JP6596970B2 - 測色装置 - Google Patents

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本願の開示する技術は測色装置に関する。
3原色の光をそれぞれ測色対象物に照射する照射手段、測色対象物からの3原色の光の反射光を受光し、反射光強度を出力する受光手段、及び、3原色それぞれの反射光強度に基いて測色値を求める演算手段、を有する測色装置がある。
また、皮膚に所定の波長領域の光を入射させる投光手段、及び投光手段から皮膚に入射した光の内部散乱光を受光する受光手段、からなる測色プローブがある。
特開平11−218447号公報 特開2001−70251号公報
測色装置では、波長による強度のムラが少なく、十分な光量のある光、たとえば均一な白色散乱光を照射することが望まれる。しかし、均一な白色散乱光を得るためには、装置の大型化を招く。
本願の開示技術は、1つの側面として、測色装置の小型化を図ることが目的である。
本願の開示する技術では、光源から異なる波長の出射光を時間分割して出射し、測色対象で反射された反射光の光量を光検出器で検出する。
本願の開示する技術では、測色装置の小型化を図ることができる。
図1は第一実施形態の測色装置を舌上にのせた状態で示す斜視図である。 図2は第一実施形態の測色装置を示す縦断面図である。 図3は第一実施形態の測色装置の光源及び光検出器の配置を示す図である。 図4は緑色LEDの動作電流と発光波長の関係を示すグラフである。 図5はLEDに印加する電流の印加時間と電流値の関係を定性的に示すグラフである。 図6はLEDの発光波長と発光強度の関係を定性的に示すグラフである。 図7は人間の目に対する分光感度(等色関数)と、測色装置における各波長ごとの可視光の波長域の光の強度を定性的に示すグラフである。 図8は第一比較例の舌診装置を示す斜視図である。 図9は第二比較例の舌診装置を示す斜視図である。 図10は第一実施形態の変形例の測色装置を示す縦断面図である。 図11は人間の目に対する分光感度(等色関数)と、測色装置における各波長ごとの可視光及び赤外線の波長域の光の強度を定性的に示すグラフである。 図12は第二実施形態の測色装置を示す斜視図である。 図13は第三実施形態の測色装置を示す斜視図である。 図14は第四実施形態の測色装置を示す斜視図である。 図15は第五実施形態の測色装置を示す縦断面図である。 図16は第五実施形態の測色装置の光源及び光検出器の配置を示す図である。 図17は第六実施形態の測色装置の光源及び光検出器の配置を示す図である。 図18は第七実施形態の測色装置の光源及び光検出器の配置を示す図である。 図19は第八実施形態の測色装置の光源及び光検出器の配置を示す図である。 図20は第九実施形態の測色装置の光源及び光検出器の配置を示す図である。 図21は第十実施形態の測色装置の光源及び光検出器の配置を示す図である。
第一実施形態の測色装置について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、第一実施形態の測色装置102は、筐体104を有する。筐体104は、図2に示す例では円筒状に形成された筒部104Aと、この筒部104Aの一方の底面を閉塞する閉塞板104Bとを有する。閉塞板104Bの他方の底面には、中央が開放された蓋板106が取り付けられる。蓋板106の開放部分は、透明なカバー板108で覆われている。カバー板108により、筐体104の内部と外部とで光が透過可能で、筐体104内へ異物が入らない構造が実現される。
測色装置102を、舌TG(測色対象の一例)の色等を診断する装置(舌診装置)として使用する場合は、図1に示すように、舌TGに、カバー板108側を接触させて使用する。
筐体104内には、閉塞板104B側から順に、電池110、基板112、遮蔽板114及びレンズ116が配置される。これらの電池110、基板112、遮蔽板114及びレンズ116は、筐体104に取り付けられることで一体化される。
基板112には、図3にも示すように、中央に円形の光検出器118が搭載される。光検出器118としては、たとえばフォトダイオードを用いることができる。単体のフォトダイオードを光検出器118として用いてもよいし、複数のフォトダイオードを所望の形状(図3の例では環形状)に配置して光検出器118を形成してもよい。
