JP6592861B2 - 観察装置 - Google Patents

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Description

本発明は、観察装置に関するものである。
例えば、特許文献1に示すように、LNG(Liquefied Natural Gas)タンクの内部を観察するために、カメラを搭載した観察装置が用いられている。この観察装置は、タンク内部の広い領域を観察可能とするために、ケーブルの下端に取り付けられた撮像ユニットのチルト角等を調整するための角度調整機構を備えている。
このような観察装置では、撮像ユニットがLNGタンクの天井部に設けられたノズルを用いてLNGタンクの内部に入れられる。ただし、LNGタンクに設けられたノズルは、LNGタンクへのガス供給等のために設けられており、孔径が観察装置の撮像ユニットに対して十分に大きくない。このため、撮像ユニットをLNGタンクの内部に投入する場合には、撮像ユニットを平面視における投影面積が最も小さくなる姿勢とする必要がある。例えば、撮像ユニットが撮像方向に沿って長い形状である場合には、撮像ユニットは、撮像方向が真下を向く姿勢とされた状態でノズルを通過させられる。
特開平9−43030号公報
ところで、LNGタンクのより安定的な運用のためには、何らかの理由により観察装置が故障した場合のことを想定し、このような場合であっても容易に撮像ユニットをLNGタンクから取り出せる対策を施しておくことが望ましい。このため、従来の観察装置においては、角度調整機構における動力伝達機構として電磁クラッチを用い、無通電時には、自重により撮像ユニットが平面視における投影面積が最も小さくなる姿勢となるように設計していた。これにより、非常時であっても、撮像ユニットをノズルから抜き出すことが可能となる。しかしながら、電磁クラッチを用いると動力伝達系が複雑になり、角度調整機構が大型化してしまうという問題がある。
なお、撮像ユニット自体の角度調整を行わず、撮像ユニットの撮像方向を常に下方に向け、撮像ユニットの下側に配置した鏡を回動させることにより、広い領域を観察可能とした観察装置も用いられている。このような観察装置によれば、撮像ユニットの姿勢が変化しないことから、非常時であっても容易にノズルから撮像ユニットを抜き出すことができる。しかしながら、鏡による反射を利用する構造上、視野範囲が狭い等の問題生じる。
また、このような課題は、LNGタンクの内部を観察する観察装置に限られるものではなく、直径が小さな開口部に撮像ユニットを通して開口部の先の空間を観察する観察装置の全般に生じるものである。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、開口部に対して撮像ユニットを通過させ、開口部の先の空間を観察する観察装置において、電磁クラッチを用いることなく、万が一の故障時であっても容易に撮像ユニットを開口部から抜出可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、観察装置であって、支持基体と、撮像装置が搭載された撮像ユニットと、傾動可能に上記支持基体に対して上記撮像ユニットを磁気結合する磁気カップリングと、上記撮像ユニットを傾動させる駆動部とを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記磁気カップリングが、環状に配列される複数の磁石を有すると共に上記支持基体に固定される第1マグネットプレートと、上記第1マグネットプレートと同一レイアウトで配列された極性の異なる複数の磁石を有すると共に上記撮像ユニットに固定される第2マグネットプレートとを備えるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、周方向に隣り合う磁石の極性が異なるという構成を採用する。
第4の発明は、上記第2または第3の発明において、上記第1マグネットプレート及び上記第2マグネットプレートが、環状に一列に配列された上記磁石からなる磁石列を同心状に複数列有するという構成を採用する。
第5の発明は、上記第2〜第4いずれかの発明において、上記撮像ユニットが、上記撮像装置及び上記第2マグネットプレートを収容する断熱ケースを有するという構成を採用する。
第6の発明は、上記第5の発明において、上記断熱ケースが、真空領域を挟んで配置されるインナケース及びアウタケースとを有し、上記撮像ユニットが、上記真空領域に配置されるとガス吸着触媒をさらに有するという構成を採用する。
本発明によれば、撮像ユニットが支持基体に対して磁気カップリングにより磁気結合されている。このため、撮像ユニットと支持基体との結合強度は、機械的に撮像ユニットと支持基体とを結合した場合と比較して低い。したがって、仮に撮像ユニットが開口部に引っ掛る姿勢であったとしても、撮像ユニットが開口部の周囲と干渉して押されることにより、撮像ユニットが支持基体に対してスリップし、最終的に撮像ユニットの姿勢を開口部が通過できる姿勢とすることができる。よって、本発明によれば、開口部に対して撮像ユニットを通し、開口部の先の空間を観察する観察装置において、電磁クラッチを用いなくとも、万が一の故障時であっても容易に撮像ユニットを開口部から抜き出すことが可能となる。
