JP6596377B2 - 圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は圧縮機に関するものである。
特許文献1には、一次圧縮がなされた圧縮流体を圧縮機本体に供給し昇圧する圧縮機において、前記圧縮機本体の起動時に前記一次圧縮がなされた圧縮流体を減圧して前記圧縮機本体に供給することを特徴とする圧縮機が記載されている。
特開2011−185104
特許文献1の圧縮機は、圧縮機本体に大気圧付近まで減圧した圧縮流体を供給することで起動時の負荷を低減していた。しかし、圧縮機本体には吸込み側の圧力だけでなく、タンク内の圧力もかかる。そのため、吸込み側の圧縮流体の圧力を減圧するだけでは、起動時の負荷を十分に低減することができなかった。また、起動時に一次圧縮がなされた圧縮流体の純度が一時的に低下した場合に圧縮機本体に供給される流体の純度の低下を防止することができなかった。
本発明は、上記課題に鑑み、起動時に一次圧縮がなされた圧縮流体を減圧した流体を供給してアンロード運転をすることで、気体の純度の低下を防止しつつ起動負荷を軽減させた圧縮機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために本発明は、一次圧縮がなされた圧縮流体を昇圧する圧縮機本体と、一次圧縮がなされた前記圧縮流体を圧縮機本体に供給する第1の経路と、一次圧縮がなされた前記圧縮流体を減圧弁により減圧して圧縮機本体に供給する第2の経路と、前記圧縮機本体に接続されたアンローダと、前記圧縮機本体と前記アンローダとを制御する制御部とを備えることを特徴とする圧縮機を提供する。
本発明によれば、気体の純度の低下や湿度の上昇を防止しつつ起動負荷を軽減させた圧縮機を提供することができる。
本発明の実施例1における圧縮機空気回路(圧縮機運転中) 本発明の実施例1における圧縮機空気回路(圧縮機アンロード運転時) 本発明の実施例1における回路図 本発明の実施例1におけるタイミングチャート
図1を用いて、本発明の実施例1における構成を説明する。
本発明の実施例1における圧縮機1は、例えば、工場等の設備全体に配置された圧縮流体供給経路の一部に設けられ、不図示の外部圧力供給源から供給された気体を一次圧縮した一次圧縮流体を、圧縮機本体2の駆動によりさらに昇圧して一次圧縮流体よりも高圧の二次圧縮流体とするブースター圧縮機である。一次圧縮流体としては、大気から分離された所定の気体(例えば、高純度の窒素ガス)やエアードライヤーにより除湿がなされた気体を用いる。大気と構成成分が異なる気体であって、大気の混入によって純度の低下が生じるものであれば、一次圧縮流体は大気から分離された気体でなくてもよい。
圧縮機本体2は、例えば不図示のクランクシャフトの回転動によりシリンダ3内のピストンを往復動させ、吸気室4から吸い込んだ前記一次圧縮流体をシリンダ3内(圧縮室内)で圧縮し、これを前記二次圧縮流体として吐出室5から吐出する往復動圧縮機である。該吐出された二次圧縮流体は、例えば圧縮機本体2と一体に設けた貯留タンク(以下タンク6)内に貯留される。該貯留された二次圧縮流体は、タンク6に設けた吐出ノズル7から空圧機器等に供給される。以下、圧縮機本体2に対する吸気室4を含む上流側を一次圧縮側、吐出室5及びタンク6を含む下流側を二次圧縮側とする。また、前記一次圧縮側における一次圧縮流体の経路を一次流体経路8とし、二次圧縮側における二次圧縮流体の経路を二次流体経路9とする。
