JP6592231B2 - ポンプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自吸式ポンプと、該自吸式ポンプの運転を制御する制御回路と、を備えるポンプ装置、及び該制御回路を備える制御装置に関する。
従来、例えばモータの駆動力を利用して、取水管を介して取水槽から液体を取水して、取水した液体を例えば排水槽に排水する自吸式ポンプが知られている。自吸式ポンプは、陸上設置されるものである。自吸式ポンプは、人手で取水管に液体を満たす必要なく、取水槽から液体の吸い上げが可能である。
特許文献1に示すように、水位検出器で取水槽の水位を検出し、制御回路が検出した水位でポンプの運転を制御すれば、ポンプの自動運転が可能となる。より具体的には、特許文献1に示す制御回路は、取水槽の液面付近に配置された水位検出器から水位を示す信号を取得し、取得した信号が示す水位をトリガとして、ポンプを運転又は停止させる。
特許文献1に示す例は、ポンプの運転の制御のトリガとして水位を示す信号を用いているが、例えば、取水管の取水口で液体の存在有無を検出し、検出結果(液体の存在有無)をトリガとすることも考えられる。この場合も、制御回路は、検出結果を示す信号を取得する必要がある。
特開平8−129421号公報
しかしながら、特許文献1に示すポンプ装置は、水位を示す信号の伝送のために、取水槽に配置される水位検出器から制御回路まで配線を引き回す必要があり、設置に手間がかかる。
取水管の取水口で液体の存在有無を検出する場合も、検出結果を示す信号の伝送のために、配線の引き回しが必要となる。
そこで、本発明は、取水槽付近からの配線を必要としないで自吸式ポンプを自動運転することを目的とする。
本発明のポンプ装置は、取水管を介して吸込室に液体を吸込み、吸込んだ液体を吐出室に輸送する自吸式ポンプと、吸込室の室内の圧力値である第1圧力値を検出する第1検出部と、当該第1検出部が検出した第1圧力値に基づいて自吸式ポンプの運転を制御する制御回路と、を備える。
自吸式ポンプは、動力源(例えばモータ又はエンジン)を備える。自吸式ポンプは、動力源からの駆動力で例えばインペラ(羽根車)を回転させて取水管を介して吸込室に液体を吸込む。そして、吸込室に吸い込まれた液体は、インペラの回転により、吐出室に輸送される。制御回路は、例えばモータへの電力供給を開始したり停止したりすることで、自吸式ポンプの運転を制御する。
吸込室の室内の圧力値(気圧値)は、取水管に液体が満たされておらず、かつ取水管で液体を吸い上げ始めると、大気圧値から徐々に減少する。取水管及び吸込室に液体が満たされると、吸込室の室内の圧力値はさらに減少する。厳密には、吸込室の室内の圧力値は、液体による圧力値が加わるが、液体による圧力値は、吸込室の室内の圧力の減少量に比べて無視できるほど小さい。さらに、取水槽から取水できる液体がなくなって取水管内及び吸込室内の液体がなくなると、吸込室の圧力値は増加して、大気圧値に近づく。従って、吸込室の室内の圧力値を求めることにより、取水管で取水できているか否かを示す取水状況が分かる。
本発明のポンプ装置は、取水できているか否かを示す取水状況を取得するために、吸込室の圧力値(第1圧力値)を検出する。従って、本発明のポンプ装置は、取水できるかどうかを検出するために、例えば取水槽付近に水位を検出する水位検出器を配置する必要がなく、取水槽付近から配線を引き回さなくても、取水状況に応じて自吸式ポンプを自動運転できる。
ただし、取水管の管内のうち吸込室に近い管内の圧力値は、吸込室の圧力値と略同じであるため、本発明のポンプ装置は、取水管の管内のうち吸込室に近い管内の圧力値を用いて、取水状況を取得してもよい。
また、制御回路は、自吸式ポンプを第1の所定時間運転させた後、第1検出部が検出した第1圧力値が、吸込室に液体を吸い込むことが可能となる負圧である第1閾値以下の場合、自吸式ポンプを連続運転させてもよい。さらに、制御回路は、自吸式ポンプを第1の所定時間運転させた後、第1検出部が検出した第1圧力値が第1閾値より大きい場合、自吸式ポンプの運転を停止させてもよい。
第1の所定時間は、取水管で液体を吸込室まで吸い上げるために必要な時間(例えば3分)が設定される。第1閾値は、大気圧値より小さく、かつ取水中の吸込室の室内における圧力値より大きく設定される。
