JP6588056B2 - リードスイッチ制御方式、リードスイッチ制御装置、及び、押しボタンスイッチ - Google Patents

リードスイッチ制御方式、リードスイッチ制御装置、及び、押しボタンスイッチ Download PDF

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Description

本発明は、リードスイッチのオン・オフ駆動を制御するリードスイッチ制御方式、この方式に基づいてリードスイッチのオン・オフ駆動を制御するリードスイッチ制御装置、及び、このリードスイッチ制御装置を備えた押しボタンスイッチに関するものである。
乗客が少ない路線の電車や気動車には、駅に停車中、不必要に長くドアが開放されたままになって、冬場では暖房による暖気が流出して温度が低下したり、また、夏場では冷房による車内温度が上昇したりするのを防止するために、乗客自らが開閉操作できる半自動ドアを備えたものがある。
上記のような車両では、ドア収容部の車外側と車内側とにそれぞれ、ドア開閉用のスイッチとして押しボタンスイッチが設置されている。
この種の押しボタンスイッチには、従来、図6に示すものがある。図6において、x、y、zは三次元直交座標系内のX軸、Y軸及びZ軸を示す。この三次元直交座標系は各図共通である。
図6に示す押しボタンスイッチにおいては、ケーシング(図示略)内に固定的に設けられたリードスイッチ2と、ケーシングに対して出没自在の押しボタン3とを備え、押しボタン3のリードスイッチ2側の面部にはリードスイッチ2を駆動するための磁石4が取り付けられている。この押しボタンスイッチでは、リードスイッチ2がその接点部分を構成する。
この押しボタンスイッチでは、押しボタン3の操作に伴い、磁石4により、リードスイッチ2の対向する電極を磁化し、リードスイッチ2の電極間に発生する磁束による磁気吸引力で対向する電極を導通・非導通としてリードスイッチ2をオン・オフ制御するようになっている。
なお、図6の押しボタンスイッチにおいて、磁石4の磁極軸の方向は、リードスイッチ2の電極軸の方向x(長さ方向でもある)と直交するy方向に設定されていて、磁石4の磁極軸におけるN極もしくはS極の一方はリードスイッチ2の側に向いている。
上記構成の押しボタンスイッチでは、その接点部分が上記のようにリードスイッチ2であることで、比較的、高い電圧での使用が可能となり、電車等の車両に設置することが容易になるほか、リードスイッチ2が押しボタン3の矢印で示す操作方向の変位経路の脇に位置するので、全体の厚みが、押しボタン3の奥行き長さにその変位ストロークを加えた程度の厚みに収まり、薄型化できる等の利点がある。
特開2001−184973号公報
上記のように、リードスイッチ2と磁石4とでリードスイッチ制御装置を構成する場合、リードスイッチ2に対する磁石4の作用には、改良の余地があり、リードスイッチ2のオン・オフ動作の確実性を損なうことなく、さらに磁石4の移動ストロークを短くすることが望まれる。
以下、従来のリードスイッチ制御装置の動作と課題について述べる。
従来のリードスイッチ制御装置におけるリードスイッチ2と磁石4との配置は、図7の配置図のようになる。図7(a)は平面図、図7( b)は側面図である。これらの図において、リードスイッチ2の電極軸方向はx方向であり、磁石4の磁極方向は、y方向に設定され、磁石4は、z方向に移動するようになっている。また、図7(a)においてZ軸は紙面を貫通し、図7( b)においてX軸は紙面を貫通する。
リードスイッチ2に対する磁石4の磁化力を図7(a)(b)、及び図8を参照して説明する。図8は、従来の押しボタンスイッチにおいて、磁石4のリードスイッチ2に対する磁化力の強さを示す特性図である。図8において、横軸は、磁石4のZ軸上の位置であり、縦軸は、磁石4によるリードスイッチ2の電極に対する磁化力を示す。
磁石4が押しボタン3が押されて、図7(b)のように破線4´で示す位置から実線で示す位置z=0に移動すると、磁石4はリードスイッチ2に最接近しているので、図8に示すように磁石4のリードスイッチ2に対する磁化力は、最大となる。