圧縮機本体2は、例えば電動モータ(以下、モータという)11により回転駆動される。モータ11は電磁開閉器33、タンク6内の圧力に応じて作動する圧力開閉器6aと接続されており(詳細は図3にて説明する)、電磁開閉器33、圧力開閉器6aの作動により運転制御される。電磁開閉器33は制御部として、圧縮機本体2、アンローダピストン84、各電磁弁の開閉を制御する。タンク6内の圧力が所定の下限値未満の場合にはモータ11は通常駆動させて一次圧縮流体の昇圧を行い、タンク6内の圧力が所定の上限値となった場合にはモータ11の駆動を停止して該モータ11を含む圧縮機本体2の過負荷運転を防止する。また、タンク6内の圧力が所定の上限値の状態から所定下限値の状態に戻った際には、モータ11を運転させ圧縮機本体2を再起動させる。なお、所定の下限値は所定の上限値と同じであってもよいし、上限値よりも低い値であってもよい。
アンローダピストン84は、圧縮機本体2に接続され、気体の純度の低下を防止しつつ圧縮機本体2の起動負荷を軽減させるアンローダを構成する。タンク6内の圧力が所定の上限値以上の場合にアンローダ経路80と電磁弁81をガスが経由し、アンローダピストン84を挿入することで、吸気室4内の空気弁を開き、シリンダ3内(圧縮室)の圧力を大気圧付近にまで下げる構造とした。
三方弁13は、一次流体経路8及び追加流体経路40と圧縮機本体2との連通を切り替える。三方弁13は、後述の上流側流体経路8aが接続される上流側ポート14、後述の下流側流体経路8bが接続される下流側ポート15、及び後述の追加流体経路40cに接続される追加ポート16を有するハウジング17内にバルブ体18を往復動可能に収容している。前記バルブ体18が例えば下限位置にあるときに上流側ポート14と下流側ポート15とを連通すると共に追加ポート16を閉塞する一次流体経路連通状態とし、バルブ体18が上限位置にあるときに、上流側ポート14を閉塞すると共に下流側ポート15と追加ポート16とを連通する追加流体経路連通状態となるように三方弁13によって流体の流通経路が切り替えられる。バルブ体18は、スプリング等により前記上限位置に向けて取り付けられている。
本実施例では一次流体経路8中に設けられた三方弁13の追加ポート16に一次流体経路8と並行して追加一次流体経路40(以下追加流体経路とする)を設けた。追加流体経路40の上流は一次流体経路8上のフィルタ32の上流で一次圧縮流体の配管から分岐接続されている。追加流体経路40は、追加流体経路40a、追加流体経路40b、追加流体経路40cから構成される。追加流体経路40aに弁50、減圧弁48を設け、後方には追加流体経路40bとその経路上にフィルタ45、電磁弁41、弁49が設けられ追加流体経路40cが逆止弁46と三方弁17の追加ポート16に接続されている。一次圧縮流体経路8bと吸気室4の間には大気開放回路70、バネ付逆止弁71、電磁弁73を設けた。
減圧弁48は、追加流体経路40中に設けられ、一次圧縮流体を減圧して圧縮機本体2に供給する。減圧弁48は起動、再起動時に圧縮機が追加ポート16より一次圧縮流体を吸込んだ時に負圧にならず、また起動負荷の軽減が可能な様に運転中に追加流体経路40の圧力が例えば大気圧付近の0.1MPa前後になるように一次圧縮流体を減圧する。この圧力は一次圧縮流体の圧力と流量、圧縮機の容量で負荷状態によって決めることが出来る。これにより、一次圧縮流体を大気圧付近まで減圧して圧縮機本体2に供給し、一次圧縮流体の純度の低下を招かずに圧縮機本体2の起動時、再起動時の負荷を軽減させることができる。
三方弁13は、モータ11の通常駆動状態には一次流体経路8に設けた三方弁13がその上流側の一次流体経路8(以下、上流側流体経路8aという)と下流側の一次流体経路8(以下、下流側流体経路8bという)とを連通した一次流体経路連通状態となり、圧縮機本体2に一次圧縮流体を供給可能とする。
このとき、タンク6内の圧力が所定の上限値まで増加すると、モータ11の駆動が停止すると共に、三方弁13が前記一次流体経路連通状態から前記下流側流体経路8bと追加流体経路40cとを連通した追加流体経路連通状態に切り替わり、圧縮機本体2の再起動直後に大気圧付近まで減圧された追加流体経路40cからの流体を吸入可能とし、大気開放回路70cから大気開放することで起動負荷を軽減させ、吐出ノズル7から吐出される窒素純度の低下を防止する。