例えば、制御回路は、自吸式ポンプを3分間運転させた後、吸込室の室内の圧力値が第1閾値以下となると、取水管を介して取水槽から正常に取水できていると判断して、自吸式ポンプを連続運転させる。制御回路は、自吸式ポンプを3分間運転させた後、吸込室の圧力値が第1閾値より大きいと、取水槽から正常に取水できていない(例えば取水管の取水口付近に液体がない場合又は混入した異物がインペラに絡む等により吸込室が負圧にならない場合)と判断して、自吸式ポンプの運転を停止させる。これにより、ポンプ装置は、自吸式ポンプ内の液体の過剰な温度上昇及び故障を防止することができる。
上述の例は、自吸式ポンプの運転を制御するためのトリガを、吸込室の室内の圧力値としているが、吸込室の室内の圧力値の変化速度を自吸式ポンプの運転の制御のトリガとしてもよい。すなわち、制御回路は、急激に吸込室の室内の圧力値が減少し、該圧力値の変化速度が第2閾値以下となると、正常に取水できていると判断する。
また、正常に取水及び排水していれば、吐出室の室内の圧力値第2圧力値は大気圧値から増加する。吐出されるべき液体が吐出室からなくなると、吐出室の室内の圧力値は減少する。さらに、排水管からも液体がなくなると、吐出室の室内の圧力値は、さらに減少して大気圧値に近づく。よって、動力源の駆動を制御するためのトリガは、吸込室の圧力値(第1圧力値)と、吐出室の圧力値第2圧力値との組としてもよい。
より具体的には、制御回路は、自吸式ポンプを第1の所定時間運転させた後、第1検出部が検出した第1圧力値が第1閾値以下、かつ、第2検出部が検出した第2圧力値が所定の第2閾値以上の場合、自吸式ポンプを連続運転させる。又、制御回路は、自吸式ポンプを第1の所定時間運転させた後、第1検出部が検出した第1圧力値が第1閾値より大きく、又は、第2検出部が検出した第2圧力値が第2閾値より小さい場合、自吸式ポンプの運転を停止させる。
これにより、ポンプ装置は、正常に取水しているが排水が異常な状態では、自吸式ポンプの運転を停止するため、よりフェールセーフである。例えば、自吸式ポンプ内でキャビテーションが発生すると、第2圧力値は大気圧値から増加しない。従って、ポンプ装置は、キャビテーションが発生すると、自吸式ポンプの運転を停止させるため、キャビテーションが続くことによるインペラ等の破損を防ぐことができる。
また、制御回路は、自吸式ポンプを運転させている間に、第1検出部が検出した第1圧力値が第3閾値以下になった場合、自吸式ポンプの運転を停止させてもよい。
第3閾値は、第1閾値より小さく設定される。例えば取水中に取水管が詰まると吸込室の圧力値は正常に取水しているときの吸込室の圧力値から減少する。制御回路は、取水管が詰まると自吸式ポンプの運転を停止させる。従って、ポンプ装置は、取水管等の詰まりによって動力源に負荷が過剰にかかることを防止できる。
また、ポンプ装置は、音又は光で報知する報知部をさらに備え、制御回路は、自吸式ポンプを運転させている間に、第1検出部が検出した第1圧力値が第3閾値以下になった場合、報知部に報知させてもよい。
これにより、ユーザは、ポンプ装置の異常に気付きやすくなる。
また、本発明は、ポンプ装置に限らず、取水管を介して吸込室に液体を吸込み、吸込んだ液体を吐出室に輸送する自吸式ポンプを制御する制御装置であってもよい。
制御装置は、吸込室の吸込口に取り付けられる管接続アダプタと、管接続アダプタの管内の圧力値を検出する検出部と、当該検出部が検出した圧力値に基づいて、自吸式ポンプの運転を制御する制御回路とを備える。
自吸式ポンプの吸込口及び吐出口は、所定の規格に従って形状及び大きさが定まっている。管接続アダプタの形状及び大きさは、それぞれ自吸式ポンプの規格に適合するように設定される。これにより、管接続アダプタは、本発明の制御回路を備えない自吸式ポンプの吸込口と、取水管とを接続する。
制御回路は、吸込室の室内の圧力値と略同じ値になると見做すことができる管接続アダプタの管内の圧力値に基づいて、自吸式ポンプの運転を制御する。従って、自吸式ポンプが吸込室の内部に圧力値を検出する構成を備えなくても、該自吸式ポンプに管接続アダプタを取り付けることにより、該自吸式ポンプの自動運転が可能となる。
本発明によれば、ポンプ装置は、取水状況を取得するために吸込室の内部の圧力値を検出し、検出した圧力値に基づいて自吸式ポンプの運転を制御するため、取水できるか否かを検出するために取水槽付近から配線を引き回さなくても自吸式ポンプを自動運転できる。
実施形態1に係るポンプ装置1の使用の概念を説明するための図 ポンプ装置1の構成を説明するための図 ポンプ装置1の制御装置20の構成の一部を示すブロック図 制御装置20の制御回路21の動作を示すフローチャート 制御装置20の制御回路21の動作の一例を示すタイムチャート 実施形態2に係るポンプ装置1Aの制御装置20Aの構成の一部を示すブロック図 制御装置20Aの制御回路21の動作を示すフローチャート 実施形態3に係る制御装置20Bを説明するための図
