JP6594388B2 - ワイパーブレード用カバー部材 - Google Patents

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本発明は、寒冷地等で防水のために使用されるワイパーブレードに用いられるワイパーブレード用カバー部材に関する。
寒冷地(降雪地)等において用いられるワイパーブレードには、ワイパーブレード本体(払拭部材を支持する支持部)を覆うカバー部材(例えばゴム製のフード)を備えたものがある。このようなフード付きワイパーブレード(いわゆるウインターブレード)においては、フードがワイパーブレード本体の内側への雪や水の浸入を防ぐことにより、雪や凍結した水等がワイパーブレードの機能(例えば、支持部を構成する複数のレバーの回動動作)を阻害してしまうことが防止されるようになっている。
特開2014−4846号公報 特開2012−224126号公報
このようなカバー部材付きのワイパーブレードにおいては、カバー部材の内側に収容されたワイパーブレード本体によって、カバー部材の外側に配置された払拭部材(ブレードラバー)を支持する必要がある。このため、カバー部材には、払拭部材の一部(頭部)を収容する凹部が設けられるようになっている。
このようなカバー部材の凹部は、払拭部材の頭部の形状に合わせて、コの字型断面を有するように成形されていた。しかしながら、このようなコの字型断面の凹部を成形する場合、コの字型断面の最奥部の端面両側の角部において成形用の型に摩耗が発生し易く、また、形品に形成された角部においては、クラックが発生し易いという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、成形用の型に摩耗が生じ難く、成形品にクラックが発生し難いワイパーブレード用カバー部材を提供することを目的とする。
本発明は、ワイパーブレードに備えられるブレード支持部材を被覆するワイパーブレード用カバー部材において、下端部に、前記ワイパーブレードの払拭部材の少なくとも一部を収容する凹部を備え、前記凹部における屈曲部分が曲面形状で形成されており、両側の側部に、上側側面部と、前記上側側面部の下方に連なる下側側面部を備え、前記ワイパーブレード用カバー部材が前記ワイパーブレードに組み込まれる前の状態において、両側の前記上側側面部は、下側に向かうにしたがって互いの幅が広がるように傾斜しており、両側の前記下側側面部は、下側に向かうにしたがって互いの幅が狭まるように傾斜している。
前記凹部は、端面と前記端面の両側の側面を有し、前記端面と前記側面の間の屈曲部分が、曲面形状で形成されていてもよい。
前記凹部の端面と、前記凹部への収容時に前記凹部の端面に接触する前記払拭部材の部分は、いずれも平坦面であってもよい。
前記両側の上側側面部と、前記両側の下側側面部は、いずれも、成型時における金型の開口部に向けて互いの幅が広がるように傾斜していてもよい。
本発明によれば、カバー部材(例えばフード10)において、払拭部材(例えば払拭部21)の少なくとも一部(例えば頭部21A)を収容する凹部(例えば凹部12)において、屈曲部分は曲面形状で形成される。例えば、凹部の端面(例えば端面13)と両側の側面(例えば側面14)の間の屈曲部分(例えばR部15)は、曲面形状とされる。したがって、凹部内には角部が存在しないようにできるので、カバー部材の成形時に成形用の型に発生する摩耗を低減することができる。また、成形品には角部が形成されないので、角部におけるクラックの発生を防止することができる。
また、凹部の端面(例えば端面13)と、凹部の端面に接触する払拭部材の部分(例えば頭部21Aの上端面)を、いずれも平坦面とすれば、払拭部材は、端面に適切に接触した状態で凹部内に適切に装着されるので、組み付け性が向上する。
カバー部材の両側の側面部(例えば上側側面部16、下側側面部17)を、成型時における金型(例えば上側金型41、下側金型42)の開口部に向けて互いの幅が広がるように傾斜させれば、成形品の金型からの取り外しをスムーズに行うことができ、成形による製造工程を効率化することができる。
本発明の実施形態のカバー部材を備えたワイパーブレード1の全体構成を示す側面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の実施形態のカバー部材を示す断面図である。 本発明の実施形態のカバー部材の成形の様子を示す断面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