そして、タンク6内の二次圧縮流体の使用等により、該タンク6内の圧力が所定の下限値まで低下すると、モータ11が前記通常駆動状態に戻ると共に、三方弁13が前記追加流体経路連通状態から一次流体経路連通状態へと切り替わる。なお、図中符号6aはタンク6内の圧力を検出する圧力開閉器を示す。
バルブ体18の上端側には、ハウジング17内に形成されたシリンダ17a内に臨むピストン18aが設けられる。シリンダ17aにはタンク6から延びる圧力供給経路21が接続され、該圧力供給経路21を介してタンク6内の圧力がシリンダ17a内に供給されることで、ピストン18aと共にバルブ体18が前記付勢力に抗して下方に移動し、三方弁13が前記一次流体経路連通状態となる。一方、シリンダ17a内への圧力供給が停止すると、ピストン18aと共にバルブ体18が前記付勢力により上方に移動し、三方弁13が前記追加流体経路連通状態に切り替わる。バルブ体18を下方に移動させるために要するタンク6内の圧力は、モータ11が停止する前記所定の上限値よりも低く大気圧よりも高い値とされる。
電磁弁73は、大気開放回路70の下流に設けられ、アンロード時に行う大気開放の開閉を切り替える。電磁弁73は、ハウジング76内にバルブ体74を往復動可能に収容してなり、前記バルブ体74が例えば上限位置にあるときには、大気開放回路70bと70cとを連通した経路連通状態となり、バルブ体74が下限位置にあるときには、連通を遮断した状態となる。
バルブ体74の上端側は、ハウジング76内に支持されたソレノイド73aに挿通され、該ソレノイド73aへの通電の有無によりバルブ体74が上下動することで、電磁弁73が前記経路連通状態又は連通遮断状態に切り替わる。
電磁弁73の駆動は電磁開閉器33により制御され、モータ11と圧縮機本体2の駆動時電磁弁73が前記経路連通状態となる。一方、追加流体経路40cから大気開放回路70内の気体を排出し、追加流体経路40cが高純度ガスで満たされた後に前記連通を遮断した連通遮断状態に切り替わる。
電磁弁22は、圧力供給経路21と三方弁13との間に設けられ、圧力供給経路21と三方弁13との連通を切り替える。該電磁弁22は、そのタンク6側の圧力供給経路21(タンク側供給経路21a)と三方弁13側の圧力供給経路21(バルブ側供給経路21b)とを連通した経路連通状態と、前記連通を遮断した連通遮断状態とを切り替える。電磁弁22は、前記タンク側供給経路21aが接続されるタンク側ポート23、及びバルブ側供給経路21bが接続されるバルブ側ポート24、大気に連通した大気ポート27を有するハウジング25内にバルブ体26を往復動可能に収容しており、前記バルブ体26が例えば上限位置にあるときには、タンク側ポート23とバルブ側ポート24とを連通した前記経路連通状態となり、バルブ体26が下限位置にあるときには、連通を遮断しバルブ側ポート24を大気ポートへ連通した状態となる。
バルブ体26の上端側は、ハウジング25内に支持されたソレノイド25aに挿通され、該ソレノイド25aへの通電の有無によりバルブ体26が上下動することで、電磁弁22が前記経路連通状態又は連通遮断状態に切り替わる。
電磁弁22の駆動は電磁開閉器33により制御され、タンク6内の圧力が前記上限値未満であれば、電磁弁22が前記経路連通状態となり、圧力供給経路21を介して三方弁13にタンク6内の圧力が供給され、該三方弁13が前記一次流体経路連通状態に切り替わる。一方、タンク6内の圧力が前記上限値まで増加すると、電磁弁22が前記連通遮断状態に切り替わり圧力供給経路21bが大気開放されるため、三方弁13への圧力供給が遮断され、該三方弁13が前記追加流体経路連通状態となる。また、この状態からタンク6内の圧力が前記下限値まで低下すると、電磁弁22が経路連通状態に戻り、三方弁13が一次流体経路連通状態に戻る。
