JP6588687B2 - 薬液注入システム - Google Patents

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本発明は、薬液が充填された内筒が収容された外筒が搭載される薬液注入システムに関する。
従来、薬液注入用のシリンジに用いられるシール部材として、特殊な被覆シート材を被覆したシール部材が知られていた(特許文献1)。また、特許文献1の背景技術には、注射器のシール部材の表面にシリコーンオイルを塗布して摺動性を向上させる技術が記載されている。
特開平6−287540号公報
このような被覆シート材は弾性が乏しく、特に高い注入圧力が必要となる高粘度の造影剤が充填されたシリンジに使用すると、シール部材に加わる力が十分に吸収されない。その結果、高圧で薬液を注入する際にシリンダとシール部材との間に隙間が生じることがあった。そのため、バックフローによる薬液の急激な吹きこぼれが生じる可能性があった。一方、シリコーンオイルを使用する場合は、シール部材にシリコーンオイルをスプレー塗布する等の方法で被膜を形成する。この場合、薬液に接触したシリコーンオイルが薬液中へ溶出する可能性が指摘されていた。
上記課題を解決するため、本発明の一例としての薬液注入システムは、圧縮可能な容器本体と、前記容器本体に固定された先端部とを有すると共に、薬液が充填された内筒と、前記内筒を収容する外筒と、前記容器本体を押圧する押圧機構を有すると共に、前記外筒が搭載される注入装置とを備える。
これにより、被覆シート材及びシリコーンオイルを使用する必要が無くなる。そのため、被覆シート材に起因するバックフローの発生、及びシリコーンオイルの薬液中への溶出等を防止することができる。
薬液注入システムを説明する概略斜視図である。 第1実施形態に係るシリンジアセンブリを説明する概略断面図である。 第2実施形態に係るシリンジアセンブリを説明する概略断面図である。 第3実施形態実施形態に係る薬液注入システムを説明する概略斜視図である。
以下、本発明を実施するための例示的な実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態で説明する寸法、材料、形状、構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本発明の範囲は、以下に具体的に記載された実施形態に限定されるものではない。なお、本明細書において、上下とは重力方向における上方向と下方向とにそれぞれ対応する。
[第1実施形態]
図1に示すように、薬液注入システム1は、薬液容器として薬液が充填された内筒120と、内筒120を収容する外筒170と、外筒170が搭載される薬液の注入装置としての注入ヘッド110とを備えている。また、内筒120は、圧縮可能な容器本体121と、容器本体121に固定された先端部122とを有している。そして、注入ヘッド110は、容器本体121を押圧する押圧機構としてのプレッサー130を有している。
内筒120及び外筒170は、シリンジアセンブリ200として組み立てられ、シリンジアセンブリ200の状態で注入ヘッド110に装着される。なお、図1においては、説明の簡略化のために1組のシリンジアセンブリ200のみが示されているが、実際には、注入ヘッド110に並列且つ着脱自在に装着される2組のシリンジアセンブリ200を備える。ただし、シリンジアセンブリ200は、1つ又は3つ以上であってもよい。
後述するように、内筒120の容器本体121と先端部122とは、異なる材料で形成されている。また、容器本体121は、蛇腹状の形状を有している。そして、容器本体121は、プレッサー130に押されて圧縮されることによって折り畳まれる。また、外筒170は略円筒状の内部形状を有しており、透明な樹脂材料から形成される。そして、外筒170の末端にはフランジ171が形成されている。
内筒120には予め薬液が充填されている。なお、内筒120に充填される薬液としては、例えば。造影剤、生理食塩水、抗癌剤等が挙げられるが、どのような薬液であっても構わない。例えば、2組のシリンジアセンブリ200の内、一方の内筒120に造影剤を充填すると共に、他方の内筒120に生理食塩水を充填することができる。