磁石4がz=0の両側にある位置では、磁石4の位置がz=0の位置から増加もしくは減少するにつれてリードスイッチ2に対する磁化力は緩やかに減少し、磁石4の位置がz=0の位置からかなり離れた位置ではリードスイッチ2に対する磁化力は、リードスイッチ2がオンする磁化力(以下、「オン磁化力」と称する)以下となり、さらに、それより離れた位置ではリードスイッチ2がオフする磁化力(以下、「オフ磁化力」と称する)以下となる。
磁石4がリードスイッチ2に対してz方向に移動し、その磁化力がリードスイッチのオフ磁化力を下回った位置でリードスイッチ2はオフとなる。磁石4がZ軸上の位置z=0に向って移動するときは、磁化力がオン磁化力以上になった位置で、リードスイッチ2はオンとなる。
したがって、リードスイッチ2に対して、磁石4は少なくとも、その磁化力がオン磁化力を上回る位置(例えば−4<z)から、オフ磁化力を下回る位置(例えばz<−7)まで移動することで、リードスイッチ2はオン・オフ動作する。
しかしながら、磁石4のz=0の両側の位置では、上記のように磁化力が緩やかに減少しているから、磁化力がオン磁化力を上回る位置からオフ磁化力を下回るまでの磁石4の移動距離が長くなり、リードスイッチ2のオン・オフには、それだけ磁石4をリードスイッチ2に対して長いストロークで移動させる必要があり、リードスイッチの制御装置や、それを備える押しボタンスイッチの薄型化に限度がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、上記磁石を主磁石とする一方、これに補助磁石を設け、この補助磁石によりリードスイッチの電極に対する磁化力が、位置z=0の両側で急峻に減少するようになして、磁化力がオン磁化力を上回る位置からオフ磁化力を下回るまでの両磁石対の移動距離を短くし、これにより磁石対のリードスイッチに対する移動ストロークを短くし、リードスイッチ制御装置や、これを備える押しボタンスイッチの薄型化を図れるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、
(1)本発明のリードスイッチ制御装置は、対向する第1及び第2の電極を有し、かつ、X軸とY軸とZ軸からなる三次元直交座標系において前記両電極を含む電極軸が前記X軸に平行なリードスイッチに対して、前記両電極の接触による導通及び開放による非導通に基いて当該リードスイッチのオン・オフ駆動を制御するリードスイッチ制御装置において、
前記Z軸に平行に移動可能で、その磁極軸が前記Y軸に平行であり、一方の磁極が前記第1の電極に対して前記y方向に第1の距離離れて対向する主磁石と、
前記主磁石と磁石対になって前記z方向に一体移動可能で、その磁極軸が前記Y軸に平行であり、前記一方の磁極と同極の磁極が前記第2の電極に対して前記y方向に第2の距離離れて対向する補助磁石と、
を備え、
前記主磁石を前記第1の電極に近接させる一方、前記補助磁石を前記第2の電極から離して、当該主磁石による前記第1の電極の磁化力と前記補助磁石による前記第2の電極の磁化力との差で、前記両電極間ギャップに磁束の流れを作って、前記リードスイッチをオンに駆動制御し、
前記主磁石を前記第1の電極から離す一方、前記補助磁石を前記第2の電極に近接させて、当該主磁石による前記第1の電極の磁化力と前記補助磁石による前記第2の電極の磁化力との差で、前記磁束の流れを減少させて前記リードスイッチをオフに駆動制御する、ことを特徴とする。
本発明においては、リードスイッチをオンに駆動するときは、前記主磁石を当該リードスイッチの前記第1の電極に接近させて当該第1の電極を磁化し、前記第1の電極と第2電極との磁化の強さの差によって前記両電極間のギャップに磁束の流れをつくり、前記両電極間に磁気吸引力を生じさせる。リードスイッチをオフに駆動するときは、前記第1の電極から前記主磁石を離して前記第1の電極に対する磁化を弱めると同時に、前記第2の電極に前記補助磁石を接近させて前記第1の電極と同極性に前記第2の電極を磁化することによって前記両電極間の磁化の差を減少または逆転させ、両電極間ギャップにおける磁束の流れを減少、反転させるものである。
