JP6590657B2 - 車両用ドア開閉装置 - Google Patents

車両用ドア開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6590657B2
JP6590657B2 JP2015228725A JP2015228725A JP6590657B2 JP 6590657 B2 JP6590657 B2 JP 6590657B2 JP 2015228725 A JP2015228725 A JP 2015228725A JP 2015228725 A JP2015228725 A JP 2015228725A JP 6590657 B2 JP6590657 B2 JP 6590657B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
coil spring
outer cylinder
cylinder
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015228725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017094902A (ja
Inventor
幹雄 山形
幹雄 山形
秀晶 永田
秀晶 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U-SHINLTD.
Original Assignee
U-SHINLTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by U-SHINLTD. filed Critical U-SHINLTD.
Priority to JP2015228725A priority Critical patent/JP6590657B2/ja
Publication of JP2017094902A publication Critical patent/JP2017094902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6590657B2 publication Critical patent/JP6590657B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

本発明は、車両のボディとドアとの間に介設された伸縮可能な支持部材によってドアを開位置に保持可能な車両用ドア開閉装置に関するものである。
例えば、車両の後部開口部を開閉するバックドアとボディとの間に支持部材を介設し、該支持部材によってバックドアを開位置に保持することが行われているが、支持部材は、通常はバックドアの左右に第1支持部材及び第2支持部材としてそれぞれ設けられている。ここで、第1支持部材は、同心状に配置されて摺動可能に嵌合する内筒と外筒を備え、内筒には、駆動力を発生する電動モータ、該電動モータの回転を減速させる減速ギヤ機構等が収容され、外筒には、前記電動モータによって回転駆動されるスピンドル、該スピンドルに螺合するスピンドルナット、スピンドルの回転によって前記スピンドルナット及び内筒と共に軸方向に移動する第1ガイド管、該第1ガイド管及び内筒を軸方向に付勢するコイルスプリング、該コイルスプリングを収容して前記第1ガイド管を摺動可能にガイドする第2ガイド管等が収容されている(例えば、特許文献1参照)。
又、第2支持部材は、同心状に配置されて摺動可能に嵌合する内筒及び外筒と、前記内筒と前記外筒の内部に収容されてこれらの内筒と外筒を互いに離間させる方向に付勢するコイルスプリングと、径方向において前記コイルスプリングの内側に同心的に配置され、且つ、長手方向一端と他端が前記内筒と前記外筒にそれぞれ連結されてこれらの内筒と外筒を互いに離間する方向に付勢するガススプリングを含んで構成されている。尚、ガススプリングは、ダンパ機能を有するものであって、これに関しては例えば特許文献2に提案がなされている。
上記第1支持部材と第2支持部材をバックドアの左右に備えた車両用ドア開閉装置においては、第1及び第2支持部材にそれぞれ設けられたコイルスプリングと第2支持部材だけに設けられたガススプリングとの組み合わせによって、バックドアの開方向(伸長方向)と閉方向(収縮方向)の荷重を出力してバックドアの開閉操作をアシストするよう構成されている。
特開2014−101637号公報 特許第4761419号公報
ところで、ガススプリングを備える第2支持部材においては、ガススプリングの周囲にコイルスプリングが配置されているため、コイルスプリングが収縮したときには、その内径が縮小するために該コイルスプリングがガススプリングの外周に接触して座屈が発生し、異音を発生するとともに、コイルスプリングが本来の機能を発揮し得ないという問題が生じる。
そこで、コイルスプリングとガススプリングとの径方向隙間を座屈が生じない程度の大きさに設定することが考えられるが、そのためにはコイルスプリングの外径と内筒及び外筒の外径を大きくする必要があり、このことが第2支持部材の大型化を招くという問題が発生する。
又、ガススプリングの周囲に円筒状のスリーブを配置することも考えられるが、スリーブの組付構造における該スリーブの軸方向の固定ができないという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、特別な構造を要することなく、スリーブを軸方向に固定してその抜け止めを図ることができる車両用ドア開閉装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車両のボディとドアとの間に介設されて前記ドアを開位置に保持可能な支持部材を備え、前記支持部材は、同心状に配置されて摺動可能に嵌合する内筒及び外筒と、前記内筒と前記外筒の内部に収容されてこれらの内筒と外筒を互いに離間させる方向に付勢するコイルスプリングと、径方向において前記コイルスプリングの内側に同心的に配置され、長手方向一端と他端が前記内筒と前記外筒にそれぞれ連結されてこれらの内筒と外筒を互いに離間させる方向に付勢するガススプリングと、含んで構成される車両用ドア開閉装置において、径方向において前記ガススプリングと前記コイルスプリングとの間に、前記ガススプリングを覆う円筒状のスリーブを同心状に配置し、該スリーブを、組み付け時に前記ガススプリングを覆って内部に収容する、径方向に2分割された分割スリーブで構成したことを特徴とする。

