JP6595880B2 - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像の補正技術に関するものである。
従来から、複数のカメラから取得した映像に映るオブジェクト(例えば人物など)を検索するシステムが知られている(特許文献1)。複数のカメラによる映像からオブジェクトを検索する場合、環境光や照明などにより同一オブジェクトであるにも関わらず色味が合わないことがあり、オブジェクトの照合精度を低下させていた。
特許文献1では、複数のカメラ間の色味を合わせるための色補正パラメータを予め生成しておき、色補正してからオブジェクトの照合を行うことで、照合精度の劣化を防いでいる。
特許文献2では、色空間が不明の画像データの色空間を求める方法が開示されている。具体的には、予めオブジェクトの基準色空間における基準色をデータベースに記憶しておく。そして、画像データ中にあるオブジェクトを特定して、いくつかの色空間を仮定し、オブジェクトの色味を基準色空間に変換する。このオブジェクトの色味と基準色とが許容できる程度にずれが少ないとき、その色空間を出力する。
特開2009−55443号公報 特開2004−341762号公報
しかしながら、特許文献1では、予め色補正パラメータを複数のカメラ間に対して求めておく必要があり、時間の経過に応じて変化する環境(例えば環境光)には対処できないことがある。特許文献2では、予めオブジェクトごとに色空間と基準色等を用意しておく必要があり、色合わせができる対象が限定されていた。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、画像中のオブジェクトを、カメラ間の観察条件の違いだけでなく、時間の経過に応じて変化する環境による影響を軽減したオブジェクトに補正するための技術を提供する。
本発明の一様態は、第2の撮像装置が第1の時間帯において撮像した第2のオブジェクトの色味を基準となる第1の撮像装置が該第1の時間帯において撮像した第1のオブジェクトの色味に補正するための第1のパラメータを用いて、前記第1の時間帯の後の第2の時間帯において前記第2の撮像装置が撮像するオブジェクトの色味を補正する第1の補正手段と、前記第2の時間帯よりも後の第3の時間帯において第3の撮像装置が撮像した第3のオブジェクトが前記第1のオブジェクトに対応する場合には、該第3のオブジェクトの色味を前記第1の撮像装置が前記第1の時間帯において撮像した前記第1のオブジェクトの色味に補正するための第2のパラメータを用いて、前記第3のオブジェクトが前記第2のオブジェクトに対応する場合には、前記第3のオブジェクトの色味を前記第2の撮像装置が前記第1の時間帯において撮像した前記第2のオブジェクトの色味に補正するための第3のパラメータと前記第1のパラメータとを用いて、前記第3の時間帯の後の第4の時間帯において前記第3の撮像装置が撮像するオブジェクトの色味を補正する第2の補正手段とを備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、画像中のオブジェクトを、カメラ間の観察条件の違いだけでなく、時間の経過に応じて変化する環境による影響を軽減したオブジェクトに補正することができる。
システムの構成例を示すブロック図。 画像処理装置100の機能構成例を示すブロック図。 画像処理装置100が行う処理のフローチャート。 ステップS303における処理のフローチャート。 ステップS304における処理のフローチャート。 ステップS305における処理のフローチャート。 オブジェクト間における色味の補正例を示す図。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載した構成の具体的な実施例の1つである。
[第1の実施形態]
以下では、次のような構成を有する画像処理装置の一例について説明する。すなわち、第2の撮像装置が第1の時間帯において撮像した第2のオブジェクトの色味を基準となる第1の撮像装置が該第1の時間帯において撮像した第1のオブジェクトの色味に補正するための第1のパラメータを用いて、第1の時間帯の後の第2の時間帯において第2の撮像装置が撮像するオブジェクトの色味を補正する(第1の補正)。そして、第2の時間帯よりも後の第3の時間帯において第3の撮像装置が撮像した第3のオブジェクトが第1のオブジェクトに対応する場合には、該第3のオブジェクトの色味を第1の撮像装置が第1の時間帯において撮像した第1のオブジェクトの色味に補正するための第2のパラメータを用いて、第3のオブジェクトが第2のオブジェクトに対応する場合には、第3のオブジェクトの色味を第2の撮像装置が第1の時間帯において撮像した第2のオブジェクトの色味に補正するための第3のパラメータと第1のパラメータとを用いて、第3の時間帯の後の第4の時間帯において第3の撮像装置が撮像するオブジェクトの色味を補正する(第2の補正)。
先ず、本実施形態に係るシステムの構成例について、図1のブロック図を用いて説明する。図1に示す如く、本実施形態に係るシステムは、PC(パーソナルコンピュータ)等の画像処理装置100と、その周辺機器(入力デバイス109,モニタ110)、複数台のネットワークカメラ112、を有している。また、画像処理装置100及び複数台のネットワークカメラ112は、LANやインターネットなどのネットワーク回線111に接続されており、ネットワーク回線111を介して互いにデータ通信が可能なように構成されている。なお、図1に示したシステムの構成は一例であって、同等以上の機能を実現する構成であれば、如何なる構成を採用しても構わない。例えば、画像処理装置100の機能を複数台のコンピュータに分散させ、それぞれのコンピュータが協調動作を行うことで画像処理装置100の機能を実現させても構わない。
先ず、画像処理装置100について説明する。
CPU101は、ROM102やRAM103に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、画像処理装置100全体の動作制御を行うと共に、画像処理装置100が行うものとして後述する各処理を実行若しくは制御する。
