JP6586474B2 - 介助ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、介助ロボットに関するものである。
特許文献1には、被介助者を保持する保持部材を適宜移動させて、被介助者の起立動作および着座動作を支援する介助ロボットが開示されている。このような介助ロボットにおいて、被介助者に違和感を与えないように、保持部材の位置を適宜制御させることが望まれる。特許文献1の介助ロボットは、起立動作および着座動作にそれぞれ対応した異なる移動軌跡を備える。これにより、起立動作または着座動作が要求動作として入力された場合に、介助ロボットは、要求動作に対応した移動軌跡に基づいて保持部材の位置を制御する。
国際公開第2014/122752号
しかしながら、介助ロボットにおける保持部材の現在位置や、保持部材に対する被介助者の体重の乗り具合等によっては、要求動作に対応する移動軌跡を設定することが適切とは限らない。そのため、介助ロボットは、使用状態に応じて適切な移動軌跡にて保持部材を移動させることが望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、使用状態に応じた移動軌跡にて保持部材を移動させて、被介助者の起立動作および着座動作を支援可能な介助ロボットを提供することを目的とする。
請求項1に係る介助ロボットは、基台と、被介助者の上半身を保持する保持部材と、保持部材を基台の上下方向および前後方向に移動させる駆動装置と、駆動装置の動作を制御する制御装置と、を備える。制御装置は、被介助者の起立動作に対応する保持部材の移動軌跡である起立軌跡と、被介助者の着座動作に対応する保持部材の移動軌跡である着座軌跡と、を記憶する記憶部と、起立動作または着座動作が要求動作として入力された場合に、保持部材の現在位置を含む現在状態に基づいて、起立軌跡および着座軌跡から要求動作に対応する移動軌跡、または要求動作に対応しない移動軌跡の何れか一方を選択して、当該移動軌跡を基準軌跡として設定する軌跡設定部と、設定された基準軌跡に基づいて保持部材を移動させる駆動制御部と、を有する。
請求項1に係る発明の構成によると、保持部材の現在状態に基づいて、基準軌跡が切り換えられる。つまり、要求動作の基準軌跡は、要求動作に対応する移動軌跡が設定される他に、要求動作に対応しない移動軌跡が設定される場合がある。具体的には、基準軌跡に基づいて移動される保持部材は、起立動作を要求されたにも関わらず起立軌跡ではなく着座軌跡に基づいて移動される場合と、または着座動作を要求されたにも関わらず着座軌跡ではなく起立軌跡に基づいて移動される場合とがある。
これにより、要求動作に対応した移動軌跡を常に選択する構成と比較して、保持部材の現在状態、即ち介助ロボットの使用状態に応じた移動軌跡の設定が可能となる。これにより、被介助者および介助ロボットを操作する操作者に違和感を与えることなく、被介助者の起立動作および着座動作を支援することが可能となる。
実施形態の介助ロボットの外観の後方斜視図である。 介助ロボットの構造および座位姿勢にある被介助者を示す図である。 介助ロボットの構造および立位姿勢にある被介助者を示す図である。 介助ロボットのコントローラおよび制御装置を示すブロック図である。 保持部材の移動軌跡、および保持部材の位置に対する保持部材の角度を示す図である。 基準軌跡の設定処理を示すフローチャートである。 起立スイッチの押下時に設定される基準軌跡のパターンを示す表である。 着座スイッチの押下時に設定される基準軌跡のパターンを示す表である。 実施形態の変形態様における保持部材の移動軌跡、および保持部材の位置に対する保持部材の角度を示す図である。
<実施形態>
(介助ロボット1の構成)
介助ロボット1は、被介助者M(図2および図3に示す)に対して座位姿勢から立位姿勢への起立動作の支援、および立位姿勢から座位姿勢への着座動作の支援を行う。介助ロボット1が立位姿勢における被介助者Mの上半身を支持することで、一人の介助者が介助ロボット1を牽引等して、例えば介助施設における移動目標に移動させることができる。なお、「立位姿勢」とは、少なくとも被介助者Mの下半身が立っている状態を意味し、上半身が立っている状態を意味するものではない。