電磁弁41の駆動は電磁開閉器33により制御される。電磁弁41は、追加流体経路40bと追加流体経路40cとの間に設けられる。該電磁弁41は、追加流体経路40bと追加流体経路40cとを連通した経路連通状態と、前記連通を遮断した連通遮断状態とを切り替える。電磁弁41は、大気に連通した大気ポートを有するハウジング43内にバルブ体42を往復動可能に収容しており、前記バルブ体42が例えば上限位置にあるときには、追加流体経路40bと追加流体経路40cととを連通した前記経路連通状態となり、バルブ体42が下限位置にあるときには、前記連通を遮断した状態となる。
バルブ体42の上端側は、ハウジング43内に支持されたソレノイド44に挿通され、該ソレノイド44への通電の有無によりバルブ体42が上下動することで、電磁弁41が前記経路連通状態又は連通遮断状態に切り替わる。
電磁弁81の駆動は電磁開閉器33により制御される。電磁弁81は、アンローダ経路80(80a、80b)間に設けられ、アンローダピストン84への加圧を切り替える。該電磁弁81は、アンローダ経路80aとアンローダ経路80bとを連通した経路連通状態と、前記連通を遮断した連通遮断状態とを切り替える。電磁弁81は、大気に連通した大気ポートを有するハウジング85内にバルブ体82を往復動可能に収容しており、前記バルブ体82が例えば上限位置にあるときには、アンローダ経路80aとアンローダ経路80bとを連通した前記経路連通状態となり、バルブ体82が下限位置にあるときには、前記連通を遮断した状態となる。
バルブ体82の上端側は、ハウジング85内に支持されたソレノイド82aに挿通され、該ソレノイド82aへの通電の有無によりバルブ体82が上下動することで、電磁弁81が前記経路連通状態又は連通遮断状態に切り替わる。
フィルタ32は一次流体経路8の上流側流体経路8aに設けられたドレン除去機能を有する。
逆止弁46は圧縮機の異常や電磁弁41や減圧弁48に負荷がかからないように設けられている。
弁49、50はメンテナンス時に圧縮機本体2内の流体と一次圧縮流体とを遮断するために設けられている。
ばね付逆止弁71は大気開放回路70へ空気が逆流することを防ぐために設けられている。ばね付構造を用いることにより、大気開放回路70の差圧が小さくても、チャタリング無く排気が可能で、接続方向に関係なく接続可能とした。
本実施例の圧縮機1によれば、圧縮機本体2の起動、再起動時において一次圧縮がされた圧縮流体を大気圧付近まで減圧して圧縮機本体2に供給することができる。特に、一次圧縮がされた流体が大気と構成成分の異なる所定の気体である場合は、気体の純度を維持しつつ、圧縮機本体2の起動負荷を軽減させることができる。
次に、図3を用いて圧縮機1の回路構成を説明する。なお、図中でこれまで説明した構成と同一の構成については同一の番号を付した。
モータ11は電磁開閉器33内の電磁接触器61とサーマルリレー62を介して電源60に接続されている。一方、電磁開閉器33の操作回路には電磁弁22、41、73、81、圧力開閉器6a、電源スイッチ(起動スイッチ)63が接続されている。起動スイッチ63を入れることにより電磁接触器61が閉隣電磁弁22に通電されるとともにモータ11が駆動される。これにより、電磁弁22、41、73、81が経路連通状態となる。起動直後においては、三方弁13内のバルブ体18が上方にあるため、三方弁13内は、追加流体経路連通状態である。起動後、タンク6内の圧力が上昇すると圧力供給経路21を介して三方弁13にタンク6内の圧力が供給され、該三方弁13が一次流体経路連通状態に徐々に切り替わる。また、タンク内圧力が所定の圧力まで上昇すると圧力開閉器6aが開となり電磁接触器61が開となりモータが停止するとともに電磁弁22への通電が遮断される。これにより、電磁弁22が連通遮断状態に切り替わり圧力供給経路21bが大気開放されるため、三方弁13への圧力供給が遮断され、該三方弁13が追加流体経路連通状態に切り替わる。