ROM102には、画像処理装置100の設定データやブートプログラムなどが格納されている。
RAM103は、外部記憶装置104からロードされたコンピュータプログラムやデータ、通信インターフェース107を介して複数台のネットワークカメラ112のそれぞれから受信した撮像画像、等を格納するためのエリアを有する。更に、RAM103は、CPU101が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。このようにRAM103は、各種のエリアを適宜提供することが出来る。
外部記憶装置104は、ハードディスクドライブ装置に代表される大容量情報記憶装置である。外部記憶装置104には、OS(オペレーティングシステム)や、複数台のネットワークカメラ112のそれぞれに対するドライバソフトウェアが保存されている。また、外部記憶装置104には、画像処理装置100が行うものとして後述する各処理をCPU101に実行若しくは制御させるためのコンピュータプログラムやデータも保存されている。外部記憶装置104に保存されているコンピュータプログラムやデータは、CPU101による制御に従って適宜RAM103にロードされ、CPU101による処理対象となる。
なお、外部記憶装置104は、画像処理装置100から着脱可能なフレキシブルディスク(FD)やCompact Disk(CD)等の光ディスク、磁気や光カード、ICカード、メモリカードなどを含んでもよい。
入力デバイスインターフェース105は、入力デバイス109を画像処理装置100に接続するためのインターフェースとして機能するものである。入力デバイス109は、キーボードやマウスなどにより構成されており、画像処理装置100の操作者が操作することで、各種の指示をCPU101に対して入力することができる。
出力デバイスインターフェース106は、モニタ110を画像処理装置100に接続するためのインターフェースとして機能するものである。なお、出力デバイスインターフェース106は、モニタ110に代えて若しくは加えて他の出力デバイス(プリンタ等)を画像処理装置100に接続するためのインターフェースを含んでも構わない。モニタ110は、CRTや液晶画面などにより構成されており、CPU101による処理結果を画像や文字などでもって表示することができる。
通信インターフェース107は、画像処理装置100をネットワーク回線111に接続するためのインターフェースとして機能するものである。画像処理装置100は、通信インターフェース107を介してネットワーク回線111に接続されている複数台のネットワークカメラ112との間のデータ通信を行う。
CPU101、ROM102、RAM103、外部記憶装置104、入力デバイスインターフェース105、出力デバイスインターフェース106、通信インターフェース107、は何れも、システムバス108に接続されている。
次に、複数台のネットワークカメラ112のそれぞれについて説明する。複数台のネットワークカメラ112のそれぞれは適当な位置に配置され、視界に入った空間の映像(動画像)を撮像するものである。複数台のネットワークカメラ112のそれぞれが撮像した映像(各フレームの撮像画像)はネットワーク回線111を介して画像処理装置100に送出される。以下では、ネットワークカメラ112の台数をN(Nは2以上の自然数)とする。
本実施形態に係るシステムは、複数台のネットワークカメラ112による撮像画像に含まれている各オブジェクトのうち、クエリ画像と類似するオブジェクトを検索してユーザに提示するものである。より具体的には、画像処理装置100は、複数台のネットワークカメラ112のそれぞれから撮像画像を取得すると、該撮像画像からオブジェクト(オブジェクト画像)を抽出して蓄積する。そして、画像処理装置100にクエリ画像を入力すると、画像処理装置100は、蓄積しているオブジェクト群のうち、該クエリ画像と類似するオブジェクトを検索してモニタ110に表示するなど、検索したオブジェクトをユーザに提示する。
ここで、上記の通り、複数台のネットワークカメラ112のそれぞれによる映像の色味は、ネットワークカメラ112の設置位置や姿勢に応じて変わる。また、時間経過と共に、日差しの方向や環境光の色味や強度に変化が生じたり、天候も変化したりするので、同じネットワークカメラ112による映像であっても、時間の経過と共に、その映像の色味は変わる。
然るに、ネットワークカメラ112間での観察条件の違いや、時間経過に起因する観察条件の違いにより、それぞれで異なる色味の映像となってしまい、結果として、それぞれで異なる色味のオブジェクトが抽出されてしまう。
そこで本実施形態では、複数台のネットワークカメラ112による撮像画像群から抽出されたそれぞれのオブジェクトの色味を、基準となるネットワークカメラが基準のタイミングで撮像した該オブジェクトの色味に補正する。これにより、ネットワークカメラ間でのオブジェクトの色味の違い、時間方向におけるオブジェクトの色味の違い、を軽減する。
以下では、この色味を補正するための補正パラメータを定期的に生成し、次の生成までは、今回生成した補正パラメータ、場合によっては過去に生成した補正パラメータをも用いて、各ネットワークカメラによるオブジェクトの色味を補正する。なお、補正パラメータの生成タイミングは定期的に限るものではなく、不定期的でも良いが、以下では説明を簡単にするために定期的とする。
より詳しくは、定期的に設けられる補正パラメータの生成期間のうち基準となる生成期間(基準時間帯:例えば、最初の生成期間)では、複数台のネットワークカメラ112のそれぞれが撮像したオブジェクトの色味を、該複数台のネットワークカメラ112のうち基準となる基準ネットワークカメラが撮像したオブジェクトの色味に補正するための補正パラメータを求める。そして、基準時間帯から次の補正パラメータ生成までの間は、複数台のネットワークカメラ112のそれぞれによる撮像画像中のオブジェクトの色味を、該補正パラメータを用いて補正してから出力する。これにより、基準時間帯において複数台のネットワークカメラ112のそれぞれで撮像されたオブジェクトは何れも、基準ネットワークカメラによるオブジェクトと略同じ色味で出力されることになる。
