けられた接着層と、この接着層を覆うように剥離可能にベースフィルムに貼付された剥離紙と、を有する。
なお、図1及び図2におけるX方向は、被印刷媒体Mの搬送方向(長尺方向)であり、Y方向は、被印刷媒体Mの幅方向であり、Z方向は、インク吐出方向となる鉛直方向である。また、X方向、Y方向、及びZ方向は、互いに直交する。そのため、X方向及びY方向は、水平方向である。
カセット収納部10は、収納ケース11と、開閉蓋12と、媒体搬送部20の一部としても機能する第2のローラの一例である後述する図10及び図11に示す駆動ローラ23と、を有する。
収納ケース11は、上面に開口し、カセット100を収納する。収納ケース11は、カセット100を収納する際、カセット100の底面及び側面(正面,背面,左側面,右側面を含む)を覆い、カセット100の第1のローラの一例である後述する図10及び図11に示す従動ローラ124と対応する位置に、駆動ローラ23が設けられている。
開閉蓋12は、収納ケース11の上面に回動自在に設けられている。例えば、開閉蓋12は、収納ケース11の上端に固定されたヒンジ部12aを中心に回動可能であり、図1及び図2に示すように収納ケース11の上面を覆う位置と、収納ケース11の上面を開放する位置とに回動する。開閉蓋12には、矩形の開口部である窓12bが形成されている。カセット100は、上部において窓12bから突出するように位置する。
媒体搬送部20は、媒体搬送用モータ21と、媒体搬送用ギア列22と、媒体ガイド27と、を有する。
媒体搬送用モータ21及び媒体搬送用ギア列22は、被印刷媒体Mを搬送するための媒体搬送用駆動部の一例であり、収納ケース11の正面側(Y方向手前側)に固定されている。
媒体搬送用モータ21は、例えば、ステッピングモータである。このステッピングモータは、1−2相励磁方式で駆動し、駆動信号の1パルス当たり一定量だけ回転する。媒体搬送用ギア列22は、媒体搬送用モータ21の動力を、媒体搬送部20の後述する図11に示す駆動ローラ23,25に伝達するべく、数枚の減速ギアと、接続ギアとを含む。
なお、図11に示す一方の駆動ローラ23は、ASF(Automatic Sheet Feeder)ローラである。この駆動ローラ23は、ASFピンチローラである従動ローラ124に対向する。この従動ローラ124は、後述する図10(a)及び(b)に示す弾性体14によって駆動ローラ23側に付勢されている(矢印P)。被印刷媒体Mは、駆動ローラ23と従動ローラ124とによって密着して把持されることにより、両ローラの回転に伴って搬送されることが可能となる。
他方の駆動ローラ25は、フィードローラである。この駆動ローラ25は、ピンチローラである従動ローラ24に対向する。この従動ローラ24は、図示しない弾性体又は荷重付与機構によって駆動ローラ25側に付勢されているか又は押圧されている。なお、従動ローラ24は、被印刷媒体Mがジャム等で搬送できなくなった場合、手動で荷重の解除が可能な構造となっていることが望ましい。
媒体ガイド27は、後述するインクジェットヘッド39の被印刷媒体Mに対するインク吐出位置である印刷位置を挟んで被印刷媒体Mの搬送方向(X方向)の上流側(図1及び図2における左側)及び下流側(図1及び図2における右側)に一対設けられている。この一対の媒体ガイド27は、例えば、被印刷媒体の表面側、裏面側、及び両側面側をガイドする。
印刷部30は、インクカートリッジ31と、キャリッジ32と、キャリッジ搬送用モータ33と、キャリッジ搬送用ギア列34と、タイミングベルト35と、一対のガイドレール36と、キャップ37と、インク受け38と、インク吐出部の一例である後述する図11に示すインクジェットヘッド39と、を有する。
インクカートリッジ31には、被印刷媒体Mに吐出されるインクが充填されている。
キャリッジ32には、インクカートリッジ31が取り付けられる。
キャリッジ搬送用モータ33及びキャリッジ搬送用ギア列34は、インクカートリッジ31、キャリッジ32、及びインクジェットヘッド39を、被印刷媒体Mの幅方向(Y方向)に移動させるためのキャリッジ搬送用駆動部の一例であり、印刷部30の左側面側に固定されている。
キャリッジ搬送用モータ33も、例えば、媒体搬送用モータ21と同様に、1−2相励磁方式で駆動し、駆動信号の1パルス当たり一定量だけ回転するステッピングモータである。キャリッジ搬送用ギア列34は、キャリッジ搬送用モータ33の動力を、タイミングベルト35を介してキャリッジ32に伝達するべく、数枚の減速ギアと、接続ギアとを含む。これにより、キャリッジ32、インクカートリッジ31、及びインクジェットヘッド39が、一対のガイドレール36に沿って、被印刷媒体Mの幅方向(Y方向)に移動する。なお、タイミングベルト35は、一対のガイドレール36の一方(図1及び図2における左側)に沿って設けられた複数のローラに架け渡された無端ベルトである。