次に、これらの各部動作と圧力変化を図4のタイミングチャートを用いて説明する。
図4は縦に各部スイッチ、弁などの動作状態と各部の圧力を示し、横軸は時間を示す。また、縦の破線は代表的な状態を示し、(1)〜(7)の状態をもって各部の動作を説明する。
(1)〜(2)は停止状態を示す。停止状態において、一次流体経路8には一次圧縮流体の圧力が作用している。また、タンク6内の圧力はかかっていないため圧力開閉器6aは閉の状態である。また、電磁弁41の弁体42は上昇していて追加流体経路40を遮断している。
(2)の時点で起動スイッチ63を開にすることで図3でも示したように電磁接触器61が開となりモータ11が運転状態となる。ここで、三方弁のシリンダ17a内に圧力が作用して弁体18が下降して追加ポート16を遮断するまでの間は一次圧縮流体が減圧弁48によって大気圧付近まで減圧された状態で圧縮機に供給され、負荷軽減の状態で起動する。即ち、電磁弁22、41、73、81にも通電され圧力供給経路21と三方弁間が連通状態となる。さらに、大気開放回路70、アンローダ経路80が連通状態となるが、タンク6内の圧力が低いため三方弁は追加流体経路40cに通じた状態であり、大気開放回路70aから大気開放をすることから通路8bは大気圧付近まで減圧された圧力であり、圧縮機本体2はアンロード運転となる。(3)までの間アンロード運転となり圧縮機は回転が上昇する。(図2参照)
(4)の時点は、タンク圧力が高くなり流量調整弁28を通って三方弁シリンダ内17aの圧力が上昇すると三方弁の弁体18が下降した位置で追加ポート16を遮断し経路8aと8b間を連通し、三方弁13が一次流体経路連通状態となる。三方弁13が一次流体経路連通状態となると、一次圧縮流体圧力からの昇圧運転となりタンク6内の圧力の上昇も早くなる。(図1参照)
(5)の時点では、タンク6内の圧力が上昇し所定の上限値になり、圧力開閉器6aが開となり電磁接触器61が開、モータ11が停止、電磁弁22の通電が遮断され弁26が下降する。このとき、三方弁13のシリンダ17aが大気圧となるため、追加流体経路連通状態となり、吸込み経路8bが大気圧付近まで減圧された圧力となる。また、また電磁弁41、73、81も各追加流体経路を遮断する。
(6)〜(7)の間では、圧縮機の空気が使用されタンク6内の圧力が低下し、圧力開閉器6aが閉となりモータ11が再起動する。この時点においては、三方弁は追加流体経路40cに通じた状態であり、通路8bは大気圧付近まで減圧され、大気開放回路70cから大気開放し、アンローダピストン84が吸気室の弁を押し込むことにより、圧縮機本体2はアンロード運転となる。モータ11が再起動すると電磁弁22に通電されタンク圧力が流量調整弁28を通って絞りによる時間遅れの後、三方弁13のシリンダ17aの圧力が上昇する。シリンダ17aの圧力が上昇すると追加ポート16が徐々に遮断され吸込み経路8aと8bが連通され一次圧縮流体による昇圧となる。(図2参照)
以上説明した本実施例によれば、圧縮機本体2の起動(再起動時)に一次圧縮がなされた圧縮流体を減圧して圧縮機本体2に供給することとしたため、一次圧縮流体の純度の低下を招かずに圧縮機本体2の起動(再起動時)の負荷を低減させることができる。また、アンローダピストン84を作用させることによって、圧縮機本体2のピストンにタンク6内の圧力がかからなくなる。これによって、圧縮機本体2の負荷を十分に低減させることができる。さらに、圧縮機本体2の起動、再起動時に大気開放回路70cによって追加流体経路40cから排気するため、追加流体経路40c内の流体の純度低下を抑制しつつ、減圧を確実に行うことができる。