また、基準時間帯以降の補正パラメータ生成期間(準基準時間帯)では、過去に生成した補正パラメータだけでは、複数台のネットワークカメラ112のそれぞれが撮像したオブジェクトの色味を、基準ネットワークカメラが基準時間帯において撮像したオブジェクトの色味に補正するには不足しているので、その不足分の補正パラメータを求める。そして、次の補正パラメータ生成までの間は、複数台のネットワークカメラ112のそれぞれによる撮像画像中のオブジェクトの色味を、過去に生成した補正パラメータ及び今回生成した補正パラメータを用いて補正してから出力する。これにより、準基準時間帯において複数台のネットワークカメラ112のそれぞれで撮像されたオブジェクトは何れも、基準ネットワークカメラが基準時間帯において撮像したオブジェクトと略同じ色味で出力されることになる。
ここで、上記の「補正パラメータの生成期間」とは、例えば、「毎時0分〜10分」というように、ある長さの期間が、定期的若しくは不定期的に繰り返し設けられるものである。
次に、画像処理装置100の機能構成例について、図2のブロック図を用いて説明する。なお、図2に示した各機能部はハードウェアで構成しても良いが、本実施形態ではこれら各機能部は何れもコンピュータプログラムで実装されたものとして説明する。なお、以下では、図2の機能部を処理の主体として説明する場合があるが、実際には、該機能部に対応するコンピュータプログラムをCPU101が実行することで、該機能部に対応する機能を実現させることになる。
複数台のネットワークカメラ112のそれぞれによる映像(各フレームの撮像画像)は通信インターフェース107を介して外部記憶装置104に蓄積される。撮像画像には、該撮像画像の撮像日時を示す撮像日時情報や、該撮像画像を撮像したネットワークカメラに固有の識別情報、等が添付されている。オブジェクト抽出部201は、それぞれの撮像画像を外部記憶装置104から読み出し、該読み出したそれぞれの撮像画像からオブジェクト(オブジェクト画像)を抽出する。
第1の補正パラメータ生成部202は、オブジェクト抽出部201が基準時間帯の撮像画像群(基準時間帯に属する撮像日時を示す撮像日時情報が添付された撮像画像群)から抽出したオブジェクトの色味を、複数台のネットワークカメラ112のうち基準となるネットワークカメラ112(絶対基準カメラ)が該基準時間帯において撮像したオブジェクトの色味に補正するための補正パラメータを生成する。
第2の補正パラメータ生成部203は、オブジェクト抽出部201が準基準時間帯の撮像画像群から抽出したオブジェクトの色味を絶対基準カメラが基準時間帯において撮像したオブジェクトの色味に補正するための上記不足分の補正パラメータを生成する。
オブジェクト色味補正部204は、オブジェクト抽出部201が「基準時間帯と準基準時間帯の終了タイミングとの間の時間帯の撮像画像群」から抽出したオブジェクトの色味は、第1の補正パラメータ生成部202が生成した補正パラメータを用いて補正する。一方、オブジェクト色味補正部204は、オブジェクト抽出部201が「準基準時間帯の終了タイミング間の時間帯の撮像画像群」の撮像画像群から抽出したオブジェクトの色味については、次のようにして補正する。即ち、第1の補正パラメータ生成部202が生成した補正パラメータ及び第2の補正パラメータ生成部203が生成した補正パラメータを用いて補正する。
出力部205は、オブジェクト色味補正部204が色味を補正したそれぞれのオブジェクトを外部記憶装置104に格納する。
次に、複数台のネットワークカメラ112による映像中のオブジェクトの色味を、ネットワークカメラ間での観察条件の違いや時間の経過に起因する色味の違いを軽減するように補正して出力するための処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
<ステップS301>
オブジェクト抽出部201は、外部記憶装置104に蓄積されているそれぞれの撮像画像からオブジェクトを抽出する。なお、オブジェクト抽出部201は、抽出したオブジェクトには該オブジェクトに固有の識別番号を割り当て、同じオブジェクトには同じ識別番号を割り当てる。なお、撮像画像からオブジェクトを抽出する場合、撮像画像中の全てのオブジェクトを抽出しても良いが、予め定められたオブジェクトを抽出するようにしても構わない。
<ステップS302>
CPU101は、自身が管理する不図示のタイマが計時している現在日時を参照し、該参照した現在日時が基準時間帯の開始タイミングであるのか、準基準時間帯の開始タイミングであるのか、基準時間帯にも準基準時間帯にも属していないのか否かを判断する。この判断の結果、現在日時が基準時間帯の開始タイミングである場合には、処理はステップS303に進み、準基準時間帯の開始タイミングである場合には、処理はステップS304に進む。一方、基準時間帯にも準基準時間帯にも属していない場合には、処理はステップS306に進む。
なお、ネットワークカメラ112がホワイトバランス等の色味調整を行う機能を有している場合には、ホワイトバランスの色味調整値が規定値を超えたタイミングの近傍を補正パラメータの生成期間の開始タイミングとしても良い。
このように、「補正パラメータの生成期間」は、カメラ間の観察環境の違いや時間の経過に伴う観察環境の変化がオブジェクトに与える影響を軽減させるために色味補正を行う期間として設定若しくは設けられる時間帯である。
<ステップS303>
第1の補正パラメータ生成部202は先ず、複数台のネットワークカメラ112のうち1つを絶対基準カメラに設定する。そして第1の補正パラメータ生成部202は、非絶対基準カメラが撮像したオブジェクトの色味を、絶対基準カメラが撮像したオブジェクトの色味に補正するための補正パラメータを生成する。ステップS303における処理の詳細については、図4のフローチャートを用いて後述する。
