JP6595425B2 - 機械の制御装置 - Google Patents
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特許文献2には、緊急地震速報に基づき、シーケンス制御においてその緊急災害度に対応して緊急時対応シーケンスプログラムを実行すると共に、その緊急地震速報の解析結果または、未解析の生の緊急災害情報を、ローカルネットワーク通信部から他のプログラマブルコントローラに、ネットワーク中継器を介してまたは直接送信することができる、技術が開示されている。
特許文献4には、緊急地震速報を受信に応答して、工作機械に備わった工具を加工済経路に沿って退避させ、機械軸や工具やワークを損傷しない位置に停止する技術が開示されている。
特許文献6には、工場の工学的基盤の振動と、地表面の振動を検出し、両者の計測結果で判断を行う地震災害防止システムが開示されている。当該地震災害防止システムは、工場内の各機械を順次シャットダウンすることも可能である。
また、耐震性の整った工場では地震による振動を大幅に抑制することが可能である。そのため、緊急地震速報の地震の震度の予想に基づいて加工機の停止を行うことは、不必要に加工機を停止することになり、加工機の稼働率の低下を来すことになる。
前記機械が前記外力を受けない時に取得される物理量は、前記機械が正常時な稼働状態において、前記機械の前記駆動部の動作に同調する物理量である。
前記機械が前記外力を受けない時に取得される物理量は、複数の動作条件下での実験値と理論式から算出した理論値である。
前記機械の制御装置は、前記地震警告レベルを、最大加速度、最大速度、周期の少なくとも一つに基づいて各レベルの境界値を設定する。
前記機械の制御装置は、前記地震警告レベルに基づいてどの地点の機械まで地震警告情報を送信するかを設定するデータ送信地点設定部を更に有する。
前記機械の制御装置において、前記状態観測部は、前記機械に搭載されたモータの負荷トルク、モータ負荷電流、モータの位置センサの検出位置、モータの位相センサの検出位置、力や圧力を検出するロードセルの検出値、のうちの少なくとも一つを取得する。
前記機械の一つである加工機と、前記機械の一つである前記加工機の周辺装置を含み、前記機械の制御装置を備えた加工システムを構成できる。
図1は地震発生時に停止する機能を有する加工システムの一実施形態を示す図であり、本発明の一実施形態における加工システムの一つの例である射出成形システムの概略構成を示す図である。本実施形態の射出成形システム1は、加工機の一つである射出成形機2、周辺装置の一つである成形品取出しロボット5、成形品を搬送するコンベア、金型内にインサート品を挿入するインサート品挿入装置などの周辺装置などから構成され、これらの装置を駆動するために駆動用モータなどが用いられる。射出成形機2は射出成形機の制御装置3によって制御される。また、成形品取出しロボット5はロボットの制御装置4によって制御される。なお、前記加工システムを構成する加工機や周辺装置を総称して駆動部を有する機械という。
(スペクトルの差分)=(検知した物理量のスペクトル)−(稼働時正常物理量のスペクトル)
を監視しておき、所定の値以上のピークがプラス方向に出現したら地震性物理量を検知したと判定するようにしてもよい(図5C)。なお、FFT解析のタイミングによっては稼働時正常物理量のスペクトルに存在するピークに対し、検知した物理量のスペクトルからピークが減少あるいは消滅している可能性があり、その場合の差分はマイナス方向のピークが出現するが、これは新たな物理量に起因するピークではないので、地震性物理量としては検出させない。
Mc 型締部
Mb 機台
1 加工システム
2 射出成形機
3 制御装置
4 制御装置
5 成形品取出しロボット
6 他の加工システム
7 集中管理システム
20 固定プラテン
21 リアプラテン
22 可動プラテン
23 エジェクタ前後進モータ
24 タイバー
25 トグル機構
26 エジェクタ機構
27 可動側金型
28 固定側金型
29 トグル機構駆動モータ
30 シリンダ
31 ホッパ
32 スクリュ回転モータ
33 スクリュ前後進モータ
34 スクリュ
35 射出部前後進モータ
36 リアプラテン前後進モータ
37 サーボアンプ
40 プロセッサ
41 バス
42 サーボインタフェース
43 ROM
44 RAM
45 表示装置付入力装置用インタフェース
46 表示装置付入力装置
50 センサ群
54 成形条件設定記憶部
55 稼働状態変更部
56 物理量データ記憶部
57 モニタデータ処理部
58 地震性振動検知部
59 表示制御部
60 異常判定部
61 擬似地震性振動検出部
62 擬似地震性振動レベル設定部
63 地震警告レベル設定部
64 地震警告情報出力部
65 地震警告情報入力部
70 加振機
Claims (19)
- 駆動部を有する機械の稼働状態に関する物理量を取得する前記機械の制御装置であって、
前記機械の稼働時に地震による外力を受け前記機械が振動した時に、前記物理量に基づいて、前記機械に前記地震による外力が掛かったことを検知する地震性振動検知部と、
前記駆動部が停止中に前記機械を意図的に外力により振動させた際に取得される物理量を、疑似地震性振動として検出する疑似地震性振動検出部と、
前記疑似地震性振動の検出値の大きさをレベル分けするための1つ以上の境界値を設定する疑似地震性振動レベル設定部と、
前記疑似地震性振動レベル設定部が設定した前記レベル分けに基づいて、地震警告レベルを設定する地震警告レベル設定部と、