キャップ37は、上記の印刷位置よりも図1及び図2における奥側に設けられている。また、キャップ37は、インクジェットヘッド39の乾燥や塵埃の付着を抑制するためのキャッピング手段であり、キャリッジ32がホームポジション(印刷待機位置)に位置するときにインクジェットヘッド39を覆う位置に配置されている。
インク受け38は、上記の印刷位置よりも図1及び図2における手前側に設けられている。また、インク受け38は、キャリッジ32がスピッティングポジションに位置するときに予備吐出される廃インクを受ける。インク受け38には、インクの飛散を防止するためのインク吸収材が敷かれている。なお、印刷部30には、インクジェットヘッド39の表面を拭うワイピング手段なども配置されている。
インクジェットヘッド39は、インクを吐出することによって、被印刷媒体Mに所望の描画図案を印刷する。なお、本実施の形態では、印刷装置1における印刷方式を、インクジェットヘッド39を用いたインクジェット方式を一例として説明しているが、印刷方式は、サーマルヘッドを用いた熱転写方式などの他の方式が用いられてもよい。
カット機構40は、被印刷媒体Mを幅方向(Y方向)に切断することによって、印刷された印刷物を被印刷媒体Mから切り出す。なお、カット機構40は、被印刷媒体Mが複数の層(例えば、受容層、ベースフィルム、剥離紙など)を有する場合には、一部の層(例えば、受容層及びベースフィルム)のみを幅方向に切断してもよい。
図3は、印刷装置1の制御回路構成を示すブロック図である。
図3に示すように、印刷装置1は、中央制御回路61と、媒体搬送制御回路62と、キャリッジ搬送制御回路63と、ヘッド制御回路64と、電源回路65と、媒体有無検出センサ51と、先端検出センサ52と、表示画面制御回路66と、メモリ制御回路67と、ユーザインターフェース(UI)制御回路68と、表示デバイス69と、無線通信モジュール70と、USB(Universal Serial Bus)制御回路71と、を備える。
中央制御回路61は、印刷装置1全体を制御する制御部の一例であり、印刷装置1内の各種回路に接続される。中央制御回路61は、メモリ制御回路67に記憶されているプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)を含む。印刷装置1では、中央制御回路61がプログラムを実行することで、種々の制御が実現される。
媒体搬送制御回路62は、媒体搬送用モータ21を制御する回路であり、この媒体搬送用モータ21の駆動を制御するモータードライバを有する。また、媒体搬送制御回路62は、中央制御回路61からの駆動信号に従って、電源回路65から供給された電力を媒体搬送用モータ21に供給し、この媒体搬送用モータ21を駆動する。中央制御回路61は、媒体搬送制御回路62へ出力した駆動信号のパルス数によって被印刷媒体Mの搬送量を正確に把握することができる。
キャリッジ搬送制御回路63は、キャリッジ搬送用モータ33を制御する回路であり、このキャリッジ搬送用モータ33の駆動を制御するモータードライバを備える。また、キャリッジ搬送制御回路63は、中央制御回路61からの駆動信号に従って、電源回路65から供給された電力をキャリッジ搬送用モータ33に供給し、このキャリッジ搬送用モータ33を駆動する。中央制御回路61は、キャリッジ搬送制御回路63へ出力した駆動信号のパルス数によってキャリッジ32の搬送量を正確に把握することができる。
ヘッド制御回路64は、インクジェットヘッド39を制御する回路である。中央制御回路61は、印刷対象データ(例えば、印刷すべき上述の描画図案のピクセルごとのRGB値など、被印刷媒体Mに印刷されるべき内容を示すデータ)をヘッド制御回路64に出力する。ヘッド制御回路64は、中央制御回路61から出力された印刷対象データに従って、インクジェットヘッド39におけるインクの吐出を制御する。
電源回路65は、印刷装置1の各回路(媒体搬送制御回路62、キャリッジ搬送制御回路63、ヘッド制御回路64など)に電力を供給する回路である。