図1及び図2には、本実施形態のカバー部材であるフード10を備えたワイパーブレード1を示す。なお、図1においては、フード10を断面とすることにより、フード10内に収容される構成が図示されている。
図示されるように、ワイパーブレード1は、被払拭面(例えば車両のガラス面)を払拭する払拭部材であるブレード部2と、ブレード部2を支持する支持部3と、支持部3の外側を被覆するカバー部材であるフード10と、支持部3の両側端部に設けられてフード10の端部を閉止するエンドキャップ4を備えている。
ブレード部2は、ワイパーブレード1の下部に配置された払拭部21と、払拭部21に沿って配置されたバーティブラ22とを備えている。払拭部21は、払拭部材の本体を構成する長尺部材であり、例えばゴムから形成され、上側(支持部3側)の頭部21Aと、下側(被払拭面側)の脚部21Bと、頭部21Aと脚部21Bの間で幅の狭くなった首部21Cとを備えている。ワイパーブレード1の使用時には、脚部21Bの下端が被払拭面上に接触して配置され、被払拭面に沿って動かされることにより、被払拭面が払拭されるようになっている。なお、頭部21Aの上端面は、平坦面となっている。
バーティブラ22は、払拭部21と略同じ長さを有する長尺部材であって、例えば金属から形成されている。バーティブラ22によって、支持部3から払拭部21に及ぼされる力が払拭部21の長手方向全体にわたって均等に分散される。バーディブラ22は、払拭部21の頭部21Aがちょうど収容されるような略コの字型断面形状を有しており、このコの字型断面の下端から内側に延び出す両側の保持片22Aが頭部21Aを下側から抱え込むように配置されることにより、頭部21Aに対して装着されるようになっている。
支持部3は、長手方向の中央に配置されたプライマリレバー31と、プライマリレバー31の両側端部に回動可能に連結されたセカンダリレバー32と、セカンダリレバー32の一端(ワイパーブレード1の長手方向の外側の端部)に回動可能に連結されたヨークレバー33から構成されている。セカンダリレバー32の他端(ワイパーブレード1の長手方向の内側の端部)とヨークレバー33の両側端部は、それぞれブレード部2を把持するための爪部34、35となっている。一方、プライマリレバー31の上部には、クリップホルダ36が設けられ、このクリップホルダに装着された結合部材(図示せず)を介して、ワイパーアーム(図示せず)への連結がなされるようになっている。
図3にワイパーブレード1に組み込まれる前の状態を断面で示すように、フード10は、可撓性を有する筒状部材であり、例えばゴムから形成されている。支持部3は、フード10の中空部11(筒形状の内側)に収容されることにより、全体がフード10により覆われている。一方、フード10の下端部の外側面には、払拭部21の頭部21Aが収容(装着)される凹部12が形成されている。
図2によく示されるように、ブレード部2の払拭部21は、頭部21Aが凹部12内に収容された状態でフード10の外側に、またバーティブラ22は、フード10の中空部11内に、それぞれ配置されている。これにより、払拭部21の頭部21Aとバーディブラ22の間には、フード10の一部が挟み込まれた状態となっている。
図3によく示されるように、フード10の凹部12は、最奥部の平坦な端面13と、端面13の両側に連なる両側の側面14と、端面13と両側の側面14の間の屈曲部分である両側のR部15を有している。R部15は、なだらかな曲面形状(R形状)で形成されている。これにより、凹部12内には、いっさい角部が存在しないようになっている。したがって、角部において生じやすいクラックの発生を適切に防止することができる。また、端面13は、払拭部21の頭部21Aの上端面と同様に、平坦面となっているので、頭部21Aは、上端面が端面13に適切に接触した状態で、凹部14内に適切に収容されるようになっている。
