JP6599562B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートシンクを有する電源装置に関する。
従来から、発熱性の高いスイッチング素子等の電子素子からの熱を効率よく逃がすためにヒートシンクに電子素子を載置することは知られている。一般的には、ヒートシンクは平坦面を有しており、この平坦面上にスイッチング素子等の電子素子が設けられている(特開2002−120739号)。
このようなスイッチング素子等の電子素子を用いる場合には、電子素子を含むパワーモジュールと、パワーモジュールを制御するための制御基板を用いることが考えられる。一般的には制御基板による発熱と比較してパワーモジュールによる発熱が大きいことから、パワーモジュールを冷却するための放熱部が用いられているが、制御基板に載置された電子素子からの発熱は考慮されていないことが多い。
このような点に鑑み、本発明は、制御基板に載置された電子素子の少なくとも一部に対して放熱効果を有する電源装置を提供する。
本発明による電源装置は、
ヒートシンクと、
前記ヒートシンクの一方側に載置されたパワーモジュールと、
前記パワーモジュールの一方側に配置された放熱部と、
前記放熱部の一方側に配置され、前記パワーモジュールを制御し、複数の電子素子を有する制御基板と、
を備え、
前記電子素子の少なくとも1つが前記制御基板の他方側に配置され、
前記放熱部の少なくとも一部は、前記制御基板の他方側に配置された前記電子素子と直接又は間接的に接触してもよい。
本発明による電源装置において、
前記放熱部と直接又は間接的に接触する電子素子は、前記制御基板に含まれる前記電子素子の平均発熱量よりも高い発熱を行う電子素子だけを含んでもよい。
本発明による電源装置において、
前記放熱部と直接又は間接的に接触する電子素子は、前記電子素子のうち最も発熱性の高い1つ又は複数の電子素子を含んでもよい。
本発明による電源装置において、
前記放熱部は、前記電子素子のうち最も発熱性の高い電子素子とだけ直接又は間接的に接触してもよい。
本発明による電源装置において、
前記放熱部は、前記制御基板の他方側に配置された前記電子素子と接触する放熱凸部を有してもよい。
本発明による電源装置において、
前記放熱凸部は、放熱性を有する材料又は部材が載置される放熱凹部を有してもよい。
本発明による電源装置において、
前記放熱部は放熱板であり、
前記放熱板は、肉厚になるとともに、締結部材を挿入するための挿入部を有してもよい。
本発明による電源装置において、
前記ヒートシンクは他方側に突出した突出部を有し、
前記突出部に対応する一方側の領域で、前記放熱部の一部が前記制御基板の他方側に配置された前記電子素子と直接又は間接的に接触してもよい。
本発明による電源装置において、
前記パワーモジュールは複数のパワー素子を含み、
前記ヒートシンクは他方側に突出した突出部を有し、
前記突出部に対応する一方側の領域内の前記パワー素子の総発熱量は、前記一方側の領域に位置づけられていない前記パワー素子の総発熱量よりも大きくなり、
前記突出部に対応する一方側の領域以外で、前記放熱部の一部が前記制御基板の他方側に配置された前記電子素子と直接又は間接的に接触してもよい。
本発明によれば、放熱部及びヒートシンクによってパワーモジュールから発生する熱を放熱し、かつ、制御基板に設けられた電子素子を放熱部で冷却する。このため、放熱部により、パワーモジュールを冷却するとともに、制御基板の電子素子を冷却することができる。また、放熱部は、パワーモジュールと制御基板との間に配置されていることから、一つの部材で必要な冷却を行うことができ、省スペース化を期待できる。
図1は、本発明の第1の実施の形態による電源装置を示した側方図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態による電源装置の別の例を示した側方図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態で用いられうる放熱部を示した平面図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態で用いられうる放熱部を示した側方断面図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態で用いられうる別の放熱部を示した斜視図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態で用いられうるパワーモジュールと突出部との関係を示した平面図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態で用いられうるパワーモジュール、放熱部及びヒートシンクの断面図である。 図8は、本発明の実施の形態で用いられうる第1のヒートシンク及び電流モジュールの平面図である。 図9は、図1に示す電源装置の一部を回転駆動部と反対側(図1の左側)から見た図である。 図10は、本発明の第2の実施の形態による電源装置を示した側方図である。 図11は、本発明の第2の実施の形態による電源装置及び回転駆動部を示した側方図である。 図12(a)は、本発明の第2の実施の形態で用いられうる第一ヒートシンク及び第一電流モジュールの平面図であり、図12(b)は、本発明の第2の実施の形態で用いられうる第二ヒートシンク及び第二電流モジュールの平面図である。 図13(a)は、本実施の形態で用いられうる第一パワーモジュール、第一放熱部及び第一ヒートシンクの断面図であり、図13(b)は、本実施の形態で用いられうる第二パワーモジュール、第二放熱部及び第二ヒートシンクの断面図である。 図14は、図10に示す電源装置を回転駆動部側(図10の右側)から見た図である。