さらに基板112には、光検出器118の周囲を取り囲んで複数のLED(Light Emitting Diode)120が搭載される。LED120は光源の一例である。電池110は、基板112(LED120及び光検出器118)に、電力を供給する。
図3に示すように、本実施形態では、LED120は9つであり、光検出器118を取り囲むように、全体として環形状に配置されている。LED120は、光(加色法)の三原色である赤色、緑色、青色の3色のいずれかの色に対応している。以下では赤色のLEDをLED120R、緑色のLEDをLED120G、青色のLEDをLED120Bとして区別する。LED120の数を3の倍数にすると、上記した3色のLED120の数を等しくできる。たとえば、図3に示す例では、LED120R、120G、120Bがそれぞれ3つである。
複数のLED120は、環形状に配置された状態で、隣り合うLED120と接触して、すなわち隙間無く配置される。LED120の配置密度が高いので、狭い範囲であっても多くのLED120が配置できる。
そして、LED120から出射された光が、遮蔽板114に形成された透孔114H及びレンズ116を経て、測色対象である舌TGで反射される。反射光は、再度レンズ116を通り、光検出器118に入射する。光検出器118は、入射光の光量を検出する。
透孔114Hは、LED120と一対一で対応して形成される。そして、LED120からの出射光の一部は透孔114Hを通過し、他の部分は、遮蔽板114(透孔114Hが形成されていない部分)で遮られる。遮蔽板114は、出射光遮蔽部材の一例である。出射光遮蔽部材としては、遮蔽板114のように板状に形成された部材でなくてもよい。
透孔114Hの開口径は、この透孔114Hを通過することが想定される光の波長域に設定される。したがって、光の波長よりも透孔114Hが小さい場合は、光が透孔114Hを透過しない。換言すれば、透孔114Hは、特定の波長域よりも長い波長の光を通さないフィルタとして機能する。
基板112には、制御回路122及び通信モジュール123が搭載される。制御回路122は、各色のLED120を発光させる電流を印加する。本実施形態では、制御回路122は、一例として、LED120に所定の電流値のパルス電流を所定時間印加する。通信モジュール123は、外部の機器との間で、無線信号の授受を行う。この無線信号により、測色装置102を全体的に制御したり、得られたデータを外部機器に送ったりすることが可能である。
LED120のそれぞれは、動作電流を調整することで、異なる波長の光を発生させることが可能である。たとえば、図4には、緑色のLED120Gについて、動作電流と発光波長の関係が示されている。図4から分かるように、緑色のLED120Gでは、動作電流を大きくするほど、発光波長は短くなるという関係がある。LED120R、120Bについても同様に、動作電流を適切に調整することで、発光波長を変化させることができる。
LED120に対し上記のように動作電流の値を変化させると、動作電流が大きい場合ほど、光の強度も強くなる。本実施形態では、図5に示すように、動作電流が小さい場合はLED120への通電時間(パルス幅)を長くし、電流の値が大きい場合は、通電時間(パルス幅)を短くする。これにより、図6に示すように、動作電流の大小に起因する波長ごとの発光強度の差を少なくし、各波長での発光強度の均一化(但し完全に均一でなくてもよい)を図ることができる。
図7には、人間の目に対応する分光感度(等色関数)と、本実施形態におけるLED120からの光の波長及び強度の関係が示されている。人間の目に対する分光感度は、赤色(曲線R1)、緑色(曲線G1)及び青色(曲線B1)ごとに特有の感度を有し、全体としては、可視光の波長域で所定の感度を有している。
本実施形態では、それぞれのLED120R、120G、120Bが、人間の目の分光感度が高い波長の近傍に掃引して、異なる波長の光をより多く発生させる。たとえば、LED120Rは、矢印W(R)で示す範囲の波長域において、曲線R2で示すように、複数の特定波長の光を時間分割で出射する。LED120G、120Bもそれぞれ、矢印W(G)、W(B)で示す範囲の波長域において、複数の特定波長の光を時間分割で出射する。そして、複数のLED120は、全体として、可視光の波長域をカバーしている。