介助ロボット1は、図1および図4に示すように、基台10、支持装置20、コントローラ50、および制御装置60を備える。以下において、前後左右上下は、図1に示すように、被介助者Mから見た前後左右上下とする。基台10は、被介助者Mが搭乗可能に構成され、被介助者Mが搭乗した状態で前後方向および左右方向に移動可能に構成される。基台10は、図1および図2に示すように、フレーム11と、支柱12と、足載置台13と、固定カバー14と、複数の車輪15とを備える。
基台10のフレーム11は、床面2(接地面、地面)から僅かに離れた位置であって、床面2に対してほぼ水平に設けられる。支柱12は、フレーム11に固定されており、フレーム11の前方上面から上方に向かって立った状態で設けられる。支柱12は、フレーム11の前方のうち、左右方向中央に配置される。なお、本実施形態において、介助ロボット1は、1本の支柱12を有するが、2本以上の支柱12を備えるようにしてもよい。
足載置台13は、フレーム11の上面後方に固定され、搭乗した被介助者Mの足を載置される。足載置台13の上面には、被介助者Mの足の接地マーク13aが記されている。接地マーク13aは、被介助者Mに対して足の位置を案内する役割を有する。固定カバー14は、図1に示すように、フレーム11または支柱12に固定される。固定カバー14は、後述する駆動装置23における昇降部30の昇降本体31の下側部分の周囲を覆って、駆動装置23の内部を保護する。複数の車輪15は、基台10に設けられ、基台10を床面2に対して移動可能に支持する。
支持装置20は、基台10に設けられ、被介助者Mを立位姿勢に支持可能に構成される(図3を参照)。本実施形態において、支持装置20は、保持部材21と、下腿当て部22と、駆動装置23とを有する。保持部材21は、被介助者Mの上半身を保持する。本実施形態においては、保持部材21は、被介助者Mの胴体に接触する胴体受部21aと、被介助者Mの両脇を抱える脇受部21bとを備える。なお、保持部材21は、胴体受部21aと脇受部21bの何れか一方のみを備えるようにしてもよい。
胴体受部21aは、被介助者Mの胴体を下方から支持する。胴体受部21aは、面状に形成され、クッション材により形成される。胴体受部21aは、標準的な被介助者Mの胴体に応じた初期形状に形成され、個々の被介助者Mの胴体に応じて柔軟に変形する。本実施形態では、胴体受部21aは、被介助者Mの胸部から腹部に亘って接触する。
脇受部21bは、円弧状に形成され、円弧開口が上方を向くように胴体受部21aの左右それぞれに配置される。脇受部21bは、被介助者Mの脇を下方から支持することで、被介助者Mの上半身を支持する。さらに、脇受部21bは、被介助者Mの両脇を前後方向から挟むことで、被介助者Mの前後動を規制する。従って、胴体受部21aおよび脇受部21bは、保持部材21により保持された状態の被介助者Mの肩の位置を規制できる。
下腿当て部22は、座位姿勢における被介助者Mの下腿前部(脛部または膝部)を接触させることで、座位姿勢における被介助者Mの下半身の位置および姿勢を決める。特に、足の位置がある程度決定される。下腿当て部22は、基台10の支柱12に固定される。下腿当て部22は、2個の支持部材22aと、下腿当て本体22bとを備える。
支持部材22aは、L字状に形成される。支持部材22aのL字状の一端が、支柱12に固定され、支持部材22aのL字状の他端が、支柱12より後方に位置する。下腿当て本体22bは、支持部材22aの他端側に固定され、昇降カバー33の後方且つ揺動支持部32の下方に位置する。下腿当て本体22bは、被介助者Mの下腿前部を接触させる部位であり、面状に形成され、クッション材により形成される。
駆動装置23は、保持部材21を基台10の上下方向および前後方向に移動可能に支持するとともに、保持部材21を異なる複数の移動軌跡に沿って移動させる装置である。本実施形態において、駆動装置23は、昇降部30と、揺動部40とを有する。昇降部30は、基台10に対して上下方向に移動する。昇降部30は、昇降本体31と、揺動支持部32と、昇降カバー33とを備える。
昇降本体31は、図2に示すように、上下方向に長尺状に形成される。昇降本体31は、支柱12の後面に上下方向に直動可能に設けられる。昇降本体31は、支柱12の後面のガイド(図示せず)に案内されるとともに、直動装置(図示せず)により駆動される。この昇降本体31は、固定カバー14により囲まれている。揺動支持部32は、昇降本体31の上端側に設けられ、左右方向に平行な揺動軸心32aを有する。