本発明の一実施形態における観察装置の外観図であり、(a)が撮像ユニットを水平姿勢とした状態を示し、(b)が撮像ユニットを鉛直姿勢とした状態を示している。 本発明の一実施形態における観察装置が備える支持フレーム及びフレキシブルプリント配線板を主として示す図であり、(a)が側面図であり、(b)が(a)を矢印A方向から見た正面図である。 本発明の一実施形態における観察装置が備える撮像ユニットを示す図であり、(a)が横断面図であり、(b)が縦断面図である。 本発明の一実施形態における観察装置が備える磁気カップリングの模式図である。 (a)が本発明の一実施形態における観察装置が備えるフレーム側マグネットプレートの正面図であり、(b)が本発明の一実施形態における観察装置が備える撮像ユニット側マグネットプレートの正面図である。 本発明の一実施形態における観察装置が備える撮像ユニットが最大迎角姿勢である状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態における観察装置の変形例が備えるフレーム側マグネットプレートの正面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る観察装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態の観察装置1の外観図であり、(a)が撮像ユニットを水平姿勢とした状態を示し、(b)が撮像ユニットを鉛直姿勢とした状態を示している。本実施形態の観察装置1は、ケーブルKにより吊り下げ支持されており、このケーブルKが巻取ドラムにより巻取あるいは送り出しされることにより昇降される。この図に示すように、本実施形態における観察装置1は、旋回ユニット2と、支持フレーム3(支持基体)と、撮像ユニット4と、磁気カップリング5(図4参照)と、フレキシブルプリント配線板6と、第1リード線7(図2参照)と、第2リード線8(図2参照)とを備えている。
旋回ユニット2は、本実施形態における観察装置1の上部の部分を構成しており、胴部2aと、回転軸部2bと、不図示の駆動機構とを備えている。胴部2aは、不図示の駆動機構等を収容する略円筒形状の部材である。この胴部2aは、ケーブルKが接続される接続部2a1を上端部に有している。回転軸部2bは、胴部2aの下端部から下方に突出するように設けられており、胴部2aに対して旋回可能に接続されている。この回転軸部2bは、胴部2aの内部に収容された駆動機構と接続されており、駆動機構によって胴部2aに対して鉛直軸を中心に回動可能とされている。このような回転軸部2bの下端部は、支持フレーム3に固定されている。
図2は、支持フレーム3及びフレキシブルプリント配線板6を主として示す図であり、(a)が側面図であり、(b)が(a)を矢印A方向から見た正面図である。なお、図2においては、仮想線にて鉛直姿勢とされた撮像ユニット4を合わせて図示している。支持フレーム3は、フランジ部3aと、上端側フレーム3bと、配線板固定フレーム3cと、取付部3dと、連結フレーム3eと、下端側フレーム3fと、コネクタ3gとを有している。
フランジ部3aは、旋回ユニット2の回転軸部2bの下端に対して固定される円板状の部位である。上端側フレーム3bは、フランジ部3aと連結フレーム3eとを接続する板状の部位である。このような上端側フレーム3bは、図2(b)に示すように、互いに対向して水平方向に離間するように2枚設けられている。配線板固定フレーム3cは、2枚の上端側フレーム3b同士の間に配置された板状の部位であり、各々の上端側フレーム3bの表面に固定されている。この配線板固定フレーム3cは、図2(a)に示すように、上端側フレーム3bの水平方向における片側の縁部に対して固定されている。なお、これらの2枚の上端側フレーム3bと1枚の配線板固定フレーム3cとによって囲まれた空間がフレキシブルプリント配線板6の移動領域とされている。
取付部3dは、フレキシブルプリント配線板6の移動領域側を向く配線板固定フレーム3cの表面であって、連結フレーム3e側の端部の近傍に設置されている。この取付部3dは、フレキシブルプリント配線板6の端部が物理的に固定される部位である。連結フレーム3eは、上端側フレーム3bと下端側フレーム3fとを連結するフレームであって、上端側フレーム3bと下端側フレーム3fとの間に設置されている。下端側フレーム3fは、上端部が連結フレーム3eに固定されると共に、下端部が磁気カップリング5のフレーム側マグネットプレート5aと一体的に接続されたプレート状の部位である。このような下端側フレーム3fは、上端側フレーム3bと同様に、互いに対向して水平方向に離間するように2枚設けられている。また、これらの下端側フレーム3fは、図2(a)に示すように、撮像ユニット4の傾動領域を避ける略L型形状となるように切欠部3f1を有している。
コネクタ3gは、フランジ部3aの中央部に設けられている。このコネクタ3gは、第1リード線7によって、フレキシブルプリント配線板6の一端と電気的に接続されている。また、コネクタ3gは、旋回ユニット2の内部配線が接続され、当該内部配線を介してケーブルKと電気的に接続されている。