本発明においては、主磁石と補助磁石とからなる磁石対をz方向に移動させると、主磁石の位置がZ軸上の位置z=0の両側で、リードスイッチの電極に対する磁化力の差を急峻に減少させることができ、その結果、磁化力の差がオン磁化力を上回る位置からオフ磁化力を下回るまでのZ方向における磁石対の移動距離を短くし、これにより磁石対のリードスイッチに対する移動ストロークを短くして、リードスイッチ制御装置や、これを備える押しボタンスイッチの薄型化を図ることができる。
また、本発明においては、両電極間ギャップにおける磁束の流れを反転させる場合は必ず磁束ゼロの状態を通過するので、ここで磁気吸引力がゼロとなり、リードスイッチが確実にオフとなる現象を応用することができ、これにより磁石の移動手段に取り付けた押しボタンのストロークを小さくすることができる。
この点からも、リードスイッチをオン・オフに駆動するための磁石の移動ストロークを短くして、リードスイッチ制御装置や、これを備える押しボタンスイッチの薄型化を図ることができる。
さらに、本発明においては、前記補助磁石と前記リードスイッチとの間に強磁性体の補助磁極体が配置され、前記補助磁極体により前記補助磁石が前記リードスイッチの前記第2の電極に及ぼす磁力が所定値に調整されている、という実施態様がある。
くわえて、本発明においては、前記リードスイッチを第1のリードスイッチとし、前記第1のリードスイッチとは別のリードスイッチを第2のリードスイッチとして追加し、前記第1のリードスイッチと第2のリードスイッチとにより前記第1の磁石及び前記第2の磁石を前記y方向両側から挟むと共に、前記第1のリードスイッチの電極軸と前記第2のリードスイッチの電極軸とを前記X軸に平行に配置し、 前記第1のリードスイッチのオン・オフの駆動を前記第1の磁石により主に行い、前記第2のリードスイッチのオン・オフの駆動を前記第2の磁石により主に行い、前記第1の磁石と前記第2の磁石との対の移動に対して前記第1のリードスイッチと前記第1の磁石との接近と離れ動作と前記第2のリードスイッチと前記第2の磁石との接近と離れ動作とが逆になり、前記第1のリードスイッチがオンまたはオフに駆動されるとき前記第2のリードスイッチがオフまたはオンにそれぞれ駆動される、という実施態様がある。この場合、前記第1のリードスイッチに対して第1の磁石が主磁石、第2の磁石が補助磁石となり、前記第2のリードスイッチに対して第2の磁石が主磁石、第1の磁石が補助磁石となる。
これら本発明の実施態様においては、a・b接点のスイッチを、構成が簡単で安価に製作しうる。また、本発明の実施態様においては、押しボタンスイッチに適用すれば、リードスイッチのオン・オフに必要な押しボタンのストロークが小さくて済むので、押しボタンの1ストローク内でa接点、b接点の動作が重ならないように構成できる。
なお、本発明においては、補助磁石単独ではリードスイッチをオンに駆動しないように、リードスイッチの第2電極との最小距離を大きくするとか、磁化力が弱い磁石を使用する等の措置をして磁化力を小さくするとかを行うことで動作を安定させてもよい。さらに、本発明においては、主磁石と補助磁石とのY軸上の位置を自由に設定することが困難な場合、補助磁石のリードスイッチ側に補助磁極体、例えば、適当な形状のポールピースを配置することで、補助磁石の磁化力を所定の値に調整するようにしてもよい。
さらに、本発明においては、補助磁石によるリードスイッチの第2電極の磁化は、主磁石によって生じるギャップ磁束を打ち消すので、第1の電極と第2の電極とのギャップの磁気吸引力は急激に小さくなり、リードスイッチのオン・オフを切り替える磁石対の移動距離を著しく小さくすることが可能である。したがって、本発明のリードスイッチ制御装置を備えた押しボタンスイッチでは、押しボタンのストロークを著しく小さくできる。
