JP6588377B2 - Grease gun support mechanism - Google Patents
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Description
本発明は、作業機械における作業装置の可動部にグリースを供給するためのグリースガンを支持するグリースガン支持機構に関する。 The present invention relates to a grease gun support mechanism that supports a grease gun for supplying grease to a movable part of a work device in a work machine.
作業機械の一例として、掘削作業を行うショベル装置を車体前部に水平面内において回動自在(水平旋回自在)に取り付けて構成されるスイング式パワーショベルがある(例えば、特許文献1を参照)。このようにショベル装置を回動自在に連結する連結構造は、車体前部に突出する車体側ブラケットを設けるとともに、ショベル装置の基端部に後方に突出するショベル装置側ブラケットを設け、車体側ブラケットとショベル装置側ブラケットとを連結ピンにより結合する構成となっている。また、ブラケットと連結ピンの間には円筒形状のブッシュ部材が設けられ、このブッシュ部材によりブラケットと連結ピンの間の隙間を埋めたり緩衝を行うようになっている。このような連結ピンによる連結構造では、連結ピンを滑らかに回動させるため、連結ピンとブッシュ部材の内周面との間にグリース(潤滑材)が供給されるようになっている。作業機械には、このような連結部やその他の可動部にグリースを供給するためのグリースガンが搭載されている(例えば、特許文献2を参照)。 As an example of a working machine, there is a swing type excavator configured by attaching a shovel device that performs excavation work to a front part of a vehicle body so as to be rotatable (horizontal swivel) in a horizontal plane (see, for example, Patent Document 1). In this way, the connecting structure for rotatably connecting the shovel device is provided with the vehicle body side bracket projecting to the front portion of the vehicle body, and the shovel device side bracket projecting rearward at the base end portion of the shovel device. And the excavator device side bracket are connected by a connecting pin. In addition, a cylindrical bush member is provided between the bracket and the connecting pin, and the bush member fills a gap between the bracket and the connecting pin or performs buffering. In such a connecting structure using connecting pins, grease (lubricant) is supplied between the connecting pin and the inner peripheral surface of the bush member in order to smoothly rotate the connecting pin. The work machine is equipped with a grease gun for supplying grease to such a connecting part and other movable parts (see, for example, Patent Document 2).
ところで、作業機械は、整地されていない環境において作業が行われることが多いため、作業中の振動が多い。そのため、作業機械に搭載されたグリースガンがしっかり固定されていないと、作業中の振動によりグリースガンが支持機構から外れる場合があり、その場合には、グリースガンや支持機構が損傷したり、グリースガンが動いて騒音の原因になることがあった。一方、グリースガンが強固に固定される構成の支持機構の場合には、グリースガンを使用するときに支持機構から取り外し難いという問題もあった。 By the way, since the work machine is often operated in an environment where the ground is not leveled, there are many vibrations during the work. Therefore, if the grease gun mounted on the work machine is not firmly fixed, the grease gun may come off from the support mechanism due to vibration during work. In this case, the grease gun or support mechanism may be damaged, The gun may move and cause noise. On the other hand, in the case of the support mechanism in which the grease gun is firmly fixed, there is a problem that it is difficult to remove from the support mechanism when the grease gun is used.
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、グリースガンをしっかり固定することができるとともに、グリースガンの着脱が容易なグリースガン支持機構を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such problems, and an object of the present invention is to provide a grease gun support mechanism that can firmly fix a grease gun and can be easily attached and detached.