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記コイルスプリングと前記スリーブとの径方向クリアランスを、前記コイルスプリングが前記スリーブを径方向内方へと付勢する値に設定したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記外筒の内周面の一部に、前記スリーブを径方向内方に付勢する保持部を形成したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記分割スリーブの軸方向一端内周と他端外周に第1鍔部と第2鍔部をそれぞれ突設し、前記第1鍔部が前記ガススプリングのシリンダの端部に軸方向に係合した状態で、前記第2鍔部に一端が当接する前記コイルスプリングの付勢力によって前記スリーブを軸方向に固定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記保持部は、前記外筒の内周面に突出した突起部として形成され、前記分割スリーブの第2鍔部は、軸方向において前記コイルスプリングと前記突起部との間で保持されることを特徴とする。
本発明によれば、ガススプリングを覆う円筒状のスリーブを径方向に2分割された分割スリーブで構成したため、軸方向においてガススプリングに係合する係合構造(第1鍔部)をスリーブ内に形成することができ、円筒状のスリーブを軸方向に固定してこれの抜け止めを図ることができる。
又、外筒の内周面の一部に形成された保持部によってスリーブを径方向内方に付勢するともに、コイルスプリングによってもスリーブを径方向内方に付勢するようにしたため、ガススプリングの作動時における分割スリーブの分離を確実に防ぐことができ、分割スリーブを接着することなく円筒状のスリーブを構成することができる。尚、一般的にスリーブは樹脂で構成され、コイルスプリングは金属で構成されているため、両者の相対的な軸方向の摺動が可能となる。
更に、分割スリーブの外周に形成された第2鍔部を軸方向においてコイルスプリングと突起部との間で保持するようにしたため、分割スリーブを径方向及び軸方向のガタツキを抑えて内筒と外筒の内部に収容することができる。
本発明に係る車両用ドア開閉装置に備えられた支持部材の分解斜視図である。 本発明に係る車両用ドア開閉装置に備えられた支持部材の断面図である。 本発明に係る車両用ドア開閉装置に備えられた支持部材のガススプリングと分割スリーブの斜視図である。 図1のA部拡大詳細図である。 本発明に係る車両用ドア開閉装置に備えられた支持部材において分割スリーブの内部にガススプリングを収容する状態を示す図である。 本発明に係る車両用ドア開閉装置に備えられた支持部材においてガススプリングが収容されたスリーブをコイルスプリングの内部に収容する状態を示す図である。 本発明に係る車両用ドア開閉装置に備えられた支持部材においてガススプリングが収容されたスリーブとコイルスプリングを外筒の内部に収容する状態を示す図である。 本発明に係る車両用ドア開閉装置に備えられた支持部材においてコイルスプリングの付勢力によってスリーブを軸方向と径方向に付勢する状態を示す部分断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る車両用ドア開閉装置に備えられた支持部材の分解斜視図、図2は同支持部材の断面図、図3は同支持部材のガススプリングと分割スリーブの斜視図、図4は図1のA部拡大詳細図、図5は本発明に係る車両用ドア開閉装置に備えられた支持部材において分割スリーブの内部にガススプリングを収容する状態を示す図、図6は同支持部材においてガススプリングが収容されたスリーブをコイルスプリングの内部に収容する状態を示す図、図7は同支持部材においてガススプリングが収容されたスリーブとコイルスプリングを外筒の内部に収容する状態を示す図、図8は同支持部材においてコイルスプリングの付勢力によってスリーブを軸方向と径方向に付勢する状態を示す部分断面図である。
本発明に係る車両用ドア開閉装置は、車両のドア(バックドア)を左右に配置された支持部材によってボディに対して開閉可能に支持するものであって、左右に配置された支持部材の一方は第1支持部材、他方は第2支持部材として構成されている。
上記第1支持部材の構成の図示及び構成の詳細な説明は省略するが、この第1支持部材は、同心状に配置されて摺動可能に嵌合する内筒と外筒を備え、内筒には、駆動力を発生する電動モータ、該電動モータの回転を減速させる減速ギヤ機構等が収容され、外筒には、前記電動モータによって回転駆動されるスピンドル、該スピンドルに螺合するスピンドルナット、スピンドルの回転によって前記スピンドルナット及び内筒と共に軸方向に移動する第1ガイド管、該第1ガイド管及び内筒を軸方向に付勢するコイルスプリング、該コイルスプリングを収容して前記第1ガイド管を摺動可能にガイドする第2ガイド管等が収容されている。
以下においては、第2支持部材(以下、単に「支持部材」と称する)1について説明する。