<ステップS304>
第2の補正パラメータ生成部203は、複数台のネットワークカメラ112を、「共通のオブジェクトを撮像したネットワークカメラのグループ」単位に分割する。そして第2の補正パラメータ生成部203は、グループごとに、該グループに属する基準カメラが撮像したオブジェクトの色味を直近の補正パラメータ生成期間で撮像されたオブジェクトの色味に補正するための補正パラメータを生成する。ステップS304における処理の詳細については、図5のフローチャートを用いて後述する。
<ステップS305>
第2の補正パラメータ生成部203は、ステップS304で分割されたグループごとに、次のような処理を行う。即ち、該グループに属するカメラのうち非基準カメラが撮像したオブジェクトの色味を該グループに属する基準カメラが撮像したオブジェクトの色味に補正する為の補正パラメータを生成する。ステップS305における処理の詳細については、図6のフローチャートを用いて後述する。
<ステップS306>
オブジェクト色味補正部204は、ステップS303からステップS306に処理が移行した場合には、基準時間帯以降の撮像日時の撮像画像から抽出されたオブジェクトの色味を、ステップS303で求めた補正パラメータを用いて補正する。一方、ステップS305からステップS306に処理が移行した場合、オブジェクト色味補正部204は、準基準時間帯以降の撮像日時の撮像画像から抽出されたオブジェクトの色味を、ステップS304で求めた補正パラメータとステップS305で求めた補正パラメータとの合成補正パラメータ、若しくはステップS303で求めた補正パラメータとステップS304で求めた補正パラメータとステップS305で求めた補正パラメータとの合成補正パラメータ、を用いて補正する。
<ステップS307>
出力部205は、ステップS306において色味が補正されたオブジェクト、つまり、クエリを用いたオブジェクト検索において照合先として用いられるオブジェクトを、外部記憶装置104等の適当な出力先に対して出力する。ステップS307の後、処理はステップS301に移行し、ステップS301以降の処理を行うことになる。
次に、上記のステップS303における処理の詳細について、図4のフローチャートを用いて説明する。
<ステップS401>
第1の補正パラメータ生成部202は先ず、複数台のネットワークカメラ112のうち1つを絶対基準カメラに設定する。複数台のネットワークカメラ112のうち何れのネットワークカメラ112を絶対基準カメラとするのかについては様々な方法があり、何れかの方法に限るものではない。例えば、オブジェクトの観察条件が最も良いネットワークカメラ112(例えば、適当な輝度の撮像画像を撮像可能な観察条件下にあるネットワークカメラ112)を絶対基準カメラとしても良い。
次に、第1の補正パラメータ生成部202は、それぞれの非絶対基準カメラのうち未選択の1つを選択カメラとして選択する。そして第1の補正パラメータ生成部202は、選択カメラが基準時間帯において撮像したオブジェクトの中に、絶対基準カメラが基準時間帯において撮像したオブジェクトの一部若しくは全部が含まれているか否かを判断する。この判断では、選択カメラが撮像したそれぞれのオブジェクトに対し、絶対基準カメラが撮像したそれぞれのオブジェクトとの類似度を求める。類似度は、オブジェクトの特徴量の類似度を用いる。特徴量としては、「色への依存度が低い特徴量」を用いるものとし、例えば、SIFT(Scale Invariant Feature Transform)を用いる。オブジェクトの特徴量は、該オブジェクトの抽出時や撮像画像を本装置に入力したとき等、予め求めておく。
そして、規定値以上となった類似度を求めた場合には、選択カメラによる撮像オブジェクトと絶対基準カメラによる撮像オブジェクトとで共通のオブジェクト(共通オブジェクト)が1以上存在すると判断することができる。
そして第1の補正パラメータ生成部202は、選択カメラと絶対基準カメラとの間で共通オブジェクトが存在する場合、選択カメラにおける共通オブジェクトの色味を絶対基準カメラにおける共通オブジェクトの色味に補正するための補正パラメータP1を生成する。選択カメラと絶対基準カメラとの間で2以上の共通オブジェクトが存在する場合にはそのうちの1つを用いる。なお、規定値以上となった類似度を求めていない場合には、選択カメラによる撮像オブジェクトと絶対基準カメラによる撮像オブジェクトとで共通オブジェクトが1つもないことになるため、補正パラメータの生成は行わない。
<ステップS402>
CPU101は、ステップS401において全ての非絶対基準カメラを選択カメラとして選択したか否かを判断する。この判断の結果、全ての非絶対基準カメラを選択カメラとして選択した場合には、処理はステップS306に移行する。一方、未だ選択カメラとして選択していない非絶対基準カメラが残っている場合には、処理はステップS401に戻る。
例えば図7に示す如く、時間帯1(基準時間帯)の場合に、絶対基準カメラとしてのカメラ1と非絶対基準カメラとしてのカメラ2〜4との間に共通のオブジェクトが存在し、非絶対基準カメラとしてのカメラ5については、カメラ1が撮像したオブジェクトの何れも撮像していないケースを想定する。この場合、カメラ2によるオブジェクトの色味12をカメラ1による該オブジェクトの色味11に補正するための補正パラメータPA12を生成する。また、カメラ3によるオブジェクトの色味13をカメラ1による該オブジェクトの色味11に補正するための補正パラメータPA13を生成する。また、カメラ4によるオブジェクトの色味14をカメラ1による該オブジェクトの色味11に補正するための補正パラメータPA14を生成する。また、カメラ5によるオブジェクトの色味15については、補正しないか若しくは予め設定されたデフォルトの補正パラメータを用いて補正するようにする。
