JP6599633B2 - 金型及びその製造方法、並びに光学素子 - Google Patents

金型及びその製造方法、並びに光学素子 Download PDF

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Description

本発明は、金型及びその製造方法、並びに光学素子に関するものである。
ナノインプリント等のインプリント技術では、凹凸パターンが形成された凹凸パターン形成面を有する金型が用いられる。そのような金型の製造方法として、種々の形成方法によって形成られた凹凸パターンを有するマスターモールドを用いて複数のレプリカモールドを複製し、タイルを並べるようにしてレプリカモールドを基材上に配列及び位置固定して金型を形成する方法が知られている(例えば特許文献1を参照。)。このような金型の製造方法は、例えばタイリング法と呼ばれている。タイリング法では、隣り合うレプリカモールド間の隙間に例えば光硬化性樹脂等が充填されて、隣り合うレプリカモールド同士が接合される。
タイリング法による金型の製造方法は、形成する金型構造(形状)に制限がない、大面積化寸法に制限がない、円形ロール状の金型にも平面状金型にも展開が可能である、曲面を有する基材の上にレプリカモールドを配列することによって湾曲した金型の形成が可能である、等の利点を有する。
特開2014−080017号公報 特開2014−203032号公報
タイリング法による従来の金型の製造方法では、基材上に配置された複数の個別金型が樹脂等で連結された連結部分が形成される。しかし、その連結部分にはパターンが形成されず、外観上のパターンのつなぎ目が目立つという問題があった。
本発明の目的は、パターンのつなぎ目が目立たない金型及びその製造方法並びに光学素子を提供することである。
本発明の実施形態に係る金型は、凹凸パターン形状がそれぞれ転写された複数の凹凸パターン転写領域と、隣り合う上記凹凸パターン転写領域の間の隙間領域に形成された隙間凹凸パターンと、を備えているものである。
本発明の実施形態に係る光学素子は、本発明の実施形態の金型を用いて成形されたものである。
本発明の実施形態に係る金型の製造方法は、凹凸パターン形状が形成された凹凸パターン形成面をそれぞれ有する複数の個別金型を、平坦面の上に、上記凹凸パターン形成面を上記平坦面とは反対側に向けて配置する第1ステップと、上記個別金型が配置されている面に金型層を形成して、上記金型層に複数の上記個別金型の表面形状を転写して、上記個別金型の上記凹凸パターン形成面の表面形状が転写された凹凸パターン転写領域を複数有する上記金型層を形成する第2ステップと、上記金型層から上記個別金型を除去した後、上記金型層に対して、隣り合う上記凹凸パターン転写領域の間の隙間領域に隙間凹凸パターンを形成する第3ステップと、を含む。
本発明の実施形態の金型及びその製造方法並びに光学素子は、パターンのつなぎ目を目立たないようにすることができる。
金型の製造方法の一実施形態の工程を説明するための模式的な断面図である。 金型の製造方法の他の実施形態の工程を説明するための模式的な断面図である。 凹凸パターン転写領域の一配置例を説明するための模式的な平面図である。 凹凸パターン転写領域の他の配置例を説明するための模式的な平面図である。 隙間凹凸パターンの加工例を説明するための模式図である。 四方配列の凹凸パターン転写領域が転写されて成形されるマイクロレンズのピッチと曲率半径を変化させたときの光学素子の光利用効率とモアレ解消効果について調べた結果を示す図表である。 千鳥配列の凹凸パターン転写領域が転写されて成形されるマイクロレンズのピッチと曲率半径を変化させたときの光学素子の光利用効率とモアレ解消効果について調べた結果を示す図表である。
本発明の実施形態の金型において、例えば、上記隙間凹凸パターンは、機械加工技術又は集束イオンビーム加工技術によって形成されたものである。ただし、上記隙間凹凸パターンは、機械加工技術や集束イオンビーム加工技術とは異なる加工技術、例えばレーザー加工技術によって形成されたものであってもよい。
本発明の実施形態の金型において、例えば、複数の上記凹凸パターン転写領域は同じ表面形状を有しているようにしてもよい。ただし、本発明の実施形態の金型は、上記凹凸パターン転写領域として、互いに異なる表面形状を有している領域を含んでいてもよい。
本発明の実施形態の金型において、例えば、上記凹凸パターン転写領域の表面形状は、マイクロレンズアレイの表面形状、マイクロコーナーキューブアレイの表面形状又はラインアンドスペースパターンの表面形状に対応しているようにしてもよい。なお、本発明の実施形態の金型において、上記凹凸パターン転写領域の表面形状はこれらの表面形状に限定されない。
