JP6589459B2 - インクジェットヘッドおよびインクジェット装置 - Google Patents

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本発明は、圧電体を用いたインクジェットヘッドおよびインクジェット装置に関する。
インクジェット装置は、インクジェットヘッドからインクを吐出することにより、被印刷面に印字や描画を行う装置である。インクジェット装置に搭載されるインクジェットヘッドは、インクを充填するための圧力室と、圧力室にインクを導くための流路と、圧力室に繋がるノズルと、圧力室に充填されたインクに圧力を付与するアクチュエータとを備える。アクチュエータを駆動して圧力室内の圧力を高めることにより、圧力室に充填されたインクがノズルから吐出される。
上記構成のインクジェットヘッドでは、アクチュエータの駆動源として圧電体が用いられ得る。この場合、圧電体は、ノズルごと、すなわち圧力室ごとに個別に配置される。したがって、インクジェットヘッドには、個々の圧電体に駆動信号(電圧)を印加するための構成が必要となる。
以下の特許文献1には、圧電素子の個別電極に駆動信号を与えるために、半田接合またはACF(異方導電性膜)接合もしくはワイヤボンディングで、個別電極にFPCケーブルが接続された構成が示されている。FPCケーブルには、各圧電素子に選択的に駆動波形を印加するための駆動回路(ドライバIC)が接続されている。
特開2014−108552号公報
一般に、インクジェットヘッドには、吐出するインクの色ごとに、複数列のノズルが設けられている。ここで、各色のインクは、粘度等が互いに相違するため、各列のノズルに対応付けられた圧電体には、それぞれ、各色のインクに適する波形の駆動信号が印加される。
ここで、複数列のノズルに対応付けられて複数列の圧電体が一つのアクチュエータに配置される場合、当該アクチュエータには、各列の圧電体に駆動信号を印加するための端子と、各端子を対応する圧電体に電気的に接続するためのパターン配線が設けられ得る。この場合、列ごとに前記端子と駆動回路(ドライバIC)を設ける方法を採り得るが、こうすると、インクジェットヘッドの構成が複雑になり、且つ、コストの上昇を招いてしまう。
かかる課題に鑑み、本発明は、単一の駆動回路によって複数列の圧電体に精度良く駆動信号を供給することが可能なインクジェットヘッドおよびインクジェット装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、インクジェットヘッドに関する。第1の態様に係るインクジェットヘッドは、アクチュエータと、インクが充填され、前記アクチュエータが駆動されることにより前記インクの圧力が変化する圧力室と、前記アクチュエータが駆動されることにより前記圧力室に充填された前記インクを吐出するノズルと、少なくとも第1の駆動波形と、前記第1の駆動波形と異なる第2の駆動波形とを出力する駆動回路と、を備える。ここで、アクチュエータは、所定の間隔で所定の配列方向に一列に並ぶ複数の圧電体からなる第1の圧電体群と、前記第1の圧電体群に対して前記配列方向に垂直な方向に隣り合う位置に、前記所定の間隔で前記配列方向に一列に並ぶ複数の圧電体からなる第2の圧電体群と、前記第1の圧電体群に対して前記第2の圧電体群と反対側に配置され、前記第1の圧電体群の個々の前記圧電体と前記第2圧電体群の個々の前記圧電体とにそれぞれ駆動信号を供給するための複数の端子からなる端子群と、前記端子群の前記各端子をそれぞれ対応する前記圧電体に接続するためのパターン配線と、を有し、前記第1の圧電体群の前記圧電体と、前記第2の圧電体群の前記圧電体とが、前記配列方向に垂直な方向に並ぶように配置されており、前記第2の圧電体群の前記圧電体と前記端子とを接続する前記パターン配線が、前記第1の圧電体群の隣り合う2つの前記圧電体の間の隙間を通るように設定されている。また、前記第2の圧電体群の前記圧電体と前記端子とを接続する前記パターン配線は、前記端子から前記配列方向に垂直な方向に直線状に延びて前記隙間を通る第1部分と、前記第1部分の前記端子側とは反対側の端部から前記配列方向に延びて前記第2の圧電体群の前記圧電体に接続される第2部分とからなる。また、前記駆動回路は、前記第1の圧電体群に接続された前記端子を介して前記第1の駆動波形を前記第1の圧電体群に印加し、前記第2の圧電体群に接続された前記端子を介して前記第2の駆動波形を前記第2の圧電体群に印加する。