制御回路122は、LED120を発光させるタイミングを時間分割し、異なるタイミングでは異なる波長の光を発生させる。したがって、光検出器118においても、入射光の波長ごとに時間分割して光量検出がなされる。
ここで、時間分割で測定した各波長λ1、λ2、・・・、λnの光量をSλ1、Sλ2、・・・、Sλnとする。本実施形態では、制御回路122が、各波長ごとに、光量に対し等色関数X(λ1)、X(λ2)、・・・、X(λn)を掛算し、この値を、各色ごとに対応する波長域で積分する。これにより、各波長での入射光の強度が分かるため、舌TGの色を同定できる。そして、積分により得られた値から、三原色あるいはLab色空間の対応する数値(色数値」)を計算する。この色数値を、たとえば、医師の判断と比較することで、舌色に基づいた各種の診断が可能である。また、得られた色数値と医師の判断とを、比較結果に応じてグループ化し、比較結果のデータベースを作成してもよい。たとえば、このデータベースを旧来の(古典に記載の)舌色の分類とリンクさせることが可能である。
なお、制御回路122において上記した色の同定を行う代わりに、光検出器118での検出データを、通信モジュール123から外部機器に送信し、外部機器において、色の同定を行ってもよい。この場合には、測色装置102は、測色対象(舌TG)への光の照射と、測色対象からの反射光の強度検出を行う装置であり、測色対象を測色する工程の一部を担う装置であると言える。
また、制御回路122が、各LED120に対する動作電流の大きさ及び時間を制御する代わりに、外部機器から通信モジュールで動作命令を受け、この動作命令に基いてLED120に対する動作電流の大きさ及び時間を制御してもよい。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、LED120から発せられた光が、舌TG(測色対象)に照射される。そして、舌TGからの反射光の光量を光検出器118で検出する。LED120では、時間分割により、異なる波長の光を出射する。そのため、光検出器118においても、波長ごとに時間分割して、入射光(舌TGからの反射光)の光量を検出する。
図8及び図9には、第一比較例及び第二比較例の舌診装置62、82がそれぞれ示されている。これらの舌診装置62、82では、光源(図示省略)の出射光を、積分球64、84内で拡散させて、図示しない撮像装置により、舌の表面を撮像する。そして、撮像した画像の分析により、局所的な色や舌苔を診断する。これらの舌診装置62、82では、舌全体をカバーする範囲に、白色散乱光を、照度が均一に近い状態で照射することが望まれる。そのため、光源や積分球64、84が大型である。
これに対し、本実施形態では、LED120からの出射光(舌TGへの照射光)を、異なる周波数で時間分割し舌TGに照射する。そして、光検出器118では、時間分割して測色対象に照射された光に対し、その反射光量を測定する。照度が均一化された白色散乱光を測色対象に照射する必要がなく、小型のLED120を時間分割して異なる周波数で測色対象に照射すれば済むので、測色装置102を小型化できる。
測色装置102を小型化することで、持ち運びも容易になり、たとえば、被験者(舌色を測定される測色対象者)がいる場所まで出向いて舌TGを測色することが可能である。舌TGの表面を第一比較例及び第二比較例の舌診装置62、82等で撮像する場合には、挺舌後の光量調整や焦点合わせ等を行うが、本実施形態では、これらの工程も不要であり、簡易に舌TGを測色できる。
さらに、測色装置102の構造が簡素化されるので、低コストで測色装置102を製造できる。
上記した第一比較例の舌診装置62(図8参照)及び第二比較例の舌診装置82(図9参照)では、舌診する場合に舌を口腔外に差し出し(挺舌し)、積分球64、84内に舌を差し入れる。挺舌により、舌の表面性状(舌色)が乾燥等により変化し、たとえば、舌表面の乾湿(乾燥の程度)の判断が困難になるおそれがある。