本発明の実施形態1に係るポンプ装置1について、図1、図2、及び図3を用いて説明する。なお、図1及び図2において、白抜き矢印は、液体903の輸送の方向を示している。
図1に示すように、ポンプ装置1は、例えば地表900に設置されて使用される。ポンプ装置1は、取水管100及び排水管200が取り付けられる。ポンプ装置1は、取水管100で取水槽901の液体903を吸い上げて取水し、取水した液体903を排水管200から排水槽902に排水する。ただし、ポンプ装置1は、取水した液体903を排水槽902ではなく、河川等に排水することも可能である。
図2に示すように、ポンプ装置1は、自吸式ポンプ10と制御装置20とを備える。自吸式ポンプ10は、制御装置20の制御に従って運転するものである。なお、図2は、自吸式ポンプ10の構成の説明のために、モータ16以外の自吸式ポンプ10の構成のみを断面として示している。
自吸式ポンプ10は、陸上設置型のポンプであり、ポンプ内に呼び水がされれば、人手で取水管100に液体903を満たさなくても取水槽901から液体903を吸い上げることが可能である。
図2に示すように、自吸式ポンプ10は、吸込口11、吐出口12、吸込室13、吐出室14、インペラ15、及びモータ16を備える。
吸込口11は、吸込室13の側面に形成されている。吸込室13は、吸込口11を介して液体903が外部に流出することを防ぐために、吸込口11との接続部分に逆止弁13Bを備えている。吐出口12は、吐出室14の上面に形成されている。
吸込口11は、端部にあるフランジ11Aが取水管100のフランジ100Aに固定されることにより、取水管100に接続される。吐出口12は、端部にあるフランジ12Aが排水管200のフランジ200Aに固定されることにより、排水管200に接続される。
吸込室13と吐出室14とは、インペラ15を介して連通している。インペラ15は、回転すると、吸込室13の液体903又は空気を吐出室14に輸送する。
モータ16は、電源16Aから電力が供給されると、回転軸16Bを回転させる。回転軸16Bは、インペラ15に接続されている。ただし、モータ16は、コッグドベルト等を介してインペラ15の回転軸を回転させる態様であっても構わない。
このような構成により、吸込室13は、電源16Aからの電力供給によってモータ16がインペラ15を回転させると、室内が負圧(圧力値が大気圧値より小さい状態)となる。吐出室14は、電源16Aからの電力供給によってモータ16がインペラ15を回転させると、室内が陽圧(圧力値が大気圧値より大きい状態)となる。
このような構成により、自吸式ポンプ10は、吸込室13の室内を負圧にすることにより、取水管100で取水槽901から液体903を吸い上げる。自吸式ポンプ10は、吐出室14の室内を陽圧にすることにより、排水管200で吐出室14の液体903を排水槽902に排水する。
吸込室13の内壁には、圧力センサ素子17が配置されている。圧力センサ素子17は、半導体圧力センサ素子であり、ダイアフラムと歪ゲージとを備えている。半導体圧力センサ素子の歪ゲージは、吸込室13の室内の圧力(気圧又は水圧)の変化によってシリコンダイアフラムが歪むと電気抵抗値が変化する。このように、圧力センサ素子17は、吸込室13の室内の圧力の変化を電気的な値に変換する。圧力センサ素子17は、吸込室13の室内の圧力の変化を変換した電気的な値を示す信号を圧力検出回路22(図3を参照。)に出力する。
ただし、圧力センサ素子17は、半導体圧力センサ素子に限らず、他の方式で吸込室13の室内の圧力の変化を電気的な値に変換するものであってもよい。また、圧力センサ素子17は、吸込室13の内壁に限らず、吸込室13の内部であればどこに配置されてもよい。
図3に示すように、制御装置20は、制御回路21、圧力検出回路22、操作入力部23、及び報知回路24を備える。
制御回路21は、他の回路を統括的に制御する。制御回路21は、時間の経過を算出するために、時間情報を示す信号を出力するタイマ回路21Aを備える。
制御回路21は、モータ16に電力を供給することを示す信号である電源ON信号を自吸式ポンプ10の電源16Aに出力する。電源16Aは、電源ON信号を制御回路21から取得すると、モータ16に電力を供給する。換言すれば、電源16Aは、制御回路21が電源ON信号の出力を停止すると、モータ16に電力を供給しない。
圧力検出回路22は、圧力センサ素子17から信号を取得する。圧力検出回路22は、圧力センサ素子17の歪ゲージの電気抵抗値を検出し、検出した電気抵抗値を圧力値Pintに変換して、圧力値Pintを示す信号を制御回路21に出力する。圧力値Pintは、吸込室13の室内の圧力(気圧又は水圧)に対応する。