本態様に係るインクジェットヘッドによれば、前記端子群の各端子に単一の駆動回路の信号線を接続することにより、第1および第2の圧電体群の圧電体を駆動することができる。また、第2の圧電体群の圧電体と端子とを接続するパターン配線が、第1の圧電体群の隣り合う2つの圧電体の間の隙間を通るように設定されているため、第2の圧電体群の各圧電体に接続されるパターン配線を、第1の圧電体群を迂回して大きく引きまわす必要がない。よって、アクチュエータの大型化を回避でき、また、配線パターン導通時に駆動信号に減衰やノイズの重畳等が生じることを抑制することができる。よって、本態様に係るインクジェットヘッドによれば、大型化を回避しながら、単一の駆動回路によって複数列の圧電体に精度良く駆動信号を供給することが可能なインクジェットヘッドを提供することができる。
本発明の第2の態様は、インクジェット装置に関する。第3態様に係るインクジェット装置は、第2の態様に係るインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給部と、を備える。
第2の態様によれば、上記第1の態様と同様、大型化を回避しながら、単一の駆動回路によって複数列の圧電体に精度良く駆動信号を供給することが可能なインクジェット装置を実現できる。
以上のとおり、本発明によれば、単一の駆動回路によって複数列の圧電体に精度良く駆動信号を供給することが可能なインクジェットヘッドおよびインクジェット装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1(a)は実施の形態に係るインクジェットヘッドの構成を示す図、図1(b)は実施の形態に係るアクチュエータと構造体とを組み合わせた構成を模式的に示す図である。 図2(a)は実施の形態に係るアクチュエータと構造体の一部を拡大した図、図2(b)は、メイン流路と圧力室の部分を模式的に示す図である。図2(c)は、構造体におけるノズルの配列を模式的に示す図である。 図3(a)は、実施の形態に係るアクチュエータに配された端子と配線パターンを模式的に示す図、図3(b)は、実施の形態に係るアクチュエータの端子と駆動回路との接続を模式的に示す図である。 図4は、実施の形態に係るアクチュエータと駆動回路の電気的接続状態を模式的に示す図である。 図5(a)は、インクの粘度に応じて変更される駆動波形の例を模式的に示す図、図5(b)は、インクのドット径(インク滴量)に応じて変更される駆動波形の例を模式的に示す図である。 図6は、実施の形態に係るインクジェット装置の構成を示すブロック図である。 図7は、比較例に係るアクチュエータの構成の一部を模式的に示す図である。 図8(a)は、他の比較例に係るアクチュエータの構成を駆動回路との接続状態とともに模式的に示す図である。図8(b)は、他の実施の形態に係るアクチュエータの構成を駆動回路との接続状態とともに模式的に示す図である。 図9は、変更例に係るアクチュエータの構成を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。便宜上、各図には、互いに直交するX、Y、Z軸が付記されている。Z軸方向がインクジェットヘッド1の高さ方向であり、Z軸正方向が下方向である。また、X軸方向がインクジェットヘッド1の厚み方向で、Y軸方向がインクジェットヘッド1の幅方向である。インクジェットヘッド1は、Z軸正方向(下方向)にインクを吐出する。
図1(a)は、実施の形態に係るインクジェットヘッド1の構成を示す図であり、図1(b)は、実施の形態に係るアクチュエータ30と構造体40とを組み合わせた構成を模式的に示す図である。
図1(a)に示すように、インクジェットヘッド1は、収納ボックス10と、ヘッドベース20とを備える。収納ボックス10は、ヘッドベース20に対して着脱可能となっている。
収納ボックス10は、下面が開放された矩形の箱体からなっている。収納ボックス10の上面には内部に繋がる切欠き10aが設けられ、この切欠き10aを介して回路基板11が収納ボックス10に収納されている。回路基板11にはアクチュエータ30を駆動するための駆動回路が実装されている。
ヘッドベース20は、上下に貫通する矩形の開口20aを中央に有する枠体からなっている。開口20aのY軸正側とY軸負側に、それぞれ、開口20aと繋がる円形の穴部20bが設けられている。開口20aの下端に、図1(b)に示すアクチュエータ30と構造体40が設置される。アクチュエータ30は、開口20a内において回路基板11と電気的に接続される。穴部20bは、インク供給用のチューブ(図示せず)を開口20a内部へと導くためのものである。アクチュエータ30と回路基板11の接続形態は、追って、図3(b)および図4を参照して説明する。
図1(b)に示すように、アクチュエータ30は、長方形の輪郭を有する板体からなっている。アクチュエータ30は、構造体40の上面に重ねられる。構造体40には、長方形の輪郭を有する板体からなっている。また、構造体40には、X軸方向に並ぶ4つのメイン流路51が形成されている。