くわえて、本発明においては、リードスイッチを第1のリードスイッチとし、第1のリードスイッチから第1と第2の両磁石を挟んで第2の磁石側に第2のリードスイッチを配置し、第2のリードスイッチに対して第2の磁石を主磁石、第1の磁石を補助磁石として動作させると、磁石対の移動に対する第1と第2のリードスイッチのオン・オフの駆動動作は対称的なものとなり、a・b接点のスイッチを構成できる。なお、前記補助磁極体を用いるときは、第1と第2の磁石の両方に補助磁極体を付加する。
(2)本発明の押しボタンスイッチは、上記いずれかのリードスイッチ制御装置を備えた押しボタンスイッチであって、少なくとも第1と第2の磁石対を移動させる手段として、ケーシングに対して出没変位自在に設けられた押しボタンを有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、上記リードスイッチ制御装置を用いるので、このリードスイッチ制御装置用いた押しボタンスイッチの薄型化を図れるようになる。
本発明のリードスイッチ制御方式によれば、リードスイッチの電極の磁化に用いる磁石は短い距離を移動させるだけで、リードスイッチに働く磁化力が大きく増減変化させることができるから、磁石の移動距離を短縮して、この方式に基づくリードスイッチ制御装置や、これを備えた押しボタンスイッチの薄型化を図ることができる。
また、本発明のリードスイッチ制御装置によれば、磁石の位置がZ軸上の位置z=0から離れるとき、リードスイッチの電極に対する磁化力の差が急峻に減少するようになり、磁化力の差がオン磁化力レベルを上回る位置からオフ磁化力レベルを下回るまでのZ方向の磁石の移動距離を短くし、これにより磁石のリードスイッチに対する移動ストロークを短くし、リードスイッチ制御装置の薄型化を図ることができる。
本発明の押しボタンスイッチによれば、上記リードスイッチ制御装置を用いるので、その薄型化を図れるようになる。
本発明の第1の実施形態に係るリードスイッチと磁石との位置関係を示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。 図1の位置関係における磁石のリードスイッチに対する磁化力の強さを示す特性図。 本発明の第2の実施形態に係るリードスイッチと磁石とポールピースとの位置関係を示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る第1のリードスイッチと、第2のリードスイッチと、磁石との位置関係を示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。 本発明の第4の実施形態に係るリードスイッチと磁石とポールピースとの位置関係を示し、(a)はその平面図、(b1)はリードスイッチ2がオフでリードスイッチ12がオンの状態での側面図、(b2)は、リードスイッチ2がオンでリードスイッチ12がオフの状態での側面図である。 従来の押しボタンスイッチの概略斜視図である。 従来の押しボタンスイッチの磁石とリードスイッチの配置図を示し、(a)はその平面図 (b)はその側面図である。 従来の押しボタンスイッチの磁石のリードスイッチに対する磁化力の強さを示す特性図である。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施形態に係るリードスイッチ制御方式、リードスイッチ制御装置、及び押しボタンスイッチを詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態を示すものである。図1は、第1の実施形態に係るリードスイッチと磁石との位置関係を示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。
第1の実施形態に係る押しボタンスイッチは、押しボタン(図示略)と、押しボタンが出没するケーシング(図示略)とを備える。特には図示しないが、押しボタンは、z方向への押し込み操作あるいは押し込み操作の解除操作により、ケーシング内外を出没するように構成されている。
第1の実施形態においては、第1の磁石としての主磁石4と、第2の磁石としての補助磁石42とを備える。これら主と補助の磁石対は、図示しない適宜の磁石移動手段に取り付けられ、押しボタンに繋がっている。
