JP6600983B2 - 制御装置、走行装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

制御装置、走行装置、制御方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6600983B2
JP6600983B2 JP2015096841A JP2015096841A JP6600983B2 JP 6600983 B2 JP6600983 B2 JP 6600983B2 JP 2015096841 A JP2015096841 A JP 2015096841A JP 2015096841 A JP2015096841 A JP 2015096841A JP 6600983 B2 JP6600983 B2 JP 6600983B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
center
traveling device
traveling
gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015096841A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016212697A (ja
Inventor
高弘 柳下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2015096841A priority Critical patent/JP6600983B2/ja
Publication of JP2016212697A publication Critical patent/JP2016212697A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6600983B2 publication Critical patent/JP6600983B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

本発明は、制御装置、走行装置、制御方法およびプログラムに関する。
例えば田畑などの閉領域に対し、耕作、除草、草刈、水/肥料/農薬の散布などの作業を、トラクタなどの走行装置で行う場合、作業漏れが少なく、かつ、無駄の無い(1度通過した領域は極力通過しない)走行経路が望まれる。例えば走行装置の走行経路が図1のようなジグザグ経路であれば、往復する走行路間の距離(往復走行路間距離)αを、走行装置が担う作業幅(作業に用いられる作業ユニットの、進行方向と交差する方向の長さ)βと等しくすることで、閉領域の全領域にわたって漏れが無く、かつ、無駄の無い作業を実施することができる。
ただし、実際は、走行装置の機械誤差やスリップなどによって、上述したような理想的な走行経路を正確に走行することは困難である。近年開発されてきている自律走行型の走行装置では、走行経路の維持を自動で行う必要があるため、さらに困難なものとなる。図1の直線経路も、実際は左右に蛇行した曲線経路となってしまうため、通常αはβよりやや小さい値としている。つまり多少の重複領域(走行装置の往復で重複して作業が行われる領域)は許容しつつ作業漏れの発生を抑えることが一般的である。また、走行装置の進行方向を180度変化させる方法としては、特許文献1に開示されたステアリングによる旋回方式や、特許文献2に開示された超信地旋回方式を利用する方法が知られている。
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示された技術では、走行装置の進行方向を180度変化させる際に、往復走行路間距離を狙いの値に近づけることが困難である。このため、作業漏れの発生を防ぐことができないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、往復走行路間距離を狙いの値に近づけることが可能な制御装置、走行装置、制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、閉領域内を自律走行する走行装置を制御する制御装置であって、前記走行装置を超信地旋回させる制御を行う旋回制御手段と、前記旋回制御手段による制御で前記走行装置の進行方向を180度変化させる途中で、前記走行装置の重心位置を変化させる制御を行う重心位置制御手段と、を備え、前記重心位置制御手段は、前記旋回制御手段による制御を開始するときの前記走行装置の重心位置を、前記走行装置の前側の第1の位置および後側の第2の位置のうちの何れか一方に設定する制御を行い、前記旋回制御手段による制御で前記走行装置の進行方向を90度だけ変化させたときに、前記走行装置の重心位置を、前記第1の位置および前記第2の位置のうちの何れか他方に設定する制御を行う
本発明によれば、往復走行路間距離を狙いの値に近づけることができる。
図1は、実施形態の走行装置の走行経路の一例を示す図である。 図2は、走行装置の外観図である。 図3は、制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、制御装置が有する機能の一例を示す図である。 図5は、実施形態において走行装置の重心位置を変化させる方法を説明するための図である。 図6は、実施形態において走行装置の重心位置を変化させる方法を説明するための図である。 図7は、走行装置が進行方向を180度変化させる場合の動作例を説明するための図である。 図8は、作業領域の俯瞰図である。 図9は、第1の撮像画像の一例を示す図である。 図10は、第2の撮像画像の一例を示す図である。 図11は、作業進捗率とエネルギー消費率との対応関係の一例を示す図である。 図12は、制御装置による制御方法の一例を示すフローチャートである。 