さらに、本発明の実施形態の金型において、例えば、複数の上記隙間凹凸パターンを備え、上記凹凸パターン転写領域の表面形状はマイクロレンズアレイの表面形状に対応し、複数の上記隙間凹凸パターンの表面形状はそれぞれマイクロレンズの表面形状に対応しているようにしてもよい。ただし、本発明の実施形態の金型において、上記隙間凹凸パターンは1つだけ形成されていてもよい。また、上記凹凸パターン転写領域の表面形状と上記隙間凹凸パターンの表面形状は、互いに異なる光学素子の表面形状に対応していてもよい。
さらに、本発明の実施形態の金型において、例えば、複数の上記隙間凹凸パターンとして2種以上のマイクロレンズの表面形状に対応する表面形状を有するものが形成されており、上記凹凸パターン転写領域の表面形状と上記隙間凹凸パターンの表面形状は、その表面形状が転写されて形成されるマイクロレンズの有効径:D及び焦点距離:fが所望の拡散角:2θに対してtanθ=D/(2f)を満たし、かつ、F値:Fn=f/Dがマイクロレンズごとに略同一になるように設定されているようにしてもよい。ただし、本発明の実施形態の金型において、上記凹凸パターン転写領域の表面形状と上記隙間凹凸パターンの表面形状は、上記関係を満たさない形状であってもよい。また、本発明の実施形態の金型において、複数の上記隙間凹凸パターンは、1種のみのマイクロレンズの表面形状に対応する形状を有するものであってもよい。
さらに、本発明の実施形態の金型において、例えば、上記凹凸パターン転写領域の表面形状は、その表面形状が転写されて形成されるマイクロレンズが、曲率半径:R1、深さ:d1となるように設定されており、上記隙間凹凸パターンの表面形状は、その表面形状が転写されて形成される2種以上のマイクロレンズが、曲率半径:R2、深さ:d2となるように設定されており、R2=R1、0.4×d1≦d2≦1.3×d1の関係が満たされているようにしてもよい。
また、本発明の実施形態の金型において、例えば、上記凹凸パターン転写領域の表面形状は、その表面形状が転写されて形成されるマイクロレンズが、曲率半径:R1、深さ:d1となるように設定されており、上記隙間凹凸パターンの表面形状は、その表面形状が転写されて形成される2種以上のマイクロレンズが、曲率半径:R2、深さ:d2となるように設定されており、d1=d2の関係が満たされているようにしてもよい。
なお、本発明の実施形態の金型において、上記隙間凹凸パターンの表面形状が転写されて形成されるマイクロレンズの形状は上記に挙げられたものに限定されない。
また、本発明の実施形態の金型において、例えば、上記凹凸パターン転写領域は格子状に配列されているようにしてもよい。ただし、本発明の実施形態の金型において、上記凹凸パターン転写領域の配列は、格子状の配列に限定されない。例えば、上記凹凸パターン転写領域の配列は、千鳥状の配列であってもよいし、不規則な配列であってもよい。
本発明の実施形態の金型の製造方法は、例えば、上記第1ステップの前に、個別金型原版を用いて同一の上記凹凸パターン形成面を有する複数の上記個別金型を複製する個別金型形成ステップを含み、上記第1ステップにおいて、上記個別金型形成ステップで形成された複数の上記個別金型を用い、上記第2ステップにおいて、同じ表面形状を有する複数の上記凹凸パターン転写領域を上記金型層に形成するようにしてもよい。ここで、上記個別金型形成ステップにおいて、個別金型原版として、1つの個別金型原版のみが用いられてもよいし、同一の表面形状を有する複数の個別金型原版が用いられてもよい。
なお、本発明の実施形態の金型の製造方法において、上記第1ステップにおいて上記平坦面の上に配置される複数の上記個別金型は、上記凹凸パターン形成面の表面形状が互いに異なっているものを含んでいてもよい。例えば、表面形状が互いに異なる2種類以上の個別金型原版を用いて、2種類以上の個別金型が複製されるようにしてもよい。
また、上記個別金型は、金型原版の複製によって形成されたものではなく、例えば写真製版技術や機械加工技術、レーザー加工技術などによって形成されたものであってもよい。
さらに、本発明の実施形態の金型の製造方法は、例えば、上記第3ステップにおいて、上記隙間凹凸パターンを機械加工技術又は集束イオンビーム加工技術によって形成するようにしてもよい。ただし、上記第3ステップにおいて、上記隙間凹凸パターンは機械加工技術や集束イオンビーム加工技術以外の方法によって形成されてもよい。