この内筒120は薬液を注入する際に外筒170の内部に挿入され、シリンジアセンブリ200が組み立てられる。そして、組み立てられたシリンジアセンブリ200は、注入ヘッド110に装着される。その後、先端部122のノズル123に注入針又はカテーテルが接続されたチューブが連結されると共に、注入針又はカテーテルが被験者の血管に挿入される。そして、注入ヘッド110が注入を開始すると、注入ヘッド110のプレッサー130によって内筒120が圧縮される。これにより、充填されている薬液は、先端部122を通じて内筒120から押し出される。このようにして、内筒120に充填された薬液が患者に注入される。
薬液注入中において、内筒120の内圧上昇による膨張は、外筒170によって規制される。そのため、外筒170は、薬液注入中に内筒120に作用する内圧に十分に耐えることのできる強度を有する肉厚で形成されている。また、外筒170の内寸と内筒120の外寸とは、外筒170の内側と内筒120の外側との間に僅かなクリアランスが生じるように設定されている。これにより、内筒120を外筒170内に容易に挿入することができる。
外筒170の先端には、開口部172が形成されている。そして、内筒120は、該開口部172から先端部122のノズル123と、ノズル123のルアーロック124とを突出させた状態で外筒170に収容され且つ保持される。なお、薬液に気泡が混入しているか否かを確認するために、外筒170は、内筒120内の薬液を目視し得る程度に透明である。
装着されたシリンジアセンブリ200内の内筒120を圧縮するために、注入ヘッド110には、押圧機構として2つのプレッサー130が設けられている。プレッサー130は、各シリンジアセンブリ200が装着される位置に対応して設けられていると共に、互いに独立して駆動される。プレッサー130によって内筒120の後端部が押されることによって、それぞれの内筒120内に充填されている薬液は、別々に、または同時に患者の体内に注入される。なお、プレッサー130には、一般的な注入装置に用いられる公知の機構を採用することができる。
注入ヘッド110の先端部には、シリンジアセンブリ200の外周面を支持するように凹状の内面を有して構成されたシリンジ受け111と、シリンジアセンブリ200を注入ヘッド110に固定するためのシリンジホルダ140とが設けられている。そして、シリンジ受け111は、外筒170の外面を受ける少なくとも1つ以上の凹部113を有する。なお、図1のシリンジ受け111は、2つの凹部113を有している。
シリンジアセンブリ200は、先端部122を先端側に向けた状態で凹部113上に置かれる。また、薬液に気泡が混入しているか否かを確認するために、シリンジ受け111は、シリンジアセンブリ200の少なくとも一部を露出させるように構成されている。また、シリンジ受け111は、凹部113に置かれたシリンジアセンブリ200内の薬液を目視し得る程度に透光性を有するように構成することもできる。この場合、容器本体121内の薬液中の気泡を、外筒170およびシリンジ受け111を通して目視できる。このようなシリンジ受け111は、例えばポリカーボネート樹脂などの透明な樹脂材料を用いて形成することができる。
続いて、図2を参照して第1実施形態のシリンジアセンブリ200を説明する。なお、図2は、シリンジアセンブリ200を長手方向に切った断面を示しており、圧縮前の内筒120が示されている。
シリンジアセンブリ200は、外筒170と、外筒170に挿入された内筒120とを有する。そして、外筒170は、シリンジホルダ140と係合するフランジ171と、内筒120の先端部122のノズル123が貫通する開口部172とを有する。この開口部172を介して、先端部122のノズル123と、ノズル123のルアーロック124とが外筒170の外部に露出している。
内筒120の容器本体121は、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)樹脂、又はこれらの樹脂の積層フィルムによって形成することができる。また、内筒120の先端部122は、ポリプロピレン(PP)樹脂によって形成することができる。なお、容器本体121及び先端部122は、高温滅菌処理を施す事が出来るような耐熱性を有する材料によって形成されることが好ましい。
先端部122はノズル123を有し、ノズル123は回転式のルアーロック124を有する。すなわち、先端部122には、ノズル123と、ノズル123のルアーロック124とが一体的に形成されている。そして、内筒120は、この先端部122と、該先端部122とは異なる材料で形成された容器本体121とを熱融着することにより形成することができる。これにより、先端部122は、容器本体121よりも硬質の材料(硬質樹脂)で形成することができる。そのため、ルアーロック124等の剛性が要求される構造を内筒120に設けることができる。さらに、内筒120を圧縮する際に、先端部122の変形が抑制されるので、確実に容器本体121を折り畳むことができる。なお、使用前の内筒120においては、ノズル123の先端側開口が、不図示のフィルム又はキャップで密封されている。