即ち、支持部材1は、図1及び図2に示すように、同心状に配置されて摺動可能に嵌合する円筒状の内筒2及び外筒3と、これらの内筒2と外筒3の内部に収容されてこれらの内筒2と外筒3を互いに離間させる方向に付勢するコイルスプリング4と、径方向において前記コイルスプリング4の内側に同心的に配置され、且つ、長手方向一端と他端が内筒2と外筒3にそれぞれ連結されてこれらの内筒2と外筒3を互いに離間させる方向に付勢するガススプリング5を含んで構成されており、径方向においてコイルスプリング4とガススプリング5との間には、ガススプリング5を覆う円筒状のスリーブ6が同心状に配置されている。
前記外筒3は、その軸方向一端(図1及び図2の左端)が開口しており、この開口部から前記内筒2が挿入されて当該外筒3の内周に軸方向に摺動可能に嵌合している。そして、外筒3の軸方向他端(図1及び図2の右端)には、ワッシャ7を介してインサート部材8とボールソケット9が結着されている。ここで、インサート部材8は、その一端がボールソケット9の内部に一体的にインサート成形されており、ボールソケット9は、不図示のボールジョイントを介して車両の固定側の不図示のボディに取り付けられている。尚、図1に示すように、外筒3の長手方向中間部には、円孔状の複数の水抜き孔3aが形成されている。
又、前記内筒2の外筒3内に挿入された部分の軸方向一端(図1及び図2の右端)は開口しており、軸方向他端には、ワッシャ10を介してインサート部材11とボールソケット12が結着されている。ここで、インサート部材11は、その一端がボールソケット12の内部に一体的にインサート成形されており、ボールソケット12は、不図示のボールジョイントを介して車両の可動側の不図示のドアに取り付けられている。尚、図1に示すように、内筒2の長手方向一端部(図1の左端部)には、円孔状の複数の水抜き孔2aが形成されている。
そして、内筒2と外筒3の内部中心に同心状に収容された前記ガススプリング5は、図2に示すように、シリンダ13の内部にピストンロッド14を挿入し、該ピストンロッド14のシリンダ13内に臨む一端(図2の右端)には、シリンダ13の内周に軸方向に摺動可能に嵌合するピストン15が結着されている。尚、シリンダ13のピストンロッド14が貫通する部位には、ピストンロッド14の外周に摺接して該ピストンロッド14の軸方向の移動をガイドするロッドガイド16と、シリンダ13内を気密に封止するシール部材17が設けられている。
而して、ガススプリング5のシリンダ13内には、圧縮ガス(窒素ガス)と適量のオイルが封入されており、シリンダ13内は前記ピストン15によってロッド室S1とピストン室S2とに区画されている。そして、ピストン15には、ロッド室S1とピストン室S2とを連通させるオリフィス15aが形成されている。ここで、ピストン15のロッド室S1側の受圧面積は、ピストン室S2側の受圧面積よりもピストンロッド14の横断面積分だけ小さいため、ピストン15とピストンロッド14には、圧縮ガスの圧力による伸長方向(図2の左方)の付勢力が常時作用している。
而して、ガススプリング5のシリンダ13の一端(図2の右端)には連結部材18が取り付けられており、この連結部材18は、前記インサート部材8に嵌め込まれて螺着されている。又、ピストンロッド14の一端(図2の左端)は、前記インサート部材11に嵌め込まれて螺着されている。従って、ガススプリング5の軸方向一端(図2の左端)は内筒2に取り付けられ、他端(図2の右端)は外筒3に取り付けられており、ガススプリング5は、車両のドアの開閉動作に伴って伸縮動する。
又、内筒2と外筒3の内部に縮装された前記コイルスプリング4は、内筒2を伸長方向(図2の左方)に付勢しており、このコイルスプリング2の内側に配置された円筒状の前記スリーブ6は、径方向(上下)に2分割された分割スリーブ6Aによって構成されている。ここで、各分割スリーブ6Aは、樹脂によって一体成形されており、これらの軸方向一端(図2及び図3の左端)の内周には、半リング状の第1鍔部6aがそれぞれ一体に形成され、軸方向他端(図2及び図3の右端)の外周には、半リング状の第2鍔部6bがそれぞれ一体に形成されている。尚、図3に示すように、各分割スリーブ6Aの第2鍔部6bに隣接する部位には、外筒3に係合して当該分割スリーブ6Aの回り止めを図るためのリブ6cがそれぞれ一体に形成されている。
ここで、本実施の形態では、コイルスプリング4とスリーブ6との径方向クリアランスは、コイルスプリング4がスリーブ6を径方向内方へと付勢することができる程度の小さな値に設定されている。
又、図2に示すように、外筒3の内周面の一部(図2の右端部)には、スリーブ6を径方向内方に付勢する保持部3Aが一体に形成されている。この保持部3Aは、外筒3の内周面に突出した突起部として形成されており、図2に示すように、スリーブ6の各分割スリーブ6Aの端部外周にそれぞれ一体に形成された第2鍔部6bは、軸方向においてコイルスプリング4と保持部3Aとの間で保持されている。つまり、スリーブ6(分割スリーブ6A)は、その一端内周面に形成された第1鍔部6aがシリンダ13の端面に係合し、他端の外周面に形成された第2鍔部6bがコイルスプリング4によって付勢されて外筒3の保持部3Aに当接することによって軸方向に位置決めされた状態で固定されている。