図13は、変形例において走行装置が進行方向を180度変化させる場合の動作例を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る制御装置、走行装置、制御方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図2は、本実施形態の走行装置1の外観図である。走行装置1は、閉領域内を自律走行する機能を有する。本実施形態における走行装置1は、耕作、除草、草刈、水/肥料/農薬の散布などの作業を行う装置であり、その走行経路は、図1に示すようなジグザグ経路である。すなわち、走行装置1は、その走行経路が、矩形状の閉領域(以下、「作業領域」と称する場合がある)の周縁を形成する4つの境界線(図1の例では、上側境界線、下側境界線、右側境界線および左側境界線)のうち互いに対向する2つの境界線(図1の例では、上側境界線と下側境界線)の一方(上側境界線)から他方(下側境界線)へ至るまで、他の互いに対向する2つの境界線(図1の例では左側境界線と右側境界線)のうちの一方(図1の例では左側境界線)から他方(図1の例では右側境界線)へ向かって直進し、他方の境界線に到達した場合は、進行方向を180度変化させて一方の境界線へ向かって直進し、一方の境界線に到達した場合は、進行方向を180度変化させて他方の境界線へ向かって直進するジグザグ走行を繰り返す。
図2に示すように、走行装置1は、本体200と、履帯(キャタピラー(登録商標))201と、アーム202と、作業ユニット203と、撮像装置204と、を有している。また、本実施形態では、図1に示す矩形状(この例では長方形)の作業領域の4つの頂点の各々に、標識205(以下、「マーカ205」と称する)が設置されている。マーカ205間の距離は既知でなくてよいし、それぞれを区別(相異なる色などに)する必要もない。マーカ205は、自然界には存在しない人工物であり、既知の形状、サイズ、色とすることで、撮像装置204による撮像で得られた撮影画像からの認識処理を容易化している。本明細書において、「撮像」とは、レンズなどの光学系により結像された撮像対象の像を、電気信号に変換することを指す。また、作業領域内の草木などに遮蔽されないよう、マーカ205は、上下方向に延在する棒の先端などの高い位置に設置され、同様に、撮像装置204も走行装置1において高い位置に設置される。
また、本実施形態では、本体200には、走行装置1を制御する制御装置100が搭載されている。制御装置100の具体的な内容については後述する。作業ユニット203は、走行装置1の走行に伴う作業に用いられ、かつ、本体200に接続されたアーム202を介して吊り上げ可能な作業部材の一例である。また、撮像装置204は、所定の垂直視野の範囲で全方位を同時に撮像するとともに、矩形状の作業領域の頂点位置に設置されたマーカ205(4つのマーカ205)を撮像可能な装置である。つまり、撮像装置204は、撮像装置204を中心として水平360度の回転方向を一括して撮像する装置であり、特許第3494075号公報に開示されたカメラと同様の構成である。撮像装置204による撮像は、一定の周期で繰り返し行われる。
次に、制御装置100の構成を説明する。図3は、制御装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、制御装置100は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、撮像装置I/F104と、メカ機構I/F105とを少なくとも備える。
CPU101は、走行装置1の動作を統括的に制御する。ROM102は、プログラムや各種のデータを記憶する不揮発性のメモリである。RAM103は、CPU101が実行する各種の演算の処理の作業領域(ワークエリア)として機能する揮発性のメモリである。撮像装置I/F104は、撮像装置204と接続するためのインタフェースである。メカ機構I/F105は、例えばアーム202を駆動するための機構や走行系の機構等の制御装置100が制御する対象となるメカ機構300と接続するためのインタフェースである。
図4は、制御装置100が有する機能の一例を示す図である。図4に示すように、制御装置100は、旋回制御手段111と、重心位置制御手段112と、取得手段113と、検出手段114と、特定手段115と、作業進捗率算出手段116と、エネルギー消費率算出手段117とを有する。なお、説明の便宜上、図4では、本実施形態に係る機能を主に例示しているが、制御装置100が有する機能はこれらに限られるものではない。
旋回制御手段111は、走行装置1を超信地旋回させる制御を行う。超信地旋回とは、左右の車輪を逆方向に回転させることで、平行移動することなく車体の向きを変える旋回方式である。例えば左側の車輪を前進方向へ回転させるとともに、右側の車輪を後退方向へ回転させることで、走行装置1の重心を中心として時計回り(右回転)に回転させることができる。ここでは、超信地旋回は、旋回の中心(重心)がずれることはないことを前提とする。
重心位置制御手段112は、旋回制御手段111による制御で走行装置1の進行方向を180度変化させる途中で、走行装置1の重心位置を変化させる制御を行う。より具体的には、重心位置制御手段112は、旋回制御手段111による制御を開始するときの走行装置1の重心位置を、走行装置1の前側の第1の位置および後側の第2の位置のうちの何れか一方に設定する制御を行い、旋回制御手段111による制御で走行装置1の進行方向を90度だけ変化させたときに、走行装置1の重心位置を、第1の位置および第2の位置のうちの何れか他方に設定する制御を行う。また、旋回制御手段111は、重心位置制御手段112により、走行装置1の重心位置が第1の位置および第2の位置のうちの何れか一方に設定された後に、走行装置1を、時計回りの回転方向または反時計回りの回転方向に90度だけ超信地旋回させる第1の制御を行い、重心位置制御手段112により、走行装置1の重心位置が第1の位置および第2の位置のうちの何れか他方に設定された後に、走行装置1を、第1の制御における回転方向と同じ回転方向に90度だけ超信地旋回させる第2の制御を行う。