第1の実施の形態
《構成》
本実施の形態で「一方側」とは図1の上方側を意味し、「他方側」とは図1の下方側を意味する。また、図1の上下方向(他方から一方に向かう方向及び一方から他方に向かう方向)を「第一方向」とし、図1の左右方向を「第二方向」とし、図1の紙面表裏方向を「第三方向」とする。
本実施の形態の電源装置は、例えば電動パワーステアリング装置(EPS)に利用されてもよい。電源装置は、モータ等の回転駆動部を駆動する駆動電流が通電されるパワー部と、モータ等の回転駆動部を制御する制御部とを有してもよい。パワー部は、後述する電流モジュール610とパワーモジュール530を有してもよい。また、制御部は、後述する制御基板630を有してもよい。
本実施の形態の電源装置は、ヒートシンク510と、ヒートシンク510の一方側に載置されたパワーモジュール530と、パワーモジュール530の一方側に配置された放熱部550と、放熱部550の一方側に配置され、パワーモジュール530を制御し、複数の電子素子を有する制御基板630と、を有してもよい。電子素子の少なくとも1つが制御基板630の他方側に配置されてもよい。放熱部550の一部は、制御基板630の他方側に配置された電子素子と直接又は間接的に接触してもよい。本実施の形態では、制御基板630に含まれる電子素子を「制御素子」と呼ぶ。なお、「制御素子」は制御基板630に含まれていることだけを意味し、制御系の電子素子であることを意味しない点には留意が必要である。
ヒートシンク510とパワーモジュール530が接触する態様には、放熱シート、放熱絶縁シート、放熱絶縁グリス等の第三部材又は第三材料を介在させて接触する態様も含まれている。同様に、放熱部550とパワーモジュール530が接触する態様には、放熱シート、絶縁シート、放熱絶縁シート、放熱絶縁グリス等の第三部材又は第三材料を介在させて接触する態様も含まれている。本実施の形態では、このような第三部材を介して接触する態様を「間接的に接触」するという。以下、特に断らない限り、「接触」には直接的に接触する態様と間接的に接触する態様の両方が含まれている。
放熱部550と接触する制御素子635は、制御素子635のうち最も発熱性の高い制御素子635を含んでもよい。放熱部550と接触する最も発熱性の高い制御素子635は複数存在してもよい。放熱部550は、制御素子635のうち最も発熱性の高い制御素子635とだけ直接又は間接的に接触してもよい。また、放熱部550は、制御素子635のうち最も発熱性の高い制御素子635のうちの全てと直接又は間接的に接触してもよいし、その一部と直接又は間接的に接触してもよい。なお、放熱部550と接触する制御素子635には最も発熱性の高い制御素子635が含まれていなくてもよい。また、放熱部550と接触する制御素子635には、制御素子635の平均発熱量よりも高い発熱を示す制御素子635が含まれてもよい。
図3乃至図5に示すように、放熱部550は、制御基板630の他方側に配置された制御素子635と接触する放熱凸部551を有してもよい。放熱凸部551は後述する周縁部558よりも肉厚になっており、周縁部558よりも制御基板630側に突出してもよい。制御基板630は制御基板本体631の一方側に複数の制御素子635を有してもよく、他方側に位置する制御素子635の数よりも一方側に位置する制御素子635の数が多くてもよい。
放熱凸部551は放熱性を有する材料又は部材が載置される放熱凹部552を有してもよい。放熱性を有する材料とは、例えば放熱グリス、放熱ゲル、放熱絶縁グリス、放熱絶縁ゲル等であり、放熱性を有する部材とは例えば放熱絶縁シートである。図3に示すように、放熱凸部551は放熱凹部552が設けられているものと放熱凹部552が設けられていないものが混在してもよい。
放熱部550は板形状からなってもよく、放熱部550が放熱板で構成されてもよい。放熱板は、肉厚になるとともに、締結部材を挿入するための挿入部559を有してもよい。この挿入部559は、放熱板の周縁部558に設けられてもよい。放熱板の周縁部558が全体にわたって肉厚になってもよい。
図1に示すように、ヒートシンク510は他方側に突出した突出部511を有してもよい。突出部511に対応する一方側の領域(以下「高放熱領域」ともいう。)で、放熱部550の一部が制御基板630の他方側に配置された制御素子635と直接又は間接的に接触してもよい。この態様とは異なり、図2に示すように、突出部511に対応する一方側の領域以外(高放熱領域外)で、放熱部550の一部が制御基板630の他方側に配置された制御素子635と直接又は間接的に接触してもよい。
パワーモジュール530は複数の電子素子538を含んでもよい(図6参照)。本実施の形態では、パワーモジュール530に含まれる電子素子を「パワー素子」と呼ぶ。なお、「パワー素子」はパワーモジュール530に含まれていることだけを意味し、パワー系の電子素子であることを意味しない点には留意が必要である。