ところで、タイリング法によって形成される従来の金型では、複数の個別金型が樹脂等で連結された連結部分(つなぎ目ずれパターンと呼ぶ。)が周期的に形成される。周期的なつなぎ目ずれパターンは干渉縞(モアレ)を発生させる。
本発明の実施形態の金型及び金型の製造方法では、隣り合う凹凸パターン転写領域の間の隙間領域に隙間凹凸パターンが形成される。したがって、本発明の実施形態の金型及び金型の製造方法は、周期的なつなぎ目ずれパターンの発生及びそれに起因する干渉縞の発生を防止できる。また、本発明の実施形態の光学素子は、本発明の実施形態の金型を用いて成形されたものなので、上記つなぎ目ずれパターンが転写されて形成される周期的なパターンの発生及びそれに起因する干渉縞の発生を防止できる。
図1は、金型の製造方法の一実施形態の工程を説明するための模式的な断面図である。図1におけるカッコ数字(1)〜(6)は次に説明する工程(1)〜(6)に対応している。図1(6)は、金型の一実施形態を説明するための模式的な断面図である。
(1)個別金型原版1を用いて複数の個別金型3を複製する。複製された個別金型3は、同一の凹凸パターンが形成された同一の凹凸パターン形成面3aを備えている。個別金型3の凹凸パターン形成面3aとは反対側の面を裏面3bとする。ここで、個別金型原版1は、例えば両面研磨によって平面度及び平行度が確保された基材に対して凹凸パターンが形成されたものであることが好ましい。
個別金型3は例えば樹脂製である。また、凹凸パターン形成面3aには、後工程で剥離しやすいように、例えばウエット法又はドライ法によってフッ素化剥離剤が予め塗布されている。
凹凸パターン形成面3aに形成された凹凸パターンは、例えばライン幅が100nm程度、スペース幅が100nm程度、高さが300nm程度のラインアンドスペースパターンである。個別金型3の平面サイズは例えば5mm×5mm程度である。個別金型3全体の厚みは例えば0.5mm程度である。ここで、個別金型3の裏面3bは平坦であることが好ましい。また、凹凸パターン形成面3aと裏面3bは平行度が確保されていることが好ましい。
なお、凹凸パターン形成面3aに形成された凹凸パターンは、ラインアンドスペースパターンに限定されず、例えばインプリント法、特にナノインプリント法で用いることが可能な凹凸パターンであれば、どのような凹凸パターンであってもよい。例えば、そのような凹凸パターンは、マイクロレンズ形状やマイクロコーナーキューブ形状、円柱形状、円錐形状、円錐台形状、多角柱形状、多角錐形状、多角錐台形状、それらの形状がアレイ状に配置された形状などであってもよい。
(2)ベース基板5の平坦面5aの上に接着層7を形成する。ベース基板5は、例えば厚みが1mm程度の石英で形成されている。ベース基板5の平坦面5aは例えばベース基板5が両面研磨されて形成されたものである。接着層7は次の工程(3)で平坦面5aの上に配置される個別金型3が移動するのを防止するためのものである。接着層7は例えば水溶性粘着剤や感光性材料(レジスト材料)で形成されている。接着層7は、例えば回転塗布法によって均一な厚みで形成されている。接着層7の厚みは例えば0.1〜1.0μm程度である。接着層7の表面は平坦面7aになっている。
(3)接着層7の平坦面7aの上に複数の個別金型3を配置する。個別金型3は接着層7に押し当てられて配置される。これにより、配列された個別金型3の凹凸パターン形成面3aの高さ位置はある程度揃っている。個別金型3は上記工程(1)で複製されたものである。個別金型3は、裏面3bを平坦面7a側に向けて(凹凸パターン形成面3aを平坦面7aとは反対側に向けて)平坦面7aの上に配置される。個別金型3は例えば格子状に配列される。隣り合う個別金型3の間の距離は例えば10〜300μm程度である。平坦面7aの上に配置された複数の個別金型3の凹凸パターン形成面3aの高さ位置は揃っている。凹凸パターン形成面3aには、後工程で剥離しやすいように、例えばウエット法又はドライ法によってフッ素化剥離剤が予め塗布されている。
(4)個別金型3が配置されている平坦面7aに、例えばベース基板11に形成された転写用樹脂材料からなる金型層9を押し当てる。個別金型3の凹凸パターン形成面3aに金型層9の材料が充填される。隣り合う個別金型3の間にも金型層9の材料が充填される。金型層9に複数の個別金型3の表面形状が転写される。金型層9は、例えば厚みが0.5〜1.0mm程度の樹脂材料又は感光性レジストで形成されている。