昇降カバー33は、図1に示すように、昇降部30に固定され、昇降本体31および揺動支持部32を囲む。さらに、昇降カバー33は、支柱12および固定カバー14を囲む。なお、本実施形態においては、介助ロボット1は、1本の支柱12に対応して1個の昇降部30を有する。これに対して、介助ロボット1は、仮に2本以上の支柱12を有する場合には、支柱12の数に対応する数の昇降部30を有する構成としてもよい。
揺動部40は、保持部材21を昇降部30に対して基台10の前後方向に移動させるとともに、保持部材21を基台10の左右方向に平行な軸周りに回転させる。揺動部40は、揺動本体41と、アーム42と、グリップ43とを備える。揺動本体41は、保持部材21の胴体受部21aを着脱可能に取り付けられる。
アーム42は、昇降部30の揺動支持部32の揺動軸心32aを中心軸として回転可能に設けられる。アーム42は、アーム駆動装置(図示せず)によって回転される。介助ロボット1が起立補助を行う場合には、アーム42は、後方に延びた状態から前側に旋回する。一方で、介助ロボット1が着座補助を行う場合には、アーム42は、後方に延びる状態となるように後側に旋回する。
グリップ43は、前後方向視でU字状に形成され、グリップ43のU字状の両端が、揺動本体41に固定される。グリップ43の中央部は、胴体受部21aおよび揺動本体41の前方に位置し、保持部材21に保持された状態の被介助者Mにより把持される。また、グリップ43は、介助者が介助ロボット1を牽引等する場合にも用いられる。
上記のような構成により、揺動部40は、アーム42の先端側の揺動本体41に取り付けられた保持部材21を基台10の左右方向に平行な軸(揺動軸心32a)周りに回転させる。揺動部40は、保持部材21を回転させることによって、保持部材21の前後方向の位置に対して規定された角度となるように保持部材21を揺動させる。
コントローラ50は、操作者(介助者または被介助者M)による操作を受け付ける入力装置である。本実施形態において、コントローラ50は、図4に示すように、起立スイッチ51と、着座スイッチ52と、上昇スイッチ53と、下降スイッチ54とを有する。起立スイッチ51は、保持部材21の現在位置および現在角度を含む現在状態から、被介助者Mを立位姿勢とする起立動作の実行要求の操作を受け付ける。着座スイッチ52は、保持部材21の現在状態から、被介助者Mを座位姿勢とする着座動作の実行要求の操作を受け付ける。
上昇スイッチ53は、保持部材21を現在状態から上昇させる上昇動作の実行要求の操作を受け付ける。下降スイッチ54は、保持部材21を現在状態から下降させる下降動作の実行要求の操作を受け付ける。コントローラ50は、制御装置60と通信可能に接続され、各スイッチの何れか1つのみが押下されている場合に、押下されているスイッチに対応した動作を入力された要求動作として制御装置60に送信する。
制御装置60は、コントローラ50より送信された要求動作に応じて保持部材21を上下動および揺動させるように、駆動装置23の動作を制御する。制御装置60は、支柱12の側方において、基台10のフレーム11に固定される。制御装置60は、記憶部61と、軌跡設定部62と、駆動制御部63とを有する。記憶部61は、起立動作用データ71と、着座動作用データ72とを記憶する。
起立動作用データ71は、被介助者Mの起立動作に対応する保持部材21の移動軌跡である起立軌跡81(図5を参照)を示す二次元座標データである。着座動作用データ72は、被介助者Mの着座動作に対応する保持部材21の移動軌跡である着座軌跡82(図5を参照)を示す二次元座標データである。二次元座標データの原点は、保持部材21の可動域における任意の基準点としてもよいし、介助ロボット1の重心位置としてもよい。
ここで、保持部材21の起立軌跡81および着座軌跡82は、例えば保持部材21における基準点が駆動装置23の動作によって移動する軌跡である。具体的には、起立軌跡81は、図5の上段に示すように、第一位置P1から第二位置P2までの曲線状の軌跡である。また、着座軌跡82は、第二位置P2から第三位置P3までの曲線状の軌跡と、第三位置P3から第一位置P1までの直線状の軌跡とから構成される軌跡である。
軌跡設定部62は、起立動作または着座動作が要求動作として入力された場合に、保持部材21の現在位置を含む現在状態に基づいて、起立軌跡81または着座軌跡82の何れか一方を基準軌跡として設定する。駆動制御部63は、設定された基準軌跡に基づいて保持部材21を移動させる。具体的には、駆動制御部63は、昇降部30および揺動部40の動作を同期させて、保持部材21が基準軌跡に沿って移動するように駆動装置23の動作を制御する。