これに対し本実施形態では、測色装置102を口腔内に収容できる程度に小型化できる。測色装置102を口腔内に入れることで、挺舌の必要がなくなるので、挺舌に起因する舌TGの表面性状の変化がない。また、口を閉じることで、外光の影響も受けなくなる。これらの要因により、舌TGの表面の正確な測色が可能であり、舌TGの表面の乾湿の判断も容易である。
なお、舌TGの表面の乾湿は、舌TGの表面からの反射光が相対的に少ない場合は湿った状態であり、反射光が多い場合は乾燥した状態であるとの判断基準に基いて判断できる。
また、本実施形態では、測色装置102を口腔内に収容した状態で、口を閉じることができる。これにより、口腔内に外光が入らない状態を実現できるので、測色時に外光の影響を受けない。
本実施形態では、制御回路122がLED120への動作電流を調整することで、LED120の出射光の波長を時間分割し、異なる波長となるよう調整している。波長ごとに光源を用意しなくて済むので、測色装置102の構造の簡素化、小型化を図ることができる。
図5に示したように、本実施形態では、LED120の動作電流が大きい場合は、通電時間を短くする。反対に、LED120の動作電流が小さい場合は、通電時間を長くする。これにより、図6に示したように、動作電流の大小に起因する波長ごとの発光強度の差を少なくし、各波長での発光強度の均一化を図ることができる。
測色装置102は、LED120を複数有する。LED120が1つであっても、動作電流を調整することで、異なる波長の光を時間分割して出射できる。複数のLED120を備えることで、より広い波長域をカバーできる。また、複数のLED120から同時に一定波長の光を出射することで、大きな出射光量を得ることも可能である。
第一実施形態では、図3に示すように、光検出器118が、複数のLED120に囲まれている。換言すれば、複数のLED120が環形状に配置され、この環形状のLED120の内側に光検出器118が位置する。光検出器118が、複数のLED120に対し均等な距離で、且つ複数のLED120の近傍に位置する。したがって、いずれのLED120に対応する反射光(測色対象の一例である舌TGで反射された光)も、光量検出に十分な光量で光検出器118に入射する。
測色装置102は、透孔114Hが形成された遮蔽板114を有する。透孔114Hにより、LED120からの出射光をスポット状に絞り、舌TGにおける所望の範囲に光を照射できる。
遮蔽板114の透孔114Hの開口径は、通過する光の波長域に設定されている。すなわち、透孔114Hは、特定の波長の光を通過させ、特定の波長域よりも長い波長の光は通さないフィルタとして機能する。
測色装置102は、レンズ116を有する。このレンズ116により、LED120から出射された光を、たとえば測色対象の特定の部位に集束させたり、平行光としたりすることが可能である。
測色装置102、142では、LED120からの出射光、すなわち舌TGへの照射光が、可視光の波長域を含んでいる。したがって、人間が視認できる範囲の波長域で、舌TGを測色でき、たとえば、医師の診断等との比較が容易である。
測色装置102は複数のLED120を備えているおり、LED120のそれぞれは可視光の波長域の一部に対応した光を出射する。複数のLED120は、全体として見たとき、可視光の波長域の全域をカバーできる。そして、このように可視光の波長域をカバーする構造であっても、それぞれのLED120で出射する光の波長域は狭くてもよいので、低廉なLED120を使用できる。
上記では、LED120からの出射光の波長域は可視光の範囲をカバーする例であるが、さらに、LED120からの出射光の一部が、図11に曲線R3示すように、赤外線の波長域を含んでいてもよい。舌TGへの照射光が赤外線の波長域を含むので、可視光では検出できない性状を検出できる。
測色装置102は複数のLED120を備えているので、複数のLED120を全体として見たとき可視光の波長域をカバーすると共に、一部のLED120が、赤外線を出射する構造を採り得る。可視光の波長域の光を出射するLED120を用いて赤外線を出射するので、赤外線を出射するためだけの光源が不要で、部品点数の増加を招かない。