アクチュエータ30のY軸正側の端部とY軸負側の端部には、それぞれ、上下に貫通する4つのインク供給口31がX軸方向に並んで形成されている。Y軸方向に並ぶ2つのインク供給口31はそれぞれ、一つのメイン流路51に繋がっている。また、アクチュエータ30の裏面には溝が形成されている。アクチュエータ30が構造体40に重ねられることにより、アクチュエータ30裏面の溝と構造体40の上面との間に、圧力室52が形成される。圧力室52は、構造体40に形成された連絡流路53(図2(b)参照)を介してメイン流路51に繋がっている。
なお、アクチュエータ30上面のX軸負側の端部とX軸正側の端部には、それぞれ、回路基板11のFPCを接続するための端子群T1、T2が設けられている。端子群T1、T2の詳細については、追って、図3(a)を参照して説明する。
図2(a)は、図1(b)の構成のY軸正側の端部を拡大した図である。上記のようにメイン流路51は、端部がインク供給口31に繋がっている。メイン流路51に沿って多数の圧力室52が配置され、各圧力室52が連絡流路53によってメイン流路51に繋がっている。
図1(b)に戻り、8つのインク供給口31には、それぞれ、個別に管(図示せず)が嵌められ、各管にインク供給用のチューブ(図示せず)が接続される。管は、開口20a内に配された支持部材によって支持され、管に接続されたチューブが穴部20bを介して外部に引き出される。インク供給用のチューブと管を介してインクがインク供給口31に供給される。これにより、メイン流路51および連絡流路53を通ってインクが圧力室52に供給される。Y軸方向に並ぶ2つのインク供給口31には同じ色のインクが供給され、X軸方向に並ぶ4つのインク供給口31には互いに異なる色のインクが供給される。したがって、図1(b)の構成では、4色のインクがアクチュエータ30に供給される。これにより、Y軸方向に並ぶ圧力室52には同じ色のインクが充填され、X軸方向に並ぶ圧力室52には互いに異なる色のインクが充填される。
図2(b)は、図2(a)の構成を、圧力室52のY軸方向の中央位置において、X−Z平面に平行な面で切断した断面を模式的に示す断面図である。
メイン流路51に流入されたインク60は、連絡流路53を通って圧力室52に充填される。構造体40は、メイン流路51および連絡流路53を有する上部材40aと、ノズル41を有する下部材40bからなっている。下部材40bには、圧力室52からZ軸正方向に延びる流路の部分に、ノズル41となる円形の孔が形成されている。ノズル41は、Z軸正方向に向かうに従って次第に径が小さくなっており、出口付近で径が均一になっている。また、アクチュエータ30には、圧力室52の上側に、上下方向(Z軸方向)に変形可能な圧電駆動部32が形成されている。圧電駆動部32が下方に変形すると、圧力室52の容積が減少し、圧力室52に充填されたインク60の圧力が高まる。これにより、ノズル41からインク60の液滴61が吐出される。圧電駆動部32は、図1(b)の圧力室52ごと、すなわちノズル41ごとに個別に配されている。
本実施の形態では、圧電駆動部32が圧電体薄膜からなる圧電体33と、圧電体33の変形に伴い変形する振動板34と、圧電体33に電圧(駆動信号)を印加するための上部電極35を備える構成となっている。振動板34は、各圧電体33の下部電極(共通電極)を兼ねている。電圧が印加されることにより圧電体33がZ軸方向に変形し、これに伴い、振動板34が変形する。これにより、インク60の液滴61がノズル41から吐出される。
図2(c)は、構造体40におけるノズル41の配列を模式的に示す図である。
図2(c)に示すように、構造体40には、複数のノズル41が一列に並ぶように配置されている。構造体40には、4つのノズル41の列L1〜L4が配置されている。たとえば、列L1〜L4に、それぞれ、200個のノズル41が一定間隔で設けられている。各列のノズル41の数はこれに限られるものではない。
本実施の形態では、各列のノズル41に対応する位置に、圧電体33が個別に配置されている。すなわち、アクチュエータ30には、色ごとに1列に並ぶように複数の圧電体33が配置されている。さらに、アクチュエータ30には、各列の圧電体33にそれぞれ駆動信号を供給するための複数の端子からなる端子群T1、T2(図1(b)参照)と、端子群T1、T2の各端子をそれぞれ対応する圧電体33に接続するためのパターン配線とが設けられている。
図3(a)は、アクチュエータ30に配された端子と配線パターンを模式的に示す図である。図3(a)は、アクチュエータ30をX軸負側から見た平面図であり、便宜上、インク供給口31が省略されている。
図3(a)において、H1〜H4は、複数の圧電体33からなる圧電体群を示している。圧電体群H1〜H4は、それぞれ、一定の間隔で一列に並ぶ圧電体33からなっている。圧電体群H1〜H4は、それぞれ、図2(c)に示すノズル41の列L1〜L4に対応する。圧電体群H1〜H4の各圧電体33は、それぞれ、列L1〜L4上のノズル41の上方(Z軸負側)に配置されている。本実施の形態では、圧電体群H1〜H4の圧電体33がX軸方向に並ぶように配置されている。圧電体群H1〜H4にそれぞれ含まれる圧電体33の数は、互いに同じである。
