JP6600648B2 - 放射線を検出するためのデバイス及びシステム - Google Patents

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Description

本発明は、放射線検出デバイス及び施設内の放射線を検出することができる検出システムに関する。
懸念される放射線は、例えば、50keVから60MeVまでの間のエネルギーを有する光子、更には、1MeVよりも高いエネルギーを有する電子である。
電磁的核環境における放射線から人々を保護するためには、放射線への曝露を最少にすることが必須である。合理的に達成可能な限り低く(ALARA,as low as reasonably achievable)の原則の遵守が、作業組織に対する大きな規制的、経済的及びロジスティクス的な影響を有する。
従って、作業者の被曝線量測定が、燃料サイクルの全てのステップにおいて、つまり、その準備から、プラント稼働の監視まで、更には、プラントを解体するための除染追跡調査、その解体からの廃棄物の保管までにおいて行われる。解体法(ロボット工学、遠隔操作、線量測定)が時代と共に発展しており、作業者の被曝を最少にして、永久閉鎖後可能な限り早くインフラを解体することが可能になっている。線量測定によって、廃棄物の保管及び管理を最適にして、作業者に対する除染の影響を予測可能にして、解体計画をロジスティクス、コスト、及びリスク制御に関して最適化して、展開させることができる。サイクルの上流では、線量測定は、稼働中のインフラ(発電所、製造工場等)の放射能の追跡調査に関する。
配管ダクト等の限られたアクセス領域に存在する汚染検出の問題は、特に解決すべき重要なものである。特許文献1には、配管ダクト内の汚染を測定するデバイスが開示されている。その測定は、1D測定と呼ばれる一次元測定で行われる。以下、“点”、“一次元”、“二次元”との用語の代わりに、“0D”、“1D”、“2D”との略語を多く用いる。
特許文献1に開示されている一つ目のデバイスが図1に示されている。このデバイスは、支持体に挿入された複数の熱ルミネッセンス線量計(例えば、4つの線量計)によって形成された検出素子1を備える。検出素子1は、フレキシブル金属ケーブル2の側壁に固定される。中心に孔が開けられた二枚のディスク3a、3bが、検出素子1の両側に配置されて、フレキシブル金属ケーブル2が、そのディスクの孔を通る。ディスク3a、3bは、汚染が測定されるダクト4の内壁に当たる。ディスク3a、3bは、ケーブルに予め張力を与えることによって、ダクトの軸に実質的に沿って検出素子1を保持する目的を有する。二つのサンドイッチ状の半チューブT、Tが互いに向き合ってダクト4の内壁に配置されて、二枚のディスク間の最小距離を保つ。ダクト内の汚染の検出は、ダクト内に検出素子1を引き込んで、動かすことによって行われる。
図1に示されるデバイスはいくつか欠点を有する。サンドイッチ状の半チューブT、Tの存在は、湾曲に対応できない。従って、このデバイスは、直線状のダクトにおいてのみ使用可能である。更に、熱ルミネッセンス線量計は、各曝露後にアセンブリを分解して、測定を行うための特別な研究所に線量計を運ぶことを要するので、稼働中に使用できない。
特許文献1に開示されている二つ目のデバイスが図2に示されている。
このデバイスは、一連の検出器5を備える。各検出器5は、保護シェル内に挿入された小型ガイガー・ミュラー検出器から成る。シェルは、二本の基本フレキシブル金属ケーブル(各基本フレキシブル金属ケーブルは直径1.6mmである)から成るキャリアケーブル6によって互いに接続される。キャリアケーブル6は、汚染が測定されるダクト4内に全ての検出器を引き入れる機能を有する。電気ケーブル7は、複数の検出器5を互いに接続する。電気ケーブル7は、ガイガー・ミュラー検出器に高電圧を供給し、また、測定信号を伝達する機能を有する。
図2のデバイスも欠点を有する。実際、ガイガー・ミュラー検出器は、小型であっても、比較的嵩張るので、直径8mmの導管等の直径の非常に小さなダクトにおいて線量率測定を行うことができない。ガイガー・ミュラー検出器の他の欠点は、高電圧供給を要し、また、高い線量率で“被曝”するという点である。また、ケーブル長が長過ぎる(例えば、20m超)の場合には、測定信号の伝達が乱されて、長いケーブル長による小型ガイガー・ミュラー検出器の分解能のずれが1mGy/h程度になり、これは、線量率が数μGy/hの値に達する最終除染段階において十分なものではない。
上記従来技術の二つのデバイスの共通の欠点は、引き込みことによって設置しなければならないので、分析されるダクトの両端のそれぞれにアクセス部が存在することを要する点である。これら二つのデバイスの他の共通の欠点は、対象となるダクトが比較的大きな直径、典型的には25mmから50mmまでの間の直径を有するものになるという点である。
米国特許第5665972号明細書
本発明は上記欠点を有さないものである。
そこで、本発明は、支持ケーブルに沿って順に分布している少なくとも二つの放射線検出器を備える放射線検出デバイスに関し、各検出器が、少なくとも一つの光ファイバーに光学的に結合された光刺激ルミネッセンス(OSL,optically stimulated luminescence)検出素子を備え、各OSL検出素子が、支持ケーブルに固定された機械的部品によって、光ファイバーの第一端部に対向して保持され、機械的部品が、保持手段によってフレキシブルケーブル内に保持され、各光ファイバーの第二端部が、フレキシブルケーブルの同一の第一端部に繋がる。
本発明の好ましい実施形態によると、支持ケーブルを取り囲む機械的部品は、第一ねじ孔と、第一ねじ孔と整列した第二ねじ孔を備え、OSL検出素子が、第一孔にねじ留めされたねじ自体に取り付けられ、光ファイバが第二孔内に固定される。
本発明の他の特徴によると、保持手段は、変形可能な固体製のキャリアシリンダーを備え、そのキャリアシリンダーに光ファイバーが巻かれ、好ましくは螺旋状に巻かれる。
本発明の更に他の特徴によると、複数の光ファイバーが同一のOSL検出素子に結合され、複数の光ファイバーが光ファイバー束としてキャピラリーパイプ内にまとめられる。
本発明の更に他の特徴によると、複数のファイバーブラッググレーティングを含む光ファイバーが、キャピラリーパイプ(例えば、ポリイミド)内に挿入されて、フレキシブルケーブルの第一端部に繋がるように他の光ファイバーと同じ様に巻かれる。