上記目的を達成するため、本発明は、走行可能な走行体(例えば、実施形態における走行装置10および旋回体20)と、前記走行体に設けられて所定の作業を行う作業装置(例えば、実施形態におけるショベル装置30)とを備える作業機械(例えば、実施形態におけるパワーショベル1)において、前記作業装置の可動部にグリースを供給するためのグリースガンを支持するグリースガン支持機構であって、前記グリースガンは、円筒形状のグリースガン本体と、前記グリースガン本体の外周面に沿うように延びて設けられた操作レバーとを有して構成される。その上で、前記グリースガン本体が載置される支持ブラケットと、前記支持ブラケットに揺動自在に枢結されたロックアームとを備え、前記ロックアームは、前記支持ブラケットに揺動自在に枢結された半円弧形状の基端アーム部と、前記基端アーム部の先端部から延びて設けられた中間アーム部と、前記中間アーム部の先
端部に設けられた先端ロック部とを有し、前記基端アーム部において可撓性を有するように構成される。そして、前記ロックアームを揺動させるとともに前記グリースガンを前記支持ブラケットに載置させた状態のまま回転させると、前記グリースガンの前記操作レバーが前記先端ロック部に当接して前記先端ロック部が押し上げられるとともに前記基端アーム部が押し拡げられることにより、前記ロックアームにより前記グリースガンを前記支持ブラケットに押し付ける付勢力が生じ、この付勢力により前記グリースガンが前記支持ブラケットに載置された状態で固定されるように構成される。
In order to achieve the above object, the present invention includes a traveling body that can travel (for example, the
本発明によれば、ロックアームを揺動させるとともにグリースガンを支持ブラケットに載置させた状態のまま回転させると、グリースガンの操作レバーがロックアームの先端ロック部に当接して先端ロック部が押し上げられるとともに半円弧形状の基端アーム部が押し拡げられることにより、ロックアームによりグリースガンを支持ブラケットに押し付ける付勢力が生じ、この付勢力によりグリースガンが支持ブラケットに載置された状態で固定されるように構成されている。そのため、ロックアームによりグリースガンをしっかり固定することができ、作業機械の作業中の振動によりグリースガンが支持ブラケットから外れることを防止することができる。また、ロックアームおよびグリースガンを揺動(回転)させることにより、グリースガンを支持ブラケットに固定したり、支持ブラケットから取り外すことができるため、グリースガンの着脱も容易である。 According to the present invention, when the lock arm is swung and the grease gun is rotated while being placed on the support bracket, the grease gun operation lever comes into contact with the tip lock portion of the lock arm and the tip lock portion is As the base arm of the semicircular arc shape is pushed up and expanded, the urging force that pushes the grease gun against the support bracket is generated by the lock arm, and this urging force fixes the grease gun mounted on the support bracket. It is configured to be. Therefore, the grease gun can be firmly fixed by the lock arm, and the grease gun can be prevented from being detached from the support bracket due to vibration during work of the work machine. In addition, since the grease gun can be fixed to the support bracket or removed from the support bracket by swinging (rotating) the lock arm and the grease gun, the grease gun can be easily attached and detached.
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明に係る作業機械の一例であるパワーショベル1を図1に示している。パワーショベル1は、走行可能に構成された走行装置10と、走行装置10の上部に水平旋回可能に設けられた旋回体20と、旋回体20の前部に設けられたショベル装置30とを有して構成される。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. A