なお、ステップS303の処理、即ち、図4のフローチャートに従った処理は、基準時間帯における処理である。すなわち、基準時間帯内で複数台のネットワークカメラ112によって撮像された撮像画像群のうち、絶対基準カメラによるオブジェクトの撮像画像、非絶対基準カメラによる該オブジェクトの撮像画像を用いて、補正パラメータを求める。
次に、上記のステップS304における処理の詳細について、図5のフローチャートを用いて説明する。
<ステップS501>
第2の補正パラメータ生成部203は、N台のネットワークカメラ112のうち未選択の1つを選択カメラとして選択する。そして第2の補正パラメータ生成部203は、N台のネットワークカメラ112のうち選択カメラ以外のネットワークカメラ112のそれぞれについて、該ネットワークカメラ112と選択カメラとの間に共通オブジェクトが存在するか否かを判断する。この判断処理は、上記のステップS401におけるものと同様である。そして第2の補正パラメータ生成部203は、選択カメラとの間で共通オブジェクトが存在したネットワークカメラ112と、該選択カメラと、で1つのグループを形成する。
<ステップS502>
第2の補正パラメータ生成部203は、N台のネットワークカメラ112の全てを選択カメラとしてステップS501で選択したか否かを判断する。この判断の結果、N台のネットワークカメラ112の全てを選択カメラとして選択した場合には、処理はステップS503に進む。一方、N台のネットワークカメラ112のうちまだ選択カメラとして選択していないネットワークカメラ112が残っている場合には、処理はステップS501に戻る。
<ステップS503>
第2の補正パラメータ生成部203は、ステップS501で形成したそれぞれのグループのうち未選択のグループを1つ選択グループとして選択する。そして第2の補正パラメータ生成部203は、選択グループに属するそれぞれのネットワークカメラ112について、該ネットワークカメラ112が撮像したそれぞれのオブジェクトの特徴量と、直近の補正パラメータ生成期間におけるそれぞれのオブジェクトの特徴量と、の類似度を求める。ここで用いる特徴量は、上記の「色への依存度が低い特徴量」である。また、「直近の補正パラメータ生成期間」とは、現在が2回目の準基準時間帯である場合には、基準時間帯であり、3回目以降の準基準時間帯である場合には、前回の準基準時間帯となる。
<ステップS504>
第2の補正パラメータ生成部203は、選択グループに属するそれぞれのネットワークカメラ112のうちステップS503で最も高い類似度を求めたネットワークカメラ112を、選択グループにおけるグループ内基準カメラ(基準撮像装置)として特定する。
<ステップS505>
第2の補正パラメータ生成部203は、グループ内基準カメラが撮像したオブジェクトのうちステップS503で最も高い類似度を求めたオブジェクトの色味を、直近の補正パラメータ生成期間におけるオブジェクトのうちステップS503で最も高い類似度を求めたオブジェクトの色味に補正するための補正パラメータP2を生成する。
<ステップS506>
第2の補正パラメータ生成部203は、ステップS501で形成した全てのグループをステップS503で選択グループとして選択したか否かを判断する。この判断の結果、全てのグループを選択グループとして選択した場合には、処理はステップS305に移行する。一方、未だ選択グループとして選択していないグループが残っている場合には、処理はステップS503に戻る。
例えば図7に示す如く、時間帯1の次の補正パラメータ生成期間である時間帯2(準基準時間帯)の場合、カメラ1とカメラ2との間に共通オブジェクトが存在しているため、カメラ1とカメラ2とで1つのグループが形成される。また、時間帯2においてカメラ3とカメラ5との間に共通オブジェクトが存在しているため、カメラ3とカメラ5とで1つのグループを形成している。また、時間帯2においてカメラ4は、他の何れのカメラとも、同じオブジェクトを撮像していないため、カメラ4のみで1つのグループを形成している。
また、時間帯2においてカメラ2が撮像したオブジェクトと最も類似するオブジェクトは時間帯1においてカメラ1が撮像しており、時間帯2においてカメラ3が撮像したオブジェクトと最も類似するオブジェクトは時間帯1においてカメラ4が撮像している。
このような場合、カメラ2によるオブジェクトの色味22をカメラ1によるオブジェクトの色味11に補正するための補正パラメータPA22を生成する。また、カメラ3によるオブジェクトの色味23をカメラ4によるオブジェクトの色味14に補正するための補正パラメータPB23を生成する。
また、時間帯2の次の補正パラメータ生成期間である時間帯3(準基準時間帯)の場合、カメラ1とカメラ2との間に共通オブジェクトが存在しているため、カメラ1とカメラ2とで1つのグループが形成される。また、時間帯3においてカメラ3とカメラ4とカメラ5との間に共通オブジェクトが存在しているため、カメラ3とカメラ4とカメラ5とで1つのグループを形成している。
また、時間帯3においてカメラ1が撮像したオブジェクトと最も類似するオブジェクトは時間帯2においてカメラ2が撮像しており、時間帯3においてカメラ4が撮像したオブジェクトと最も類似するオブジェクトは時間帯2においてカメラ5が撮像している。
このような場合、カメラ1によるオブジェクトの色味31をカメラ2によるオブジェクトの色味22に補正するための補正パラメータPB31を生成する。また、カメラ4によるオブジェクトの色味34をカメラ5によるオブジェクトの色味25に補正するための補正パラメータPB34を生成する。
次に、上記のステップS305における処理の詳細について、図6のフローチャートを用いて説明する。
<ステップS601>
第2の補正パラメータ生成部203は、ステップS501で形成したそれぞれのグループのうち未選択のグループを選択グループとして選択する。そして第2の補正パラメータ生成部203は、選択グループにおける非グループ内基準カメラにおける共通オブジェクトの色味を該選択グループにおけるグループ内基準カメラにおける該共通オブジェクトの色味に補正するための補正パラメータP3を生成する。