突出部511の一方側の領域(高放熱領域)にパワーモジュール530の一部が配置されてもよい。突出部511に対応する一方側の領域に位置づけられたパワー素子538の総発熱量は、一方側の領域に位置づけられていないパワー素子538の総発熱量よりも大きくなってもよい(図6参照)。また、一方側の領域に配置されたスイッチング素子の数は、一方側の領域に配置されていないスイッチング素子の数よりも多くなってもよい。
パワーモジュール530は、近位基板と、近位基板に設けられた近位パワー素子と、近位パワー素子よりもヒートシンク510と反対側に配置された遠位基板と、遠位基板に設けられた遠位パワー素子と、を有してもよい(図7参照)。近位パワー素子による総発熱量は、遠位パワー素子による総発熱量よりも大きくなってもよい。なお、本実施の形態では、近位基板をヒートシンク側基板532aと呼び、近位パワー素子をヒートシンク側電子素子536と呼び、遠位基板を放熱部側基板532bと呼び、遠位パワー素子を放熱部側電子素子537と呼ぶ。
また、図1に示すように、パワーモジュール530に電気的に接続された電流モジュール610が設けられてもよい。ヒートシンク510は突出部511に隣接した凹部516を有してもよい。凹部516内に電流モジュール610の少なくとも一部が設けられてもよい。
パワーモジュール530の一方側に、パワーモジュール530と電気的に接続されるとともにパワーモジュール530を制御する制御基板630が配置されてもよい。
パワーモジュール530は、制御基板630側及び電流モジュール610側に延び、制御基板630及び電流モジュール610と電気的に接続されたモジュール端子531を有してもよい。
図9に示すように、電流モジュール610は、電流基板611と、電流基板611の一方側及び他方側に設けられた電流装置615とを有してもよい。
図1に示すように、電流モジュール610は、爪部材のような電流モジュール固定部材619によって、制御基板630に対して固定されてもよい。図1に示す態様において、紙面裏面側にもう一つの電流モジュール固定部材619が設けられてもよい(図9参照)。この場合には、一対の電流モジュール固定部材619によって制御基板630が挟持されることで、電流モジュール固定部材619が制御基板630に対して固定されることになる。
図8に示す電流基板611は低熱伝導性材料からなってもよい。低熱伝導性材料としては、例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)、PA(ポリアミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等を用いることができる。
側面(第三方向)において、ヒートシンク510は露出してもよい。より具体的には、ヒートシンク510の図1の紙面のおもて面及び裏面側には制御基板630が設けられていない態様を採用してもよい。
図8に示すように、突出部511の他方側端部(例えば平坦面)は切欠き511aを有してもよい。この場合には、切欠き511a内に電流装置615が設けられてもよい。図8に示す態様では、突出部511が切欠き511aを有し、この切欠き511a内にチョークコイルのような電流装置615が設けられている。
電流装置615は、前述したチョークコイルの他に、コンデンサ、パワーコネクタ等を含んでもよい。コンデンサは例えば、第二方向に沿って延在するように配置されてもよい(図8及び図9参照)。
図1に示すように、電流モジュール610は、モジュール端子531を介してパワーモジュール530と電気的に接続され、電流端子616を介して制御基板630と電気的に接続されてもよい。
図7に示すパワーモジュール530は、ヒートシンク側基板532aと、ヒートシンク側基板532aに設けられたヒートシンク510側導体層533aと、放熱部側基板532bと、放熱部側基板532bに設けられた放熱部550側導体層533bと、ヒートシンク側電子素子536と放熱部側電子素子537の間に設けられた接続体539とを有している。図7に示すような態様に限られることはなく、例えば接続体539の図7上側に放熱部550側導体層533bが設けられ、放熱部550側導体層533bの図7上側に放熱部側電子素子537が設けられる態様を採用してもよい。
《作用・効果》
次に、上述した構成からなる本実施の形態による作用・効果の一例について説明する。なお、「作用・効果」で説明するあらゆる態様を、上記構成で採用することができる。
本実施の形態において、放熱部550及びヒートシンク510によってパワーモジュール530から発生する熱を放熱し、かつ、制御基板630に設けられた制御素子635を放熱部550で冷却する態様を採用した場合には、放熱部550により、パワーモジュール530を冷却するとともに、制御基板630の制御素子635を冷却することができる。また、放熱部550は、パワーモジュール530と制御基板630との間に配置されていることから、一つの部材で必要な冷却を行うことができ、省スペース化を期待できる。
放熱部550と接触する制御素子635に、制御素子635の平均発熱量よりも高い発熱を示す制御素子635だけが含まれる態様を採用した場合には、比較的発熱量の多い制御素子635を冷却することができる点で有益である。
放熱部550と接触する制御素子635が制御素子635のうち最も発熱性の高い制御素子635を含んでいる場合には、制御素子635の中でも発熱性の高い制御素子635を冷却することができる点で有益である。
放熱部550と接触する最も発熱性の高い制御素子635は複数存在している場合には、制御素子635の中でも発熱性の高い複数の制御素子635を冷却することができる点で有益である。