走行装置10は、駆動輪11、従動輪12およびこれら両輪に掛け回された履帯13を有するクローラ機構15を、車体フレーム16の左右にそれぞれ設けて構成される。左右のクローラ機構15,15には、左右の駆動輪11,11を回転駆動する左右の走行モータ(図示せず)が設けられており、左右の走行モータの回転方向および回転速度を制御することにより任意の方向および速度で走行可能に構成されている。車体フレーム16の後部には、上下揺動自在にブレード18が設けられている。ブレード18は、車体フレーム16との間に跨設されたブレードシリンダ(図示せず)を伸縮作動させることにより上下揺動可能に構成されている。
The
車体フレーム16の中央上部には、旋回駆動機構(図示せず)を介して旋回体20の本体フレーム21が水平旋回自在に取り付けられている。本体フレーム21は、旋回駆動機構における旋回モータを正転または逆転駆動させることにより、走行装置10に対して左右に旋回可能に構成されている。本体フレーム21の前部には、前方に突出する本体側ブラケット50が設けられている。
A
ショベル装置30は、本体側ブラケット50に上下軸Aを中心に回動自在(水平旋回自在)に取り付けられたブームブラケット60と、ブームブラケット60に第1揺動ピン35aにより上下揺動自在(起伏自在)に取り付けられた第1ブーム31と、第1ブーム31の先端部に第2揺動ピン35bにより上下揺動自在に取り付けられた第2ブーム32と、第2ブーム32の先端部に第3揺動ピン35cにより上下揺動自在(屈伸自在)に取り付けられたアーム33と、アーム33の先端部に第4揺動ピン35dにより上下揺動自在に取り付けられたバケット34とを有して構成されている。
The
ブームブラケット60は、本体フレーム21とブームブラケット60の間に跨設されたスイングシリンダ(図示せず)を伸縮作動させることにより水平面内において回動可能(揺動可能)に構成されている。第1ブーム31は、ブームブラケット60と第1ブーム31の間に跨設された第1ブームシリンダ36を伸縮作動させることにより上下面内において起伏作動可能に構成されている。第2ブーム32は、第1ブーム31と第2ブーム32の間に跨設された第2ブームシリンダ37を伸縮作動させることにより上下面内において揺動可能に構成されている。アーム33は、第2ブーム32とアーム33の間に跨設されたアームシリンダ38を伸縮作動させることにより第2ブーム32に対して屈伸作動可能に構成されている。バケット34は、アーム33とバケット34の間に跨設されたバケットシリンダ39を伸縮作動させることによりリンク機構41を介してアーム33に対して揺動可能に構成されている。
The
旋回体20の本体フレーム21上には、作業者が搭乗するオペレータキャビン25が設けられている。オペレータキャビン25の内部には、作業者が着座するオペレータシート26と、走行装置10の作動操作を行う左右一対の走行操作レバー27L,27Rと、旋回体20およびショベル装置30の作動操作を行う左右の作業操作レバー28L,28Rとが設けられている。走行操作レバー27L,27Rおよび作業操作レバー28L,28Rがそれぞれ操作されると、基準位置からの操作方向(傾動方向)および操作量(傾動量)に対応した電気信号が出力され、それぞれ作動操作信号として作業コントローラに入力される。
On the
オペレータキャビン25後方の車体カバー29内には、走行装置10における左右の走行モータおよびブレードシリンダ、旋回体20における旋回モータ、並びに、ショベル装置30におけるスイングシリンダ、第1ブームシリンダ36、第2ブームシリンダ37、アームシリンダ38およびバケットシリンダ39(以下、これらをまとめて油圧アクチュエータとも称する)に作動油を供給して駆動させる油圧駆動装置が設けられている。この油圧駆動装置は、ディーゼルエンジンと、このエンジンにより駆動される油圧ポンプと、油圧アクチュエータに供給する作動油の方向および流量を制御する制御バルブとを有して構成される。そして、走行操作レバー27L,27Rおよび作業操作レバー28L,28Rの操作状態に応じて作業コントローラから出力される作動制御信号により制御バルブが作動制御されて、油圧アクチュエータに供給する作動油の方向および流量が制御され、油圧アクチュエータが駆動されるようになっている。
In the
次に、旋回体20の本体側ブラケット50に対してショベル装置30のブームブラケット60を水平面内において回動自在に連結する構造について詳しく説明する。
Next, the structure in which the
