JP6599921B2 - 洗替実施装置、事業者システム、洗替実施方法、及び、洗替実施プログラム - Google Patents

洗替実施装置、事業者システム、洗替実施方法、及び、洗替実施プログラム Download PDF

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Description

本発明は、洗替実施装置、事業者システム、洗替実施方法、及び、洗替実施プログラム、特に、継続課金で利用されているクレジットカードの使用可否に関する情報を更新する、洗替実施装置等に関する。
クレジットカードによる決済を提供している加盟店や決済代行事業者は、クレジットカード決済のための情報処理システムを構築し、運用している。そのような情報処理システムは、クレジットカード会社から継続課金で利用されているクレジットカードの利用可否を含むクレジットカードの更新情報を加盟店ごとに取得する洗替処理を、随時実施している。
特許文献1は、そのようなクレジットカードの洗替処理を行うシステムを開示している。このシステムは、クレジットカード情報としてカードの有効性情報を保持する機能、クレジットカード会社へ洗替処理を行う機能、発行元のクレジットカード会社以外からの利用可否情報を取得し保持する機能、及びクレジットカードの利用可否判断を代行する機能を備える。加盟店はこのシステムを導入することで洗替処理を行う。
特開2006−293503号公報
決済代行事業者は、クレジットカードによる決済を提供している加盟店を、複数管理している場合がある。このような決済代行事業者は、洗替先のクレジットカード会社によって、加盟店単位での洗替を実施するケースと、当該決済代行事業者を代表の加盟店とした洗替を実施するケースと、がある。このように異なった単位で洗替を行うのは、洗替対象のクレジットカードの取り扱いに関し、洗替先クレジットカード会社のシステムや契約、規定などの違いがある為である。
上述の洗替処理の違いに対応するためには、決済代行事業者の情報処理システムが複雑化し管理が困難であることから、決済代行事業者の情報処理システムは、決済代行事業者を代表の加盟店とした洗替は行わず、個々の加盟店単位の洗替処理を行っている。
特許文献1が開示するシステムは、複数の加盟店に対する洗替、及びクレジットカード会社毎の取り扱いの違いについては考慮しておらず、この課題を解決しない。
本発明は、複数の加盟店に対し、クレジットカード会社毎の取り扱いの違いに柔軟に対応した洗替を実施できる洗替実施装置、事業者システム、洗替実施方法、及び、洗替実施プログラムを提供することを目的とする。
本発明の1実施の形態の洗替実施装置は、取得したクレジットカード(以降、カードと略記)の識別子に関連付けて、取得した前記カードに継続課金する店舗の識別子と課金先のカード会社の識別子のペア、を利用情報記憶手段に格納する情報管理手段と、前記店舗の課金先の前記カード会社対応に定義されている洗替実施の単位が、1)前記店舗であれば、前記店舗の識別子と前記カードの識別子を含む第一の前記洗替データを作成し、2)代表店舗であれば、所定の前記代表店舗の表示と前記カードの識別子を含む第二の前記洗替データを作成して、前記課金先の前記カード会社に送信する要求手段と、前記洗替データに対して前記カードの無効が返信された場合、当該無効を前記利用情報記憶手段に登録する結果反映手段と、を備える。
本発明の1実施の形態の洗替実施方法は、取得したクレジットカード(以降、カードと略記)の識別子に関連付けて、取得した前記カードに継続課金する店舗の識別子と課金先のカード会社の識別子のペア、を利用情報記憶手段に格納し、前記店舗の課金先の前記カード会社対応に定義されている洗替実施の単位が、1)前記店舗であれば、前記店舗の識別子と前記カードの識別子を含む第一の前記洗替データを作成し、2)代表店舗であれば、所定の前記代表店舗の表示と前記カードの識別子を含む第二の前記洗替データを作成して、前記課金先の前記カード会社に送信し、前記洗替データに対して前記カードの無効が返信された場合、当該無効を前記利用情報記憶手段に登録する。
本発明の1実施の形態の洗替実施プログラムは、取得したクレジットカード(以降、カードと略記)の識別子に関連付けて、取得した前記カードに継続課金する店舗の識別子と課金先のカード会社の識別子のペア、を利用情報記憶手段に格納する情報管理処理と、前記店舗の課金先の前記カード会社対応に定義されている洗替実施の単位が、1)前記店舗であれば、前記店舗の識別子と前記カードの識別子を含む第一の前記洗替データを作成し、2)代表店舗であれば、所定の前記代表店舗の表示と前記カードの識別子を含む第二の前記洗替データを作成して、前記課金先の前記カード会社に送信する要求処理と、前記洗替データに対して前記カードの無効が返信された場合、当該無効を前記利用情報記憶手段に登録する結果反映処理と、をコンピュータに実行させる。
本発明にかかる洗替実施装置は、複数の加盟店に対し、クレジットカード会社毎の取り扱いの違いに柔軟に対応した洗替を実施できる。
図1は、本実施の形態にかかる事業者システム100の構成を示す図である。 図2は、事業者システム100の動作概要を示すフローチャートである。 図3は、加盟店情報記憶装置130に格納される情報の構造を示す図である。 図4は、クレジットカード情報記憶装置140に格納される情報の構造を示す図である。 図5は、利用情報記憶装置150に格納される情報の構造を示す図である。 図6は、利用情報記憶装置150にクレジットカード情報を登録する処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、加盟店別洗替情報記憶装置160に格納される情報を示す。 図8は、要求部104によるクレジットカード情報の加盟店分配のルールを示す図である。 図9は、利用情報記憶装置150に格納される情報の具体例を示す。 図10は、コンピュータ装置600の構成図である。 図11は、本発明の第二の実施形態の洗替実施装置102の構成を示す。
<第一の実施の形態>
<構成>
図1は、本実施の形態にかかる事業者システム100の構成を示す図である。事業者システム100は、決済代行業者が利用するシステムであり、クレジットカードに継続課金をする加盟店の端末装置である加盟店端末400、及び、継続課金されるクレジットカード会社の端末装置であるクレジットカード会社端末300に接続されている。事業者システム100は、クレジットカード会社端末300とは、通信の中継を行うスイッチングセンタ200を経由して接続されている。