<ステップS602>
第2の補正パラメータ生成部203は、ステップS501で形成した全てのグループをステップS601で選択グループとして選択したか否かを判断する。この判断の結果、全てのグループを選択グループとして選択した場合には、処理はステップS306に移行する。一方、未だ選択グループとして選択していないグループが残っている場合には、処理はステップS601に戻る。
例えば図7に示す如く、時間帯1の次の補正パラメータ生成期間である時間帯2(準基準時間帯)の場合、カメラ1によるオブジェクトの色味21をカメラ2によるオブジェクトの色味22に補正するための補正パラメータPI21を生成する。また、カメラ5によるオブジェクトの色味25をカメラ3によるオブジェクトの色味23に補正するための補正パラメータPI25を生成する。
上記のように補正パラメータを生成することで、例えば、色味22を補正パラメータPA22で補正することで色味11を得ることができる。また、色味23を補正パラメータPB23で補正することで色味14を得ることができ、該色味14を補正パラメータPA14で補正することで色味11を得ることができる。また、色味21を、補正パラメータPI21で補正することで色味22を得ることができ、この色味22を補正パラメータPA22で補正することで色味11を得ることができる。また、色味25を、補正パラメータPI25で補正することで色味23を得ることができ、この色味23を補正パラメータPB23で補正することで色味14を得ることができ、該色味14を補正パラメータPA14で補正することで色味11を得ることができる。
また、時間帯3(準基準時間帯)の場合、カメラ2によるオブジェクトの色味32をカメラ1によるオブジェクトの色味31に補正するための補正パラメータPI32を生成する。また、カメラ3によるオブジェクトの色味33をカメラ4によるオブジェクトの色味34に補正するための補正パラメータPI33を生成する。また、カメラ5によるオブジェクトの色味35をカメラ4によるオブジェクトの色味34に補正するための補正パラメータPI35を生成する。
上記のように補正パラメータを生成することで、例えば、色味31を、補正パラメータPB31で補正することで色味22を得ることができ、色味22を補正パラメータPA22で補正することで色味11を得ることができる。
また、色味32を、補正パラメータPI32で補正することで色味31を得ることができ、色味31を補正パラメータPB31で補正することで色味22を得ることができ、色味22を補正パラメータPA22で補正することで色味11を得ることができる。
また、色味33を、補正パラメータPI33で補正することで色味34を得ることができ、色味34を補正パラメータPB34で補正することで色味25を得ることができ、色味25を補正パラメータPA25で補正することで色味11を得ることができる。
また、色味34を補正パラメータPB34で補正することで色味25を得ることができ、色味25を補正パラメータPA25で補正することで色味11を得ることができる。
また、色味35を、補正パラメータPI35で補正することで色味34を得ることができ、色味34を補正パラメータPB34で補正することで色味25を得ることができ、色味25を補正パラメータPA25で補正することで色味11を得ることができる。
このように、時間帯3では、時間帯3において求めた補正パラメータPB31、PI32、PI33、PB34、PI35と、時間帯3以前の補正パラメータ生成期間において求めた補正パラメータと、を用いて色味11を得る。これは時間帯4以降についても同様で、今回求めた補正パラメータと、過去に求めた補正パラメータと、を用いて色味11を得る。
このように、異なるカメラ間であっても、異なる時間帯間であっても、色味を、基準時間帯において絶対基準カメラにより撮像されたオブジェクトの色味に統一させることができる。
然るに、ステップS306では、基準時間帯におけるオブジェクトの色味については、ステップS303で生成した補正パラメータを用いて補正することになる。
また、準基準時間帯におけるグループ内基準カメラによるオブジェクトの色味は補正パラメータP2と、該補正パラメータP2による色味変換先のオブジェクトの色味を絶対基準カメラの色味に補正するために過去に求めた補正パラメータと、を用いて補正する。準基準時間帯における非グループ内基準カメラによるオブジェクトの色味は補正パラメータP2及びP3と、該補正パラメータP2による色味変換先のオブジェクトの色味を絶対基準カメラの色味に補正するために過去に求めた補正パラメータとを用いて補正する。
なお、補正パラメータPA22と補正パラメータPI21とを合成した補正パラメータPA21を作成しておけば、色味21から補正パラメータPA21のみで色味11を得ることができる。また、補正パラメータPB23と補正パラメータPA14とを合成した補正パラメータPA23を作成しておけば、色味23から補正パラメータPA23のみで色味11を得ることができる。また、補正パラメータPI25と補正パラメータPA23とを合成した補正パラメータPA25を作成しておけば、色味25から補正パラメータPA25のみで色味11を得ることができる。これは、時間帯3のPA32、PA33、PA35についても同様である。このような補正パラメータの合成については、様々な方法があり、例えば、補正パラメータがルックアップテーブルであれば、一方のルックアップテーブルの出力と他方のルックアップテーブルの入力とを繋げたものを合成補正パラメータとする方法がある。この場合、一方のルックアップテーブルの入力側にオブジェクトの色味を入力することで、他方のルックアップテーブルの出力側からは、補正後の色味が出力されることになる。また、補正パラメータが色補正行列である場合には、それぞれの補正行列同士の積を合成補正パラメータとする方法がある。