図3乃至図5に示すように、放熱部550が制御基板630の他方側に配置された制御素子635と接触する放熱凸部551を有する態様を採用した場合には、制御素子635と放熱部550とをより確実に接触させることができる点で有益である。また、放熱凸部551によって肉厚にすることができ、放熱効果を高めることができる。なお、放熱凸部551が周縁部558よりも肉厚になっており、周縁部558よりも制御基板630側に突出する態様となっている場合には、放熱凸部551において、周縁部558と比較しても単位面積当たりの放熱効果を高めることができる点で有益である。
放熱凸部551が放熱性を有する材料又は部材が載置される放熱凹部552を有する態様を採用した場合には、放熱性を有する材料又は部材を放熱凸部551内に確実に位置づけることができる点で有益である。
放熱板が肉厚になるとともに締結部材を挿入するための挿入部559を有する態様を採用した場合には、挿入部559において冷却効果を高めることができる。締結部材を挿入する部分では、ある程度の厚みが必要であることから、厚みを出しつつ冷却効果を実現できる点で有益である。また、挿入部559が放熱板の周縁部558に設けられ、放熱板の周縁部558が全体にわたって肉厚になっている態様を採用した場合には、全周にわたって肉厚にすることで放熱効果を高めることができる点で有益である。
図1に示すように、突出部511に対応する一方側の領域(高放熱領域)で、放熱部550の一部が制御基板630の他方側に配置された制御素子635と接触する態様を採用した場合には、突出部511によってパワーモジュール530に対して高い冷却効果を期待でき、放熱部550による冷却に対して負荷のかかり難い領域で放熱することができる。このため、制御素子635の放熱部550による高い放熱効果を期待できる点で有益である。
本実施の形態において、パワーモジュール530が複数のパワー素子538を有し、突出部511に対応する高放熱領域内に位置づけられたパワー素子538の総発熱量が、高放熱領域外のパワー素子538の総発熱量よりも大きくなる態様を採用した場合には(図6参照)、パワーモジュール530内において発熱の大きな場所における放熱効率を高めることができ、ひいては、バランスよく放熱できる点で有益である。一例として、スイッチング素子の発熱は大きいことから、突出部511に対応する高放熱領域内に位置づけられたスイッチング素子の数は、高放熱領域外のスイッチング素子の数よりも多くなってもよい。
このように突出部511に対応する高放熱領域内に位置づけられたパワー素子538の総発熱量が高放熱領域外のパワー素子538の総発熱量よりも大きくなる態様を採用した場合、パワー素子538の発熱によって突出部511による高い冷却効果を期待できないことがある。このため、この場合には、図2に示すように、突出部511に対応する一方側の領域以外(高放熱領域外)で、放熱部550の一部が制御基板630の他方側に配置された制御素子635と接触する態様を採用してもよい。この態様によれば、パワー素子538の発熱による影響をあまり受けておらず、相対的に、放熱部550による冷却に対して負荷のかかり難い領域で制御素子635を放熱することができる。したがって、制御素子635に対して、放熱部550による高い放熱効果を期待できる点で有益である。
図1及び図2に示すように、ヒートシンク510と放熱部550の両方を用いてパワーモジュール530を冷却する態様を採用した場合には、パワーモジュール530に対して高い冷却効果を実現できる点で有益である。
ヒートシンク510と放熱部550の両方を利用する態様によれば、ヒートシンク510による放熱の方が放熱部550(特に放熱板)50による放熱よりも効果的に行われる。このため、パワーモジュール530が、図7に示すようにヒートシンク側電子素子536を有する場合には、ヒートシンク側電子素子536による総発熱量が放熱部側電子素子537による総発熱量よりも大きくなる態様を採用することが考えられる。この場合には、パワーモジュール530で発生する熱を効率よく逃がすことができる点で有益である。また、この場合には、放熱部550に加わる放熱の負荷を低減でき、ひいては、制御素子635を効率よく放熱することができる。
図1及び図2に示すように、ヒートシンク510の凹部16内に電流モジュール610といった部材を配置する態様を採用した場合には、長手方向に直交する径方向(第一方向及び第三方向を含む面方向)大きさが大きくなることを防止することができる。図1及び図2に示す態様では、凹部16内に電流モジュール610が配置される態様となっているが、これに限られることはなく、別の部材が凹部16内に配置されてもよい。
電流基板611が低熱伝導性材料からなる態様を採用した場合には、電流基板611の他方側に設けられた電流装置615による発熱を電流基板11によって遮断できる点で有益である。
特に、電流モジュール610の一部が凹部16内に設けられている場合に、電流基板611が低熱伝導性材料からなる態様を採用した場合には、電流基板611の他方側に設けられた電流装置615による発熱が、ヒートシンク510に伝わることを低減でき、ひいては、パワーモジュール530を効率よく冷却できる点で有益である。
図8に示すように、突出部511が切欠き511aを有し、切欠き511a内に電流装置615が設けられる態様を採用した場合には、長手方向(第二方向)における大きさが大きくなるのを抑えつつ、電流装置615を配置することができる点で有益である。