事業者システム100は、クレジットカードの洗替を行う洗替実施装置102、クレジットカードに対して継続課金を行う決済装置101、及び、クレジットカードの利用情報を保持する利用情報記憶装置150を包含する。利用情報記憶装置150は、洗替実施装置102、及び、決済装置101の両者に接続されている。洗替実施装置102は利用情報記憶装置150内の情報を維持管理し、決済装置101は利用情報記憶装置150内の情報に基づいて継続課金を行う。
洗替実施装置102は、結果反映部103、要求部104、情報管理部105、加盟店情報記憶装置130、クレジットカード会社情報記憶装置140、及び、加盟店別洗替情報記憶装置160を備える。
加盟店情報記憶装置130は、加盟店単位に、当該加盟店と契約しているクレジットカード会社の情報を保持する。クレジットカード会社情報記憶装置140は、クレジットカード会社単位に洗替データに関する情報を保持する。加盟店別洗替情報記憶装置160は、一時的に加盟店別の洗替情報を格納する。なお、洗替データは、課金対処となるクレジットカード番号と、課金する加盟店の識別子を包含するデータである。
情報管理部105は、利用情報記憶装置150、加盟店情報記憶装置130、及び、クレジットカード会社情報記憶装置140に格納される情報の、維持管理を行う。要求部104は、利用情報記憶装置150内の情報に基づいて洗替データを作成し、スイッチングセンタ200経由でクレジットカード会社端末300へ送信する。この洗替データの送信が、洗替の要求である。結果反映部103は、クレジットカード会社端末300から受信した洗替の結果を利用情報記憶装置150内の情報に反映する。
<各部の機能>
情報管理部105は、決済装置101が継続課金業務で利用するクレジットカードの情報を利用情報記憶装置150に保持する。新規に継続課金としてのクレジットカード利用がある場合、情報管理部105は本データを利用情報記憶装置150に登録し、利用する加盟店と売上の請求先となるクレジットカード情報を保持する。ここで、クレジットカード情報とは、クレジットカード番号などの識別子を含む。同一のクレジットカードが登録済みの場合、情報管理部105は、利用する加盟店と洗替先クレジットカード情報を追加する。
加盟店の増減、または、クレジットカード会社との契約変更があった場合、情報管理部105は利用情報記憶装置150で関連する全ての情報を更新し、管理情報を再構築する。
さらに情報管理部105は、加盟店単位に契約しているクレジットカード会社を加盟店情報記憶装置130に格納し管理する。情報管理部105は、加盟店で未契約のクレジットカード会社が発行するクレジットカードを利用する際の請求先とのなるカードブランド単位のクレジットカード会社情報も加盟店情報記憶装置130に格納し管理する。なお、クレジットカード会社情報は、クレジットカード会社の名称などの識別子を含む。情報管理部105は、洗替対象となるクレジットカード情報を利用情報記憶装置150に登録する際、事前に加盟店情報記憶装置130に登録された加盟店情報から、洗替先クレジットカード情報を取得し、併せて登録する。
また、情報管理部105は、事業者と契約のあるクレジットカード会社単位に、洗替実施の単位をクレジットカード会社情報記憶装置140内に保持し管理する。情報管理部105は、洗替の対象となるクレジットカード情報を利用情報記憶装置150に登録する際、事前にクレジットカード会社情報記憶装置140に登録された洗替単位情報141を取得し、併せて登録する。
要求部104は、利用情報記憶装置150から各加盟店の洗替対象クレジットカードを抽出して、加盟店別洗替情報記憶装置160に保持する。その後、要求部104は当該情報に基づいて洗替データを作成し、スイッチングセンタ200経由でクレジットカード会社端末300に送信する。
結果反映部103は、スイッチングセンタ200経由で洗替先のクレジットカード会社端末300から洗替の結果として取得した、クレジットカードの更新情報、及びクレジットカードの有効性情報を利用情報記憶装置150に取り込む。
ここで、結果反映部103、要求部104、及び、情報管理部105は、論理回路で構成される。加盟店情報記憶装置130、クレジットカード会社情報記憶装置140、利用情報記憶装置150、及び、加盟店別洗替情報記憶装置160は、記憶装置、例えば、半導体メモリ、磁気ディクス装置で構成される。
なお、洗替実施装置102は、コンピュータ装置600により実現されても良い。図10は、コンピュータ装置600の構成図である。コンピュータ装置600は、バス640で相互に接続された、プロセッサ610、主記憶部630、及び、外部記憶装置620を備える。プロセッサ610は、バス640を経由して、主記憶部630、及び、外部記憶装置620に対してデータの読み書きを行う。また、プロセッサ610は、主記憶部630に格納されているプログラム650を実行する。なお、プログラム650は、当初外部記憶装置620に格納されており、コンピュータ装置600の初期設定時に、プロセッサ610が外部記憶装置620から主記憶部630にロードしても良い。
ここで、主記憶部630は半導体メモリ装置である。外部記憶装置620はディスク装置、または、半導体記憶装置等の記憶装置である。
プロセッサ610は、プログラム650を実行することにより、例えば、結果反映部103、要求部104、及び、情報管理部105として機能する。すなわち、プロセッサ610は、プログラム650を実行することにより、例えば、結果反映部103、要求部104、及び、情報管理部105が行う処理を実行する。主記憶部630または、外部記憶装置620は、加盟店情報記憶装置130、クレジットカード会社情報記憶装置140、利用情報記憶装置150、及び、加盟店別洗替情報記憶装置160として機能する。
なお、上述した「装置」や「部」は、必ずしも、単体のハードウェアで構成されるとは限らない。「装置」や「部」は、複数の装置が接続されて構成されていても良い。
<動作>
<全体動作>
図2は、事業者システム100の動作概要を示すフローチャートである。以下、図1及び図2のフローチャートを参照して、事業者システム100の全体動作について説明する。なお、以下の説明において、クレジットカード情報の保持方法は特定されないが、例えば、各種暗号化技術を用いた暗号化データやトークナイゼーション機能を用いたトークンとしての保存、管理がなされれば良い。