金型層9は、樹脂材料によって形成されたものに限定されず、例えば鍍金処理によって形成されたものであってもよい。ここで、鍍金方法は、例えば電界鍍金や無電解鍍金など、どのような鍍金の種類であってもよい。鍍金方法によって形成される金型層は、例えば厚みが0.5〜3.0mm程度のニッケルで形成される。なお、金型層の材料はニッケル以外の鍍金金属であってもよい。
(5)金型層9から個別金型3及び接着層7を除去する。これにより、金型層9及びベース基板11からなる金型19が形成される。金型層9からの個別金型3の除去は、例えば、接着層7と金型層9の間に先端が尖った金属工具をベース基板11の外周部全体に挿入してベース基板11の外周部全体を基板に平行に全体を持ち上げることによって金型層9及びベース基板11から個別金型3、ベース基板5及び接着層7を剥離することによって行われる。また、金型層9からの個別金型3の除去は、ベース基板5及び接着層7が除去された後、上記工程(3)で使用した(後工程で剥離しやすいように、例えばウエット法又はドライ法によって)フッ素化剥離剤の効果によって容易に剥離することができる。なお、図1(5)での金型層9及びベース基板11の図は、図1(4)での図に対して上下反転されている。
金型層9に、個別金型3の凹凸パターン形成面3aの表面形状がそれぞれ転写された複数の凹凸パターン転写領域13が形成されている。複数の凹凸パターン転写領域13は、同一の転写パターン形状13a(表面形状)を有している。転写パターン形状13aに形成された凹凸パターンは、例えばライン幅が100nm程度、スペース幅が100nm程度、高さが300nm程度のラインアンドスペースパターンである。また、複数の凹凸パターン転写領域13の転写パターン形状13aの高さ位置は、平坦面7a上における個別金型3の凹凸パターン形成面3aの高さ位置が反映されるので、揃っている。
また、金型層9において、隣り合う凹凸パターン転写領域13の間に、凹凸パターンが形成されていない隙間領域15が形成されている。また、金型層9の周縁部に、凹凸パターンが形成されていない周縁部領域17が形成されている。
(6)金型層9に対して、隣り合う凹凸パターン転写領域13の間の隙間領域15に隙間凹凸パターン15aを形成する。また、金型層9の周縁部の周縁部領域17に周縁部凹凸パターン17aを形成する。隙間凹凸パターン15a及び周縁部凹凸パターン17aは、転写パターン形状13aに形成された凹凸パターンと同様のパターン形状を有する。例えば、隙間凹凸パターン15a及び周縁部凹凸パターン17aは、ライン幅が100nm程度、スペース幅が100nm程度、高さが300nm程度のラインアンドスペースパターンである。なお、金型層9に対して周縁部凹凸パターン17aを形成しない構成を含む。
隙間凹凸パターン15a及び周縁部凹凸パターン17aは、例えば、集束イオンビーム加工技術による穴あけ加工や薄膜成膜によって形成される。なお、隙間凹凸パターン15a及び周縁部凹凸パターン17aの加工方法はこれに限定されず、例えば機械加工であってもよい。
これにより、凹凸パターン転写領域13に形成された転写パターン形状13a、隙間領域15に形成された隙間凹凸パターン15a及び周縁部領域17に形成された周縁部凹凸パターン17aを有する金型層9と、ベース基板11からなる金型19の形成が完了する。
金型19は、隣り合う凹凸パターン転写領域13の間の隙間領域15に隙間凹凸パターン15aを備えているので、外観上のパターンのつなぎ目を目立たないようにすることができる。また、金型19は、上述のつなぎ目ずれパターンの発生及びそれに起因する干渉縞の発生を防止できる。
金型19を用いてラインアンドスペースパターンを有する光学素子を形成した。その光学素子において、外観上のパターンのつなぎ目は目立たなかった。金型におけるパターンのつなぎ目は、その金型を用いて成形された光学素子に転写される。金型におけるパターンのつなぎ目が目立っていると、その金型を用いて成形された光学素子においてもパターンのつなぎ目が目立つようになる。このパターンのつなぎ目は光学素子において繋ぎ目ずれパターンの発生防止と干渉縞(モアレ)を発生させる原因になる。
この実施形態の金型19では外観上のパターンのつなぎ目は目立っていないので、金型19を用いて成形された光学素子においてもパターンのつなぎ目は目立たない。したがって、金型19を用いて成形された光学素子は、金型のパターンのつなぎ目に起因する干渉縞の発生を低減することができる。また、金型19を用いて成形された光学素子は、上述のつなぎ目ずれパターンが転写されて形成される周期的なパターンの発生及びそれに起因する干渉縞の発生を防止できる。