図11にも示す媒体有無検出センサ51及び先端検出センサ52は、例えば、所定の方向に向けて光を出射する発光素子と反射光を受光する受光素子とを有する反射型光学センサであり、受光素子で受光した光量に応じた信号を中央制御回路61へ出力する。中央制御回路61は、媒体有無検出センサ51及び先端検出センサ52からの信号に基づいて、被印刷媒体Mの有無や先端位置を検出する。なお、印刷装置1には、被印刷媒体Mの幅に応じた信号を中央制御回路61に出力する幅検出センサも設けられている。中央制御回路61は、幅検出センサからの信号に基づいて、被印刷媒体Mの幅を検出する。
表示画面制御回路66は、表示デバイス69を制御する回路である。また、表示画面制御回路66は、表示デバイス69へのデータ転送や表示デバイス69のバックライトの点灯制御などを行う。表示デバイス69は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)を有する。
メモリ制御回路67は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリデバイスを含み、それらのメモリデバイスに対するデータの読み書きを制御する回路である。メモリデバイスには、プログラムやプログラムの実行に必要なデータが記憶されている。
UI制御回路68は、図示しないキーボード、マウス、リモコン、タッチパネルなどの入力デバイスへの入力に応じた信号を中央制御回路61へ出力する。
無線通信モジュール70は、外部装置との間で無線を通じてデータの授受を行う回路であり、例えば、Bluetooth(登録商標)モジュールや無線LAN(WLAN)モジュールである。無線通信モジュール70は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)2から印刷対象データを受信する。
USB制御回路71は、PC2との間でUSBケーブルを通じてデータの授受を行う回路である。USB制御回路71は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)2から印刷対象データを受信する。
なお、印刷装置1の上述の構成はあくまで一例であって、上述の構成に限られず、例えば、入力デバイスにおける入力や表示デバイス69における表示を要さない印刷装置などであってもよい。
図4〜図6は、本発明の一実施の形態に係るカセット100を示す斜視図である。
図7及び図8は、カセット100の本体部110及びカセットケース120を示す分解斜視図である。
図4〜図6に示すカセット100は、本体部110と、カセットケース120と、回転抑制部130(図5参照)と、を備える。
本体部110は、被印刷媒体Mがロール状に巻き付けられ、被印刷媒体Mと共に回転自在である。また、本体部110は、被印刷媒体Mがロール状に巻き付けられるコア部111と、被印刷媒体Mの長尺方向と直交する幅方向(Y方向)に被印刷媒体Mを挟んで互いに対向する一対の壁部112,113と、を有し、例えばボビン形状を呈する。
コア部111の中心軸は、図1及び図2に示すY方向、即ち水平方向である。なお、コア部111に巻き付けられる被印刷媒体Mは、カセット100から繰り出された後、表面が水平となるように搬送される。
一対の壁部112,113は、円板形状を呈する。図5〜図8に示す裏面側の壁部113は、凹凸形状(ギザギザ形状)を呈する円形の周縁部113aを含む。
カセットケース120は、本体部110の周囲において、例えば、ロール状の被印刷媒体Mの径方向の周囲を取り囲むように位置し、外周部121と、第1ガイド122aを含む表面ガイド部122と、裏面ガイド部123と、上述の従動ローラ124と、一対の第2ガイド125と、を有する。なお、カセットケース120は、被印刷媒体Mや本体部110と一体には回転しない。
外周部121は、ロール状の被印刷媒体Mの径方向の周囲を取り囲むように位置する。また、外周部121は、周縁部113aが設けられた壁部113の一部を覆うように位置しコア部111を支持する。図5に示すように、外周部121には、後述する回転抑制部130が固定される被固定部121aと、回転抑制部130を配置するための開口部121bと、が設けられている。
表面ガイド部122は、カセット100から繰り出される被印刷媒体Mの印刷面となる表面をガイドする。表面ガイド部122は、この表面ガイド部122から下方に突出する第1ガイド122aを有する。この第1ガイド122aは、被印刷媒体Mの幅方向の両端及び表面をガイドする第1ガイド122aを有する。
裏面ガイド部123は、カセット100から繰り出される被印刷媒体Mの裏面をガイドする。