上記のように、アクチュエータ30上面のX軸負側の端部とX軸正側の端部には、それぞれ、回路基板11側の駆動回路を接続するための端子群T1、T2が設けられている。端子群T1は、圧電体群H1、H2の各圧電体33に駆動信号を印加するためのものであり、端子群T2は、圧電体群H3、H4の各圧電体33に駆動信号を印加するためのものである。
端子群T1に含まれる端子のうち、Y軸正側の端の端子PAD0は、全ての圧電体33の共通電極(下部電極)である振動板34に接続されている。端子群T1は、端子PAD0に続いて、Y軸負方向に、圧電体群H1の圧電体33に駆動信号を印加するための端子PAD1と圧電体群H2の圧電体33に駆動信号を印加するための端子PAD2が一定間隔で交互に配置されている。端子PAD1は、それぞれ、圧電体群H1の圧電体33のX軸負側に並んでいる。端子PAD2は、それぞれ、圧電体群H1の隣り合う圧電体33間の隙間のX軸負側に並んでいる。
端子群T2にも、端子群T1と同様、Y軸正側の端に端子PAD0が配置されている。端子群T2は、端子PAD0に続いて、Y軸負方向に、圧電体群H3の圧電体33に駆動信号を印加するための端子PAD3と圧電体群H4の圧電体33に駆動信号を印加するための端子PAD4が一定間隔で交互に配置されている。端子PAD3は、それぞれ、圧電体群H4の隣り合う圧電体33間の隙間のX軸正側に並んでいる。端子PAD4は、それぞれ、圧電体群H4の圧電体33のX軸正側に並んでいる。
さらに、アクチュエータ30には、パターン配線SP1〜SP4が配されている。パターン配線SP1〜SP4は、製膜工程により形成される。パターン配線SP1〜SP4は、それぞれ、対応する圧電体33の上部電極35に接続されている。
端子群T1の端子PAD1は、X軸正方向に直線状に延びるパターン配線SP1によって、X軸正側に隣り合う圧電体33の上部電極35に接続されている。また、端子群T1の端子PAD2は、圧電体群H1の隣り合う圧電体33間の隙間を通るパターン配線SP2によって、圧電体群H2の圧電体33の上部電極35に接続されている。パターン配線SP2は、端子PAD2からX軸正方向に直線状に延びた後、圧電体群H2の圧電体33のY軸負側でY軸正方向に曲がって圧電体群H2の圧電体33の上部電極35へと至っている。各パターン配線SP2は、圧電体群H1の隙間の並び方向に順番に、一つの隙間に収められている。パターン配線SP1は、全て長さが同じである。また、パターン配線SP2も、全て長さが同じである。
端子群T2の端子PAD4は、X軸負方向に直線状に延びるパターン配線SP4によって、X軸負側に隣り合う圧電体33の上部電極35に接続されている。また、端子群T2の端子PAD3は、圧電体群H4の隣り合う圧電体33間の隙間を通るパターン配線SP3によって、圧電体群H3の圧電体33の上部電極35に接続されている。パターン配線SP3は、端子PAD3からX軸負方向に直線状に延びた後、圧電体群H3の圧電体33のY軸負側でY軸正方向に曲がって圧電体群H3の圧電体33の上部電極35へと至っている。各パターン配線SP3は、圧電体群H4の隙間の並び方向に順番に、一つの隙間に収められている。パターン配線SP3は、全て長さが同じである。また、パターン配線SP4も、全て長さが同じである。
図3(b)は、アクチュエータ30の端子PAD0、PAD1、PAD2と駆動回路80との接続を模式的に示す図である。なお、図3(b)には、端子群T1側の接続形態が示されているが、端子群T2側も同様の形態で、駆動回路が端子群T2に接続されている。
図3(b)に示すように、FPC(Flexible printed circuits)70を介して、駆動回路80(ドライバIC)が端子群T1に接続される。FPC70の端部には、端子群T1の端子PAD0〜PAD2にそれぞれ接続される端子を備えた端子部71が設けられている。また、FPC70には、端子群T1の各端子に駆動信号を供給するための駆動回路80が実装されている。駆動回路80の各出力端子がパターン配線によって、端子部71の端子に接続されている。駆動回路80は、制御信号に基づいて、端子部71の各端子に駆動信号を供給する。端子部71の各端子は、それぞれ、端子群T1の端子PAD0〜PAD2に重ねられるようにして、半田等によって、端子群T1の端子PAD0〜PAD2に接続される。
図4は、アクチュエータ30と駆動回路80、90の電気的接続状態を模式的に示す図である。図4には、端子群T1と駆動回路80との接続形態の他、端子群T2と駆動回路90(ドライバIC)の接続形態も示されている。端子群T2と駆動回路90の接続形態は、図3(b)を参照して説明した端子群T1と駆動回路80の接続形態と同様である。