凹部12の両側側面14は、略平坦な形状となっており、凹部12の下端部18A側に、内側に向いた張り出しが存在しない形状(アンダーレス形状)になっている。したがって、フード10のブレード部2への組み付け作業の際には、張り出し部分が存在しない凹部12に対して、払拭部21の頭部21Aが凹部12内にスムーズに装着されるようになっている。なお、フード10がブレード部2に組み付けられた後には、凹部12の下端部18Aは、図2に示すように、払拭部21の首部21C側に弾性変形した状態となる。
フード10の両側の側部は、略平坦な上側側面部16と、上側側面部16の下方に連なる略平坦な下端側面部17とから構成されている。両側の上側側面部16は、下側に向かうにしたがって互いの幅が広がるように(裾広がりとなるように)傾斜している。一方、両側の下側側面部17は、上側側面部16と反対向きに傾斜しており、下側に向かうにしたがって互いの幅が狭まるようになっている。
なお、フード10は、凹部12のR部15以外の屈曲部分も、角型ではなく、R形状(曲面形状)に形成されている。すなわち、凹部12の下端部18A、上側側面部16と下側側面部の間の屈曲部18B、上側側面部16の上端部18Cも、いずれもR形状となっている。これにより、下端部18A、屈曲部18B、上端部18Cにおいても、成形時に余肉が生じ難くなっている。
図4には、フード10の成形による製造の様子を断面図で示す。図示されるように、フード10は、上側金型41、下側金型42、中子43を使用して、例えばコンプレッション成形、トランスファ成形、ディップ成形等の任意の成形方法により形成される。このような成形において、フード10の凹部12内の屈曲部分は曲面形状のR部15で形成されており、フード10の内周面には角部が存在していないので、角部において生じやすいクラックの発生を適切に防止できる。上側金型41と下側金型42は、内周面に角部が存在しないため、摩耗が生じ難い。
また、上側金型41により成形される上側側面部16と、下側金型42により成形される下側側面部17は、それぞれ上側金型41と下側金型42の開口部に向けて幅が広くなっていく形状を有しているので、成形品の金型からの引き抜きをスムーズに行うことができる。よって、フード10の製造効率が向上する。
なお、上記実施形態では、凹部12において曲面形状とされる屈曲部分は、端面13と両側側面14の間のR部15だけであったが、本発明はこのような形態に限られるものではない。凹部内に収容される払拭部材の頭部形状に応じて生じる屈曲部分は、いずれも曲面形状とすることができる。
1 ワイパーブレード
2 ブレード部
3 支持部
4 エンドキャップ
10 フード
11 中空部
12 凹部
13 端面
14 側面
15 R部
16 上側側面部
17 下側側面部
21 払拭部
21A 頭部
21B 脚部
21C 首部
22 バーティブラ
22A 保持片
31 プライマリレバー
32 セカンダリレバー
33 ヨークレバー
34 爪部
35 爪部
36 クリップホルダ

Claims (4)

  1. ワイパーブレードに備えられるブレード支持部材を被覆するワイパーブレード用カバー部材において、
    下端部に、前記ワイパーブレードの払拭部材の少なくとも一部を収容する凹部を備え、
    前記凹部における屈曲部分が曲面形状で形成されており、
    両側の側部に、上側側面部と、前記上側側面部の下方に連なる下側側面部を備え、
    前記ワイパーブレード用カバー部材が前記ワイパーブレードに組み込まれる前の状態において、両側の前記上側側面部は、下側に向かうにしたがって互いの幅が広がるように傾斜しており、両側の前記下側側面部は、下側に向かうにしたがって互いの幅が狭まるように傾斜しているワイパーブレード用カバー部材。
  2. 前記凹部は、端面と前記端面の両側の側面を有し、前記端面と前記側面の間の屈曲部分が、曲面形状で形成されている請求項1に記載のワイパーブレード用カバー部材。
  3. 前記凹部の端面と、前記凹部への収容時に前記凹部の端面に接触する前記払拭部材の部分は、いずれも平坦面である請求項2に記載のワイパーブレード用カバー部材。
  4. 前記両側の上側側面部と、前記両側の下側側面部は、いずれも、成型時における金型の開口部に向けて互いの幅が広がるように傾斜している請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイパーブレード用カバー部材。
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