本発明の更に他の特徴によると、フレキシブルケーブルの第一端部の反対側の第二端部がチップによって閉鎖される。特定の実施形態では、チップはマイクロホンを備える。
本発明の更に他の特徴によると、支持ケーブルはマルチストランドワイヤである。
本発明の更に他の特徴によると、フレキシブルケーブルはインターロック型金属ホースである。
本発明は、施設内の放射線検出システムにも関し、そのシステムは、本発明に係る放射線検出デバイスと、施設内に放射線検出デバイスを推進させる導入手段とを備える。
本発明の対象は、ミリメートル又はサブミリメートルサイズの小型検出器を収容する非常に小さな直径(典型的には数ミリメートル)を有し、線形(1D)マッピングを伝え、高レベル放射線(典型的には数十kGy以上)に耐え、長距離(典型的には数十メートル以上)でオフセット可能なフレキシブルケーブルである。
非常に低い線量率、例えば、10μGy/hよりも低い線量率の場合、数時間、数日間、数週間、又は数か月間の曝露時間に対して線量を積分することができ、利用可能な線量信号(つまり、満足のいく信号対雑音比を有するもの)を得て、そこから、一般的には1パーセント程度の特定の不確実性で平均線量率を導出することができる。
本発明の検出デバイスの使用に起因する動作モードは、作業組織に有益な影響を与える。作業現場が夜間作業となることは稀であるので、本発明のデバイスを夜間曝露させて、組織への要求を減らすことができる。更に、高感度ケーブル全体を同時に曝露させることができる。非限定的な例として、フレキシブルケーブル内に分布している16個の検出器に対応して、一日当たり16点の同時読み取りを行うことができる。従って、本発明に係るケーブルを複数使用することによって、インフラ(ダクト、容器、建物等)全体を調査する際の時間を節約することができる。
本発明の好ましい実施形態によると、検出デバイスは、光刺激ルミネッセンス検出器(OSL検出器)から成り、各光刺激ルミネッセンス検出器は、使用される光ファイバーの端部に光学的に結合され、光刺激光をOSL検出器に伝え、また、放射線への曝露に起因してOSL検出器によって放出されたルミネッセンスを収集する。有利には、OSL検出器の光刺激は、検出器によるOSL光の放出と、検出器のリセットとを同時に行う。
また、有利には、本発明の検出デバイスは、稼働中に測定を行うことを可能にし、ケーブルは、読み取り工程及びリセット工程全体において適所に残されたままであり、測定がオンラインで遠隔的に行われる。光ファイバーを有する複数の検出器が備わったフレキシブルケーブルを、放射能測定を行いたい箇所(インフラ、ホース、容器等)に配置して、対象となる放射能に応じて使用者が設定する期間(対象となる線量率が低い程、曝露時間は長くなる)にわたって適所に置いたままにする。フレキシブルケーブル内に含まれる各検出器について、光刺激の結果として記録されたルミネッセンスから、線量を導出する。そして、測定された線量と選択された曝露時間との比を設定することによって、ケーブルの感度範囲全体に対して、平均線量率分布を決定することができる。
本発明の他の利点は、ケーブル内に電子機器が存在せず、ケーブルの外の専用キャビネと内にある点である。また、有利には、OSL検出器は熱化されず、熱化電子機器を省くことができる。
光学測定は、当然、電磁的な乱れの影響を受けないので、本発明のデバイスは、嵩張る三軸ケーブルを省くことができる。更に、小型OSL検出器と、直径の小さな光ファイバー束の存在が、検出器デバイスの体積を最適化して、同一のケーブル外径における測定性能を増大させることができる。等価な体積において、従来のCZT(テルル化カドミウム亜鉛,Cadmium Zinc Telluride)センサーでは単一のセンサーで占有されていた空間内に、複数のOSL検出器を収容することができる。
本発明によると、線量率に関する測定ダイナミクスは、数μGy/hから略10Gy/hまでで変化して、つまり、5桁から7桁の間(17ビットから24ビットに相当)で変化する。この線量率の範囲は、従来の検出器のものよりもはるかに高い。
本発明の改善によると、線量率プロファイルと共に、フレキシブルケーブルに沿った温度プロファイルを決定する。温度が確実に分からない場合には、既知の方法(非特許文献1を参照)に従ってケーブルに沿って延在させたファイバーブラッググレーティングアレイによって、温度プロファイル測定を行うことができる。これによって、線量測定に対する温度の影響を補正することができる。非限定的な例として、還元アルミナ結晶について補正は略0.3%・K−1であり得る。
OSLセンサーは顕著な放射線耐性を有するので、ケーブルは廃棄されない。この特性で、ケーブルの寿命が非常に長い(典型的には数年間)ものになり得るので、作業者の作業時間が節約され、また、消耗品が節約される。更に、OSL検出器の応答が時間に対して安定なままであるので、較正と較正との間の期間が長くなり得る。非限定的な例として、1Gy/hの連続的な暴露において、一年一回の較正で十分である(10kGy毎の較正)。
還元アルミナ結晶をOSL検出素子として用いる場合、480〜550nmの範囲内の刺激に対して、OSLの放出は略400nmで生じる。フッ素シースで純シリカコアの光ファイバーの伝送は、典型的に、400nmにおいて50dB/km(0.05dB/m)のものである。従って、OSL信号は、60mの範囲で1/2に減衰する。実際には、このことは、設備の近くに接続された等価な検出器の積分時間に対して、パイプの端部にある検出器で必要な積分時間を二倍にすることを要する。従って、有利には、多様な除染応用をカバーするため、フレキシブルケーブルは、50メートルから60メートル又はそれ以上のの長さを有し得る。
赤色又は近赤外で放出するOSL検出器(例えば、MgS:Ce,Sm、又は、Li‐Mn)でより大きな範囲に達することができる。これによって、減衰は8dB/km程度となり、OSL信号は、波長650nmにおいて400mの範囲で1/2に減衰する。このようなフレキシブルOSLは、寸法が非常に大きなインフラ(プラント、保管場所等)に適合可能な顕著な面積をカバーすることができる。
特許文献1に記載の1Dデバイスと比較して、本発明のデバイスの独創性は以下の本質的な点にある:
‐ 推進によりダクト内に挿入可能である点。検査される施設に侵入するためのアクセス部は一つしかない場合が多いので、推進は、作業現場に最も適した動作モードである;