本実施形態では、重心位置制御手段112は、作業ユニット203の吊り上げ位置を変化させる制御を行って、走行装置1の重心位置を変化させる。この例では、図5に示すように、作業ユニット203の吊り上げ位置が「A」の場合、図6に示すように、走行装置1の重心位置は前側の第1の位置G1となる。また、図5に示すように、作業ユニット203の吊り上げ位置が「B」の場合、図6に示すように、走行装置1の重心位置は後側の第2の位置G2となる。
ただし、重心位置を変化させる方法は、これに限らず様々な方法を用いることができる。例えば走行装置1を走行させるためのエネルギーの一例である燃料(ガソリン等)を蓄える燃料タンクや作業において散布する液体を蓄える液体タンクを傾ける角度を変更することで重心位置を変更することもできるし、重心位置を調整するための錘等の部材の位置を移動することで重心位置を変更することもできる。
一例として、図1に示す右側境界線に到達した走行装置1が進行方向を180度変化させる場合の動作例を、図7を用いて説明する。まず、図7の(A)に示すように、重心位置制御手段112は、旋回制御手段111による制御を開始するときの走行装置1の重心位置を、走行装置1の後側の第2の位置G2に設定する制御を行う。次に、図7の(B)に示すように、旋回制御手段111は、走行装置1を、時計回りの回転方向に90度だけ超信地旋回させる制御(第1の制御)を行う。
次に、図7の(C)に示すように、重心位置制御手段112は、走行装置1の重心位置を、走行装置1の前側の第1の位置G1に設定する制御を行う。次に、図7の(D)に示すように、旋回制御手段111は、走行装置1を、時計回りの回転方向に90度だけ超信地旋回させる制御(第2の制御)を行う。これにより、図7の(E)に示すように、旋回制御手段111による制御を開始するとき(図7の(A))の走行装置1の重心位置G2を通る左右方向(図7の水平方向)の直線と、旋回制御手段111による制御を終了するとき(図7の(D))の走行装置1の重心位置G1を通る左右方向の直線との間の距離(往復走行路間距離に相当)αを、第1の位置G1と第2の位置G2との間の距離(重心位置の移動距離)に設定することができる。上述したように、超信地旋回では、旋回の中心(重心)がずれることはないので、走行装置1の進行方向を180度変化させる際の(走行装置1の進行方向を180度変化させる途中での)重心位置の移動距離(重心位置移動距離)を、往復走行路間距離の目標値と同じ値に制御することで、実際の往復走行路間距離を狙いの値に近づけることができる。なお、走行装置1の重量分布は設計段階で決まっているため、重心位置移動距離は正確にコントロールすることができる。これにより、高い精度で往復走行路間距離を狙いの値に近づけることができる。
図4の説明を続ける。取得手段113は、撮像装置204による撮像で得られた撮像画像を取得する。取得手段113は、撮像装置204による撮像が行われるたびに、その撮像で得られた撮像画像を撮像装置204から取得する。
検出手段114は、撮像画像に映り込んだ4つのマーカ205のうちの2つのマーカ205が180度離れた位置に存在し、かつ、該2つのマーカ205を結ぶ線を挟んで存在する2つの領域のうちの一方に、残りの2つのマーカ205が存在する場合、旋回制御手段111による制御を開始するタイミングを検出する。
一例として、走行装置1が右側境界線に到達した場合を例に挙げて説明する。図8は、作業領域を俯瞰した図であり、P、Q、R、Sは、作業領域の4つの頂点に設置された4つのマーカ205を表している。図9は、走行装置1が右側境界線に到達した場合の撮像画像を示す図である。本実施形態の撮像装置204による撮像で得られる撮像画像は、通常のカメラと違い、円形に歪んだ画像となるが、撮像位置から見た対象物(マーカ205等のオブジェクト)の角度は正確に測定することができる。図9に示すように、撮像画像に映り込んだ4つのマーカ205のうち、Qに対応するマーカ205とSに対応するマーカ205が180度離れた位置に存在し、かつ、Qに対応するマーカ205とSに対応するマーカ205を結ぶ線を挟んで存在する2つの領域(図9に示す右側領域および左側領域)のうちの一方(図9の例では左側領域)に、残りの2つのマーカ205(Pに対応するマーカ205およびRに対応するマーカ205)が存在するので、旋回制御手段111による制御を開始するタイミングを検出するための条件(以下、「旋回開始条件」と称する場合がある)が成立する。
図4の説明を続ける。特定手段115は、旋回制御手段111による制御を開始するときの撮像画像を示す第1の撮像画像と、旋回制御手段111による制御を終了するときの撮像画像を示す第2の撮像画像とに基づいて、マーカ205に対する走行装置1の位置を特定する。より具体的には、特定手段115は、走行装置1の進行方向を180度変化させる際の重心位置の移動距離を示す重心位置移動距離と、第1の撮像画像と、第2の撮像画像とに基づいて、旋回制御手段111による制御を開始するときの走行装置1の位置と、走行装置1が到達した境界線が有する2つの頂点のうちの一方の頂点と、の間の距離を示す第1の距離を算出するとともに、旋回制御手段111による制御を終了するときの走行装置1の位置と、走行装置1が到達した境界線が有する2つの頂点のうちの他方の頂点と、の間の距離を示す第2の距離を算出する。