本体側ブラケット50は、図2〜図4に示すように、旋回体20の本体フレーム21に一体に繋がって前方に延びる上下一対のプレート部材51,52と、これらプレート部材51,52の先端部にそれぞれ固設された上下一対の連結ボス53,54と、上下のプレート部材51,52の間を繋いで固設された補強部材55とを有して構成される。ブームブラケット60は、第1揺動ピン35aが挿入されて第1ブーム31を枢結するブーム枢結ボス62および第1ブームシリンダ36を枢結するブームシリンダ枢結ボス63を備えたベース部材61と、ベース部材61に一体に繋がって後方に延び上下に所定間隔を置いて対向して設けられた上側連結アーム64,65と、これら上側連結アーム64,65の下方に配置されるとともにベース部材61に一体に繋がって後方に延び上下に所定間隔を置いて対向して設けられた下側連結アーム66,67とを有して構成される。ベース部材61の右側部には、上記スイングシリンダを枢結するスイングシリンダ枢結ボス68が設けられている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the main
本体側ブラケット50の上下の連結ボス53,54には、上下方向に貫通して延びる連結孔53a,54aが同軸上に位置して形成されている。ブームブラケット60の上側連結アーム64,65および下側連結アーム66,67にも、上下方向に貫通して延びる連結孔64a,65a,66a,67aが同軸上に位置して形成されている。上下の連結ボス53,54は、上側連結アーム64,65の間および下側連結アーム66,67の間にそれぞれ挿入可能になっている。上下の連結ボス53,54が上側および下側連結アーム64〜67の間に挿入され、連結ボス53,54の連結孔53a,54aおよび連結アーム64〜67の連結孔64a〜67aが同軸上に配置された状態において、図4に示すように連結ピン71,71がそれぞれの連結孔に挿入されることにより、本体側ブラケット50に対してブームブラケット60が水平面内において回動自在(水平旋回自在)に連結されるように構成されている。
In the upper and
このように上側連結アーム64,65の間に上側連結ボス53が挿入され、連結孔64a,65a,53aに連結ピン71が挿入される。このとき、上側連結ボス53の連結孔53a内に、円筒形状のブッシュ部材80(軸受部材)が挿入(圧入)され、そのブッシュ部材80内を貫通して連結ピン71が取り付けられる。また、下側連結ボス54の連結孔54a内にも同様のブッシュ部材80が挿入され、そのブッシュ部材80内を貫通して連結ピン71が取り付けられる。上下の連結ボス53,54の側面には、連結孔53a,54a内に繋がるグリース注入孔53b,54bがそれぞれ形成され、これらグリース注入孔53b,54bにそれぞれグリースニップル(図示せず)が取り付けられている。このグリースニップルには、後述するグリースガン100のノズルが装着可能になっており、装着されたグリースガン100からグリース注入孔53b,54bを通ってブッシュ部材80の外周面にグリースを注入することができるようになっている。
Thus, the
ブッシュ部材80は、図5および図6に示すように、金属材料等を用いて円筒状に形成されている。ブッシュ部材80の外周面には、第1グリース供給溝81が周方向に一周にわたって形成されている。この第1グリース供給溝81は、ブッシュ部材80を連結ボス53,54の連結孔53a,54a内に挿入したときに、連結ボス53,54のグリース注入孔53b,54bと繋がって整合する位置に形成されている。第1グリース供給溝81内には、ブッシュ部材80の内周面に繋がる2つの第1グリース供給孔91が対向する位置に形成されている。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
また、ブッシュ部材80の外周面には、第1グリース供給溝81から斜め上方に延び、その上端部から斜め下方に延びて再び第1グリース供給溝81に繋がる山形状の第2グリース供給溝82が形成されている。第2グリース供給溝82は、ブッシュ部材80の外周面において2つ形成されており、2つの第2グリース供給溝82の下端部がそれぞれ繋がって、その両下端部が第1グリース供給溝81に繋がるように形成されている。第2グリ
ース供給溝82,82の上端部(頂点部)にはそれぞれ、ブッシュ部材80の内周面に繋がる第2グリース供給孔92が形成されている。第2グリース供給孔92,92は、上記第1グリース供給孔91,91に対して平面視において約45度ずれた位置に形成され、2つの第2グリース供給孔92が対向するように配置されている。第2グリース供給溝82,82は、第1グリース供給溝81の幅寸法よりも小さな幅寸法の溝となっている。
Further, on the outer peripheral surface of the
ブッシュ部材80の内周面には、図7および図8に示すように、第3グリース供給溝83が2つの第1グリース供給孔91を繋ぐように周方向に一周にわたって形成され、第4グリース供給溝84が2つの第2グリース供給孔92を繋ぐように周方向に一周にわたって形成されている。また、ブッシュ部材80の内周面には、略8字形状の第5グリース供給溝85が2つの第1グリース供給孔91および2つの第2グリース供給孔92を全て繋ぐように形成され、略8字形状の第6グリース供給溝86が、第5グリース供給溝85に対して平面視において約90度ずれて2つの第2グリース供給孔92を繋ぐように形成されている。第5および第6グリース供給溝85,86の上端部は、ブッシュ部材80の上端部から上方に開口している。さらに、ブッシュ部材80の内周面には、第3グリース供給溝83の下方位置において、第7および第8グリース供給溝87,88がそれぞれ第5および第6グリース供給溝85,86と繋がるように周方向に一周にわたって形成されている。第7および第8グリース供給溝87,88は、第3〜第6グリース供給溝83〜86の幅寸法よりも小さな幅寸法の溝となっている。