操作入力部23は、所謂ユーザインターフェースであり、ポンプ装置1に対する運転開始指示や設定値(圧力値に対する閾値等)の入力操作を受け付ける。操作入力部23は、ユーザから受け付けた入力操作を示す信号を制御回路21に出力する。
報知回路24は、スピーカ24Aを備える。報知回路24は、制御回路21の制御に従って、スピーカ24Aから出力させるべき音の信号を生成する。このような構成により、ポンプ装置1は、運転の状況を音でユーザに報知する。ただし、ポンプ装置1は、音で報知するものに限らず、ランプを備え、光で報知してもよい。
まず、図4に示すように、ユーザが操作入力部23に対して運転開始を指示する入力操作を行うと、制御回路21は、電源ON信号を常時出力して、所定時間モータ16を駆動する(S1)。所定時間は、取水管100に液体903が満たされるまで取水に必要な時間(例えば3分間)が設定される。
次に、制御回路21は、圧力値Pintが閾値Th1以下か否かを判断する(S2)。閾値Th1は、大気圧値(以下、大気圧値を100kPaとする。)より小さい圧力値(例えば70kPa)が設定される。より具体的には、制御回路21は、圧力検出回路22から圧力値Pintを示す信号を取得して、コンパレータ等で閾値Th1を示す信号と比較することにより、圧力値Pintが閾値Th1以下か否かを判断する。
制御回路21は、圧力値Pintが閾値Th1以下の場合(S2:YES)、取水槽901の液体903を取水管100で吸込室13まで吸い上げられたと判断して、ステップS3に進む。制御回路21は、圧力値Pintが閾値Th1より大きい場合(S2:NO)、取水槽901の液体903を取水管100で吸込室13まで吸い上げられていないと判断して、ステップS6に進む。
制御回路21は、ステップS3に進むと、圧力値Pintが閾値Th2(例えば95kPa)以上か否かを判断する。閾値Th2は、大気圧に近い負圧の圧力値が設定される。
制御回路21は、圧力値Pintが閾値Th2以上の場合(S3:YES)、取水槽901に取水管100で取水できる液体903がなくなり、かつ取水管100及び吸込室13の液体903がなくなったと判断して、ステップS4に進む。制御回路21は、圧力値Pintが閾値Th2より小さい場合(S3:NO)、取水槽901に取水管100で取水できる液体903が存在し、又は取水管100及び吸込室13の液体903がなくなっていないと判断して、電源ON信号を常時出力したまま待機する。
制御回路21は、ステップS4に進むと、常時出力していた電源ON信号の出力を停止して、モータ16を停止させる。そして、制御回路21は、所定時間(例えば30分間)待機後、リトライ回数をリセットして(S5)ステップS1に戻る。すなわち、制御回路21は、30分後に、自吸式ポンプ10の運転を再開する。
制御回路21は、圧力値Pintが閾値Th1より大きい場合(S2:NO)、ステップS6に進み、常時出力していた電源ON信号の出力を停止して、モータ16を停止させる。
制御回路21は、ステップS6の次にステップS7に進み、リトライ回数が所定回数を超えたか否かを判断する。
制御回路21は、図4に示すフローチャートのスタート時点からステップS1の処理を実行した回数をカウントしている。制御回路21は、ステップS1の処理の実行回数をリトライ回数として一時記憶している。制御回路21は、ステップS7では、一時記憶されているリトライ回数と所定回数(例えば3回)とを比較して、リトライ回数が所定回数を超えたか否かを判断する。
制御回路21は、リトライ回数が所定回数を超えていない場合(S7:NO)、ステップS8に進む。制御回路21は、リトライ回数が所定回数を超えていた場合(S7:YES)、ステップS9に進む。
制御回路21は、ステップS8に進むと、所定時間(例えば2分間)待機した後、ステップS1に戻り、ステップS1の処理を繰り返す。すなわち、制御回路21は、ステップS8では、ステップS7において電源ON信号の常時出力を停止したため、モータ16の駆動を停止させたまま、所定時間待機する。
制御回路21は、ステップS9に進むと、警報音出力処理を実行する。制御回路21は、警報音出力処理では、報知回路24を制御して、警報音をスピーカ24Aから出力させる。そして、制御回路21は、処理を終える(エンド)。
ここで、制御回路21の動作の一例について図5を用いて説明する。図5は、吸込室13の室内の圧力を示す圧力値Pintの時間変化を示す模式図と並べて示している。