図3は、撮像ユニット4を示す図であり、(a)が横断面図であり、(b)が縦断面図である。これらの図に示すように、撮像ユニット4は、カメラユニット4aと、モータユニット4bとを備えている。
カメラユニット4aは、カメラ4c(撮像装置)と、カメラブラケット4dと、カメラケース4e(断熱ケース)と、ガス吸着体4f(ガス吸着触媒)とを備えている。カメラ4cは、本実施形態の観察装置1の外部を撮像して撮像データを得ると共に取得した撮像データを出力する。カメラブラケット4dは、カメラケース4eに対して固定されると共にカメラ4cを支持している。このカメラブラケット4dは、カメラケース4eの内部におけるカメラ4cの位置決めを行う。
カメラケース4eは、ベース部4e1と、アウタケース4e2と、インナケース4e3と、透光部4e4とを備えている。ベース部4e1は、アウタケース4e2及びインナケース4e3を支持する環状の部位であり、モータユニット4bとの取付部となっている。アウタケース4e2とインナケース4e3とは、ベース部4e1の径方向に一定の隙間を空けて同軸配置されており、アウタケース4e2が径方向外側に配置され、インナケース4e3が径方向内側に配置されている。これらのアウタケース4e2とインナケース4e3との間の空間は、真空領域Rとされている。つまり、アウタケース4e2とインナケース4e3とは、真空領域Rを挟んで配置されている。このため、アウタケース4e2とインナケース4e3は、外部からの冷熱等の伝達を抑制する断熱ケースとして機能する。
また、アウタケース4e2及びインナケース4e3は、各々がカメラ4cの正面に対して開口部を有している。透光部4e4は、これらの開口部の各々に嵌合されるように2つ設けられている。これらの透光部4e4は、可視光に対して透明な部材により形成されており、カメラユニット4aの内部への外部流体の侵入を防止しかつカメラ4cによる外部の撮像を可能としている。これらの透光部4e4の間の空間も、真空領域Rの一部とされている。
ガス吸着体4fは、インナケース4e3に支持されて、真空領域Rに臨むように配置されている。このガス吸着体4fは、シリカゲルやゼオライト等の多孔質体からなり、真空領域Rに侵入した水分等を吸着することにより、真空領域Rの真空度を維持する。
モータユニット4bは、駆動モータ4g(駆動部)と、モータブラケット4hと、連結機構4iと、モータケース4jと、ガス吸着体4kと、脱落防止軸4mと、コネクタ4nとを備えている。駆動モータ4gは、撮像ユニット4のチルト角を変更するように撮像ユニット4の全体を傾動させる。この駆動モータ4gは、図3(a)に示すように、水平方向に突出する出力軸4g1を有している。また、駆動モータ4gは、出力軸4g1と反対側に突出する従動軸4g2を備えている。この駆動モータ4gは、本発明の駆動部に相当し、本実施形態の観察装置1においては、撮像ユニット4の一部として組み込まれている。ただし、駆動モータ4gを撮像ユニット4の外部に設置することも可能である。
モータブラケット4hは、モータケース4jに対して固定されると共に駆動モータ4gを支持している。このモータブラケット4hは、モータケース4jの内部における駆動モータ4gの位置決めを行う。また、モータブラケット4hは、駆動モータ4gに加えて、連結機構4iを支持している。
連結機構4iは、駆動ギア4i1と、第1ピニオン4i2と、シャフト4i3と、ケース4i4と、軸受4i5と、第2ピニオン4i6と、従動ギア4i7と、第1締結ボルト4i8と、第2締結ボルト4i9とを備えている。
駆動ギア4i1は、駆動モータ4gの出力軸4g1に第1締結ボルト4i8により固定されたギアであり、出力軸4g1の軸に沿った方向から見て出力軸4g1と同心状に配置されている。第1ピニオン4i2は、駆動ギア4i1と噛合されたピニオンであり、シャフト4i3の一端に固定されている。シャフト4i3は、一端に第1ピニオン4i2が固定されると共に、他端に第2ピニオン4i6が固定されており、軸受4i5により回転可能に支持されている。ケース4i4は、シャフト4i3を囲っており、モータブラケット4hに固定されている。軸受4i5は、外輪がケース4i4に固定され、内輪がシャフト4i3に固定され、シャフト4i3を回転可能に支持する。本実施形態においては、軸受4i5は、シャフト4i3の軸に沿って配列されるように2つ設けられている。
第2ピニオン4i6は、従動ギア4i7と噛合されたピニオンであり、シャフト4i3の回転に伴って回転する。従動ギア4i7は、駆動モータ4gの従動軸4g2に第2締結ボルト4i9により固定されたギアであり、従動軸4g2の軸に沿った方向から見て従動軸4g2と同心状に配置されている。第1締結ボルト4i8は、駆動ギア4i1と駆動モータ4gの出力軸4g1とを締結すると共に、磁気カップリング5の後述する一方の撮像ユニット側マグネットプレート5bを駆動ギア4i1に対して締結する。第2締結ボルト4i9は、従動ギア4i7と駆動モータ4gの従動軸4g2とを締結すると共に磁気カップリング5の後述する他方の撮像ユニット側マグネットプレート5bを従動ギア4i7に対して締結する。