図1及び図2に示すように、パワーモジュール530の一方側に、パワーモジュール530と電気的に接続されるとともにパワーモジュール530を制御する制御基板630が設けられる態様を採用した場合には、パワーモジュール530に近接した位置に制御基板630を位置づけることができ、ノイズ等の影響を受け難くすることができる点で有益である。
特に放熱部550として放熱板を採用した場合には、制御基板630をパワーモジュール530に対して比較的近い位置に位置づけることができるので、ノイズの発生をより抑制でき、さらには径方向の大きさを小さくすることもできる。
なお、パワーモジュール530が制御基板630側に延びて制御基板630と接続されたモジュール端子531を有する態様を採用する場合には、モジュール端子531の第一方向での長さよりも放熱板の厚みが薄くなる。
パワーモジュール530は図7に示すようなスタック構造とならなくてもよい。他方、パワーモジュール530がスタック構造となる場合には、パワー素子538の各々がヒートシンク側電子素子536又は放熱部側電子素子537となってもよい。
図1及び図2に示すように、側面(第三方向)において、ヒートシンク510が露出している態様を採用した場合には、径方向の大きさ(とりわけ第三方向の大きさ)を小さくできる点で有益である。また、このように側面を露出させることで、ヒートシンク510及び放熱部550による放熱効率を高めることができる点でも有益である。
第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、一つのヒートシンク510が設けられた態様を用いて説明したが、これに限られることはない。第2の実施の形態では、二つのヒートシンク10,20が対向して設けられる態様を用いて説明する。
本実施の形態の電源装置も、例えば電動パワーステアリング装置(EPS)に利用されてもよい。電源装置は、モータ等の回転駆動部400(図10参照)を駆動する駆動電流が通電されるパワー部と、モータ等の回転駆動部400を制御する制御部とを有してもよい。パワー部は、後述する第一電流モジュール110及び第二電流モジュール120と、第一パワーモジュール30及び第二パワーモジュール40とを有してもよい。また、制御部は、後述する第一制御基板130及び第二制御基板140を有してもよい。
図10に示すように、本実施の形態の電源装置は第一組立体と第二組立体とを有してもよい。第一組立体は、他方側に第一凹部16を有する第一ヒートシンク10と、第一ヒートシンク10の一方側に配置された第一パワーモジュール30と、第一パワーモジュール30の一方側に配置され、第一パワーモジュール30と電気的に接続されるとともに第一パワーモジュール30を制御する第一制御基板130と、を有してもよい。第二組立体は、一方側に第二凹部26を有する第二ヒートシンク20と、第二ヒートシンク20の他方側に配置された第二パワーモジュール40と、第二パワーモジュール40の他方側に配置され、第二パワーモジュール40と電気的に接続されるとともに第二パワーモジュール40を制御する第二制御基板140と、を有してもよい。
第一組立体は、少なくとも一部が第一凹部16内に配置され、第一パワーモジュール30と電気的に接続された第一電流モジュール110を有してもよい。第二組立体は、少なくとも一部が第二凹部26内に配置され、第二パワーモジュール40と電気的に接続された第二電流モジュール120を有してもよい。
第一ヒートシンク10は、他方側に突出した第一突出部11を有し、第二ヒートシンク20は、一方側に突出した第二突出部21を有してもよい。第一突出部11の他方側の面は平坦面となり、第二突出部21の一方側の面は平坦面となってもよい。第一突出部11の他方側の平坦面と第二突出部の一方側の平坦面が面で当接してもよい。
第一パワーモジュール30と第一制御基板130との間に第一放熱部50が配置されてもよい。より具体的には、第一パワーモジュール30の一方側であって第一制御基板130の他方側に第一放熱部50が設けられてもよい。また、第二パワーモジュール40と第二制御基板140との間に第二放熱部60が配置されてもよい。より具体的には、第二パワーモジュール40の他方側であって第二制御基板140の一方側に第二放熱部60が設けられてもよい。第一放熱部50及び第二放熱部60は板形状からなってもよく、第一放熱部50が第一放熱板で構成され、第二放熱部60が第二放熱板で構成されてもよい。
図10に示すように、第一制御基板130は他方側に一つ以上の第一制御素子135を有し、第二制御基板140は一方側に一つ以上の第二制御素子145を有してもよい。第一制御基板130は第一制御基板本体131の一方側に複数の第一制御素子135を有してもよく、他方側に位置する第一制御素子135の数よりも一方側に位置する第一制御素子135の数が多くてもよい。第二制御基板140は第二制御基板本体141の他方側に複数の第二制御素子145を有してもよく、一方側に位置する第二制御素子145の数よりも他方側に位置する第二制御素子145の数が多くてもよい。
第一放熱部50及び第二放熱部60としては、第1の実施の形態における放熱部550のあらゆる態様を採用することができる。また、突出部511と放熱部550との位置関係も、第1の実施の形態におけるあらゆる態様を採用することができる。
例えば、第一放熱部50の一部は、第一制御基板130の他方側に配置された第一制御素子135と直接又は間接的に接触してもよい。第二放熱部60の一部は、第二制御基板140の一方側に配置された第二制御素子145と直接又は間接的に接触してもよい。