このような第1実施形態に係る注入システムによれば、被覆シート材及びシリコーンオイルを使用する必要が無くなる。そのため、被覆シート材に起因するバックフローの発生、及びシリコーンオイルの薬液中への溶出等を防止することができる。さらに、高い注入圧力で注入する、造影剤等の高粘度の薬液に適した薬液容器を備えた注入システムを提供することもできる。
なお、内筒120としては、30ml、50ml、100ml、又は200ml等の種々のサイズの容器を用いることができる。
[第2実施形態]
図3を参照して第2実施形態について説明する。なお、図3は、シリンジアセンブリ200を長手方向に切った断面を示しており、圧縮前の内筒220が示されている。また、第2実施形態の説明においては、第1実施形態との相違点について説明し、第1実施形態で説明した構成要素については同じ参照番号を付し、その説明を省略する。特に説明した場合を除き、同じ参照符号を付した構成要素は略同一の動作及び機能を奏し、その作用効果も略同一である。
シリンジアセンブリ200は、外筒270と、外筒270に挿入された内筒220とを有する。そして、外筒270は、シリンジホルダ140と係合するフランジ271と、ルアーロック274が設けられたノズル273と、内筒220の容器本体221を圧縮するときに先端部222を貫通するインサート部材275とを有する。このインサート部材275は、ノズル273に保持されると共に、外筒270の内部に露出している。すなわち、インサート部材275の内筒220側の先端は、内筒220内の薬液を外筒270外に押し出すことができるように、先端部222に突き刺すことができる。なお、インサート部材275は内部流路を有しており、先端部222を貫通した状態で、ノズル273に接続されるチューブ等と内筒220とを流体連通する。
外筒270の内部において、インサート部材275の内筒220側の先端は、折り畳み式の保護部材224に囲まれている。この保護部材224は、プレッサー130が内筒220に力を加えない状態では、先端部222に突き刺さらないようにインサート部材275を保護している。そして、保護部材224は、内筒220が圧縮される際に、プレッサー130に押された内筒220の先端部222によって押圧される。これにより、保護部材224が折り畳まれ、インサート部材275は、保護部材224から突出して先端部222に突き刺ささることができる。
内筒220は、軟性材料で形成された圧縮可能な容器本体221と、容器本体221に固定されると共に、容器本体221の封止部223を液密に封止する栓として機能する先端部222とを有している。この容器本体221は、第1実施形態と同様の材料によって形成できる。一方、先端部222は、ブチルゴム、スチレンブタジエンゴム、又はシリコーンゴム等から形成できる。そして、先端部222は、封止部223の内側に挿入して嵌合させることができる。また、先端部222は、封止部223の内側に挿入することに代えて、封止部223の外側に嵌合させることもできる。なお、容器本体221及び先端部222は、高温滅菌処理を施す事が出来るような耐熱性を有する材料によって形成されることが好ましい。
先端部222は、容器本体221とは異なる材料で形成されており、インサート部材275は、先端部222を貫通できる。これにより、内筒220を圧縮する際に、インサート部材275が先端部222に開口を形成することができる。なお、インサート部材275を貫通させた後、内筒220内の薬液は、インサート部材275の内部流路とノズル273とを通って外筒270の外部に押し出される。
このような第2実施形態に係る注入システムによっても、被覆シート材及びシリコーンオイルを使用する必要が無くなる。そのため、被覆シート材に起因するバックフローの発生、及びシリコーンオイルの薬液中への溶出等を防止することができる。さらに、高い注入圧力で注入する、造影剤等の高粘度の薬液に適した薬液容器を備えた注入システムを提供することもできる。
[第3実施形態]
図4を参照して第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態の説明においては、第1実施形態との相違点について説明し、第1実施形態で説明した構成要素については同じ参照番号を付し、その説明を省略する。特に説明した場合を除き、同じ参照符号を付した構成要素は略同一の動作及び機能を奏し、その作用効果も略同一である。