これまで説明してきた実施例は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されない。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 圧縮機
2 圧縮機本体
3 シリンダ
4 吸気室
5 吐出室
6 タンク
6a 圧力開閉器
7 吐出ノズル
8 一次流体経路(8a、8b)
9 二次流体経路
11 モータ
13 三方弁
14 上流側ポート
15 下流側ポート
16 追加ポート
17 三方弁13のハウジング(17a)
18 三方弁13の弁体(18a)
21 圧力供給経路(21a、21b)
22 電磁弁
23 タンク側ポート
24 バルブ側ポート
25 電磁弁22のハウジング(25a)
26 電磁弁22の弁体
28 流量調整弁
32 フィルタ
33 電磁開閉器
40 追加流体経路(40a、40b、40c)
41 電磁弁
42 電磁弁41の弁体
43 電磁弁41のハウジング
44 電磁弁41のソレノイド
45 フィルタ
46 逆止弁
48 減圧弁
49 止め弁
50 止め弁
60 電源
61 電磁接触器
62 サーマルリレー
63 起動スイッチ
70 大気開放回路(70a、70b、70c)
71 ばね付逆止弁
73 電磁弁(73a)
74 電磁弁73の弁体
76 電磁弁73のハウジング
80 アンローダ経路(80a、80b)
81 電磁弁
82 電磁弁81の弁体(82a)
84 アンローダピストン
85 電磁弁81のハウジング

Claims (7)

  1. 縮機本体と、
    外部に接続された上流側流体経路と、
    前記上流側流体経路に接続され、減圧弁を有する追加流体経路と、
    前記圧縮機本体の吸気室に接続された下流側流体経路と、
    前記上流側流体経路および前記追加流体経路および前記下流側流体経路に接続され、前記上流側流体経路または前記追加流体経路を前記下流側流体経路に連通する三方弁と、
    前記圧縮機本体に接続されたアンローダと、
    大気と連通する大気開放回路と前記下流側流体経路とを接続する電磁弁と、
    前記圧縮機本体と前記アンローダと前記電磁弁とを制御する制御部とを備えることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記圧縮機本体が、シリンダ内をピストンが往復動することにより吸込み弁と吐出弁を開閉して流体を圧縮する往復動圧縮機であり、
    前記アンローダが、前記圧縮機本体で圧縮された流体を貯留するタンク内の圧力を受けて吸込み弁を開くアンロードピストンを有することを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記制御部が、前記アンローダを前記追加流体経路と前記下流側流体経路とが連通した場合に作動させることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  4. 前記制御部が、前記アンローダを前記圧縮機本体の起動時に作動させることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  5. 前記制御部が、前記圧縮機本体の吐出室に接続されたタンク内の圧力が所定の上限値まで増加した場合に、前記圧縮機本体を停止させ、下限値まで低下した場合に前記圧縮機本体を起動させることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  6. 前記制御部が、前記圧縮機本体の起動時に前記電磁弁を開くことを特徴とする請求項に記載の圧縮機。
  7. 前記圧縮機本体が圧縮する流体が、大気から分離された所定の気体であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の圧縮機。
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