図10には、第一実施形態の変形例の測色装置142が示される。この測色装置142では、レンズ116(図2参照)が設けられていないが、それ以外の基本的構造は、第一実施形態の測色装置102と同様である。第一実施形態の変形例の測色装置142では、レンズ116がないので、軽量化を図ることができる。
次に、第二実施形態について説明する。第二実施形態において、第一実施形態と同様の要素及び部材については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図12に示すように、第二実施形態の測色装置202は、ハウジング204を有する。図12に示す例では、ハウジング204は、中空の球形状の部材である。
ハウジング204の内部には、第一実施形態と同様の筐体104が固定される。筐体104内には、第一実施形態と同様に、電池110、基板112、レンズ116及び遮蔽板114が収容される。そして、基板112には、LED120及び光検出器118が搭載される(図2参照)。
ハウジング204には、挿入孔204Hが形成される。この挿入孔204Hから、ハウジング204内に舌TGを差し入れたときに、舌TGの表面が筐体104のカバー板108(図2参照)に達するように、挿入孔204Hと筐体104の相対位置が決められる。
ハウジング204には、外側に向けて一対の噛込片206が突出される。上記したように、舌TGをハウジング204内の所定位置まで差し出した状態で、舌TGの上下に噛込片206が位置する。そして、噛込片206を歯で噛み込むことで、測色装置202を被験者に対し固定できる。
第二実施形態では、ハウジング204内に測色対象である舌TGを差し入れ、舌TGの表面を測色できる。ハウジング204では、舌TGを差し入れる挿入孔204H以外は密閉されているので、舌TGの表面の乾燥を抑制できる。
次に、第三実施形態について説明する。第三実施形態において、第一実施形態又は第二実施形態と同様の要素及び部材については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図13に示すように、第三実施形態の測色装置302は、ハウジング304を有する。ハウジング304は、第二実施形態の測色装置202のハウジング204と同様に、挿入孔204Hが形成され、さらに、内部に筐体104が固定される。筐体104内には、第一実施形態と同様に、電池110、基板112、レンズ116及び遮蔽板114が収容される(図2参照)。ハウジング304の外側には、噛込片206が突出される。
さらに第三実施形態では、ハウジング304に開口306が形成される。開口306には、撮像装置308の先端の鏡筒部310が挿入される。撮像装置308は、舌TGの表面を撮像する装置である。
したがって、第三実施形態の測色装置302では、第二実施形態の測色装置202と同様に舌TGの表面を測色できる。さらに、第三実施形態では、たとえば、舌TGを、筐体104から離した状態で、撮像装置308を用いて、舌TGの表面を撮像できる。
なお、第三実施形態において、舌TGの表面の撮像時の光は、筐体104内のLED120から照射されるようにしてもよいし、鏡筒部310が、撮影用の光源を備える構造でもよい。
次に、第四実施形態について説明する。第四実施形態において、第一実施形態〜第三実施形態と同様の要素及び部材については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図14に示すように、第四実施形態の測色装置402は、棒部材404を有する。棒部材404の一端部分は、収容部406である。収容部406の内部には、第一実施形態の筐体104の内部と同様に、電池110、基板112、遮蔽板114及びレンズ116が配置される(図2参照)。そして、収容部406の一部に開口部408が形成されている。開口部408には、中央がカバー板108で覆われた蓋板106が位置する。
棒部材404の長手方向中央から他端側の部分は把持部410である。測色装置402の使用者は、把持部410を把持し、収容部406側を口腔内に差し入れることができる。