従動ローラ124は、図11に示す駆動ローラ23とともに、被印刷媒体Mを搬送する。なお、表面ガイド部122は、外周部121から、従動ローラ124よりも本体部110側の位置まで延びているのみであるのに対し、裏面ガイド部123は、外周部121から、従動ローラ124よりも外側の繰り出し位置まで延びている。ここで、裏面ガイド部123は、従動ローラ124に対向する図10(a)及び(b)並びに図11(a)〜(e)に示す駆動ローラ25との干渉を回避するための開口部が設けられているものとする。
一対の第2ガイド125は、裏面ガイド部123の繰り出し位置側の端部から上方に突出し、被印刷媒体Mの幅方向の両端及び表面をガイドする。なお、上述の第1ガイド122a及び第2ガイド125が、被印刷媒体Mの幅方向の両端を搬送経路の互いに異なる位置でガイドするのは、被印刷媒体Mの斜行を防止するためである。
図5に示す回転抑制部130は、例えば板バネである。回転抑制部130は、上述の外周部121の被固定部121aに一端である上端が固定され、他端である下端(自由端)側において凸部131が折り曲げ加工により形成された矩形薄板状を呈する。回転抑制部130は、凸部131において、上述の壁部113の凹凸形状を呈する周縁部113aの凹部に嵌合されて本体部110の回転を抑制する。このように、回転抑制部130は、本体部110に接触させて本体部110の回転を抑制する位置に配置されることで、被印刷媒体Mの回転を抑制する。ここで、被印刷媒体Mの回転は、被印刷媒体Mのカセット100からの繰り出し及び被印刷媒体Mのカセット100への引き戻しの少なくとも一方に伴うものである。
なお、回転抑制部130は、被印刷媒体Mに接触して被印刷媒体Mの回転を抑制してもよい。また、回転抑制部130は、コア部111に接触して本体部110の回転を抑制してもよい。また、回転抑制部130は、コア部111や壁部112,113に面接触するパッドを含む構成など、他の構成であってもよい。
回転抑制部130は、カセットケース120の外周部121の開口部121bに位置するため、カセット100の外部に露出している。そのため、ユーザが目視で回転抑制部130を確認した状態で、手動で回転抑制部130を本体部110の回転を抑制する位置から退避させることができる。
なお、詳しくは後述するが、回転抑制部130は、図10(a)及び(b)に示すカセット収納部10に設けられた回転抑制解除部の一例である押圧部13によって凸部131が周縁部113aから遠ざかるように下端を押圧される。これによって、回転抑制部130は、周縁部113aの凹部に嵌合された状態を解除され、本体部110の回転ひいては被印刷媒体Mの回転を抑制する位置から退避する。この退避動作は、カセット100の印刷装置1への装着動作に連動するものといえる。
図9(a)は、カセット100を模式的に示す正面図であり、図9(b)は、カセット100の一部を示す部分左側面図である。
図9(a)におけるカセット100は、模式的に図示されたものであるため、カセットケース120の形状が図4〜図8に示す形状と異なるが、回転抑制部130が壁部113において本体部110の回転を抑制するなどの上述のカセット100の特徴は同様である。
図10(a)及び(b)は、カセット100の装着動作を説明するための説明図である。図10(a)及び(b)も、図9(a)及び(b)と同様に模式的に図示されたものであるため、カセットケース120の形状が図4〜図8に示す形状と異なったり、カセット収納部10の形状が図1及び図2に示す形状と異なったりする。また、図10(b)において、カセット100は、図1及び図2に示すのとは異なり、開閉蓋12(窓12b)から上方に突出しないが、突出する構成であっても突出しない構成であってもよい。
図10(a)に示すように、カセット100がカセット収納部10に収納されるとき、即ち印刷装置1に装着されるときには、開閉蓋12は、例えば、印刷装置1のユーザによる手動で又はユーザの操作によって自動で、ヒンジ部12aを中心に回転し、開放した状態にされる。
図10(b)に示すように、カセット100がカセット収納部10の収納ケース11に収納されると、収納ケース11の内部に突出するように設けられた例えば爪である押圧部13は、回転抑制部130の凸部131が壁部113(図5〜図8に示す周縁部113a)から遠ざかるように回転抑制部130の下端を押圧する。これによって、回転抑制部130の凸部131は、壁部113の周縁部113aの凹部に嵌合された状態を解除され、回転抑制部130は、壁部113(本体部110)の回転ひいては被印刷媒体Mの回転を抑制する位置から退避する。