このような合成補正パラメータは、例えば、第1の補正パラメータ生成部202や第2の補正パラメータ生成部203による補正パラメータの生成が完了すると、オブジェクト色味補正部204が、これらの補正パラメータを用いて生成する。ステップS306において、幾つかの補正パラメータを用いて色味を変換するのか、それとも該幾つかの補正パラメータを合成した合成補正パラメータを用いて色味を補正するのか、について、本実施形態では何れの形態であっても良い。
また、時間帯2におけるカメラ4によるオブジェクトの色味24については、補正しないか若しくは予め設定されたデフォルトの補正パラメータを用いて補正するようにする。そして時間帯3以降についても、時間帯2と同様にして、色味を絶対基準カメラの色味に統一させる。
なお、ステップS304,S305の処理、即ち、図5,6のフローチャートに従った処理は、準基準時間帯における処理である。すなわち、準基準時間帯内で複数台のネットワークカメラ112によって撮像された撮像画像群のうち、グループごとに共通のオブジェクトの撮像画像を用いて、補正パラメータを求める。
以上説明した図3〜6のフローチャートに従った処理により、外部記憶装置104には、カメラ間での観察条件の違いや時間の経過に応じた観察条件の変化による影響を排除した色味を有するオブジェクトが登録される。然るに、同じオブジェクトであっても、カメラ間での観察条件の違いや時間の経過に応じた観察条件の変化による影響によって異なるオブジェクトとして識別される可能性を極力軽減させることができる。
なお、上記の例では、オブジェクトは、その色味を補正パラメータを用いて補正してから外部記憶装置104に登録したが、補正のタイミングは登録前に限るものではない。例えば、オブジェクトを、色味を補正せずに、対応する補正パラメータと関連づけて外部記憶装置104に登録するようにしてもよい。この場合、クエリ画像を用いたオブジェクト検索時に、オブジェクトを該オブジェクトと関連づけられている補正パラメータを用いて補正してから該クエリ画像と照合するようにしても良い。この照合では、上記のような、「色への依存度が低い特徴量」ではなく、様々な特徴量を用いて構わない。この「様々な特徴量」は、色味を補正したオブジェクトから抽出される特徴量である。
なお、補正パラメータの生成方法については周知技術である。そのため、上記では別段詳しくは触れなかったが、例えば、オブジェクトが人物である場合、一方の人物の顔領域中の肌領域の色味を、他方の人物の顔領域中の肌領域の色味に近づけるようなパラメータとして生成する。
また、補正パラメータの算出とそれを用いた色補正画像の生成には、次のような方法がある。例えば、特開2009−49759号公報に記されているように、オブジェクト内の複数の対応点を求めて、その対応点同士の色の異なりから、ルックアップテーブルを構成し、該ルックアップテーブルを補正パラメータとしてもよい。また、このような補正パラメータを用いた色補正では、入力画像の画素ごとにルックアップテーブルを参照して異なる色に置き変えていくことで色補正が達成される。
あるいは、特許第4715527号に記されているように、色補正行列を求め、該色補正行列を補正パラメータとしてもよい。また、このような色補正行列を用いた色補正では、入力画像の画素ごとに色補正行列をかけることで、異なる色に置き変えていく。
また、肌の色、服の色、髪の色など、使用する特徴量が色情報そのものを持つ場合は、画像自身の補正をせずに、特徴量を補正することが可能な場合もある。
ステップS503で求めた何れの類似度も規定の閾値を超えていない場合、ステップS503では更に、直近の補正パラメータ生成期間の更に1つ過去の補正パラメータ生成期間におけるそれぞれのオブジェクトの特徴量との類似度を求めるようにしても良い。このように、過去の補正パラメータ生成期間におけるそれぞれのオブジェクトの特徴量との類似度の何れも規定の閾値を超えていない場合には、更に過去の補正パラメータ生成期間におけるそれぞれのオブジェクトの特徴量との類似度を求めるようにしても良い。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、オブジェクトの色味を補正する目的(補正パラメータを求めた目的)は、クエリ画像に基づくオブジェクト検索の精度を向上させることにあった。しかし、オブジェクトの色味を補正する目的はこれに限るものではない。
例えば、オブジェクトを一覧表示する際に、それぞれのオブジェクトの色味を揃えて表示するために、上記の補正パラメータを用いても構わない。この一覧表示するオブジェクトは、検索結果としてのオブジェクトであっても良いし、ユーザが入力デバイス109を操作することで指定したオブジェクトであっても良い。
なお、上記の「オブジェクト」は、ネットワークカメラ112が観察対象とするものであれば如何なるものであっても良く、人であっても良いし、構内を清掃する清掃車であっても良い。
また、上記の例では、共通オブジェクトとは「同じオブジェクト」であったが、全く同じでなくても良く、部分的に異なるオブジェクトであっても良い。例えば、同じ制服を着用しているそれぞれの職員を共通オブジェクトとしてもよい。その場合は、人物の弁別の代わりに、同じ制服か否かの弁別を行うことになる。このように、共通オブジェクトとして用いるオブジェクトは、オブジェクト間で一方を他方に色補正を行うためのものであって、オブジェクト間に規定の対応関係を有するようなオブジェクトであれば、どのようなオブジェクトであっても構わない。
また、オブジェクトの抽出処理では、撮像画像からオブジェクトを切り出すのではなく、その領域を規定する情報を収集するようにしても構わない。その場合、オブジェクトの色味を補正する際には、該情報が規定する領域内の色味を補正し、該補正の後で該領域内の画像を切り出してオブジェクトとして外部記憶装置104に登録するようにしても良い。