‐ 1cm未満の直径及び3cmという小さな曲率半径を有するダクト内に挿入可能である点;
‐ 感度の顕著な変動がなく数十kGyの線量に耐えることができる放射線耐性OSL検出器から成る点。従って、時間に対して安定な線量応答を有する取り外し不可能なケーブルの製造を検討することができる;
‐ 電磁的な乱れからは当然に保護され、顕著なオフセットが検討可能である点;
‐ 線量範囲(3から4桁)と積分時間範囲(2から3桁)の組み合わせで、線量率範囲が顕著なもの(5から7桁)である点。従って、曝露時間を変更することによって、同じケーブルが、非常に強力な“被曝”環境(典型的は10Gy/h)及び低い“被曝”環境(典型的には1μGy/h)において動作可能である。
‐ 光子エネルギー範囲が顕著である点(典型的には50keVから6MeV以上)
‐ 光ファイバーが“過剰長さ(オーバーレングス)”を有し、破断を伴わずにケーブルの機械的構造の屈曲を可能にする点;
‐ 本発明の改良において、本発明のデバイスは、線量率測定と共に温度測定を提供し、必要であれば、温度変動に対して測定が全く影響されないようにする点。
本発明の更なる特徴及び利点は、添付図面を参照する好ましい実施形態を読むことによって明らかとなるものである。
上述のように、従来技術に係る一つ目の放射線検出デバイスを示す。 上述のように、従来技術に係る二つ目の放射線検出デバイスを示す。 本発明に係る放射線検出デバイスの概略図を示す。 本発明の放射線検出デバイスの詳細図を示す。 本発明の放射線検出デバイスの詳細図を示す。 本発明の放射線検出デバイスの詳細図を示す。 本発明の放射線検出デバイスの詳細図を示す。 本発明の放射線検出デバイスを閉鎖するための素子を示す。 本発明の放射線検出デバイスを閉鎖するための素子を示す。 本発明の放射線検出デバイスに関連する線量率測定設備の概略図を示す。 本発明に係る放射線検出デバイスを用いた施設内放射線検出システムを示す。
図面全体にわたって、同じ参照符号は同じ要素を指称する。
図3は、本発明に係る放射線検出デバイスを構成する主要素子の概略図を示し、図4A〜図4Dは、本発明の検出デバイスの詳細図を示す。
本デバイスは、フレキシブルケーブルFL内に配置された一組のOSL検出器D(i=1、2、3等)を備える。検出器Dは、支持ケーブルMBを用いて互いに接続される。各検出器Dには、光ファイバー束Fが備わっている。図4Cは、検出器Dの縦断面図を示す。図4Dは、同じ検出器の横断面図を示す。
フレキシブルケーブルFLは、好ましくは、インターロック型金属ホースである。インターロック型金属ホースはシングルロック型又はダブルロック型のものであり得る。シングルロックホースは、ダブルロックホースよりも高い柔軟性と高い内径/外径比を有するが、機械的強度が低い。
実際には、解体応用については、例えば、図4Aに示されるようなダブルロックホースが好ましい。非限定的な例として、ダブルロックホースは、ステンレス製であり、広範な公称直径、典型的には4mmから100mmまでの間の公称直径から選択され得る。本発明の特定の実施形態では、ホースは、例えば、内径4.8mm、外径8.5mmのものである。ホースの最小曲率半径は35mmである。単位長さ当たりの重量は、例えば、112g/mである。他のケーブル、例えば、塩化ポリビニル(PVC,polyvinyl chloride)層で覆われた編組フレキシブル金属シースも使用可能である。このような金属フレキシブルケーブルは、予め形成されたステンレス鋼金属ストリップから作られる。このようなケーブルは浸漬されることが多いので、ポリマーコーティングRが外側に適用される(例えばコーティングされる)。コーティングRは、推進の促進(その平滑な特性による低い摩擦)及び除染作業の促進(解体に関する)という利点も有する。コーティングとして利用可能なポリマーの中で、ポリエチレン(PE,polyethylene)が、その温度耐性(105℃まで架橋形態)、耐放射性、十分な化学的安定性(特に、除染に使用される酸に対する化学的安定性)のため、推奨される。
上述のように、支持ケーブルMBが検出器Dを互いに接続する。従来技術(特許文献1を参照)とは異なり、支持ケーブルMBは、ダクト内部に検出器を伸ばす又は挿入するために使用されるものではない。本発明の範囲内において、ダクト内に検出器を伸ばす又は挿入するのに必要な力は、単一のフレキシブルケーブルFLに与えられる。このフレキシブルケーブルFLは、直径に起因して、その曲げ剛性が支持ケーブルのものよりもはるかに高いため、座屈せずに推進力に有利に耐えることができる。本発明の範囲内において、支持ケーブルMBは、検出器同士を接続して、その間に一定のギャップを保つためのみに使用される。
本発明の検出デバイスの全体的なサイズは、主にファイバー束の直径(一般的には200μmから600μm程度)の関数であり、その直径が検出性能に影響する。ケーブルの直径を増大させることによって、又は、ファイバーがまとまった束の直径(典型的には100μm)を減少させることによって、高い測定性能を得ることができる。ユニット検出器D及びまとめられた光ファイバーが占有する体積は、フレキシブルケーブルFLの直径の二乗の関数である。従って、一定のフレキシブルケーブル直径においては、例えば、束(64本のファイバー)の直径を1/2にすることによって、性能を4倍にすることができる。この直径の減少に起因する信号の減少は、同一の信号対雑音比を保つためには露光時間を4倍にすることを要する。本発明の範囲内において、ファイバー束を形成するのに用いられる光ファイバーは、小さな直径(典型的には100μから200μm)を有する。従って、簡単にファイバーを巻くこと、曲げ応力を減少させることが有利に可能となる。非限定的な例として、六角配置で配置された7本のファイバーで構成された例示的なファイバー束が、図4Bに示されている。ファイバーfbは、接着剤によって、又は、放射線耐性ポリマー(例えば、シリコーン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン)から形成されたフレキシブルキャピラリーパイプK内に挿入させることによって、まとめられる。また、例えば、19本のファイバーの束等のより多数のファイバーを小さな直径でまとめることもできる。
有利には、ファイバーfbは、光収集を最適にするために低いコア/クラッド比を有する。光ファイバーは、好ましくはシングルモードのものであり、100μmから200μmまでの間のコア直径を有し、例えば、0.22から0.48までの間の開口数NA(numerical aperture)を有する。