放熱部50,60と接触する制御素子135,145は、制御素子135,145のうち最も発熱性の高い制御素子135,145を含んでもよい。放熱部50,60と接触する最も発熱性の高い制御素子135,145は複数存在してもよい。放熱部50,60は、制御素子135,145のうち最も発熱性の高い制御素子135,145とだけ直接又は間接的に接触してもよい。また、放熱部50,60は、制御素子135,145のうち最も発熱性の高い制御素子135,145のうちの全てと直接又は間接的に接触してもよいし、その一部と直接又は間接的に接触してもよい。なお、放熱部50,60と接触する制御素子135,145には最も発熱性の高い制御素子135,145が含まれていなくてもよい。また、放熱部50,60と接触する制御素子135,145には、制御素子135,145の平均発熱量よりも高い発熱を示す制御素子135,145が含まれてもよい。
放熱部50,60は、制御素子135,145と接触する放熱凸部を有してもよい(図3乃至図5参照)。放熱凸部は周縁部よりも肉厚になっており、周縁部よりも制御基板130,140側に突出してもよい。
放熱凸部は放熱性を有する材料又は部材が載置される放熱凹部を有してもよい(図3及び図5参照)。放熱性を有する材料とは、例えば放熱グリス、放熱ゲル、放熱絶縁グリス、放熱絶縁ゲル等であり、放熱性を有する部材とは例えば放熱絶縁シートである。
放熱部50,60は板形状からなってもよく、放熱部50,60が放熱板で構成されてもよい。放熱板は、肉厚になるとともに、締結部材を挿入するための挿入部を有してもよい(図3及び図5参照)。この挿入部は、放熱板の周縁部に設けられてもよい。放熱板の周縁部が全体にわたって肉厚になってもよい。
図10に示すように、第一突出部11に対応する一方側の領域(高放熱領域)で第一放熱部50の一部が第一制御素子135と直接又は間接的に接触し、第二突出部21に対応する他方側の領域(高放熱領域)で第二放熱部60の一部が第二制御素子145と直接又は間接的に接触してもよい。この態様とは異なり、第一突出部11に対応する一方側の領域以外(高放熱領域外)で第一放熱部50の一部が第一制御素子135と直接又は間接的に接触し、第二突出部21に対応する他方側の領域以外(高放熱領域外)で第二放熱部60の一部が第二制御素子145と直接又は間接的に接触してもよい。
図10に示すように、第一ヒートシンク10の他方側と第二ヒートシンク20の一方側とは互いに対向して配置されてもよい。第一ヒートシンク10及び第二ヒートシンク20の図10の右側には自動車、二輪等の乗り物で利用されるモータ等の回転駆動部400が配置されてもよい(図10参照)。そして、第一ヒートシンク10及び第二ヒートシンク20の回転駆動部400側(図10の右側)に、回転駆動部400の回転位置に関する情報を取得する位置検出基板150が設けられてもよい。
図10に示すように、第一突出部11の一方側には第一パワーモジュール30の一部が設けられ(図12(a)参照)、第二突出部21の他方側には第二パワーモジュール40の一部が設けられてもよい(図12(b)参照)。
図10に示すように、第一パワーモジュール30は、第一制御基板130側及び第一電流モジュール110側に延び、第一制御基板130及び第一電流モジュール110と電気的に接続された第一モジュール端子31を有してもよい。第二パワーモジュール40は、第二制御基板140側及び第二電流モジュール120側に延び、第二制御基板140及び第二電流モジュール120と電気的接続された第二モジュール端子41を有してもよい。
図10に示すように、第一制御基板130と位置検出基板150は第一制御基板130の回転駆動部400側の端部で互いに隣接して配置され、第二制御基板140と位置検出基板150は第二制御基板140の回転駆動部400側の端部で互いに隣接して配置されてもよい。ここで「隣接」とは、間隙なく配置される態様又は一定距離以下(例えば1cm以下又は数ミリ以下)の間隙をもって配置される態様を意味する。図10に示す態様では、第一制御基板130及び第二制御基板140の回転駆動部400側の端部に隣接して、位置検出基板150の径方向における周縁部が位置する構成となっている。
位置検出基板150は面方向(図14の紙面方向)の中心位置に位置検出素子151を有してもよい。この位置検出素子151によって、モータ等の回転駆動部400の回転位置を検出することができる。
第一制御基板130及び第二制御基板140は、回転駆動部400側の端部(図10の右側端部)で位置検出基板150に対して固定されてもよい。より具体的には、第一制御基板130の第一制御固定部139が位置検出基板150に設けられた固定穴159(図14参照)に挿入されることで第一制御基板130が位置検出基板150に対して固定され、第二制御基板140の第二制御固定部149が位置検出基板150に設けられた固定穴159(図14参照)に挿入されることで第二制御基板140が位置検出基板150に対して固定されてもよい。また、位置検出本体板154にネジ等の締結部材を挿入するための締結穴153が設けられて、この締結穴153に締結部材が挿入されることで、位置検出本体板154がヒートシンク10,20に固定されてもよい。