第四実施形態の測色装置402では、収容部406側を口腔内に差し入れた状態で、舌の表面を測色できる。しかも、収容部406側を口腔内に差し入れた状態で、口を閉じることが可能である。このように口を閉じることで、舌の表面の乾燥による表面性状の変化を抑制でき、さらに、外光の影響も抑制できる。
なお、第四実施形態において、収容部406に撮像装置を設け、舌TGの表面を撮像できるようにしてもよい。
各実施形態において、LED120及び光検出器118の配置は、図3に示したものに限定されない。たとえば、以下の各実施形態の配置とすることが可能である。
図15及び図16に示す第五実施形態の測色装置502では、赤、緑及び青にそれぞれ対応する3つ(各色1つ)のLED120R、120G、120Bが三角形状に並べて配置され、その周囲を囲む環形状の光検出器508が配置される。このように、LED120の周囲を環形状の光検出器508が囲むことで、測色対象から反射光のうち、LED120の周囲に達する反射光を確実に検知できる。また、LED120は光検出器508の内側に密集して配置されるので、測色対象の特定の範囲に集中して光を照射できる。
図17に示す第六実施形態では、第一実施形態と同様の1つの光検出器118と、この光検出器118を取り囲む9つのLED120と、を有する。そしてさらに、LED120の周囲に環形状の光検出器508が配置される。
このように、環形状の光検出器508がLED120の周囲を囲んでいるので、舌TG(測色対象)から反射光のうち、LED120の周囲に達する反射光を確実に検知できる。
図18に示す第七実施形態では、第五実施形態と同様に、赤、緑及び青にそれぞれ対応する3つ(各色1つ)のLED120が三角形状に並べて配置され、その周囲を囲む環形状の光検出器508が配置される。そしてさらに、光検出器508の周囲に、複数(図示の例では15個)のLED120が環形状に並べて配置される。光検出器508が中央のLED120の周囲を囲んでいるので、測色対象からの反射光のうち、中央のLED120の周囲に達する反射光を確実に検知できる。さらに、光検出器508の周囲にもLED120が配置されるので、測色対象の広い範囲に、光量ムラが少ない状態で照射光を照射できる。
図19に示す第八実施形態では、赤、緑及び青にそれぞれ対応する9つ(各色3つ)のLED120が、矩形状(3個×3個の正方形状)に並べて配置され、その周囲を囲む環形状の光検出器508が配置される。LED120の周囲を環形状の光検出器508が囲むことで、測色対象から反射光のうち、LED120の周囲に達する反射光を確実に検知できる。しかも、LED120は光検出器508の内側に密集して配置されるので、測色対象の特定の範囲に集中して光を照射できる。LED120の数を多くすることで、測色対象への照射光の光量を多くすることが可能である。
図20に示す第九実施形態では、6個のLED120が3つずつで2列に平行で配置され、これらのLED120の列の間に長方形状の光検出器510が配置される。LED120の間で、光検出器118が複数のLED120の近くに位置するので、いずれのLED120に対応する反射光(舌TGで反射された光)も、光量検出に十分な光量で光検出器118に入射する。
図21に示す第十実施形態では、LED120及び光検出器118の配置は第九実施形態と同様であるが、光検出器512が、複数に区画された光検出セル512Cを有する。光検出セル512Cのそれぞれで、光を検出できる。すなわち、光検出器512では、光を検出する部位が、光検出セル512Cとして複数存在するので、高精度、高感度の検出が可能である。
上記各実施形態において、光源はLED120に限定されず、異なる波長の光を時間分割して出射できればよい。LDEを光源として用いるとは、上記したように、動作電流の調整によって出射光の波長を容易に微調整することができる。
図15〜図21に示した各種のLED120及び光検出器118の配置及び形状は、第一実施形態〜第四実施形態のいずれの測色装置にも適用できる。
測色装置による測色の対象は、上記した舌TGに限定されない。たとえば、人間の皮膚であってもよいし、さらには、人間に限らず、各種の部材や装置を測色対象としてもよい。
以上、本願の開示する技術の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