このような連結機構4iは、駆動モータ4gによって生成された回転動力を、磁気カップリング5の撮像ユニット側マグネットプレート5bに対して伝達し、2つの撮像ユニット側マグネットプレート5bを同期して回転させる。具体的には、駆動モータ4gの出力軸4g1が回転すると、第1締結ボルト4i8により出力軸4g1と締結された撮像ユニット側マグネットプレート5bが回転される。さらに、第1締結ボルト4i8により出力軸4g1と締結された駆動ギア4i1も回転駆動される。このように、駆動ギア4i1が回転駆動されることにより、第1ピニオン4i2と、シャフト4i3と、第2ピニオン4i6とが回転駆動され、さらには従動ギア4i7も回転駆動される。従動ギア4i7が回転駆動されると、第2締結ボルト4i9により従動ギア4i7に締結された撮像ユニット側マグネットプレート5bが回転される。このため、2つの撮像ユニット側マグネットプレート5bが同期して回転される。
モータケース4jは、ベース部4j1と、アウタケース4j2と、インナケース4j3とを備えている。ベース部4j1は、アウタケース4j2及びインナケース4j3を支持する環状の部位であり、カメラユニット4aとの取付部となっている。このモータケース4jのベース部4j1とカメラケース4eのベース部4e1とがボルトにより締結されることにより、カメラユニット4aとモータユニット4bとが一体化されている。
アウタケース4j2とインナケース4j3とは、ベース部4j1の径方向に一定の隙間を空けて同軸配置されており、アウタケース4j2が径方向外側に配置され、インナケース4j3が径方向内側に配置されている。これらのアウタケース4j2とインナケース4j3との間の空間は、真空領域Rとされている。つまり、アウタケース4j2とインナケース4j3とは、真空領域Rを挟んで配置されている。このため、アウタケース4j2とインナケース4j3は、外部からの冷熱等の伝達を抑制する断熱ケースとして機能する。
ガス吸着体4kは、インナケース4j3に支持されて、真空領域Rに臨むように配置されている。このガス吸着体4kは、シリカゲルやゼオライト等の多孔質体からなり、真空領域Rに侵入した水分等を吸着することにより、真空領域Rの真空度を維持する。
脱落防止軸4mは、モータケース4jから側方に突出する軸部である。この脱落防止軸4mは、図3(a)に示すように、モータケース4jを挟むように2つ設置されている。一方の脱落防止軸4mは、2つの撮像ユニット側マグネットプレート5bのうち一方の撮像ユニット側マグネットプレート5b側に配置されており、駆動モータ4gの出力軸4g1の軸に沿った方向から見て、撮像ユニット側マグネットプレート5bの中心と重なるように配置されている。また、他方の脱落防止軸4mは、2つの撮像ユニット側マグネットプレート5bのうち他方の撮像ユニット側マグネットプレート5b側に配置されており、駆動モータ4gの出力軸4g1の軸に沿った方向から見て、撮像ユニット側マグネットプレート5bの中心と重なるように配置されている。
これらの脱落防止軸4mは、磁気カップリング5の後述するフレーム側マグネットプレート5aの中央開口5a3に対して、フレーム側マグネットプレート5aに非接触状態で挿入されている。このような脱落防止軸4mは、例えば撮像ユニット4に対して大きな外力が作用して、支持フレーム3と撮像ユニット4との磁気結合が維持できなくなった場合に、フレーム側マグネットプレート5aを引っ掛けることにより、撮像ユニット4が支持フレーム3から脱落することを防止する。
コネクタ4nは、モータケース4jの背面側に対してモータケース4jを貫通して設けられている。このコネクタ4nは、カメラ4c及び駆動モータ4gと不図示の配線により電気的に接続されている。このコネクタ4nには、フレキシブルプリント配線板6の一端に接続された第1リード線7が接続されている。
このような撮像ユニット4は、図1に示すように、互いに固定された旋回ユニット2及び支持フレーム3からなる構造体に対して、小型かつ軽量化されている。このため、駆動モータ4gを駆動した場合には、出力軸4g1を回転させようとする力の反力によって、駆動モータ4gが搭載された撮像ユニット4自体が傾動することになる。
図4は、磁気カップリング5の模式図である。この図に示すように、本実施形態において、磁気カップリング5は、フレーム側マグネットプレート5a(第1マグネットプレート)と、撮像ユニット側マグネットプレート5b(第2マグネットプレート)とを備えている。図5は、(a)がフレーム側マグネットプレート5aの正面図であり、(b)が撮像ユニット側マグネットプレート5bの正面図である。
図4に示すように、磁気カップリング5は、非接触にて対向配置されると共に磁気結合されたフレーム側マグネットプレート5aと撮像ユニット側マグネットプレート5bとによって構成されている。
フレーム側マグネットプレート5aは、図5(a)に示すように、円板状のプレート5a1と、複数の磁石5a2とを備えている。プレート5a1は、支持フレーム3の下端側フレーム3f(図2(a)参照)の下端に一体的に接続されており、中心O1を含む中央領域に中央開口5a3を有している。