As shown in FIGS. 7 and 8, a third
このように構成されたブッシュ部材80では、グリースガンによりグリース注入孔53b,54bからグリースが注入されると、そのグリースは、ブッシュ部材80の外周面における第1グリース供給溝81内に供給され、さらに第1グリース供給溝81から2つの第2グリース供給溝82にそれぞれ供給される。そして、第1グリース供給溝81内の第1グリース供給孔91,91を通ってブッシュ部材80の内周面にグリースが供給されるとともに、第2グリース供給溝82,82内の第2グリース供給孔92,92を通ってブッシュ部材80の内周面にグリースが供給される。そして、ブッシュ部材80の内周面において、第1グリース供給孔91,91および第2グリース供給孔92,92から供給されたグリースが第3〜第8グリース供給溝83〜88に供給され、ブッシュ部材80の内周面全体にわたってグリースが供給されるようになっている。
In the
このようにブッシュ部材80によれば、第1グリース供給溝81内の第1グリース供給孔91,91からだけではなく、第1グリース供給孔91,91よりも上方に形成された第2グリース供給孔92,92からも、ブッシュ部材80の内周面にグリースを供給することができるため、ブッシュ部材80の内周面全体にグリースを供給することができる。従って、連結ピン71およびブッシュ部材80の内周面において焼き付きが生じることを防ぐことができる。また、2つの第1グリース供給孔91および2つの第2グリース供給孔92が形成されているため、より多くのグリース供給孔からブッシュ部材80の内周面にグリースを供給することができる。そのため、ブッシュ部材80の内周面全体に、より一層均一にグリースを供給することができる。
Thus, according to the
また、第2グリース供給溝82が、第1グリース供給溝81から斜め上方に延び、その上端部から斜め下方に延びて再び第1グリース供給溝81に繋がるように形成されているため、第1グリース供給溝81に注入されたグリースを二方向から第2グリース供給孔92に導くことができる。そのため、第2グリース供給孔92からブッシュ部材80の内周面にグリースを安定して供給することができる。
Further, the second
図9に示すように、パワーショベル1では、ブッシュ部材80や他の可動部にグリースを供給するためのグリースガン100が、旋回体20に開閉可能に設けられた開閉カバー23の内部にグリースガン支持機構110を介して搭載されている。グリースガン100
は、図10に示すように、円筒形状のグリースガン本体101(油筒)と、グリースガン本体101の先端部に設けられたノズル102と、グリースガン本体101の外周面に沿うように延びて設けられた操作レバー103とを有して構成される。グリースガン100は、操作レバー103を手動操作すると、グリースガン本体101内に設けられたカートリッジ内のグリースをノズル102から吐出するように構成されている。
As shown in FIG. 9, in the
As shown in FIG. 10, a cylindrical grease gun body 101 (oil cylinder), a
グリースガン支持機構110は、旋回体20にボルト等により固定される支持ブラケット111と、支持ブラケット111の端部に設けられたノズル受け部材112と、支持ブラケット111に揺動自在に設けられたロックアーム115とを有して構成される。支持ブラケット111は、旋回体20にボルト等により固定される平板状のベース部111aと、ベース部111aの両端部からそれぞれ上方に延びる平板状の支持壁部111b,111bとを有して構成される。支持壁部111b,111bの上端部にはそれぞれ、グリースガン本体101の外形に対応した半円弧状の支持部111c,111cが形成されている。支持ブラケット111は、これら支持部111c,111c内にグリースガン本体101が載置された状態でグリースガン100を支持するように構成されている。ノズル受け部材112は、支持ブラケット111に支持されたグリースガン100のノズル102の側方および下方を覆う半円筒状に形成されている。
The grease