このような構成によると、制御装置60は、例えばコントローラ50の着座スイッチ52が押下された場合に、着座軌跡82に沿って保持部材21の移動を制御する他に、起立軌跡81に沿って保持部材21の移動を制御することがある。これは、コントローラ50の起立スイッチ51が押下された場合においても同様である。このように、要求動作に対応しない移動軌跡に基づいて保持部材21の動作処理が実行されるのは、介助ロボット1の使用状態に応じた移動軌跡にて保持部材21が移動されるように、基準軌跡の最適化を図ることを目的としている。
詳細には、軌跡設定部62は、起立スイッチ51または着座スイッチ52が押下されて要求動作が入力された場合に、保持部材21の現在状態に含まれる保持部材21の現在位置および現在角度の少なくとも一方に基づいて、要求動作の基準軌跡を設定する。本実施形態において、軌跡設定部62は、記憶部61に記憶されているエリア情報73、および保持部材21の現在位置に基づいて、要求動作の基準軌跡を設定する。
上記のエリア情報73は、基台10に対する保持部材21の上下方向または前後方向の少なくとも一方の規定位置において区画された複数のエリアを示す情報である。本実施形態において、規定位置Prは、図5に示すように、基台10に対する保持部材21の前後方向の位置であり、保持部材21の角度に基づいて設定される。
ここで、本実施形態における駆動装置23は、揺動部40のアーム42が回転することによって、保持部材21が前後方向に移動するとともに揺動軸心32a周りに回転する構成となっている。つまり、揺動部40は、図5の下段に示すように、保持部材21の前後方向の位置に対して規定された角度θとなるように保持部材21を揺動させる。保持部材21の角度θは、図2および図3に示すように、鉛直軸に対してなす角度であり、保持部材21が前側に移動するに従って単調に増加する。
また、保持部材21に保持された被介助者Mは、保持部材21がある程度回転されると、被介助者Mの臀部Mbが椅子90の座面から浮き上がり、支持装置20に体重を預けた状態となる。本実施形態において、上記のような状態となる保持部材21の所定角度θtに対応する保持部材21の前後方向の位置を、上記の規定位置Prとして設定している。エリア情報73が示す複数のエリアには、規定位置Prによって保持部材21の前後方向の可動域Rnを区画して生成された起立優先エリアArと、着座優先エリアAsとが含まれる。
起立優先エリアArは、当該エリアに保持部材21が位置する場合に、軌跡設定部62が起立軌跡81を優先して基準軌跡に設定するエリアである。着座優先エリアAsは、当該エリアに保持部材21が位置する場合に、軌跡設定部62が着座軌跡82を優先して基準軌跡に設定するエリアである。図5の上段に示すように、起立優先エリアArは、着座優先エリアAsよりも後側に位置する。
(基準軌跡の設定処理)
制御装置60の軌跡設定部62による基準軌跡の設定処理について、図5−図8を参照して説明する。基準軌跡の設定処理は、例えばコントローラ50の起立スイッチ51または着座スイッチ52が押下されて、起立動作または着座動作が要求動作として入力された場合に実行される。なお、コントローラ50の上昇スイッチ53または下降スイッチ54が押下された場合には、基準軌跡に基づくことなく昇降部30の動作を制御されるので、基準軌跡の設定処理は実行されない。
制御装置60の軌跡設定部62は、図6に示すように、先ず、保持部材21を現在位置まで移動させた前回動作と要求動作とが等しいか否かを判定する(ステップ11(以下、「ステップ」を「S」と表記する))。そのため、軌跡設定部62は、記憶部61に一時的に記憶されている前回動作を示す情報を取得する。この情報には、前回動作として、起立動作、着座動作、上昇動作、および下降動作が含まれる。また、前回動作を示す情報が記憶されていない場合には、軌跡設定部62は、直前に電源スイッチ(図示せず)がONにされたものとし、前回動作が電源投入であると認識する。
軌跡設定部62は、前回動作と要求動作とが等しい場合には(S11:Yes)、保持部材21の現在状態によらずに要求動作に対応する保持部材21の移動軌跡を基準軌跡として設定する(S15)。その後に、駆動制御部63の制御によって前回動作と同じ動作が再開される。このような動作として、例えば起立動作中に操作者が起立スイッチ51を離し、再び起立スイッチ51を押下したような場合が想定される(図7のパターンN11,N12)。