事業者システム100の決済装置101及び洗替実施装置102は、クレジットカードを利用する加盟店の加盟店端末400を複数管理する。決済装置101は、加盟店の代行でクレジットカード決済における与信業務や請求業務を実施する。洗替実施装置102は、洗替業務を実施する。
洗替実施装置102の情報管理部105は、事業者のサービスに加盟している加盟店のうちクレジットカードを利用した継続課金を行う加盟店の情報を、例えば加盟店端末400から受信して、加盟店情報記憶装置130に事前に登録する(図2のステップ1)。また、情報管理部105は、事業者と契約しているクレジットカード会社の洗替単位情報141と請求要否情報を、例えばクレジットカード会社端末300から受信して、クレジットカード会社情報記憶装置140に事前に登録する(図2のステップ2)。
加盟店端末400から継続課金の登録情報が入力されると、情報管理部105は、洗替対象のクレジットカードを利用情報記憶装置150に登録する。その際、情報管理部105は、利用する加盟店と洗替先のクレジットカード会社の情報を加盟店情報記憶装置130及びクレジットカード会社情報記憶装置140から取得し、併せて、利用情報記憶装置150に登録する(図2のステップ3)。
洗替実施装置102の要求部104は、クレジットカードの洗替を実施するタイミング、例えば毎月の決済日の所定時間になると、スイッチングセンタ200の伝送形式で洗替要求の為の洗替データを作成する(図2のステップ4)。続いて要求部104は、作成した洗替データを、クレジットカード会社のクレジットカード会社端末300へ送信して洗替を要求する(図2のステップ5)。
クレジットカード会社端末300は、洗替データを受信し、各クレジットカードの有効性を判定し、判定結果及び更新情報を事業者システム100に返信する(図2のステップ6)。
洗替実施装置102の結果反映部103は、クレジットカード会社端末300が送信した洗替結果を受信し、利用情報記憶装置150にクレジットカードの有効性の判定結果と更新情報を登録する(図2のステップ7)。
決済装置101は、継続課金に対する請求業務を行うタイミング、例えば毎月の決済日の所定時間になると、利用情報記憶装置150から更新されたクレジットカード情報を取得し、クレジットカード会社に対して請求業務を行う(図2のステップ8)。
事業者システム100とクレジットカード会社端末300との伝送はすべてスイッチングセンタ200を介して行われる。
<加盟店情報記憶装置130に格納される情報>
図3は、加盟店情報記憶装置130に格納される情報の構造を示す図である。加盟店情報記憶装置130は、各加盟店に関連付けて、当該加盟店が契約する契約クレジットカード会社情報131、代表幹事会社として扱われるクレジットカード会社情報である代表幹事クレジットカード会社情報132、及び、洗替実施情報133を記憶する。
契約クレジットカード会社情報131は、関連付けられている加盟店が契約するすべてのクレジットカード会社の識別子等を記憶する契約リストを包含する。
代表幹事クレジットカード会社情報132は、代表幹事クレジットカード会社の識別子等をクレジットカードブランドに関連付けて記憶する代表幹事リストを包含する。ここで、クレジットカードブランドは、例えば、VISA(登録商標),とかMasterCardである。代表幹事クレジットカード会社は、継続課金で利用されるクレジットカードを発行するクレジットカード会社(例えば会社A)と加盟店との間で契約が無い場合に、会社Aの代わりに請求先となるクレジットカード会社である。情報管理部105は、継続課金で利用されるクレジットカードのブランドに基づいて、代表幹事クレジットカード会社を特定する。代表幹事クレジットカード会社情報132に登録されているクレジットカード会社は、契約クレジットカード会社情報131に存在するクレジットカード会社である。
洗替実施情報133は、洗替データに含まれる加盟店を特定するための情報を保有する。
洗替実施装置102の情報管理部105は、加盟店端末400から当該加盟店のクレジットカード会社との契約変更情報を受信すると、加盟店情報記憶装置130に格納されている当該加盟店に関連付けられているクレジットカード会社の追加や削除を行う。
<クレジットカード会社情報記憶装置140に格納される情報>
図4は、クレジットカード会社情報記憶装置140に格納される情報の構造を示す図である。クレジットカード会社情報記憶装置140は、加盟店情報記憶装置130に登録されている各クレジットカード会社に関連付けて、当該クレジットカード会社の情報を記憶する。ここで、クレジットカード会社の情報は、当該クレジットカード会社に送信する洗替データの作成単位を決める洗替単位情報141、洗替データ作成情報142、及び、当該クレジットカード会社が発行するクレジットカードのカード番号帯情報143を包含する。
洗替単位情報141は、洗替対象のクレジットカードの洗替を加盟店単位に行うか、事業者を代表の加盟店として行うかの切り分け情報を保有する。洗替データ作成情報142は、洗替データに含まれるクレジットカード会社を特定するための情報を保有する。カード番号帯情報143は、当該クレジットカード会社が発行するクレジットカードの特定情報、例えば、クレジットカード番号帯を記憶する。
洗替実施装置102の情報管理部105は、クレジットカード会社端末300からクレジットカード会社の更新情報を受信すると、クレジットカード会社情報記憶装置140に格納されている当該クレジット会社に関連付けられている情報を更新する。
<利用情報記憶装置150に格納される情報とその登録処理>
図5は、利用情報記憶装置150に格納される情報の構造を示す図である。利用情報記憶装置150は、洗替対象となるクレジットカード情報151に関連付けて、発行元洗替情報152、代表加盟店利用情報153、売上請求加盟店情報154、及び、有効性結果情報55を記憶する。
クレジットカード情報151は、継続課金対象となるクレジットカードのクレジットカード番号、有効期限の情報を保有する。発行元洗替情報152は、洗替先クレジットカード会社が、関連付けられているクレジットカードの発行元であるかどうかを判別するための情報を保有する。具体的には、発行元洗替情報152は、売上請求先クレジットカード会社が、関連付けられているクレジットカードを発行している場合に当該クレジットカード会社情報を記憶し、そうでない場合は「登録なし」を示すデータを保有する。