ロックアーム115は、図10および図11に示すように、薄い金属プレート材料を曲げ加工して形成され、半円弧形状の基端アーム部115aと、基端アーム部115aの先端部から真っ直ぐ延びる中間アーム部115bと、中間アーム部115bの先端部を折り返して形成された先端ロック部115cとを有して構成される。基端アーム部115aの基端部は、図11の紙面に直交する方向の枢結軸Bにより支持ブラケット111のベース部111aの上面に枢結されており、ロックアーム115がこの枢結軸Bを中心に揺動するようになっている。この枢結軸Bは、支持ブラケット111に支持されたグリースガン100(グリースガン本体101)の中心軸Cと平行に延び、且つ中心軸Cの真下の位置に配置されるようになっている。ロックアーム115は、上記のように薄い金属プレート材料を曲げ加工して形成されているため、半円弧形状の基端アーム部115aが若干拡がったり縮んだりするように撓むことが可能になっている(可撓性を有している)。先端ロック部115cは、支持ブラケット111に支持されたグリースガン100の操作レバー103に被さるように係合するようになっている。
As shown in FIGS. 10 and 11, the
このように構成されたグリースガン支持機構110では、図11に示すように、支持ブラケット111の支持部111c,111c内にグリースガン100(グリースガン本体101)を載置し、グリースガン100の操作レバー103がロックアーム115の先端ロック部115cの内面に近接するように載置される。そして、先端ロック部115cが上記枢結軸Bおよび中心軸Cを通って直交する線Dに近づく方向(図11における反時計方向)に、ロックアーム115を枢結軸Bを中心に揺動させるとともに、このロックアーム115と一緒にグリースガン100を支持ブラケット111の支持部111c,111c内に載置させた状態のまま中心軸Cを中心に回転させる。
In the grease
そして、グリースガン100の操作レバー103およびロックアーム115の先端ロック部115cが上記線Dと側面視において重なる位置の近傍まで回転(揺動)されると、先端ロック部115cの内面に操作レバー103が当接して先端ロック部115cが押し上げられ、ロックアーム115における半円弧形状の基端アーム部115aが若干押し拡げられた状態となる。そして、さらにロックアーム115およびグリースガン100を揺動(回転)させると、先端ロック部115cおよび中間アーム部115bの内面が操作レバー103の側面に当接するとともに、基端アーム部115aの内面がグリースガン本体101の外周面に当接した状態となる。このとき、上記のように基端アーム部115aが押し拡げられた状態であるため、ロックアーム115によりグリースガン100を支持ブ
ラケット111に押し付ける付勢力(バネ力)が生じ、この付勢力によりグリースガン100が支持ブラケット111に載置された状態で固定されるようになっている。一方、グリースガン支持機構110からグリースガン100を取り外すときには、グリースガン100およびロックアーム115を上記と反対の方向に回転(揺動)させることにより、ロックアーム115によるグリースガン100の固定状態が解除され、グリースガン100を取り外すことができるようになっている。
When the
このようにグリースガン支持機構110によれば、ロックアーム115を揺動させるとともにグリースガン100を支持ブラケット111に載置させた状態のまま回転させると、グリースガン100の操作レバー103がロックアーム115の先端ロック部115cに当接して先端ロック部115cが押し上げられるとともに半円弧形状の基端アーム部115aが押し拡げられることにより、ロックアーム115によりグリースガン100を支持ブラケット111に押し付ける付勢力が生じ、この付勢力によりグリースガン100が支持ブラケット111に載置された状態で固定されるように構成されている。そのため、ロックアーム115によりグリースガン100をしっかり固定することができ、パワーショベル1の作業中の振動によりグリースガン100が支持ブラケット111から外れることを防止することができる。また、ロックアーム115およびグリースガン100を揺動(回転)させることにより、グリースガン100を支持ブラケット111に固定したり、支持ブラケット111から取り外すことができるため、グリースガン100の着脱も容易である。
As described above, according to the grease
また、上述した実施形態では、本発明をクローラ走行式のパワーショベルに適用した場合について説明したが、本発明は、ホイール走行式のパワーショベルや、パワーショベル以外の作業機械、例えば、スキッドステアローダや油圧クレーン等の作業機械においても適用することが可能である。 In the above-described embodiment, the case where the present invention is applied to a crawler traveling type excavator has been described. However, the present invention is not limited to a wheel traveling type excavator or a work machine other than a power shovel such as a skid steer loader It can also be applied to a working machine such as a hydraulic crane.