同様に、着座動作中に操作者が着座スイッチ52を離し、再び着座スイッチ52を押下した場合が想定される(図8のパターンN23,N24)。なお、図7および図8の最右欄において、保持部材21を現在位置Pcまで移動させた前回動作の移動軌跡を太破線矢印により示し、現在位置Pcから基準軌跡に基づく要求動作の移動軌跡を太矢印により示す。
一方で、前回動作と要求動作とが異なる場合には(S11:No)、軌跡設定部62は、前回動作を示す情報に基づいて、前回動作が上昇動作、下降動作、または電源投入の何れであるか否かを判定する(S12)。軌跡設定部62は、前回動作が上昇動作、下降動作、または電源投入である場合には(S12:Yes)、保持部材21の現在状態によらずに要求動作に対応する保持部材21の移動軌跡を基準軌跡として設定する(S15)。その後に、駆動制御部63の制御によって現在位置および現在角度から、要求動作に対応する移動軌跡に沿って保持部材21が移動される(図7のパターンN15,N16、および図8のパターンN25,N26)。
軌跡設定部62は、前回動作が上昇動作、下降動作、または電源投入の何れでもない場合には(S12:No)、即ち要求動作が起立動作であり且つ前回動作が着座動作、または要求動作が着座動作であり且つ前回動作が起立動作の場合には、保持部材21の現在状態を取得する(S13)。本実施形態において、軌跡設定部62は、保持部材21の現在位置Pcを現在状態として取得する。
続いて、軌跡設定部62は、エリア情報73および保持部材21の現在位置に基づいて、起立軌跡81および着座軌跡82の何れか一方を選択して、要求動作の基準軌跡を設定する(S14)。具体的には、保持部材21の現在位置Pcの属するエリアが起立優先エリアArの場合には、起立軌跡81が要求動作の移動軌跡として設定される。一方で、保持部材21の現在位置Pcの属するエリアが着座優先エリアAsの場合には、着座軌跡82が要求動作の移動軌跡として設定される。
つまり、要求動作が起立動作であり前回動作が着座動作である場合に、現在位置Pcの属するエリアが起立優先エリアArであれば、起立軌跡81が基準軌跡に設定される(図7のパターンN13)。結果として、要求動作の基準軌跡は、S15と同様に要求動作に対応する移動軌跡(起立軌跡81)に設定される。一方で、現在位置Pcの属するエリアが着座優先エリアAsであれば、着座軌跡82が基準軌跡に設定される(図7のパターンN14)。結果として、要求動作の基準軌跡は、要求動作(起立動作)に対応しない移動軌跡(着座軌跡82)に設定される。
また、要求動作が着座動作であり前回動作が起立動作である場合に、現在位置Pcの属するエリアが着座優先エリアAsであれば、着座軌跡82が基準軌跡に設定される(図8のパターンN22)。結果として、要求動作の基準軌跡は、S15と同様に要求動作に対応する移動軌跡(着座軌跡82)に設定される。一方で、現在位置Pcの属するエリアが起立優先エリアArであれば、起立軌跡81が基準軌跡に設定される(図8のパターンN21)。結果として、要求動作の基準軌跡は、要求動作(着座動作)に対応しない移動軌跡(起立軌跡81)に設定される。
上記のように、軌跡設定部62は、保持部材21の現在状態によっては、要求動作に対応しない移動軌跡を選択して、当該移動軌跡を基準軌跡として設定する(図7のパターンN14、図8のパターンN21)。これにより、その後の動作において、保持部材21は、要求動作に対応する移動軌跡ではなく、要求動作に対応しない移動軌跡(即ち前回動作に対応する移動軌跡)に沿って遡るように移動される。このような制御は、保持部材21に対する被介助者Mの体重の乗せ具合等に基づく安全性を考慮しつつ、操作者が期待する動作を実行するものである。
基準軌跡の設定処理が実行された後に、保持部材21は、駆動制御部63の制御によって現在位置および現在角度から基準軌跡に沿って保持部材21が移動される。このように、介助ロボット1は、種々の使用状態に応じた移動軌跡にて保持部材21を移動させて、被介助者Mの起立動作および着座動作を支援する。
(実施形態の構成による効果)