代表加盟店利用情報153は、洗替データの作成単位を判別するための情報を保有する。具体的には、代表加盟店利用情報153は、関連付けられているクレジットカードの売上請求先のクレジットカード会社に、事業者を代表の加盟店として洗替要求を行う場合は当該クレジットカード会社情報を保有する。洗替を個々の加盟店単位で行う場合、代表加盟店利用情報153は「登録なし」示すデータを保有する。
売上請求加盟店情報154は、洗替業務が必要となる加盟店単位に、クレジットカードの請求先となるクレジットカード会社情報を保有する。対象のクレジットカードによる請求がない加盟店について、売上請求加盟店情報154は、「登録なし」を示すデータを保有する。
有効性結果情報155は、洗替結果として得られたクレジットカードの有効性情報と、洗替結果反映前のクレジットカード情報を保有する。
図6は、利用情報記憶装置150にクレジットカード情報を登録する処理の流れを示すフローチャートである。
加盟店においてクレジットカードによる継続課金の新規契約が成立すると、その情報が加盟店端末400から洗替実施装置102に送信される。これを契機に、洗替実施装置102は、加盟店に対する新規のクレジットカード情報を利用情報記憶装置150へ登録する処理を開始する(ステップS1)。
まず、情報管理部105が、登録対象のクレジットカードが利用情報記憶装置150に登録済みであるか確認する(ステップS2)。未登録のクレジットカードの場合(ステップS2で「未登録」)、情報管理部105は、利用情報記憶装置150にクレジットカード情報151としてクレジットカード番号、有効期限を登録する(ステップS3)。
続いて、情報管理部105は、売上請求加盟店情報154に含まれる対象加盟店に対し、請求先となるクレジットカード会社情報を登録する(ステップS4)。情報管理部105は、請求先となるクレジットカード会社情報を、加盟店情報記憶装置130で保有する契約クレジットカード会社情報131と代表幹事クレジットカード会社情報132から特定する。この特定は、以下の手順で行われる。
1)まず、新規に契約された登録対象のクレジットカードの番号から、当該クレジットカードを発行したクレジットカード会社が、契約クレジットカード会社情報131に登録されているかどうかを判断する。このため、情報管理部105は、契約クレジットカード会社情報131に含まれているクレジットカード会社に対応してクレジットカード会社情報記憶装置140に記憶されているカード番号帯情報143にアクセスする。そして、情報管理部105は、新規に契約されたクレジットカードの番号が、何れかの契約クレジットカード会社のカード番号帯情報143の範囲内に入るかどうかを判断する。
2)新規に契約されたクレジットカードの番号が、何れかの契約クレジットカード会社のカード番号帯情報143の範囲内に入っている場合、当該契約クレジットカード会社が、当該クレジットカードの発行元クレジットカード会社であると判断する。そして、情報管理部105は、当該発行元クレジットカード会社を請求先クレジットカード会社として、売上請求加盟店情報154に登録する。
3)新規に契約されたクレジットカードの番号が、何れの契約クレジットカード会社のカード番号帯情報143の範囲内にも入っていない場合、情報管理部105は、クレジットカード番号から当該クレジットカードのブランドを判定する。ここで、クレジットカード番号の一部が、ブランド特定コードであるとする。そして、情報管理部105は、当該ブランドに関連付けられて代表幹事クレジットカード会社情報132に記憶されている代表幹事クレジットカード会社を、請求先クレジットカード会社として、売上請求加盟店情報154に登録する。
新規に契約されたクレジットカードの発行元クレジットカード会社が、契約した加盟店の契約クレジットカード会社でない場合、代表幹事カード会社がクレジットカード発行元のカード会社に代わって、そのクレジットカードの請求を受け付ける。ただし、代表幹事カード会社が取り扱うことができるクレジットカードは、その代表幹事クレジットカード会社が取り扱うクレジットカードと同一カードブランドのカードのみである。この事情を反映して、情報管理部105は、上記3)のような処理を行う。
売上請求加盟店情報154に登録した請求先クレジットカード会社が発行元クレジットカード会社である場合(ステップS5で「発行元」)、情報管理部105は、当該クレジットカード会社を発行元洗替情報152に登録する(ステップS6)。
情報管理部105は、売上請求加盟店情報154に登録したクレジットカード会社の洗替実施単位をクレジットカード会社情報記憶装置140の洗替単位情報141を参照して確認する(ステップS7)。洗替単位情報141が加盟店単位の場合(ステップS7で「加盟店」)、情報管理部105は登録処理を終了する(ステップS11)。
洗替単位情報141が事業者の場合(ステップS7で「事業者」)、情報管理部105は、さらに代表加盟店利用情報153が既に登録済みか確認する(ステップS8)。既に登録済みであり(ステップS8で「登録済み」)、かつ、請求先クレジットカード会社が処理中クレジットカードの発行元でない場合(ステップS9で「発行元以外」)、情報管理部105は登録処理を終了する(ステップS11)。発行元である場合(ステップS9で「発行元」)、情報管理部105は、売上請求加盟店情報154に登録したクレジットカード会社情報を代表加盟店利用情報153に登録し、登録処理を終了する(ステップS10、S11)。発代表加盟店利用情報153が未登録(ステップS8で「未登録」)である場合も、情報管理部105は、売上請求加盟店情報154に登録したクレジットカード会社情報を代表加盟店利用情報153に登録し、登録処理を終了する(ステップS10、S11)。
<加盟店別洗替情報記憶装置160に格納される情報>
図7は、加盟店別洗替情報記憶装置160に格納される情報を示す。加盟店別洗替情報記憶装置160は、各加盟店に関連付けて、洗替対象クレジットカード情報161を保有する。洗替対象クレジットカード情報161は、請求先クレジットカードのクレジットカード番号と有効期限と洗替先クレジットカード会社情報を保有する。事業者である代表加盟店も加盟店の一つである。
なお、洗替対象クレジットカード情報161で使用される代表加盟店の表示は、洗替先のクレジットカード会社ごと、または、事業者ごとに所定のものが定義されている。この表示は、洗替先のクレジットカード会社が、代表加盟店の表示と判別できるものであれば良い。
<洗替データの作成と送信>