また、ステップインデックス型のマルチモードファイバーや、グレーデッドインデックス型のマルチモードファイバーも使用可能であり、ポリイミド等の硬質ポリマーでコーティングされる。このポリマーは薄膜(数十マイクロメートル)として適用されて、優れた放射線耐性及び温度耐性を有する。
他のアクリレートやテフゼル(登録商標)型ポリマーでコーティングされたファイバーも多く、そのポリマーの最後の数センチメートルを除去して、ファイバー束を形成する。非限定的な例として、以下のステップインデックス型マルチモードファイバーが使用可能である:
‐コア200μm、クラッド225μm、コーティング500μm、NA=0.39;
‐コア200μm、クラッド230μm、コーティング500μm、NA=0.48;
‐コア200μm、クラッド230μm、コーティング500μm、NA=0.37又は0.43。
使用されるファイバーの種類にかかわらず、ファイバーの六角束は、その束の外径を有する一本のファイバーよりもより低いカバー率を有する。六角束の7本のファイバーによってカバーされる総面積0.22mmは、その束の外径を有する一本のファイバーの面積では、0.283mmに対応する。しかしながら、ファイバーの剛性は、その直径の三乗の関数で増大する。つまり、7本のファイバーの六角束は、等価な直径を有する一本のファイバーのものの27倍の柔軟性を有し、フレキシブルケーブル内部で巻くのがはるかに簡単である。
更に、所定の曲率半径において、曲げ応力は、ファイバーの直径に比例して変化する。従って、ファイバー束に加えられる応力は、一本のファイバーに対するものよりも3分の1になる。実際には、ファイバーに与えられる変形は、破断の危険性を低下させるために非常に低く1パーセントまでに保つことが望ましい。曲げ変形は、ファイバーの直径をその曲率半径の二倍で割ったものに対応する。直径200μmで、最小曲率半径30mmのファイバーについて、曲げによって生じる最大変形は略0.33%であり、これは許容可能である。
図4Cは、検出器Dの縦断面図を示し、図4Dは、検出器Dの箇所におけるフレキシブルケーブルの横断面図を示す。
OSL検出器結晶9が、光ファイバー束Fの端部に向かい合って配置される。検出器結晶9及びファイバー束Fは、クランプdの二つの同心孔内において互いに向かい合う。第一の孔は、光ファイバー束Fを収容するので、ファイバー束を収容するのに必要な直径、例えば0.6mmを有する。第二の孔は、ねじ孔であり、例えばステンレス製のグラブねじVを収容し、そのグラブねじが検出器結晶9を収容する。検出器結晶9は、孔に固定され、例えば、十分な放射線耐性及び機械耐性を有するエポキシ型接着剤によって固定される。ファイバー束Fは、その取り付け部にも固定され、例えばエポキシ型接着剤を用いて固定される。検出器結晶9とファイバー束Fとの間のこの結合法は、結晶とファイバー束との間に非常に小さな空隙を残すことができる。また、検出器結晶9とファイバー束Fの端部とを互いに接触させることもできる。実際には、検出器結晶9とファイバー束Fとの間には、それらの表面状態に起因にして、厚さ数十マイクロメートルの小さな空隙が存在する。
各クランプは、例えば、略3×3×10mmの寸法を有するステンレス鋼の平行六面体に機械加工で形成される。鋼の平行六面体は、第一部において、旋盤加工によって機械加工され、次に、第二部において、支持ケーブルの直径に相当する直径を有する孔、例えば直径1mmの孔が開けられる。第二部においては、クランプを形成するために、その全長の半分にわたって、平行六面体に溝も形成される。支持ケーブルMBが孔に入れられて、例えばステンレス鋼の二つのねじVRによって、クランプを支持ケーブルに締め付ける。代わりに、溶接によって各クランプを支持ケーブルMBに固定することができる。
非限定的な例として、支持ケーブルMBは、200GPa近い弾性率を有するステンレス鋼のマルチストランドワイヤ(例えば、φ(直径)=1mm)から成る。400MPaの応力に相当する400N(40kg)程度の最大張力を、0.2%の降伏歪み内で加えることができる。
フレキシブルケーブルFL内におけるファイバー束の分布を最適にするため、異なる複数のクランプが、支持ケーブルMBに沿って可変角度方向で互いに従って、例えば、螺旋状になる。
クランプの長さは、有利には、フレキシブルケーブルFLで保証される最小曲率の関数として設計可能である。非限定的な例として、内径4mmのフレキシブルケーブルFLの最小曲率半径が30mmであることが望まれる場合、直線部分の長さは20mmを超えないことが望ましい。従って、使用時におけるフレキシブルケーブルの曲げの邪魔にならないように、長さ10mmのクランプが選択され得る。
図4Dは、検出器Dの箇所におけるフレキシブルケーブルの横断面図を示す。ファイバー束F、F、F等はそれぞれ検出器D、D、D等(図示せず)からのものであり、変形可能な固体製のキャリアシリンダーS(例えば発泡体シリンダー)に巻かれていて、好ましくは螺旋状に巻かれている。シリンダーSは、クランプdを取り囲む(シリンダーSは便宜上図3には示されていない)。
ファイバー束F、F、F等は、フレキシブルケーブルFLの内壁とクランプdとの間に位置するキャリアシリンダーS上に分布している。好ましくは、ケーブルFLの内壁は、ファイバー束を移動させることができるグリースフィルムGで覆われている。検出器をフレキシブルケーブル内に取り付ける前に、ファイバー束がキャリアシリンダーSに巻かれる。有利には、使用時に、キャリアシリンダーSは、ファイバーの移動に抵抗しない。
本発明の特定の実施形態では、ファイバーブラッググレーティングBが従来のシングルモードファイバーに光学的に刻まれ、そのファイバーは、キャリアシリンダーSの周りに、光ファイバー束のように巻かれたキャピラリーに挿入される。各ファイバーブラッググレーティングBは、可能な限り検出器結晶9に近付けられる。既知のように、ブラッググレーティングは、検出器結晶9の温度を測定するのに用いられる。各ファイバーブラッググレーティングは、異なるブラッグ波長で光学的に刻まれて、ホース内におけるその位置を識別することを可能にする。
以下、本発明の検出ケーブルの曲げ挙動を、フレキシブルケーブルの内径が例えば4mmである場合について説明する。この場合、フレキシブルケーブルの曲率半径に揃ったフレキシブルケーブルの内径の両端に位置する二つのファイバー束間の曲率半径の差は実質的に4mmに等しい。