本明細書は、以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
異なる波長の出射光を時間分割して出射する光源と、
前記光源から出射され測色対象で反射された反射光の光量を検出する光検出器と、
を有する測色装置。
(付記2)
前記光源への動作電流を調整することで前記出射光の前記波長を異ならせる制御回路を有する付記1に記載の測色装置。
(付記3)
前記制御回路が、前記動作電流が相対的に大きい場合は小さい場合と比較して前記光源への通電時間を短くする付記2に記載の測色装置。
(付記4)
前記光源を複数備える付記1〜付記3のいずれか1つに記載の測色装置。
(付記5)
複数の前記光源に囲まれて配置される前記光検出器を有する付記4に記載の測色装置。
(付記6)
複数の前記光源の一部又は全部を囲む環形状の前記光検出器を有する付記4又は付記5に記載の測色装置。
(付記7)
複数の前記光源が矩形状に配置される付記5又は付記6に記載の測色装置。
(付記8)
前記光検出器が、複数の光検出セルを有する光検出アレイである付記1〜付記7のいずれか1つに記載の測色装置。
(付記9)
透孔が形成され前記出射光の一部を遮る出射光遮蔽部材を有する付記1〜付記8のいずれか1つに記載の測色装置。
(付記10)
前記出射光遮蔽部材の前記透孔の開口径が前記出射光の波長域に設定される付記9に記載の測色装置。
(付記11)
前記光源から前記測色対象までの光路上に配置されるレンズを有する付記1〜付記12のいずれか1つに記載に測色装置。
(付記12)
前記光源からの前記出射光の波長が可視光の波長域を含む付記1〜付記11のいずれか1つに記載の測色装置。
(付記13)
複数の前記光源のそれぞれは前記可視光の一部の波長域の出射光を出射し、複数の前記光源で前記可視光の波長域をカバーする付記4を引用する付記12に記載の測色装置。
(付記14)
前記光源からの前記出射光の波長が赤外線の波長域を含む付記12又は付記13に記載の測色装置。
(付記15)
複数の前記光源の一部が、前記赤外線の波長域の光を照射する付記4を引用する付記14に記載の測色装置。
(付記16)
前記測色対象を撮影する撮影装置を有する付記1〜付記15のいずれか1つに記載の測色装置。
102 測色装置
114 遮蔽板(出射光遮蔽部材の一例)
114H 透孔
116 レンズ
118 光検出器
120、120R、120G、120B LED(光源の一例)
122 制御回路
142 測色装置
202 測色装置
204 ハウジング
302 測色装置
304 ハウジング
308 撮像装置
402 測色装置
410 把持部
502 測色装置
508 光検出器
510 光検出器
512 光検出器
512C 光検出セル

Claims (6)

  1. 赤色の波長域において異なる波長の出射光を時間分割して出射する赤色光源と、
    緑色の波長域において異なる波長の出射光を時間分割して出射する緑色光源と、
    青色の波長域において異なる波長の出射光を時間分割して出射する青色光源と、
    前記赤色光源、前記緑色光源及び前記青色光源から出射され測色対象で反射された反射光の光量を検出する光検出器と、
    を有する測色装置。
  2. 前記赤色光源、前記緑色光源及び前記青色光源への動作電流を調整することで前記出射光の前記波長を異ならせる制御回路を有する請求項1に記載の測色装置。
  3. 前記制御回路が、前記動作電流が相対的に大きい場合は小さい場合と比較して前記赤色光源、前記緑色光源及び前記青色光源への通電時間を短くする請求項2に記載の測色装置。
  4. 前記赤色光源、前記緑色光源及び前記青色光源をそれぞれ複数備える請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の測色装置。
  5. 前記赤色光源、前記緑色光源及び前記青色光源に囲まれて配置される前記光検出器を有する請求項4に記載の測色装置。
  6. 前記赤色光源、前記緑色光源及び前記青色光源の一部又は全部を囲む環形状の前記光検出器を有する請求項4又は請求項5に記載の測色装置。
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