要求部104は、洗替データを作成するにあたり、先ず、利用情報記憶装置150に登録されているクレジットカード情報から洗替対象クレジットカード情報161を作成し、加盟店または代表加盟店に分配して加盟店別洗替情報記憶装置160に登録する。図8は、要求部104によるクレジットカード情報の加盟店分配のルールを示す図である。なお、以下の説明において発行元洗替情報152に登録されているクレジットカード会社の情報を登録情報A,代表加盟店利用情報153に登録されているクレジットカード会社の情報を登録情報Bと呼ぶことがある。
要求部104は、利用情報記憶装置150に登録されている図5の情報の各行について、下記のパタン分けを行い、行内の情報を加盟店または代表加盟店に分配していく。
1)パタン1(登録情報AとBは同一)
要求部104は、登録情報AとBの登録有無を確認する。登録情報AとBが共に登録され、かつ、両者で登録されているクレジットカード会社が同一であれば、要求部104は、代表加盟店に関連付けて、洗替対象クレジットカード情報161を登録する。洗替対象クレジットカード情報161に登録される洗替先クレジットカード会社は、登録情報Aである。このとき、当該クレジットカードに関連付けて売上請求加盟店情報154に登録されていた他の請求先クレジットカード会社については、当該クレジットカードの洗替対象クレジットカード情報161、及び洗替データは作成されない。
2)パタン1(登録情報AとBは同一ではない)
登録情報AとBが共に登録されているが、登録されているクレジットカード会社が同一でない場合、要求部104は、売上請求加盟店情報154に登録情報Aと同じクレジットカード会社が登録されている全ての加盟店に関連付けて、洗替対象クレジットカード情報161を登録する。洗替対象クレジットカード情報161に登録される洗替先クレジットカード会社は、登録情報Aである。当該クレジットカードに関連付けて売上請求加盟店情報154に登録されていた他の請求先クレジットカード会社については、当該クレジットカードの洗替対象クレジットカード情報161、及び洗替データは作成されない。
パタン2
登録情報Aが登録無しで登録情報Bが登録されている場合、要求部104は、代表加盟店に関連付けて、洗替対象クレジットカード情報161を登録する。洗替対象クレジットカード情報161に登録される洗替先クレジットカード会社は、登録情報Bである。当該クレジットカードに関連付けて売上請求加盟店情報154に登録されていた他の請求先クレジットカード会社については、当該クレジットカードの洗替対象クレジットカード情報161、及び洗替データは作成されない。
パタン3
登録情報Bが登録無しで登録情報Aが登録されている場合、要求部104は、売上請求加盟店情報154に登録情報Aと同じクレジットカード会社が登録されている全ての加盟店に関連付けて、洗替対象クレジットカード情報161を登録する。洗替対象クレジットカード情報161に登録される洗替先クレジットカード会社は、登録情報Aである。当該クレジットカードに関連付けて売上請求加盟店情報154に登録されていた他の請求先クレジットカード会社については、当該クレジットカードの洗替対象クレジットカード情報161、及び洗替データは作成されない。
パタン4
登録情報AとBが共に登録されていない場合、要求部104は、売上請求加盟店情報154に請求先クレジットカード会社情報が登録されている全ての加盟店洗替対象クレジットカード情報161を登録する。洗替対象クレジットカード情報161に登録される洗替先クレジットカード会社は、各加盟店に登録されていた請求先クレジットカード会社情報である。
要求部104は、加盟店別洗替情報記憶装置160を洗替実施ごとに生成し、洗替データの作成が完了した時点で削除する
この分配方法により、請求のないクレジットカードに対するクレジットカード会社への洗替処理は行われず、クレジットカード会社ごとの請求有無に伴う洗替可否の判別は不要となる。
図6のフローチャートと、図8の分配ルールの結果、クレジットカードの洗替先クレジットカード会社と洗替実施単位は、次の優先度で決定される。
(1)クレジットカードの請求先に発行元のクレジットカード会社が存在すれば、当該クレジットカード会社が洗替先になる。洗替実施単位は当該クレジットカード会社の指定に基づいて決定される。
(2)クレジットカードの請求先に、他社(代表幹事カード会社)で、代表加盟店方式が可能なクレジット会社があれば、当該クレジットカード会社が洗替先になる。洗替実施単位は代表加盟店となる。
(3)クレジットカードの請求先に、他社(代表幹事カード会社)で、代表加盟店方式が可能な会社が1社もなければ、請求先として登録されている全クレジットカード会社が洗替先となる。洗替実施単位は加盟店となる。
(4)上記以外の請求先クレジットカード会社に対して、洗替は要求されない。
このような選択の結果、以下の効果が得られる。
1)正確な洗替判定結果が得られる
発行元クレジットカード会社のみが正確な洗替結果を返却できる。他のクレジットカード会社は、洗替の要求を受けた場合、見做し結果を返すこととなり、発行元ほど正確な結果を返すことはできない。従って、洗替要求先として発行元クレジットカード会社を優先して選択することは、正確な洗替判定結果につながる。
2)商習慣/契約上妥当な範囲で、洗替の重複要求を減らすことが出来る。
同一のクレジットカードに対し、複数のクレジットカード会社に洗替の要求するのは、無駄である。同一結果を複数受信する、または、相互に矛盾する結果を受信することが期待されるだけでる。従って、代表加盟店方式のカード会社が洗替先対象に含まれる場合は、洗替カード会社をそのカード会社1つに絞ることが妥当である。個々の加盟店で洗替が必要なカード会社(代表加盟店方式不可のカード会社)に対しては、「自社発行以外のカードは代表加盟店方式で別途洗替を実施している」と説明が可能である。一方、洗替先対象のカード会社が全て代表加盟店方式不可の場合は、特定の加盟店/カード会社に対する洗替について許されないことが多く、当該ケースは、全ての請求先に洗替を要求する。
要求部104は、加盟店別に分配された洗替対象クレジットカード情報161を、洗替先クレジットカード会社ごとに分割して洗替データを作成し、スイッチングセンタ200を経由して洗替先クレジットカード会社に送信する。ここで事業者としての代表加盟店も1加盟店の単位として扱われる。
<洗替結果に基づく利用情報記憶装置150の更新>