曲率半径の中心から最も遠いファイバー束は、他のファイバー束よりも長い距離、ケーブルFLのフルターンで25mmだけ長い距離を伝わる。具体的には、最悪の場合は、フレキシブルケーブルが常に同じ方向に巻かれている保管状態に対応する(図7参照)。長さ20mのケーブルを半径150mmの保管ターンテーブルに巻く場合、ケーブル全体をターンテーブルに巻くには21巻き必要である。ケーブルの内径の両端に位置する二つのファイバー束の間の長さのずれは、実質的に525mm(21×25mm)に等しい。
本発明の好ましい実施形態によると、ファイバー束は、フレキシブルケーブルの軸周りに螺旋状に巻かれる。結果として、フレキシブルケーブルの所定の長さの直線部分について、各ファイバー束は、ケーブルの直線部分の長さよりも長い長さを有する。以下の説明では、ファイバー束の長さとそれに対応するケーブルの直線部分の長さとの間の差を“過剰長さ(オーバーレングス)”と呼ぶ。ケーブルの内径が実質的に4mmである場合、螺旋は、例えば50から60mm程度のピッチを有する。この構成に従うと、螺旋状の巻きによって得られる過剰長さは、50mmのピッチ当たり略1.55mm、つまり31mm/mの過剰長さであり、これは、劣化の危険性なく、半径150mmのターンテーブルにケーブルを巻くのに十分なものである。
以下、本発明に係る検出デバイスの製造について説明する。全ての検出器D及びファイバー束Fをまずキャリアシリンダーに巻き、グリースで覆って、フレキシブルケーブル内への挿入を容易にし、また、後の除染工程中におけるケーブル内でのファイバーの移動を容易にする。次に、フレキシブルケーブルFLの長さに実質的に等しい長さを有する硬質ロッド状のワイヤープラー(wire puller)を支持ケーブルに接続して、フレキシブルケーブルの第一の端部において、そのフレキシブルケーブル内に入れる。ワイヤプラーを入れる際には、フレキシブルケーブルを直線状に保つ。次に、ワイヤプラーを、第一の端部の反対側のフレキシブルケーブルの端部において、フレキシブルケーブルから引き出すことによって、全ての検出器Dをケーブル内に入れる。全ての検出器Dがフレキシブルケーブル内に配置されると、ワイヤプラーを取り外して、ファイバー束が出てきた端部の反対側に位置するフレキシブルケーブルの端部に保護シーリングチップを配置する。このチップについては図5A及び図5Bを参照して以下で詳細に説明する。シーリングチップの箇所において、支持ケーブルMBが切断されて、好ましくは自由端にされる。以下、図6及び図7を参照して詳細に説明するように、チップの反対側に位置するフレキシブルケーブルFLの端部の箇所において、ファイバー束F、F、F、F等、キャピラリーKP、及び支持ケーブルMBが、フランジに接続される。
図5A及び図5Bは、フレキシブルケーブルを閉鎖するための素子を示す。
図5Aは、本発明の第一実施形態に係るフレキシブルケーブルを閉鎖するための素子を示す。非限定的な例として、閉鎖素子は、フレキシブルケーブルFLの端部に溶接された鋼プラグEBである。鋼プラグは、ダクト内をケーブルが伝わる際のケーブルの衝撃を和らげる。
図5Bは、本発明の第二実施形態に係るフレキシブルケーブルを閉鎖するための素子を示す。本発明の第二実施形態に係る閉鎖素子は、マイクロホンMCを備える。閉鎖素子の第一部分Pは取り付け部であり、好ましくはステンレス鋼製であって、溶接によってフレキシブルケーブルと一体にされ、第二部分Pは、プラグであり、好ましくはジュラルミン製であって、取り付け部にねじ込まれた半球ヘッドのねじで構成される。マイクロホンMCは、衝撃保護のためにシリンダーCY(好ましくはシリコーン製)に挿入されて、また、プラグとの音響結合を確実にするためのグリースGR内に埋め込まれる。マイクロホンMCは電気ワイヤALに接続される。電気ワイヤALは、マイクロホンに電力供給し、また、マイクロホンによって伝えられる電気信号を回収するためのものである。非限定的な例として、三本の電気ワイヤがマイクロホンから出ていて、フレキシブルケーブルFLに存在する三本の電気ワイヤに溶接によって接続される。必要であれば、余分なワイヤを巻いておく。電源用電気ワイヤのうち一本は、マルチストランドケーブルのワイヤに電気的に接続可能であり、フレキシブルケーブル内に存在するワイヤの数を減らすことができる。
マイクロホンを備えた閉鎖素子の使用は、例えば、プール内にフレキシブルケーブルを延伸させる際に生じる。この点に関して、超音波配置構成を用いることができる。マイクロホンは、例えば、MEMS(微小電気機械システム,Micro‐Electrical‐Mechanical System)マイクロホンとして知られている小型マイクロホンである。特定の実施形態(図示せず)では、複数のマイクロホンをフレキシブルケーブル内の複数の箇所に配置することもでき、この場合、フレキシブルケーブルの直径はマイクロホンの存在に適合するようにされる。水中にケーブルを延伸させることも可能である。その配置構成は、既知のように、検査されるプール内に少なくとも三つの音源を沈めることによって得られる。可能な動作モードは、壁でのエコーによる音の重なりを減らすために、例えば20kHz近くの任意の周波数でパルスの周期的な音波信号を各音源から逐次的に放出するものである。フレキシブルケーブル内に収容されたMEMSマイクロホンによって逐次的に受信された三つの信号が、各放出信号と同期されて、その時間遅延を決定する。次に、測定された三つの時間遅延と、既知の水中での音速とから、フレキシブルケーブル内に収容されたマイクロホンと三つの音源を有する局所的基準系との間の距離を決定する。
図6は、本発明の放射線検出デバイスに関連する線量率測定設備の概略図を示す。
閉鎖プラグの反対側に位置するフレキシブルケーブルFLの端部から出ている光ファイバー束が、ファイバー束の組Eを構成する。その組Eのファイバー束は光スイッチQに接続される。ファイバー束の数は、検出器Dの数に等しく、例えば16個である。光スイッチQは光電検出ブロック10に接続される。既知のように、光電検出ブロック10は、レーザー、光電子倍増管、電気機械的シャッター、及び、フィルターを含み、そのフィルターは、ファイバー束での収集の後であって、検出に起因するOSL検出器の刺激及びルミネッセンスの前に、レーザー光をフィルタリングする(非特許文献2を参照)。