また、図4では、端子PAD1〜PAD4を区別するために、便宜上、端子PAD1〜PAD4に互いに異なるハッチングが付されている。端子PAD0の接続形態は図示省略されているが、端子群T1、T2の端子PAD0も、それぞれ、駆動回路80、90の対応する端子に接続されている。
駆動回路80、90は、それぞれ、端子群T1、T2の各端子に対応づけられたスイッチ81、91を備えている。上から奇数番目のスイッチ81は端子群T1の端子PAD1に接続され、上から偶数番目のスイッチ81は端子群T1の端子PAD2に接続されている。また、上から奇数番目のスイッチ91は端子群T2の端子PAD4に接続され、上から偶数番目のスイッチ91は端子群T2の端子PAD3に接続されている。
駆動回路80において、上から奇数番目のスイッチ81は、並列に接続される。また、上から偶数番目のスイッチ81も、並列に接続される。上から奇数番目のスイッチ81には、回路基板11(図1(a)参照)から、圧電体群H1に対応する色のインクの吐出に適した第1の駆動波形の駆動信号DS1が供給される。同様に、上から偶数番目のスイッチ81にも、回路基板11から、圧電体群H2に対応する色のインクの吐出に適した第2の駆動波形の駆動信号DS2が供給される。したがって、上から奇数番目のスイッチ81と上から偶数番目のスイッチ81が開閉制御されることにより、圧電体群H1、H2の圧電体33に駆動信号DS1、DS2が印加され、対応するノズル41からインクが吐出される。
駆動回路90において、上から奇数番目のスイッチ91は、並列に接続される。また、上から偶数番目のスイッチ91も、並列に接続される。上から奇数番目のスイッチ81には、回路基板11(図1(a)参照)から、圧電体群H4に対応する色のインクの吐出に適した第4の駆動波形の駆動信号DS4が供給される。同様に、上から偶数番目のスイッチ91にも、回路基板11から、圧電体群H3に対応する色のインクの吐出に適した第3の駆動波形の駆動信号DS3が供給される。したがって、上から奇数番目のスイッチ91と上から偶数番目のスイッチ91が開閉制御されることにより、圧電体群H1、H2の圧電体33に駆動信号DS4、DS3が印加され、対応するノズル41からインクが吐出される。
スイッチ81、91の開閉は、回路基板11から供給される制御信号によって制御される。こうして、印刷画像に対応するノズル41からインクが被印刷面に吐出される。
図5(a)は、インクの粘度に応じて変更される駆動波形の例を模式的に示す図である。
インクの粘度が高くなると、インクをノズルから吐出する際の圧力を高める必要がある。このため、図5(a)に示すように、高粘度のインクでは、低粘度のインクに比べて、駆動波形の振幅が大きくなる。したがって、圧電体群H1〜H4の駆動によりそれぞれ吐出される各色のインクの粘度が互いに異なる場合は、各色のインクに適した振幅の駆動波形が、駆動信号DS1〜DS4の第1ないし第4の駆動波形として、設定される。
図5(b)は、インクのドット径(インク滴量)に応じて変更される駆動波形の例を模式的に示す図である。
圧電体群H1〜H4ごとに、インクのドット径(インク滴量)を変更する必要がある場合が想定され得る。たとえば、インクの種類により、紙等の媒体にインク滴が着弾した後に、インクのにじみ量が異なり、媒体に定着した後のドット径がインク間で相違するような場合がある。このような場合、圧電体群H1〜H4ごとに、インクのドット径(インク滴量)を変更する必要がある。また、圧電体群H1〜H4間で圧電体33の特性に多少のずれが生じる場合もあり、このような場合も、駆動波形を微妙に変化させる必要がある。
図5(b)に示すように、インクのドット径(インク滴量)は、駆動波形に含まれるパスルの数によって調整され得る。ドット径(インク滴量)を高めるためには、駆動波形に含まれるパルスの数を増加させ、ドット径(インク滴量)を低下させるためには、駆動波形に含まれるパルスの数を減少させる。したがって、圧電体群H1〜H4の駆動によりそれぞれ吐出される各色のインクのドット径(インク滴量)が互いに異なる場合は、各色のインクに適したパルス数の駆動波形が、駆動信号DS1〜DS4の第1ないし第4の駆動波形として、設定される。
上記の観点から、本実施の形態では、駆動信号DS1〜DS4の第1ないし第4の駆動波形が互いに異なっている。これにより、各色のインクを適正に被印刷面に吐出、定着させることができる。
図6は、実施の形態に係るインクジェット装置の構成を示すブロック図である。
インクジェット装置は、上記構成を備えたインクジェットヘッド1の他、インク供給部2と、コントローラ3と、インタフェース4とを備える。