また、その光学素子において、凹凸パターン転写領域13に対応する領域の高さ位置ばらつきは、0.2μm以下であった。このように、複数の凹凸パターン転写領域13の高さ位置ずれが低減された金型19が実現された。また、複数の個別金型3を用いて形成された金型19を用いて成形された光学素子の凹凸パターンの高さ位置ずれを低減することができた。
図2は、金型の製造方法の他の実施形態の工程を説明するための模式的な断面図である。図2におけるカッコ数字(11)〜(15)は次に説明する工程(11)〜(15)に対応している。図2(15)は、金型の一実施形態を説明するための模式的な断面図である。図2において、図1と同じ機能を果たす部分には同じ符号が付されている。
(11)個別金型原版21を用いて複数の個別金型23を複製する。複製された個別金型23は同一の凹凸パターン形成面23aを備えている。個別金型23の凹凸パターン形成面23aとは反対側の面を裏面23bとする。ここで、個別金型原版21は、例えば両面研磨によって平面度及び平行度が確保された基材に対して凹凸パターンが形成されたものであることが好ましい。
個別金型23は例えば樹脂製である。凹凸パターン形成面23aに形成された凹凸パターンは、例えばマイクロレンズアレイの表面形状に対応している。そのマイクロレンズアレイは、例えば、曲率半径が625μmのマイクロレンズが、300μmのピッチで六角緻密(ハニカム状)に、縦方向に5個及び横方向に5個だけ配列されたものである。個別金型23の平面サイズは例えば20mm×20mm程度である。個別金型23全体の厚みは例えば0.5〜1.0mm程度である。凹凸パターン形成面23aには、後工程で剥離しやすいように、例えばウエット法又はドライ法によってフッ素化剥離剤が予め塗布されている。
(12)図1(2)を参照して説明した上記工程(2)と同様にして、ベース基板5の平坦面5aの上に接着層7を形成する。図1(3)を参照して説明した上記工程(3)と同様にして、接着層7の平坦面7aの上に複数の個別金型23を、凹凸パターン形成面23aを平坦面7aとは反対側に向けて配置する。個別金型23は上記工程(11)で複製されたものである。個別金型23は例えば格子状又は千鳥状に配列される。隣り合う個別金型23の間の距離は例えば10〜300μm程度である。平坦面7aの上に配置された複数の個別金型23の凹凸パターン形成面23aの高さ位置は揃っている。
(13)個別金型23が配置されている平坦面7aに金型層25を形成する。金型層25に複数の個別金型23の表面形状が転写される。金型層25は、例えば電界鍍金によって形成されたニッケル層である。金型層25の厚みは例えば0.5〜3.0mm程度である。
なお、金型層25は、電界鍍金によって形成されたニッケル層に限定されず、樹脂材料や他の鍍金処理によって形成された金属層であってもよい。ここで、鍍金方法は、例えば電界鍍金や無電解鍍金など、どのような鍍金の種類であってもよい。鍍金方法によって形成される金型層の材料はニッケル以外の鍍金金属であってもよい。
(14)図1(5)を参照して説明した上記工程(5)と同様にして、金型層25から個別金型23を除去する。これにより、金型層25からなる金型27が形成される。金型層25に、個別金型23の凹凸パターン形成面23aの表面形状がそれぞれ転写された複数の凹凸パターン転写領域29が形成されている。また、金型層9には、隣り合う凹凸パターン転写領域29の間に、後工程で隙間凹凸パターン31aが形成される、凹凸パターンが形成されていない隙間領域31が形成されている。また、金型層9の周縁部には、凹凸パターンが形成されていない周縁部領域33が形成されている。なお、図2(14)での金型層25の図は、図2(13)での図に対して上下反転されている。
複数の凹凸パターン転写領域29は、同一の表面形状を有している。複数の凹凸パターン転写領域29の表面の高さ位置は、平坦面7a上における個別金型23の凹凸パターン形成面23aの高さ位置が反映されるので、揃っている。
複数の凹凸パターン転写領域29は、同一の転写パターン形状29a(表面形状)を有している。転写パターン形状29aに形成された凹凸パターンは、凹凸パターン形成面23aに形成されたマイクロレンズアレイの表面形状に対応している。
図3に示されるように、金型層25において、凹凸パターン転写領域29が格子状に配列(四方配列)されている場合、隙間領域31は縦方向及び横方向に配置される。
また、図4に示されるように、金型層25において、凹凸パターン転写領域29が千鳥状に配列(千鳥配列)されている場合、隙間領域31は、例えば縦方向に延伸して配置される。