を備えたことを特徴とする前記機械の制御装置。 - 駆動部を有する機械の稼働状態に関する物理量を取得する前記機械の制御装置であって、
前記機械の稼働時に地震による外力を受け前記機械が振動した時に、前記物理量に基づいて、前記機械に前記地震による外力が掛かったことを検知する地震性振動検知部を備え、
前記取得される物理量は、
前記機械に搭載されたモータの負荷トルク、モータ負荷電流、モータの位置センサの検出位置、モータの位相センサの検出位置、力や圧力を検出するロードセルの検出値、のうちの少なくとも一つである、
ことを特徴とする前記機械の制御装置。 - 前記地震性振動検知部によって検知された外力に基づいて、前記機械の稼働状態を変更する稼働状態変更部、
を備えた請求項1または2に記載の前記機械の制御装置。 - 前記地震性振動検知部は、更に、前記機械が前記外力を受けない時に取得される物理量に基づいて、前記機械に地震による外力が掛かったことを検知する、
請求項1〜3のいずれか1つに記載の前記機械の制御装置。 - 前記機械が前記外力を受けない時に取得される物理量は、
前記機械が正常な稼働状態において、前記機械の前記駆動部の動作に同調する物理量である、
請求項4に記載の前記機械の制御装置。 - 前記機械が前記外力を受けない時に取得される物理量は、複数の動作条件下での実験値と理論式から算出した理論値である、
請求項4または5に記載の前記機械の制御装置。 - 前記地震性振動検知部は、
前記機械の稼働時に外力を受け前記機械が振動した時に取得される物理量と、前記機械が前記外力を受けない時に取得される物理量との差分、
または、
前記機械の稼働時に外力を受け前記機械が振動した時に取得される物理量と、前記機械が前記外力を受けない時に取得される物理量のFFT解析に基づいて、前記機械に前記地震による外力が掛かったことを検知する、
請求項4〜6のいずれか1つに記載の前記機械の制御装置。 - 前記機械は、前記機械が前記外力を受けない時に取得される物理量と、前記機械の各駆動部の動作条件とを、組み合わせて記憶する、
請求項4〜7のいずれか1つに記載の前記機械の制御装置。 - 前記駆動部が停止中に前記機械を意図的に外力により振動させた際に取得される物理量を、疑似地震性振動として検出する疑似地震性振動検出部と、
前記疑似地震性振動の検出値の大きさをレベル分けするための1つ以上の境界値を設定する疑似地震性振動レベル設定部と、
前記疑似地震性振動レベル設定部が設定した前記レベル分けに基づいて、地震警告レベルを設定する地震警告レベル設定部と、
を有する請求項2に記載の前記機械の制御装置。 - 設定された前記地震警告レベルと前記地震性振動の検出値に基づいて、地震警告情報を他の機械、または、前記機械を管理する集中管理システムに出力する地震警告情報出力部と、
前記他の機械、または、前記集中管理システムからの前記地震警告情報を入力する地震警告情報入力部と、
を有する請求項1または9に記載の前記機械の制御装置。 - 機械ごとにどの地震警告レベルで緊急停止するかを予め設定する緊急停止レベル設定部を更に有する請求項10に記載の前記機械の制御装置。
- 前記地震警告レベルは、最大加速度、最大速度、周期の少なくとも一つに基づいて各レベルの境界値を設定する、
請求項1、9〜11のいずれか1つに記載の前記機械の制御装置。 - 前記地震警告レベルに基づいてどの地点の前記機械まで地震警告情報を送信するかを設定するデータ送信地点設定部を更に有する請求項1、10〜12のいずれか1つに記載の前記機械の制御装置。
- 各機械間の距離を記憶する機械間距離記憶部を更に有し、
前記機械間距離に基づいて前記データ送信地点設定部による地点設定を自動で行う請求項13に記載の前記機械の制御装置。 - 前記地震性振動検知部が、予め設定した所定時間以上、前記機械に外力が掛かっていることを検知したら、地震警告情報を出力することを特徴とした請求項1〜14のいずれか1つに記載の前記機械の制御装置。
- 複数の地震警告情報が届いた場合に、前記機械の緊急停止を実行する請求項10〜15のいずれか1つに記載の前記機械の制御装置。
- 前記稼働状態変更部は、前記駆動部を予め設定した速度以下に減速させた後に急停止させる、請求項3に記載の前記機械の制御装置。
- 前記取得される物理量は、
前記機械に搭載されたモータの負荷トルク、モータ負荷電流、モータの位置センサの検出位置、モータの位相センサの検出位置、力や圧力を検出するロードセルの検出値、のうちの少なくとも一つである、
請求項1に記載の前記機械の制御装置。 - 前記機械の一つである加工機と前記機械の一つである前記加工機の周辺装置を含み、請求項1〜18のいずれか1つに記載の前記機械の制御装置を備えたことを特徴とする加工システム。
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JP2016166272A JP6595425B2 (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | 機械の制御装置 |
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ID=61303500
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JP2016166272A Active JP6595425B2 (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | 機械の制御装置 |
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