主磁石4は、従来の磁石と同様であり、一方、補助磁石42は、前記主磁石に対して、第1の実施形態で特徴とする補助磁石を構成する。これら主磁石4と補助磁石42は、押しボタンの操作に伴い、図示しない磁石移動手段により一体にZ方向に移動可能になっている。
リードスイッチ2は、その電極軸がx軸に平行にケーシング内に固定され、押しボタンがその操作によりケーシング内外を出没するとき、主磁石4と補助磁石42はケーシング内において、z方向に一定の間隔を保ちながら共に一体となってz方向に移動する。
リードスイッチ2の電極軸は、第1及び第2の電極21、22で構成され、リードスイッチ2がオフの状態では両電極21、22間にはギャップ23が介在して両電極21、22は非導通であり、リードスイッチ2がオン状態では両電極21、22は接触により導通している。
主磁石4は、N極とS極とからなる磁極軸を有し、この磁極軸はY軸に平行である。主磁石4は、その磁極軸がY軸に平行を保った状態でz方向に移動する。主磁石4のN極はy方向下側でリードスイッチ2に面し、S極はy方向上側にある。
補助磁石42の磁極軸は、主磁石4と同様Y軸に平行で、主磁石4と一体にz方向に移動する。補助磁石42のN極が、リードスイッチ2に対向しており、これは主磁石4と同極性である。
主磁石4のY軸上の位置はy1であり、補助磁石42のY軸上の位置はy2で、y1<y2にある。これにより、補助磁石42のリードスイッチ2に及ぼす磁化力は、主磁石4の磁化力より小さい。
さらに、主磁石4及び補助磁石42それぞれのZ軸上の位置に関して、リードスイッチ2がオンの状態では、主磁石4がリードスイッチ2にZ軸上でほぼ正対するのに対して、リードスイッチ2がオフの状態では、補助磁石42がリードスイッチ2にZ軸上でほぼ正対するような配置になっている。
図1(b)では、リードスイッチ2がオンの状態の磁石の位置を実線で、リードスイッチ2がオフの状態の磁石の位置を点線で示す。
リードスイッチ2がオンの状態で、図1(b)に示すように、主磁石4がZ軸上でz=0の位置にあるとき、補助磁石42は、z=0の位置から右方に離れた位置にある。リードスイッチ2がオフの状態では、主磁石4が4´のようにz=0の位置から左方に離れ、補助磁石42は、42´のように、ほぼz=0に位置する。
主磁石4はリードスイッチ2の2つの電極21、22のうち、一方の第1の電極21をN極に磁化するのに対して、補助磁石42は他方の第2の電極22を第1の電極21と同極性であるN極に磁化し、両電極21、22間のギャップ23には2つの電極21、22の磁化の強さの差に従って磁束が通過し、その通過磁束の量に従って両電極21、22間の磁気吸引力が変化する。
リードスイッチ2は、この磁気吸引力が強いと第1の電極21と第2の電極22とが接触して導通するとオンに駆動され、磁気吸引力が弱いと、第1の電極21と第2の電極22とが開放されて非導通になるとオフに駆動される。
リードスイッチ2に対する主磁石4や補助磁石42の配置や移動方向等を以下において、更に詳しく説明する。
上記したように図1において、リードスイッチ2の電極軸はX軸に平行であり、主磁石4と補助磁石42は一体となってZ軸に平行に移動する。主磁石4と補助磁石42の磁極軸は上記のようにY軸と平行で、主磁石4と補助磁石42それぞれのY軸上の位置はy1、y2であり、更に主磁石4と補助磁石42それぞれはz方向に一定の間隔を保って移動する。
押しボタンが戻し位置(非操作位置)にある時、主磁石4は、図1(b)点線に示すように、リードスイッチ2のあるz=0の位置から離れた位置4´の位置にあり、補助磁石42は、リードスイッチ2に近い位置42‘の位置にある。この状態では、補助磁石42のリードスイッチ2に働く磁化力は弱いので、リードスイッチ2はオフとなっている。
押しボタンの押し込み操作に伴い、主磁石4がZ軸上の位置4´からリードスイッチ2に最も近接する位置(z=0)へと移動する場合、主磁石4がその位置(z=0)の手前において、リードスイッチ2に働く磁化力がオン磁化力にまで急激に増加して、リードスイッチ2がオフからオンに切り換わり、主磁石4がリードスイッチ2に最も近接した位置(z=0)でリードスイッチ2をオン状態に維持する。