一例として、旋回制御手段111による制御を開始するときの撮像画像(第1の撮像画像)は図9の態様であり、旋回制御手段111による制御を終了するとき(走行装置1の進行方向が180度変化したとき)の撮像画像(第2の撮像画像)は図10の態様である場合を例に挙げて説明する。図10においても、Qに対応するマーカ205とSに対応するマーカ205が180度離れた位置に存在しているが、残りの2つのマーカ205(PおよびRの各々に対応するマーカ205)は図9から多少ずれた角度位置になっている。
この場合、旋回制御手段111による制御を開始するときの走行装置1の位置Aと、旋回制御手段111による制御を終了するときの走行装置1の位置Bとの間の距離は、往復走行路間距離に相当する重心位置移動距離αに等しいとみなすことができるので、「α」と表す。また、図9に示す第1の撮像画像におけるRに対応するマーカ205とSに対応するマーカ205との角度を「θA」、図10に示す第2の撮像画像におけるRに対応するマーカ205とSに対応するマーカ205との角度を「θB」と表すと、Rに対応するマーカ205とSに対応するマーカ205との距離dは以下の式1で表すことができる。
また、旋回制御手段111による制御を終了するときの走行装置1の位置BとSに対応するマーカ205との距離(この例では「第2の距離」に対応)xは、以下の式2で表すことができる。このようにして、特定手段115は、α、θA、θBから、第2の距離xを算出することができる。
また、図9に示す第1の撮像画像におけるPに対応するマーカ205とQに対応するマーカ205との角度を「λA」、図10に示す第2の撮像画像におけるPに対応するマーカ205とQに対応するマーカ205との角度を「λB」と表すと、Pに対応するマーカ205とQに対応するマーカ205との距離dは以下の式3で表すことができる。
また、旋回制御手段111による制御を開始するときの走行装置1の位置AとQに対応するマーカ205との距離(この例では「第1の距離」に対応)yは、以下の式4で表すことができる。このようにして、特定手段115は、α、λA、λBから、第1の距離yを算出することができる。
図4の説明を続ける。作業進捗率算出手段116は、第1の距離yと第2の距離xとに基づいて、走行装置1が行う作業の進捗率を示す作業進捗率(閉領域のうち走行装置1が走行した領域の割合を表す走行進捗率に相当)を算出する。この例では、作業進捗率(走行進捗率)は、第1の距離yを、第1の距離yと第2の距離xとの和で除算した値を示す。つまり、作業進捗率は、以下の式5で表すことができる。この例では、作業進捗率算出手段116は、請求項の「算出手段」に対応している。
図4に示すエネルギー消費率算出手段117は、走行装置1を走行させるためのエネルギーの消費率を算出する。エネルギー消費率は、走行開始時のエネルギー残量wから現在のエネルギー残量zを差し引いた値を、走行開始時のエネルギー残量wで除算した値を示す。つまり、エネルギー消費率は、以下の式6で表すことができる。なお、エネルギー消費率算出手段117は、任意の方法で、走行開始時のエネルギー残量wおよび現在のエネルギー残量zを取得することができる。例えば走行装置1を走行させるためのエネルギーが、ガソリンなどの燃料の場合、エネルギー消費率算出手段117は、燃料を蓄える燃料タンクの液面レベルから、走行開始時の燃料の残量wや現在の燃料の残量zを算出することもできる。また例えばエネルギーが、バッテリーなどの蓄電手段に蓄えられた電力である場合、エネルギー消費率算出手段117は、公知の様々な技術を利用して、走行開始時の蓄電量wや現在の蓄電量zを算出することができる。
ここで、走行装置1の走行中において、作業進捗率がエネルギー消費率より大きい状態を維持すれば問題ないが、その関係が逆転すると、エネルギー切れ(途中停止)を引き起こすことが予想される。図11は、作業進捗率とエネルギー消費率との対応関係の一例を示す図である。図11に示す傾き45度の直線Kより上側の対応点Lでは、作業進捗率がエネルギー消費率を下回り、途中停止が予想される状態となる。
そこで、本実施形態では、重心位置制御手段112は、エネルギー消費率が走行進捗率を上回る場合は、重心位置移動距離を増加させる制御を行う。つまり、往復走行路間距離αを大きくし、走行装置1が担う作業幅βに近づける。これにより、蛇行走行により発生する小さな作業漏れは許容しつつ、途中停止により巨大な作業漏れが発生する確率を下げることができる。往復走行路間距離αを大きくすることは、走行装置1の進行方向を180度変化させる際の重心位置移動距離を増加させること、つまり、アーム202の回転角度を増加させることで実現できる。図5の例においては、作業ユニット203を位置Bよりも後方の位置まで吊り上げることになる(この例では、第1の位置G1は変化させずに、第2の位置G2を変化させる)。要するに、本実施形態における重心位置制御手段112は、特定手段115により特定された走行装置1の位置と、走行装置1を走行させるためのエネルギーの消費率を示すエネルギー消費率と、に基づいて、走行装置1の進行方向を180度変化させる際の重心位置の移動距離を示す重心位置移動距離を変化させることができる。
本実施形態では、上述した制御装置100が有する機能(旋回制御手段111、重心位置制御手段112、取得手段113、検出手段114、特定手段115、作業進捗率算出手段116、エネルギー消費率算出手段117)は、CPU101がROM102等の記憶装置に格納されたプログラムを実行することにより実現される。なお、これに限らず、例えば上述した制御装置100が有する機能のうちの少なくとも一部が専用のハードウェア回路(例えば半導体集積回路等)で実現されてもよい。