図5に示すように、まず、制御回路21は、時間が運転開始時点から3分を経過するまで、電源ON信号を常時出力する(S1)。すると、吸込室13内の空気が吐出室14に輸送されて、圧力値Pintは、大気圧値から徐々に減少していく。取水槽901の液体903は、圧力値Pintが減少すると、取水管100で吸い上げられる。
そして、制御回路21は、時間が運転開始時点から3分を経過すると、圧力値Pintが閾値Th1より大きいため(S2:NO)、電源ON信号の出力を停止する(S6)。取水管100で吸い上げられた液体903は、電源ON信号の出力が停止している間、逆止弁13Bによって、取水槽901に戻ってしまうことがない。従って、圧力値Pintは、電源ON信号の出力が停止している間、増加しない。
そして、制御回路21は、リトライ回数(経過時間が3分の状態では1回。)と、所定回数の3回を超えていないため(S7:NO)、電源ON信号の出力を停止したまま、時間が5分を経過するまで2分間、待機する(S8)。
制御回路21は、時間が5分を経過すると、時間が8分を経過するまで、再び電源ON信号を常時出力する(S1)。取水管100内部の空気及び吸込室13内部の空気は、さらに吐出室14に輸送される。その結果、圧力値Pintは、さらに徐々に減少していく。取水槽901の液体903は、圧力値Pintがさらに減少すると、取水管100でさらに吸い上げられる。
そして、制御回路21は、時間が8分を経過すると、圧力値Pintが閾値Th1より大きいため(S2:NO)、電源ON信号の出力を停止する(S6)。
そして、制御回路21は、リトライ回数が2回と、所定回数の3回を超えていないため(S7:NO)、電源ON信号の出力を停止したまま、時間が10分を経過するまで2分間、待機する(S8)。
制御回路21は、時間が10分を経過すると、時間が13分を経過するまで、再び電源ON信号を常時出力する(S1)。すると、取水管100内部の空気及び吸込室13内部の空気は、さらに吐出室14に輸送される。この例では、時間が13分を経過するまでに、取水管100内部の空気及び吸込室13内部の空気が全て吐出室14に輸送されたとする。すると、圧力値Pintは、徐々に減少して良き、取水管100内部の空気及び吸込室13内部の空気が全て吐出室14に輸送された後、一定の値となる。厳密には、液体903からの圧力によって圧力値Pintは、若干増加するが、液体903からの圧力値は大気圧値からの減少量に比べて無視できるほど小さい。
そして、制御回路21は、時間が13分を経過すると、圧力値Pintが閾値Th1以下となったため(S2:YES)、圧力値Pintが閾値Th2以上となるまで電源ON信号の出力を継続する(S3)。これにより、ポンプ装置1は、取水及び排水を行う。
この例では、時間が23分を経過するまで取水を続けると、取水槽901から吸い上げられる液体903がなくなったとする。従って、時間が23分を経過すると、圧力値Pintは増加する。そこで、制御回路21は、圧力値Pintが閾値Th2以上となったため(S3:YES)、電源ON信号の出力を停止して(S4)、30分間待機してリトライ回数をリセットし(S5)、ステップS1に戻る。
以上のように、ポンプ装置1は、取水槽901に水位を検出する水位検出器又は取水管100の取水口付近の液体903の存在を検出するセンサを備える必要がなく、取水槽901付近から配線を引き回さなくても、圧力値Pintに基づいて自吸式ポンプ10を自動運転する。より具体的には、ポンプ装置1は、圧力値Pintに基づいて取水管100で液体903を吸い上げ終わったと判断すると自吸式ポンプ10を連続運転し、圧力値Pintに基づいて取水管100で取水できる液体903が無くなったと判断すると自吸式ポンプ10の運転を停止する。
なお、計測管内の液体903の通過流量に応じた機械的変化で液体903の流量を検出する流量スイッチを利用して、自吸式ポンプ内部に液体903が所定量流れていれば、自吸式ポンプの運転を続ける従来の制御方法がある。しかし、ポンプ装置1は、この従来の制御方法に対して、液体903の流量を検出するための流量スイッチを備えないため、流量スイッチの計測管内の詰まりによる検出不良を発生させることがない。従って、ポンプ装置1は、異物が多く詰まりやすい液体903に対しても、障害を発生させずに、輸送することが可能である。
また、ポンプ装置1は、吸い上げられる液体903がなくなっても30分後に運転を再開するため、吸い上げられる液体903がなくなってから取水槽901の液体903が増加しても、自動的に取水して取水槽901の水位を一定に保つことができる。ただし、ポンプ装置1は、取水槽901の液体903が増加しない設置環境では、ステップS4の後、処理を終了してもよい(エンド)。