ところで、支持部材1の組み立てに際しては、図5に示すように、ガススプリング5を2分割された分割スリーブ6Aによって覆うことによって、これらの分割スリーブ6Aの内部にガススプリング5を収容する。
次に、図6に示すように、スリーブ6(分割スリーブ6A)の内部に収容されたガススプリング5をコイルスプリング4の内部に挿入して収容する。そして、図7に示すように、組み付けられたコイルスプリング4とガススプリング5及びスリーブ6を外筒3内に挿入して収容し、最後に外筒3の開口端から内筒2を挿入して両者を嵌合させれば、支持部材1が図2に示すように組み立てられる。
次に、以上のように構成された支持部材(以下、「第2支持部材」と称する)1と不図示の第1支持部材を備える車両用ドア開閉装置の作用について説明する。
車両のドアが閉じている状態では、不図示の第1支持部材と第2支持部材1は、最圧縮状態にあり、この状態から例えばドアに設けられた操作スイッチを操作してドアを開位置へ操作すると、第1支持部材においては、これを検知した車載の不図示のコントローラにより電動モータが駆動されてスピンドルが回転駆動される。すると、スピンドルに螺合挿通するスピンドルナットが第1ガイド管及び内筒と共に移動して内筒が外筒から押し出され、第1支持部材が伸長するため、ボールジョイントを介して支持部材1の軸方向一端に連結されたドアが開位置に駆動される。
又、第2支持部材1においては、ドアの開動作に連動して内筒2が外筒3から引き出されるが、これに伴ってガススプリング5が伸長してピストンロッド14とピストン15がシリンダ13内を移動する。具体的には、ガススプリング5において、ピストン15がシリンダ13内を図2の左方へと摺動すると、ロッド室S1の圧縮ガスがピストン15によって圧縮されてピストン15のオリフィス15aを通ってピストン室S2へと流れるが、圧縮ガスがオリフィス15aを通過するときの流動抵抗によってガススプリング5には所要の減衰力が発生し、ドアを開く際の衝撃が減衰力によって吸収される。このドアの開操作においては、コイルスプリング4とガススプリング5の付勢力によって操作力がアシストされる。尚、ガススプリング5においては、シリンダ13内に封入されたオイルの粘性抵抗によって伸長方向の速度が制御される。
そして、ドアが開位置へと移動すると、第1支持部材のコイルスプリングと第2支持部材1のガススプリング5及びコイルスプリング4の付勢力や各種駆動部材の摺動抵抗がドアの自重による閉じ方向の力とバランスを取るように構成されているためにドアが開位置に保持される。これにより、ドアを任意の開位置で停止させることができるようになっている。
以上において、本発明に係る車両用ドア開閉装置においては、支持部材(第2支持部材)1に設けられたガススプリング5を覆う円筒状のスリーブ6を径方向に2分割された分割スリーブ6Aで構成したため、軸方向においてガススプリング5に係合する係合構造(第1鍔部6a)をスリーブ6内に形成することができ、円筒状のスリーブ6を軸方向に固定してこれの抜け止めを図ることができる。
又、図8に示すように、支持部材1の外筒3の内周面の一部に形成された保持部3Aによってスリーブ6が径方向内方に付勢されるともに、コイルスプリング4によってもスリーブ6が径方向内方に付勢されるため、ガススプリング5の作動時における分割スリーブ6Aの分離を確実に防ぐことができ、分割スリーブ6Aを接着することなく円筒状のスリーブ6を構成することができる。尚、本実施の形態では、スリーブ6が樹脂で構成され、コイルスプリング4が金属で構成されているため、両者の相対的な軸方向の摺動が可能となる。
更に、分割スリーブ6Aの外周に形成された第2鍔部6bを軸方向においてコイルスプリング4と外筒の保持部(突起部)3Aとの間で保持するようにしたため、図8に示すように、分割スリーブ6Aがコイルスプリング4によって軸方向にも付勢され、スリーブ6(分割スリーブ6A)を軸方向のガタツキを抑えた状態で内筒2と外筒3の内部に収容することができる。
尚、以上の実施の形態では、支持部材1の外筒3の端部を車両のボディに連結し、内筒2の端部を車両のドアに連結する構成を採用したが、これとは逆に支持部材1の外筒3の端部を車両のドアに連結し、内筒2の端部を車両のボディに連結する構成を採用しても良い。
1 支持部材(第2支持部材)
2 内筒
2a 内筒の水抜き孔
3 外筒
3A 外筒の保持部(突起部)
3a 外筒の水抜き孔
4 コイルスプリング
5 ガススプリング
6 スリーブ
6A 分割スリーブ
6a スリーブの第1鍔部
6b スリーブの第2鍔部
6c スリーブのリブ
7 スプリングワッシャ
8 インサート部材
9 ボールソケット
10 ワッシャ
11 インサート部材
12 ボールソケット
13 シリンダ
14 ピストンロッド
15 ピストン
15a オリフィス
16 ロッドガイド
17 シール部材
18 連結部材
S1 ロッド室
S2 ピストン室