磁石5a2は、例えばネオジウム磁石からなり、中心O1を中心とする環状に等間隔で配列されている。これらの磁石5a2は、プレート5a1の撮像ユニット側マグネットプレート5bに向けられた面に露出するように、プレート5a1に固定されている。なお、磁石5a2は、表面がプレート5a1の表面と略面一となるようにプレート5a1に埋設状態で固定されている。また、本実施形態においては、中心O1を中心とする周方向において隣り合う磁石5a2の極性が反転されている。つまり、N極側を露出する磁石5a2の隣の磁石5a2は、S極側を露出するように配置されている。また、S極側を露出する磁石5a2の隣の磁石5a2は、N極側を露出するように配置されている。
撮像ユニット側マグネットプレート5bは、図5(b)に示すように、円板状のプレート5b1と、複数の磁石5b2とを備えている。プレート5b1は、撮像ユニット4のモータケース4jの内部に収容されている。また、プレート5b1には、中心O2から偏心した位置に、第1締結ボルト4i8あるいは第2締結ボルト4i9が挿通されるボルト孔5b3を有している。
磁石5b2は、例えばネオジウム磁石からなり、中心O2を中心とする環状に等間隔で配列されている。これらの磁石5b2は、プレート5b1のフレーム側マグネットプレート5aに向けられた面に露出するように、プレート5b1に固定されている。なお、磁石5b2は、表面がプレート5b1の表面と略面一となるようにプレート5b1に埋設状態で固定されている。また、本実施形態においては、中心O2を中心とする周方向において隣り合う磁石5b2の極性が反転されている。つまり、N極側を露出する磁石5b2の隣の磁石5b2は、S極側を露出するように配置されている。また、S極側を露出する磁石5b2の隣の磁石5b2は、N極側を露出するように配置されている。
これらの磁石5b2は、フレーム側マグネットプレート5aの磁石5a2と同一レイアウトで配列されている。つまり、フレーム側マグネットプレート5aの磁石5a2の中心O1からの距離と、撮像ユニット側マグネットプレート5bの磁石5b2の中心O2からの距離とは同一とされている。また、磁石5a2の周方向における配列ピッチと、磁石5b2の周方向における配列ピッチとは同一に設定されている。
このようなフレーム側マグネットプレート5aと撮像ユニット側マグネットプレート5bとを、フレーム側マグネットプレート5aと撮像ユニット側マグネットプレート5bとの配列方向から見て、中心O1と中心O2とが重なるように対向配置することにより、磁石5a2と磁石5b2とが磁力により引き合い、フレーム側マグネットプレート5aと撮像ユニット側マグネットプレート5bとが磁気結合される。
このように磁気結合された状態では、フレーム側マグネットプレート5aのN極側が露出された磁石5a2と、撮像ユニット側マグネットプレート5bのS極側が露出された磁石5b2とが対向する。つまり、フレーム側マグネットプレート5aの磁石5a2と、撮像ユニット側マグネットプレート5bの磁石5b2とは、同一レイアウトで配列されているが、露出される極性が異なっている。
本実施形態においては、このような磁気カップリング5が2つ設けられている。つまり、対を成すフレーム側マグネットプレート5aと撮像ユニット側マグネットプレート5bとが2組設けられている。各々のフレーム側マグネットプレート5aは、支持フレーム3の下端側フレーム3fの下端と一体化され、撮像ユニット4のモータユニット4bを挟み込むように配置されている。これらのフレーム側マグネットプレート5aの中央開口5a3には、モータユニット4bの脱落防止軸4m(図3(a)参照)が非接触にて挿入されている。なお、モータユニット4bと各々のフレーム側マグネットプレート5aとの間には、僅かに隙間が形成されており、撮像ユニット4は、フレーム側マグネットプレート5aに対して非接触状態で、磁力によって支持されている。
また、撮像ユニット側マグネットプレート5bは、図3(a)に示すように、モータケース4jの内部に収容されており、一方の撮像ユニット側マグネットプレート5bが第1締結ボルト4i8によって駆動ギア4i1に締結されており、他方の撮像ユニット側マグネットプレート5bが第2締結ボルト4i9によって従動ギア4i7に締結されている。
対となるフレーム側マグネットプレート5aと撮像ユニット側マグネットプレート5bとは、駆動モータ4gの出力軸4g1の軸に沿う方向から見て同心状に配置されており、モータケース4jを挟んで対向配置されている。ここで、フレーム側マグネットプレート5aが支持フレーム3に固定され、撮像ユニット側マグネットプレート5bが撮像ユニット4に固定されている。このため、これらのフレーム側マグネットプレート5a及び撮像ユニット側マグネットプレート5b(すなわち、磁気カップリング5)によって支持フレーム3と撮像ユニット4が磁気結合されている。
フレキシブルプリント配線板6は、撮像ユニット4と支持フレーム3とを接続する電気配線である。このフレキシブルプリント配線板6の一端は、配線板固定フレーム3cの下端部に設けられた取付部3dに固定されている。また、フレキシブルプリント配線板6の他端は、カメラユニット4aのカメラケース4eの外壁面に設けられた取付部4pに固定されている。このフレキシブルプリント配線板6は、可撓性を有する配線板であり、撮像ユニット4の傾動に伴って変形する。