図10に示すように、第一電流モジュール110は、爪部材のような第一電流モジュール固定部材119によって、第一制御基板130に対して固定されてもよい。同様に、第二電流モジュール120は、爪部材のような第二電流モジュール固定部材129によって、第二制御基板140に対して固定されてもよい。図10に示す態様において、紙面裏面側にもう一つの第一電流モジュール固定部材119が設けられてもよい。この場合には、一対の第一電流モジュール固定部材119によって第一制御基板130が挟持されることで、第一電流モジュール固定部材119が第一制御基板130に対して固定されることになる。同様に、図10に示す態様において、紙面裏面側にもう一つの第二電流モジュール固定部材129が設けられてもよい。この場合には、一対の第二電流モジュール固定部材129によって第二制御基板140が挟持されることで、第二電流モジュール固定部材129が第二制御基板140に対して固定されることになる。
第一ヒートシンク10は、第一突出部11の回転駆動部400側と反対側(図10の左側)に第一延在部12を有し、第二ヒートシンク20は、第二突出部21の回転駆動部400側と反対側に第二延在部22を有してもよい。第一延在部12の他方側の面は平坦面となっており、第二延在部22の一方側の面は平坦面となっていてもよい。第一延在部12の他方側の平坦面と第二延在部22の一方側の平坦面とは当接してもよい。第一延在部12及び第二延在部22内にはネジ等の締結部材15を挿入するための締結孔が設けられてもよく、締結孔に締結部材15が挿入されることで、第一ヒートシンク10が第二ヒートシンク20に対して固定されてもよい。図10では第一延在部12に挿入された締結部材15が示されているが、図10の紙面裏側では、第二延在部22に締結部材が挿入されている。
図10に示すように、第一電流モジュール110は、第一モジュール端子31を介して第一パワーモジュール30と電気的に接続され、第一電流端子116を介して第一制御基板130と電気的に接続されてもよい。第二電流モジュール120は、第二モジュール端子41を介して第二パワーモジュール40と電気的に接続され、第二電流端子126を介して第二制御基板140と電気的に接続されてもよい。
図13(a)に示すように、第一パワーモジュール30は、積層した半導体素子等からなる電子素子を有するスタック構造となってもよい。つまり、第一パワーモジュール30は、第一ヒートシンク側電子素子36と、第一ヒートシンク側電子素子36の一方側に配置された第一放熱部側電子素子37と、を有してもよい。図13(b)に示すように、第二パワーモジュール40も、積層した半導体素子等からなる電子素子を有するスタック構造となってもよい。つまり、第二パワーモジュール40は、第二ヒートシンク側電子素子46と、第二ヒートシンク側電子素子46の他方側に配置された第二放熱部側電子素子47と、を有してもよい。このような態様を採用する場合には、第一ヒートシンク側電子素子36による総発熱量が第一放熱部側電子素子37による総発熱量よりも大きくなってもよい。また、第二ヒートシンク側電子素子46による総発熱量が第二放熱部側電子素子47による総発熱量よりも大きくなってもよい。
図13(a)に示す第一パワーモジュール30は、第一ヒートシンク側基板32aと、第一ヒートシンク側基板32aに設けられた第一ヒートシンク側導体層33aと、第一放熱部側基板32bと、第一放熱部側基板32bに設けられた第一放熱部側導体層33bと、第一ヒートシンク側電子素子36と第一放熱部側電子素子37の間に設けられた第一接続体39とを有している。図13(a)に示すような態様に限られることはなく、例えば第一接続体39の図13(a)上側に第一放熱部側導体層33bが設けられ、第一放熱部側導体層33bの図13(a)上側に第一放熱部側電子素子37が設けられる態様を採用してもよい。図13(b)に示す第二パワーモジュール40は、第二ヒートシンク側基板42aと、第二ヒートシンク側基板42aに設けられた第二ヒートシンク側導体層43aと、第二放熱部側基板42bと、第二放熱部側基板42bに設けられた第二放熱部側導体層43bと、第二ヒートシンク側電子素子46と第二放熱部側電子素子47の間に設けられた第二接続体49とを有している。図13(b)に示すような態様に限られることはなく、例えば第二接続体49の図13(b)下側に第二放熱部側導体層43bが設けられ、第二放熱部側導体層43bの図13(b)下側に第二放熱部側電子素子47が設けられる態様を採用してもよい。
第一パワーモジュール30が複数の第一パワー素子38を有し、第一突出部11に対応する高放熱領域内に位置づけられた第一パワー素子38の総発熱量が、高放熱領域外の第一パワー素子38の総発熱量よりも大きくなる態様を採用した場合には、第一パワーモジュール30内において発熱の大きな場所における放熱効率を高めることができ、ひいては、バランスよく放熱できる点で有益である。同様に、第二パワーモジュール40が複数の第二パワー素子48を有し、第二突出部21に対応する高放熱領域内に位置づけられた第二パワー素子48の総発熱量が、高放熱領域外の第二パワー素子48の総発熱量よりも大きくなる態様を採用した場合には、第二パワーモジュール40内において発熱の大きな場所における放熱効率を高めることができ、ひいては、バランスよく放熱できる点で有益である。なお、これらの態様では、第1の実施の形態で述べたのと同様の理由から、第一突出部11に対応する一方側の領域以外(高放熱領域外)で第一放熱部50の一部が第一制御素子135と直接又は間接的に接触し、第二突出部21に対応する他方側の領域以外(高放熱領域外)で第二放熱部60の一部が第二制御素子145と直接又は間接的に接触する態様を採用してもよい。