また、オブジェクトが清掃車などの場合は、清掃車の色を用いて補正パラメータを生成するようにしても構わない。清掃車を多色塗装することで、カラーパッチを用いたときと同じような複数色の色味を補正するパラメータを生成することも可能である。また、職員の制服の色を利用することも可能である。その場合は、人物の弁別を行う必要が無くなり、制服着用有無のみの判断をすることで色補正が可能となる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
202:第1の補正パラメータ生成部 203:第2の補正パラメータ生成部 204:オブジェクト色味補正部

Claims (11)

  1. 第2の撮像装置が第1の時間帯において撮像した第2のオブジェクトの色味を基準となる第1の撮像装置が該第1の時間帯において撮像した第1のオブジェクトの色味に補正するための第1のパラメータを用いて、前記第1の時間帯の後の第2の時間帯において前記第2の撮像装置が撮像するオブジェクトの色味を補正する第1の補正手段と、
    前記第2の時間帯よりも後の第3の時間帯において第3の撮像装置が撮像した第3のオブジェクトが前記第1のオブジェクトに対応する場合には、該第3のオブジェクトの色味を前記第1の撮像装置が前記第1の時間帯において撮像した前記第1のオブジェクトの色味に補正するための第2のパラメータを用いて、前記第3のオブジェクトが前記第2のオブジェクトに対応する場合には、前記第3のオブジェクトの色味を前記第2の撮像装置が前記第1の時間帯において撮像した前記第2のオブジェクトの色味に補正するための第3のパラメータと前記第1のパラメータとを用いて、前記第3の時間帯の後の第4の時間帯において前記第3の撮像装置が撮像するオブジェクトの色味を補正する第2の補正手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の補正手段は、前記第3のオブジェクトが前記第2のオブジェクトに対応する場合には、前記第3のパラメータと前記第1のパラメータとを合成したパラメータを用いて、前記第4の時間帯において前記第3の撮像装置が撮像するオブジェクトの色味を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の補正手段は、
    前記第3の時間帯において第4の撮像装置が撮像した第4のオブジェクトが前記第3のオブジェクトに対応する場合には、該第4のオブジェクトの色味を前記第3の時間帯において前記第3の撮像装置が撮像した前記第3のオブジェクトの色味に補正するための第4のパラメータと、前記第3のオブジェクトが前記第1のオブジェクトに対応する場合には前記第2のパラメータ、前記第3のオブジェクトが前記第2のオブジェクトに対応する場合には前記第3のパラメータ及び前記第1のパラメータ、を用いて、前記第4の時間帯において前記第4の撮像装置が撮像するオブジェクトの色味を補正する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1のオブジェクト、前記第2のオブジェクト、前記第3のオブジェクト、前記第4のオブジェクトは同じオブジェクトであることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1のオブジェクト、前記第2のオブジェクト、前記第3のオブジェクト、前記第4のオブジェクトは互いに部分的に異なるオブジェクトであることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の時間帯、前記第2の時間帯、前記第3の時間帯、前記第4の時間帯のそれぞれは、定期的若しくは不定期的に設けられる時間帯であり、互いに異なる時間帯であることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の時間帯、前記第2の時間帯、前記第3の時間帯、前記第4の時間帯は、前記第1の撮像装置及び前記第2の撮像装置が色味調整を行う機能を有している場合には、色味調整値が規定値を超えたタイミングの近傍の時間帯であり、互いに異なる時間帯であることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  8. 更に、
    前記第1の補正手段が補正したオブジェクトと前記第2の補正手段が補正したオブジェクトとを登録する登録手段を備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 更に、
    クエリ画像を取得する手段と、
    前記クエリ画像に基づいて前記登録手段が登録したオブジェクトに対する検索を行う検索手段と
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の第1の補正手段が、第2の撮像装置が第1の時間帯において撮像した第2のオブジェクトの色味を基準となる第1の撮像装置が該第1の時間帯において撮像した第1のオブジェクトの色味に補正するための第1のパラメータを用いて、前記第1の時間帯の後の第2の時間帯において前記第2の撮像装置が撮像するオブジェクトの色味を補正する第1の補正工程と、
    前記画像処理装置の第2の補正手段が、前記第2の時間帯よりも後の第3の時間帯において第3の撮像装置が撮像した第3のオブジェクトが前記第1のオブジェクトに対応する場合には、該第3のオブジェクトの色味を前記第1の撮像装置が前記第1の時間帯において撮像した前記第1のオブジェクトの色味に補正するための第2のパラメータを用いて、前記第3のオブジェクトが前記第2のオブジェクトに対応する場合には、前記第3のオブジェクトの色味を前記第2の撮像装置が前記第1の時間帯において撮像した前記第2のオブジェクトの色味に補正するための第3のパラメータと前記第1のパラメータとを用いて、前記第3の時間帯の後の第4の時間帯において前記第3の撮像装置が撮像するオブジェクトの色味を補正する第2の補正工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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