(15)金型層25に対して、隣り合う凹凸パターン転写領域29の間の隙間領域31に隙間凹凸パターン31aを形成する。また、金型層25の周縁部の周縁部領域33に周縁部凹凸パターン33aを形成する。なお、本発明の実施形態は、金型層25に対して周縁部凹凸パターン33aを形成しない構成を含む。
これにより、凹凸パターン転写領域29に形成された転写パターン形状29a、隙間領域31に形成された隙間凹凸パターン31a及び周縁部領域33に形成された周縁部凹凸パターン33aを有する金型層25からなる金型27の形成が完了する。金型27は、隣り合う凹凸パターン転写領域29の間の隙間領域31に隙間凹凸パターン31aを備えているので、外観上のパターンのつなぎ目を目立たないようにすることができる。また、金型27は、上述のつなぎ目ずれパターンの発生及びそれに起因する干渉縞の発生を防止できる。
図5に示されるように、隙間凹凸パターン31aは、例えば、バイト35を用いた切削加工などの機械加工技術によって形成される。周縁部凹凸パターン33aも周縁部領域33において同様に形成される。バイト35は、例えばプログラミング制御によって加工動作する。例えば、バイト35は隙間領域31及び周縁部領域33から外れた領域でもプログラミングに沿って加工動作をする。図5には、バイト35による加工形状軌跡37の例も図示されている。バイト35は、隙間領域31及び周縁部領域33から外れた領域では空加工動作をする。
図3に示されたように、凹凸パターン転写領域29が四方配列されている場合、隙間凹凸パターン31aは、隙間領域31に沿って縦方向及び横方向に形成される。
また、図4に示されたように、凹凸パターン転写領域29が千鳥配列されている場合、隙間凹凸パターン31aは、隙間領域31に沿って縦方向(又は横方向)に形成される。
図3と図4を比較すると、四方配列のほうが千鳥配列よりも隙間凹凸パターン31aが形成される領域は多くなる。なお、図4において、縦方向に並ぶ凹凸パターン転写領域29の間の凹凸パターンがない領域に、隙間凹凸パターンを加工するようにしてもよい。
例えば、隙間領域31に形成される複数の隙間凹凸パターン31a及び周縁部凹凸パターン33aは、2種以上のマイクロレンズの表面形状に対応する表面形状を有している。互いに異なる表面形状を有する隙間凹凸パターン31a及び周縁部凹凸パターン33aは隙間領域31及び周縁部領域33に規則的ではなく不規則に配置される。
さらに、凹凸パターン転写領域29の転写パターン形状29aの表面形状と隙間凹凸パターン31a及び周縁部凹凸パターン33aの表面形状は、その表面形状が転写されて形成されるマイクロレンズの有効径:D及び焦点距離:fが所望の拡散角:2θに対してtanθ=D/(2f)を満たし、かつ、F値:Fn=f/Dがマイクロレンズごとに略同一になるように設定されている(例えば特許文献2を参照。)。
このような金型27を用いて成形されるマイクロレンズアレイを有する光学素子は、2種以上のマイクロレンズが多数、2次元的に不規則に配置されている面が拡散面として機能する。
一般に、凹凸パターンが規則的に配置されている光学素子は、凹凸パターンが回折格子として作用し、モアレを発生させる。
この実施形態の金型27を用いて成形される光学素子は、隙間凹凸パターン31a及び周縁部凹凸パターン33aの表面形状が転写されて形成される2種以上のマイクロレンズが不規則に配置されていることにより、回折格子としての作用が低減される。したがって、金型27を用いて成形される光学素子は、モアレの発生を低減できる。なお、金型27と比較して周縁部凹凸パターン33aが形成されておらず、例えば周縁部領域33が平坦な金型であっても、そのような金型によって成形される光学素子は、金型27を用いて成形される光学素子と同様の作用及び効果が得られる。
また、該光学素子は、配置されている各マイクロレンズが「tanθ=D/(2f)」を満たしているので、各マイクロレンズの拡散角が一定である。
さらに、該光学素子は、F値:Fn(=f/D)がマイクロレンズごとに略同一なので、どのマイクロレンズも同じ明るさを有している。
このような構成において、例えば、凹凸パターン転写領域29の表面形状は、その表面形状が転写されて形成されるマイクロレンズが、曲率半径:R1、深さ:d1となるように設定されているとする。また、隙間凹凸パターン31aの表面形状は、その表面形状が転写されて形成される2種以上のマイクロレンズが、曲率半径:R2、深さ:d2となるように設定されているとする。