ここで、ユーザは、操作入力部23を介して、ポンプ装置1の設置環境及び自吸式ポンプ10の能力に合わせて、閾値Th1及び閾値Th2を調整することができる。例えば、閾値Th1は、取水管100の内径が長く、かつ液体903を吸い上げるべき高さが高い場合、70kPaより小さく設定される。また、閾値Th1は、自吸式ポンプ10の吸い上げ能力(吸い上げ可能な高さ及び液量)が低い場合、70kPaより大きく設定される。
また、閾値Th1は、閾値Th2と同じ値に設定されてもよい。例えば、閾値Th1と閾値Th2とを80kPaに設定すると、ポンプ装置1は、取水管100で液体903を吸込室13まで吸い上げ終わっていなくても、ある程度取水すれば自吸式ポンプ10を連続運転し、取水管100で吸い上げられる液体903が完全に無くなっていなくても、取水管100内の液体903がある程度少なくなれば、自吸式ポンプ10を停止することも可能になる。
なお、上述の制御回路21の処理は、アナログ回路で実現されてもよいし、プログラマブルコントローラやICチップで実現されてもよい。また、上述の制御回路21の処理は、プログラムで実現されてもよい。
上述の例では、ポンプ装置1は、圧力値Pintそのものを用いて自吸式ポンプ10を自動運転しているが、圧力値Pintの変化速度を用いて自吸式ポンプ10を自動運転してもよい。
より具体的には、制御回路21は、圧力値Pintを所定の時間間隔(例えば1秒間)で取得し、前回取得した圧力値Pintと今回取得した圧力値Pintとの差分を算出し、当該差分を所定の時間間隔で除算して圧力値Pintの変化速度(Pa/s)を求める。そして、制御回路21は、圧力値Pintの変化速度が所定の閾値以下となると、取水管100で取水できていると判断して電源ON信号の出力を継続する。
また、ポンプ装置1は、ステップS1の実行時間を3分間として、その後2分間ポンプの運転を休止することにより、自吸式ポンプ10の負荷が続く時間を減らすことができる。
また、ポンプ装置1は、液体903を吸い上げる回数をリトライ回数で制限することにより、自吸式ポンプ10の吸い上げ能力を超えて液体903を吸い上げることがないため、自吸式ポンプ10の損傷を防ぐことができる。さらに、ポンプ装置1は、液体903を吸い上げる回数をリトライ回数で制限することにより、取水管100から吸い上げられる液体903が存在しない場合に自吸式ポンプ10が空転し続けない。これにより、ポンプ装置1は、自吸式ポンプ10の無駄なエネルギー消費及び自吸式ポンプ10内の液体903の過剰な温度上昇を抑えることができる。従って、ポンプ装置1は、液体903の過剰な温度上昇による自吸式ポンプ10の自吸能力の低下及び回転に関する部品(特に、メカニカルシール及びグランドパッキン等の軸封部品)の破損を防ぐこともできる。
また、制御回路21は、圧力値Pintを圧力検出回路22から常時取得して、モータ16の駆動を常時制御してもよい。例えば、制御回路21は、電源ON信号の出力中に、圧力値Pintが所定の閾値Th3(例えば40kPa)以下となった場合、電源ON信号の出力を停止してもよい。これにより、ポンプ装置1は、取水管100が詰まって圧力値Pintが異常低値となったことを検出して自吸式ポンプ10の運転を停止するため、自吸式ポンプ10及び取水管100の損傷を防ぐことができる。
また、自吸式ポンプ10は、モータ16に代えて、回転軸16Bを回転させるエンジンを備えてもよい。この場合、制御回路21は、電源ON信号に代えて、エンジンを始動させるセルモータを駆動する信号を出力する。また、制御回路21は、電源ON信号の出力停止に代えて、エンジンのイグニッションに電力を供給することを停止する。
さらに、自吸式ポンプ10はモータ16を自装置に備えず、モータ16は、自吸式ポンプ10の外部装置として備えられる態様であっても構わない。
次に、実施形態2に係るポンプ装置1Aについて図6及び図7を用いて説明する。
図6及び図7に示すように、ポンプ装置1Aは、主に、圧力センサ素子18を備える点、及び、制御装置20Aが圧力値Pintと吐出室14の室内の圧力値Pdisとに基づいてモータ16の駆動を制御する点において、ポンプ装置1と相違する。ポンプ装置1と重複する構成及び動作の説明は省略する。
圧力センサ素子18の構成は、圧力センサ素子17と同じである。圧力センサ素子18は、例えば吐出室14の内壁に配置される。