第1リード線7は、フレキシブルプリント配線板6の一端と支持フレーム3のコネクタ3gとを電気的に接続する配線である。第2リード線8は、フレキシブルプリント配線板6の他端と撮像ユニット4のコネクタ4nとを電気的に接続する配線である。
このような構成の本実施形態の観察装置1においては、ケーブルKを通じて外部より入力される指示に基づいて、撮像ユニット4の角度調整が行われる。ここで、撮像ユニット4の撮像方向(すなわち光軸に沿う方向)に沿った水平方向を前後方向とし、この前後方向に直交する水平方向を左右方向とし、前後方向及び左右方向に直交する鉛直方向を上下方向とした場合に、撮像ユニット4は、上下方向に沿う軸周りの角度(ヨー角)と、左右方向に沿う軸周りの角度(ピッチ角)とを調整可能とされている。
例えば、撮像ユニット4のヨー角を調整する場合には、旋回ユニット2の回転軸部2bを胴部2aに対して回動させる。これによって、回転軸部2bに対して支持フレーム3及び磁気カップリング5を介して接続された撮像ユニット4が、上下方向に沿う軸周りに回動される。
また、撮像ユニット4のピッチ角を調整する場合には、撮像ユニット4の内部に収容された駆動モータ4gの出力軸4g1を回転させる。ここで、撮像ユニット4は、互いに固定された旋回ユニット2及び支持フレーム3を合わせた構造体と比較して、小型かつ軽量とされている。このため、駆動モータ4gの出力軸4g1を回転させようとすると、旋回ユニット2及び支持フレーム3が回転せず、出力軸4g1を回転させようとした際の反力により、撮像ユニット4が、左右方向に沿う軸周りに傾動される。
ここで、撮像ユニット4は、図2(a)に示す、光軸方向を真下に向けた姿勢(鉛直姿勢)から、図6で示す、光軸方向を斜め上方に向けた最大仰角姿勢までピッチ角を調整可能とされている。鉛直姿勢は、平面視において最も撮像ユニット4の投影面積が小さくなる姿勢である。撮像ユニット4は、このような鉛直姿勢から、平面視において最も投影面積が大きくなる姿勢である水平姿勢(光軸方向を水平とした姿勢)を介して、最大仰角姿勢まで傾動可能とされている。
例えば、このような観察装置1によって、LNGが貯蔵されたLNGタンクの内部を観察する場合には、図1(b)に示すように、撮像ユニット4を鉛直姿勢とした状態で、LNGタンクの天井部に設けられた開口部であるノズルNを通過させる。そして、撮像ユニット4がノズルNを通過した後に、撮像ユニット4の角度調整を行い、LNGタンク内部の所望の箇所を撮像する。
このとき、万が一の何らかの予期しない事情により、撮像ユニット4の角度調整機能が損なわれたとする。このような場合には、撮像ユニット4が鉛直姿勢以外の姿勢であることが考えられ、平面視による撮像ユニット4の投影形状が、ノズルNを通過できない形状となる場合がある。
本実施形態の観察装置1は、このような場合であっても、観察装置1をノズルNからLNGタンクの外部に抜き出すことができる。例えば、撮像ユニット4が水平姿勢で角度調整機能を損なった場合に、そのままの状態でケーブルKを巻き取ると、観察装置1は、撮像ユニット4が水平姿勢のまま上昇される。そして、撮像ユニット4は、ノズルNの下端縁に干渉する。
さらにケーブルKを巻き取ると、撮像ユニット4に対して上方に向かう力が作用し、相対的に撮像ユニット4が下方に向けて押し下げられる。このとき、本実施形態の観察装置1では、支持フレーム3と撮像ユニット4とが磁気カップリング5によって磁気結合されている。このため、撮像ユニット4が上方から強い力で押し下げられると、支持フレーム3に固定されたフレーム側マグネットプレート5aに対して、撮像ユニット4に固定された撮像ユニット側マグネットプレート5bがスリップする。
つまり、平面視において磁気カップリング5から変位した位置に対して、水平姿勢の撮像ユニット4に上方から力が加わると、撮像ユニット4に対して駆動モータ4gの出力軸4g1を中心とするモーメントが働く。このモーメントが磁気カップリング5の時期結合力を超えた場合、撮像ユニット側マグネットプレート5bが周方向に移動され、フレーム側マグネットプレート5aに対してスリップする。
この結果、撮像ユニット4は、電気的に駆動等することなく、ケーブルKが巻き取られるに従って水平姿勢から鉛直姿勢に姿勢が変更される。そして、最終的に撮像ユニット4が鉛直姿勢となることにより、観察装置1をノズルNから引き抜くことができる。
以上のような本実施形態の観察装置1によれば、撮像ユニット4が支持フレーム3に対して磁気カップリング5により磁気結合されている。このため、撮像ユニット4と支持フレーム3との結合強度は、機械的に撮像ユニット4と支持フレーム3とを結合した場合と比較して低い。したがって、仮に撮像ユニット4がノズルNに引っ掛る姿勢であったとしても、撮像ユニット4がノズルNの縁部と干渉して押されることにより、撮像ユニット4が支持フレーム3に対してスリップし、最終的に撮像ユニット4の姿勢をノズルNが通過できる鉛直姿勢とすることができる。よって、本実施形態の観察装置1によれば、電磁クラッチを用いなくとも、万が一の故障時であっても容易に撮像ユニット4をノズルNから抜き出すことが可能となる。