図6に示される設備は、異なる検出器からの読み取りを逐次的に行う。解体や放射線保護における電磁的核応用の場合、制御されていない永続的なソースでの曝露における環境線量率の読み取りが行われる。このため、曝露の前にはリセットが常に行われる。その手順は以下のとおりである:
‐ 光刺激の前に、全てのOSL検出器をリセットする;
‐ 以前の光刺激を停止して、使用者によって定められる時間T(数分間、数時間、数日間、数週間、又は数か月間)にわたってOSL検出器を曝露する;
‐ 光刺激に続いて、異なる複数のOSL検出器からのOSLルミネッセンスを読み取り、全ての検出器をリセットする。
既知のように、光電検出ブロック10は、OSLルミネッセンスのデータを読み取り、各OSL検出器についての線量率データDBを伝える。
ブロック10によって検出されたユニットOSL信号は、OSLパルス及び基準(値)から成る。基準は、具体的には以下のとおりの異なる現象の寄与による信号である:
‐ OSL検出器のバックグラウンドノイズ;
‐ OSL検出器結晶の深いトラップの蛍光発光;
‐ OSLパルスを伝えるファイバー内のシンチレーション及びチェレンコフ効果(これらは、フレキシブルケーブルの周りに存在する環境の放射特性の関数である。)
検出器結晶内に存在する実質的に全てのトラップが空になると(典型的には99.9%)、OSLパルスは、読み取り時間TOSLの最後において漸近的な最小値に達する。最後の記録点において漸近的な最小値の平均値の測定が行われる。この平均値を、期間TOSL全体にわたってOSLパルス信号から減算する。この減算で修正された信号は、外部の乱れ、特に、チェレンコフ効果に依存しないものとなる。修正された信号を時間帯全体にわたって積分して、次に、較正係数で重み付けして、そこから、全曝露時間に対して積分された線量Dを導出する。次に、線量Dを曝露時間Tで割って、平均線量率DdDを推定する:
DdD=D/T
使用者は周期的に取得シーケンスを行うことも、一回の測定を行うこともできる。使用者が周期的に複数の取得を行う場合、光刺激が次の測定用のリセットを行うので、その手順は、有利には二段階(曝露と光刺激)に減る。
同様に、使用者は、施設全体の線量測定の時間を節約するために複数の並列ケーブルで複数の測定を行うことができる。この選択肢は、低被曝環境における長期間曝露(一日、一週間、一か月程度)において特に有利である。この場合、リセット工程のタイムスタンプが、並列で分析される全てのラインに対して行われる。
フレキシブルケーブルの接続解除によって、曝露段階中において作業者がその領域から出ることができる。従って、この段階は作業者の被曝に対する影響が少なく、並列動作モードによって読み取りの時間を節約することができるので、その期間を必要な限り長く選択することができる。
本発明の好ましい実施形態では、直径0.5mmで長さ5mmのOSL結晶ファイバーが興味深い妥協点となる。Al:C結晶での線量分解能は略0.7mGyと推定される。非限定的な例として、18時間の曝露時間の場合、平均線量率の分解能は0.7mGy/18h、つまり、40μGy/hである。このような期間は、午後4時前後の一日の終わりに積分を開始して、午前10時前後の次の日の朝に線量読み取りを行うことで簡単に得られるものである。また、例えば、丸々一週間(つまり、168時間)での除染作業現場の端部での測定データを積分することもできる。その線量分解能は、0.7mGy/168h、つまり、4μGy/hである。
本発明の検出デバイスは、線量範囲(3桁から4桁)及び曝露時間範囲(2桁から3桁)の組み合わせによって、線量率(5桁から7桁)に関する大きなダイナミクスを得ることを有利に可能にする。
1D高感度ケーブルの利点は、線量測定の時間を節約するため、異なる点での複数の測定の読み出し(放射能の線形マッピング)を同時に行う点である。実際、異なる点での読み取りを同時に行うことができて、分析される場所全体に対して点センサーを移動させる場合のような逐次的なものではない。
図7は、本発明に係る検出デバイスを用いる施設内放射線検出システムを示す。一般的に、その施設は、汚染された施設、又は、汚染されずに放射線に晒されている施設であり得る。図7の例では、施設Iは、除染の必要がある汚染された施設である。
除染される施設は、例えば、ダクト11と、ダクトが繋がる容器12とを備える。検出器が備わったフレキシブルケーブルFLを、使用者がアクセス可能な非汚染領域ZAからダクト11内に導入する。注入チューブ13と、制御レバー15が備わったモーター14と、フレキシブルケーブルが巻かれたターンテーブル16と、モーターをターンテーブルに接続する機械的駆動手段17とを備える推進デバイスを用いて、フレキシブルケーブルFLを施設I内に導入する。ターンテーブル16にはマルチファイバーコネクター18が備わっていて、そのマルチファイバーコネクター18が、フレキシブルケーブルから測定機器に繋がる屈曲光ファイバーの第二端部を接続する。測定機器は、例えば、マルチファイバー光ケーブル19と、マルチチャネルコネクター20と、測定ユニット21とを備える。
その目的は、除染プロセスに続いて、ダクト及び容器内の線量率を読み出すことである。除染が終わらない限り、施設Iはアクセス不能である。
以下説明するように、三段階で測定が行われる。
[段階1:ケーブル推進]
作業者が予めターンテーブルからマルチファイバー光ケーブル19を接続解除してある。これを忘れている場合には、その筐体内のコネクターの存在が、モーターの始動を防ぐ。
元々ターンテーブル16の周りに巻かれていたフレキシブルケーブルFLの端部を注入チューブ13に入れる。注入チューブ13は、ダクト11の入口に接続されている。作業者が制御レバー15を“推進”ポジションに設定すると、モーター14が制御された速度で回転して、機械的駆動手段17がターンテーブルを回転させる。そして、フレキシブルケーブルFLがダクト11内に進んでいく。
フレキシブルケーブルを推進させるために駆動ローラーが用いられる。ローラーの駆動圧力は、ケーブル強度に応じた最大値まで調整可能である。例えば、200kgに耐えることができるケーブルの場合、安全係数を考慮して、最大力を50kgに制限し得る。例えばダクトの断面積の予期せぬ減少による詰まりの場合には、推進は自然に止まり、反動力が摩擦力よりも大きくなると直ぐに、ケーブルがセーブされる。この場合、作業者は、推進工程を止めて、詰まりの原因を調べることが望ましい。