図6に示すように、圧力検出回路22Aは、圧力センサ素子17及び圧力センサ素子18から信号を取得する。圧力検出回路22Aは、例えば圧力センサ素子18の歪ゲージの電気抵抗値を検出し、検出した電気抵抗値を圧力値Pdisに変換して、圧力値Pdisを示す信号を制御回路21に出力する。圧力値Pdisは、吐出室14の室内の圧力(気圧又は水圧)に対応する。
図7に示すフローチャートは、ステップS2に代えてステップS2’の処理を実行する点、及びステップS3に代えてステップS3’の処理を実行する点において、図4に示すフローチャートと相違する。
図7に示すように、制御回路21は、ステップS2’では、圧力値Pintが閾値Th1以下であり、かつ圧力値Pdisが閾値Th4以上であるか否かを判断する。閾値Th4は、大気圧値より高い値(例えば130kPa)が設定される。取水管100で液体903の吸い上げが完了し、吐出室14から排水管200に液体903を排水している状態では、吐出室14の圧力値は、大気圧値から増加する。そこで、制御回路21は、正常に取水及び排水している状態を取得するために、圧力値Pintと圧力値Pdisとを取得する。
制御回路21は、圧力値Pintが閾値Th1以下であり、かつ圧力値Pdisが閾値Th4以上である場合(S2’:YES)、ステップS3’に進む。制御回路21は、圧力値Pintが閾値Th1より大きいか、又は圧力値Pdisが閾値Th4より小さい場合(S2’:YES)、ステップS6に進む。
制御回路21は、ステップS3’に進むと、圧力値Pintが閾値Th2以上であるか、又は、圧力値Pdisが閾値Th5以下であるか否かを判断する。閾値Th5は、大気圧に近い陽圧の圧力値(例えば105kPa)が設定される。吐出室14及び排水管200から液体903がなくなると、吐出室14の圧力値は減少して、大気圧値に近い値となる。そこで、制御回路21は、正常に取水及び排水が終了した状態を取得するために、圧力値Pintと圧力値Pdisとを取得する。
制御回路21は、圧力値Pintが閾値Th2以上であるか、又は、圧力値Pdisが閾値Th5以下である場合(S3’:YES)、ステップS4に進む。制御回路21は、圧力値Pintが閾値Th2より小さく、かつ、圧力値Pdisが閾値Th5より大きい場合(S3’:NO)、電源ON信号を常時出力したまま待機する。
以上のように、ポンプ装置1Aは、圧力値Pintと圧力値Pdisとの両方を用いるため、取水状況及び排水状況に応じて、自吸式ポンプ10を運転する。例えば、ポンプ装置1Aは、取水状況が正常であっても排水状況が異常(例えば吐出室14から液体903が漏れて圧力が下がる状態。)であれば、自吸式ポンプ10の運転を停止する。
また、例えば自吸式ポンプ10内でキャビテーションが発生すると、圧力値Pdisは大気圧値から増加しない。従って、ポンプ装置1Aは、キャビテーションが発生すると、自吸式ポンプ10の運転を停止させるため、キャビテーションが続くことによるインペラ15等の破損を防ぐことができる。従って、ポンプ装置1Aは、よりフェールセーフである。
なお、実施形態1と同様に、実施形態2において制御回路21は、圧力値Pdisを常時取得してモータ16の駆動を常時制御してもよい。例えば、制御回路21は、電源ON信号の出力中に、圧力値Pdisが所定の閾値Th6(例えば150kPa)以上となった場合、電源ON信号の出力を停止してもよい。これにより、ポンプ装置1Aは、排水管200が詰まって圧力値Pdisが異常高値となったことを検出して自吸式ポンプ10の運転を停止するため、自吸式ポンプ10及び排水管200の損傷を防ぐことができる。
次に、実施形態3に係るポンプ装置1Bについて図8を用いて説明する。なお、図8において、白抜き矢印は、液体903の輸送の方向を示す。
ポンプ装置1Bは、管接続アダプタ25を備える点、及び、圧力センサ素子17が自吸式ポンプ10Bではなく管接続アダプタ25に備えられる点、においてポンプ装置1と相違する。従って、ポンプ装置1と重複する構成の説明は省略する。
図8に示すように、ポンプ装置1Bの制御装置20Bは、制御装置20と管接続アダプタ25とを備える。管接続アダプタ25は、筒状であり、吸込口11と取水管100との接続を介する。
管接続アダプタ25は、一端にフランジ25Aを備え、他端にフランジ25Bを備える。フランジ25Aは、取水管100のフランジ100Aに固定される。フランジ25Bは、吸込口11のフランジ11Aに固定される。
フランジ25A及びフランジ25Bは、それぞれポンプの規格に適合する形状及び大きさである。例えば、フランジ25A及びフランジ25Bの内径の長さは、ポンプの規格に適合している。
管接続アダプタ25は、筒状の管部25Cの内壁に圧力センサ素子17を備える。管部25C内部の圧力は、管部25Cの内部が吸込口11を介して吸込室13と連通するため、吸込室13の室内の圧力と同じと見做すことができる。