この構成において、第1の態様として、例えば、R2=R1、0.4×d1≦d2≦1.3×d1の関係が満たされている。これにより、1種類のバイトを用いて、2種以上のマイクロレンズの表面形状に対応する表面形状を有する複数種類の隙間凹凸パターン31aを形成できる。
また、この構成において、第2の態様として、例えば、d1=d2の関係が満たされているようにしてもよい。これにより、外観上のパターンのつなぎ目が全くない金型を製作できる。そのような金型を用いて成形された光学素子は、隣り合う上記凹凸パターン転写領域の間の隙間凹凸パターンで形成されるつなぎ目で発生する干渉縞(モアレ)が全く発生しない光学素子を実現できる。さらに、その光学素子は、上述のつなぎ目ずれパターンが転写されて形成される周期的なパターン及びそれに起因する干渉縞が発生しない光学素子を実現できる。したがって、その光学素子を用いて映像が形成されると、映像がきれいに見える。
金型27を用いてマイクロレンズアレイを有する光学素子を形成した。その光学素子において、外観上のパターンのつなぎ目は目立たなかった。また、その光学素子において、上述のつなぎ目ずれパターンが転写されて形成される周期的なパターン及びそれに起因する干渉縞は発生していなかった。
また、その光学素子において、凹凸パターン転写領域29に対応する領域の高さ位置ばらつきは0.2μm以下であった。このように、複数の凹凸パターン転写領域29の高さ位置ずれが低減された金型27が実現された。また、複数の個別金型23を用いて形成された金型27を用いて成形された光学素子の凹凸パターンの高さ位置ずれを低減することができた。
図6は、四方配列の凹凸パターン転写領域が転写されて成形されるマイクロレンズのピッチと曲率半径を変化させたときの光学素子の光利用効率とモアレ解消効果について調べた結果を示す図表である。図6において、マイクロレンズピッチ、曲率(曲率半径)、平均配置位置精度、高さ位置ばらつきの単位はμmである。「MLA」とはマイクロレンズアレイを意味している。「六角緻密」とは、金型27の凹凸パターン転写領域29に対応する領域においてマイクロレンズがハニカム状に配列されていることを意味している(図3及び図4を参照。)。「四角形配置」とは、金型の凹凸パターン転写領域に対応する領域において、マイクロレンズが碁盤の目状に配列されていることを意味している。「四方配列」とは、凹凸パターン転写領域29に対応する領域が格子状に配列されていることを意味している(図3を参照。)。「平均配置位置精度」は、凹凸パターン転写領域29に対応する領域の形成位置ずれ(個別金型の配置位置ずれ)の平均値である。「高さ位置ばらつき」は、凹凸パターン転写領域29に対応する領域の高さ位置ばらつき(凹凸パターン転写領域の高さ位置ばらつき)の最大値である。
図6において、光利用効率についての評価「◎」は「照射光(入射光)に対して95%以上の光が画像表示に使用された(設計通りの光利用効率を示す)」を意味する。評価「○」は「90〜95%の光が画像表示に使用された」を意味する。評価「×」は「90%未満の光が画像表示に使用された」を意味する。
また、モアレ解消効果についての評価「◎」は「モアレが観察されなかった」を意味する。評価「○」は「モアレが見る角度によってはわずかに観察された」を意味する。評価「×」は「モアレが観察された」を意味する。
図6の結果から、本発明の実施形態の金型及びその製造方法は、凹凸パターン転写領域の高さ位置ずれを低減できることがわかった。また、金型の隙間領域に隙間凹凸パターンが配置されることにより、「光利用効率」及び「モアレ解消効果」が向上することがわかった。なお、個別金型の配置に用いる装置として、より高精度な装置を用いれば、「平均配置位置精度」を向上させることは可能である。
図7は、千鳥配列の凹凸パターン転写領域が転写されて成形されるマイクロレンズのピッチと曲率半径を変化させたときの光学素子の光利用効率とモアレ解消効果について調べた結果を示す図表である。図7中の語句の意味及び単位は、図6と同じである。なお、「千鳥配列」とは、凹凸パターン転写領域29に対応する領域が千鳥状に配列されていることを意味している(図4を参照。)。
図7の結果からも、本発明の実施形態の金型及びその製造方法は、凹凸パターン転写領域の高さ位置ずれを低減できることがわかった。また、図6と図7を比較すると、金型の隙間領域に配置される隙間凹凸パターンが減少する(図3及び図4の隙間領域31を参照。)ことによって、「光利用効率」及び「モアレ解消効果」が低下することがわかった。
以上、本発明の実施形態が説明されたが本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