図12は、本実施形態の制御装置100による制御方法の一例を示すフローチャートである。まず、走行装置1を利用する作業者(ユーザ)は、作業ユニット203が地面から離れた状態(例えば図5のAとBの中間位置)にした走行装置1を、作業領域の左上の端部に置いた状態で、自律走行の開始を指示する操作を行う。この操作を受け付けた制御装置100は、作業ユニット203を地面に接する位置(図5のC)まで下げるようにアーム202を駆動する制御を行う(ステップS901)。次に、制御装置100は、走行装置1を直進させ、撮像装置204による撮像(一定周期の撮像)を開始させる制御を行う(ステップS902)。走行装置1は、走行開始時の地磁気方位を維持しながら、または、撮像画像において前方に存在するマーカ205の角度や直前経路の作業痕跡などから直進を保つ。
次に、制御装置100は、撮像装置204から撮像画像を取得するたびに、その取得した撮像画像から、上述の旋回開始条件を満たすか否かを判断する(ステップS903)。旋回開始条件を満たさない場合(ステップS903:No)、ステップS902以降の処理を繰り返す。一方、旋回開始条件を満たす場合(ステップS903:Yes)、制御装置100は、旋回開始条件を満たすときの撮像画像、つまり、旋回制御手段111による制御を開始するときの第1の撮像画像から、上述の角度λAおよび上述の角度θAを計測する(ステップS904)。次に、制御装置100は、走行装置1の重心位置を第2の位置G2に設定する制御を行う(ステップS905)。
次に、制御装置100は、走行装置1を、時計回りの回転方向または反時計回りの回転方向に90度だけ超信地旋回させる第1の制御を行う(ステップS906)。この例では、1回目の第1の制御においては、走行装置1を、時計回りの回転方向に90度だけ超信地旋回させ、2回目以降の第1の制御においては、走行装置1を、前回の回転方向と逆の回転方向に90度だけ超信地旋回させる(時計回りの回転方向に90度旋回→反時計回りの回転方向に90度旋回→時計回りの回転方向に90度旋回→・・・)。
次に、制御装置100は、走行装置1の重心位置を第1の位置G1に設定する制御を行う(ステップS907)。次に、制御装置100は、走行装置1を、上述のステップS906での第1の制御における回転方向と同じ回転方向に90度だけ超信地旋回させる第2の制御を行う(ステップS908)。この例では、1回目の第2の制御においては、走行装置1を、時計回りの回転方向に90度だけ超信地旋回させ、2回目以降の第2の制御においては、走行装置1を、前回の回転方向と逆の回転方向に90度だけ超信地旋回させることになる(時計回りの回転方向に90度旋回→反時計回りの回転方向に90度旋回→時計回りの回転方向に90度旋回→・・・)。
次に、制御装置100は、走行装置1の進行方向が180度変化したときの撮像画像を示す第2の撮像画像から、上述の角度λBおよび上述の角度θBを計測する(ステップS909)。次に、制御装置100は、作業進捗率を算出する(ステップS910)。具体的な内容は上述したとおりであるが、制御装置100は、走行装置1の進行方向を180度変化させる際の重心位置の移動距離を示す重心位置移動距離α(ステップS904で設定した重心位置と、ステップS905で設定した重心位置との間の距離)、上述の角度θA、上述の角度θBから、第2の距離xを算出する。また、制御装置100は、重心位置移動距離αと、上述の角度λA、上述の角度λBから、第1の距離yを算出する。そして、上述の式5により、作業進捗率を算出することができる。
次に、制御装置100は、ステップS910で算出した作業進捗率が所定値(100%に近い値)を超えているか否かを判断する(ステップS911)。作業進捗率が所定値を超えている場合(ステップS911:Yes)、制御装置100は、走行装置1の走行を停止させて処理を終了する。
一方、作業進捗率が所定値以下の場合(ステップS911:No)、制御装置100は、エネルギー消費率を算出する(ステップS912)。この算出方法は上述したとおりである。そして、制御装置100は、作業進捗率がエネルギー消費率を下回るか否かを判断する(ステップS913)。作業進捗率がエネルギー消費率以上の場合(ステップS913:No)、そのまま処理はステップS901に移行する。一方、作業進捗率がエネルギー消費率を下回る場合(ステップS913:Yes)、制御装置100は、重心位置移動量を変更する(ステップS914)。この具体的な内容は上述したとおりである。そして、処理はステップS901に移行する。
以上に説明したように、本実施形態の重心位置制御手段112は、走行装置1を超信地旋回させる旋回制御手段111による制御で走行装置1の進行方向を180度変化させる途中で、走行装置1の重心位置を変化させる制御を行う。より具体的には、重心位置制御手段112は、旋回制御手段111による制御を開始するときの走行装置1の重心位置を、走行装置1の後側の第2の位置G2に設定し、旋回制御手段111による制御で走行装置1の進行方向を90度だけ変化させたときに、走行装置1の重心位置を、走行装置1の前側の第1の位置G1に設定する制御を行う。また、旋回制御手段111は、重心位置制御手段112により、走行装置1の重心位置が第2の位置G2に設定された後に、走行装置1を、時計回りの回転方向または反時計回りの回転方向に90度だけ超信地旋回させる第1の制御を行い、重心位置制御手段112により、走行装置1の重心位置が第1の位置G1に設定された後に、走行装置1を、第1の制御における回転方向と同じ回転方向に90度だけ超信地旋回させる第2の制御を行う。
上述したように、超信地旋回では、旋回の中心(重心)がずれることはないので、走行装置1の進行方向を180度変化させる際の重心位置の移動距離(重心位置移動距離)を、往復走行路間距離の目標値と同じ値に制御することで、実際の往復走行路間距離を狙いの値に近づけることができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