Claims (5)

  1. 車両のボディとドアとの間に介設されて前記ドアを開位置に保持可能な支持部材を備え、
    前記支持部材は、
    同心状に配置されて摺動可能に嵌合する内筒及び外筒と、
    前記内筒と前記外筒の内部に収容されてこれらの内筒と外筒を互いに離間させる方向に付勢するコイルスプリングと、
    径方向において前記コイルスプリングの内側に同心的に配置され、長手方向一端と他端が前記内筒と前記外筒にそれぞれ連結されてこれらの内筒と外筒を互いに離間させる方向に付勢するガススプリングと、
    を含んで構成される車両用ドア開閉装置において、
    径方向において前記ガススプリングと前記コイルスプリングとの間に、前記ガススプリングを覆う円筒状のスリーブを同心状に配置し、該スリーブを、組み付け時に前記ガススプリングを覆って内部に収容する、径方向に2分割された分割スリーブで構成したことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  2. 前記コイルスプリングと前記スリーブとの径方向クリアランスを、前記コイルスプリングが前記スリーブを径方向内方へと付勢する値に設定したことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア開閉装置。
  3. 前記外筒の内周面の一部に、前記スリーブを径方向内方に付勢する保持部を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ドア開閉装置。
  4. 前記分割スリーブの軸方向一端内周と他端外周に第1鍔部と第2鍔部をそれぞれ突設し、前記第1鍔部が前記ガススプリングのシリンダの端部に軸方向に係合した状態で、前記第2鍔部に一端が当接する前記コイルスプリングの付勢力によって前記スリーブを軸方向に固定することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両用ドア開閉装置。
  5. 前記保持部は、前記外筒の内周面に突出した突起部として形成され、前記分割スリーブの第2鍔部は、軸方向において前記コイルスプリングと前記突起部との間で保持されることを特徴とする請求項4に記載の車両用ドア開閉装置。
JP2015228725A 2015-11-24 2015-11-24 車両用ドア開閉装置 Active JP6590657B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015228725A JP6590657B2 (ja) 2015-11-24 2015-11-24 車両用ドア開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015228725A JP6590657B2 (ja) 2015-11-24 2015-11-24 車両用ドア開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017094902A JP2017094902A (ja) 2017-06-01
JP6590657B2 true JP6590657B2 (ja) 2019-10-16