この動作を図1と共に図2を参照して、より詳しく、説明する。図2は、主磁石4と補助磁石42の磁石対をz方向に移動させたとき、リードスイッチ2に働く磁化力を示したものである。図2の横軸は、前記磁石対の位置を表し、主磁石4の位置で代表し、主磁石4がリードスイッチ2に最接近したときの位置をz=0としている。縦軸は磁化力を示す。
この例では、補助磁石42は主磁石4よりZ軸上+10だけ大きな位置に配置している。したがって、補助磁石42は、主磁石2がz=−10にあるときリードスイッチ2に最接近することになる。
リードスイッチ2の電極21、22間のギャップ23中の磁束(ギャップ磁束)に及ぼす磁化力の差は、主磁石4と補助磁石42それぞれが単独で第1の電極21と第2の電極22とを磁化する磁化力の差となる。
図2では、主磁石4の磁化力はAで、補助磁石42の磁化力をBでそれぞれ示し、Cは前記両磁化力A、Bの差を示している。ギャップ磁束は主磁石4と補助磁石42それぞれの前記両磁化力の差Cによって生じる。磁化力の差Cの(−)は、ギャップ磁束の方向が逆になることを表す。
図2に示すように、主磁石4の磁化力Aと補助磁石42の磁化力Bとの差Cは、単独の主磁石4の磁化力Aよりも急峻に変化している。
その結果、磁石対のZ軸上における位置zが増加したとき、z=−3で磁化力の差Cはオン磁化力に上昇してリードスイッチ2がオフからオンとなり、位置zが減少したときz=−5でオフ磁化力に低下してリードスイッチ2はオンからオフとなる。
主磁石4単独での磁化力Aでは、z=−4でリードスイッチ2がオン、z=−7でリードスイッチ2はオフとなる。それと比較して、補助磁石42があると、必要な磁石の移動量は大幅に減少しており、しかもz=0における磁化力の差Cの最大値は、主磁石4単独の磁化力Aとほとんど同じである。
したがって、図2に示すように、例えば、Z軸上の位置がz=−7〜−1を押しボタンの操作ストロークとすることで、リードスイッチ2は確実にオン・オフされる。この場合における押しボタンスイッチはa接点の動作である。
以上の動作から、第1の実施形態では、主磁石4が主磁石としてリードスイッチ2を主としてオンさせ、補助磁石42が補助磁石としてリードスイッチ2に対する磁化力の差に急峻な変化を付与している。
また、補助磁石42の磁化力は適当な強さであることが必要で、補助磁石42として主磁石4と同じ寸法と特性の磁石を用いるときは、リードスイッチとのy方向の離間距離を適当な値にする必要がある。
〔第2の実施形態〕
図3は、第2の実施形態における磁石とリードスイッチとの位置関係を示している。図3(a)はその平面図、図3(b)はその側面図である。図3(a)(b)はそれぞれ図1(a)(b)に対応し、対応する部分には同一の符号を付している。
第2の実施形態では、補助磁石42の磁化力を調整するために、補助磁石42とリードスイッチ2との間に補助磁極体としての強磁性体のポールピース52を挿入する。ポールピース52は、補助磁石42のN極側に固定されて補助磁石42のN極で磁化され、該補助磁石42と一体にZ方向に移動可能となっている。
補助磁石42は、その形状と特性を主磁石4と同じにし、Y軸上の位置を固定し、ポールピース52の長さと断面積とを調節することでリードスイッチ2に与える磁化力を所定の値に設定できる。これにより、磁石移動手段の設計の自由度が増し、設計が容易となる。図3(b)において符号52´は補助磁石42が破線42´の位置にあるときのポールピース52を示す。
〔第3の実施形態〕
図4は、第3の実施形態における磁石とリードスイッチとの位置関係を示している。図4(a)はその平面図、図4(b)はその側面図であり、図4(a)(b)はそれぞれ図1(a)(b)に対応し、対応する部分には同一の符号を付している。
第3の実施形態は、第1の実施形態に第2のリードスイッチ12を追加したものである。