介助ロボット1は、基台10と、被介助者Mの上半身を保持する保持部材21と、保持部材21を基台10の上下方向および前後方向に移動させる駆動装置23と、駆動装置23の動作を制御する制御装置60と、を備える。制御装置60は、被介助者Mの起立動作に対応する保持部材21の移動軌跡である起立軌跡81と、被介助者Mの着座動作に対応する保持部材21の移動軌跡である着座軌跡82と、を記憶する記憶部61と、起立動作または着座動作が要求動作として入力された場合に、保持部材21の現在位置Pcを含む現在状態に基づいて、起立軌跡81および着座軌跡82から要求動作に対応する移動軌跡、または要求動作に対応しない移動軌跡の何れか一方を選択して、当該移動軌跡を基準軌跡として設定する軌跡設定部62と、設定された基準軌跡に基づいて保持部材21を移動させる駆動制御部63と、を有する。
このような構成によると、保持部材21の現在状態に基づいて、基準軌跡が切り換えられる。これにより、要求動作に対応した移動軌跡を常に選択する構成と比較して、保持部材21の現在状態、即ち介助ロボット1の使用状態に応じた移動軌跡の設定が可能となる。これにより、被介助者Mおよび介助ロボット1を操作する操作者に違和感を与えることなく、被介助者Mの起立動作および着座動作を支援することが可能となる。
また、軌跡設定部62は、保持部材21を現在位置Pcまで移動させた前回動作と要求動作とが等しい場合に(S11:Yes)、保持部材21の現在状態によらずに要求動作に対応する保持部材21の移動軌跡を基準軌跡として設定する(S15)。
前回動作と要求動作とが等しい場合には(S11:Yes)、例えば当該要求動を間欠的に実行するように要求されている状態と考えられる。そこで、このような場合には、保持部材21の現在状態に基づいて基準軌跡を切り換えるまでもなく、要求動作に対応した移動軌跡(要求動作が起立動作であれば起立軌跡81、要求動作が着座動作であれば着座軌跡82)を基準軌跡として設定する(S15)。これにより、制御の処理負荷を軽減でき、また操作者の要求に迅速に応答した制御が可能となる。
また、記憶部61は、基台10に対する保持部材21の上下方向または前後方向の少なくとも一方の規定位置Prにおいて区画された複数のエリアを示すエリア情報73をさらに記憶する。複数のエリアには、起立軌跡81を基準軌跡とする起立優先エリアArと、着座軌跡82を基準軌跡とする着座優先エリアAsと、が含まれる。軌跡設定部62は、エリア情報73および保持部材21の現在位置Pcに基づいて、要求動作の基準軌跡を設定する。
このような構成によると、要求動作の基準軌跡の設定にエリア情報73を用いることによって、制御の処理負荷を軽減でき、また操作者の要求に迅速に応答した制御が可能となる。
また、駆動装置23は、基台10に対して上下方向に移動する昇降部30と、保持部材21を昇降部30に対して基台10の前後方向に移動させるとともに、保持部材21を基台10の左右方向に平行な軸周りに回転させて保持部材21の前後方向の位置に対して規定された角度となるように保持部材21を揺動させる揺動部40と、を有する。規定位置Prは、基台10に対する保持部材21の前後方向の位置であり、保持部材21の角度に基づいて設定される。
要求動作の基準軌跡の設定に際して、被介助者Mの姿勢、特に被介助者Mの臀部Mbが座面91からどの程度浮き上がっているかが一つの指標となる。ここで、介助ロボット1の動作において、被介助者Mを保持する保持部材21が所定の角度以上に回転すると、被介助者Mの臀部Mbが座面91から浮き上がる。そこで、上記のように保持部材21の角度に基づいてエリアを区分する規定位置Prを設定することによって、適切にエリアを区分でき、被介助者Mおよび操作者に違和感を与えることなく、被介助者Mの起立動作および着座動作を支援することができる。
また、起立優先エリアArは、着座優先エリアAsよりも後側に位置する。
このような構成によると、適切にエリアを区分でき、被介助者Mおよび操作者に違和感を与えることなく、被介助者Mの起立動作および着座動作を支援することができる。
<実施形態の変形態様>
(軌跡の設定処理について)
実施形態において、軌跡設定部62は、エリア情報73および保持部材21の現在位置Pcに基づいて、起立軌跡81および着座軌跡82の何れか一方を選択して、要求動作の基準軌跡を設定する(S14)。これに対して、軌跡設定部62は、保持部材21の現在状態に含まれる角度に基づいて、要求動作の基準軌跡を設定する構成としてもよい。