開閉蓋12の内側、例えば開閉蓋12のうち収納ケース11側の面には、カセット100を下方に付勢することで(下向き矢印P)、上述のカセットケース120の従動ローラ124を駆動ローラ23に押し付ける弾性体14が設けられている。この弾性体14は、例えば板バネである。なお、回転抑制部130がカセット100の上部側に設けられている場合(変形例)には、弾性体14がカセット100を下方に付勢する構成を利用して、下方への付勢力によって、回転抑制部130を、壁部113(本体部110)の回転を抑制する位置から退避させてもよい。
また、図10(b)に示すように、開閉蓋12が閉じられた状態では、開閉蓋12のヒンジ部12aとは反対側の端部に設けられた係合爪12bと収納ケース11に設けられた係合爪11bとの係合によって、開閉蓋12が閉じられた状態に維持される。
図11(a)〜(e)は、本実施の形態に係る印刷方法を説明するための説明図である。
図11(a)及び(b)も、図9(a)及び(b)並びに図10(a)及び(b)と同様に模式的に図示されたものであるため、カセットケース120の形状が図4〜図8に示す形状と異なる。
図12は、本実施の形態における印刷準備処理のフローチャートである。
図11(a)に示すカセット100の装着当初の状態では、被印刷媒体Mの先端Maは、駆動ローラ23と従動ローラ124との間からわずかにカセット100の外側に突出している。
この後、印刷処理が行われる前の印刷準備処理が行われる。
図12を参照しながら、図3、図11等の符号を用いて印刷準備処理について説明する。
まず、中央制御回路61が、インクカートリッジ31のインク残量を検出する(ステップS11)。インク残量が所定値以下である場合には、中央制御回路61は、表示デバイス69にメッセージを表示するなどして利用者にインク残量不足を報知し、印刷処理を中止する。
中央制御回路61は、インクが不足していないと判断すると、被印刷媒体Mの幅を検出する(ステップS12)。ここでは、中央制御回路61は、媒体搬送制御回路62を制御して被印刷媒体Mを図示しない幅検出センサの上方まで繰り出し、その後、幅検出センサからの信号に基づいて被印刷媒体Mの幅を検出する。
被印刷媒体Mの幅が検出されると、中央制御回路61は、インクジェットヘッド39のプレヒートを開始する(ステップS13)。ここでは、インクヘッド39の全てのノズルを温める制御を行う。
中央制御回路61は、ノズルが温められている間に、先端検出センサ52によって被印刷媒体Mの先端Maを検出して被印刷媒体Mをハーフカットする制御を行う(ステップS14)。ここでは、中央制御回路61は、媒体搬送制御回路62を制御して被印刷媒体Mを搬送しながら、先端検出センサ52からの信号に基づいて被印刷媒体Mの先端Maを検出する。先端検出センサ52からの信号に基づいて先端Maが検出されると、さらに、媒体搬送制御回路62により被印刷媒体Mを所定距離だけ搬送させ、その後、カット機構40により被印刷媒体Mをハーフカットする。なお、ハーフカットは、被印刷媒体Mから剥離紙を剥がすときのために、受容層及びベースフィルムのみを切断する処理である。
ハーフカットが完了すると、中央制御回路61は、媒体搬送制御回路62を制御して被印刷媒体Mを印刷開始位置まで搬送し(ステップS15)、その後、PC2からの印刷対象データの受信を開始する(ステップS16)。
さらに、中央制御回路61は、媒体搬送制御回路62を制御してインクジェットヘッド39をホームポジションからスピッティングポジションに搬送し、その後、ヘッド制御回路64を制御してインク受け38へインクを吐出するスピッティングを行う(ステップS17)。
スピッティング後、中央制御回路61は、媒体搬送制御回路62を制御してワイピングを行う(ステップS18)。ここでは、媒体搬送制御回路62がインクジェットヘッド39を搬送することで、インクジェットヘッド39表面が図示しないワイピング手段で拭われて、スピッティングによりインクジェットヘッド39表面に残っていたインクが取り除かれる。
最後に、中央制御回路61は、媒体搬送制御回路62を制御してインクジェットヘッド32を印刷位置に搬送し(ステップS19)、印刷準備処理を終了する。
上述の印刷準備処理が終了すると、図11(b)に示すように、被印刷媒体Mは、先端Maがインクジェットヘッド39の下方に位置するように、互いに対向する駆動ローラ23及び従動ローラ124と、互いに対向する駆動ローラ25及び従動ローラ24とによって搬送される。この状態で、被印刷媒体Mは、印刷処理が行われるのを待機する。このとき、表示デバイス69は、印刷処理が可能であることをユーザに報知する。