また、本実施形態の観察装置1においては、磁気カップリング5が、環状に配列される複数の磁石5a2を有すると共に支持フレーム3に固定されるフレーム側マグネットプレート5aと、このフレーム側マグネットプレート5aと同一レイアウトで配列された磁極の異なる複数の磁石5b2を有すると共に撮像ユニット4に固定される撮像ユニット側マグネットプレート5bとを備えている。このように、フレーム側マグネットプレート5aの磁石5a2のレイアウトと、撮像ユニット側マグネットプレート5bの磁石5b2のレイアウトとが同一であることによって、全ての磁石5a2と磁石5b2とが互いに正対することになり、配列方向における結合力を均一にすることができる。このため、撮像ユニット4と支持フレーム3とを安定的に磁気結合することができる。また、全ての磁石5a2と磁石5b2とが近接して互いに正対することになり、1つ1つの磁石5a2及び磁石5b2による磁力を最大限に高めることができ、撮像ユニット4と支持フレーム3との結合強度を高めることができる。したがって、通常可動中に、撮像ユニット側マグネットプレート5bがフレーム側マグネットプレート5aに対してスリップすることを防止することができる。
また、本実施形態の観察装置1では、フレーム側マグネットプレート5aにおいて周方向に隣り合う磁石5a2の磁極が異なり、撮像ユニット側マグネットプレート5bにおいて周方向に隣り合う磁石5b2の磁極が異なる。このため、フレーム側マグネットプレート5aと、撮像ユニット側マグネットプレート5bとの両方側から互いを引き合うことになり、フレーム側マグネットプレート5aと撮像ユニット側マグネットプレート5bとを安定的に磁気結合することができる。したがって、撮像ユニット4と支持フレーム3とを安定的に磁気結合することができる。
また、本実施形態の観察装置1においては、撮像ユニット4が、カメラ4c、駆動モータ4g及び撮像ユニット側マグネットプレート5bを収容する断熱ケースからなるカメラケース4e及びモータケース4jが備えられている。本実施形態の観察装置1では、撮像ユニット側マグネットプレート5bをフレーム側マグネットプレート5aに機械的に接続する必要がないことから、貫通部をカメラケース4eやモータケース4jに対して設ける必要がなくなる。したがって、貫通部を設ける場合と比較して、カメラケース4e及びモータケース4jの断熱性能を向上させることができ、カメラ4c及び駆動モータ4gへの冷熱の影響を低減することが可能となる。
また、本実施形態の観察装置1においては、カメラケース4eが真空領域Rを挟んで配置されるアウタケース4e2とインナケース4e3とを備え、この真空領域Rに配置されるガス吸着体4fが備えられている。また、本実施形態の観察装置1においては、モータケース4jが真空領域Rを挟んで配置されるアウタケース4j2とインナケース4j3とを備え、この真空領域Rに配置されるガス吸着体4kが備えられている。このため、真空領域Rにおける真空度を維持することができ、カメラケース4eとモータケース4jの断熱性能を高く維持することが可能となる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、本発明の支持基体が支持フレーム3である構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、支持基体の形状等は、任意に変更可能である。例えば、上記実施形態においては、旋回ユニット2と支持フレーム3とが別体である構成としたが、旋回ユニット2を本発明の支持基体として、撮像ユニット4を旋回ユニット2の一部に磁気カップリング5を用いて結合する構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、磁気カップリング5が、複数の磁石5a2を有するフレーム側マグネットプレート5aと、複数の磁石5b2を有する撮像ユニット側マグネットプレート5bとを備える構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、フレーム側マグネットプレート5aと撮像ユニット側マグネットプレート5bが各々あるいはいずれかが単一の磁石を有する構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、磁石5a2及び磁石5b2が環状に複数配列された構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、磁石5a2及び磁石5b2が直線状に配列される構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、フレーム側マグネットプレート5aと撮像ユニット側マグネットプレート5bが、複数の磁石が環状に一列に配列されてなる磁石列を1列のみ備える構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図7に示すように、フレーム側マグネットプレート5aに磁石列10を同心状に複数列有するように磁石5a2を配列するようにしても良い。この場合、撮像ユニット側マグネットプレート5bも同様に、磁石列が同心状に複数形成されるように磁石5b2を配列する。