Family

ID=58803558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015228725A Active JP6590657B2 (ja) 2015-11-24 2015-11-24 車両用ドア開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6590657B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107630621A (zh) * 2017-09-29 2018-01-26 上海驰助汽车零部件有限公司 一种防爆式电撑杆

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017094902A (ja) 2017-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6937563B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
US10900270B2 (en) Actuator for a vehicle-door
US10544615B2 (en) Actuator for opening and closing a vehicle door
KR20190109538A (ko) 스핀들 구동 장치
US8393237B2 (en) Driving device for a hatch in a motor vehicle
KR20100137170A (ko) 랙 구동식 전동 파워 스티어링 장치
JP2018021408A (ja) 車両用ドア開閉装置
JP2021504608A (ja) 自動車の閉鎖エレメントのための駆動装置
JP2009008264A (ja) 駆動装置
JP2019157491A (ja) 車両用ドア開閉装置
JP7023695B2 (ja) ワイパモータおよびワイパモータを生産する方法
JP6590657B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
EP3214337B1 (en) Shock absorber
CN113677588A (zh) 车辆转向柱
JP6768397B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP5811735B2 (ja) 車両のステアリング装置
CN114207238A (zh) 用于机动车辆的封闭元件的主轴驱动器
KR102181869B1 (ko) 자동차의 조향 컬럼
JP5765628B2 (ja) 車両のステアリング装置
JP4645901B2 (ja) シリンダ装置
US10837572B2 (en) Power transmission mechanism, actuator, and vehicle actuator
US11952034B2 (en) Power column actuator mounting device
JP7069855B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
KR102419686B1 (ko) 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
JP2023095561A (ja) 整流装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180704

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20181025

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6590657

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250