次に、図11(c)に示すように、被印刷媒体Mは、上面である表面にインクジェットヘッド39によって印刷が行われながら搬送される。
被印刷媒体Mへの印刷が終了すると、図11(d)に示すように、カット機構40によって被印刷媒体Mがフルカットされ、被印刷媒体Mから印刷物M−1が切り出される。その後、被印刷媒体Mは、図11(e)に示すように、図11(b)に示すのと同一の印刷処理の待機位置まで逆搬送され、次の印刷処理(図11(c))及びこの印刷処理に続くカット処理(図11(d))に備える。なお、カセット100を交換する場合には、被印刷媒体Mは、図11(a)に示す装着当初の状態まで逆搬送される。このとき、表示デバイス69は、カセット100の交換が可能であることをユーザに報知する。
以上説明した本実施の形態に係るカセット100は、長尺状の被印刷媒体Mがロール状に巻き付けられ、被印刷媒体Mと共に回転自在な本体部110と、この本体部110に接触させて本体部110の回転を抑制する位置に配置されることで、被印刷媒体Mのカセット100からの繰り出し及び被印刷媒体Mのカセット100への引き戻しの少なくとも一方に伴う被印刷媒体Mの回転を抑制する回転抑制部130と、を備える。この回転抑制部130は、カセット100の印刷装置1への装着動作に連動して、被印刷媒体Mの回転を抑制する位置から退避する。また、本実施の形態に係る印刷装置1は、上記のカセット100を、着脱自在に収納するカセット収納部10と、カセット100から繰り出された被印刷媒体Mに印刷を行う印刷部30と、備える。また、他の観点では、本実施の形態に係る印刷装置1は、被印刷媒体Mのカセット100からの繰り出し及び被印刷媒体Mのカセット100への引き戻しの少なくとも一方に伴う被印刷媒体Mの回転を抑制する回転抑制部130を有し長尺状の被印刷媒体Mをロール状に収容するカセット100を、着脱自在に収納するカセット収納部10を備え、カセット収納部10は、回転抑制部130を、カセット100の印刷装置1への装着動作に連動して、被印刷媒体Mの回転を抑制する位置から退避させる回転抑制解除部の一例である押圧部13を有する。また、本実施の形態に係る印刷方法は、被印刷媒体Mのカセット100からの繰り出し及び被印刷媒体Mのカセット100への引き戻しの少なくとも一方に伴う被印刷媒体Mの回転を抑制する回転抑制部130を有し被印刷媒体Mをロール状に収容するカセット100が、印刷装置1に装着された状態で、被印刷媒体Mに印刷を行う印刷方法であって、回転抑制部130を、カセット100の印刷装置1への装着動作に連動して、被印刷媒体Mの回転を抑制する位置から退避させ、カセット100から被印刷媒体Mを繰り出し、繰り出された被印刷媒体Mに印刷を行う。
そのため、カセット100が印刷装置1に装着される前は、回転抑制部130によって、ユーザが不用意に被印刷媒体Mをカセット100から引き出し(繰り出し)てしまったり、カセット100に引き戻してしまったりするのが防止される。また、回転抑制部130は、カセット100の印刷装置1への装着動作に連動して、被印刷媒体Mの回転を抑制する位置から退避するため、カセット100が印刷装置1に装着された状態で、被印刷媒体Mの先端検出等の印刷準備処理や、繰り出し等の印刷処理時に、回転抑制部130が被印刷媒体Mの回転を抑制することで被印刷媒体Mの搬送が妨げられるのが防止される。
よって、本実施の形態によれば、カセット100にロール状に収容された被印刷媒体Mの回転抑制機能を、カセット100が印刷装置1に装着された状態で簡単に解除することができる。
また、本実施の形態では、本体部110は、被印刷媒体Mがロール状に巻き付けられるコア部111と、被印刷媒体Mの長尺方向と直交する幅方向(Y方向)に被印刷媒体Mを挟んで互いに対向する円板形状の一対の壁部112,113と、を有し、回転抑制部130は凸部131を有し、凸部131は一対の壁部112,113のうち少なくとも一方(壁部113)の凹凸形状を呈する周縁部113aの凹部に嵌合されて本体部110の回転を抑制し、カセット100の印刷装置1への装着動作に連動して、印刷装置1に設けられた押圧部13に押圧されることによって、周縁部113aの凹部に嵌合された状態を解除され本体部110の回転を抑制する位置から退避する。そのため、コア部111よりも被印刷媒体Mの径方向の外側に位置する壁部113において、回転抑制部130が本体部110に接触するため、コア部111に接触するよりも広い空間又は広い面積を利用して本体部110の回転を抑制することができる。また、簡素な構成で、回転抑制部130によって本体部110の回転を抑制することができる。