例えば図7の手順の代わりに、図13に示す手順で、走行装置1の進行方向を180度変化させることもできる。まず、図13の(A)に示すように、重心位置制御手段112は、旋回制御手段111による制御を開始するときの走行装置1の重心位置を、走行装置1の前側の第1の位置G1に設定する制御を行う。次に、図13の(B)に示すように、旋回制御手段111は、走行装置1を、図7とは逆の反時計回りの回転方向に90度だけ超信地旋回させる制御(第1の制御)を行う。
次に、図13の(C)に示すように、重心位置制御手段112は、走行装置1の重心位置を、走行装置1の後側の第2の位置G2に設定する制御を行う。次に、図13の(D)に示すように、旋回制御手段111は、走行装置1を、反時計回りの回転方向に90度だけ超信地旋回させる制御(第2の制御)を行う。これにより、図7の(E)と同様に、往復走行路間距離αを、第1の位置G1と第2の位置G2との間の距離(重心位置の移動距離)に設定することができる(図13の(E))。
要するに、重心位置制御手段112は、旋回制御手段111による制御を開始するときの走行装置1の重心位置を、走行装置1の前側の第1の位置G1および後側の第2の位置G2のうちの何れか一方に設定する制御を行い、旋回制御手段111による制御で走行装置1の進行方向を90度だけ変化させたときに、走行装置1の重心位置を、第1の位置G1および第2の位置G2のうちの何れか他方に設定する制御を行う形態であればよい。そして、旋回制御手段111は、重心位置制御手段112により、走行装置1の重心位置が第1の位置G1および第2の位置G2のうちの何れか一方に設定された後に、走行装置1を、時計回りの回転方向または反時計回りの回転方向に90度だけ超信地旋回させる第1の制御を行い、重心位置制御手段112により、走行装置1の重心位置が第1の位置G1および第2の位置G2のうちの何れか他方に設定された後に、走行装置1を、第1の制御における回転方向と同じ回転方向に90度だけ超信地旋回させる第2の制御を行う形態であればよい。
なお、上述の実施形態では、走行装置1は、履帯201を備える形態を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば走行装置1は、履帯201を備えずに、それぞれが独立して駆動する4つの車輪を備える形態であってもよい。
(プログラム)
上述した制御装置100のCPU101が実行するプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 走行装置
100 制御装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 撮像装置I/F
105 メカ機構I/F
111 旋回制御手段
112 重心位置制御手段
113 取得手段
114 検出手段
115 特定手段
116 作業進捗率算出手段
117 エネルギー消費率算出手段
200 本体
201 履帯
202 アーム
203 作業ユニット
204 撮像装置
205 マーカ
300 メカ機構
特開2007−145108号公報 特許第3494075号公報

Claims (12)

  1. 閉領域内を自律走行する走行装置を制御する制御装置であって、
    前記走行装置を超信地旋回させる制御を行う旋回制御手段と、
    前記旋回制御手段による制御で前記走行装置の進行方向を180度変化させる途中で、前記走行装置の重心位置を変化させる制御を行う重心位置制御手段と、を備え、
    前記重心位置制御手段は、前記旋回制御手段による制御を開始するときの前記走行装置の重心位置を、前記走行装置の前側の第1の位置および後側の第2の位置のうちの何れか一方に設定する制御を行い、前記旋回制御手段による制御で前記走行装置の進行方向を90度だけ変化させたときに、前記走行装置の重心位置を、前記第1の位置および前記第2の位置のうちの何れか他方に設定する制御を行う、
    制御装置。
  2. 閉領域内を自律走行する走行装置を制御する制御装置であって、
    前記走行装置を超信地旋回させる制御を行う旋回制御手段と、
    前記旋回制御手段による制御で前記走行装置の進行方向を180度変化させる途中で、前記走行装置の重心位置を変化させる制御を行う重心位置制御手段と、
    所定の垂直視野の範囲で全方位を同時に撮像するとともに、矩形状の前記閉領域の頂点位置に設置された標識を撮像可能な撮像装置による撮像で得られた撮像画像を取得する取得手段と、
    前記旋回制御手段による制御を開始するときの前記撮像画像を示す第1の撮像画像と、前記旋回制御手段による制御を終了するときの前記撮像画像を示す第2の撮像画像とに基づいて、前記標識に対する前記走行装置の位置を特定する特定手段と、備え、
    前記重心位置制御手段は、前記特定手段により特定された前記走行装置の位置と、前記走行装置を走行させるためのエネルギーの消費率を示すエネルギー消費率と、に基づいて、前記走行装置の進行方向を180度変化させる際の重心位置の移動距離を示す重心位置移動距離を変化させる、
    制御装置。
  3. 前記旋回制御手段は、前記重心位置制御手段により、前記走行装置の重心位置が前記第1の位置および前記第2の位置のうちの何れか一方に設定された後に、前記走行装置を、時計回りの回転方向または反時計回りの回転方向に90度だけ超信地旋回させる第1の制御を行い、前記重心位置制御手段により、前記走行装置の重心位置が前記第1の位置および前記第2の位置のうちの何れか他方に設定された後に、前記走行装置を、前記第1の制御における回転方向と同じ回転方向に90度だけ超信地旋回させる第2の制御を行う、
    請求項に記載の制御装置。
  4. 前記走行装置は、その走行経路が、矩形状の前記閉領域の周縁を形成する4つの境界線のうち互いに対向する2つの境界線の一方から他方へ至るまで、他の互いに対向する2つの境界線のうちの一方から他方へ向かって直進し、他方の境界線に到達した場合は、進行方向を180度変化させて一方の境界線へ向かって直進し、一方の境界線に到達した場合は、進行方向を180度変化させて他方の境界線へ向かって直進するジグザグ走行を繰り返す、