結果反映部103は、洗替データを送信したクレジットカード会社端末300から洗替結果を受信する。洗替結果は、洗替されたクレジットカードの有効/無効判定結果、クレジットカード番号及び有効期限の更新有無、更新が有った場合の更新後のクレジットカード番号及び有効期限を含む。結果反映部103は、利用情報記憶装置150に登録されているクレジットカード情報151に対して有効/無効判定結果を、有効性結果情報155に登録する。
さらに、結果反映部103は、有効なクレジットカード番号の更新がある場合は、利用情報記憶装置150に登録してあったクレジットカード情報151を「洗替結果反映前クレジットカード情報」として有効性結果情報155に登録する。その後、結果反映部103は、クレジットカード情報151を新たなクレジットカード番号で更新する。なお、情報管理部105等は、クレジットカードの洗替結果を確認する際、洗替前の情報をキーするが、クレジットカード情報151のクレジットカード番号が変更されていると、洗替の結果を確認することができないことになる。そこで、結果反映部103は、検索キー情報として、「洗替前クレジットカード情報」を有効性結果情報155に登録する。
代表加盟店利用情報153と発行元洗替情報152が共に登録なし(図8のパタン4)である場合、要求部104は、複数のクレジットカード会社へ洗替データを送信するケースがある。この場合、同一クレジットカードに対して、異なった洗替結果が得られる可能性がある。この場合、結果反映部103は、有効/無効判定結果が無効となった洗替結果を優先して登録する。有効/無効判定結果が有効であった場合、結果反映部103は、クレジットカード情報の更新がある洗替結果を優先して登録する。
なお、洗替実施前にカード利用者が更新された(手元に届いた)新しいクレジットカードを利用した場合、利用情報記憶装置150には、更新前のクレジットカード情報と更新後のクレジットカード情報の両方が登録されている可能性がある。しかし、情報管理部105は、洗替実施前に、この2つの登録情報について関連性(更新前と更新後という関係性)を検出できない。
この状態で洗替を実施すると、結果反映部103は、登録されていた更新前のクレジットカード番号は、更新後のクレジットカード番号に更新され、登録されている更新後のクレジットカードは更新なしという洗替結果を受け取る。その結果、同一のクレジットカードについて、更新前と更新後の2つの情報が利用情報記憶装置150に登録される。
この場合、結果反映部103は、登録済みのクレジットカード情報151の売上請求加盟店情報154に更新前のクレジットカード情報151の売上請求加盟店情報154を足し合わせる。結果反映部103は、その後、更新前のクレジットカード情報151は利用情報記憶装置150から削除する。
ここで、足し合わせとは、2つのクレジットカード番号に関連付けられている売上請求加盟店情報154をマージして1つにまとめることを指す。例えば、一方で売上請求加盟店情報154の加盟店a、加盟店bが、他方で加盟店b、加盟店cが登録されている場合、結果反映部103は、データを1つにまとめ、請求加盟店情報154に加盟店a、加盟店b、加盟店cを登録する。なお、加盟店bは重複するクレジットカード情報同士で、登録されている内容が異なることはない。2つのクレジットカード情報は、同一加盟店で利用する同一カードの情報であるからである。
続いて、結果反映部103は、発行元洗替情報152と代表加盟店利用情報153についてデータをマージする。重複するクレジットカード情報のうち一方、または両方に発行元洗替情報152が登録されている場合、結果反映部103は、登録済みクレジットカード情報の発行元洗替情報152に登録する。重複するクレジットカード情報のうち一方、または両方に代表加盟店利用情報153が登録されている場合、結果反映部103は、登録済みクレジットカード情報として代表加盟店利用情報153を登録する。代表加盟店利用情報153が重複するデータ間で異なる場合、結果反映部103は発行元洗替情報152と一致する方を優先して登録し、どちらも一致しない場合、既に登録済みクレジットカード情報として登録されている代表加盟店利用情報153を維持する。
<継続課金の実施>
決済装置101は、利用情報記憶装置150に登録されている有効性結果情報155とクレジットカード情報151を参照して、継続課金業務で利用する有効な(無効を登録されていない)クレジットカード情報を取得する。続いて、決済装置101は、当該クレジットカードに関連付けられている売上請求加盟店情報154を参照して、加盟店ごとに売上請求先クレジットカード情報を取得して、請求処理を行う。なお、請求処理において請求金額は必須の情報であるが、この情報の管理は、本発明のスコープ外で適宜行われるものとする。
加盟店情報記憶装置130の変更やクレジットカード会社情報記憶装置140の変更がある場合は、クレジットカード会社端末300や加盟店端末400から通知を受けて、情報管理部105が、利用情報記憶装置150を図6が示す登録規則に則って再構築する。情報管理部105は、再構築に伴い、利用情報記憶装置150の売上請求加盟店情報154において、すべての加盟店で登録なしとなるクレジットカードは利用情報記憶装置150から削除する。
<第一の実施の形態の変形例>
既存システムなど他システムが、加盟店情報記憶装置130とクレジットカード会社情報記憶装置140に格納されている情報の一部または全てを管理している場合、洗替実施装置102は、当該他システムの情報を取得、または、共用しても良い。
<具体的なデータ例>
図9は、利用情報記憶装置150に格納される情報の具体例を示す。
利用情報記憶装置150に図9が示す情報が登録されているとする。この状態で、加盟店dに新規で継続課金のクレジットカードとしてカード2を、請求先クレジットカード会社C5として登録する場合、情報管理部105は,登録規則(図6)に則り、登録済みカード2の売上請求加盟店情報154の加盟店dにC5を登録する。さらに、加盟店dに新規で継続課金のクレジットカードとしてカード6を、請求先クレジットカード会社C2として登録する場合、情報管理部105は,登録規則(図6)に則り、まず、クレジットカード情報151にカード6を追加する。その後、情報管理部105は,カード6の売上請求加盟店情報154の加盟店dにC2を登録する。
クレジットカード会社C2がカード6の発行元の場合、情報管理部105は,カード6の発行元洗替情報152にC2を登録、クレジットカード会社C2の洗替単位情報141が代表加盟店の場合は代表加盟店利用情報153にC2を登録する。
図9に示す利用情報記憶装置150から洗替データを作成する場合、要求部104は、分配規則(図8)に則り、洗替対象クレジットカード情報161を各加盟店あるいは代表加盟店に分配して加盟店別洗替情報記憶装置160に格納する。