また、本実施の形態では、カセットケース120は、本体部110の周囲に位置する。回転抑制部130は、カセットケース120(被固定部121a)に固定されている。そのため、簡素な構成で、回転抑制部130によって本体部110の回転を抑制することができる。
また、本実施の形態では、カセット100は、第1のローラの一例である従動ローラ124を備える。カセット収納部10は、カセット100を収納する際、カセット100の底面及び側面を覆い、カセット100の従動ローラ124と対応する位置に第2のローラの一例である駆動ローラ23が設けられた収納ケース11と、収納ケース11の上面に回動自在に設けられた開閉蓋12と、を備える。開閉蓋12の内側に設けられた弾性体14を押し付けてカセット100を下方に付勢することで、被印刷媒体Mが従動ローラ124と駆動ローラ23と把持されて搬送される。そのため、駆動ローラ23と従動ローラ124とによって密着して把持された状態の被印刷媒体Mを両ローラの回転に伴って搬送することができる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本願発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含む。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
カセットであって、
長尺状の被印刷媒体がロール状に巻き付けられ、前記被印刷媒体と共に回転自在な本体部と、
前記本体部に接触させて前記本体部の回転を抑制する位置に配置されることで、前記被印刷媒体の前記カセットからの繰り出し及び前記被印刷媒体の前記カセットへの引き戻しの少なくとも一方に伴う前記被印刷媒体の回転を抑制する回転抑制部と、を備え、
前記回転抑制部は、前記カセットの印刷装置への装着動作に連動して、前記被印刷媒体の回転を抑制する位置から退避する、
ことを特徴とするカセット。
[付記2]
前記本体部は、前記被印刷媒体がロール状に巻き付けられるコア部と、前記被印刷媒体の長尺方向と直交する幅方向に前記被印刷媒体を挟んで互いに対向する円板形状の一対の壁部と、を有し、
前記回転抑制部は凸部を有し、前記凸部は前記一対の壁部のうち少なくとも一方の凹凸形状を呈する周縁部の凹部に嵌合されて前記本体部の回転を抑制し、前記カセットの印刷装置への装着動作に連動して、前記印刷装置に設けられた押圧部に押圧されることによって、前記周縁部の凹部に嵌合された状態を解除され前記本体部の回転を抑制する位置から退避する、
ことを特徴とする付記1に記載のカセット。
[付記3]
前記本体部の周囲に位置するカセットケースを更に備え、
前記回転抑制部は、前記カセットケースに固定されている、
ことを特徴とする付記1又は2に記載のカセット。
[付記4]
付記1から3のいずれかに記載のカセットを、着脱自在に収納するカセット収納部と、
前記カセットから繰り出された前記被印刷媒体に印刷を行う印刷部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
[付記5]
前記カセットは第1のローラを備え、
前記カセット収納部は、前記カセットを収納する際、前記カセットの底面及び側面を覆い、前記カセットの前記第1のローラと対応する位置に第2のローラが設けられた収納ケースと、前記収納ケースの上面に回動自在に設けられた開閉蓋と、を備え、
前記開閉蓋の内側に設けられた弾性体を押し付けて前記カセットを下方に付勢することで、前記被印刷媒体が前記第1のローラと前記第2のローラとに把持されて搬送される
ことを特徴とする付記4に記載の印刷装置。
[付記6]
被印刷媒体のカセットからの繰り出し及び前記被印刷媒体の前記カセットへの引き戻しの少なくとも一方に伴う前記被印刷媒体の回転を抑制する回転抑制部を有し前記長尺状の被印刷媒体をロール状に収容する前記カセットを、着脱自在に収納するカセット収納部を備え、
前記カセット収納部は、前記回転抑制部を、前記カセットの印刷装置への装着動作に連動して、前記被印刷媒体の回転を抑制する位置から退避させる回転抑制解除部を有する、
ことを特徴とする印刷装置。
[付記7]
被印刷媒体のカセットからの繰り出し及び前記被印刷媒体の前記カセットへの引き戻しの少なくとも一方に伴う前記被印刷媒体の回転を抑制する回転抑制部を有し前記被印刷媒体をロール状に収容する前記カセットが、印刷装置に装着された状態で、前記被印刷媒体に印刷を行う印刷方法であって、