このような構成において、保持部材21の現在状態には、保持部材21の現在角度が含まれる。そして、軌跡設定部62は、要求動作が入力された場合に、現在状態に含まれる保持部材21の現在位置Pcおよび角度の少なくとも一方に基づいて、要求動作の基準軌跡を設定する。保持部材21の角度は、例えばアーム42を駆動させるアーム駆動装置における角度検出器による検出結果に基づいて取得可能としてもよい。
このような構成によると、軌跡設定部62は、保持部材21の現在角度によっても基準軌跡を切り換えることになる。これにより、保持部材21の現在位置Pcに加えて保持部材21の角度によって移動軌跡が設定される態様においては、より詳細な設定ができる。また、現在位置Pcに代えて保持部材21の角度によって移動軌跡が設定される態様においては、被介助者Mの体勢に応じて移動軌跡を設定できる。
(エリア情報について)
実施形態において、保持部材21の可動域Rnを区画する規定位置Prは、保持部材21の角度(所定角度θt)に基づいて設定されるものとした。これに対して、規定位置Prは、保持部材21の角度に加えて、または保持部材21の角度に代えて設定される構成としてもよい。これにより、起立優先エリアArおよび着座優先エリアAsは、例えば境界線が鉛直軸に対して傾斜するように区画され得る。
また、図9の上段に示すように、保持部材21の前後方向において複数の規定位置Pr1,Pr2を設定し、3つのエリアに区画してもよい。この構成において、複数のエリアには、起立優先エリアArと着座優先エリアAsとの間に位置する中間エリアAmが含まれる。ここで、規定位置Pr1,Pr2は、図9の下段に示すように、例えば保持部材21の第一角度θt1および第二角度θt2に対応する保持部材21の前後方向の位置である。
また、中間エリアAmは、当該エリアに保持部材21が位置する場合に、軌跡設定部62が前回動作に対応する保持部材21の移動軌跡を優先して基準軌跡に設定するエリアとしてもよい。このような構成によると、例えば要求動作が起立動作であり且つ前回動作が着座動作である場合に、現在位置Pcの属するエリアが中間エリアAmであれば、要求動作(起立動作)に対応しない移動軌跡(着座軌跡82)が基準軌跡に設定される。
同様に、要求動作が着座動作であり且つ前回動作が起立動作である場合に、現在位置Pcの属するエリアが中間エリアAmであれば、要求動作(着座動作)に対応しない移動軌跡(起立軌跡81)が基準軌跡に設定される。このような構成によると、2つの優先エリアに区分した構成と比較して、より詳細な現在状態に対応した基準軌跡の設定が可能となる。
(駆動装置23について)
実施形態において、駆動装置23は、基台10に対して上下方向に移動する昇降部30と、保持部材21を揺動させる揺動部40とを有する構成とした。これに対して、駆動装置23は、保持部材21を基台の上下方向および前後方向に移動可能に支持するとともに、保持部材21を異なる複数の移動軌跡に沿って移動させることが可能である構成であれば、種々の態様を採用し得る。
具体的には、揺動部40は、アーム42を回転させて揺動本体41を前後方向に移動させつつ揺動本体41を軸周りに回転させる他に、例えば昇降部30の上部に前後方向に傾斜したレールによって揺動本体41が支持される構成としてもよい。このような構成によると、揺動本体41がレールに沿って移動することによって、揺動本体41に取り付けられた保持部材21が前後方向に移動するとともに、傾斜させることが可能である。
その他に、駆動装置23は、基台10に設けられ、左右方向に平行な軸周りに回転する回転部材と、当該回転部材に設けられ、回転部材の径方向に伸縮可能な伸縮アームとを備える構成としてもよい。または、駆動装置23は、左右方向に平行な軸周りに回転する第一回転部材と、当該第一回転部材に設けられ、第一回転部材の回転軸と平行な軸周りに回転する第二回転部材とを備える構成としてもよい。
このような構成において、伸縮アームまたは第二回転部材に保持部材21が取り付けられることにより、保持部材21は、基台10の上下方向および前後方向に移動可能であり、複数の移動軌跡に沿った移動が可能である。そして、複数の移動軌跡に沿って保持部材21を移動させる場合に、保持部材21の現在状態に基づいて要求動作の基準軌跡を設定することにより、実施形態と同様の効果を奏する。
1:介助ロボット、 2:床面
10:基台
11:フレーム、 12:支柱
13:足載置台、 13a:接地マーク
14:固定カバー、 15:車輪
20:支持装置
21:保持部材、 21a:胴体受部、 21b:脇受部