    請求項に記載の制御装置。
  5. 前記撮像画像に映り込んだ4つの前記標識のうちの2つの前記標識が180度離れた位置に存在し、かつ、該2つの前記標識を結ぶ線を挟んで存在する2つの領域のうちの一方に、残りの2つの前記標識が存在する場合、前記旋回制御手段による制御を開始するタイミングを検出する検出手段をさらに備える、
    請求項に記載の制御装置。
  6. 前記特定手段は、前記重心位置移動距離と、前記第1の撮像画像と、前記第2の撮像画像とに基づいて、前記旋回制御手段による制御を開始するときの前記走行装置の位置と、前記走行装置が到達した境界線が有する2つの頂点のうちの一方の頂点と、の間の距離を示す第1の距離を算出するとともに、前記旋回制御手段による制御を終了するときの前記走行装置の位置と、前記走行装置が到達した境界線が有する2つの頂点のうちの他方の頂点と、の間の距離を示す第2の距離を算出する、
    請求項に記載の制御装置。
  7. 前記第1の距離と前記第2の距離とに基づいて、前記閉領域のうち前記走行装置が走行した領域の割合を表す走行進捗率を算出する算出手段をさらに備え、
    前記重心位置制御手段は、前記エネルギー消費率が前記走行進捗率を上回る場合は、前記重心位置移動距離を増加させる制御を行う、
    請求項に記載の制御装置。
  8. 前記走行進捗率は、前記第1の距離を、前記第1の距離と前記第2の距離との和で除算した値を示し、
    前記エネルギー消費率は、走行開始時のエネルギー残量から現在のエネルギー残量を差し引いた値を、走行開始時のエネルギー残量で除算した値を示す、
    請求項に記載の制御装置。
  9. 前記重心位置制御手段は、前記走行装置の走行に伴う作業に用いられ、かつ、前記走行装置の本体に接続されたアームを介して吊り上げ可能な作業部材の吊り上げ位置を変化させる制御を行って、前記走行装置の重心位置を変化させる、
    請求項1乃至のうちの何れか1項に記載の制御装置。
  10. 閉領域内を自律走行する走行装置であって、
    前記走行装置を超信地旋回させる制御を行う旋回制御手段と、
    前記旋回制御手段による制御で前記走行装置の進行方向を180度変化させる途中で、前記走行装置の重心位置を変化させる制御を行う重心位置制御手段と、を備え、
    前記重心位置制御手段は、前記旋回制御手段による制御を開始するときの前記走行装置の重心位置を、前記走行装置の前側の第1の位置および後側の第2の位置のうちの何れか一方に設定する制御を行い、前記旋回制御手段による制御で前記走行装置の進行方向を90度だけ変化させたときに、前記走行装置の重心位置を、前記第1の位置および前記第2の位置のうちの何れか他方に設定する制御を行う、
    走行装置。
  11. 閉領域内を自律走行する走行装置を制御する方法であって、
    前記走行装置を超信地旋回させる制御を行う旋回制御ステップと、
    前記旋回制御ステップによる制御で前記走行装置の進行方向を180度変化させる途中で、前記走行装置の重心位置を変化させる制御を行う重心位置制御ステップと、を含み、
    前記重心位置制御ステップは、前記旋回制御ステップによる制御を開始するときの前記走行装置の重心位置を、前記走行装置の前側の第1の位置および後側の第2の位置のうちの何れか一方に設定する制御を行い、前記旋回制御ステップによる制御で前記走行装置の進行方向を90度だけ変化させたときに、前記走行装置の重心位置を、前記第1の位置および前記第2の位置のうちの何れか他方に設定する制御を行う、
    制御方法。
  12. コンピュータに、
    閉領域内を自律走行する走行装置を超信地旋回させる制御を行う旋回制御ステップと、
    前記旋回制御ステップによる制御で前記走行装置の進行方向を180度変化させる途中で、前記走行装置の重心位置を変化させる制御を行う重心位置制御ステップと、を実行させ、
    前記重心位置制御ステップは、前記旋回制御ステップによる制御を開始するときの前記走行装置の重心位置を、前記走行装置の前側の第1の位置および後側の第2の位置のうちの何れか一方に設定する制御を行い、前記旋回制御ステップによる制御で前記走行装置の進行方向を90度だけ変化させたときに、前記走行装置の重心位置を、前記第1の位置および前記第2の位置のうちの何れか他方に設定する制御を行う、
    ためのプログラム。
JP2015096841A 2015-05-11 2015-05-11 制御装置、走行装置、制御方法およびプログラム Active JP6600983B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015096841A JP6600983B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 制御装置、走行装置、制御方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015096841A JP6600983B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 制御装置、走行装置、制御方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016212697A JP2016212697A (ja) 2016-12-15
JP6600983B2 true JP6600983B2 (ja) 2019-11-06

Family