インク供給部2は、インクジェットヘッド1にインクを供給するための上述のチューブと、チューブに接続されたインクタンクと、インクタンクからチューブにインクを供給するためのポンプを備える。コントローラ3は、CPUとメモリを備え、メモリに保持されたプログラムに従ってインクジェットヘッド1およびインク供給部2を制御する。インタフェース4は、印刷すべき文字および図形等の描画情報の入力を受け付けて、当該描画情報をコントローラ3に出力する。
コントローラ3は、入力された描画情報に従ってインクジェットヘッド1を制御し、被印刷面に印字や描画を行う。 コントローラ3は、インクジェットヘッド1の回路基板11を介して駆動回路80、90のスイッチ81、91を制御し、対応する圧電体33に駆動信号を印加する。こうして、印刷画像に対応するノズル41からインクが被印刷面に吐出される。
<実施形態の効果>
以上、本実施の形態によれば、以下の効果が奏される。
端子群T1の各端子に単一の駆動回路80の信号線を接続することにより、圧電体群H1、H2の圧電体33を駆動することができる。また、圧電体群H2の圧電体33と端子PAD2とを接続するパターン配線SP2が、圧電体群H1の隣り合う2つの圧電体33の間の隙間を通るように設定されているため、圧電体群H2の各圧電体33に接続されるパターン配線SP2を、圧電体群H1を迂回して大きく引きまわす必要がない。
たとえば、図7に示す比較例のように、端子PAD2を端子PAD1のY軸正側とY軸負側に配置する構成が想定され得る。
この場合、端子PAD2を配するためのスペースと、パターン配線SP2を引き回すためのスペースが必要となり、アクチュエータ30が大型化する。このため、インクジェットヘッド1も大型化してしまう。
また、図7の比較例では、パターン配線SP2が長くなるため、パターン配線SP2を導通する間の駆動信号の減衰が大きくなり、また、駆動信号にノイズが重畳し易くなる。また、パターン配線SP2の長さが異なるため、パターン配線SP2ごとに駆動信号の減衰量も相違することになる。このため、圧電体群H2の各圧電体33に同じ大きさの駆動信号を印加するためには、端子PAD2に印加する駆動信号の大きさを個別に調節する必要がある。
さらに、図7の比較例では、圧電体群H1、H2の間の隙間にパターン配線SP2を通す必要があるため、パターン配線SP2間の間隔が非常に狭くなる。このため、パターン配線SP2間で信号干渉が生じ、駆動信号が劣化する。この問題は、ノズル41の数が増加して、圧電体33の数が増加するに伴って顕著になる。
これに対し、本実施の形態では、圧電体群H2の各圧電体33に接続されるパターン配線SP2を、圧電体群H1を迂回して大きく引きまわす必要がないため、アクチュエータ30の大型化を回避でき、インクジェットヘッド1の大型化を回避できる。また、パターン配線SP2が短くなるため、配線パターン導通時に駆動信号に減衰やノイズの重畳等が生じることを抑制できる。また、パターン配線SP2の長さが同じであるため、端子PAD2に印加する駆動信号の大きさを個別に調節しなくても、圧電体群H2の各圧電体33に印加される駆動信号を均一にできる。さらに、パターン配線SP2間の間隔を広くとることができるため、パターン配線SP2間で信号干渉が生じることもない。これらの効果は、端子群T2と圧電体群H3、H4との関係でも同様である。
よって、本実施の形態によれば、大型化を回避しながら、単一の駆動回路80によって複数列の圧電体33に精度良く駆動信号を供給することが可能なアクチュエータ30を提供することができる。
なお、図8(a)の比較例に示すように、アクチュエータ30に圧電体群H1、H2のみを配置し、圧電体群H1、H2に対して個別に駆動回路80a、80bを設ける構成も想定され得る。この構成では、圧電体群H1のX軸負側に端子PAD1が配置され、圧電体群H2のX軸正側に端子PAD2が配置される。また、駆動回路80a、80bがそれぞれFPC70a、70bに実装され、FPC70a、70bの端子部71a、71bが、それぞれ、端子群T1、T2の各端子に接続される。
この比較例では、パターン配線SP2を大きく引き回す必要がないため、アクチュエータ30の大型化を回避でき、また、駆動信号の減衰や劣化を抑制できる。しかしながら、この比較例では、圧電体群H1、H2ごとに個別に駆動回路80a、80bが設けられるため、インクジェットヘッド1の構成が複雑になり、且つ、コストの上昇を招いてしまう。
これに対し、本実施の形態によれば、図8(b)に示すように、アクチュエータ30に圧電体群H1、H2のみが配置されている場合も、圧電体群H1、H2に対して一つの駆動回路80が設けられるため、インクジェットヘッド1の構成を簡素にでき、且つ、コストの上昇を抑制することができる。なお、図8(b)の構成は、図3(b)の構成から、圧電体群H3、H4の構成を省略し、アクチュエータ30をX軸方向に小型化したものである。