前記回転抑制部を、前記カセットの前記印刷装置への装着動作に連動して、前記被印刷媒体の回転を抑制する位置から退避させ、
前記カセットから前記被印刷媒体を繰り出し、
繰り出された前記被印刷媒体に前記印刷を行う、
ことを特徴とする印刷方法。
1・・・印刷装置、10・・・カセット収納部、11・・・収納ケース、12・・・開閉蓋、13・・・押圧部、100・・・カセット、110・・・本体部、111・・・コア部、112,113・・・壁部、113a・・・周縁部、120・・・カセットケース、130・・・回転抑制部、131・・・凸部、M・・・被印刷媒体

Claims (5)

  1. 長尺状の被印刷媒体がロール状に巻き付けられ、前記被印刷媒体と共に回転自在な本体部と、前記本体部に接触させて前記本体部の回転を抑制する位置に配置されることで、前記被印刷媒体のカセットからの繰り出し及び前記被印刷媒体のカセットへの引き戻しの少なくとも一方に伴う前記被印刷媒体の回転を抑制し、且つ前記カセットの印刷装置への装着動作に連動して、前記被印刷媒体の回転を抑制する位置から退避する回転抑制部と、第1のローラと、を備えるカセットを着脱自在に収納するカセット収納部、
    を備え、
    前記カセット収納部は、
    前記カセットを収納する際、前記カセットの底面及び側面を覆い、前記カセットの前記第1のローラと対応する位置に第2のローラが設けられた収納ケースと、前記収納ケースの上面に回動自在に設けられた開閉蓋と
    備え、
    前記開閉蓋の内側に設けられた弾性体を押し付けて前記カセットを下方に付勢することで、前記被印刷媒体が前記第1のローラと前記第2のローラとに把持されて搬送される、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記カセットの本体部は、前記被印刷媒体がロール状に巻き付けられるコア部と、前記被印刷媒体の長尺方向と直交する幅方向に前記被印刷媒体を挟んで互いに対向する円板形状の一対の壁部と、を有し、
    前記回転抑制部は凸部を有し、前記凸部は前記一対の壁部のうち少なくとも一方の凹凸形状を呈する周縁部の凹部に嵌合されて前記本体部の回転を抑制し、前記カセットの印刷装置への装着動作に連動して、前記印刷装置に設けられた押圧部に押圧されることによって、前記周縁部の凹部に嵌合された状態を解除され前記本体部の回転を抑制する位置から退避する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記カセットの本体部の周囲に位置するカセットケースを更に備え、
    前記回転抑制部は、前記カセットケースに固定されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記装着動作は、
    前記開閉蓋が解放された状態で前記カセットを前記カセットケースに収納し、
    前記カセットが前記カセットケースに収納されたのちに前記開閉蓋の内側に設けられた弾性体を押し付けて前記カセットを下方に付勢する状態に維持する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 長尺状の被印刷媒体がロール状に巻き付けられ、前記被印刷媒体と共に回転自在な本体部と、前記本体部に接触させて前記本体部の回転を抑制する位置に配置されることで、前記被印刷媒体のカセットからの繰り出し及び前記被印刷媒体のカセットへの引き戻しの少なくとも一方に伴う前記被印刷媒体の回転を抑制し、且つ前記カセットの印刷装置への装着動作に連動して、前記被印刷媒体の回転を抑制する位置から退避する回転抑制部と、第1のローラと、を備えるカセットを着脱自在に収納するカセット収納部、
    を備え、
    前記カセット収納部は、
    前記カセットを収納する際、前記カセットの底面及び側面を覆い、前記カセットの前記第1のローラと対応する位置に第2のローラが設けられた収納ケースと、前記収納ケースの上面に回動自在に設けられた開閉蓋と
    備え、
    前記開閉蓋の内側に設けられた弾性体を押し付けて前記カセットを下方に付勢することで、前記被印刷媒体が前記第1のローラと前記第2のローラとに把持されて搬送される、
    ことを特徴とする印刷方法。
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