第2のリードスイッチ12はY方向で第2の磁石42のS極に対向する側に置かれ、第2の磁石42と第2のリードスイッチ12との対は、第1の磁石4と第1のリードスイッチ2との対と同様の位置関係である。第2のリードスイッチ12は、第1の電極121、第2の電極122を有し、オフ時には両電極121、122間にあるギャップ123が開いている。
Y方向に、第1のリードスイッチ2と第2のリードスイッチ12とを並べて配置し、これら両リードスイッチ2、12の間に第1の磁石4と第2の磁石42とを挟むことになる。
第1のリードスイッチ2に対して、第1の磁石4は主磁石としてそのN極が第1の電極21に対向し、第2の磁石42は補助磁石としてそのN極が第2の電極22に対向する。
第2のリードスイッチ12に対して、第2の磁石42は主磁石としてそのS極が第1の電極121に対向し、第1の磁石4は補助磁石としてそのS極が第2の電極122に対向する。
磁石対は、磁石移動手段によって、一体となってz方向に移動し、図4(b)の実線のように、第1の磁石4が第1、第2のリードスイッチ2、12に接近したとき、第2の磁石42は第1、第2のリードスイッチ2、12から離れる。図4(b)の点線のように、第2の磁石42が42‘の位置で第1、第2のリードスイッチ2、12に接近したとき、第1の磁石4は4‘の位置で第1、第2のリードスイッチ2、12から離れる。すなわち、主磁石が第1のリードスイッチに接近したとき第2のリードスイッチから離れ、第2のリードスイッチに接近したとき第1のリードスイッチから離れる。
磁石移動手段による磁石対の移動で、第1のリードスイッチ2のオン・オフの切り換わりが第2のリードスイッチ12のオン・オフの切り換わりとは逆となり、容易にa・b接点のリードスイッチを構成することができる。
〔第4の実施形態〕
図5は、第4の実施形態に係り、磁石と補助磁極体であるポールピースとリードスイッチとの位置関係を示しており、第4の実施形態は、第2の実施形態と第3の実施形態とを組み合わせたものである。図5において(a)はその平面図、(b1)は第1のリードスイッチ2がオフで第2のリードスイッチ12がオンの状態での側面図、(b2)は、第1のリードスイッチ2がオンで第2のリードスイッチ12がオフの状態での側面図である。
第1のリードスイッチ2と第2のリードスイッチ12それぞれの第1の電極21、121;第2の電極22、122:及びギャップ23、123は、図4に対応する。
第4の実施形態では、第2の実施形態と同様に、補助磁極体としてポールピース52を第2の磁石42のN極に固定し、追加として、第2のポールピース5を第1の磁石4のS極に固定している。それぞれの補助磁石にポールピースを付けたことになる。ポールピース52はN極に磁化し、第2のポールピース5はS極に磁化している。
第4の実施形態においては、第1のリードスイッチ2はa接点用とし、第2のリードスイッチ12はb接点用とし、これら両リードスイッチ2、12の間に、磁石移動手段によって、同時にZ方向に移動できる第1の磁石4および第2の磁石42とポールピース5および52を配置する。
以上の構成において、押しボタンを押し込み操作すると、第1のリードスイッチ2は、図5(b2)に示すように、主磁石4は、第1のリードスイッチ2の第1電極21に接近して同電極21はN極性に磁化し、その結果、ギャップ23を流れる磁束により磁気吸引力が生じてオンとなる。押しボタンを戻し操作すると、図5(b1)に示すように、主磁石4が離れて第1のリードスイッチ2の第1の電極21の磁化が弱くなると同時に、補助磁石42およびポールピース52が接近してその第2電極22を第1の電極21と同極性のNに磁化しギャップ23の磁束の流れを止め、磁気吸引力を無くしてオフとなる。したがって、第1のリードスイッチ2の動作は、押しボタンの押し、戻しに対してa接点となる。
これに対して、第2のリードスイッチ12の動作は押しボタンの押し、戻しに対して第1のリードスイッチ2の上記a接点とは対称的に主磁石42と補助磁石4が動き、b接点となる。
以上により、第4の実施形態では、第1の磁石4に第1のポールピース5を追加し、第1の磁石4及び第2の磁石42のY軸上の位置を変えずに、第1の磁石4の第2のリードスイッチ12に与える磁化の強さを所定の値にする。第4の実施形態では、磁石移動手段による磁石対の移動に対して第1、第2のリードスイッチ2、12は対称的なオン・オフ動作特性を得るので、容易にa・b接点のスイッチを構成できる。