ID=57551324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015096841A Active JP6600983B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 制御装置、走行装置、制御方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6600983B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6936081B2 (ja) 2017-08-30 2021-09-15 パナソニック株式会社 ロボット
JP7166051B2 (ja) * 2017-10-05 2022-11-07 株式会社前川製作所 無人搬送車
CN109560766B (zh) * 2018-11-09 2020-05-22 苏州瑞得恩光能科技有限公司 一种机器人调度方法
DE112018008141T5 (de) 2018-11-15 2021-08-12 Honda Motor Co., Ltd. Autonomes Arbeitsgerät, Verfahren zum Steuern desselben und Programm
EP3884749B1 (en) * 2018-11-20 2024-01-03 Honda Motor Co., Ltd. Autonomous work machine, autonomous work machine control method, and program
JP7191794B2 (ja) * 2019-09-04 2022-12-19 本田技研工業株式会社 自律除雪機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0424179A (ja) * 1990-05-18 1992-01-28 Kubota Corp 作業車
JP3172272B2 (ja) * 1992-07-20 2001-06-04 本田技研工業株式会社 移動体の操向制御装置
JP2007145108A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Ihi Aerospace Co Ltd 走行車両の旋回制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016212697A (ja) 2016-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6600983B2 (ja) 制御装置、走行装置、制御方法およびプログラム
EP3232290B1 (en) Work vehicle
JP5952611B2 (ja) 走行制御装置
US11913793B2 (en) Route generation system, and autonomous travel system causing work vehicle to travel along route generated thereby
US9378554B2 (en) Real-time range map generation
JP5667731B1 (ja) 圃場ガイダンスシステム及び圃場ガイダンス方法並びにソフトウェア及びソフトウェアを格納した記憶媒体
US10068141B2 (en) Automatic operation vehicle
JP2017211734A (ja) 自律走行経路生成システム
US10067511B2 (en) Automatic operation vehicle
JP2016146061A (ja) 走行制御装置
KR20200006554A (ko) 작업 기계
US10721397B2 (en) Image processing system using predefined stitching configurations
EP2922384A1 (de) Autonomes fortbewegungsgerät
US10054952B2 (en) Automatic operation vehicle
CN117178161A (zh) 计算机程序、模型生成方法、推断方法以及推断装置
US20220221865A1 (en) Autonomous Travel System
KR102340543B1 (ko) 부착형 농작업 경로 인식 장치
US20200159229A1 (en) System and method for creating a single perspective synthesized image
de Silva et al. Vision based crop row navigation under varying field conditions in arable fields
JP2015062017A (ja) モデル作成装置、モデル作成プログラム、および画像認識システム
Bakken et al. Robot-supervised learning of crop row segmentation
CN114644014A (zh) 一种基于车道线的智能驾驶方法及相关设备
JP2018064229A (ja) 表示制御装置
EP3396620A1 (en) Display control device and display control method
WO2023120183A1 (ja) 農業機械

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190923

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6600983

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151