また、本実施の形態では、圧電体群H1のための端子PAD1と圧電体群H2のための端子PAD2が交互に並ぶように配置され、圧電体群H2のための端子PAD2にそれぞれ接続された各パターン配線SP2が、圧電体群H1の圧電体33間の隙間の並び方向に順番に、一つの隙間に収められるように、パターン配線SP2が設定されている。このため、パターン配線SP2の長さを同じにしながら、パターン配線SP2を対応する圧電体33に円滑に接続することができる。
また、本実施の形態では、圧電体群H1のための端子PAD1の側方に圧電体群H1の圧電体33が並び、圧電体群H2のための端子PAD2の側方に圧電体群H1の圧電体33間の隙間が並ぶように、端子群T1と圧電体群H1、H2が設定されている。このため、圧電体群H1の各圧電体33と端子PAD1を直線状のパターン配線SP1で接続でき、且つ、パターン配線SP2を各端子PAD2から直線状に隙間を通すことができる。これにより、パターン配線SP1、SP2を最短距離で円滑に、端子PAD1、PAD2から対応する圧電体33に接続できる。
また、本実施の形態では、圧電体群H1、H2の他に、圧電体群H3、H4がアクチュエータ30に配置され、さらに、圧電体群H3、H4の各圧電体33にそれぞれ駆動信号を供給するための複数の端子PAD3、PAD4からなる端子群T2がアクチュエータ30に設けられている。このため、アクチュエータ30のX軸方向の両側にそれぞれ駆動回路80、90を接続することにより、インクジェットヘッド1が必要とする全てのノズル41に対応する圧電体33を駆動することができる。よって、インクジェットヘッド1の構成を簡素化することができる。
<変更例>
以上、本発明の実施の形態および実施例について説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に何らの制限を受けるものではない。
たとえば、上記実施の形態では、圧電体群H1の各圧電体33の側方に圧電体群H2の各圧電体33が並び、圧電体群H4の各圧電体33の側方に圧電体群H3の各圧電体33が並ぶ構成であったが、図9に示すように、圧電体群H1の圧電体33間の隙間の側方に圧電体群H2の圧電体33が並び、圧電体群H4の圧電体33間の隙間の側方に圧電体群H3の圧電体33が並ぶ構成であっても良い。こうすると、パターン配線SP2、SP3を直線状かつ最短にできる。よって、パターン配線SP2、SP3を導通する際の駆動信号の減衰および劣化を最低限に抑えることができる。
また、上記実施の形態では、圧電体群H1の圧電体33間の隙間を1つのパターン配線SP2が通る構成であったが、隙間を通るパターン配線の数は、必ずしも一つでなくともよく、圧電体群H1〜H4のレイアウトによっては、2つ以上のパターン配線が一つの隙間を通る構成であっても良い。また、端子群T1、T2の配置位置も圧電体群H1〜H4のレイアウトに応じて適宜変更可能である。
この他、インクジェットヘッド1やアクチュエータ30の構成、および、メイン流路51、圧力室52、連絡流路53の形状や構成も、上記実施の形態のものに限定されるものではない。また、上記実施の形態では、Y軸方向に並ぶ2つのインク供給口31からインクが供給されたが、一つのメイン流路に対して一つのインク供給口31が設けられても良く、あるいは、インク供給口31から圧力室52を経由した後インクを排出させるための流路とインク排出口が設けられても良い。
本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 … インクジェットヘッド
30 … アクチュエータ
33 … 圧電体
41 … ノズル
52 … 圧力室
80、90 … 駆動回路
T1 … 端子群
T2 … 端子群(他の端子群)
PAD1〜PAD4 … 端子
H1 … 圧電体群(第1の圧電体群)
H2 … 圧電体群(第2の圧電体群)
H3 … 圧電体群(第3の圧電体群)
H4 … 圧電体群(第4の圧電体群)

Claims (6)

  1. アクチュエータと、
    インクが充填され、前記アクチュエータが駆動されることにより前記インクの圧力が変化する圧力室と、
    前記アクチュエータが駆動されることにより前記圧力室に充填された前記インクを吐出するノズルと、
    少なくとも第1の駆動波形と、前記第1の駆動波形と異なる第2の駆動波形とを出力する駆動回路と、を備え、
    前記アクチュエータは、
    所定の間隔で所定の配列方向に一列に並ぶ複数の圧電体からなる第1の圧電体群と、
    前記第1の圧電体群に対して前記配列方向に垂直な方向に隣り合う位置に、前記所定の間隔で前記配列方向に一列に並ぶ複数の圧電体からなる第2の圧電体群と、
    前記第1の圧電体群に対して前記第2の圧電体群と反対側に配置され、前記第1の圧電体群の個々の前記圧電体と前記第2の圧電体群の個々の前記圧電体とにそれぞれ駆動信号を供給するための複数の端子からなる端子群と、