カード1と洗替先クレジットカード会社C1を包含する洗替対象クレジットカード情報161は代表加盟店に振り分けられる。カード2と洗替先クレジットカード会社C5を包含する洗替対象クレジットカード情報161は、加盟店bと加盟店cに振り分けられる。カード3と洗替先クレジットカード会社C4を包含する洗替対象クレジットカード情報161は、加盟店aに振り分けられる。カード4と洗替先クレジットカード会社C3を包含する洗替対象クレジットカード情報161は、代表加盟店に振り分けられる。カード5と洗替先クレジットカード会社C5とする洗替対象クレジットカード情報161は加盟店bに、カード5と洗替先クレジットカード会社C4とする洗替対象クレジットカード情報161は加盟店aと加盟店dに振り分けられる。
要求部104は、振り分けた洗替対象クレジットカード情報161から加盟店単位に洗替データを作成する。
図9に示す利用情報記憶装置150の洗替結果をクレジットカード会社からの取得した場合、結果反映部103は、利用情報記憶装置150に結果を反映する。カード1の洗替結果が有効でありクレジットカード情報151がカード6に更新された場合、結果反映部103は、カード1の有効性結果情報155に有効である旨、および、洗替前にはカード1であった旨を登録する。その後、結果反映部103は、クレジットカード情報151の内容をカード1からカード6に置き換える。カード2の洗替結果が無効である場合、結果反映部103は、カード2の有効性結果情報155に無効である旨を登録する。
その後、決済装置101は、利用情報記憶装置150のクレジットカード情報151と有効性結果情報155から最新のクレジットカード情報を取得して、有効カードに対する請求業務を行う。
図9に示す利用情報記憶装置150において、加盟店やクレジットカード会社の情報に変更がある場合、情報管理部105は、登録規則(図6)に則った利用情報記憶装置150の再構築を行う。契約終了などにより加盟店aが事業者システム100の管理から外れる場合、情報管理部105は利用情報記憶装置150から加盟店aを削除し、さらに、削除に伴いカード3を利用する加盟店がなくなるため、カード3も削除する。
契約終了などによりクレジットカード会社C4が事業者システム100の契約クレジットカード会社から外れる場合、情報管理部105は、各加盟店情報記憶装置130の情報を更新した上で、C4が登録されているカード3、カード5に対して登録規則(図6)に則った再登録を行う。
<効果>
本実施の形態の洗替実施装置102は、複数の加盟店に対し、クレジットカード会社毎の取り扱いの違いに柔軟に対応した洗替を実施できる。
例えば、本実施の形態の洗替実施装置102は、洗替先のクレジットカード会社によって、加盟店単位での洗替が必要なケースと、決済代行事業者を代表加盟店とした洗替を実施するケースが混在しても、適切に対応出来る。その理由は、要求部104が、加盟店の売上請求先のカード会社対応に定義されている洗替実施の単位に基づいて、洗替を加盟店単位で行うか、代表加盟店単位で行うかを選択して洗替を実施するからである。
さらに、本実施の形態の洗替実施装置102は、契約するクレジットカード会社において、直接請求業務を行わないクレジットカードに対しては洗替の対象とできないケースに対しても適切に対応出来る。その理由は、要求部104が、加盟店の売上請求が存在するクレジットカード会社から洗替先のクレジットカード会社を選択して洗替を実施するからである。
また、本実施の形態の洗替実施装置102は、信頼性の高い洗替を実施することが出来る。その理由は、要求部104は、洗替対象のクレジットカードの発行元を優先的に洗替先のクレジットカード会社として選択して洗替を実施するからである。
また、本実施の形態の洗替実施装置102は、効率の良い洗替を実施することが出来る。その理由は、要求部104は、商習慣/契約で可能な範囲で、同一クレジットカードに対して重複した洗替を実施しないからである。
<第二の実施形態>
図11は、本発明の第二の実施形態の洗替実施装置102の構成を示す。
洗替実施装置102は、情報管理部105、要求部104、及び、結果反映部103を備える。また、洗替実施装置102は、他の装置と共用可能な利用情報記憶装置150に接続されている。
情報管理部105は、加盟店の端末等から取得したクレジットカード(以降、カードと略記)の識別子に関連付けて、取得したカードに継続課金する店舗の識別子と課金先のカード会社の識別子のペア、を利用情報記憶装置150に格納する。
要求部104は、店舗の課金先のカード会社対応に定義されている洗替実施の単位が店舗であれば、店舗の識別子とカードの識別子を含む第一の洗替データを作成し、課金先のカード会社に送信する。一方、要求部104は、洗替実施の単位が代表店舗であれば、所定の代表店舗の表示とカードの識別子を含む第二の洗替データを作成して、課金先のカード会社に送信する。
結果反映部103は、洗替データに対してカードの無効が返信された場合、当該無効を利用情報記憶装置150に登録する。
本実施の形態の洗替実施装置102は、複数の加盟店に対し、クレジットカード会社毎の取り扱いの違いに柔軟に対応した洗替を実施できる。
例えば、本実施の形態の洗替実施装置102は、洗替先のクレジットカード会社によって、加盟店単位での洗替が必要なケースと、決済代行事業者を代表加盟店とした洗替を実施するケースが混在しても、適切に対応出来る。その理由は、要求部104が、加盟店の売上請求先のカード会社対応に定義されている洗替実施の単位に基づいて、洗替を加盟店単位で行うか、代表加盟店単位で行うかを選択して洗替を実施するからである。
さらに、本実施の形態の洗替実施装置102は、契約するクレジットカード会社において、直接請求業務を行わないクレジットカードに対しては洗替の対象とできないケースに対しても適切に対応出来る。その理由は、要求部104が、加盟店の売上請求が存在するクレジットカード会社から洗替先のクレジットカード会社を選択して洗替を実施するからである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
100 事業者システム
101 決済装置
102 洗替実施装置
103 結果反映部
104 要求部
105 情報管理部
130 加盟店情報記憶装置
131 契約クレジットカード会社情報
132 代表幹事クレジットカード会社情報
133 洗替実施情報