図4に示すように、薬液注入システム1は、薬液容器として薬液が充填された内筒120と、内筒120を収容する外筒370と、外筒370が搭載される薬液の注入装置としての注入ヘッド310とを備えている。また、内筒120は、圧縮可能な容器本体121と、容器本体121に固定された先端部122とを有している。そして、注入ヘッド310は、容器本体121を押圧する押圧機構としてのプレッサー330を有している。
内筒120及び外筒370は、シリンジアセンブリ200として組み立てられ、シリンジアセンブリ200の状態で注入ヘッド310に装着される。そして、第3実施形態では、サイズの異なる2組のシリンジアセンブリ200が注入ヘッド310に装着されている。また、この2組のシリンジアセンブリ200には、チューブ303が接続される。なお、図4では、説明の簡略化のために、1組のシリンジアセンブリ200を拡大して示している。
外筒370は略円筒状の内部形状を有しており、透明な樹脂材料から形成される。そして、外筒370の末端には、シリンジホルダ340と係合するフランジ371が形成されている。また、外筒370は、挿入された内筒120を圧縮するために外筒370内において摺動可能なプランジャー373を有する。薬液を注入する際には、外筒370内に内筒120が挿入され、その後にプランジャー373が外筒370の末端に取り付けられる。このようにシリンジアセンブリ200が組み立てられ、組み立てられたシリンジアセンブリ200が注入ヘッド310に装着される。
装着されたシリンジアセンブリ200内の内筒120を圧縮するために、注入ヘッド310には、2つのプレッサー330が設けられている。このプレッサー330は、各シリンジアセンブリ200が装着される位置に対応して設けられていると共に、互いに独立して駆動される。そして、プレッサー330によってプランジャー373を介して内筒120の後端部が押されることによって、それぞれの内筒120内に充填されている薬液は、別々に、または同時に患者の体内に注入される。なお、プランジャー373を省略して、プレッサー330により内筒120の後端部を直接押すこともできる。
注入ヘッド310の先端部には、シリンジアセンブリ200の外周面を支持するように凹状の内面を有して構成されたシリンジ受け311と、シリンジアセンブリ200を注入ヘッド310に固定するためのシリンジホルダ340とが設けられている。そして、シリンジ受け311は、外筒170の外面を受ける少なくとも2つの凹部313を有する。
シリンジアセンブリ200は、先端部122を先端側に向けた状態で凹部313上に置かれる。その後、先端部122のノズル123に注入針又はカテーテルが接続されたチューブ303が連結されると共に、注入針又はカテーテルが被験者の血管に挿入される。そして、注入ヘッド310が注入を開始すると、注入ヘッド310のプレッサー330によってプランジャー373が押され、プランジャー373によって内筒120が圧縮される。これにより、充填されている薬液は、先端部122を通じて内筒120から押し出される。このようにして、内筒120に充填された薬液は、チューブ303を介して患者に注入される。
このような第3実施形態に係る注入システムによっても、被覆シート材及びシリコーンオイルを使用する必要が無くなる。そのため、被覆シート材に起因するバックフローの発生、及びシリコーンオイルの薬液中への溶出等を防止することができる。さらに、高い注入圧力で注入する、造影剤等の高粘度の薬液に適した薬液容器を備えた注入システムを提供することもできる。
以上、各実施形態を参照して本発明について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明に反しない範囲で変更された発明、及び本発明と均等な発明も本発明に含まれる。また、上述の各実施形態及び各変形例は、本発明に反しない範囲で適宜組み合わせることができる。
なお、図1においては不図示であるが、注入装置は、注入ヘッド110を保持するスタンド、電源又はバッテリー、注入ヘッド110を制御する制御装置、該制御装置に接続され薬液の注入状況等が表示されるコンソール、注入ヘッド110を制御するコンソール、コンソールに接続されるハンドスイッチ、注入ヘッド110を遠隔操作する遠隔操作装置等をさらに備えることができる。また、薬液注入システム1は、内筒120の先端部122に接続される耐圧延長チューブ等をさらに備えることができる。