また、上記実施形態においては、撮像ユニット4が断熱ケースとして機能するカメラケース4eとモータケース4jとを備える構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の観察装置は、LNGタンクの内部観察のみに用いられるものではなく、狭い開口の先を観察する観察装置の全般として用いることができる。ここで、観察する環境が極低温環境や高温環境でない場合には、カメラケース4eとモータケース4jに断熱機能を持たせる必要はない。
また、上記実施形態においては、カメラケース4eが真空領域Rを挟んで配置されるアウタケース4e2とインナケース4e3とを備え、モータケース4jが真空領域Rを挟んで配置されるアウタケース4j2とインナケース4j3とを備える構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、真空領域Rに換えて断熱材を設置する構成を採用しても良い。
また、上記実施形態においては、撮像ユニット4の外側面とフレーム側マグネットプレート5aの表面とには一定の隙間が保たれており、撮像ユニット4のピッチ角を変更する場合であっても撮像ユニット4がフレーム側マグネットプレート5aの表面に対して摺動しないものとして説明した。しかしながら、外力や寸法誤差等によっては、撮像ユニット4がフレーム側マグネットプレート5aの表面に対して摺動することも考えられる。このような場合の摺動摩擦を低減するために、撮像ユニット4とフレーム側マグネットプレート5aとの間で転がる転動体を設置する構成を採用することも可能である。このような転動体は球体形状であってもコロ形状であっても良い。
1 観察装置
2 旋回ユニット
2a 胴部
2a1 接続部
2b 回転軸部
3 支持フレーム(支持基体)
3a フランジ部
3b 上端側フレーム
3c 配線板固定フレーム
3d 取付部
3e 連結フレーム
3f 下端側フレーム
3f1 切欠部
3g コネクタ
4 撮像ユニット
4a カメラユニット
4b モータユニット
4c カメラ
4d カメラブラケット
4e カメラケース(断熱ケース)
4e1 ベース部
4e2 アウタケース
4e3 インナケース
4e4 透光部
4f ガス吸着体(ガス吸着触媒)
4g モータ(駆動部)
4g1 出力軸
4g2 従動軸
4h モータブラケット
4i 連結機構
4i1 駆動ギア
4i2 第1ピニオン
4i3 シャフト
4i4 ケース
4i5 軸受
4i6 第2ピニオン
4i7 従動ギア
4i8 第1締結ボルト
4i9 第2締結ボルト
4j モータケース(断熱ケース)
4j1 ベース部
4j2 アウタケース
4j3 インナケース
4k ガス吸着体(ガス吸着触媒)
4m 脱落防止軸
4n コネクタ
4p 取付部
5 磁気カップリング
5a フレーム側マグネットプレート(第1マグネットプレート)
5a1 プレート
5a2 磁石
5a3 中央開口
5b 撮像ユニット側マグネットプレート(第2マグネットプレート)
5b1 プレート
5b2 磁石
5b3 ボルト孔
6 フレキシブルプリント配線板
7 第1リード線
8 第2リード線
10 磁石列
K ケーブル
N ノズル(開口部)
R 真空領域

Claims (6)

  1. 支持基体と、
    撮像装置が搭載された撮像ユニットと、
    傾動可能に前記支持基体に対して前記撮像ユニットを磁気結合する磁気カップリングと、
    前記撮像ユニットを傾動させる駆動部と
    を備え
    前記撮像ユニットは、光軸方向を真下に向けると共に平面視において最も投影面積が小さくなる鉛直姿勢と、光軸方向を水平とすると共に平面視において最も投影面積が大きくなる水平姿勢との間で傾動可能とされている
    ことを特徴とする観察装置。
  2. 前記磁気カップリングは、
    環状に配列される複数の磁石を有すると共に前記支持基体に固定される第1マグネットプレートと、
    前記第1マグネットプレートと同一レイアウトで配列された極性の異なる複数の磁石を有すると共に前記撮像ユニットに固定される第2マグネットプレートと
    を備えることを特徴とする請求項1記載の観察装置。
  3. 周方向に隣り合う磁石の極性が異なることを特徴とする請求項2記載の観察装置。
  4. 前記第1マグネットプレート及び前記第2マグネットプレートは、環状に一列に配列された前記磁石からなる磁石列を同心状に複数列有することを特徴とする請求項2または3記載の観察装置。
  5. 前記撮像ユニットは、前記撮像装置及び前記第2マグネットプレートを収容する断熱ケースを有することを特徴とする請求項2〜4いずれか一項に記載の観察装置。
  6. 前記断熱ケースは、真空領域を挟んで配置されるインナケース及びアウタケースとを有し、
    前記撮像ユニットは、前記真空領域に配置されるとガス吸着触媒をさらに有する
    ことを特徴とする請求項5記載の観察装置。
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