140 クレジットカード会社情報記憶装置
141 洗替単位情報
142 洗替データ作成情報
143 カード番号帯情報
150 利用情報記憶装置
151 クレジットカード情報
152 発行元洗替情報
153 代表加盟店利用情報
154 売上請求加盟店情報
155 有効性結果情報
160 加盟店別洗替情報記憶装置
161 洗替対象クレジットカード情報
200 スイッチングセンタ
300 クレジットカード会社端末
400 加盟店端末
600 コンピュータ装置
610 プロセッサ
620 外部記憶装置
630 主記憶部
640 バス
650 プログラム

Claims (10)

  1. 取得したクレジットカード(以降、カードと略記)の識別子に関連付けて、取得した前記カードに継続課金する店舗の識別子と課金先のカード会社の識別子のペア、を利用情報記憶手段に格納する情報管理手段と、
    前記カードの識別子を含む洗替データを作成して、課金先の前記カード会社に送信する要求手段と、
    前記洗替データに対して前記カードの無効が返信された場合、当該無効を前記利用情報記憶手段に登録する結果反映手段と、を備え
    前記要求手段は、前記店舗の課金先の前記カード会社ごとに定義されている洗替実施の単位が、1)前記店舗であれば、前記店舗の識別子を含む第一の前記洗替データを作成し、2)代表店舗であれば、所定の前記代表店舗の表示を含む第二の前記洗替データを作成する、
    洗替実施装置。
  2. 前記要求手段は、前記第二の前記洗替データには、同じ前記ペアに関連付けられている複数の前記カードの識別子を包含させ、前記第二の前記洗替データに、同じ課金先の前記カード会社に対応する前記カードの識別子を、前記店舗の識別子にかかわらず、包含させる、請求項1の洗替実施装置。
  3. 前記店舗ごとに、継続課金可能な前記カード会社である契約カード会社のリストである契約リストと、前記カードのブランドごとに前記契約カード会社である代表幹事カード会社のリストである幹事リストと、を記憶する店舗情報記憶手段と、
    前記カード会社ごとに、当該カード会社が発行している前記カードの識別子の特定情報と、を記憶するクレジットカード会社情報記憶手段と、
    前記情報管理手段は、前記カードの識別子と前記カードの識別子の特定情報とから、当該カードを発行している前記カード会社である発行元カード会社を特定し、特定した前記発行元カード会社が、1)取得した前記店舗の前記契約リストに登録されていれば前記発行元カード会社を、2)前記店舗の前記契約リストに登録されていなければ、前記カードの識別子から特定される前記ブランドごとの前記代表幹事カード会社を、当該カードに対応する課金先の前記カード会社として前記利用情報記憶手段に格納する、請求項1乃至請求項2の何れか1項の洗替実施装置。
  4. 前記要求手段は、同一の前記カードに関連付けられて、課金先の前記カード会社が、前記発行元カード会社である前記ペアと、前記代表幹事カード会社である前記ペアが存在する場合、課金先の前記カード会社が前記発行元カード会社である前記ペアに基づく前記洗替データを作成して送信する、請求項3の洗替実施装置。
  5. 前記要求手段は、課金先の前記カード会社が前記代表幹事カード会社である前記ペアに基づく前記洗替データを作成しない、請求項4の洗替実施装置。
  6. 前記要求手段は、同一の前記カードに対応して、課金先の前記カード会社が、1)前記発行元カード会社である前記ペアが存在せず、2)前記単位が前記代表店舗である前記代表幹事カード会社である前記ペアと、3)前記単位が前記店舗である前記代表幹事カード会社である前記ペアが存在する場合、前記単位が前記代表店舗である前記代表幹事カード会社である前記ペアに基づく前記洗替データを作成して送信し、前記単位が前記店舗である前記代表幹事カード会社である前記ペアに基づく前記洗替データを作成しない、請求項3乃至5の何れか1項の洗替実施装置。
  7. 前記要求手段は、同一の前記カードに対応して、課金先の前記カード会社が、1)前記発行元カード会社である前記ペアが存在せず、2)前記単位が前記代表店舗である前記代表幹事カード会社である前記ペアも存在せず、3)前記単位が前記店舗である前記代表幹事カード会社である前記ペアが複数存在する場合、複数の前記ペアの各々に基づく前記洗替データを作成して送信する、請求項3乃至6の何れか1項の洗替実施装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項の洗替実施装置と、
    前記利用情報記憶手段と、
    前記洗替実施装置が作成した前記利用情報記憶手段に格納されている前記カードであって無効と登録されていない前記カードに対し、対応する前記ペアに基づいた課金を行う決済装置と、を包含する事業者システム。
  9. コンピュータが、
    取得したクレジットカード(以降、カードと略記)の識別子に関連付けて、取得した前記カードに継続課金する店舗の識別子と課金先のカード会社の識別子のペア、を利用情報記憶手段に格納し、
    前記店舗の課金先の前記カード会社ごとに定義されている洗替実施の単位が、1)前記店舗であれば、前記店舗の識別子と前記カードの識別子を含む第一の洗替データを作成し、2)代表店舗であれば、所定の前記代表店舗の表示と前記カードの識別子を含む第二の洗替データを作成して、課金先の前記カード会社に送信し、
    前記第一の洗替データ又は前記第二の洗替データに対して前記カードの無効が返信された場合、当該無効を前記利用情報記憶手段に登録する、洗替実施方法。
  10. 取得したクレジットカード(以降、カードと略記)の識別子に関連付けて、取得した前記カードに継続課金する店舗の識別子と課金先のカード会社の識別子のペア、を利用情報記憶手段に格納する情報管理処理と、
    前記店舗の課金先の前記カード会社ごとに定義されている洗替実施の単位が、1)前記店舗であれば、前記店舗の識別子と前記カードの識別子を含む第一の洗替データを作成し、2)代表店舗であれば、所定の前記代表店舗の表示と前記カードの識別子を含む第二の洗替データを作成して、課金先の前記カード会社に送信する要求処理と、
    前記第一の洗替データ又は前記第二の洗替データに対して前記カードの無効が返信された場合、当該無効を前記利用情報記憶手段に登録する結果反映処理と、をコンピュータに実行させる洗替実施プログラム。
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