1 パワーショベル(作業機械)
10 走行装置(走行体)
20 旋回体(走行体)
30 ショベル装置(作業装置)
100 グリースガン
101 グリースガン本体
103 操作レバー
110 グリースガン支持機構
111 支持ブラケット
115 ロックアーム
115a 基端アーム部
115b 中間アーム部
115c 先端ロック部
1 Excavator (work machine)
10 Traveling device (traveling body)
20 Revolving body (running body)
30 Excavator device (working device)
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記グリースガンは、円筒形状のグリースガン本体と、前記グリースガン本体の外周面に沿うように延びて設けられた操作レバーとを有して構成され、
前記グリースガン本体が載置される支持ブラケットと、
前記支持ブラケットに揺動自在に枢結されたロックアームとを備え、
前記ロックアームは、前記支持ブラケットに揺動自在に枢結された半円弧形状の基端アーム部と、前記基端アーム部の先端部から延びて設けられた中間アーム部と、前記中間アーム部の先端部に設けられた先端ロック部とを有し、前記基端アーム部において可撓性を有するように構成され、
前記ロックアームを揺動させるとともに前記グリースガンを前記支持ブラケットに載置させた状態のまま回転させると、前記グリースガンの前記操作レバーが前記先端ロック部に当接して前記先端ロック部が押し上げられるとともに前記基端アーム部が押し拡げられることにより、前記ロックアームにより前記グリースガンを前記支持ブラケットに押し付ける付勢力が生じ、この付勢力により前記グリースガンが前記支持ブラケットに載置された状態で固定されるように構成されたことを特徴とするグリースガン支持機構。 Grease gun support mechanism for supporting a grease gun for supplying grease to a movable part of the working device in a working machine including a traveling body capable of traveling and a working device provided on the traveling body for performing a predetermined work Because
The grease gun includes a cylindrical grease gun body and an operation lever provided to extend along the outer peripheral surface of the grease gun body.
A support bracket on which the grease gun body is placed;
A lock arm pivotably coupled to the support bracket;
The lock arm includes a semi-circular base end arm portion pivotably connected to the support bracket, an intermediate arm portion extending from a front end portion of the base end arm portion, and the intermediate arm portion A distal end lock portion provided at a distal end portion of the base arm portion, and is configured to have flexibility in the proximal end arm portion,
When the lock arm is swung and the grease gun is rotated while being placed on the support bracket, the operation lever of the grease gun comes into contact with the tip lock portion and the tip lock portion is pushed up. In addition, the base end arm portion is expanded to generate a biasing force that presses the grease gun against the support bracket by the lock arm, and the grease gun is fixed in a state where the grease gun is placed on the support bracket by the biasing force. A grease gun support mechanism, characterized in that it is configured as described above.
Priority Applications (1)
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JP2016077476A JP6588377B2 (en) | 2016-04-07 | 2016-04-07 | Grease gun support mechanism |
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JP6588377B2 true JP6588377B2 (en) | 2019-10-09 |
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