    前記端子群の前記各端子をそれぞれ対応する前記圧電体に接続するためのパターン配線と、を有し、
    前記第1の圧電体群の前記圧電体と、前記第2の圧電体群の前記圧電体とが、前記配列方向に垂直な方向に並ぶように配置されており、
    前記第2の圧電体群の前記圧電体と前記端子とを接続する前記パターン配線が、前記第1の圧電体群の隣り合う2つの前記圧電体の間の隙間を通るように設定され、
    前記第2の圧電体群の前記圧電体と前記端子とを接続する前記パターン配線は、前記端子から前記配列方向に垂直な方向に直線状に延びて前記隙間を通る第1部分と、前記第1部分の前記端子側とは反対側の端部から前記配列方向に延びて前記第2の圧電体群の前記圧電体に接続される第2部分とからなり、
    前記駆動回路は、前記第1の圧電体群に接続された前記端子を介して前記第1の駆動波形を前記第1の圧電体群に印加し、前記第2の圧電体群に接続された前記端子を介して前記第2の駆動波形を前記第2の圧電体群に印加する、
    ことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 請求項1に記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記第1の圧電体群のための前記端子と前記第2の圧電体群のための前記端子が交互に並ぶように配置され、
    前記第2の圧電体群のための前記端子にそれぞれ接続された前記各パターン配線が、前記隙間の並び方向に順番に、一つの前記隙間に収められるように、前記パターン配線が設定されている、
    ことを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 請求項2に記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記第1の圧電体群のための前記端子と、前記第1の圧電体群の前記圧電体とが、前記配列方向に垂直な方向に並んで配置され、前記第2の圧電体群のための前記端子と、前記第1の圧電体群の前記圧電体間の前記隙間とが、前記配列方向に垂直な方向に並んで配置されるように、前記端子群と前記第1の圧電体群が設定されている、
    ことを特徴とするインクジェットヘッド。
  4. 請求項1ないしの何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記駆動回路が実装されているFPCを備え、
    前記端子群は、単一の列をなしており、
    前記FPCは、前記駆動回路に接続された端子部を有し、当該端子部が前記端子群に接続されており、
    前記駆動回路は、前記FPCの前記端子部、及び前記第1の圧電体群に接続された前記端子を介して前記第1の駆動波形を前記第1の圧電体群に印加し、前記FPCの前記端子部、及び前記第2の圧電体群に接続された前記端子を介して前記第2の駆動波形を前記第2の圧電体群に印加する、
    ことを特徴とするインクジェットヘッド。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記アクチュエータは、
    前記第2の圧電体群に対して前記第1の圧電体群と反対側に隣り合う位置に、所定の間隔で前記配列方向に一列に並ぶ複数の圧電体からなる第3の圧電体群と、
    前記第3の圧電体群に対して前記第2の圧電体群と反対側に隣り合う位置に、所定の間隔で前記配列方向に一列に並ぶ複数の圧電体からなる第4の圧電体群と、
    前記第4の圧電体群に対して前記第3の圧電体群と反対側に配置され、前記第3の圧電体群の個々の前記圧電体と前記第4圧電体群の個々の前記圧電体とにそれぞれ駆動信号を供給するための複数の端子からなる他の端子群と、をさらに有し、
    少なくとも第3の駆動波形と、前記第3の駆動波形と異なる第4の駆動波形とを出力する他の駆動回路をさらに備え、
    前記第3の圧電体群の前記圧電体と前記他の端子群の前記端子とを接続する前記パターン配線が、前記第4の圧電体群の隣り合う2つの前記圧電体の間の隙間を通るように設定され、
    前記他の駆動回路は、前記第3の圧電体群に接続された前記他の端子群の端子を介して前記第3の駆動波形を前記第の圧電体群に印加し、前記第4の圧電体群に接続された前記他の端子群の端子を介して前記第4の駆動波形を前記第4の圧電体群に印加する、
    ことを特徴とするインクジェットヘッド。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載のインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給部と、を備える
    ことを特徴とするインクジェット装置。
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