ケーブルを完全に伸ばすと、停止迫台として機能するコアが注入チューブ13に当たって、ケーブルをブロックし、ターンテーブルのハブに設けられた光リンクを破壊することを防ぐ。この場合、駆動ローラーが滑り、作業者はモーターをシャットダウンして、スイッチをニュートラルにしなければならない。
[段階2:曝露及び率の読み出し]
フレキシブルケーブルが所望の位置に達すると、ケーブルが完全に巻かれているか否かにかかわらず、作業者はモーターをニュートラルにする。
作業者は、ターンテーブルのハブ内に収容されたコネクター18に測定機器19、20、21を接続する。図6を参照して上述したように、測定機器は、OSL検出器を光刺激することができる手段を備える。そうして、OSL検出器の光刺激を行うことができる。好ましくは、コネクター18への測定機器の接続は、モーターへの電力供給を断って、モーターが回転しないようにして行われる。
作業者は、測定機器を接続したままで曝露を待つことができるし、又は、測定機器を接続解除して、他のフレキシブルケーブルの光刺激を行うことができる。
いずれの場合においても、曝露時間の終わりにおいて、測定機器をコネクター18に接続しなければならず、核放射線の検出に起因するルミネッセンスを読み取る。作業者が測定機器の接続を忘れているのにデータ取得を開始するという望ましくない場合には、フレキシブルケーブルFLが接続されていないので、何も起こらない。使用者は何の信号も観測せず、異常を知らせるエラーメッセージがスクリーン上に出る。作業者は、測定機器を接続して、読み取りを行うように求められる。読み取られたルミネッセンスデータに基づいて、計算ユニット30が線量率を計算する。
[段階3:ケーブル巻き取り]
ルミネッセンスを読み取ると、作業者はターンテーブルのマルチファイバーケーブル19を再び接続解除して、モーターを回転させることが出来るようにする。作業者は、レバー15を“巻き取り”ポジションにすることによって、ターンテーブルへのケーブルの巻き取りを開始する。この工程は、回転力をターンテーブルに伝えるベルトを駆動させる第二ハブを回転させることによって行われる。ターンテーブルが段階1の方向とは逆方向に回転して、フレキシブルケーブルFLが巻き取られ、好ましくは、“ジグザグ”状に巻き取られ(回転運動と並進運動との交互の組み合わせ)、ターンテーブルの表面全体にわたってケーブルを均一に分布させる。他の巻き取り手順も想定可能である。
有利には、推進段階、巻き取り段階、放射線曝露段階のいずれかに関わらず、フレキシブルケーブルFLの測定機器は容易に接続解除可能になっている。測定機器は再利用可能であり、施設全体の除染の時間を節約するために、他のダクト内に推進させておいた他のケーブルでの測定を行うことができる。
有利には、シングルモードファイバーがマルチファイバー光ケーブル19内に存在していて、フレキシブルケーブル内に存在するファイバーブラッググレーティング含有シングルモードファイバーにコネクター18を介して接続されていることによって、必要であれば、温度測定を並列で行うことができる。更に、必要であれば、例えば、プール内の測定の場合に、電気コネクター(図示せず)が、フレキシブルケーブルFL内に入れられたマイクロホンからの信号を回収する。
マルチファイバー光ケーブル19は、ターンテーブルと一体のコネクター18に接続される。ターンテーブルが推進段階及び巻き取り段階においては回転しているので、光ケーブル19はこれらの段階において接続解除される。一実施形態では、光ケーブル19は、端子部(端部から数十センチメートルにおいて)にねじ留めされたコア(二つの半シェル)を含み、そのコアは機械的迫台として機能する。ターンテーブルの出口におけるガイドチューブによって、ケーブルがほどけることが、コアがガイドチューブに当たることで、自然に防がれる。また、差し込まれたコネクターの存在を検知するセンサーが、これを忘れてしまった場合においてモーターが始動することを防ぐための安全装置を起動させる。そのようなコネクターが存在すると、モーターへの電力供給を停止して、モーターが回転することを防ぐ(そして、光ケーブルが破壊させることを防ぐ)。
以下、本発明のOSL検出器が備わったフレキシブルケーブルのロジスティクスについて説明する。
本発明の1Dケーブルの使用は、検査される施設の線量測定全体の時間を節約して、間接的には、除染作業のコスト最適化に寄与する。この動作モードは、長い曝露時間(一日間から一週間程度)を特徴とする低“被曝”環境でのロジスティクスという観点から特に興味深いものである。
使用者は、単一のケーブルを用いて1D曲線読み出しを行うことができる。この場合、1Dケーブルは、その読み取り機器に接続されたままであり、又は、接続解除され得て、曝露段階中において作業者がその領域から出て行くことを可能にする。非限定的な例として、フレキシブルケーブルを用いた16点の同時測定点読み出しの場合、1D OSL線量測定工程の全期間DTは:
DT=T+32×TOSL
であり、ここで、
Tは、曝露期間(例えば、数十分間、数時間、数日間、又は数週間)であり、
OSLは、OSL検出器の読み取り及びリセット期間である(典型的には数十秒間程度)。
使用者は、N本の1Dフレキシブルケーブル、例えば、8本のケーブルを並列に伸ばすことによって、2D読み出しを行うこともできる。この場合、N本の1Dケーブルが伸ばされて、同時に接続解除されて、並列で分析される全ての曲線についてリセット工程及び読み取り工程がタイムスタンプされる。2D OSL線量測定工程の全期間DTは、フレキシブルケーブルでの16点の同時測定点読み出しについて以下のとおりである:
DT=T+32×8×TOSL、つまり、
DT=T+256×TOSL
6mGy/hの線量率について考えてみる。曝露時間を2時間とすると、線量率のOSL測定分解能は、実質的に0.25mGy/h(SNR=24)である。OSL線量測定工程の全期間は、16点の1D測定点の場合2.25時間であり、128点の2D測定点の場合4.1時間である。
これらのOSL線量測定の期間を、ダクト内に挿入して移動させることができる小型(数mm)CZT検出器を用いて行われる従来の点(0D)線量測定の期間と比較することができる。その取得期間は、6mGy/hの典型的な線量率について15分間程度である(非特許文献3を参照)。従って、CZT検出器での線量測定期間は、1Dにおいて4時間(16×15分間=4時間)であり、2Dにおいて32時間(128×15分間=32時間)である。