2 第1のリードスイッチ
21 第1の電極
22 第2の電極
23 電極間ギャップ
12 第2のリードスイッチ
121 第1の電極
122 第2の電極
123 電極間ギャップ
3 押しボタン
4 主磁石
42 補助磁石
5 第1のポールピース
52 第2のポールピース

Claims (4)

  1. 対向する第1及び第2の電極を有し、かつ、X軸とY軸とZ軸からなる三次元直交座標系において前記両電極を含む電極軸の方向が前記X軸に平行なリードスイッチに対して、前記両電極の接触による導通及び開放による非導通に基いて当該リードスイッチのオン・オフ駆動を制御するリードスイッチ制御装置において、
    前記Z軸に平行に移動可能でその磁極軸が前記Y軸に平行であり一方の磁極が前記第1の電極に対してy方向に第1の距離離れて対向する第1の磁石である主磁石と、
    前記主磁石とz方向に一定の距離を保ちつつ磁石対になって前記z方向に一体移動可能で、その磁極軸が前記Y軸に平行であり前記一方の磁極と同極性の磁極が前記第2の電極に対して前記y方向において第2の距離離れて対向する第2の磁石である補助磁石と、
    を備え、
    前記磁石対の移動で、前記主磁石を前記第1の電極に近接させる一方、前記補助磁石を前記第2の電極から離して当該主磁石による前記第1の電極の磁化力と前記補助磁石による前記第2の電極の磁化力との差で前記両電極間ギャップに磁束の流れを作って前記リードスイッチをオンに駆動制御し、
    前記磁石対の逆方向の移動で、前記主磁石を前記第1の電極から離す一方、前記補助磁石を前記第2の電極に近接させて当該主磁石による前記第1の電極の磁化力と前記補助磁石による前記第2の電極の磁化力との差で前記磁束の流れを減少させて前記リードスイッチをオフに駆動制御する、
    ことを特徴とするリードスイッチ制御装置。
  2. 前記補助磁石と前記リードスイッチとの間に強磁性体の補助磁極体が配置され、
    前記補助磁極体により前記補助磁石が前記リードスイッチの前記第2の電極に及ぼす磁力が所定値に調整されている、
    ことを特徴とする請求項に記載のリードスイッチ制御装置。
  3. 前記リードスイッチを第1のリードスイッチとし、前記第1のリードスイッチとは別のリードスイッチを第2のリードスイッチとして追加し、
    前記第1のリードスイッチと第2のリードスイッチとにより前記第1の磁石及び前記第2の磁石を前記y方向両側から挟むと共に、前記第1のリードスイッチの電極軸と前記第2のリードスイッチの電極軸とを前記X軸に平行に配置し、
    前記第1のリードスイッチのオン・オフ駆動に関して前記第1の磁石が主磁石となり、前記第2の磁石は補助磁石となり、
    前記第2のリードスイッチのオン・オフ駆動に関して前記第2の磁石が主磁石となり、前記第1の磁石は補助磁石となり、
    前記第1の磁石と前記第2の磁石からなる磁石対の移動に対して前記第1のリードスイッチと前記主磁石との接近と離れ動作と前記第2のリードスイッチと前記主磁石との接近と離れ動作とが逆になり、
    前記第1のリードスイッチがオンまたはオフに駆動されるとき前記第2のリードスイッチがオフまたはオンにそれぞれ駆動される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のリードスイッチ制御装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のリードスイッチ制御装置を備えた押しボタンスイッチであって、
    少なくとも前記第1の磁石と第2の磁石の磁石対を移動させる手段として、ケーシングに対して出没変位自在に設けられた押しボタンを有する、
    ことを特徴とする押しボタンスイッチ。
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