制御装置20Bは、圧力センサ素子17を備えない自吸式ポンプ10Bに対しても、自吸式ポンプ10Bの規格に適合する管接続アダプタ25が取り付けられることにより、圧力値Pintに基づいて自吸式ポンプ10Bを自動運転させる。さらに、圧力センサ素子17は、管接続アダプタ25の取り外しが可能であるため、メンテナンスが容易である。
なお、ポンプ装置1Bは、圧力センサ素子18を内部に備える管接続アダプタ25を吐出口12に取り付けてもよい。これにより、ポンプ装置1Bは、自吸式ポンプ10Bが圧力センサ素子17及び圧力センサ素子18を備えなくても、圧力値Pintと圧力値Pdisとに基づいて自吸式ポンプ10Bを自動運転する。
1、1A、1B…ポンプ装置
10、10B…自吸式ポンプ
11…吸込口
12…吐出口
11A、12A…フランジ
13…吸込室
13B…逆止弁
14…吐出室
15…インペラ
16…モータ
16A…電源
16B…回転軸
17、18…圧力センサ素子
20、20A、20B…制御装置
21…制御回路
21A…タイマ回路
22、22A…圧力検出回路
23…操作入力部
24…報知回路
24A…スピーカ
25…管接続アダプタ
25A、25B…フランジ
25C…管部
100…取水管
200…排水管
100A、200A…フランジ

Claims (2)

  1. 取水管を介して吸込室に液体を吸い込み、吸い込んだ液体を吐出室に輸送する自吸式ポンプと、
    前記吸込室の室内の圧力値である第1圧力値を検出する第1検出部と、
    前記吐出室の室内の圧力値である第2圧力値を検出する第2検出部と、
    前記第1圧力値と前記第2圧力値とに基づいて前記自吸式ポンプの運転を制御する回路であって、前記自吸式ポンプを第1の所定時間運転させた後、前記第1圧力値が、前記吸込室に液体を吸い込むことが可能となる負圧である第1閾値以下であるか否かの第1判断と、前記第2圧力値が、前記吐出室から液体を吐き出すことが可能となる陽圧である第2閾値以上であるか否かの第2判断と、を行う制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、
    前記第1判断にて前記第1圧力値が前記第1閾値以下であると判断し、且つ、前記第2判断にて前記第2圧力値が前記第2閾値以上であると判断したとき、前記自吸式ポンプの運転を継続する第1制御を行い、
    前記第1判断にて前記第1圧力値が前記第1閾値以下でないと判断するか、又は、前記第2判断にて前記第2圧力値が前記第2閾値以上でないと判断したとき、前記自吸式ポンプの運転を停止する第2制御を行い、
    前記制御回路は、前記第2制御にて前記自吸式ポンプの運転を第2の所定時間停止させた後、前記自吸式ポンプの運転を再開し、当該自吸式ポンプを前記第1の所定時間運転させた後、再び前記第1判断及び前記第2判断を行い、それらの結果に応じて前記第1制御と前記第2制御とを選択的に行い、前記第2制御において、前記自吸式ポンプの運転を前記第2の所定時間停止させる回数が予め設定したリトライ回数に達すると警報出力処理を行う、ポンプ装置。
  2. 取水管を介して吸込室に液体を吸い込み、吸い込んだ液体を吐出室に輸送する自吸式ポンプと、
    前記吸込室の室内の圧力値である第1圧力値を検出する第1検出部と、
    前記第1圧力値に基づいて前記自吸式ポンプの運転を制御する回路であって、前記自吸式ポンプを第1の所定時間運転させた後、前記第1圧力値が、前記吸込室に液体を吸い込むことが可能となる負圧である第1閾値以下であるか否かの判断を行う制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、
    前記判断にて前記第1圧力値が前記第1閾値以下であると判断したとき、前記自吸式ポンプの運転を継続する第1制御を行い、
    前記判断にて前記第1圧力値が前記第1閾値以下でないと判断したとき、前記自吸式ポンプの運転を停止する第2制御を行い、
    前記第2制御にて前記自吸式ポンプの運転を第2の所定時間停止させた後、前記自吸式ポンプの運転を再開し、当該自吸式ポンプを前記第1の所定時間運転させた後、再び前記判断を行い、その結果に応じて前記第1制御と前記第2制御とを選択的に行い、前記第2制御において、前記自吸式ポンプの運転を前記第2の所定時間停止させる回数が予め設定したリトライ回数に達すると警報出力処理を行う、ポンプ装置。
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