等価な性能において、本発明のデバイスで行われる1D/2D OSL線量測定は、CZT検出器で行われる0D線量測定よりもはるかに高速である。更に、従来の0D測定では、読み取りが逐次的に行われるので、作業者が常にスタンバイしていることを要する。しかしながら、OSL法は、自動的に全ての検出器のほぼ同時の読み取りモードによるものとなる。従って、作業者の存在は、OSL読み取り手順を開始するためのみに必要となる。
この並列OSL法は、線量測定時間と作業者の時間とを節約することを可能にする。
本発明の検出デバイスの使用の経済的な関心点に加えて、その放射能の線形マッピングは、動かされる単一の検出器の測定時間と同じ測定時間について、統計的起源の測定不確実性を減らすことができる。そこで、単一点(0D)検出器が、曝露時間Tの終わりにおいて所定の不確実性で線量率測定を伝える場合を考えてみる。その場所のN点の測定点を分析にするには、全時間N×Tが必要となる。
他方、ケーブルが、同じ曝露時間Tで同時に曝露されるN個の検出器から成る場合も考えてみる。測定の統計値は同じであり、測定時間は1/Nに減る。従って、期間N×Tで曝露された同じケーブルは、動かされる単一のケーブルに対して1/(√(N))に改善された不確実性で線量率測定を伝える。
或る場所での同一の線量測定期間について、1D測定は、線量率測定の結果を改善することができる。例えば、16点の場合、測定不確実性は1/4に改善される。例えば、16個の同時に曝露される検出器を有するケーブルが8本の場合、測定不確実性は、単一の検出器と比較して1/11に改善される。
光刺激ルミネッセンス(OSL)検出器
FL フレキシブルケーブル
MB 支持ケーブル
光ファイバー束

Claims (17)

  1. 支持ケーブル(MB)に沿って順に分布している少なくとも二つの放射線検出器(D)を備える放射線検出デバイスであって、各検出器(D)が、少なくとも一つの光ファイバー(F)に光学的に結合された光刺激ルミネッセンス検出素子(9)を備え、各光刺激ルミネッセンス検出素子(9)が、前記支持ケーブル(MB)に固定された機械的部品(d)によって、前記光ファイバーの第一端部に対向して保持され、前記機械的部品(d)が、変形可能な固体製のキャリアシリンダー(S)を備える保持手段(S、F、F、F)によって、フレキシブルケーブル(FL)内に保持され、前記キャリアシリンダー(S)に前記光ファイバーが巻かれていて、各光ファイバーの第二端部が、前記フレキシブルケーブル(FL)の同一の第一端部に繋がることを特徴とするデバイス。
  2. 前記支持ケーブル(MB)を取り囲む前記機械的部品(d)が、互いに整列した第一孔及び第二孔を備え、前記光刺激ルミネッセンス検出素子(9)が前記第一孔内に固定されていて、前記光ファイバー(F)が前記第二孔内に固定されている、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記光ファイバーが螺旋状に巻かれている、請求項1又は2に記載のデバイス。
  4. 前記変形可能な固体がポリマーである、請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス。
  5. 複数の光ファイバーが同一の光刺激ルミネッセンス検出素子(9)に結合されていて、前記複数の光ファイバーがファイバー束(F)としてキャピラリーパイプ(K)内にまとめられている、請求項1から4のいずれか一項に記載のデバイス。
  6. グリース層(G)が前記フレキシブルケーブルの内壁を覆っている、請求項1から5のいずれか一項に記載のデバイス。
  7. ポリマー層(R)が前記フレキシブルケーブルの外壁を覆っている、請求項1から6のいずれか一項に記載のデバイス。
  8. 複数のファイバーブラッググレーティング(B)を含むシングルモード光ファイバーが前記機械的部品(d)に固定されていて、前記光ファイバーが、前記フレキシブルケーブル(FL)の第一端部に繋がる端部を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載のデバイス。
  9. 前記支持ケーブル(MB)がマルチストランドワイヤである、請求項1から8のいずれか一項に記載のデバイス。
  10. 前記フレキシブルケーブル(FL)がインターロック型金属ホースである、請求項1から9のいずれか一項に記載のデバイス。
  11. 前記フレキシブルケーブル(FL)の公称直径が4mmから100mmまでの間である、請求項1から10のいずれか一項に記載のデバイス。
  12. マルチモード光ファイバーのコアの直径が100μmから200μmまでの間である、請求項1から11のいずれか一項に記載のデバイス。
  13. 前記フレキシブルケーブル(FL)の第一端部の反対側の第二端部がチップ(EB)によって閉鎖されている、請求項1から12のいずれか一項に記載のデバイス。
  14. 前記チップがマイクロホン(MC)を備える、請求項13に記載のデバイス。
  15. 施設(I)内の放射線検出システムであって、放射線検出デバイスと、前記施設(I)内に前記放射線検出デバイスを導入するための手段とを備え、前記放射線検出デバイスが請求項13又は14に記載のデバイスであり、前記施設(I)内に前記放射線検出デバイスを導入するための手段が、前記フレキシブルケーブル(FL)が巻かれるターンテーブル(16)と、前記施設内に開口していて且つ前記フレキシブルケーブルのチップが入れられる注入チューブ(13)と、前記施設内に前記フレキシブルケーブル(FL)を推進させる手段(14、15)とを備えることを特徴とする検出システム。
  16. 前記施設内に前記フレキシブルケーブル(FL)を推進させる手段(14、15)が、モーター(14)と、前記モーターに接続された機械的手段(17)であって、前記モーターに推進命令が与えられると前記ターンテーブル(16)を回転させる機械的手段(17)とを備える、請求項15に記載の検出システム。
  17. 前記ターンテーブル(16)に固定されたマルチファイバーコネクター(18)が、前記光刺激ルミネッセンス検出素子(9)を刺激して且つ放射線曝露に起因するルミネッセンスを読み取る測定機器(19、20、21)に、前記光ファイバーの第二端部を接続する、請求項15又は16に記載の検出システム。
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