本発明の実施形態の金型において、該金型が光学素子の成形に用いられるものである場合、凹凸パターン転写領域間の平坦部(凹凸パターンが形成されていない領域)は小さいことが好ましい。成形された光学素子において、該平坦部に対応する領域は、凹凸パターン転写領域が転写された領域と光透過特性が異なり、また回折光の原因になるからである。
また、本発明の実施形態の金型及びその製造方法によって得られる金型は、拡散板の成形に用いられるものに限定されない。本発明の実施形態の金型及びその製造方法によって得られる金型は、他の光学素子、例えば透過型スクリーン、反射型スクリーン、オーバーヘッドディスプレイ等に用いられる中間スクリーンやコンバイナ、反射防止構造を有するシートや構造体などの成形に適用可能である。また、本発明の実施形態の金型及びその製造方法によって得られる金型は、光学素子以外の構造体の成形にも適用可能である。
1,21 個別金型原版
3,23 個別金型
3a,23a 凹凸パターン形成面
5a,7a 平坦面
9,25 金型層
13,29 凹凸パターン転写領域
15,31 隙間領域
19,27 金型
15a,31a 隙間凹凸パターン

Claims (7)

  1. 凹凸パターン形状がそれぞれ転写された複数の凹凸パターン転写領域と、
    隣り合う前記凹凸パターン転写領域の間の隙間領域に形成された複数の隙間凹凸パターンと、を備えており、
    前記凹凸パターン転写領域の表面形状はマイクロレンズアレイの表面形状に対応し、
    複数の前記隙間凹凸パターンの表面形状はそれぞれマイクロレンズの表面形状に対応しており、
    複数の前記隙間凹凸パターンとして2種以上のマイクロレンズの表面形状に対応する表面形状を有するものが形成されており、
    前記凹凸パターン転写領域の表面形状と前記隙間凹凸パターンの表面形状は、その表面形状が転写されて形成されるマイクロレンズの有効径:D及び焦点距離:fが所望の拡散角:2θに対してtanθ=D/(2f)を満たし、かつ、F値:Fn=f/Dがマイクロレンズごとに略同一になるように設定されている、金型。
  2. 前記凹凸パターン転写領域の表面形状は、その表面形状が転写されて形成されるマイクロレンズが、曲率半径:R1、深さ:d1となるように設定されており、
    前記隙間凹凸パターンの表面形状は、その表面形状が転写されて形成される2種以上のマイクロレンズが、曲率半径:R2、深さ:d2となるように設定されており、
    R2=R1、0.4×d1≦d2≦1.3×d1の関係が満たされている、請求項に記載の金型。
  3. 前記凹凸パターン転写領域の表面形状は、その表面形状が転写されて形成されるマイクロレンズが、曲率半径:R1、深さ:d1となるように設定されており、
    前記隙間凹凸パターンの表面形状は、その表面形状が転写されて形成される2種以上のマイクロレンズが、曲率半径:R2、深さ:d2となるように設定されており、
    d1=d2の関係が満たされている、請求項に記載の金型。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の金型を用いて成形された光学素子。
  5. 凹凸パターン形状が形成された凹凸パターン形成面をそれぞれ有する複数の個別金型を、平坦面の上に、前記凹凸パターン形成面を前記平坦面とは反対側に向けて配置する第1ステップと、
    前記個別金型が配置されている面に金型層を形成して、前記金型層に複数の前記個別金型の表面形状を転写して、前記個別金型の前記凹凸パターン形成面の表面形状が転写された凹凸パターン転写領域を複数有する前記金型層を形成する第2ステップと、
    前記金型層から前記個別金型を除去した後、前記金型層に対して、隣り合う前記凹凸パターン転写領域の間の隙間領域に隙間凹凸パターンを形成する第3ステップと、を含む金型の形成方法。
  6. 前記第1ステップの前に、個別金型原版を用いて同一の前記凹凸パターン形成面を有する複数の前記個別金型を複製する個別金型形成ステップを含み、
    前記第1ステップにおいて、前記個別金型形成ステップで形成された複数の前記個別金型を用い、
    前記第2ステップにおいて、同じ表面形状を有する複数の前記凹凸パターン転写領域を前記金型層に形成する、請求項に記載の金型の製造方法。
  7. 前記第3ステップにおいて、前記隙間凹凸パターンを機械加工技術又は集束イオンビーム加工技術によって形成する、請求項又はに記載の金型の製造方法。
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