22:下腿当て部、 22a:支持部材、 22b:下腿当て本体
23:駆動装置、
30:昇降部
31:昇降本体、 32:揺動支持部、 32a:揺動軸心
33:昇降カバー
40:揺動部、
41:揺動本体、 42:アーム、 43:グリップ
50:コントローラ
51:起立スイッチ、 52:着座スイッチ
53:上昇スイッチ、 54:下降スイッチ
60:制御装置
61:記憶部、 62:軌跡設定部、 63:駆動制御部
71:起立動作用データ、 72:着座動作用データ
73:エリア情報
81:起立軌跡、 82:着座軌跡
90:椅子、 91:座面
Rn:(保持部材の)可動域
Ar:起立優先エリア、 As:着座優先エリア、 Am:中間エリア
M:被介助者、 Mb:(被介助者の)臀部
P1:第一位置、 P2:第二位置、 P3:第三位置
Pc:(保持部材の)現在位置、 Pr:規定位置
θ:(保持部材の)角度、 θt:(保持部材の)所定角度
θt1:(保持部材の)第一角度、 θt2:(保持部材の)第二角度
N11〜N16:起立スイッチ51の押下時の動作パターン
N21〜N26:着座スイッチ52の押下時の動作パターン

Claims (7)

  1. 基台と、
    被介助者の上半身を保持する保持部材と、
    前記保持部材を前記基台の上下方向および前後方向に移動させる駆動装置と、
    前記駆動装置の動作を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記被介助者の起立動作に対応する前記保持部材の移動軌跡である起立軌跡と、前記被介助者の着座動作に対応する前記保持部材の移動軌跡である着座軌跡と、を記憶する記憶部と、
    前記起立動作または前記着座動作が要求動作として入力された場合に、前記保持部材の現在位置を含む現在状態に基づいて、前記起立軌跡および前記着座軌跡から前記要求動作に対応する移動軌跡、または前記要求動作に対応しない移動軌跡の何れか一方を選択して、当該移動軌跡を基準軌跡として設定する軌跡設定部と、
    設定された前記基準軌跡に基づいて前記保持部材を移動させる駆動制御部と、を有する介助ロボット。
  2. 前記駆動装置は、前記保持部材を前記基台の左右方向に平行な軸周りに回転させ、
    前記保持部材の前記現在状態には、前記保持部材の現在角度が含まれ、
    前記軌跡設定部は、前記要求動作が入力された場合に、前記現在状態に含まれる前記保持部材の現在位置および現在角度の少なくとも一方に基づいて、前記要求動作の前記基準軌跡を設定する、請求項1に記載の介助ロボット。
  3. 前記軌跡設定部は、前記保持部材を現在位置まで移動させた前回動作と前記要求動作とが等しい場合に、前記保持部材の前記現在状態によらずに前記要求動作に対応する前記保持部材の移動軌跡を前記基準軌跡として設定する、請求項1または2に記載の介助ロボット。
  4. 前記記憶部は、前記基台に対する前記保持部材の上下方向または前後方向の少なくとも一方の規定位置において区画された複数のエリアを示すエリア情報をさらに記憶し、
    前記複数のエリアには、前記起立軌跡を前記基準軌跡とする起立優先エリアと、前記着座軌跡を前記基準軌跡とする着座優先エリアと、が含まれ、
    前記軌跡設定部は、前記エリア情報および前記保持部材の現在位置に基づいて、前記要求動作の前記基準軌跡を設定する、請求項1−3の何れか一項に記載の介助ロボット。
  5. 前記駆動装置は、
    前記基台に対して上下方向に移動する昇降部と、
    前記保持部材を前記昇降部に対して前記基台の前後方向に移動させるとともに、前記保持部材を前記基台の左右方向に平行な軸周りに回転させて前記保持部材の前後方向の位置に対して規定された角度となるように前記保持部材を揺動させる揺動部と、を有し、
    前記規定位置は、前記基台に対する前記保持部材の前後方向の位置であり、前記保持部材の角度に基づいて設定される、請求項4に記載の介助ロボット。
  6. 前記起立優先エリアは、前記着座優先エリアよりも後側に位置する請求項5に記載の介助ロボット。
  7. 前記複数のエリアには、前記保持部材を現在位置まで移動させた前回動作に対応する前記保持部材の移動軌跡を前記基準軌跡とする中間エリアがさらに含まれる、請求項4−6の何れか一項に記載の介助ロボット。
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