また、注入ヘッド110、制御装置及びコンソールのそれぞれは、互いに有線接続又は無線接続することができる。また、電源又はバッテリーは、注入ヘッド110、制御装置、又はコンソールのいずれかに設けることができ、またこれらとは別に設けることもできる。また、注入ヘッド110と制御装置は、キャスタースタンド(不図示)と一体的に構成することができる。また、それぞれをばらばらに設け、キャスタースタンドに搭載することもできる。また、遠隔操作装置は、注入ヘッド110を遠隔操作して薬液注入をスタート又はストップさせるために用いることができる。また、コンソールは、ディスプレイとしてのタッチパネルを備え、ハンドスイッチはコンソールに有線又は無線接続されている。
また、制御装置には、動作パターン(注入プロトコル)のデータ、及び薬液のデータ等が予め記憶されている。患者に薬液を注入する場合、オペレーターは、注入速度、注入量、注入時間、体重、身長、体表面積、心拍数、心拍出量などの患者の身体的データ、及び薬液の種類のデータ等を入力する。そして、制御装置は、入力されたデータと予め記憶されているデータに応じて、最適な注入条件を算出する。その後、制御装置は、算出された注入条件に基づいて、患者に注入する薬液の量及び注入プロトコルを決定する。
また、注入装置は、撮像装置に有線又は無線接続することができる。そして、薬液の注入時及び画像の撮影時には、撮像装置と注入装置との間で各種データが送受信される。このような撮像装置としては、例えば、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、CT(Computed Tomography)装置、アンギオ撮像装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、CTアンギオ装置、MRアンギオ装置、超音波診断装置、血管撮像装置等の各種医療用撮像装置がある。
1:注入システム、110:注入ヘッド、111:シリンジ受け、113:凹部、120:内筒、121:容器本体、122:先端部、123:ノズル、124:ルアーロック、130:プレッサー、140:シリンジホルダ、170:外筒、171:フランジ、172:開口部、200:シリンジアセンブリ、220:内筒、221:容器本体、222:先端部、223:封止部、224:保護部材、270:外筒、271:フランジ、273:ノズル、274:ルアーロック、275:インサート部材、303:チューブ、310:注入ヘッド、311:シリンジ受け、313:凹部、330:プレッサー、340:シリンジホルダ、370:外筒、371:フランジ、372:開口部、373:プランジャー

Claims (3)

  1. 圧縮可能な容器本体と、前記容器本体に固定されてルアーロックを有するノズルを備えた先端部と薬液が充填された内側空間と、を有する内筒と、
    前記内筒を収容し、端部に開口部が形成されている外筒と、
    前記容器本体を押圧する押圧機構を有すると共に、前記外筒が搭載される注入装置とを備え、
    前記先端部の前記ノズルは、前記外筒の前記開口部から延出するように外部に露出し
    前記先端部は、前記開口部が形成されている前記外筒の前記端部と対向する面を有し、
    前記対向する面は、前記内筒の圧縮前において前記外筒の内面から離間していると共に、前記容器本体から前記ノズルまで延在するように前記ノズルと一体的に形成され且つ前記容器本体よりも硬質の材料で形成されており、
    前記対向する面の反対側は、前記内側空間に面している、薬液注入システム。
  2. 前記容器本体は蛇腹状の形状を有する、請求項1に記載の薬液注入システム。
  3. 圧縮可能な容器本体と、前記容器本体に固定されてルアーロックを有するノズルを備えた先端部と、薬液が充填された内側空間と、を有する内筒と、
    前記内筒を収容し、端部に開口部が形成されている外筒とを備え、
    前記先端部の前記ノズルは、前記外筒の前記開口部から延出するように外部に露出し
    前記先端部は、前記開口部が形成されている前記外筒の前記端部と対向する面を有し、
    前記対向する面は、前記内筒の圧縮前において前記外筒の内面から離間していると共に、前記容器本体から前記ノズルまで延在するように前記ノズルと一体的に形成され且つ前記容器本体よりも硬質の材料で形成されており、
    前記対向する面の反対側は、前記内側空間に面している、シリンジアセンブリ。
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