図10に示すように、ヒートシンク10,20と放熱部50,60の両方を利用する態様によれば、ヒートシンク10,20による放熱の方が放熱部(特に放熱板)50,60による放熱よりも効果的に行われる。このため、第一パワーモジュール30が、図13(a)に示すように第一ヒートシンク側電子素子36及び第一放熱部側電子素子37を有する場合には、第一ヒートシンク側電子素子36による総発熱量が第一放熱部側電子素子37による総発熱量よりも大きくなる態様を採用することが考えられる。この場合には、第一パワーモジュール30で発生する熱を効率よく逃がすことができる点で有益である。同様に、第二パワーモジュール40が、図13(b)に示すように第二ヒートシンク側電子素子46及び第二放熱部側電子素子47を有する場合には、第二ヒートシンク側電子素子46による総発熱量が第二放熱部側電子素子47による総発熱量よりも大きくなる態様を採用することが考えられる。この場合には、第二パワーモジュール40で発生する熱を効率よく逃がすことができる点で有益である。また、この場合には、放熱部50,60に加わる放熱の負荷を低減でき、ひいては、制御素子135、145を効率よく放熱することができる点でも有益である。
上述した各実施の形態の記載及び図面の開示は、請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎず、上述した実施の形態の記載又は図面の開示によって請求の範囲に記載された発明が限定されることはない。また、出願当初の請求項の記載はあくまでも一例であり、明細書、図面等の記載に基づき、請求項の記載を適宜変更することもできる。
10 第一ヒートシンク
11 第一突出部
16 第一凹部
20 第二ヒートシンク
21 第二突出部
26 第二凹部
30 第一パワーモジュール
40 第二パワーモジュール
110 第一電流モジュール
120 第二電流モジュール
130 第一制御基板
140 第二制御基板
510 ヒートシンク
511 突出部
516 凹部
530 パワーモジュール
538 パワー素子(電子素子)
550 放熱部
551 放熱凸部
552 放熱凹部
558 周縁部
559 挿入部
610 電流モジュール
630 制御基板
635 制御素子(電子素子)

Claims (9)

  1. ヒートシンクと、
    前記ヒートシンクの一方側に載置されたパワーモジュールと、
    前記パワーモジュールの一方側に配置された放熱部と、
    前記放熱部の一方側に配置され、前記パワーモジュールを制御し、複数の電子素子を有する制御基板と、
    を備え、
    前記電子素子の少なくとも1つが前記制御基板の他方側に配置され、
    前記放熱部の少なくとも一部は、前記制御基板の他方側に配置された前記電子素子と直接又は間接的に接触することを特徴とする電源装置。
  2. 前記放熱部と直接又は間接的に接触する電子素子は、前記制御基板に含まれる前記電子素子の平均発熱量よりも高い発熱を行う電子素子だけを含むことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記放熱部と直接又は間接的に接触する電子素子は、前記電子素子のうち最も発熱性の高い1つ又は複数の電子素子を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。
  4. 前記放熱部は、前記電子素子のうち最も発熱性の高い電子素子とだけ直接又は間接的に接触することを特徴とする請求項2又は3に記載の電源装置。
  5. 前記放熱部は、前記制御基板の他方側に配置された前記電子素子と接触する放熱凸部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電源装置。
  6. 前記放熱凸部は、放熱性を有する材料又は部材が載置される放熱凹部を有することを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
  7. 前記放熱部は放熱板であり、
    前記放熱板は、肉厚になるとともに、締結部材を挿入するための挿入部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電源装置。
  8. 前記ヒートシンクは他方側に突出した突出部を有し、
    前記突出部に対応する一方側の領域で、前記放熱部の一部が前記制御基板の他方側に配置された前記電子素子と直接又は間接的に接触することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電源装置。
  9. 前記パワーモジュールは複数のパワー素子を含み、
    前記ヒートシンクは他方側に突出した突出部を有し、
    前記突出部に対応する一方側の領域内の前記パワー素子の総発熱量は、前記一方側の領域に位置づけられていない前記パワー素子の総発熱量よりも大きくなり、
    前記突出部に対応する一方側の領域以外で、前記放熱部の一部が前記制御基板の他方側に配置された前記電子素子と直接又は間接的に接触することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電源装置。
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